地を這う虫

2023/05/04
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カテゴリ: ジャズ
行方不明?のレコード (その4)
を2023/03/31にアップして以降、(その5)を書くのがめんどくさくて放置しておりました。

今回でこのシリーズは終了予定です。

Gary Burton & Keith Jarrett(Atlantic US盤)

このレコードを所有していたことは間違いないはずですが、見当たりません。中古レコード屋に売却した記憶はありませんが、多分売却したんでしょうね。↓のYouTube音源で飛ばし飛ばし聴きましたが、Jazz Rock風味が強い音楽のようなので、多分売却したんでしょう。Gary Burtonは白人のVibraphone奏者で半世紀前後前には結構人気がありました。このシリーズのどこかで書きましたが、RCAのUS盤で「葬送」も買いましたが、スクラッチノイズが酷くて直ぐに売却しました。


"GARY BURTON & KEITH JARRETT - LP 1971 Full Album"





ここからは売却した記憶がないし売却する理由もなさそうなマジモンの「行方不明のレコード」です。行方不明の原因としては阪神淡路大震災の被害を受けて解体された実家に置いたままだったので、解体時に建物と一緒に廃棄物になってしまったことが考えられます。結婚して実家を出てマンション暮らしを始める際に持ち出さなかったのかなか~~?。う~~ん。ありえないですね。以下に挙げるレコードは好きな音楽、演奏なので他のそれほどお気に入りでない大量のレコードを持ち出して、これら「行方不明盤」を実家に残したままというのはちょっと考えにくいですな。

あ~~~、以前もどこかで書きましたが、結婚して実家を出る際、小中高の卒業アルバムや独身時代に当時のGF(死語か? 苦笑)からもらった手紙などを実家に残してきました。短大の声楽科のGFからもらった「彼女のお気に入り曲・聴いてみてよ曲を録音したカセットテープ」もあったよな~~。カセットデッキがないから音は聴けないけど、彼女が書いた曲名リストの筆跡を見られれば懐かしいのにな~~(涙

高校一年か二年の時にラブレターを書いた相手から届いた「お断り」の手紙も二通あったし、大学時代に高校時代の元カノから届いた手紙も結構たくさんあったんだけどな~~。阪神淡路大震災のせいで、私の青春時代のメモリーがかなり消失しています(号泣


話が横道に逸れました。戻します。

Mal Waldron /All Alone(国内盤)

Mal Waldronのアルバムでは不世出のジャズ歌手Billie Holidayの追悼盤"Left Alone”が有名ですが、私は持っていません。買ったこともありません。Jackie Mcleanの泣きのalto saxで有名な名曲"Left Alone"以外の曲がぱっとしないので、買ってません。"All Alone”はタイトル通り全曲ソロピアノでアルバムの出来は結構よかものなので、売却してしまうことは非常に考えにくいんですね。なぜ行方不明なのだろう。

"Mal Waldron - All Alone (Full Album) Solo Piano Jazz"


【おまけ】 (この部分は2023/05/05 12:10追記)

"All Alone"は前述した"Left Alone"よりも録音が新しくイタリアのミラノでの録音です。オリジナル盤はイタリア盤です。タイトルの"All Alone"は"Left Alone"を意識したタイトルだと思います。
Mal Waldronは晩年のBillie Holidayの伴奏者でした。晩年と書きましたが、Billie Holidayは薬物依存、アルコール依存のため44歳の若さで亡くなっています。以下の盤はBillieの追悼盤としてリリースされたもので、ジャケットには

Mal Waldron at the piano plays moods of BILLIE HOLIDAY
her former pianist and his trio
Left Alone  An Original by Mal Waldron Dedicated to BILLIE HOLIDAY

と書かれています。A面1曲目の"Left Alone"のみJackie McleanがAlto Saxを吹いています。泣きのalto saxです。TVのCMや映画、ドラマの歌伴に何度も登場してるように思います。B面3曲目の"The Way He Remembers Billie Holiday"は演奏ではなくMalがBillieの思い出話を語ってるだけです。。。

"Left Alone



Walter Bishop Jr. / Speak Low(国内盤)

中学・高校時代、雑誌Swing Journalではにこのアルバムは幻の名盤と言われていたように記憶します。ですが、日本のどこかのレコード会社が版権を手に入れて日本盤をリリースしたので、買いました。
正直、演奏内容はあんまりピンとこなかった記憶があるのですが、売却するほどのダメ演奏では決してありません。なぜ行方不明なんでしょうね。

数十年ぶりに以下のYouTube音源を最初の数分間だけ聴きましたが、よかですな。売却するはずないよな~~。

"Walter Bishop Jr. - Speak Low ( Full Album )"



Chick Corea / Now He Sings Now He Sobs(Solid State 国内盤)

このアルバムは人生で初めて買ったPiano Trioのアルバムのような気がします。高校生だったと思います。多分雑誌Swing Journalで激賞されていたから買ったんだと思いますが、ジャズ喫茶で聴いて大感動したからかもしれません。PianoがChick Corea、Bassがチェコ出身の凄腕Miroslav Vitous、Drmusが名人Roy Haynesで、演奏は超素晴らしい。Roy HaynesはWiki.によれば98歳で御存命のようです。私のFavorite Drummerの一人です。このアルバムの成功にRoy Haynesの貢献は極めて大だと思います。
このアルバムを売却する理由がないのですが、ひょっとすると所有していたのは国内盤だったので、US盤に買い替えるつもりで売却したけどUS盤がなかなか手に入らず、そのまま放置てな顛末かもしれません。

"Steps-What Was (Digitally Remastered)"


"Now He Sings, Now He Sobs"



Barry Harris / At The Jazz Workshop(Riverside 国内盤)

今日現在、一番好きなjazz Pianistは誰か?と問われればBarry Harrisと答えます。普段そんなに聴くわけではないし、レコードは上記の一枚(行方不明中)とArgoの一枚と大のお気入りのXanadu盤の計3枚しか持ってないです。CDは5~6枚持っています。
Barry HarrisはいわゆるBud Powell派のPianistですが、Bud Powellのような華麗なテクニックは有さず、速弾きは出来ません。Bud Powellの持つ凄み、キレ、天賦の才能等はほぼ全くありません。ですが、Barry Harrisにしかない魅力があります。このあたりは、また別の機会に書きましょう。

このレコードを買ったのは大学時代ではなく社会人になってからじゃないかと思います。 アルバムジャケットはちょっとざらついた紙質だった記憶もあるので、 買ったことは間違いないと思うんだけどな~~。社会人になってから買ったとすれば、金欠のために売却することも考えにくいのですが、行方不明で見つかりません(涙

CDはメルカリで新品未開封のものを購入済みですが、レコードがどこかにあるはずだとの思いから、未だ開封していません。なんで、見つからないのかな~~。

"Barry Harris Trio: "Star Eyes""


"Barry Harris Trio at the Jazz Workshop - Lolita"



思い出したので以下の盤を追加します。(2023/05/05 12:10追記)

Jaki Byard / Hi-Fly(Prestige 国内盤)

B面2曲目の名曲"Lullaby of Birdland"の演奏がめっちゃ素敵なので、このアルバムを買ったはずだと思います。上のBarry Harrisのは95%以上の自信があるのですが、この盤は買ったつもりの可能性も多少ありますな。
Barry Harrisのとこで書いた、「アルバムジャケットはちょっとざらついた紙質だった記憶もあるので」はBarry のではなくJakiのこの盤の記憶でした。この盤も買っていたとしたら、売却する理由は全くないんですけね。でも、見つかりません。。。

Jaki Byardは結構個性的なPianoを弾く人で、好みは分かれる人だと思います。曲によっては私の感性にちとマッチしないのもありますが、この盤は"Lullaby of Birdland"一曲だけで購入する価値があります。BassがRon Carter、Drumsが個性派、one & onlyなPete La Rocaなのもアルバムの価値を高めています。

"Jaki Byard Trio - Lullaby of Birdland"



思い出したのでさらに以下の盤を追加します。(2023/05/07 15:33追記)

Duke Jordan / Two Loves (SteepleChase 輸入盤)

DiscogsではDuke Jordan Trioの方にデータが記載されています。このレコードは持ってたような気がするだけかもしれませんが、見当たりません。SteepleChaseはDenmarkのレーベルです。1973年録音で1975年リリースです。当時Duke Jordanは人気があったし、私のお気入りPianstの一人だったので買っていたとしても不思議ではありません。
Duke Jordan Trioの日本公演を聴きに行ったような気もしますが、大きなホールでのPiano Trioの演奏はちょっとアレなんで記憶違いかもしれません。同じSteepleChaseレーベルで人気があったTenor Sax奏者のDexter Gordon + Kenny Drew Trioの日本公演には間違いなく聴きにいってます。福岡の電気ホールだったと思います。

"Two Loves / Duke Jordan Trio (Two Loves 4/9)"


I'll Remember April / Duke Jordan Trio (Two Loves 7/9)



Duke Jordan / Flight To Denmarl (SteepleChase 輸入盤)

"Two Loves”と同様にDenmarkでの1973年録音ですが、リリースは1974年と"Two Loves"よりも1年早いです。私の記憶でもそうなんですが、Discogsの記載順がこちらの方が後ろだったので、私が書く順序が逆になってしまいました。
こちらのレコードを買ったことは間違いありませんが、見当たりませんな。好きなPianistだから売却する可能性は低いし、売却した記憶もありません。好きなレコードなので実家に残したままにすることは有り得ないなんですな。仮の話として、かみさんと喧嘩した際に怒ったかみさんが大事なレコードを数枚捨ててしまったとしても、私のお気に入りのレコードをかみさんが把握してるはずがないので、ないと困るレコードを数百枚から選択することは不可能なんですけどね(苦笑

"Duke Jordan_Flight To Denmark (1973, SteepleChase)"

このレコードは当時ジャズ喫茶での人気盤だったと思います。A面1曲目"No Ploblem"(邦題は"危険な関係のブルース")はジャズ喫茶でもよく聴いた気がするので、そのあたりに嫌気がさして売却したんでしょうかねぇ~~。





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Last updated  2023/05/07 03:32:11 PM
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