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Roland の新製品「Roland GO:KES 5」が家に届いて1週間が経ちました。この1週間「GO:KES 5」の機能を色々と試してみましたが、改めてこのキーボードの素晴らしさを確認してすっかりお気に入りになりました。今回は、レビューの第2弾をお届けしようと思います。■ 音色についてさすが FANTOM シリーズと同じ音源 ZEN-Core を搭載しているだけあって、スゴ~クいい音です!パッシブラジエーター方式のスピーカーで迫力ある高音質なサウンドが出せるので文句なしです。1,000以上もある音色も迷わずスピーディーに選べるのがいいですね。ピアノやエレピの選択肢が多いのもグッドです。ディレイやフランジャー、ディストーション、ローファイなどエフェクターも充実していてメニュー画面からの設定もわかりやすくて音作りもストレスなしです。音色についての不満は今の所全くありません。■ 外部入力について「GO:KES 5」で外部から音楽などの音を入力して「GO:KES 5」のスピーカーで鳴らす方法は、3つあります。1.AUX Input端子(ステレオ・ミニ・タイプ) ここにポータブル・ミュージック・プレーヤーなどを接続して再生 他のシンセサイザーなどを接続すればセッションができますね。2.Bluetooth 接続 スマホやタブレットとBluetooth ペアリングすれば、端末で再生した音がスピーカーから流れます。3.USBA端子 ここに接続したUSBメモリーの「Roland\Song」フォルダに保存したWAVファイルやMP3ファイルを「song」ボタンで選択再生ができます。いずれの方法でも、メニューのミキサー画面から音量のバランスを設定できます。またセンター・キャンセル機能でボーカルを消す(音源によっては小さい音にする)ことができます。精度は抜群というわけではありませんが、一応OKというくらいの感じでした(曲に左右されます)。カラオケ音源を流せば、キーボード練習が楽しくなりますね。私は、教則本や楽譜集に付いていたカラオケCDの曲をいっぱいいっぱいUSBに保存して楽しんでます。ちょっと残念なのは、USBのSONGフォルダ内にサブフォルダを作るとその中のデータは認識してくれないので、たくさんファイルを入れておくと選択画面にズラ~ッと並んでしまい、曲選びが煩雑になってしまう事です。バージョンアップでサブフォルダの使用が可能になるといいと思っています。■ 伴奏機能について内蔵された203の伴奏スタイルは、新しくてでカッコイイ編曲がされているのでとても楽しく遊んでしまいます。さらに Roland Cloud の Z-Style packs からダウンロードしてスタイルを増やせるのもうれしい仕様です(Roland Cloud への加入が必要)。伴奏のコードパターンをあらかじめ設定しておく「コード・シーケンサー」もあり、304種のコード進行がプリセットされています。ユーザー領域に自分でコード進行を登録できるのですが、ルート音とタイプ、ベース音を選んでいくだけなのでとっても簡単で、8小節程度なら1~2分で出来てしまいます。楽譜やコードパターン集などを参考にすればお好みの伴奏がすぐにできるので重宝しています。このコードパターンは最大254小節までOKなので、1曲まるまる設定もできそうですね。■ 録音について「GO:KES 5」での演奏を「record」ボタンで行えます。MIDI か Audio を選択できますが、MIDI は内部のメモリーへ Audio はUSBの「Roland\Song」フォルダへ記録されます。録音時は、外部入力や伴奏などの音もすべてまとめて録音してくれるので聞いているそのままが録音出来てとっても便利です。再生する時は「song」ボタンから再生を始めますが、この時Audio録音したものはオーバーダビングができてしまいます。オーバーダビングができるキーボードは珍しいですね。オーバー・ダビングすると新しいファイルが自動的に作られて元のファイルは残っているので失敗を気にせずチャレンジできます。頑張れば冨田勲さんのような多重録音も可能かもしれません。残念な所は、オーバーダビングの時再生音とキーボードの演奏音のバランスを取りたいと思った時メインメニューを開いて別画面を表示しないとバランスが設定できないことです。録音や再生画面内でできれば最高なのにな、と思いました。■ マイク・インプットについてマイクを使ってカラオケやボーカル録音ができます。ここからのインプットも録音が可能です。マイクは標準タイプのダイナミック・マイク か 3.5mm4極ミニプラグのヘッドセットを接続できます。自動的にハーモニーをつけたりロボット・ボイスのように声を変えたりできて楽しめます。いまのところボコーダーの機能はありません。特にハーモニーなどは歌がヘタクソな私にとっては結構楽しめる機能でした。■ まとめ購入前から、多機能でよくまとまったコストパフォーマンス抜群のキーボードと思っていましたが、予想を裏切らず私の期待に応えてくれました。細かい点では、こーなればいいなという点もいくつかありましたが、それを含めてもいいキーボードと感じました。この値段でこの機能、直感的に使える操作性とこだわれば細かな調整も可能という素晴らしいキーボードです。初心者からベテランまでお勧めできるキーボードです。なんと言っても価格が魅力ですね。興味を持ったら楽器屋さんで触ってみてください!【即納可能】Roland GO:KEYS5 WH [GOKEYS5-WH] ホワイト キーボード デジタルピアノ(新品)【送料無料】【区分G】
2024.05.04
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注文してあった「Roland GO:KES 5」が発売日の4月26日に無事届きました。発売日にゲットできるのってうれしいもんですね。到着を楽しみにしていたので、即開封して遊んでみることにしました。開封してみると、思った以上に軽くて持ち運びも楽ちんです。私は、ホワイトの色を注文したのですが、ポップでおしゃれでとってもいい感じ。リビングにもさりげなく置いてインテリアにもなりそうなカッコよさです。鍵盤は象牙のような加工がされた滑りにくい表面のボックス型鍵盤で、戻りも速く、私的にはとても弾きやすい好きなタイプです。前機種「GO:KES / GO:PIANO」と同じような感じでした。さっそく本体に乾電池(単3×8本)を入れてチェックしてみます。鍵盤を弾いてみると、な~んとハンパないド迫力!「Roland GO:KES 3」との違いの一つ、「パッシブ・ラジエーター」搭載スピーカーの威力がふんだんに発揮されています。ボリュームを上げると低音の振動が伝わってきて超いい感じです。このスピーカーで聴くアコースティック・ピアノやエレピ、ベースは最高です。このサイズ、この価格帯のキーボードでは群を抜く音質とパワーです。「Roland GO:KES 5」にしてよかったと思った瞬間でした。すっきりと並んだ操作ボタンやスライダー、ダイヤルは見ただけで使い方がわかってしまう程簡潔にデザインされています。最近よくある「シフトキー」や「コントロールキー」との組み合わせはありません。長押しで動作が変わるボタンは4つありましたが、頻繁に使うキーではないので問題ありません。メニュー・ボタンで色々な設定にアクセスできますが、階層も深くない上液晶画面下の「f1」~「f4」ボタンとジョグダイアル、「◁」・「▷」ボタンを使って思いのほか楽に使うことができました。音色は1,000以上、アコースティック・ピアノだけで36種類もあります。試奏するだけでも楽しいのですが、音色選びも楽器別に整理されているのでそれほど苦労なくできました。さらに「GO:KES 5」と一緒に注文し先日届いた「Cloud Connect WC-1」を接続すれば、スマホやタブレット経由で何千もの ZEN-Core音源をダウンロードして演奏することができます。もう夢のキーボードですね。「GO:KES 3/5」には自動伴奏機能がありますが、200以上のスタイルが入っている上に Roland Cloud からダウウンロードも可能です。今の所スゴク多いというわけではありませんが、きっとこれから増えていくと期待しております。この伴奏機能、なかなかシャレたスタイルですぐに曲に使えそうなモノも多く、ちょっと遊んでいるだけで楽しくなります。しかも左手でコードを指定するモード以外にも、あらかじめコード進行を登録しておいてバッキングは全自動、自分はソロ演奏に専念ということもOKです。そのコード登録の時もよく使うコード進行のパターンが約300種類も内蔵されています。痒い所に手が届く設定ですね。Roland WC-1 WIRELESS ADAPTER ワイヤレスアダプター [ Roland Cloud Connect ] USB ローランド他にもUSBCのケーブルでパソコンやタブレットに接続すれば接続先に入っているソフトシンセ音源をMIDIコントロールし「GO:KES 5」から音を出すことができます。スピーカーが良いので気持ちよくソフトシンセが演奏できます。ただその時は「GO:KES 5」の音は出したくないので「Local Contorol」をOFFにしたいのですが、メニューからの設定になってしまいちょっと面倒と思いました。「Local Contorol」の ON/OFF ボタンがついていればいいのにね。これが今の所私が感じた唯一の欠点です。さらに、Bluetooth でオーディオやMIDIを扱えるので、無線でのMIDIコントロールやスマホの楽曲を迫力あるスピーカーで再生というのも可能です。この時オーディオはセンター・キャンセルができるのでボーカルを消してキーボード演奏のバッキングにも使えるという万能ぶりです。まだまだ、ボーカル入力や録音など試していない機能はありますが、ザッと全体をチェックした所では合格点どころか誰にでもお勧めできる素晴らしいいキーボードと感じました。価格を考えると最大級の大満足です。【即納可能】Roland GO:KEYS5 WH [GOKEYS5-WH] ホワイト キーボード デジタルピアノ(新品)【送料無料】Roland GO:KEYS3 TQ ターコイズ ポータブルキーボード 61鍵盤 ローランド 【予約受付中:2024/04/26発売予定】さっそく、以前購入した「YAMAHA CK61」と並べて部屋にセッティングしてみました。いずれ劣らぬ特徴のあるお気に入りのキーボードです。ゴールデンウイークは、このキーボード達をいじり倒して研究してみたいと思います。
2024.04.27
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前回の記事で、Rolandの「GO:KEYS 5」と「Roland Cloud Connect WC-1」を注文したことを書きましたが、「WC-1」は既に販売中の製品なので注文してから2日ほどで家に届きました。この「WC-1」は、今回注文した「GO:KEYS 3/5」以外にも「Jupiter-X / Jupitert-Xm」や「JUNO-X」「GAIA-2」などで使用できます。幸い家には「Jupitert-Xm」がありますので、これで動作確認することができます。さっそく試してみました。まずはセットアップ・マニュアルをじっくりと見て、指示に従って進めます。Roland Cloud にログインします。私は今まで無料会員になっていましたので、新規登録する必要はありませんでした。しかし、「WC-1」を有効に使うためには「Pro」又は「Ultimate」に入らないともったいないことになってしまいます。でもご安心ください、この「WC-1」には1年間の「Pro」使用権が付いています。1年間の「Pro」使用料が99ドル(現在のレイトで15,000円程度)なのですが、「WC-1」は11,000円で購入できるのでお得感がハンパないですね。マニュアルに印刷されているQRコードを読み込ませると、Roland Cloud の Activation Key の入力ページに移行しますので、製品い同封されたカードの Activation Key を間違えないように入力すれば、「Pro」のメンバーシップ・ライセンスが付与されます。超簡単でした。次に、スマホやタブレットに専用アプリ「Roland Cloud Conect」をインストールします。iPhone、iPad、Android に対応していますので、どなたでも簡単に使えます。マニュアルのQRコードからダウンロードサイトに行っても良いですし、App store や Google Play ストアで検索してダウンロードしてもOKです。私は、画面の見やすさを重視して iPad PRO にインストールすることにしました。インストールして最初のアプリ立ち上げで、Roland Cloud の ID・パスワードを入れれば「Pro」の機能が使えるようになります。そしてアプリの指示通りに、「WC-1」を「Jupitert-Xm」のUSB端子に挿入しWi-Fiの設定などをすれば、アプリで「WC-1」を認識してくれます。これで設定は終わりです。アプリの画面には、ダウンロードできる音色がぎっしりと表示されています。対応機種や音色の楽器名などで検索して絞り込むこともできます。「Pro」メンバーシップでは全部で30,000以上の音色が利用でき、「Jupiter-X / Jupitert-Xm」用だけでも9,000以上の音色があり日々増えているようです。考えただけでワクワクしますね。「Jupiter-X / Jupitert-Xm」では、Sound Packs と Wave Expansions 及び Model Expansion が使用できます。Sound Packs はプロのクリエイターが作った音色集で、チルだったりエレクトロだったりアナログだったりとあるテーマに沿った音色集になっています。表示されているアルバムジャケットの様な画像をクリックすると収録されている音色が一覧表示されます。その音色をクリックするだけで即座に「Jupiter-X / Jupitert-Xm」にダウンロードされ、鍵盤を弾けばその音色を効くことができます。気に入ったら「Jupiter-X / Jupitert-Xm」のユーザーエリアに保存すれば次から「WC-1」無しでその音色を奏でることができます。 Wave Expansions は、かつてのシンセによくあった音源拡張ボードのようにピアノやオーケストラ、ビンテージ・キーボードなどの様な音色集をシンセ本体にインストールして使います。「Jupiter-X / Jupitert-Xm」では、この Wave Expansions は2セットしかインストールできないのが残念なのですが、インストールすれば「WC-1」無しでいつでも膨大なコレクションから選んで使用できます。Model Expansion は「Jupiter-X / Jupitert-Xm」に新たなシンセサイザーを追加するもので、「JD-800」や「Vocal Designer」がインストールできます。私は両方インストールしてみました。これらの、音色をインストールした所、私の Jupitert-Xm は、最強マシンに変身しました。今までの、JUPITER-8・JUNO-106・JX-8P・SH-101・XV-5080・RD-700 に加えて JD-800 と ボコーダーが手に入りましたし、コンサート・グランドピアノや名エレピ、オーケストラやコーラス、そしてコンテンポラリーな曲にも使えそうな音色が山盛りに手に入りました。音色選びやダウンロードなど、簡単すぎて全くストレスを感じません。「WC-1」はハードとソフトを一体化させる素晴らしい製品でした。おかげで「ドリーム・シンセ」と呼ばれていた「Jupiter-X / Jupitert-Xm」がさらにグレードアップして「ハイパー・ドリーム・シンセ」に変身したような印象です。大満足のお買い物でした。WC-1(ロ-ランド) ローランド ワイヤレスアダプター Roland Cloud Connect【即納可能】Roland JUPITER-Xm(新品)【送料無料】【区分E】
2024.04.18
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毎年、楽器をいくつか購入しないと気がすまない私なのですが、今年はまだ購入していないので、そろそろ物欲魂が疼いてきました。昨年の10月に「YAMAHA CK-61」を購入した時に、次に購入するのは「YAMAHA MODX6+」か「Roland SH-4d」と決めていたのですが(詳しくは「どれがいいか? 悩んでキーボード買いました!」)、ここに来て新たな有力候補が表れました。それは、Roland から4月26日に発売されるキーボード「GO:KEYS 3」と「GO:KEYS 5」です。直線を強調したスタイリッシュなデザインとカラフルな色使いでとってもオシャレなキーボードに仕上がっています。こんな素敵なキーボードが部屋に置いてあったら、きっと部屋が明るくさわやかな雰囲気になること請け合いです。Roland GO:KEYS3 TQ ターコイズ ポータブルキーボード 61鍵盤 ローランド 【予約受付中:2024/04/26発売予定】【初回入荷分ご確約】Roland GO:KEYS5 WH [GOKEYS5-WH] ホワイト キーボード デジタルピアノ(新品)【送料無料】このキーボードが発表された3月27日にローランドのメルマガ読者イベントがあり(「Rolandのメルマガ ・イベントに当選したので参加して来ました」)、参加させてもらっていた私はその会場で発表直前の「GO:KEYS 3/5」に触れることができました。実は私、この「GO:KEYS 3/5」の前の機種である「GO:KEYS」や「GO:PIANO」を持っていて、その音色や鍵盤のタッチ感など、かなり気に行っていたので後継機が発表されてこの新製品に興味津々だったわけです。イベント会場で、製品開発リーダーの菅原さん直々に説明していただきすっかりこのキーボードの虜になってしまいました。その時、予算もないのにこの調子ではすぐに買ってしまいそうと、一抹の不安が頭をよぎったのでした。春になったら新しい楽器を買おうと思っていた私は、今回こそは憧れの「YAMAHA MODX6+」にしようとほぼ心に決めていたのですが、思わぬ伏兵が現れて又々悩むことになりました。加えて色鮮やかで低価格の「GO:KEYS 3」と機能に優れた「GO:KEYS 5」のどちらが良いかも悩みどころです。発表の日から悩み続け、それぞれの仕様を徹底的に調べてみることにしました。まずは、「GO:KEYS 3」と「GO:KEYS 5」の比較検討です。基本的な機能は「3」も「5」もほとんど違いはありません。・FANTOMシリーズと同じZEN-Core音源を搭載した素晴らしい音・1,000以上の音色内蔵・200種類以上の自動伴奏スタイルを内蔵・コードを記憶させて伴奏を自動化可能・電池駆動可能でスピーカー内蔵・BluetoothでオーディオやMIDIの使用が可能・TypeCのUSBコネクタでパソコンと接続・USBメモリに保存されたの音楽再生等々うれしい機能が満載です。そして、サブスクの Roland Cloud に加入すれば、自動伴奏スタイルや素敵な音色を山のようにダウンロードして使うことができます。別売りの「Roland Cloud Connect WC-1」というUSBメモリーのような形状の機器をUSB端子に接続すれば、スマホやタブレットで Roland Cloud の音色をワンタッチでダウンロードできてしまいます。Roland Roland Cloud Connect WC-1 (WIRELESS ADAPTER)こんなにも機能豊富なのに、価格は「3」が 46,200円、「5」が72,600円です。「3」の安さが目立ちますね。「この機能でこの価格?」と驚きの価格になっています。では、「3」と「5」でどこが違うのでしょう。まずは、スピーカーが違います。「5」はパッシブラジエーターという低音が強調されるスピーカーの仕組みを搭載していて「3」よりも迫力ある音が出るようです。イベントで実機を触った時は、周囲の別の楽器の音のために詳しく確認はできませんでしたが、良い音の様です。次に、背面の入出力端子の数が違います。「5」は、マイク端子があってボーカルエフェクトを掛けて弾き語りができます。そして、ステレオ入力端子があるので他の楽器や音楽プレーヤーの音を流せます。専用のステレオ・アウトプット端子もあるのでアンプやミキサーとの接続もできます。又、「5」はUSB端子が「Roland Cloud Connect WC-1」専用の物が追加されているので、USBメモリとWC-1を差しっぱなしで使うことができます。(1つの端子に「3」は差し替えて使用)どちらも、Roland Cloud から演奏スタイルや音色をダウンロードできるのですが、「5」は「Z-Style packs」「Sound packs」「Wave Expansion」の3種類の形式が可能なのに対し、「3」は「Wave Expansion」が利用できません。「Sound packs」はプロが製作した色々なジャンルに合わせた特徴のあるサウンドのコレクションなのに対して「Wave Expansion」は、いろいろな楽器の基本的な音が納められているようです。「3」が「Wave Expansion」を利用できないのはチョッとイタいですね。「5」は機能的には申し分がないのですが、色がホワイトとグラファイトの2色しかないのが寂しい!「3」のターコイズ・ダークレッド・ミッドナイトブルーの3色は魅力的ですし、価格の安さも超魅力的です。(どうして「5」にはターコイズがないのかな?)そして「GO:KEYS 3」「GO:KEYS 5」「MODX6+」の3機種の間で3週間ほど悩みました。「GO:KEYS 3/5」も良いけど「MODX6+」の機能の高さや音の良さも捨てがたい!悩みぬいた末、そろそろ決めないと「GO:KEYS 3/5」を選んだ場合は、予約しないと発売日に手に入らなくなるかもと思って昨日決断しました。決定したのは、「GO:KEYS 5」です。決め手は、スピーカーとオーディオ入力端子・「Wave Expansion」の利用です。カラーは残念ですけど、せっかく買うのなら少々高くても後悔しないものを、ということでこれに決めました。ついでに Roland Cloud と連携するために「Cloud Connect WC-1」も一緒に購入することに決めました。さっそく注文したので、おそらく4月末には届くと思います。今から楽しみで仕方がありません。届いたら、さっそくレビューしてみますね。
2024.04.14
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大の楽器ファンである私は、日頃から楽器関連情報を収集するのも楽しみの一つで、Rolandのメルマガ「ローランドの楽屋にて」の読者登録して毎週楽しく読んでいます。先日、メルマガ編集部から「読者限定イベント」の参加者募集のメールが届きました。3月26日に、浜松市の浜名湖のほとりにある浜松研究所で行われるイベントで、普段は非公開のミュージアム見学とシンポジウムの聴講、そしてなんとアフターファイブには浜松駅近くの居酒屋でローランドのエンジニアを交えてのオフ会まで企画されているとのこと、地元ではあるし応募する以外の選択肢はありません。ダメ元で早速申し込みました。くじ運の悪い私としては当選するなど全く考えていなかったのですが、2週間ほど経って突然ローランドさんから当選の通知メールが届きました。(ヤッター!)嬉しくてみんなにふれまわり迷惑がられましたが、それほど嬉しかったのです。特にローランド・ミュージアムは通常非公開のため、一般の人は中を見ることができずローランドのホームページやYoutube等の動画で体験するしかありません。いつか何かの機会に見学できないかと思っていたのが実現したのです。アフターファイブのオフ会もとても楽しみです。その日からずっと26日を心待ちにしていました。そして、いよいよ待ち望んだ26日がやって来ました。浜松駅横13:20に集合です。遅れないように出かけました。自宅が浜松市のお隣の磐田市のため遠くからの参加者には申し訳ないくらいのんびりとしたお出かけです。浜松駅横ではローランドのスタッフさんが出迎えてくれてバスに案内してくれました。当選者は全30名、同伴者1名までOKでしたので参加者は40名程度でした。浜松駅からローランド浜松研究所までは45分くらいかかるので、バスの中で参加者1人1人が簡単な自己紹介をして過ごしました。地元の静岡県がもっと多いかと思っていたのですが、私と浜松からの参加者2名だけでした。神奈川県・愛知県・東京都からの方が多いようでしたが広島からお越しの方が最も遠方のようでした。皆さんの楽器経歴などを聞きながら楽しく過ごすうちに目的地に到着です。会場の研究所に到着すると、さっそくミュージアムの見学です。ローランド社の創立から現在までの代表的な電子楽器や音響・映像機器がズラッと並んでいます。実に壮観です。これこそ待ち望んでいた風景です。展示の機器の中には、以前私が所有していたものも結構有りとても懐かしい気持ちで見学させてもらいました。 System 100 System 100M SH-101 SH-1000 etc. JD-800通常はこのミュージアム内の機器は触ってはいけないらしいのですが、今回は特別に全て触ってOK、音もすぐ出るようにセッティングされています。こんなに嬉しいことはありませんね。特に、若かりし頃の憧れ「System700」のあの巨大なメカメカしい身体に直に触って、音を作ったり演奏できたのが最大の喜びでした。System 700ミュージアム内には、歴史的な機器や最新の機器に混じって当日の16時に発表されるという新製品が展示されていました。 GO:KEYS 3それは「GO:KEYS 3」と「GO:KEYS 5」という「GO:KEYS」の後継機、開発担当者が横で説明してくれています。ZEN-Core音源搭載で伴奏機能も充実、USB接続の「クラウド・コネクト」というWi-Fiコネクターを使えばローランド・クラウドに接続して直接音色や伴奏パターンをダウンロードできるという優れもの、内蔵スピーカーの音も結構良くて、電池駆動可能な私好みの楽器に仕上がっています。油断するとスグに買ってしまいそうです。(じっくり検討しろ!→自分)【初回入荷分ご確約】Roland GO:KEYS3 TQ [GOKEYS3-TQ] ターコイズ キーボード デジタルピアノ(新品)【送料無料】GOKEYS5-GT【予約商品・4/24発売】 Roland シンセサイザー・電子楽器 その他電子楽器1時間ほど見学した後、シンポジウム会場に移動してシンポジウムの聴講です。「テクノロジーには思想がある。電子楽器の未来に示唆するものとは」というテーマでのディスカッションです。パネラーは、テレビでもお馴染みのメディアアーティストの落合陽一さん、ローランドの元社長の菊本忠男さん、ローランドのエンジニアの山里尚和さん・岡村洋司さん、そして司会はネットのDTMステーションでDTM機器やソフトの紹介で活躍されている藤本健さんが担当されてディスカッションが始まりました。楽器好きには興味深いお話が続きましたが、TR-808やTR-909を作った伝説的なエンジニアでもある菊本さんの開発当初のお話などが聞けて、有意義なシンポジウムとなりました。さて、時間も17時となりこれで本来のイベントは終了なのですが、ここからは浜松駅付近の居酒屋に移動してオフ会の始まりです。少々大きめの居酒屋の2階を貸し切って盛大なオフ会です。 大盛りの浜松餃子研究所で渡された名札の裏に印刷されているローランドの製品名がテーブル名になっていて席が割り振られました。私は「Aerophon」でした。この楽器も持ってます。このテーブルにはAerophonを開発したエンジニア2名がついてくれました。同じテーブルに「Aerophon」を持っている人は、もう1人いましたので「Aerophon」の技術的な話でも盛り上がりましたが、その他の電子楽器や音楽演奏・制作の話でも大いに盛り上がりました。専門用語が通じる仲間との会話はほんとうに楽しいものですね。前社長の三木さんやメルマガ・ライターの坪井さん、DTMステーションの藤本さんもオフ会に参加されていたのでお話しさせていただきたかったのですが、ご挨拶程度しかできなくて、これだけが残念なところです。次回もぜひ参加してもっとお話ししてみたいですね。参加者の皆さんやローランドのエンジニアの方たちとの会話を楽しみながら、メルマガの記事を題材としたカルトクイズや社員さんの楽器演奏などもあり最後まで楽しいオフ会となり大満足でした。最後に、ローランド・グッズのお土産までいただいて最高に楽しい1日となりました。 お土産(TR808クッション,スポーツタオル、ショッピングバッグ)ローランドさん、本当にありがとう!!!
2024.03.27
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前回お伝えした、ヤマハのステージキーボード「CK61」を4日ほど使ってみましたが、なかなかイイですね!今回は使った感想などお伝えしたいと思います。まずは外観から、引き締まったデザインでなかなかよろしい!昔の名シンセサイザー「YAMAHA CS-10」を思い出すようなデザインです。(個人の感想)操作パネルにツマミ・ボタン・スライダーがたくさん並んで、ワクワクするデザインです。上端隅には、背面にある接続端子やスイッチの名前が印刷されているので、向こう側に回って確認しなくてもいいので、これもグッド。5.6Kgの質量は持ち運ぶのも楽々、電池駆動・スピーカー内蔵と相まって、どこでもキーボードが実現できてナイスです。そのスピーカーも、設定でスタンドに乗せているのかテーブル上なのかを選択し、それに合わせて最適な響きを出すことができます。もちろんスピーカーのオン・オフや出力(dB)も調整できます。なかなか芸が細かいですね。鍵盤は「MODX+」で使用されているセミウエィテッド鍵盤(おもり付き)ではなくエレクトーンにも使われている軽めのFSB鍵盤が使われています。ピアノ音色を弾くときに軽すぎるのではないかと思いましたが、意外に弾きやすく違和感はほとんどありませんでした。オルガンやシンセ音色などはピッタリです。(この辺は個人の好みの問題が大きいですね)音色にオルガンを選んだ時には、ハモンドオルガンのようなドローバーが使えて便利です。ロータリースピーカー効果のオン・オフやスピードの切り替え、パーカッション効果のオン・オフも使えます。パーカッション効果はハモンドの「クリクリ感」ほどではなかったのがちょっと残念。(どこかに設定があるのかな?)このスライダーはパソコンのDAWと接続した時、ミキサーのスライダーに変身させることもできます。基本的には操作パネル上のツマミやスライダーはMIDIメッセージの出力ができるので、DAWの操作や接続MIDI機器のコントロールに使えるようです。この機能も活用してみたいと思っています。操作パネルの中央は、音色選択のエリアになっています。3つあるスライダーは選択した3つの音色のボリューム調整様です。スライダーの下のオン・オフスイッチは、オンにした所だけが発音する選択スイッチです。1音色で使ってもいいし、2音色、3音色と重ねることができます。重ねるだけでなく、どの音が鍵盤上のどこからどこまでに反応するか(スプリット)もワンタッチで設定できます。それだけではなく、どの音にペダルを効かせるかも選べるので、ピアノ音はサスティンを効かせるけどリード音には効かせないという事もできます。この設定はピッチベンドホイールにも設定できるのがうれしい所です。音色の選択は楽器タイプのボタンを押してツマミで簡単に選べます。スライダーの下の A・B・C ボタンは押されたボタンの音色がエディットできます。A・B・Cは基本、黄・青・緑に光りますが(設定で色変更可能)、ボタンが押された音色の設定がパネル上の操作子に同じ色で表示されるので、今何の音色を設定しているのか、その音がどんな設定になっているのかが一発で分かります。パネル上のボタンやスライダーで設定できない機能は、メニューボタンと矢印キー・ENTER/EXITボタンで設定しますが、階層が深くないのでわかりやすく戸惑う事はあまりありませんでした。実際、私はまだマニュアルを読んでいません。一番下には「LIVE SET」ボタンが8つ並んでいますが、ここに音色の組み合わせと設定状態全てを記憶しておくことができます。全部で160のセットができますが、最初の80はプリセットになっていていい音がいっぱい入っています。パネルの右側は、フィルターやエフェクターの設定を加えるセクションです。一通りの必要な機能は揃っていますが、シンセサイザーの様な自由な音作りはできません。ステージキーボードと割り切って音色の変化を楽しみましょう。エフェクトは2つの異なるエフェクターを繋げて掛けられますが、もう1つ2つあると良かったかなと思います。さらに欲を言うとモノ・ポリの切り替えやポルタメントとのオン・オフ、(ボタン見つけました)、ポルタメントタイムの設定もメニューからではなくボタンやツマミからできるともっと良かったと思いました。他には、マイクや他の音楽機器からのAUDIO入力、スマホ・タブレットからのBluetooth入力、USBメモリー内のWAVファイルの再生などの機能があるので、私は楽譜本の付録のCDに入っているカラオケをタブレットからBluetooth経由で流して練習に活用しています。USBメモリの再生は音量の調整やスタート/ストップ・巻き戻しが(基本Menuからで)やりにくいので、Bluetoothが手軽でいいと思います。全体的に見て、機能豊富でバランスが良く使いやすい即戦力のキーボードという感じです。MONTAGEやMODX+の様な素晴らしい音質とまではいきませんが、そこそこいい音で楽しめる使いやすいキーボードです。欲しい音をパッと呼び出して、好みの音にサッと設定変更したり、マニュアルを覚えなくても簡単に使えるのが最大のポイントですね。私にとっては「買ってよかった!」楽器です。デスクの横に置いて、気が向いた時にカラオケ付きで曲の練習に励んでいます。【納期未定】 YAMAHA CK61 ヤマハ シンセサイザー 61鍵盤 【学生限定!キーボードケース プレゼントキャンペーン中】
2023.10.19
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今年の初めごろから、Yamaha・Roland・Korg 各社から気になる楽器が相次いで発表され、中でもヤマハの「CK61」と「MODX6+」そしてRolandの「Sh-4d」が特に気になっていました。どれか一つでも手に入れたいものだと考えておりました。以前の私のブログにも、その辺の気持ちを記事を書きました。・ 「物欲をくすぐる ヤマハの新ステージ・キーボード発売!」 ・「Rolandのデスクトップ・シンセ 大人気のようですね。」 ・「あまりに心地よい試奏体験 。『 Yamaha MODX6+ 』がいいネ! [YAMAHA CK61] [Roland Sh-4d] [YAMAHA MODX6+]半年ほど経って、色々とやり繰りした結果少々資金が用意できたので、本格的に購入を前提に楽器選びを悩んでみました。どれも機能・価格のバランスがとれていて甲乙つけがたい魅力的な製品ばかりです。出来る事なら(借金をしてでも)全部買ってしまいたい!頭の中で、悪のささやきが聞こえていましたが、何とか理性で抑えて検討に入ることにしました。「MODX6+」はオールマイティーなワークステーション型のシンセサイザーで、3,000種類もの音色を持ち、音が良い事、アルペジエイターという伴奏機能や、パートごとに録音して曲製作も一台でできてしまう多機能さで楽器としての能力は申し分なく、所有欲を喚起させる憧れの逸品です。敢えて希望を言えば、電池駆動ができてスピーカー内蔵だったらどこでも使えていいのにな、と思います。【限定追加音源付属】 YAMAHA CK61 61鍵盤 ステージキーボード ヤマハ「Sh-4d」はコンパクトな筐体にぎっしりと機能を詰め込んだアナログ・スタイルの音作りが楽しめる機材です。11種類もの異なるシンセ・エンジン(オシレーター・モデル)を積んで、それを4つ組み合わせて音作りができるという、シンセマニアなら一日中遊んでいられそうなマシンです。たくさんあるツマミやスライダーをグリグリさせながら音を作っていく光景は想像しただけでオタク心をくすぐります。トラックシーケンサーも内蔵しているので単純な曲なら簡単に作れそうなところも良いですね。そして、このマシンは電池駆動ができるのでどこにでも持っていけますがスピーカーは内蔵していません(ザンネン!)。Roland SH-4D デスクトップ・シンセサイザー ローランド「CK61」は61鍵のステージキーボードで、61鍵の割にサイズもコンパクトで軽いので持ち運びに便利そうです。さらに電池駆動ができてスピーカー内蔵という私の好みにピッタリの仕様です。プリセットの音色は363種で、ピアノ、エレピ、オルガン、管楽器、弦楽器、シンセリード、シンセパッドと使える音色が厳選されて入っているという感じです。3つの音色を選んで重ねたり、鍵盤上の音域を分けたりすることができる上、ワンタッチでそれぞれの音のボリュームを調整したり、オン・オフしたりとても便利そうです。操作パネルにはツマミやスライダーがぎっしり並んでいて壮観です。ヤマハさんは「One-to-Oneインターフェース」と呼んでいる一つの機能を一つのツマミやボタン等の操作子に割り当てた設計になっています。最近の電子楽器は機能が多すぎるため2つ・3つのツマミやボタンを同時に使って機能を実現しているため操作が複雑で感覚的に操作できなかったり、操作を覚えきれないという弱点がありましたが、「CK61」は機能を大胆に切り捨てて使いやすさにこだわったところが好感が持てます。ヤマハ YAMAHA MODX6+ シンセサイザー三者三様で、なかなか一つに絞るのは難しい!やっぱり全部欲しいッ!これが実感です。最終的に、今回はヤマハの「CK61」を購入して、順次残りの楽器も調達していこうという結論に達しました。(往生際、悪すぎ!)「CK61」購入の決め手になったのは、 ・電池駆動 ・スピーカー内蔵 ・One-to-Oneインターフェースの操作性 ・3音色のレイヤー・スプリット操作の簡便性 ・MIDIコントローラーとして他のMIDI機器操作の拡張性 ・オーディオ入力機能の利便性と言ったところでしょうか。とにかく、決めたからにはすぐ注文です。そして昨日(2023/10/15)我が家に待望のマシンが届きました。部屋にセッティングしたら、また部屋が狭くなってしまいましたが...さて、その使い心地は...次回、簡単なレビューをしてみたいと思います。
2023.10.16
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昨日の午後、妻と一緒に近くのショッピングモールに買い物に行きました。ちょっと時間があったので、買い物の合間にショッピングモール内の楽器店に寄ってみました。店を覗くと、電子ピアノ、ウクレレ、ギターなどなど、私の大好物のかわいい楽器たちが並んでいます。(見ているだけでテンションが上がってきます、楽しいですね。)そして、店の奥に進むと最新のシンセサイザーたちが私を出迎えてくれました。コロナ禍以降、外出して楽器店に行く回数も減っていますし、行っても試奏する機会もあまりありませんでしたので、今回は少し試奏させてもらおうとシンセコーナーの前で一台づつ眺めてみました。Roland の FANTOM-07 , FA-07 , JUno-DS , RD-2000 , YAMAHA の CK61 , MODX6+ と、弾いてみたいキーボードが揃っています。FANTOM-07 と MODX6+ にとても興味があること、まだじっくりと弾いた経験がなかったことで、この2台に集中して試奏させてもらうことにしました。どちらも音がいい!そして、操作パネルがカッコいい!FANTOM-07 の操作パネルは、いかにも音楽マシンという感じの質実剛健で使いやすそうなデザインでマニア心をくすぐります。もう一方の MODX6+ は未来的なキラキラしたデザインで部屋にあったらカッコいいだろうなと所有欲をくすぐられます。最近のシンセサイザーは、どのメーカーもピアノ音色に力を入れているので、2台ともにアコースティック・ピアノもエレクトリック・ピアノも言うことなしの素晴らしさでした。その他の音も、このレベルになると個人的な好みの問題で優劣は付けられません。搭載されている音色の数も2,000を超える数になりますので、とても全部を聴くことはできません。色々といじっているうちに、MODX6+ でとても素敵な音に出会いました。音色名は忘れましたが、柔らかいアナログ的なリードシンセオンとソフトなオーケストラ的なパッド系の組み合わせで、弾いているうちに気持ち良くなってしまいました。こんな気持ちいい音で弾けるなら「MODX6+ が欲しいッ!」と思ってしまいました。スペックよりも感覚って大事ですよね。こんなステキなシンセサイザーが身近にあったら楽しそうと想像してしまいます。MODX6+ は、音色のサーチもあいまいな表現(優しい音や暗い音などなど)で出来るのもポイントが高いですし、アルペジエイターという自動伴奏的な機能も楽しくてすっかり気に入ってしまいました。ただし、音楽製作に関してはシーケンサー機能がチョッともの足りなくて残念な感じです。録音に関してはリアルタイム入力が中心でステップ入力ができないことや、パターンシーケンサー形式でトラックメイクしていく今流行りのスタイルが私はあまり好きではありません。どちらかというと、一世代前の MOXF6のようにステップ入力ができ、1曲全体をコピペしながら作っていく形式が私の好みです。この辺はアップデートで何とかなりませんかね?しかし、14万円以上という価格は今の私には大きなハードルです。如何にして資金を調達しようかというのが、今の私の大課題です。(どうしようかな?)【あす楽対象商品】YAMAHA ヤマハ / MODX6+ 61鍵 ミュージックシンセサイザー (MODX+)【YRK】音質は若干落ちますが、似たような機能音色を持つ MOXF6 が中古で安く出ているようなので、そちらも検討してみたいと思います。(う~んっ!悩ましい!)
2023.08.20
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シンセサイザーをはじめとして色々な楽器を集めるのが大好きな私ですが、同時に工作も大好きで部屋の備品を日曜大工で作ったり、ロボットのキットを組み立ててみたりとモノづくりも楽しんでいます。2ヶ月前に4ヶ月程かけて組み立てたアトムのロボットが完成し(『鉄腕アトム」完成しました!』)、そろそろ創作意欲がムクムクと頭をもたげてきました。次に作るのは何がいいのかな~っと考えていたら、頭の中で『アナログシンセはどぉっ?』と声がしました。簡単にはできないだろうな、と思いながらもネットで調べてみたところ比較的簡単そうなキットが結構たくさん出ていました。アナログシンセといったら最初に思い浮かぶのがMOOGですね。なんと、そのMOOGから格安で組み立ても簡単そうなキットが出ていました。その名も「MOOG MUSIC Mavis」といい6万円程度で販売されています。あこがれのMOOGが手の届きそうな価格で、自作出来て自分のものになるというのは魅力がありますね。MOOG MUSIC Mavis 【組み立て式 アナログ・シンセサイザー・キット】MOOGと同じように人気の高いのがARPですね。KORGからは「ARP ODYSSEY」のキットが販売されています。かつての「ARP ODYSSEY」がそのまま再現されたものなので、機能も充実シリアルナンバーまで入っています。そのため、価格は高めで200,000円程してしまいます。ホッ欲しいけどチョッとハードル高いぜ!でも、組立は簡単そうです。【あす楽対象商品】ARP / ARP ODYSSEY FS Kit DUOPHONIC SYNTHESIZERKORGには他にも安価なキットがありました。一つは、「NTS-1 digital KIT」です。12.9cm × 7.8cm のコンパクトな箱に入ったモノフォニック・シンセです。小さい割に音もいいと評判で、リバーブやディレイなどのエフェクトやアルペジエーターまでついています。これで11,000円程度の価格はお値打ちですね。チョッと遊んでみようかなという気になります。Nu:Tekt(ニューテクト) NTS-1 digital KIT【シンセサイザー】【DIY(自作)キット】KORGのもう一つのキットは「littleBits Synth Kit」です。レゴのようにパーツを組み合わせて自分だけのシンセを作るキットです。価格も20,000円程度と手が届きそうですし、対象年齢が8歳以上ということなので夏休みの自由研究にも良さそうですね。案外このキットは、はまってしまうかもしれません。ユニークなシンセサイザーで有名な TeenageEngineering社からも2種類の組み立てキットが出ていました。パッチコードでパッチングが楽しめるおしゃれなシンセです。名前は「Teenage Engineering PO modular400」と「Teenage Engineering PO modular170」です。価格は70,000円程度と50,000円程度の比較的お手ごろな価格です。こんなシンセが机の上にあったらカッコイイですね。Teenage Engineering / PO modular 400 シンセサイザー・キット【お取り寄せ商品】Teenage Engineering PO modular170 モジュラー シンセサイザー・キット 【 ティーンエイジ エンジニアリング 】じっくりと探せばもっともっと良いモノがあるのでしょうが、探しているだけで楽しくなりますね。もう少し探して何を作るか検討してみたいと思います。そして、キットではなくて一からシンセを作りたい場合にも、解説書が色々出ています。そんな本の一つですが、この内容に沿った部品もセットで売られているようです。こちらも面白そうですね。達人と作る アナログシンセサイザー自作入門 改訂版2017 [ 岩上直樹 ]いつか挑戦してみたいものです!
2023.08.14
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以前の記事(『気になるシンセ「ELZ_1 play」SONICWARE代表が発表!』)にも少し書いたのですが、ローランドから今年の3月に発売されたデスクトップ・シンセサイザー「SH-4d」がとっても気になっています。デスクトップ・シンセサイザーという言葉はあまり聞きなれない言葉ですが、SH-4dのポータブルというには少々大きめだけど、家の中での持ち運びや取り扱いが楽なサイズということで、このシンセのために新たに作ったジャンルみたいですね。サイズは 360mm × 195mm × 66mm と A4より長辺が少々長く短辺が少々短いコンパクトなサイズで、机の上に持ち運んで遊ぶのにちょうど良い大きさです。重さも1,780gなので軽めですし、無理すればバッグに入れて持ち運びもOKです。単3電池での使用もできるので使う場所を選ばないのが良いですね。(スピーカーも内蔵していたら、もっと良かったのに!)私個人的には、メカメカしい顔をしたガジェットが大好きで、このシンセのツマミ・ボタンの多さやデザインのクールさにグッときてしまいます。かつてのアナログシンセ的な雰囲気がとてもマニア心をくすぐります。ツマミやボタンの多さはデザイン面だけでなく、操作的にも優れていてボタンの組み合わせで深い階層までたどっていかないと操作できない面倒くささがなく、素早くやりたい操作ができるのがいいところです。デザインだけでなく機能的にもモンスター級の能力を持っています。なんと音源となるオシレーターが11種類もあり、かつての人気シンセSH-101やJUNO-106などのアナログシンセやPCMシンセ、FMシンセが選べる上手書き波形まで作れてしまうという素晴らしさ。これらの音源を元に豊富なツマミやスライダーを使って音作りが楽しめます。これらの11種の音源から4種の音源を選択し、ドラムキットと組み合わせて曲が演奏できます。その上、シーケンサーも内蔵しているので、簡単に曲作りもできてしまいます。これはもはや新たなグルーブボックスと言ってもいいマシンです。これで、77,000円は安い!本当の意味での音作りと曲作りが楽しめそうです。短い文章で簡単にはこのマシンのすごさを書き表せませんが、ネットのレビューを見ても高評価が多く、ショップでは品薄状態が続いているようです。是非実物を体験して、想像通りだったら手に入れたいものです。品薄状態が続いている間に資金を貯めて購入の準備をしたいと思います。もし手に入れたらレビューもしてみたいと思います。Roland ローランド / SH-4d デスクトップ・シンセサイザー《予約注文/納期未定》PNG】
2023.08.13
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最近、ソフトシンセの魅力を改めて見直しておりまして(『再認識! モバイル音楽製作は iPadのソフトシンセがいいね』)、特にiPadのソフトシンセを使うことが多くなってきました。iPadならば、家の中を持ち運んで好きな場所で演奏や曲作りができるのでとっても便利です。最近のソフトシンセは音も素晴らしく良いので、実際の楽器を使うのと遜色のない体験ができ満足しています。あえて言えば音作りをするときなどにツマミやスライダーを操作するのが少々面倒なくらいですが、iPadなどに機能豊富な外付けMIDIキーボードを付ければ、いくぶん面倒さも解消され総合的には快適な環境と言えるのではないでしょうか。家にはiPadにつなげられるMIDIキーボードは大きめのものしかありませんので、移動の時に少々かさばってしまうのが気になっていましたが、ついにポータブルで機能豊富なMIDIキーボードを買ってしまいました。それは、KORGから販売されている「nanaKEY Studio」というキーボードです。かなり小型でA4サイズより一回り小さいという感じです。家にある iPad Pro 12.9 inch と比べてみると、そんなに大きさは変わりませんね。これならば、iPadと一緒にどこにでも持っていけます。なんなら、外出時にバッグに入れて持ち運ぶのもラクラクできてしまいます。あこがれのモバイル・トラックメイクも実現できそうです。iPadと組み合わせると、こんな感じで使えます。このキーボードのいい所は、BluetoothでMIDI接続できるので、ケーブルを接続することなく電源オン一発でiPadにつながり、即演奏ができてしまうことです。鍵盤は25鍵の2オクターブしかありませんが、オクターブスイッチで音域を移動することができます。演奏するのには少なめなのですが、曲作りに使うのであれば問題ありません。鍵盤はプラスチックの変則的な形をしていますので、決して演奏しやすくはありませんが、薄くて軽いのにベロシティ対応で音の強弱が表現できるのががすごい所です。鍵盤上部のツマミをソフトシンセのツマミに割り当てて使ったり、タッチパッドでピッチベンドやモジュレーションをかけたり、トリガーパッドでドラム演奏をしたり操作性は良くできています。特にKORG社製の「Korg Gadjet」等のソフトシンセと組み合わせると本領を発揮して素晴らしい使い心地になります。他にも、自動でアルペジオをさせたり、鍵盤を色々なスケールに割り当てたり、コードを演奏させたりと機能豊富で楽しいキーボードになっています。【即納可能】KORG nanoKEY Studio(新品)【送料無料】鍵盤が特殊なので、少々カチャカチャ音が気になりますが、毎日楽しく遊んでます。これで1曲演奏出来たらもっと楽しいだろうと、演奏も研究しているところです。しばらくは、楽しい暇つぶしが続きそうです。
2023.07.23
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楽器マニアを長年やっていますと、楽器や音楽製作機材そして音楽ソフトなどがいつのまにか増えてきます。それを眺めているだけでも楽しいのですが、やはりたまには使ってあげないとコレクションに対して失礼ですよね。時間を作っては色々な楽器・機材を手にして楽しんでいます。最近、いわゆるトラックメイクと言われる楽曲の製作に興味を持ってやり始めています。そしてグルーブボックスなどと呼ばれているような、シンセサイザーやサンプラーを内蔵し音楽をそのまま記憶できるマシンを集めていたりします。上の写真のようにいくつかのマシンがあるので用途や気分で使い分けているのですが、それぞれ機能が多いのでなかなか全部は覚えられず苦労しています。(また、それも楽しいのですが)音楽製作する時は、自分の部屋の一定の場所に固定して使うのではなく、いつでもどこでも思い立ったらすぐに使えるのが理想だと思っています。究極的には外出時の空き時間だったり、喫茶店でのひと時にちょっとトラックメイクするのを夢見ていたりします。そのため、上の機材は全部持ち運び可能でバッテリーで動作しますし、スピーカーえを内蔵しているものもあります。(最近はバッテリー駆動とスピーカー内蔵に拘っています)そんなこんなで最近はハードウェア・シンセサイザーばかり使っていたのですが、ふといつも使っているⅰPadの中をを覗いてみたら、ⅰPadの中に以前インストールしたソフトシンセや音楽製作ソフトが山ほど入っています。近頃あまり使っていませんでしたが、久々に時間を取ってじっくり使ってみました。いゃ~!おもしろいですね!アップル、ヤマハ、ローランド、コルグ、その他のメーカーの優秀なソフトが盛りだくさんで時間を忘れて遊んでしまいました。しばらく使っていないアプリも最新版にアップデートされていて、機能も使い勝手も良くなっています。なかでもお気に入りはコルグのアプリたちです。アナログシンセMS-20をエミュレートした「iMS-20」、Polysixをエミュレートした「iPolysix」、その他「iM1」、「ODYSSEi」、「iELECTRIBE」、そして高品位でリアルな楽器音質を誇る「Korg Module Pro」、これらのシンセと内蔵の音源でトラックメイクが簡単にできる「Korg Gadget 2」、全部が全部素晴らしい出来です。これだけあれば、ハードのシンセも必要ないといえるほどの充実ぶりです。これらのアプリがⅰPad mⅰnⅰのわずかA5サイズ・300gの中に入っているというのは改めて驚きですね。これなら、外出先でのトラックメイクはⅰPadでやるのが一番と感じました。ⅰPad内のソフトシンセを勉強しなおして、いつでもどこでも楽曲製作ができるようにがんばってみようかなと思いした。そして今、2023年07月20日までの期間限定ですが、コルグの音楽制作アプリやソフト音源が半額になるサマーセールが開催されていました。この機会に「Korg Gadget 2」用に高音質な音源を購入したいと思っています。また、楽しみが一つ増えたようです!
2023.07.05
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前回は、浜松楽器博物館についてお知らせしましたが、浜松には他にも楽器の博物館があります。ヤマハとローランドの企業ミュージアムです。ヤマハは、イノベーションロード(INNOVATION ROAD)というミュージアムで、平日だけの予約制ですが、無料で見学ができます。ヤマハの製品が過去から現在まで展示されていて見ごたえ充分です。ヤマハの製品と言えば、楽器だけでなくオーディオやゴルフ・スキー用品など種類が多く盛りだくさんなのですが、楽器だけでもピアノ・ギター・管楽器・弦楽器・電子楽器とバラエティーに富んでいて、それらの楽器が並んでいるのを見るだけでも楽しくなってしまいます。そして、展示されている多くの楽器は、実際に触って演奏することができます。楽器好きにはたまらないですね。めったに触ることなどできない最高級のコンサートグランドピアノのベーゼンドルファーやCFXも弾くことができます。私が弾いてみた感想は、確かに音もいいのですが、手に吸い付くような感触と力を入れなくてもスッと鍵盤を押下げできるスムーズさに感動しました。展示を巡っていると、どれも懐かしいものばかり、昔所有していたものやあこがれていた楽器、眺めたり手に取ったりで至福の時が過ごせました。JR浜松駅西側の遠鉄新浜松駅から遠鉄に乗って3つ目の駅八幡で降りれば目の前にあります。アクセスもいい所ですし、3カ月前から予約できますので体験してみてください。浜松楽器博物館 → ヤマハ・イノベーションロード というツアーもいいですね。実際に行けない人は、インターネットでバーチャル見学もできます。グーグル・ストリートビューの感覚で体験できます。もう一つの企業ミュージアム、ローランド・ミュージアムは残念ながら見学を受け付けていません。(ローランドさん、一般公開をお願いします!)ネットで動画で体験したり、グーグル・ストリートビューでのバーチャル見学ができるだけですが、過去からのほとんどすべての電子楽器が並んでいるのを見るのは壮観です。楽器の好きな人は、ぜひ体験してみてください。
2023.05.07
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昨日に引き続きMTRの検討です。昨日は、部屋に置いて存在感のある機種を検討しましたが、今日は小型で持ち運びができるポータブルな機種を検討してみます。いろいろな機種を調べてみましたが、2つのMTRが私の目に留まりました。「TASCAM DP-03SD」と「Zoom R12」です。2つを検討してみます。■ TASCAM DP-03SDツマミやフェーダー、ボタンなどがわかりやすく配置されていて使いやすそうです。かつての、TASCAMのカセットMTR、PORTASTUDIOを思わせるアナログ的操作感です。2トラック同時録音で8トラック再生ができます。前面にコンデンサーマイクが埋め込まれていて、マイクを接続しないでスケッチの様に録音ができるのがいいですね。イコライザーやリバーブも搭載していますし、COPYやMOVEなどの編集機能やUNDO/REDOのやり直し機能もあり、機能も充実しています。なんといっても、録音したトラックをまとめるトラックバウンス機能があるので、8トラック全部録音した後全トラックを1トラックに移すということもできてしまいます。いいですね。ただこの機種、チョッと古いので 16bit/44.1kH の録音品質しかないことと、SDカードが最大32GBまでなのが古さを感じさせます。また、せっかく小型で軽いのに電池駆動ができないのも残念です。そろそろ新製品がでないかなと期待しています。TASCAM(タスカム) DP-03SD マルチトラックレコーダー DIGITAL PORTASTUDIO 8トラック SD/SDHC MTR 高音質 音楽制作 ギター ボーカル バンド録音■ Zoom R12こちらは、DP-03SDと違い最近出た機種なので最新の機能を持った機種です。《在庫あり 即納可能》ZOOM ズーム R12 バッテリー駆動可能な 8トラック MTR 《3年延長保証(ユーザー登録)》DP-03SDと同じ、2トラック同時録音で8トラック再生ができますが、電池で使用できます。録音品質も最大 24bit/44.1kHz ですし、SDカードも1TBまでOKです。カラーのタッチ液晶画面を持っていて、パソコンのDAWのような音楽編集が指でできてしまう優れものです。又、オーディオインターフェースにもなるし、DAWソフトのコントローラーにもなるという多機能ぶりです。さらに、ドラムパターンも150種類も内蔵していて、リズムtラックをこのMTRだけで作れますし、シンセサイザーも内蔵していてキーボードをつなげればピアノやオルガンの演奏もそのまま録音できてしまいます。しかし、フェーダーも小さ目だし、つまみやボタンも少なめで操作はひょっとしたらDP-03SDより難しそうな気もします。また、どうやらトラックバウンスの機能がなさそうです。機能は魅力的なのですが、操作性や機動力で疑問がでてしまいます。どちらを選択すればよいのか、悩みは尽きません。
2023.04.01
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■ コックピット願望飛行機の操縦席(コックピット)のように、自分の部屋を電子機器で埋め尽くし、周りをスイッチやレバー、ノブ、表示パネルに囲まれていたいという人もいると思いますが、私もそのコックピット願望が激しい人の一人です。特に中年以上の理系男性に多いようですね。私の部屋も徐々にそんな環境に近づいてきています。機材に埋め尽くされた部屋にいるだけで幸福感で満たされます。次に私の部屋に置くべき機材は何かと考えた時「次は、MTRだ!」と思いました。■ MTRMTRは音楽を多重録音するための録音機です。Multi Track Recorder の略です。その昔、録音媒体が磁気テープだったころ、録音機はテープレコーダーと呼ばれていました。最初はモノラルで、テープに往復1トラックづつの2トラックのレコーダーでしたが、ステレオになると片道2トラック(左・右)で往復4トラックになりました。片道の録音や再生が終わるとテープを裏返して復路の録音・再生をしていました。その内、家庭での個人録音が盛んになると、片道だけの4トラック同時再生ができるレコーダーが開発されました。そしてそのレコーダーは1・2トラックを再生しながら3トラックを録音したり、1・2・3トラックを合体させて4トラックに録音し、さらに1・2・3トラックを消して別のパートを録音するというピンポン録音というテクニックまで可能にしました。これがMTRです。MTRでピンポン録音を使えば、理論上無限に録音パートを増やしていけます。ただし録音を重ねると音質がドンドン劣化していきますので、限界はありましたが如何に音質劣化を防ぐかが腕の見せ所でもありました。最初は、オープンリールテープでしたが、カセットテープからCDレコーダー、ハードディスク・レコーダーへと進化し、4トラックから8・16・32とトラック数も増え、さらにアナログからデジタルへの方式変更もあり音質劣化は考えなくてもいい時代になりました。もう無制限にパートを重ねることが可能です。■ MTRアプリパソコンが普及しパソコンの能力も上がってくると、MTRはPCソフト、スマホ・タブレットのMTRアプリが登場するようになりました。ソフトなので価格は安いし、無料版もあったりして手軽に入手できますし、機能も充実しハードのMTRより機能的に勝ってきています。又、音楽制作用のDAWと言われるソフトもMTRの機能を内蔵しています。こんな状況で、ハードのレコーダーはプロやマニアの所有物という感覚になりつつあります。私も、ここ最近はハードのレコーダーには興味がなく、全く意識の外にありました。しかし、ソフトのMTRは使いにくい点もいくつかあります。 ・パソコンを立ち上げたりで、使いたい時にサッと使えない。 ・多くの楽器を同時録音するのは苦手。 ・設定やPC能力により音遅延や音割れが発生。 ・マウスやキーボードでの操作では直感的に操作できない。などです。私も、これから多重録音で楽しんでいきたいなと考えた時、昔の様にシンプルに楽しく録音するために、ハードのレコーダーを検討してみることにしました。■ TASCAM低価格で高性能、しかも使いやすいものを調べていたら、TEACのTASCAMとZoomが絞られてきました。どちらも甲乙つけがたく、迷うところです。机の上や持ち出して使うことを考えてポータブルなタイプを調べていたのですが、いろいろと調べていくうちに、TASCAMの24トラックや32トラックで格安の機種を見つけてしまいました。TASCAMの「DP-32SD(32トラック)」と「DP-24SD(24トラック)」です。録音スタジオのミキサー卓のような、ハード感満載のこの面構えが最高です。コックピット願望を持つ私にとっては、憧れのスタイルです。ぜひ、部屋に置いてみたい!30年以上の歴史のあるPORTSTUDIOシリーズのコンセプトを受け継ぐ機種ですので、操作性も直感的で良さそうです。フルカラーLCDや光るボタンでカッコイイです。昔から音響技術では定評のあるTEACなので音も評判良いようです。MTRを初めて購入した時は、4トラックのオープンリールで、たしか24万円程したと思いました。こんな先進の機材が4万円台で購入できてしまうなんて夢のようですね。TASCAM(タスカム) DP-32SD マルチトラックレコーダー DIGITAL PORTASTUDIO 32トラック SD/SDHC MTR 高音質 音楽制作 ギター ボーカル バンド録音TASCAM(タスカム) DP-24SD マルチトラックレコーダー DIGITAL PORTASTUDIO 24トラック SD/SDHC MTR 高音質 音楽制作 ギター ボーカル バンド録音心を落ち着けて、じっくりと検討してみたいと思います。次の機会には、ポータブルなTEACとZoomのレコーダーをしっかり調べてお知らせしようと思います。
2023.03.31
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3月17日(金)にヤマハから新しいステージ・キーボードが発売されました。61鍵で軽いキーボードタッチのCK61(99,000円)と88鍵でピアノタッチのCK88(154,000円)の2種類があります。どちらもスピーカー内蔵で電池でも動作し、軽量なので持ち運びも楽、いつでもどこでも演奏できるという手軽に演奏を楽しめそうな優れものです。下の画像を見ていただくとわかると思いますが、今までのキーボードやピアノと比べツマミやボタン等がやたらに多くメカニカルさが出たカッコいいパネルになっています。今までのキーボードはツマミやボタンが少ない分、1つのツマミやボタンに多くの機能を持たせて組み合わせて使ったり、メニューを表示させて選択するという形が多く、覚えるのも大変だしライブで使う時も直感的に操作できなくて苦労するということがありました。CK88・CK66は1つのツマミやボタンには1つの機能しか割り当てられていないので、操作がとても簡単です。これを「One-to-Oneインターフェイス」というのだそうです。特に複数の音を重ねて(例えばピアノの音の裏でオーケストラが鳴っている)音作りをした時、演奏の途中で、それぞれの音量を調整したり、ピアノだけ・オーケストラだけに瞬時に変えることも簡単にできてしまいます。フィルターやエフェクターも演奏途中に一発で変更できます。他にもマイクを接続して弾き語りができたり、Bluetoothでスマホの音楽をバックに演奏したりと機能も充実しています。YAMAHA CK61 ヤマハ シンセサイザー 61鍵盤【学生限定 キーボードケース プレゼントキャンペーン中】【限定追加音源付属】 YAMAHA CK88 88鍵盤 ステージキーボード 【ヤマハ】↓Youtubuの紹介動画もご覧ください。物欲心をくすぐられますね。楽器屋さんで試奏させてもらいましたが、思った以上に操作性が良くて気持ちよく演奏できました。私の「欲しいものリスト」にも即登録です。
2023.03.27
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前回はギター曲の練習について書きましたが、今回は私のお気に入りのギターについて書いてみたいと思います。3年程前に購入したものですが、いまだにお気に入りの逸品です。その名も「トランスアコースティックギター」。ヤマハの革新的なアコースティックギターです。ほぼ毎日一回は触らないと気が済まない大切なお宝です。何がスゴイかというと、このギター、アンプやエフェクター無しでリバーブとコーラスをかけることができるのです。ギターのボディ・サイド(胴体側面)にある3つのツマミのうち下のツマミを長押しすることで、エフェクトがオンになります。そして他の2つのツマミでリバーブとコーラスのかかり具合を調節します。リバーブのかけ方を変えると、大きな部屋やステージ、大ホールなどで演奏している雰囲気がギター一台でどこでも味わえます。コーラスをかければ12弦ギターのような雰囲気にもなりますし、広がりのある音色を楽しむことができます。どうしてそんなことができるのでしょう。ボディの真ん中の穴(サウンドホール)をのぞいてみると、なにやら電子機器の基盤のようなものが設置されています。この基盤が弦などの振動を電気信号に変換してエフェクトを加えているようです。そして「加振器」という装置でボディを振動させてアコースティックな響きを作り出しています。この技術を「トランスアコースティック技術」というそうです。また、ボディの下側にはストラップを付けるストラップピンがありますが、ここに出力用のケーブルをつなげばギターアンプに音を出して大音量で演奏するのも簡単です。元々のギターの作りが良いので、エフェクターを入れなくてもかなりいい音で鳴ってくれますが、エフェクターを入れた時には、とても気持ちよく弾くことができます。初めて弾いた時は感動しました!腕前が上がったような気になって、何時間でも弾いていられそうです。キャンプなど電源のないところでカッコよく演奏するにはもってこいですね。ギターが弾ける方は、一度楽器屋さんで試奏してみてください。きっと欲しくなっちゃいますよ!(値段は少々高めですが)YAMAHA Trans Acoustic FS-TA Vintage Tint トランスアコースティックギター(エレアコ) 【ヤマハ】
2023.03.15
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リー・リトナーは私の大好きなミュージシャンの一人で、彼とは同世代ということで、20代の頃から数十年も聴き続けています。↓こんな人です。【送料無料】 Lee Ritenour リーリトナー / Java Jazz Festival 2018 輸入盤 【CD】下手の横好きで、私もギターを弾くことがあるのですが、彼のギターは超絶技巧すぎてコピーしたくてもできませんし、元々できるはずないと諦めてもいました。数年前「Color Rit」というアルバムを購入した時、最後の曲「Etude」という2分あまりの小品ですがとてもさわやかな曲が、めちゃめちゃ気に入ってしまいました。リーリトナー Ritenour, Lee - Color Rit CD アルバム 【輸入盤】何度も聞いているうちに、「この曲、絶対弾いてみたい!」と思うようになりました。ギター一本でもできるし、短めで、しかもカッコイイ!↓↓↓Youtubeにあった「Etude」の動画です。「Lee Ritenour Etude」でも、ギターの腕前にはあまり自信がありませんが、楽譜さえあれば一生かけても何とかものにしよう、と覚悟を決めました。そこで。楽譜探しです。楽器屋さんに行ったり、ネットで楽譜の検索をしてみたりしたのですが、「Etude」の楽譜は全く出版されていないようでした。ガッカリでした。何年か経って、ある時、ネット検索をしていたら「Etude」の楽譜を見つけてしまいました。「Scribd」と言う洋書の電子書籍やオーディオブックの定額サービスをやっているサイトの中に、たぶん音楽雑誌のサンプルページだと思うのですが、この曲が載っている6ページがそのまま表示されていました。しかも五線譜とTAB譜(ギター譜)の完璧版です。「Etude」の楽譜が掲載されたサイトですバンザイ!さっそく、その日から練習開始です。しかし、さすがにリーリトナーの曲。そんなに簡単には制覇できません。それから2カ月、余暇の時間は全てギター練習につぎ込んで必死に練習しました。人生、今までで一番真剣に何かをやった気がします。やればできる物です。上手とは言えませんが、なんとか形になってきました。憧れのリーリトナーの曲が弾けたなんて、大感激です。人間、一つ事に集中すれば、かなり難しい事でも達成できるのだということを実感しました。この件で味を占めた私は、難易度の高い曲にも気楽に挑戦しています。時間をかけて、じっくりやればいいのです。ギター好きの方!「Etude」に挑戦してみてください!
2023.03.14
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若いころから、楽器の購入は私の道楽みたいなもので、使いこなせないのに欲しくなったら買ってしまうという悪い癖があります。楽器コレクターと言う人もいますが、自分ではまだまだ質・量ともにコレクターと言うほどではないと思ってます。ただの楽器好きです。購入資金が際限なくあるわけではないので、使わなくなった楽器を売ったり、中古を買ったりとフリマアプリをよく利用しています。そんな折、最近、Roland社から販売されている「Verselab MV-1」というグルーブボックスを買ってしまいました。2年ほど前に発売された機種ですが、最近になって気になりだし、メルカリに格安の物件を見つけたため即行で購入ボタンを押してしまいました。(お酒を飲んでいたところだったせいもあり、決断は一瞬でした)グルーブボックスというのはシンセサイザー・ドラム・サンプラーなどの電子音源を一つの箱に収めて手軽にライブ演奏したり作曲したりする電子楽器です。鍵盤が付いていない機種も多く、ドラム演奏用のパッド(四角いボタン)が定番です。カラフルに光ってとってもきれいです。見ているだけでテンションが上がってしまいますね。ドラム・ベース・ギター・キーボード・ボーカルなどをテープレコーダーのトラックの様に別々のトラックに記録させることができるので、最近はパソコンやグルーブボックスで曲を作るのを「トラックメイク」と呼ぶようになってきました。我が家のコレクションにも幾つかグルーブボックスがあるのですが、機能が豊富なだけに使い方が難しい!(見ているだけでもカッコイイので不満はないのですが)【あす楽対象商品】Roland ローランド / VERSELAB MV-1 オールインワン・プロダクション AIRA《特典つき!/+2307117130001》【YRK】【PTNB】SONICWARE LIVEN XFM 純正アダプター付属 【ソニックウェア】AKAI MPC Live II ビートマシーン 【アカイ】●ROLAND MC-101 [GROOVEBOX]一生懸命にマニュアルを読んでやっと使えるようになっても、しばらく使わないでいると、もう忘れてしまっています。こんなことを繰り返すうちに少々疲れてきました。そんな時、Rolandの「Verselab MV-1」を思い出しました。私には、他のグルーブボックスより少々操作が簡単そうに見えました。前面パネルにある「WORKFLOW」の順番に曲を作っていけば楽に作曲ができそうです。トラックも「DRUM」「BASE」「INST1」「INST2」「VOCAL」と初めから分けてありとても分かりやすい!。「DRUM」はさらに「KICK」「SNARE」「HI-HAT」「KIT」と細かく分かれています。初心者でもできそうですね。「VOCAL」トラックには外部から音を取り込むことができます。スマホに録音されている声や音をとりこんだりマイクを接続してボーカルを録音したりできますが、、マイクが内蔵されていますので手軽にスケッチ的に録音ができてしまいます。このボーカルには「ボーカル・プロセッサ」という機能で効果を加えることができます。一人でコーラスしたり、男性・女性の声に変えたり、ロボットボイスにしたり、Perfumeや海外のダンスミュージックなどで使われケロケロボイスとよく言われる「オートチューン」的な効果も簡単にできそうです。内蔵の音色は3,000以上もあり全く問題ありません。たくさんありすぎて選ぶのに苦労するくらいです。こんな理由で、Verselab MV-1が私のコレクションに加わりました。これから、マニュアルを熟読してトラックメイクに励みたいと思います。
2023.03.08
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■ LIVEN XFM とはLIVEN XFMは、SONICWARE という日本のベンチャー企業が開発した、ユニークな小型シンセサイザーです。昨年(2022年)あたりから、よくネットで話題にのぼることも多くYoutubeでも海外のマニアの動画が多数アップされているためずっと気になる存在でした。297mm(W)×176mm(D)×48mm(H)というA4サイズより一回り小さい筐体に27鍵(2オクターブ)の簡易鍵盤とスピーカーを内蔵し電池での使用もOKというポータブルなマシンです。こんなに小さいのにフルサイズのMIDI IN・OUT端子(DIN型)やオーディオ入力端子やSync IN・OUT端子まで付いているという万能タイプです。安価な機材にありがちな、ノブやボタンを極力省いて少ないタッチパネルですべてを操作しようという設計ではなく、ノブもボタンもたっぷり付いています。基本はFM音源のシンセサイザーなのですが、2つの音色を組み合わせて融合したり、2つの音色を時間軸で変化させてトランスフォームさせたり、変調をかけたりと新しい発想の音作りが取り入れられています。使いこなせば今までにない音色が作れるかもしれません。プリセットとして初めから300以上の音色が入っていますので音作りしなくてもいきなり演奏することができます。4トラックのステップシーケンサーも内蔵していますので、出先でも手軽にトラックメイキングができてしまいます。まさにポータブルな作曲ツールとして申し分ない機材のようですね。このスペックを見てすぐに欲しくなってしましました。その上、価格は当初は1万9800円で販売されていました。その後、円安やその他情勢のため2万4800円→2万9800円と上がってしましましたが、それでもこのスペックでこの価格は魅力的です。とうとう、欲望が抑えられずに、最近購入してしまいました。↓ ショップで確認したい方はクリック!SONICWARE LIVEN XFM 純正アダプター付属 【ソニックウェア】■ 購入してみてザっと使ってみると、確かによくできています。カバンに入れて外出先でもサッと楽器演奏や作曲が楽しめるのはとてもいいですね。しかし、機能が多いだけに操作が複雑です。最近の電子楽器はたいがい機能が多い割にボタンやノブが少ないので、複雑なのは仕方ありませんが、ネットからダウンロードする操作説明書があまり詳しく書かれていないので、戸惑いが多かったのは少々残念。操作をマスターするのが大変そうです。もう一つ戸惑ったのがノブを回すときのLATCH機能という機能で、現在値にノブの物理位置が到達するまでデータ変化を行わない機能ですが、ノブを回してもデータが変わらないので、意味がわかるまではかなり苦労しました。音を聞いてみると、内蔵のスピーカーがあまりよくないのか薄っぺらな音しか出ません。これもオマケのようなものなのでしょうがないですね。外部のスピーカーにつないでみると、音は良いのですが若干雑音が混じるような気がします。調整がむつかしい!本体の鍵盤は簡易タイプなので演奏用と言うよりもデータ打ち込み用という感じで、タッチ感も悪くうまく押さないと正しく発音しない場合も。また音の強弱を出すベロシティも感知しません。外部キーボードをMIDIで接続して音を鳴らす場合にはベロシティを受け付け音の強弱を出すことができました。でも、ペダルを踏んだ時のサスティンは受け付けてくれませんでした。MIDI OUTに外部音源を接続して音を鳴らすことはできますが、その際に本体の発音を止める「Local Off」が無いので本体のボリュームを絞るしかありません。■ 結局...とてもよくできたマシンで、使いこなせば楽しそうな楽器です。持ち運びができて、機能満載で低価格。人気が高いのもうなづけます。でも、私の想像した物とは若干のずれがありました。実際に触ってみなければわからないことも多いですね。もう少しこのマシンで遊んでみて、使い方を考えてみたいと思います。
2023.02.24
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