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2003年のマーケット最悪期に買い出動するには、なにか買うための根拠が必要だったと思います。その根拠を与えてくれたのが、バリュー投資だったんじゃないですかね?。
株価を決めるのは需給です。ところがバリュー投資の原理では、株価はいづれ企業価値に収束するはずという信念を持ってます。この信念は論理ではなく感性で決められた事でした。他の投資家の人に「何故価値に収束すると言えるのですか?」と質問されても「私はそう信じています。」としか言えないわけです。
そして彼らはその信念を元に新興小型バリュー株を買い進め、新興株バブルによって億万長者が沢山生まれたわけですワン。
ただしこれらの事実は、バリュー投資の信憑性を高めたのではなく、たまたまだった可能性が高いです。2003年の新興株は、軒並みバリュー株になっており、バリュー株が買われたというより、新興市場株が軒並み買われたといった意味合いが強かったと思います。
また2003年からは新興株ほどではないにしろ、大型株も軒並み株価を上げており、実は日本株に大量に資金が流入していたのでした。こなつは2004~2006年までのパフォーマンスの源泉だと思われたバリュー投資は、実は新興小型株を買っていたおかげだった事を後に知りましたワン。その証拠に新興市場で割安度が薄れてからも、株価は上げ続けた訳ですから。