100歳以上の高齢者が、全国で70人以上行方不明だという事件?
を、マスコミが生温かく扱っています。
マスコミ関係者、警察・行政も、大体はこんな状況が出てくるのを、
予測していたと想います。予測はしていたけど、現状確認をしていなかった。
しかし、人の生活する住居からミイラが出てくれば、それは別の話です。
親族のミイラと同居するという、精霊信仰の『祀る』形態がありますが、
それが、現代の東京に残っていた訳ですから、ある意味凄いことです。
ただ、毎日食事や水の供養はしていなかったようですから、
純粋な宗教的な習慣といえば、そうとも言えません。
なら、どんな心境で、あの狭い居住空間で生活していたのやら。。。。
人間は、習慣の動物であり、慣れとは凄い能力だと、改めて感心しました。
TVで高齢のコメンテーターが、
「 長寿国家は、そのことだけでも国家としての 信頼を、
国際的に得られる要素であり、 今回の行政のずさんな状況と併せて、
長寿国家・日本の持っていた良いイメージが 失われた。。。」
なんて言っていました。
豊かさの結果として、国民の平均寿命が延びたと解釈すれば、
この高齢のコメンテーターの発言も、大げさとは言い切れ無いでしょうが・・・・
だからといって、
今回の出来事が『国際的な信用を失墜するほどの出来事か?』といえば、
たぶん日本国以外で、興味を持つ話ではないように想います。
韓国や中国辺りの、日本が気になって仕方ない特殊な人にとっては、
大いに利用しそうな話題ではありそうですが・・・
そもそも、韓国や中国の戸籍の管理が、日本より立派なのか?
それを、韓国の熱狂的な人に質問すれば・・・
「植民地支配の時に、日本に不都合な韓国側の資料は全て失われた。
今回と同様なことが儒教国の韓国で起きたとしても、日本人の責任ダ!」と、
得意のロジックで応えてきそうです。
でも、韓国の戸籍制度も日本が・・・・ もう言うのは止めます。
他所様のことはともかく、日本の現状を見れば、
『100歳以上の行方不明者が100人以下であれば、
誤差の範囲にも入らないほどの少数だと、私は考えますが・・・』
● 日本の人口(平成22年7月1日概算値)は、
総人口 1億2748万6千人 85歳以上 386万人 です。
数字で示すと、127486000人に対して、行方不明者は100人以下です。
数字の並びの長さを見ても、極めて少数です。
● 年金関係考えれば、2001年4月から2007年2月末までの6年間のうち、
社会保険庁が年金額を訂正した数字が、正確には 21万8474件 。
年金台帳がこんな状況ですから、社会保険庁が真面目に年金受給者の
死亡確認をしていたと考えるほうが・・・・ ねー
● 2009年の国内自殺者は、 3万2845人 (2010年5月13日警察庁発表)
あくまでも一年間の数です。
● 日本人の年間行方不明者数は、正式に警察に受理されただけでも、
毎年10万人
その4割近くが13才以下 の女性だという話まであります。
07年の全国の身元不明死体は、 1078人 。( 警察庁発表)です。
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これらの数字に対して、30年前から消息不明者までカウントしても、
現段階で100人以下です。
70歳以上の失踪者までカウントすれば、死亡確認が出来ていない者の
総数は、 軽く100万の桁に入るはずです。
しかし、現実をこんな数字で追っかけると、
生活実感と大きなズレを 私は感じてしまいます。
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