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4月の25日より、ほぼ毎日模型に取り組んでいます。ほぼというのはその決意があったにもかかわらず仕事の都合でダメになったのが二日ほどあったからですが、心の負担軽減と模型技術のスキルアップ、部屋の整理などを欲張って実現させようと「一日一時間の行」作戦と名付けて実行しています。実際の所は1時間で済まなかったり、明日の仕事の都合で1時間取れなかったりではあるものの、はかどり具合は予想以上で、停滞していたこの戦車も一月を待たずに完成しました。次に気持ちを切り替えてこんなものも始めました。ルールは単純に「一日一時間は机に向かう」だけです。それに付随して在庫の消化を進めるべく、「完成させたらニューキットを買ってよい」、無尽蔵に材料やキットを買う衝動を抑えるべく「必要なものはお金を貯めてから買う」、というルールを付け加えました。いずれも普通の社会生活をこなせている人なら当り前のルールですが私の場合はよほど言い聞かせてなだめすかしてやらないと他の刺激に飲まれていつの間にか習慣が廃れてしまいます。一見遊んでいるようですが、まじめな社会適応の訓練としてしっかり取り組みたいと思います。
2011年05月25日
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今日はADHDの人がどんなに悲惨な休日を過ごしているのかを暴いてみます。今日はGW真っ只中。模型仲間のW氏とかねがね行ってみようと計画していた近代美術館の「岡本太郎生誕100周年展」見学を実行する事にしました。朝・出発前前日に全て用意しておけばよかったのに、実際は調べ物も中途半端ないい加減な用意で見切り発車でした。というのも、W氏からお借りしていた雑誌のコピーを終わらせたらそこで達成感を得てしまってもう少し詰めることを怠っていたのです。出発予定時間の直前に「あれもやらな」「これもやらな」を連発してスタートは結局20分オーバー。路線チェックをしておけば電車に乗る時間も正確に分かるのに、肝心な事よりピコさんの世話や製作進行中の模型の写真を撮影しているという体たらく。おかげで途中お金を卸すなどの予備策も割愛しての出発です。移動中ケータイの乗換案内で大体の到着時間を予測したものの、某私鉄が遅れ気味になったのでその予測が当てにできなくなり、ここで軽いパニック。車内で暴れたわけではないけど、瞬間湯沸し的なイライラが募りました。幸い持ち歩いてる音楽を聴いてなだめる事ができたので、これは有効な手段かもしれません。しかしこの車内で失態が発覚。なんと社長からいただいた「岡本太郎展」のタダ券と、W氏にお返しする雑誌1冊がバッグに入っていない事に今更気づいたのです!前日にいつも使ってるバッグと違うものを用意したため、タダ券の入った手帳を移し変えるのを忘れていたのと、「(雑誌の)コピーを一ページ忘れてるから明日出先でコピーして返そう」と思いついて除けておいたままになっていたのです。気づいた時点では雑誌をどこで忘れたか見当が付かなかったので弁償も考えねばならなくなり、岡本太郎展を自腹で見る事も含めて予定外の出費が頭をよぎりまたも軽いパニック。せっかくの楽しい見学&友達との歓談も瞬時に気持ちの余裕が取れなくなりました。待ち合わせ場所に着いて約束の時間に遅れたおかげでW氏に余計な心配をかけてしまいつつ、ともかく太郎展は見ようということで釈然としないながらも近代美術館へ。…事前に大盛況を聞いていたけど予想を上回る混雑ぶり!しかも到着と同時に雨が降り始める!出掛けからあまりに慌てていたので天気の事など全然頭になかったため、当然傘など持ってくる機転も利かず、W氏を前にして「チクショウコノヤロウバカヤロウ」と呪詛を言い始める始末。落ち着きのなさから来る負の連鎖ですっかり頭は沸騰状態に。W氏もお付き合いしてくれたものの本人が「人混みが苦手」という事もあり、『チケットなし、傘なし、行列と混雑あり』というあまりに分の悪い状況にこれ以上巻き込むのも悪いと思い、遺憾ながら見学を断念。とりあえず事前に示し合わせて用意していた弁当をどこかで食べようと、不快な空気の立ち込める近代美術館を立ち去りました。模型店にて気を取り直して弁当を食べるために四谷の公園へ。歓談しているうちにこれまでの失態から来るイライラもだいぶ収まって、模型店で買い物をする方へ気持ちが切り替わってゆきました。今回は予算の問題から模型店での買い物はかなり控えめに、消耗品程度にするつもりでメモまでつけておいたのですが、残念ながら「必要なものから品切れ」でした。それでもここの店長さんに問い合わせて買いたいアイテムがあったので、「すぐではないけどいずれ必要なもの」を買っておきました。ただこの買ったもの(1/35スケールのタイヤセット)も曲者で、私の方で必要とする本数をあらかじめ数えておけば良かったのに、いい加減な記憶で見切り発車のかたちで買ったため、帰宅してよく数えてみたらあと2本分足りませんでした。その場の思いつきだけで買うのはいかにもADHD的なことですが、緊縮財政のこの時にこれはいかにもロスが大きかったのでした。明日にでも必要なものを買う予算つぎ込んじゃったし。帰宅途中の新宿でひどいゲリラ豪雨に逢い、気持ちはすっかり破れかぶれになっていましたが、幸い家の最寄駅の方はその影響はなかったため、これ以上イライラを溜め込む事なく帰宅できました。しかし、家の中は今日一日の混乱の始まりにして終わりが待っていました。・雑誌は結局部屋に置きっぱなし(弁償は回避出来て良かったけど)・模型を撮影してすぐ立ち去ったために部屋の電気は点けっ放し・当然タダ券も置きっぱなし買ったキットのタイヤの数を確認してはやっぱり後悔し、ここまでの混乱した一日の終わりを激しく嘆くのでした。【送料無料】それって、大人のADHDかもしれません1ヶ月前にこんな本を買って「ADHDは治らない。この失敗まみれの人生は一生付いて回るので、それをちゃんと理解してくれるパートナーや仕事先を確保して、それらにサポートされて生きるしかない」という結論を受けました。(著者は「それでも社会の役割分担をキチンと引き受けて生きれば社会に適応した事になる」と肯定的に捕らえてますが)自分ひとりでいてもこんな混乱に溢れた毎日なのに、それをサポートできる人など現れる事がこの先あるとはとても思えません。他人さえ巻き込んで混乱しまくる私の人生ってなにか意義や価値のあるものなのでしょうか?まだまだADHDを受け入れた人生を送るにはいろいろと思慮が欠けているようです。あぁイヤだイヤだ。
2011年05月04日
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