これらの批判はかなりの部分が的外れだ。 不規則発言とは、政治家が官僚の書いた筋書き抜きで、自分の言葉を使って話しているからこそ起きる。これを完全否定すると、官僚が政治家を管理する自民党政権時代に後戻りしてしまう。
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という書き出しの記事を読みました。
引用元 http://diamond.jp/series/kamikubo/10046/
確かに、 これらの批判は的外れです
『官僚が政治家を管理する自民党政権時代に後戻りしてしまう』
ということを言っていますが、これは 『大きな政府』 を志向しているという筋の話であって、民主党が 『小さな政府』 を志向している集まりであるかといえば、間違いなく NO です。
民主党は『平等』を叫ぶ、 日本型の無責任体質が染み込んだ『社会主義』的な政党 であることを見誤ってはなりません。
昭和の時代の政治体制が、 官僚主導型の力を持った政府 であり、それは規制というもので主導権を握っていました。
これからの時代を考えると、未来に期待がもて、若い人達に活力が出る制度に変えない限り、頭の良い人達が言うところの『停滞』から『負の遺産』の暴走が現実化します。
そのためには、 規制の少ない政府 に体質変換、イノベーションが最重要課題であるはずです。
日本の国内市場は、潜在的に生産性の高い国民と他国がうらやむほどの眠れる富が埋蔵されいます。これが日本の資本であるのは間違いないことであって、それを活用する制度設計が出来ていないだけなのです。
民間の活力が充分に発揮できる環境設計です。
国を経営するという発想に切り替えないとダメです。
大局的に見れば、今この時期は、松下幸之助さんが示した『無税国家経営論』を真面目に検討すべき良いタイミングであるといえるのです。
このタイミングで、理想的(無責任ともいえます)社会主義的平等志向の民主党に任せる選択は、大きな誤りである言えるのです。
今選択すべきこと、狙いを定める的は、 平等と自由どちらを選択するか ということであって、これから10年をかけてその選択の結末を、リアルに日本人が体験することになるでしょう。
ですから、最初に引用した記事も大きな的を外した内容であるのです。
民主党は、自らが無自覚に選択する好みの結果、自民党時代よりもさらに大きな政府をつくり、国家経営という発想が皆無な独善的な体制になると明言できます。
今なら、まだまだ日本という国は老化現象や、回復の見込めない慢性疾患に支配されていません。
意欲や理想を喪失した年寄りに引きづられることなく、この日本でこれから生きていく人たちに、平等と自由のどちらを選択すべきかを考えて欲しいのです。
どうか、 『この国の未来のあるべき姿』 の狙いを定める的を間違えないでください。
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