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坂の上の雲がいよいよ今度の日曜日で最終回を迎えますワン。
日本の誇れるものは歴史だと思ってますが、明治期はそのなかでも最も輝かしい時期ですワン。世界に類のないミラクルピースと言われる江戸時代を謳歌した日本人は、黒船来航を機に、帝国主義で溢れる世界と対峙することになりますワン。近代化が急務になり、明治維新という革命を達成して、近代国家へ驀進します。
そして大国ロシアとギリギリの平和交渉を行いますが決裂、日露戦争になりますワン。 この時ロシアは軍事力、経済力とも日本を圧倒しており、世界中がロシアの勝利を疑いませんでした。一方日本も日露戦争で完勝できるなどとは思っておらず、講和を強く意識した戦いとなりましたワン。つまりちょっとでも有利な戦況を作った上で講和に持ち込みたいと。戦争とは喧嘩ではなく、外交の延長上のものなんですね。
そこであらかじめ米国へ仲裁の根回しをしたうえで開戦し、ロシアの戦争継続を断念させるためにロシアにスパイを送り込んで革命を煽りましたワン。やがて奉天の戦いで辛くも勝利し、日本海海戦でバルチック艦隊を全滅させ、講和しましたワン。
明治の人の戦略眼の凄さを感じますワン。
ところで自民党の石破さんが国会で、日米開戦は最大の間違いだったと涙ながらに悔やんでましたが、少なくとも日露戦争を勉強していれば、日米開戦も選択肢にあるとおもうんですがね。だって日露戦争当時とそっくりじゃないですか。
違っていたところは、講和に対する準備をせずに戦争を始めてしまった所。真珠湾奇襲の山本五十六は、講和を強く意識していた人だと思いますが、大本営にはそういった発想がなかった。戦争末期になってロシアに仲裁を頼んでいるんだから、いかに行き当たりばったりだったことか・・・。
明治以降、日本人が劣化しています。昭和の政治家は大局的な戦略眼を失ってしまいましたワン。そして現代の政治家はさらに劣化して、なんの戦略もなく責任を取る覚悟すら放棄していますワン。民主党が政権をとってからは国家観すら抜け落ちてしまいましたワン。
もう一度、明治の人に学ばなければいけませんね。
そのためにはまず民主党政権を打倒しなくてはなりません。
日本の再生はここから始まりますワン。