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様々な社会へのできごと、気になったニュースや色々な方の意見を気の向くままに読んだり考えたり…。
その時々の思いをつぶやきつつ、マイペースに人生後半の未来を歩んでます。
元々は通信で大学を卒業した体験記を書いていましたが、卒業後20年を機にブログでも卒業しました。
2026年03月03日
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テーマ: 読書
カテゴリ: 読書
「世界99 上・下」 村田沙耶香 集英社
書影
(AIによるあらすじなどコピー)  
村田沙耶香の『世界99』は、主人公の如月空子が成長しながら、現実と異なるディストピア的な世界での葛藤を描いた作品です。

あらすじ
物語は、主人公の如月空子(きさらぎ そらこ)が、周囲の人々に合わせて自分の人格を使い分ける「人間ロボット」としての生活を描いています。彼女は、過去のない街「クリーンタウン」で、他者の期待に応えるために「呼応」と「トレース」を繰り返しながら生きています。物語は、空子の成長とともに年齢を区切りとして章立てされており、彼女の内面的な葛藤や周囲との関係性が描かれています。

物語の中で、空子は「ピョコルン」と呼ばれる動物の遺伝子を持つ愛玩動物と出会い、彼女の人生に大きな影響を与えます。ピョコルンは、技術の進化によって特別な能力を持つようになり、社会の様相を変えていく重要な存在となります。

テーマと特徴
『世界99』は、現代社会の病理やアイデンティティの分裂、ジェンダーロールの歪み、無自覚な差別の構造を鋭く描写しています。村田沙耶香は、読者に対して「普通」や「常識」を揺さぶるような作品を提供しており、物語を通じて深い思索を促します。

この作品は、村田沙耶香の集大成とも言える内容であり、約900ページにわたる大作です。読者は、空子の成長を通じて、自己のアイデンティティや社会との関係について考えさせられることでしょう。

読者の反応
多くの読者は、この作品がもたらす衝撃や感情的な負荷について語っており、村田沙耶香の独特な世界観に引き込まれる体験をしています。作品の中には、直接的な性描写や社会問題に関する描写も含まれており、読む際には注意が必要です。

このように、『世界99』は、村田沙耶香の独自の視点から描かれた深いテーマを持つ作品であり、読者に強い印象を与えることでしょう。


この作品のことを新聞などで知り、図書館で予約して借りた。
来週は友人と旅行に行くので、実は上巻と下巻の少しだけしか読んではいない。
しかし、読み始めた数ページで不思議な感覚にとらわれ、それはあまり気持ちの良いものではなかった。
主人公の空子は周囲の人たちに合わせて自分の人格を変化させながらの人間関係を紡ぐ。
それは、若い時の私の人間関係戦略であったからだ。
戦略というよりは、当時の私は人と争うことはイヤで、友達と仲良くしたかったから、
たとえ苦手な人とでもできるだけ笑顔で相手の話に合わせて自分を主張しなかった。
しかし、高校生頃になると、自分にはしっかりとした考えや意思がないように感じて不安になった。
私は読書が好きだったから友人たちよりはたくさん本を読んでいたが、それも影響していたかもしれない。
面白い作品があったらその人の作品をゲップが出るほど読み続け、
何冊か読んだらなぜかストーリーも予想されてしまうほどになったらその作家を卒業する。
そんなことを繰り返していたので、ある時は虚無的になり、ある時は楽天的になりなんてこともあったはずだ。
自分が発する言葉が誰かの模倣のように感じて、自分の内部は誰かの寄せ集めで本当の私はないような不安な感じ。
それは、この「世界99」の最初の部分そのままのようだった。

とても複雑な気分と、途中からは受け入れがたいおぞましさで、もう読みたくないとまで思った。
しかし、作者が結局何を表現したいのかということに興味があったので、
何とか上巻を詠んだのだが、その最後はとどめのような衝撃があった。
この世界は何なのだ!
そして確信した。
人間の持つ業というか欲望が、科学技術の発達によってこんな風に向かっていくかもしれないということを書いている。
私は下巻は完読していないのだが、空子に感情移入し続けて読んだためか、下巻の三分の一くらいで彼女がどのような選択をしてゆくのか見えるような気がしている。
その状態でこれを書いている。
多分当たらずとも遠からじではないかと思うが、返却期限が近いので読了はできないだろう。
ここまできたら結果はどうでもよいような気がしている。
現代がこのような矛盾と価値観の混乱、気候変動や科学技術の悪用、
世界的な争いや権力者の妄想などで振り回されている中で、
個人が自分の生き方や周りだけのささやかな平安や小さな幸せだけを求め、
他の世界から自分を隔離しやすい状況は、地球規模で考えたらこれほど怖いことなのだ。





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最終更新日  2026年03月03日 08時58分16秒
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