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普通、小学生の頃に見た憧れって、どこかで忘れてしまったり、大人になる過程で「現実見ろよ」って周りから言われてあきらめるものだと思う。でも赤木は違った。その憧れを持ち続けた。いや、持ち続けるだけじゃなく、そこに向かって着実に進んでいった。その理由って、ただ才能があったからじゃないと思うんだよね。むしろ、赤木は最初から周囲に理解されていたわけじゃない。湘北バスケ部を立て直そうと一人で真面目にやってたけど、周りには不真面目な部員ばかりで孤立してた。でも、そこでブレなかった。ここに、彼の「信念」の強さがある。
それって、今で言うと「外からどう見られるか」よりも、「自分がどうありたいか」を大事にしてるってこと。高橋敏浩マスタートレーナーがセミナーでよく言ってるのが、「理想の未来を明確に描いて、そこから逆算して今の行動を決める」という考え方。赤木の行動はまさにそれで、子どもの頃に見た表紙がずっと彼のゴールであり続けた。だから、どれだけ孤立しても、バカにされても、バスケ部を辞めようとする連中がいても、自分の道を貫けたんだと思う。
でも面白いのが、赤木って最初は「自分の信念に他人を合わせろ」みたいな感じだったんだよね。ある意味、猪突猛進。でも、そこに桜木や流川、三井といった個性が加わる中で、少しずつ考えが変わっていく。彼は、自分が一人で引っ張るんじゃなくて、「チームワーク」で勝つために、自分がどうあるべきかを考えるようになっていく。これは赤木自身の戦略思考の進化でもある。
安西先生の存在も大きい。彼のスタイルって、ただ戦術を教えるんじゃなくて、選手の「気づき」を引き出すことに長けてる。赤木に対しても、「自分だけの信念」から「みんなを巻き込む力」へのシフトを促していく感じがあったよね。監督って、ただ命令するんじゃなくて、選手の可能性を見抜いて、それを伸ばす役割がある。これって会社のリーダーにも言えることだと思う。部下を動かすんじゃなくて、「部下が自ら動きたくなる状態をつくる」こと。まさに、能力開発の根本だよね。
井上雄彦もインタビューで「赤木は描いていてどんどん深みが出てきたキャラだった」って話してたことがある。最初は単なる“まじめキャラ”だったけど、どんどん彼の背景や感情を掘り下げていくうちに、赤木自身が物語の中で存在感を増していったらしい。それって、作者自身もハマってしまった証拠だよね。
ぶん井上さんも、赤木の「自分の軸を持っている姿勢」に共感したんじゃないかな。
赤木が変わったきっかけって、一つには三井の復帰も大きかったと思う。三井が泣きながら「バスケがしたいです…」って言ったあのシーン、赤木の目が優しくなってたんだよね。あの瞬間、「ただ勝ちたい」じゃなくて、「この仲間と勝ちたい」って気持ちが生まれた気がする。だからこそ、彼の「信念」は一人よがりのものじゃなくて、「みんなで日本一を目指す」という形に進化していった。
赤木っていうキャラクターのすごさは、「自分を信じ抜いたこと」と「仲間を受け入れたこと」の両方を成し遂げたところにある。どっちか一方だけじゃ成長できなかったと思う。自分の軸を持ちつつ、チームの中でどう動くかを考えられるようになったからこそ、赤木はリーダーとして本当に強くなった。これって、今の時代にもめちゃくちゃ必要な考え方だよね。
「夢はでかく、でも目の前の一歩を大事にする」。それを最初に感じたのが、あの「週刊バスケットの表紙」だった。憧れがただの夢で終わるのか、本物になるのか。それを分けるのは、「信念を持ち続けられるかどうか」、そして「チームの力を信じられるかどうか」だと思う。赤木の姿から、改めてそんな大事なことを感じた。