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2014.04.24
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カテゴリ: 中学受験
 「本校では平均点がだいたい80点くらいになるような基礎力テストを実施しています。そんな簡単なテストを行って何になるかとお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、実はこのようなテストでも満点を取る生徒というのはそう多くはないのです」。

 とある男子進学校の先生のお話です。スポーツ分野でも進学面でも、数多くの優れた実績を上げてきた人気校なのですが、なぜこのような取り組みを行っているかというと

 「自分の弱点になっている部分がどこにあるのか生徒たちに見つめてもらい、穴になっている部分をつぶして欲しいからです」

 思春期の子どもたちが自分自身を見つめられるようにするために、各私学の先生方は様々な取り組みを行っていらっしゃいますが、この中学校では学習状況を確認するためのテストにもそのような仕掛けを取り入れているという訳です。

 この話を今日の合同説明会で伺ったときに、僕は「なるほど」と思いました。

 実は、僕も中学生の教え子たちに似たような話をしています。


 「定期テストのうち、1教科でいいから満点を取りに行ってごらん。人間って、不注意だったり行き届かなかったりする部分があるから、なかなか思うように満点は取れないと思うけれど、取れたらとても自信になるよ。そして何よりも、「満点の取り方」が分かったら、他の教科の勉強にも応用できるようになるから」


 自分のかけた時間なり努力に対してどのように結果を結び付けていくのか、つまり

  「結果の出し方を試行錯誤すること」

 が、子どもたちにとって中高一貫校の中学3年間の定期テストの課題だと僕は考えています。極端なことを言えば、結果の出し方さえ身に着けてくれれば(もちろん、各教科の基礎的な知識なり技能なりは押さえておいてほしいわけですが)、毎回の成績の上がり下がりは気にしないでいいのではないかとも思っています。


 では、、

 さかのぼって、中学受験ではどう考えたらいいのでしょうか?

 まず前提条件として

  ・ 入学試験の合格最低ラインはおおむね6割~7割であること

  ・ そもそも受験者全体の平均点は5割後半~6割半ばくらいであること

 からして、先ほどの中学校の先生がお話しされていた「満点を取りに行くテスト」とはだいぶ様子が違うことが分かります。

 もちろん、あらかじめ範囲が分かっているテストであれば全力で満点を取りに行く、そのための対策勉強も大事かもしれません。

 しかし、毎月のようにやってくる公開模擬試験では範囲があってないようなくらいには広いことを考えれば、「満点を取りに行く」テストではないと思います。
 (例えば、先日行われた四谷大塚の合不合判定テストの平均点は5割を切っていました)

 むしろ、毎回の模試の中で洗い出されてくる弱点(正答率が高いのにうまく取れない分野)を克服していくための手段ととらえるのがいいかと考えます。

 一口にテストと言っても、その位置づけ方は様々です。うまく活用できるといいなと思います。






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最終更新日  2014.04.24 15:49:03
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