Jashi's ROOM

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2014.01.11
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■高速無線LAN子機「Intel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop」購入

前に書いた記事 「無線LAN高速化1:1300Mbps対応「WZR-1750DHP2」導入、450Mbpsでの速度」 で、最大1.3Gbpsの無線でのリンクが可能な「IEEE802.11ac(Draft)」もに対応した「WZR-1750DHP2」という無線LANルーターを導入した。このルーターは、2.4GHz帯は3ストリーム(アンテナ3本)で450Mbps、5GHz帯は3ストリーム(アンテナ3本)で1300Mbpsに対応する。

無線LANの子機は、3ストルームつまりアンテナを3本使って1.3Gbpsに対応させるためのノートPCやデスクトップPCに内蔵するものがまだ販売されていない。

2ストリームつまり2本のアンテナで「IEEE802.11ac(Draft)」の867Mbpsに対応する子機ならばいくつもあり、その中でノートPCやデスクトップ機に内蔵できる 「Intel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop(7260HMWDTX1)」(楽天市場で検索) を購入した。

インテルのちゃんとしたパッケージである。



外部アンテナ、スリムケース用のブラケット、マニュアル、ドライバーメディア、デスクトップPCの機内部USBポートに接続するケーブル。またBluetooth 4.0も内蔵されているので購買意欲がそそられたのだ。



これはデスクトップ機の内部スロットに差し込んで使うものである。



基板の上に実装されている無線LANモジュールを取り外せばノートPCにも内蔵できる。これに使われている無線LANモジュールのバルクを下手に買うと保証もなく怪しげなものが多く、知らない人はそれを買う場合が多いだろうが、こっちを買うべきだ。それは、今回のものはパッケージ品で保証もあり、値段もバルクと大差ないどころか安い場合も多いのでお買い得感が高い。PCI-Eへの変換基板やアンテナ、そしてインテルによる品質保証付きのパッケージもあるのだ。



■「Intel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop」を取り付ける

我が家の3世代目のIntel Core i5を使ったデスクトップ機に内蔵した。

マザーボードのPCI Express x1(PCI Express x16も可能)インターフェースに装着する。Bluetoothの内蔵されており、マザーボード内部のUSBポートへ付属のケーブルを使って接続することで利用可能となる(赤い囲み)。



付属のメディアを使わずにIntelのサイトから、最新のドライバーやユーティリティをインストールしてデバイスマネージャーで確認する。

無線LANは認識されるが、Bluetoothは認識されず「不明内USBデバイス」となる。ネット上で「Intel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop」のBluetoothが使えないと言われる現象である。



もしやと思い、D-とD+と書かれた付属ケーブルを逆に差し込んでみた。入れ替わっている可能性があったからである。



見事にデバイスマネージャーで、Bluetooth関連のデバイスも認識した。



タスクバーにもBluetoothのアイコンが現れた。



この問題はインテルも認識しており、 「Bluetooth® not functional on Intel® Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktop」 としてサポートページに書かれている。現在はケーブルの修正したものを添付して製品を販売しており、その詳細が 「Product Change Notification 112768 - 00」 としてPDFにまとめて書かれている。

デバイスマネージャーでIntel Dual Band Wireless-AC 7260のプロパティの詳細設定で、2.4GHz用802.11nチャンネル幅を見ると「20MHz」だったので「自動」にして「40MHz」になるようにしておいた。これによって2.4GHz帯での速度が300Mbpsでのリンクが可能となる。



■「IEEE802.11ac(Draft)」の867Mbpsの速度

2.4GHz帯で300Mbps、5.4GHz帯では867Mbps、それぞれのネット上での速度を計測した。条件は以下の通り。

・回線は、eo光ホームタイプ1ギガコース
・使用無線ルータは、「WZR-1750DHP2」
・回線速度計測サイトは、eo光専用の計測サイト(eo光以外は使用不可)と Radish Network Speed Testing

2.4GHz帯で300Mbpsでの速度。




5GHz帯でリンク速度867MbpsであることをIntelの接続ツールで確認。



その時の速度。




867Mbpsは300Mbpsの倍の速度といった感じ。

■無線LANをノートPCに内蔵

デスクトップ機用のインターフェース基板から無線LANモジュールを取り外し、ノートPCであるAS5750に内蔵。今までは2.4MHz帯、5GHz帯のどちらでも450MbpsでリンクできるIntel N 6300 AGNを使っていた。



こちらでも5GHz帯では867Mbpsでリンクする。ただし2.4GHz帯では2ストリームつまりアンテナが2本なので最大300Mbpsというのが欠点である。

AS5750にはBluetoothがなかったが、これが使えるようになった点はよい。またIntel WiDi(Miracast)でテレビに映し出すこともできている。

■デスクトップに450Mbpsの無線LANを内蔵する

無線LANモジュールが取り外されたIntel Dual Band Wireless-AC 7260 for Desktopの基板を放置するのももったいない。

ノートPCから取り外したIntel N 6300 AGNを取り付けてデスクトップ機に内蔵することにした。このモジュールは2.4GHz帯と5GHz帯とも3ストリームつまりアンテナ3本で450Mbpsに対応しているので、2本のアンテナ以外に「第3のアンテナ」としてノートPC用内蔵アンテナを取り付けてケースの外に出した。



このとき、Bluetooth用の付属ケーブルは接続する必要がない。この無線LANモジュールにはBluetoothがないからである。

普段は有線LANで接続し、Windows 8.1で実装された無線LANでテレビなどに表示するMiracastを使うときには、インテルの接続ツールで無線LANをONにするようにした。

■無線LANの高速化のまとめ

今までの300Mbpsから867Mbpsへは確かに高速化した。しかし867Mbpsでリンクするには本当に近くでないとどんどんリンク速度は落ちていき、2.4GHz帯の300Mbpsのときよりも飛びが悪い印象だ。802.11acが5GHz帯を使うために飛びが悪いのだ。

また、1300Mbpsの無線ルーターがあるのに、867Mbpsまでの子機しかないというのも寂しい。そのうち登場するのだろうが・・・
AX





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Last updated  2014.02.08 21:11:52
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arch@ Re:■EasyCAP DC60のまとめ。64ビット版Windows対応と映像形式(09/04) 超久しぶりに使ってみました。Win10 64bit…
楽天泰子 @ おめでとうございます。 おめでとうございます。 参考になればと…
jashi @ Re[1]:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 新米3109さんへ 返事が遅れて申し訳ありま…
新米3109 @ Re:ACテーブルタップとUSBチャージャーが合体!(06/23) 最近パソコンも使うことが多いのでこれい…

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