2005年08月07日
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 しかし、藤壺中宮はいっさい返事を出しません。

 おかげで、源氏の君は泣きながら寝て暮らしています。

「との(殿・源氏の君)におはして、な(泣)きね(寝ふ(臥)し

  くら(暮)し給(たまひ)つ」(下の原文の写真1行目冒頭)

 藤壺中宮が返事を出さなかったのは理由がありました。

 源氏の君の子を妊娠していたのです。

 下の原文の写真9行12字目から11行末尾まで。


8月3日の日記若紫28b


「御心ち(地)れいのやうにもおはしまさぬは、

 いかなるにかと、

 人志(し)れずおぼ(思)すこともありければ、

 心うく、いかならんとのみおぼ(思)しみだる」

8月3日の日記若紫28b拡大

 原文の現代語訳は次の通りです。

「藤壺中宮は、体調が思わしくないのは、

 どうした訳なのだろうかと考えたとき、

 心ひそかにおもいあたることがあったので、

 これから先いったいどうなるのだろうかと不安にかられ、

 心は思い乱れるばかりです」

 藤壺中宮の体調の異変は、妊娠による「つわり」が原因です。

 藤壺中宮は、源氏の君の子を宿したことを知り、急に不安にかられたのです。

 藤壺は、桐壺帝の中宮です。

 桐壺中宮の子は、桐壺帝の子ではありません。

 源氏の君との不倫の子でした。

 桐壺帝はこのことを知らず、藤壺中宮の子を愛し、

東宮(とうぐう・皇太子)としました。

 やがて、朱雀帝の譲位後、冷泉帝として即位します。









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最終更新日  2005年08月07日 08時54分42秒
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