Mal Waldronのアルバムでは不世出のジャズ歌手Billie Holidayの追悼盤"Left Alone”が有名ですが、私は持っていません。買ったこともありません。Jackie Mcleanの泣きのalto saxで有名な名曲"Left Alone"以外の曲がぱっとしないので、買ってません。"All Alone”はタイトル通り全曲ソロピアノでアルバムの出来は結構よかものなので、売却してしまうことは非常に考えにくいんですね。なぜ行方不明なのだろう。
"Mal Waldron - All Alone (Full Album) Solo Piano Jazz"
【おまけ】 (この部分は2023/05/05 12:10追記)
"All Alone"は前述した"Left Alone"よりも録音が新しくイタリアのミラノでの録音です。オリジナル盤はイタリア盤です。タイトルの"All Alone"は"Left Alone"を意識したタイトルだと思います。 Mal Waldronは晩年のBillie Holidayの伴奏者でした。晩年と書きましたが、Billie Holidayは薬物依存、アルコール依存のため44歳の若さで亡くなっています。以下の盤はBillieの追悼盤としてリリースされたもので、ジャケットには
Mal Waldron at the piano plays moods of BILLIE HOLIDAY her former pianist and his trio Left Alone An Original by Mal Waldron Dedicated to BILLIE HOLIDAY
と書かれています。A面1曲目の"Left Alone"のみJackie McleanがAlto Saxを吹いています。泣きのalto saxです。TVのCMや映画、ドラマの歌伴に何度も登場してるように思います。B面3曲目の"The Way He Remembers Billie Holiday"は演奏ではなくMalがBillieの思い出話を語ってるだけです。。。
B面2曲目の名曲"Lullaby of Birdland"の演奏がめっちゃ素敵なので、このアルバムを買ったはずだと思います。上のBarry Harrisのは95%以上の自信があるのですが、この盤は買ったつもりの可能性も多少ありますな。 Barry Harrisのとこで書いた、「アルバムジャケットはちょっとざらついた紙質だった記憶もあるので」はBarry のではなくJakiのこの盤の記憶でした。この盤も買っていたとしたら、売却する理由は全くないんですけね。でも、見つかりません。。。
Jaki Byardは結構個性的なPianoを弾く人で、好みは分かれる人だと思います。曲によっては私の感性にちとマッチしないのもありますが、この盤は"Lullaby of Birdland"一曲だけで購入する価値があります。BassがRon Carter、Drumsが個性派、one & onlyなPete La Rocaなのもアルバムの価値を高めています。
"Jaki Byard Trio - Lullaby of Birdland"
思い出したのでさらに以下の盤を追加します。(2023/05/07 15:33追記)
Duke Jordan / Two Loves (SteepleChase 輸入盤)
DiscogsではDuke Jordan Trioの方にデータが記載されています。このレコードは持ってたような気がするだけかもしれませんが、見当たりません。SteepleChaseはDenmarkのレーベルです。1973年録音で1975年リリースです。当時Duke Jordanは人気があったし、私のお気入りPianstの一人だったので買っていたとしても不思議ではありません。 Duke Jordan Trioの日本公演を聴きに行ったような気もしますが、大きなホールでのPiano Trioの演奏はちょっとアレなんで記憶違いかもしれません。同じSteepleChaseレーベルで人気があったTenor Sax奏者のDexter Gordon + Kenny Drew Trioの日本公演には間違いなく聴きにいってます。福岡の電気ホールだったと思います。
"Two Loves / Duke Jordan Trio (Two Loves 4/9)"
I'll Remember April / Duke Jordan Trio (Two Loves 7/9)
Duke Jordan / Flight To Denmarl (SteepleChase 輸入盤)