山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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元お蝶夫人 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 小野寺秀也さん こんばんは(*^。^*) 桜の…
歩世亜 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) こんにちは。 桜は散るのも早いので写せ…

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2020.01.24
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テーマ: 街歩き(692)
カテゴリ: 街歩き

 私はあまり夢を見ない。というよりも、人並みに夢を見るのだろうが、あまり覚えていないということだ。日々の出来事の起伏があまりなくなった老年では、記憶に残るほどの印象の強い夢をあまり見なくなったということだろう。
 夜の雪が降りやんだ朝、川岸の自宅から河岸段丘の上のバスの通る広い道に上がって行った。雪は30センチほど積もっていて、歩道には踏み固めた狭い筋ができていて、自転車を曳いて歩いている女性がいる。見知った顔で、挨拶しかけたとき、彼女のあまりの美しさに驚いた。びっくりするほど美しいと思ったのである。
 驚いて目が覚めた。4日ほど前の夢である。二十歳のころに知り合った女性だった。話をしたのは数度だけで、それっきりのことだった。それから50年以上会うことも見ることもなかった人だ。その人がどこでどんなふうに暮らしているか、知る由もない。ほとんど思い出すこともない人をなぜ夢に見たのかよくわからないのだが、夢の中のその人の美しさに驚いて目が覚めた、そのことに目覚めた後であらためて驚いたのである。
 たしかに50年前も美しい人だと思っていたが、同じ顔の夢の中の人は別の次元に遷移したかのような新鮮な感じの強烈な美しさだったので驚いたのである。目覚めた後では、どんな美しさだったのかもうわからない。ある人の美しさにびっくりした。びっくりするほど美しい人に出会った。そんな感覚的な経験があったということだけが残っている。しかし、この夢と私の現実とを関係づけるようなことは何一つ思い浮かばない。
 たとえば、野の花であれ、庭の花であれ、毎年毎年見慣れたそれなりに美しい花を、ある日突然、この世で初めて見るほどの美しさだと感じる瞬間があるかもしれない。ふだん道で会えば何気なく挨拶をかわし、通り過ぎれば次に会うまでとくに思い出すことのない知人を、ある日突然、その人と知り合えていることが奇蹟的に貴重なことだと気づく瞬間があるかもしれない。短い夢のアナロジーを現実のなかに見出すとすればそういうことになるだろうか。
 4日前の夢がそのような未来の瞬間の予兆であれば、これからの私の暮らしも期待するに足る。しかし、いくぶんこの世の暮らしに倦みかけている老年には期待感が高まる予感はあまりない。









勾当台公園から一番町へ。(2020/1/24 18:23~18:45)


 集会が半ば以上も過ぎたころ、ようやく勾当台公園の野外音楽堂に着いた。福島原発事故で入院患者とともに避難せざるをえなかった医師の講演会の告知と、「脱原発県議の会と市民との意見交換会」の報告をなんとか聞くことができた。
 脱原発県議の会は、さきごろ県議会で否決された女川原発の再稼働の是非を問う県民投票条例をあらためて県議会に発議するという。それは、県知事や女川原発立地自治体の首長の再稼働可否の判断に影響を与えることができる重要な動きで、県議会の傍聴も含めて再稼働反対の動きを強めたいというスピーチだった。

 集会も終わり、いつにも増して暗く感じる冬の夜の街へ30人の脱原発デモは出発した。気づけば今日はいつもの二本の旗竿がない。一本は先週の日曜昼デモからの受け渡しがうまくいかなくて持ってこれず、竿がひび割れたもう一本は修理担当スタッフが今日はお休みだとスタッフの一人が苦笑いしながら教えてくれた。















一番町。(2020/1/24 18:23~18:45)


​ 世界では国家の脱原発や原発の廃炉が相次いでいて喜ばしいニュースに事欠かないが、原発にしがみつく時代遅れの自公政権の日本では原発関連のいいニュースは多くない。その中で久しぶりにいいニュースがあった。​ 1月17日付け中国新聞デジタル ​は、次のような文章で広島高裁の原発差し止めの決定を伝えている。​


​四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求めて山口県東部の住民3人が申し立てた仮処分の即時抗告審で、広島高裁の森一岳裁判長は17日、住民側の申し立てを退けた2019年3月の一審山口地裁岩国支部決定を取り消し、運転を差し止める決定をした。 ​​


 森裁判長が差し止め決定の判断をした根拠の一つは、伊方原発沖600メートルの断層帯を「十分な調査をしないまま活断層が存在しないとした」ことである。また、阿蘇山の噴火が起きた場合の降下火砕物の想定が過小だった判断した。
 伊方原発3号炉を新規制基準に適合するとした原子力規制委員会の審査は、四国電力の主張を前提に行われたもので、審査の過程には「過誤ないし欠落があった」と判断して、「原子炉は、原告らが生命、身体などに重大な被害を受ける具体的な危険があるので、保全の必要性が認められる」という決定を行ったのである。

 正月早々、原子力規制委員会の審査の過程がどのようなものか、その実態の一端を明らかにするニュースも流れた(​ 1月4日付け毎日新聞電子版 ​)。
 2018年12月、原子力規制委員会は関西電力に求める原発の火山灰対策を決める公開の会議を開いて、「関西電力に火山灰想定の再評価を命じる」という案を採決した。会議には、この1案のみがあたかも他の案がないかのように提案されされ、審議、決定したのである。
 しかし、この公開会議の前に非公開の事前会議があり、そこでは大山噴火の火山灰想定が過小に評価されていると認定して「速やかに文書指導で変更申請を促す」という案も出されていた。この案は、実質的には規制委員会が関西電力の申請は基準不適合だと判断するものだった。
 関西電力の申請が新規制基準に不適合だという判断は原発の再稼働を不可能にする。そのためか、その案は事前会議の後に抹消され、その案が存在したという議事録も作られなかった。いかにも安倍政権下の御用機関らしい隠蔽工作である。基準不適合という案がなぜ否定されたのか、国民は知ることができないのだ。広島高裁決定が述べるように、規制委員会の審査の過程には「過誤ないし欠落」がつきまとうのである。それも意図的に………。







青葉通り。(2020/1/24 19:01~19:07)


 今年の冬デモは、寒さに悩むことがない。昨年も暖冬だったが、デモのときに寒かったか、温かかったか、印象にあまり残っていない。
 奥羽山地の山並みを眺めても、積雪の少なさは瞭然である。春、雪代は少ないだろう。積雪が、一定量の保水を担っている日本の風土には、雪の少ない冬はその冬の暮しやすさと裏腹な困った春の予兆でもある。
 普通に寒い冬、普通に暑い冬という凡庸な季節こそが望ましいのである。








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Last updated  2020.01.26 16:04:39
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