2005年08月30日
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わが家には、代々伝わる経典類がたくさんあります。

今、机の上で読んでいるのが、天海という江戸時代の大僧正

が持っていたものです。「天海蔵」という落款が入っております。

天海は徳川家康の知遇を得て、家康の没後、日光・東照宮を

建立したことで知られております。上野・寛永寺も開きました。

そうしたこともあり、京都や奈良の寺に思いをはせております。

京都市北区紫野に雲林院という寺がありました。

元は淳和天皇の離宮で、後に仁明天皇の皇子

常康親王が住まいとしていたものです。

常康親王の出家後、寺にしたと言い伝えられております。

藤壺中宮との間で心が揺らぐ源氏の君は、

秋も深まるころ雲林院に参詣に訪れます。

藤壺中宮との間で苦しむ愛の葛藤をいやすために

秋の紅葉を見に参詣がてら訪れたのです。

「賢木(さかき)」の巻に記されております。

下の写真の原文1行6字目から3行7字目まで。






「紅葉やうやう色づきわたりて、

秋の野のいとなまめきたるなどみ(見)給(たまひ)て、

ふるさと(古里)もわす(忘)れぬべくおぼ(思)さる」




原文の現代語訳解読文は次の通りです。

「紅葉がとうとうあたり一面に色づきわたって、

秋の野のまことにおごそかな景色をご覧になって

源氏の君は、都のわが家のことも忘れてしまうご心境になられた」

秋が深まるころの京都はとても美しい。

特に清水寺から眺める紅葉の景色が好きです。

手元の経典は、すべて漢文です。天海大僧正も手にして読んだ本を

今、私が読んでおります。昔の古い経典を読みながら、

「天海という人はどんな人だったのだろう」と考えております。











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最終更新日  2005年10月06日 02時00分05秒
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