全4148件 (4148件中 1-50件目)

「世界99 上・下」村田沙耶香 集英社(AIによるあらすじなどコピー) 村田沙耶香の『世界99』は、主人公の如月空子が成長しながら、現実と異なるディストピア的な世界での葛藤を描いた作品です。あらすじ物語は、主人公の如月空子(きさらぎ そらこ)が、周囲の人々に合わせて自分の人格を使い分ける「人間ロボット」としての生活を描いています。彼女は、過去のない街「クリーンタウン」で、他者の期待に応えるために「呼応」と「トレース」を繰り返しながら生きています。物語は、空子の成長とともに年齢を区切りとして章立てされており、彼女の内面的な葛藤や周囲との関係性が描かれています。 物語の中で、空子は「ピョコルン」と呼ばれる動物の遺伝子を持つ愛玩動物と出会い、彼女の人生に大きな影響を与えます。ピョコルンは、技術の進化によって特別な能力を持つようになり、社会の様相を変えていく重要な存在となります。 テーマと特徴『世界99』は、現代社会の病理やアイデンティティの分裂、ジェンダーロールの歪み、無自覚な差別の構造を鋭く描写しています。村田沙耶香は、読者に対して「普通」や「常識」を揺さぶるような作品を提供しており、物語を通じて深い思索を促します。 この作品は、村田沙耶香の集大成とも言える内容であり、約900ページにわたる大作です。読者は、空子の成長を通じて、自己のアイデンティティや社会との関係について考えさせられることでしょう。 読者の反応多くの読者は、この作品がもたらす衝撃や感情的な負荷について語っており、村田沙耶香の独特な世界観に引き込まれる体験をしています。作品の中には、直接的な性描写や社会問題に関する描写も含まれており、読む際には注意が必要です。 このように、『世界99』は、村田沙耶香の独自の視点から描かれた深いテーマを持つ作品であり、読者に強い印象を与えることでしょう。この作品のことを新聞などで知り、図書館で予約して借りた。来週は友人と旅行に行くので、実は上巻と下巻の少しだけしか読んではいない。しかし、読み始めた数ページで不思議な感覚にとらわれ、それはあまり気持ちの良いものではなかった。主人公の空子は周囲の人たちに合わせて自分の人格を変化させながらの人間関係を紡ぐ。それは、若い時の私の人間関係戦略であったからだ。戦略というよりは、当時の私は人と争うことはイヤで、友達と仲良くしたかったから、たとえ苦手な人とでもできるだけ笑顔で相手の話に合わせて自分を主張しなかった。しかし、高校生頃になると、自分にはしっかりとした考えや意思がないように感じて不安になった。私は読書が好きだったから友人たちよりはたくさん本を読んでいたが、それも影響していたかもしれない。面白い作品があったらその人の作品をゲップが出るほど読み続け、何冊か読んだらなぜかストーリーも予想されてしまうほどになったらその作家を卒業する。そんなことを繰り返していたので、ある時は虚無的になり、ある時は楽天的になりなんてこともあったはずだ。自分が発する言葉が誰かの模倣のように感じて、自分の内部は誰かの寄せ集めで本当の私はないような不安な感じ。それは、この「世界99」の最初の部分そのままのようだった。とても複雑な気分と、途中からは受け入れがたいおぞましさで、もう読みたくないとまで思った。しかし、作者が結局何を表現したいのかということに興味があったので、何とか上巻を詠んだのだが、その最後はとどめのような衝撃があった。この世界は何なのだ!そして確信した。人間の持つ業というか欲望が、科学技術の発達によってこんな風に向かっていくかもしれないということを書いている。私は下巻は完読していないのだが、空子に感情移入し続けて読んだためか、下巻の三分の一くらいで彼女がどのような選択をしてゆくのか見えるような気がしている。その状態でこれを書いている。多分当たらずとも遠からじではないかと思うが、返却期限が近いので読了はできないだろう。ここまできたら結果はどうでもよいような気がしている。現代がこのような矛盾と価値観の混乱、気候変動や科学技術の悪用、世界的な争いや権力者の妄想などで振り回されている中で、個人が自分の生き方や周りだけのささやかな平安や小さな幸せだけを求め、他の世界から自分を隔離しやすい状況は、地球規模で考えたらこれほど怖いことなのだ。
2026年03月03日
コメント(0)
トランプ氏、 イランで大規模作戦開始と表明 体制転換呼びかけ2/28(土)イラン革命防衛隊、ハメネイ師の「殺害した者たち」への報復誓う3/1(日)ハメネイ師死亡の報にイラン市民歓喜 映像で確認今後どのようになっていくのか、本当に心配だ。日本はこんなことにもアメリカを支持したりしないよね。
2026年03月01日
コメント(0)
内田樹の研究室「改憲について」 読者の方からこんなメールをもらった。質問へのお答えはブログに公開しますとご返事をした。こんな質問である。 質問(1):現在公開されている自民党の改憲草案(2012年作成)は、このままではとても大多数の国民が賛同するとは思えない酷い代物です。果たして、これをそのまま国民投票の材料として使ってくるのでしょうか。 ひとつのケースとして、国民投票向けに口当たり良くソフトに書き直した草案を提示してくることも考えられます。その場合、文言に解釈変更の余地を残すとか、何か抜け道を用意しておいて事後的に文言を再修正するとか、あるいは我々の想像を超えるような悪辣な手を使ってこないとも限りません。現時点では予測の話でしかありませんが、この草案の問題について、先生はどうお考えになりますか。 自民党の改憲草案をそのまま国民投票にかけるとは僕も思いません。おそらく九条二項の廃止と自衛隊の明記と緊急事態条項の追加が改憲のポイントになると思います。 その中では緊急事態条項が一番重要で、これが憲法に追加されると法的に独裁制が基礎づけられます。これは全権委任法です。 緊急事態条項についてはこれまで何度も書いてきていますけれど、問題点を再度指摘しておきます。 草案によれば、内閣総理大臣は「外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害」に際して緊急事態の宣言を発することができます。 問題は「内乱等による社会秩序の混乱」の「等」です。ここには何でも入れることができます。何を以て「社会秩序の混乱」であるかを規定する客観的な条件が書かれていません。ですから、内閣総理大臣の主観に基づいて緊急事態宣言はいつでも発出できるということです。 緊急事態が宣言されると、憲法は事実上停止され、内閣の定める政令が法律に代わります。「閣議決定」がそのまま法律となる。衆院選挙は行われないので議員たちは緊急事態宣言下では「終身議員」となります。ですから、もし発令時点で与党が過半数を占めていれば、国会が100日ごとに宣言の延長を議決する限り、緊急事態宣言は永久に延長できます。 そのような宣言の無制限の延長は不当であるという国民の声は議会外でのデモやストで表示するしかありませんが、まさにそのような異議申し立てそのものが「社会秩序の混乱」であるのだとしたら、それは緊急事態宣言の正当性を根拠づけるものでしかありません。 緊急事態宣言はそのような出口のないループに日本国民を閉じ込めるための法的装置です。 この条項をとくに「自然災害」の焦点を合わせたかたちで、改憲の文言に紛れ込ませるということはあると思います。 ただ、2012年の自民党改憲草案は、自民党が日本をどういう国にしたいのか、まことに正直に書いてありますし、いまもネット上で公開されています。その点では「フェア」だと思います。ほんとうに「悪辣」なら、こんなものとっくに削除しているはずですから。質問(2):例えば、所謂「ソフトな高市支持層」のような人達に改憲の危険さを伝えるとき、どういう言葉の選び方をするのが効果的か、思案しています。対面の会話の場合と文章の場合、また相手との関係性によっても様々なケースがありますが、いずれにしても、ただ一方的に高市の欠点や邪悪さをあげつらうだけでは足りない気もします。この点について、何かお考えがありましたらご教示ください。 人を見る目がある人とない人がいて、「人を見る目がない人」は簡単に、繰り返し騙されます。この欠点は補正できないもののようです。僕が知る限り、どれほど煮え湯を飲まされても、「人を見る目がない人」はその後も繰り返し騙され続けますから。 これはフロイトのいう「反復強迫」かも知れません。騙されることでどれほど不快な思いをしても、それが同じパターンを繰り返すことへの固着を解除してくれない。 フロイトが挙げているのは三人の男と結婚して、三人とも病弱で、死ぬまで夫の看病をすることになった気の毒な女性の例です。彼女はもちろん「死にそうな男」を選んで結婚したのです。配偶者を失う苦しみよりも、同じパターンを繰り返すことへの固着が優先したのです。 日本の有権者が自民党を選び続けて30年間どんどん不幸になっているのは、これは「快感原則」では説明がつきません。高市支持層はいずれ彼女が国民の期待を裏切って、生活が苦しくなり、行政サービスが低下し、税金は上がり、国力は下がり、日本の国際社会の地位が下がることを内心では「知っています」(だから、実際にそうなっても別に失望しないし、支持を止めることもない)。 これまでずっとそうやって「ひどい目」に遭ってきたので、それを回避することよりも同じ種類の苦しみと失望を繰り返し経験することの方が気分がよいのでしょう。「知らぬ仏より知っている鬼の方がましじゃけの」という台詞が『仁義なき戦い 代理戦争』にありますけれど、この言葉が日本の有権者の内心を言い当てているような気がします。見たこともない社会について希望を抱くよりも、見慣れたろくでもない社会にいた方が安心できる。 問題は高市ではありません(ろくでもない政治家なんて掃いて捨てるほどいます)。問題は高市を支持してしまう人たちが「希望ないこと」に安住しているということの方だと思います。質問(3):実際に国民投票となった場合、マスメディア(=電通)は圧倒的な物量作戦を仕掛けてくることが予想されます。我々市民は徒手空拳で戦わねばなりません。この運動を少しでも効率良く広げるために必要なポイントは何か(または、こういうやり方はマイナスなので避けるべき、などでも)、お考えがありましたらご教示ください(漠然とした質問で恐縮です)。 実際に改憲の国民投票になったら、自民党はあらゆる媒体を使って「改憲」キャンペーンを打ってくるでしょう。そして、朝から晩まで、新聞もテレビもネットも「改憲改憲」と言い立てたら、日本の有権者はころりと騙されてしまうと思います。国民投票までもってゆかれたら、「護憲勢力」がいくらがんばっても改憲を防ぐことはできません。 防ぐ手立てがあるとしたら「外圧」だけです。 中国と韓国とアジアの隣邦は日本の「先軍政治化」に強い不安と懸念を抱き、それを表明するでしょう。でも、それ以上は「内政干渉」になるから自粛するしかない。 アメリカは自分たちが日本に与えた憲法の理念を全否定されるわけですから、不愉快でしょうけれども、トランプ大統領自身がアメリカの独立宣言の理念も合衆国憲法の理念も現に踏みにじっているわけですから、日本の「変節」に対して倫理的な批判をする資格がない。 唯一の頼りになるのは、天皇陛下が「私自身は憲法99条の規定に従い憲法を尊重し、擁護してきましたし、それが間違っていたとは思いません」と護憲宣言することだと思います。天皇陛下がそのような「おことば」を口にされたら、心を動かされる国民は少なくないと思いますが、内閣はこのようなメッセージの発信を天皇の国事行為の範囲を超えるものとして禁止するでしょう。 というわけで八方ふさがりです。 とはいえ、世の中、何が起きるかわかりませんから。あまり悲観的になるのは止めましょう。 改憲発議より先に円安でインフレが止まらないとか、レアアースの禁輸で自動車産業が操業停止するとか、水膨れした自民党国会議員が次々と不祥事を起こすとか、あるいはアメリカで内戦が起きるとか・・・そういう別の事件が続いて「改憲どころじゃない」ということになるかも知れません。 希望のない話ですみません。でも、これくらい絶望しないと、話は始まりません。 (2026-02-23 10:00)かすかな希望を見出したいと拝読したが、にべもないというかなんというか、ご本人も最後に書いている通り希望がなくなりそう。絶望の次の希望を期待するしかないのか
2026年02月26日
コメント(0)
今朝パソコンを開くと、昨日のアクセス数がとても多かった。誰がそんなに読んでくれたのだろうと思いながら、よく読まれた記事を見たら、ブログを書き始めた頃の記事も沢山あった。その中に、2003年09月07日の「孫が教えてくれたこと」が目に留まった。もう20年以上も前のことだ。この時に書いている孫は、男の孫の方は山形から昨年自宅に戻り、長男と一緒にワインづくりの農業に携わるようになった。何でもお兄ちゃんの真似をしていた女の孫は、サッサと結婚してお母さんになり、5月に1歳になる男の子の育児に頑張っている。本当に月日の経つのは早いものだ。あの赤ちゃんが、今は赤ちゃんを育てているんだものね。私は、ひ孫がどのくらい成長するまで見守れるんだろうか。
2026年02月26日
コメント(0)
明け方、私が中学生の時に亡くなった祖父の夢をみた。私が生まれ育った古い家の仏間の隣の和室で、布団の上に文机を置いて本を読んでいた。何か声をかけて祖父が私を見て、静かな笑顔で何か返事をしたようだった。その部屋は、祖父が最初に脳卒中で倒れて寝ていた場所だった。祖父は私が小学校に入る前に倒れたので、元気な姿は記憶にない。半身麻痺と顔面の麻痺の後遺症があったので、言葉もはっきりと言えなくなった祖父しか知らないのだ。その時の祖父はまだ五十代だったはずだ。記憶の祖父は最初から体が不自由なおじいちゃんだったから、ずいぶんな年寄りだと思っていたが、大人になってから「まだ若かったんだな」と可哀そうに思ったものだ。祖父は、農業をしながら通信教育で教師の資格を取ったと聞いている。それがどういうことかよくわかってはいなかったが、きっともっと勉強したいと思っていたのだろう。結局はその資格は生かせず戦中戦後に入り、戦後は農地解放で多くの土地を失い、父が復員して結婚しこれからと希望を抱いた頃に叔父が自死した。祖父の世代は多くがそうだと思うけれど、時代や政治に振り回され、思い通りにならない人生だったと思う。初孫の私をとても可愛がってくれたそうだが、残念ながらその記憶もほとんどなく、覚えているのは私が家に居る時には、さほどの用もないのに「オーイ、オーイ」と私を呼んだことだ。そのたびに私は枕元に行って、水を飲ませたり布団を直したりしていたと思うが、ある時面倒くさくなって「おじいちゃん、用事がある時はまとめて言ってよ」と言ったことがある。その時の悲しそうな顔が忘れられない。今となってよくわかる。祖父は寂しかったのだ。私の顔を見ていたかったのだ。不自由ではあってもボケてはいなかったと思うので、どれだけ自分が情けなく悲しい思いをしていただろうか。子どもであった私はそんなことは想像もできず、そればかりか家族みんなが祖父を心の中ではやっかいな存在と思っていたと思う。祖父の両親も脳卒中で倒れていたので、妻である祖母は三人目の介護だったから、祖父を邪険に扱っていた記憶はないが、さほど優しくしていた記憶もない。年齢を重ね、少しは障碍を持つ人達や家族などへの知識を持つようになった私は、何かにつけて祖父の姿を思い出し、申し訳なかったな、可哀そうだったなと思うばかりだった。昨日は、金沢と能登半島への旅行に行った長男家族がやってきて、私のルーツの越前の漆器のことや、祖父が建てた納屋の移築のことなどなどを話す機会があり、北海道に渡ってきた曾祖父や祖父のこと、ルーツの鯖江市のことを思い出したから、夢に祖父が出てきたのだと思う。夢の中の祖父は穏やかで優しい笑顔を見せてくれた。本を読んでいる姿に、「おじいちゃん、体が不自由になっても本を読んでいるの偉いな」と思っていた。祖父が本を読んでいる姿は記憶にないのだが、新聞は読んでいたような気がする。どんなことに興味があったのか、どんな話を私としたかったのか、夢の中の祖父でいいからもっと話してみたいと思う。
2026年02月25日
コメント(0)

人形浄瑠璃2026 さっぽろ人形浄瑠璃あしり座公演【さっぽろ人形浄瑠璃あしり座】北海道で唯一の人形浄瑠璃一座として1995年に誕生。歴史のない北海道から新たな気持ちで人形浄瑠璃を発信していきたいとアイヌ語から『あしり(=新しい)』座と命名。北海道発の新たな伝統文化の創造を目指している。「さっぽろ人形浄瑠璃あしり座」の公演について北海道新聞で紹介されていたので、久しぶりに行ってみたいなと思っていたら、珍しく夫も行きたいというので初日の昨日行ってきた。私が人形浄瑠璃あしり座のことを知ったのは、十年以上も前のことだったと思う。北海道で人形浄瑠璃をやっている市民劇団があるということに驚き、観に行った時にかなり本格的だということに二度驚き、小中学生がやっているということに三度驚いた。その時のことをブログに書いていないかと探したけれど見つからない。忙しくてブログを書けないような時期だったのかな。ともあれ、人形浄瑠璃あしり座が30年以上も継続して活動していることに、あらためて感心している。その歴史については下記の記事参照。さっぽろ人形浄瑠璃 あしり座三十年のあゆみこのあしり座の運営や財源がどうなっているのかわからないが、このような活動を続けることには大変なご苦労があったことだろう。人形浄瑠璃の伝統は北海道はゼロだから、人形があってもそれを操る技術は本州からプロを呼んで指導してもらう必要がある。三味線や義太夫だって然りだ。そんなことを思うと、この人たちがどれほど凄いことを続けてきたのかとそれだけで感動してしまう。それに、この公演は午後1時半から4時過ぎまでの長丁場。途中で説明があったり休憩もあったけれど、これだけの作品を仕上げるまでにどれほどの稽古を重ねたのだろう。今回の演目は「幕開き三人三番叟」(開演の15分前に上演)「女形くどき集~酒屋・宿屋・十郎兵衛住家の段」「東海道中膝栗毛 赤坂並木より古寺の段」「鳴響安宅新関 勧進帳の段」最後の演目は新作ということで、私達が見たのはその初披露となる舞台。どれもとても素晴らしく楽しく、心からの拍手をした。ただ、長時間だったのでちょっとお尻が痛くなってしまった。夫は人形浄瑠璃を初めて観たこともあり、いたく感動して終演後に人形と握手してきたなどと喜んでいた。私が感動しているもう一つは、この人形浄瑠璃集団にはユースクラスがあり、20人以上が練習を続けているとのこと。その子たちが育って、本格的な舞台で演じるまでの道筋をつけているということが本当に素晴らしい。これまで歩み続けてきたあしり座の皆さんに心から拍手したい。さっぽろ人形浄瑠璃あしり座Facebook
2026年02月22日
コメント(0)
勝敗分けた「一つのミス」と、坂本花織が残した功績 町田樹がフィギュア女子FSを解説 スポーツナビ 2026年2月20日 ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリースケーティング(FS)が現地時間2月19日(日本時間20日)に行われ、日本の坂本花織が合計224.90点で銀メダルを獲得した。優勝は自己ベストを更新する226.79点をマークしたアメリカのアリサ・リュウ。ショートプログラム(SP)首位だった17歳の中井亜美は219.16点で3位、千葉百音も自己ベストの217.88点で4位と、日本勢が上位に入った。 SP2位だった坂本は、後半のコンビネーションが単独ジャンプになるミスが出て、悲願の金メダル獲得はならず。それでも2大会連続の表彰台入りと、日本女子のエースとして大きな存在感を見せた。200点超えの選手が13名と、極めてハイレベルだった女子FSをソチ五輪の男子シングル5位入賞、現在は國學院大學准教授を務め、今大会の団体戦から男子シングルまでを現地ミラノで解説した町田樹さんに分析してもらった。(後略)坂本花織が銀、中井亜美は銅!日本女子ダブル表彰台は史上初の快挙 千葉百音4位、金メダルはアリサ・リウ【冬季五輪】坂本選手は悔しかったようだけど、私達からみたら本当に素晴らしいの一言。みんな本当によく頑張ってくれました。心からの拍手と感謝を送ります。
2026年02月20日
コメント(0)
今日の感動はこれしかない!朝から私ももらい泣き。本当に素晴らしい運命のペア。きっと伝説のペアになるんじゃないかな。逆転金のりくりゅう SP失意の木原を救った言葉「璃来が龍一くんのために滑るね」【表彰式後一問一答】2/17(火) 世界王者でSP5位からの逆襲を狙った“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組=木下グループ=で会心の演技をみせ、世界歴代最高となる158・13点をマーク。合計231・24点とし、現行採点方式となった06年トリノ五輪以降最大となる6・9点差を大逆転し、金メダルを獲得した。 失意のSP5位から逆襲のフリーで大逆転金メダルが決まると、三浦はなかなか信じられないかぼう然とした表情を浮かべ、木原は泣き崩れた。各国の選手と健闘を称えあった後、木原は座り込み、涙、涙。三浦に背中をさすられていた。「今日泣いてばっかり!本当に」と笑われていた。 2人の一問一答は次の通り。 -演技を終えて 木原「本当に感謝の気持ちしかないです。皆さんには感謝してます」 木原「涙が止まらない。昨日の夜も。睡眠の質も良くない状態で。経験したことのない気持ちで。終わった後は璃来ちゃんが僕の気持ちを立て直してくれた。その後しっかり寝たので。オリンピックで諦めていいわけがない。絶対に自分たちで攻め切ろうと。試合前に立て直したので大丈夫でした、『まだ終わってない。積み重ねてきたことがある。絶対できる』と」 三浦「毎試合サポートしてきてくれたからこそ、今大会は私が強くないと」 木原「『璃来が逆に隆一くんのために滑るね』と言ってくれた。自分たちは絶対できると話をした」 三浦「ずっと龍一くんが泣いてたので。ウォーミングアップ中も泣いてたので。今はどういう気持ちで泣いてるのって聞いたら、『なんで泣いてるのかわからない』っていうから、赤ちゃんだねって」 木原「眠かったんですかね」(三浦がツッコミ「赤ちゃんやん!」) 木原「8時間確保したけど、寝てるけど寝てない。寝てないと気持ちの余裕もなくなる。普段試合の前は寝ないんですけど、30分寝るから起こしてねと。それがよかった」 (コーラを手に取り乾杯) 三浦「コーラとかいつぶり?」 -リフトは成功 木原「ラストは怖さしかなかった。力が入っていたので、リラックスって」 -メンタル面は? 三浦「龍一くんの落ち込みがすごかったのでサポート側に回ってて。まだフリープログラムは団体戦で155。ノーミスすれば可能性あると、私は折れることはなかった」 -点数と内容 三浦「団体戦もいい滑りをさせていただいたけど、それを3点以上上回って、可能性は無限大だなと」りくりゅうが大逆転の金メダル!フリー世界歴代最高点でペア日本史上初の快挙 SP5位から“五輪史上最大”の逆転劇2/17(火)三浦璃来「いつも引っ張ってくれる龍一くんが…」りくりゅう大逆転Vの裏側明かす「今回は私がお姉さんでした(笑)」【ミラノ五輪】
2026年02月17日
コメント(0)
フィギュア男子フリー・鍵山優真が銀メダルで佐藤駿は追い上げて銅メダル…マリニンはまさかの8位、金メダルはカザフスタンのシャイドロフ 読売オンライン【写真:ロイター】 ミラノ・コルティナオリンピックは13日(日本時間14日)、フィギュアスケート男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)を終えて2位だった 鍵山優真 (オリエンタルバイオ)はフリーで伸びなかったが、銀メダルを獲得。金メダルは ミハイル・シャイドロフ (カザフスタン)だった。SP首位の イリア・マリニン (アメリカ)はフリーでミスが相次ぎ8位だった。SP9位の 佐藤駿 (エームサービス)はフリーで追い上げ、銅メダルだった。 三浦佳生 (オリエンタルバイオ)は13位だった。(デジタル編集部(後略)オリンピックは、何が起こるかわからないとはこのことだ。まさか、マリニンがあんな状況に陥るとはだれも予想しなかったことだろう。鍵山選手もミスをして、かなりガックリしていた様子だったから、良くても銅メダルだと思っていたのだが…。そして、多分本人も想像していなかった佐藤駿の銅メダル。それが決まった時の鍵山選手の祝福する笑顔。もう、この日はこれで十分だと思った。マリニンはしばらくはショックを引きずるだろうが、この悔しさや情けなさに打ち勝ってまたトップに戻ってくるだろう。実は、彼のフリーの曲や彼自身のナレーションの意味を知った時、この若さでこれはちょっと…と思っていた。少しばかり自信過剰さがあったと思うので、それが打ち砕かれたことは彼の人生にとっては良いことではないかと思う。とにかく、鍵山選手、佐藤選手、本当におめでとうございます。
2026年02月14日
コメント(0)
「わが心のジェニファー」浅田次郎 浅田次郎が描く米国人青年ニッポン発見の旅日本びいきの恋人、ジェニファーから、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。ニューヨーク育ちの彼は、米海軍大将の祖父に厳しく育てられた。太平洋戦争を闘った祖父の口癖は「日本人は油断のならない奴ら」。日本に着いたとたん、成田空港で温水洗浄便座の洗礼を受け、初めて泊まったカプセルホテルに困惑する。……。慣れない日本で、独特の行動様式に戸惑いながら旅を続けるラリー。様々な出会いと別れのドラマに遭遇し、成長していく。東京、京都、大阪、九州、そして北海道と旅を続ける中、自分の秘密を知ることとなる……。圧倒的な読み応えと爆笑と感動。浅田次郎文学の新たな金字塔!浅田次郎氏の作品は、あまりはずれがない。大衆小説にちょっと不思議なエッセンスを加えて、読みやすく面白いので図書館で目についたら借りることが多い。これも、読みたいと思って借りたというより、まだ読んでない本が並んでいたからという感じで借りた。(私の利用する図書館は分館なので、新刊などは少ない傾向がある)さて、内容はアメリカ人青年の目で見た「日本発見物語。私達にとっては、日本再発見の小説と言えるかな。深く考えさせられるという感じでもないので、サラサラと面白く読める小説。その中にも、チョッピリミステリーや複雑な感情を抱えて育つ子どもの心など、現代的な課題もちりばめている。でも、日本観・日本人観には目新しさはないような気がするし、うーん、私としては素晴らしいとも言えなかった。ただ、面白さはあるし、最後にこのようにまとめるかと小説家の発想や構成力はやはり凄いなと思った。
2026年02月14日
コメント(2)

私としては、今日の一番はこのニュース。また失敗したらどうしようと、親か祖母の気持ちで結果を心配していたので、本当にホッとした。前回のオリンピックでの失格の時は、本当に可哀そうだったし、立ち直れるのだろうかと案じていたので、本当に良かったと彼女の諦めない気持ちと努力に感動している。高梨沙羅が涙 開口一番「みんなのおかげです」4年前のメンバーにも感謝「有希さんと幸椰さんと」 ずっと笑顔も伊藤との20秒間のハグで涙腺崩壊 デイリースポーツ 「ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体・決勝」(10日、プレダッツォ・ジャンプ競技場) 日本は丸山希(27)=北野建設=、小林陵侑(29)=チームROY=、高梨沙羅(29)=クラレ=、二階堂蓮(24)=日本ビール=で挑み、合計1034・0点で同種目初のメダルとなる銅メダルを獲得した。高梨にとっては18年平昌五輪のノーマルヒル以来2大会ぶりのメダルとなった。 スーツ規定違反による悪夢の失格から4年。一度は引退もよぎった。この4年間は課題のテレマークや、スーツの問題。試行錯誤を繰り返し、成績も低迷した。それでも最後まで前を向きたどりついた4度目の夢舞台で、自身の選択が正しかったことを証明した。 ずっと笑顔を浮かべていた高梨だったが、4年前の団体戦でともに戦った伊藤有希とハグを交わした涙がこぼれた。20秒以上抱き合い、何度も伊藤が高梨の頭をなでた。丸山の台頭もある中で今回は団体戦メンバーには入れなかった戦友。思いを重ねた抱擁の瞬間に、互いに涙が溢れ出した。 4年前の団体戦でともに戦った伊藤有希とハグを交わした瞬間。丸山の台頭もある中で今回はメンバーには入れなかった戦友。約20秒間の熱い抱擁の瞬間に、お互いに涙がこぼれた。 インタビューで高梨は開口一番、「みんなのおかげです」と語った。「有希さん、幸椰さん」と4年前のメンバーで佐藤幸椰の名前も口にし「本当に一緒に飛んでくれた仲間、日本チームのみなさんのおかげで練習、個人戦以上にいいジャンプができた」と感謝した。 4年前の悪夢を払拭した。「毎回チーム戦となると、足を引っ張ってしまう試合が多く、団体戦の苦手意識が、硬くなって自分のジャンプができないことが続いていて選ばれたときは自信もなくて、コーチに相談したこともあったが、トレーニングで自信を持って試合に臨めて、自分だけの力だけじゃなくまわりのみなさんの支えもあって、メダルも取れて本当に感動しました」と、声を震わせた。 4年前のメンバーだった伊藤、佐藤への思いに触れ「あの時、一緒に飛んでくれた、有希さんと幸椰さんと、取ることができなかったメダルを、今こうして自分もこの舞台に立たせていただいて、取ることはできたんですけども…。それでもずっと応援してくれる有希さん、幸椰さんのおかげで今ここに立たせてもらっているので。自分の取ったメダルではないと思いますが、たくさんの方々の力があって取れたメダルです。間違いなく今日のメダルが人生で取ったメダルで一番嬉しい。すごく幸せな日」と、あふれる感謝の思いを伝えた。
2026年02月11日
コメント(0)

「唯一の誤算は…」なぜ日本団体は米国を1点差まで追い詰めることができたのか…無良崇人氏は「限りなく金に近い銀」と評価 2/9(月)ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート団体戦の最終日が8日(日本時間9日)ミラノで行われ、日本はペアフリーの“りくりゅうペア”こと三浦璃来(24)・木原龍一(33、木下グループ)が世界歴代3位となる高得点で1位となり、続く女子シングルフリーで坂本花織(25、シスメックス)も連続1位で首位に並び、最後の男子シングルフリーで初出場の佐藤駿(22、エームサービス/明大)にバトンを渡した。佐藤はノーミスで自己ベストを叩き出したが、ミスの出た“4回転の神”イリア・マリニン(21、米国)に勝てず2位となり1ポイント差で銀メダルとなった。グランプリシリーズや4大陸選手権の金メダリストで現在プロスケーターとして活躍中の無良崇人氏(34)は「日本の層の厚さ、総合力の高さを出した。同じ銀でも前大会よりレベルの上がった限りなく金に近い銀だった」と、日本勢の戦いを評価した。(後略)衆議院選挙の結果一色の今日、私にとってはこれが本当に嬉しいニュース。この団体戦だけに出場した吉田唄菜(22)森田真沙也(22)のアイスダンスを含めて、全員が自分の力を出し切った素晴らしい演技に心から感動した。最後の佐藤駿のフリーも彼にとっては完璧だったと思うので、きっと嬉しさと悔しさがこみ上げたことだろう。それよりも、マリニンの後の最終滑走者としてのプレッシャーと怖さによくぞ負けずに滑り切ったと思う。本当に素晴らしかった。おめでとう! そして、ありがとう。
2026年02月09日
コメント(0)
自民党、単独で3分の2を超える316議席を獲得…過去最多を更新 中道は公示前から120議席近く減2/9(月)私はこの国では少数派になってしまったようだ。アメリカのトランプ以上に国民に熱狂的に支持された高市自民党。かすかな望みは、自民党内での良識的なバランスがとれるかどうかだ。これからの日本の方向が本当に気がかりだ。もう一つの希望は、チームみらいのこと。若い人中心のようだし、公約や話していることはしごく真っ当だと感じている。これからどうなってゆくのかわからないが、見守っていきたい。
2026年02月09日
コメント(2)

「水は動かず芹の中」中島京子いつの時代も、戦を止めようとしたものがいた――。長いスランプに陥り、やけっぱちになった小説家は気分転換に唐津を旅することに。陶芸体験をした窯元の夫婦から、水神にまつわる伝承を聞く。今でいう「難民」であったという流浪の民・水神は、戦国時代、いかにして秀吉の朝鮮出兵を止めようとしたのか……。『かたづの!』の著者が、かつてないスケールで歴史と現代を深く結びつける長篇小説。ぼちぼちさんのブログでこの本のことを知り、図書館で借りてきた。日本における陶芸は朝鮮から渡ってきた(連れてこられた)陶工からその技術が伝わったことは知っていたし、当然秀吉の朝鮮出兵についても大まかには知っていた。だから、きっとそのあたりのことの小説だろうと思って読み始めたのだが、少しばかり予想とは違い、水神(河童)の目を通して描かれた歴史ファンタジーというものだった。現代と歴史上のことが行ったり来たり少し落ち着かず、そのテーマがわかるようなピンとこないような消化不良になりそうな作品。ただ、先日シネマ歌舞伎「朧の森に棲む鬼(松也版)」を観た時に感じたような、権力の魔物に取り込まれた人物の愚かさや狂気が、現代のあれこれを連想させられた。つまりは、いつの世もそんなものなのかもしれないということだ。それでも、そんなどうしようもない無力を感じる状況にあっても、何とかしようと奔走するのも人しかいない。中島京子氏は随分頑張って、そんなテーマをわかりやすく描こうとしたのかもしれないな。ただ私の印象では、親しみやすくわかりやすくという努力は、ちょっと成功していないかもしれない。
2026年02月07日
コメント(2)

前から観たいと思っていたシネマ歌舞伎「朧の森に棲む鬼(松也版)」を観てきた。【作品紹介】伝統と革新!見逃せない奇跡の舞台がスクリーンへ。伝統に革新的な表現を融合し、次なる挑戦の意思を掲げた「歌舞伎NEXT」。前作『阿弖流為〈アテルイ〉』に続く待望の第2弾『朧の森に棲む鬼』は、シネマ歌舞伎史上初の主演違い2バージョン連続公開!劇団☆新感線の数々の名舞台を手掛けてきた脚本家〈中島かずき〉と演出家〈いのうえひでのり〉のもと、歌舞伎俳優が大スクリーンで躍動します!主人公・ライを尾上松也が熱演!本作の主演は、2007年の《InouekabukiShochiku-Mix》公演に憧れていたという次世代の歌舞伎界を担う尾上松也!シェイクスピアの名作「リチャード三世」などに着想を得た、危険な魅力を放つ主人公・ライを演じました。底知れぬ欲望に捕らわれ、狡猾な詭弁で人々を騙し、底辺から王座を狙うライ。行きつく先は、栄華か、それとも—。劇団☆新感線☆RS「メタルマクベス」disc2で主演し、劇団☆新感線とも所縁の深い松也によるライをぜひ、ご堪能ください。【あらすじ】《嘘》という名の男の舌に この世の正義は奪われた―いつとも知れぬ戦乱の世。とある島国の深い《オボロの森》の中、野良犬のごとく屍の山を漁る男が一人。その名は《ライ》。落武者狩りで屍から金品を奪っていたところに《オボロの魔物》が現れ、《ライ》の奥底にある欲望を呼び覚ます。それは、この国の王座を我がものにすること――魔物が与えた〝オボロの剣〟は《ライ》の舌に合わせて動き、人を斬っては赤い血の雨を降らす。この出会いこそが破滅の始まりだった――。松本幸四郎と尾上松也のダブルキャストだけど、歌舞伎で尾上松也を見る機会があまりなかったのでこちらにした。元々は、「劇団☆新感線」の演劇だったものを、歌舞伎とコラボしたらしい。私はこの劇団の芝居は見たことがないのだが、異種がコラボレーションした時のエネルギーというものがあるんだろうと思う。古典的な歌舞伎とは圧倒的に違うのが立ち回り。音楽や光や歌舞伎特有の音などが融合して、とにかくすごいの一言。それと、やはりこれは歌舞伎だと思うのは、役者たちそれぞれの声の出し方や動きの美しさ。底辺で食べ物をあさるようなところから、朧の森の魔物との悪魔の契約により力を得て、嘘や騙し合いなどを駆使して冷酷に這い上がってゆく主人公。「リチャード三世」の悲劇に着想を得たとのことだが、人間が欲望に支配されるということはすべて悲劇だな。どんどん凄みを増してゆくライ(松也)の変化が、悲しくも実に見事としかいえない。尾上松也の力量は凄いと思ったけれど、彼もまた這い上がってきている役者ではないだろうか。幸四郎のライは見ていないが、きっと松也のほうが合ってるんじゃないかと思う。しかし、この作品もまた、どうしても現代の争いのありようと重ねてしまう。嘘やはったり、だまし討ちなどの数々は、世界で起きていることや現在の日本の政治の姿を連想してしまう。魔物に取り込まれ、魔物すら取り込んで鬼になってしまった姿は、何を表現しているのだろう。実に面白かった。
2026年02月04日
コメント(0)

Facebookでみつけました。さて、いくつありがたいことがあるでしょうか。これが少ない人を支えるのが社会福祉であり、政治ではないでしょうか。
2026年02月04日
コメント(2)
期日前投票をしてきたのだが、今回はどうしようかと迷った。小選挙区は決めていたが、比例代表の政党について迷ったのだ。以前のブログにも書いたのだが、世界中が予測不明の状態であり日本も何がどうなってこうなってしまったのかちゃんと整理もできないが、みんな目先のことばかりに振り回されてあちこち劣化が進み、とうとうタガも外れてしまった。このままじゃあ怖い予想しかできないのだが、やはり未来を少しは信じたい。それには私のささやかな一票をどう使おうかと直前まで迷いつつ、今までの「バランスを考えての投票」ではない選択をしてきた。最高裁判事の国民審査は、今回も棄権することに決めていたのだが、係の人にそう伝えたらとても戸惑っていた。さらに「何も書かずに入れていいのですよ」なんていう。エーッ、そんなこと言っていいのですか?何も書かずに入れるということは、白紙委任というか白紙承認をすすめているのですよ。(きっと、ドタバタ選挙で急に係になって注意事項も徹底できなかったのではないだろうか)私が敢えて毎回棄権をしているのは、こんな形骸化した制度への抵抗でもある。私だって、気になった最高裁裁判のあった時には、審査対象の判事がどのような判断をしたのかはチェックしている。でも、何たって前回の国民審査から一年余りだし、任命されてからも日が浅い。せめて棄権でこの制度への批判票にしたいのだけど、ごまめのはぎしりです。フッと浮かんだ一句政治家の やるやる詐欺には ご用心
2026年02月03日
コメント(0)
今日は、私の祖父の命日。私が中学二年生の冬だったと思うので、多分62年前の吹雪の日。自宅からお寺まで、私たち家族の車が通れるように、近所のおじさん達がスコップで雪かきをしてくれた雪道を、歩くより遅いほどの速さでノロノロとお寺まで向かった光景がよみがえる。私が小学生の頃に中風で当たってから(多分脳梗塞)ずっと寝たり起きたりだったから、元気な祖父の記憶はなく、ずいぶん年寄りだと思っていたけどまだ67歳だった。随分若い頃から体が不自由になっていたことを、大人になってからはっきり知ったと思う。そして、今日は夫の父の命日で、多分51年前。(五十回忌はしていない)私達が結婚した時義父母はまだ健在だったが、義父はもう70歳を少し超えていた。夫は末っ子だったので、私達の結婚をとても喜んでくれた。30過ぎても独身の末っ子がなかなか結婚しないことを案じていたようで、これで思い残すことはないような話をしていた。一応「お元気で長生きしてください」なんてお愛想めいた言葉をかけた私に「大丈夫、あんたたちには迷惑かけないから。もうすぐあっちに行くからね」と、義父が笑いながら冗談めかして言った言葉に、若かった私は何と返事をしていいかわからず困った。しかし、それから3年もしないうちに、義父は多分脳梗塞から軽度認知症のようになり、あれよあれよという間に旅立った。それから1年半後に、義母も大腸がんで逝ってしまった。 義父が亡くなった日はどんな天気だっただろう。多分吹雪ではなかったはずだ。祖父と同じ命日ということに、強い縁を感じてしまう。二人ともとても優しい真面目な人だったはずだ。初孫の私をとても可愛がってくれたという祖父。色々な意味で案じていた末っ子の伴侶となった私に感謝してくれた義父。きっとあちらの世界では、二人で私達を見守ってくれているのだろうと思っている。そんな祖父と義父の命日には、二人が大好きだった「ぼたもち」を買って一緒に食べるのが供養だ。二人ともお酒は強くなかったようで、その代わり甘いものが大好きだったとか。子どもの頃には祖父が大好きだったので、年に何度かはぼた餅を大量に作っていた。祖父は、食事代わりにぼた餅を食べていたような気がする。私も好きだったけれど、今のようにレンジがないので固くなってきたぼた餅を食べ続けなくてはならないのはイヤだった。 あちらの世界にはぼた餅はあるのかな。
2026年02月01日
コメント(0)
内田樹氏のブログにほぼ共感したので転載します「攪拌が欲しい」2026-01-28 いろいろなことがあった一年だった。 際立つのは日本社会の劣化が進んだことである。嘘をつく人、詭弁を弄して言い逃れをする人、口を尖らせて他責的な言葉を吐き散らす人。そういう人がほんとうに増えた。 むろん、いつの時代にも「そういう人」は一定の割合でいる。だいたい人口の7%くらい(これは経験知なので、何のエビデンスもない)。 その逆の「まっとうな人」も7%くらいいる。正直で、親切で、人を責め立てたり、威張ったりしない人がそれくらいはいる。 残りは風向き次第でどちらにつくかころころ変わる「その他大勢」である。 今の日本は「嘘と詭弁と他責」が優勢な時代である。「その他大勢」は深い考えもなしに優勢な方になびく。自分が得をするわけではない。みんなと同じふるまいをしていることで安心を得るだけである。 自己利益を最大化するために合理的にふるまう人を基本に近代市民社会は制度設計された。でも、20世紀に入って「多数派と同じようにふるまうことを最優先する人」が登場してきた。 そういうふるまいはしばしば自己利益を損なう(同じポストを争ったり、同じ商品に欲望を感じたりすれば競争が激化するだけだ)。 にもかかわらず、損を承知で「大勢に従う」人のことをオルテガ・イ・ガセットは「大衆」と呼んだ。 だが、自分と区別しがたいほど似ている人間がたくさんいるのはそれほど気分のよいことなのだろうか。それは言い換えると、「お前の代わりなんかいくらでもいる」ということである。「お前なんかいてもいなくても誰も困らない」ということである。多数派に紛れ込むというのは自分に対する呪いなのである。 世間の風向きはなるべく頻繁に変わった方がいい。そうやって攪拌すると大衆は方向を見失って「嘘つき」と「正直者」の間でばらける。 ばらけると世の中の風通しもいくぶんかはよくなる。今年はそんな攪拌の起きる年になって欲しいと思う。(信濃毎日新聞2025年12月26日)↑をお書きになったのは昨年暮れ。まずは日本の政界で攪拌が起きているようだが、これで風通しが良くなるのだろうか。攪拌の結果に多少は期待したいものだけれと。
2026年01月31日
コメント(0)
今季最長寒波で平年の2倍以上の積雪 明日26日かけ更に増加 交通障害や停電に注意1/25(日)今季最強・最長寒波の影響で、北陸など日本海側では平年の2倍以上の積雪となっています。今夜(25日)にかけて、北陸~北海道の日本海側では雪が降り続くため、更なる積雪増加による交通障害やなだれ、屋根からの落雪、着雪による倒木や電線切断による停電などに警戒が必要です。平年の2倍以上の積雪 札幌は4年ぶりに1メートル超え 酸ヶ湯は1月1位月20日の大寒(だいかん)に合わせるかのように、今季最強・最長寒波が襲来。昨夜(24日)~今日25日にかけて2回目のピークとなり、石川・金沢市や札幌市など平地でもドカ雪となりました。6時間降雪量は、石川・金沢市で37センチと観測史上1位(25日午前6時まで)。鳥取市30センチ、札幌市28センチ(ともに25日午前5時まで)と、ともに1月として1位の記録的な降雪となりました。石川県や鳥取県では、25日未明~今朝にかけて、「顕著な大雪に関する情報」が相次いで発表されました。また正午の積雪は、豪雪地帯で有名は青森・酸ヶ湯では441センチ、秋田・鹿角市115センチと1月1位の値を更新しました。札幌は101センチと、2022年3月以来、4シーズンぶりに積雪が1メートルを超え、1月とし2000年からの統計史上最も多い雪が積もりました。その他、日本海側では広い範囲で今季最大の積雪となっており、新潟・長岡市や福井・大野市は、20日明け方まで0センチだった積雪が、ここ数日で一気に1メートル超えとなりました。(後略)当地も、朝からずっと雪が降りやまない。こちらはまだ寒さで雪が軽いから本州よりはマシなのだろうが、連日の除雪で豪雪地帯の人達は大変なことだろう。あまりひどい災害にならないことを祈るのみ。
2026年01月25日
コメント(0)
【リスト】衆院選で公認された自民党の「裏金議員(裏金候補)」選挙区別一覧 2026年↑この体質は変われるのか?世界平和統一家庭連合と政界との関係旧統一教会・関連団体と関係があった自民党議員一覧↑何と恐ろしいことだ!ということで突然の「衆院解散」なぜ?→背景に文春の統一教会問題報道…極秘文書に32回も記された「高市早苗」の名前《TM特別報告に記された自民党議員との蜜月》1/20(火) さて、どうなることか
2026年01月24日
コメント(0)
私が20代の後半、1年半ほど仕事をしていなかった時期があった。その頃は当市に図書館はなく、市民会館の中にあった図書室が、私の本棚だった。まだ幼かった息子たちを連れてその図書室に通っていた頃、当時の図書館司書Kさんに誘われて、読書会に参加していた時期がある。10人にも満たないメンバーだったと思うが、毎月一冊の本を読んで、その感想などを語り合う会だった。参加者には色々な人がいたのだが、今でも当市に住んでいる人は私とJさんくらいではないか。私が仕事を始めて多忙になり、読書会にも自然に行かなくなり、そのうちにその読書サークルも消えてしまったと思う。しかし、その後も司書のKさんとJさんとは時々会って交流してきたし、特にKさんはその後も司書として図書館の建設に深く関わり、図書館で仕事を続け、図書館員から昇格して教育行政の仕事をするようになり、最後は図書館の指定管理の導入をすることになった。私はその間には、社会福祉協議会職員として働き、その後は短期間だが障害者就労支援事業B型でも仕事をした。社協職員を退職し慶應の通信教育で大学を卒業できる見込みがついてから、通信教育の勉強で随分図書館にお世話になったお礼の気持ちから、当時始まったブックスタート事業のフォローボランティアグループに参加した。それも、Kさんの言葉に誘われてのものだった。以来20年は、その団体で活動し、最後の10年間はやむを得ず会長まで引き受けてしまった。当然、その団体との関係で、Kさんとは同志でもあったが、時には立場を異にして議論をすることも多かった。私は、公的な関係がある時はそれを優先し、友人としての親しい関係を封印する。なれあいになってはならないし、根回しの対象になってもイヤだからだ。(根回しは時には必要だと思っているが、私自身が情に流されるのが怖いから)だから、何年かの間は彼女と個人的に会ったり食事をしたことがない。しかし、彼女が無事に定年退職してからは、また以前のように年に2回程度はランチとおしゃべりをするようになり、私としては「ああ、やっとこの時期になったんだな」と立場の違いのある年月を経ても交流できることをありがたく思っている。さて、今回の再会で、Kさんも私も情熱を傾けてきた当市のブックスタートについて、大学の先生も関わっての本が出版されるということを聞いた。それを聞いて、心からの嬉しさがこみ上げてきた。ボランティア活動というものは、誰かとの関りや協力がなくては成り立たない。そのグループの立ち上げの時から関わってきたので、本当に多くの人達のことが脳裏をよぎった。行政や関係機関と協力しながらボランティアの主体性を大切にした活動をするには、会員や行政、他団体との連携が不可欠。その中で私達の活動の意味やそれぞれの人達の思いを確かめるのはとても大切なことだが、それはとても手間がかかることでもある。特に代表になってからは、私自身も様々な葛藤の中で活動してきた。今は無事に引退したので、時折現在も活動している人に状況を聞いたり、行事の時にはお手伝いをするだけなのだが、今までの活動が(どのような形なのかわからないが)、出版される本で紹介されると聞き、ひたすら赤ちゃんやお母さんのためにと活動を続けてきた仲間達も報われたような気がするのではないかと思いとても嬉しい。Kさんは、今はそのボランティア団体の事務局長として活動している。それも私は本当に嬉しい。実は、行政職員だった人が退職後にボランティア活動をするのは少数派なのだ。私に言わせれば、地域の人達の協力なくしては地方自治は成り立たないのだから、退職後はその恩返し活動をしたらいいのにと思うのだが、ほとんどの人は「今まで十分に公僕として地域に貢献してきた」と思うらしい。(実際にそのように言った人がいて、それが多数派の公務員退職者の気持ちかと思った)立場を変えての活動をしてみたら、今まで見えなかったことも見えてくるはずなのにと私は(もったいないな)と思うのだが、人それぞれだから仕方がない。ともあれ、とても嬉しい話ができたランチだった。
2026年01月23日
コメント(0)
30年以上も前に私が主任児童委員を引き受けた頃、中学生の息子が突然学校に行かなくなってしまったというお母さんに出会った。それがきっかけとなり、数年後に同じように学校に行かなくて悩んでいるお母さん達と親の会を開催するようになった。月に一度、会館の一室にお母さん達が集まって、子どもの様子や学校の関係、学校に行かくなったことでの家族の空気の変化など、みんな涙を流しながら心にため込んでいた不安や苦しさを吐き出すような例会だった。私は主任児童委員という立場だったので、その会の世話人を引き受け、数か月後には他の地区の主任児童委員だったIさんも世話人として共に活動してくれるようになった。その会がスタートした頃は、学校に行かないことを「登校拒否」と言うことが多かったように思う。今から思えば、登校拒否という方が子どもの主体性を尊重していたように感じるが、その時は「拒否はしていないけれど、行けないのだ」というニュアンスを込めて「不登校」という言葉を採用して会の名前にもした。その後は、どのような経緯なのかよく覚えてはいないが、学校に行かない状態の子ども達を「不登校」と称するようになって現在に至っていると思う。先日、時々拝見しているFacebookで、下記のニュースを知った。 不登校のイメージを変える 群馬県が新名称を使用へ 1/18(日) 学校を長期的に欠席する不登校について、山本知事はネガティブなイメージを払拭したいと新たな名称を使用すると発表しました。 「不登校」に代わる名称として山本知事が発表したのは、「UniPath(ユニパス)」です。「ひとり一人の」という意味の「unique(ユニーク)」と、「道」を意味した「path(パス)」を合わせた造語で学校に通わないことは悪いことではなく、「ひとり一人の道を歩んで良い」という考え方を示しています。県では2023年度から高校生が知事の相談役となる「リバースメンター」制度を設けていて、今回、「不登校という言葉にネガティブなイメージが強い」というメンターの高校生から「ユニパス」の提案を受け検討を進めてきたということです。山本知事は不登校のイメージを変えていくため、「ユニパス」の考え方を県外にも広めていきたいとしました。県教育委員会によりますと、昨年度、不登校の小中学校の児童生徒数は4731人と過去最多でした。知事は学校に通うことに不安があれば抱え込まずに専用の相談ダイヤルや学校の職員に相談してほしいと呼びかけました。それに対して、紹介していたFacebookではでも、文科省の調査には「不登校〇〇人」って回答するんでしょう。うちには不登校はありません、みなそれぞれの道を歩んでいるだけですとは言わないわけでしょう。どんな子供でも安心して成長できるのが大事で、学校はその一部なのに、どうしてそこだけ取り出そうとするんだろう。「不登校」として切り分けられたところへさらに特別な名前をつけられて、子供は喜ぶのか。群馬県では、高校生の「不登校という言葉にネガティブなイメージが強い」という言葉を受けて検討してきたということで、その姿勢は良いと思うのだが、やっぱり私も少しひっかかる。子ども達は、「不登校」とネガティブなレッテルを貼られるのはいやだろうが、言葉を変えたらポジティブな気持ちになるのだろうか。最近は造語が多くて、古い人間の私はそれにしばしば混乱する。日本語での造語ならまだしも、カタカナ語の造語はなかなか定着しないだろうし、それで本質的なことを胡麻化される気分にはならないのだろうか。先日、以前に親の会に参加してくれていたお母さん達三人と、久しぶりに会う機会があった。それぞれお子さんが小学校から中学校にかけて学校に行けなかったという体験の持ち主で、いつのまにかそのお子さん達は30代を超えていた。学校という場に辛さを感じて行くことができなくなるお子さんは、それぞれきっかけは違うけれど、繊細で優しく真面目な子が多かったように思う。嫌なことがあっても「自分が悪いのだろうか」と思ってしまったり、心配する親や先生に対して申し訳ないと頑張ったり、クラス内の不穏な空気に怯えてしまったり。それが積もり積もって心身への変調となり、病院に行ったら色々な病名がついて薬まで服用したり…などなど。多かれ少なかれ、ほとんどの人がそんな経験をしているような気がしている。その間には、色々傷つくこともあり、時には嫌な体験がトラウマになったりと、その後もなかなか生きづらくなることは多いとは感じる。でも、私が見聞きしてきたところでは、小中学校で学校に行かなくなっても、家庭で普通の生活を過ごすことができていたら、それぞれ何とかなっているなという印象だ。もちろん、その途中で不幸なアクシデントが重なってさらに辛いことになる人もいるが、それは学校に行っていても同じことだと思う。親から見たら順調に何事もなく大学進学や就職してから、思いもよらないことに遭遇して苦しむことも良くある話。はっきり言いたいのは、小中学校でしばらく学校に行かなくなったなら、それがその子や家族のチャンスなのかもしれないということだ。それをきっかけに子ども一人一人が自分の頭で考えて、(当然親も真剣に考えて)自分がどのような気質や個性で何が好きなのか、何をしている時が一番楽しいのか、それはなぜなのか、気付いていくことではないだろうか。親はその成長を見守り応援し、「人生色々あるよ。いつも味方だよ」と笑顔で励ますことが一番でしょう。それぞれのお子さんの今の様子を聞きながら、「あの時は子どもに対しては反省ばかり」というお母さんに、その姿勢こそが一番大切なのだろうと思っていた。昔、親の会の世話人をしていた頃に、お母さん達からよく聞く言葉があった。「例会で色々話しているうちに心が軽くなって、今日からは子どもに優しくしようと思うんだけど何日か経ったらまた忘れてしまって元に戻ってしまうんだよね(笑い)」私はいつも、それでもいいんだと思っていたし、そう言っていたと思う。そうやって子どもへの思いを確かめ確かめ、子どもの気持ちを受け止めようとしていたら一時期は悪化していた親子関係も、きっと何とかなっていくでしょう。人は色々な成長の仕方があるのです。成長のための社会資源として学校もあるということだろう。「不登校」という言葉が悪いせいではなく、その状態を良くないことと決めつけることが悪いのではないかと思っている。
2026年01月23日
コメント(0)

「豊臣家族」 歴史小説傑作選 天賦の才と豪運のもと、一代で天下人まで上り詰めた無二の名将・豊臣秀吉。突如として公武双方の頂点に立った「豊臣家」の人々は、いかに生き、散ったか。 秀吉の右腕として栄達を支えた秀吉の弟・秀長が、己の初恋の苦い顛末を通してその生涯を回顧する「小一郎と天下と藍と」(谷津矢車)、秀吉死後、秀頼らと距離を置いた秀吉の正室・おねの視点で豊臣家の最期を描く「ゆめの又ゆめ」(白石一郎)など、豪華作家陣による傑作アンソロジー。今年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀吉の弟・秀長が主人公なので、図書館もそれに関連する本を目につく場所に並べてあった。その中にあった短編集の一冊を、手軽に読めそうと思って借りてきた。知っている作家は今村翔吾「土を知る天下人」くらいだったが、どれもそれぞれ面白かった。私が興味深かったのは、秀吉の生死・おねや、愛妾の茶々のそれぞれの作家の捉え方。「淀どのの覚え書き」澤田ふじ子、「お拾い様」木下昌輝は特に対称的な解釈だった。澤田ふじ子さんは、淀どのが大っ嫌いなんだろうなと思って苦笑してしまったくらいだ。見方を変えると、過酷な人生の中を女として生き延びようとしたら、こんな歪んだ人格になると書いているのかも。対して、木下 昌輝さんの描く茶々の方は、歪んではいるが私なりに共感したり納得できる解釈だった。というより、こんな解釈の作品は初めてだったのでビックリしたけれど、色々なことが(それならわかる)という気持ちになった。それにしても、これでは秀頼があまりにも哀れだ。茶々は毒親の極致だな。木下 昌輝さんの作品を、もう少し読んでみたくなった。
2026年01月19日
コメント(2)
食料品の消費税率“時限ゼロ”の検討を盛り込む案が浮上 自民党の衆院選公約で1/17(土)衆議院の解散・総選挙をめぐり、自民党内で、飲食料品の消費税率を一時的にゼロにする検討を行う方針を、公約に盛り込む案が浮上していることがわかりました。(後略)新党「中道改革連合」、政策の柱に消費減税 「生活者ファースト」これで選挙結果はどうあれ、食料品の消費税は時限的ではあってもゼロに決まりかな。これは歓迎します。自民党裏金議員、比例重複容認へ 非公認もなし、前衆院選から一転1/17(土) 自民党は次期衆院選対応に関し、派閥裏金事件に関係した議員の比例代表への重複立候補を認める方向で調整に入った。非公認も回避する。複数の党幹部が17日、明らかにした。石破政権下での前回2024年衆院選では、世論の批判を踏まえて裏金議員を非公認としたり、公認しても比例重複を認めなかったりしたが、一転させる。裏金問題は、みそぎも済んでもう過去のことのようです。統一教会や日本会議との関係はどうなってるの?いや、古い仲間たちは批判されても大事にするのでしょうね。原口一博氏「このままダメになるって半分分かってる」新党を「ヌーの川下り」に例え言葉に詰まる1/17(土)彼の気持ちはわかる気がする。「ヌーの川下り」の例えは真実味がある。
2026年01月18日
コメント(0)
孫が頼んでいたお米を持ってきてくれたので、ついでに行きたい買い物などに付き合ってもらった。お米は、息子が近所の農家に頼んで大量に買ってあるので、それを分けてもらう形だ。市販よりも五キロで2000円近く安いので、本当にありがたい。夫が自動車を手放してからさほど不自由はしていないのだが、やはりそれまでいつも行っていたお店などは遠くなってしまった。孫は、冬の間は近くのスキー場のアルバイトをしているのだが、この日は休みで来てくれた。来てくれたお礼には、彼が行ってみたいと思っていたというお店のランチ。その後、温泉巡りが趣味(?)の彼に付き合って、市内の岩盤浴付きの温泉に行ってのんびり過ごす。何年振りかの岩盤浴はとても気持ちが良かった。気軽に来てくれて、付き合ってくれる孫に感謝である。
2026年01月16日
コメント(0)
立憲民主党と公明党 新党の名称を「中道改革連合」とする方針固める きょう党のロゴなど発表予定1/16(金) TBS最初に立憲民主と公明党で新党結成と聞いた時は、ビックリと呆れる気持ちだったが、現在の選挙制度のことを考えたらこうしかないのかとも思う。中道で改革とはこれいかにという気持ちもするが、私は野田さんを信頼する政治家だと思っているので、応援することにしよう。さて、結果はどうなるのか。高市氏がどうして急転直下のように解散を決めたのかと思ったのだが、下記の記事を知ってそれかとも思った。高市早苗首相「統一教会隠し解散」の由来となるTM特別報告を入手! 教団が名指しでエール安倍元首相銃撃の日、“高市最側近”佐藤啓副長官が「統一教会の応援集会」に招かれていた《自民党調査で虚偽回答の疑い》1/14(水)文春これは、目くらまし解散だな。
2026年01月16日
コメント(0)
いつもお世話になっている友人の誕生日が近いので、千歳のホテルでの誕生日ランチをする。以前はビュッフェスタイルのランチをしていたのだが、今回はメインの料理とデザートなどのランチになっていた。ビュッフェスタイルだとつい食べ過ぎてしまうので、私達にはこのような形がいいのかもしれない。彼女とは共通する関心事が多いので、今回も色々おしゃべりができて楽しかった。共通する知人の話、最近増えている知り合いの訃報の話や自分の身体のこと。世界や日本の様々な出来事への嘆きや腹立ちから、今後の社会はどうなるんだろうかという話。次から次へと話は尽きないけれど、そのように話ができる相手がいることに感謝する。いつまでこのように出かけてランチが出来るかな。
2026年01月14日
コメント(0)
衆院選「2月8日投開票」軸に調整…予算審議への影響考慮、解散から投開票日まで「16日間」なら戦後最短1/14(水) 読売 高市首相が通常国会冒頭で衆院解散に踏み切る場合、「1月27日公示―2月8日投開票」の日程を軸に調整していることが13日、わかった。政府は同日の持ち回り閣議で通常国会を23日に召集することを決めた。23日解散―2月8日投開票となれば、その期間は16日間で戦後最短となる。解散から投開票日までの日数を短くし、2026年度予算案の国会審議への影響を抑えたい考えだ。かすかに高市氏が女性であり市民目線で考えられることを期待していたのだが、これがとどめ。このような年度末に仕掛けるなんて、対応する行政職は頭をかかえていることだろう。その結果がどうなるのか。希望が持てるのか。ため息しかない。
2026年01月14日
コメント(0)
アメリカ大統領は国際法なんていらないようなことを言ってやりたい放題。ロシアや中国、イスラエルなどのトップも、多分そんな気持ちなのだろう。国内でも、ルールや道徳無視の政治家が増殖中。もう、何があってもいちいち驚いていては暮らせない。まさに、「バケバケ」の主題歌通りだなと思ってしまう。まさに、タガが外れているのが今の世界や日本だ。そういえば、今やタガを使った日用品、桶や樽はほとんど見かけなくなってしまったな。私は、息子たちのワイナリーのワイン樽をみるけど、若い人は「タガ(箍)」って何かも知らないかも。
2026年01月13日
コメント(0)

「人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー」五感、第六感どころではない。私たち人間は12もの〈超感覚〉を持つ。★フィナンシャル・タイムズ紙&ニュー・サイエンティスト誌〈年間ベストブック2冠達成〉★世界と日本のトップ科学者たちから称賛の声が続々!「われわれの想像を遥かに超える、不思議で奇妙な世界が描かれている」 ——リチャード・ドーキンス氏(『利己的な遺伝子』著者)絶賛「人間の五感以外にこれほど多くの驚くべき感覚があることを、本書は意外な動物たちの不思議な感覚を通して教えてくれる」 ——山極壽一氏(霊長類学者 / 京大元総長)推薦「動物によって、個人によって、世界の見方は多種多様――進化の過程で生み出された感覚器官の可能性に、ただただ驚かされました」 ——鈴木俊貴氏推薦(『僕には鳥の言葉がわかる』著者 / 東大准教授)ドーキンスの弟子(オックスフォード大学院卒・動物学専攻)が動物と人間の感覚にまつわる最先端の科学的研究を一挙紹介する本書。私たち人間が秘める、動物たちに負けない不思議な〈超感覚〉とは?【内なる嗅覚】 一兆種類のにおいを区別「私たちの内なる犬」を目覚めさせよ【超味覚】 ”泳ぐ舌”と呼ばれるアマゾン川の怪魚と”超味覚”を持つ人間【色世界】 色の嵐を生きるvsモノクロームを生きる【触覚と脳内画像生成】 全盲の画家が存在する理由【耳は「視力」を持つ】 闇の狩人フクロウの「聴力図」とヘレン・ケラー【時間感覚】 完全な闇のなか、時間が分からないまま生きられるか【フェロモン】 動物の自由意志を揺らす。夜の巨大クジャク蛾と人間の興奮【方向感覚】 人間も渡り鳥になれるか。豪州の先住民は地球の磁気を感知か【非・幽体離脱】 ”地球外”知的生命体・タコと人間の身体感覚 ほか世界はこんなにも〈超〉美しい——21世紀の「センス・オブ・ワンダー」が誕生ぼちぼちさんのブログでこの本のことを知り、面白そうだと図書館で借りた。年末年始をはさんでしまったので、返却期限の関係があり、とばし・拾い読みではあったが、とても興味深かった。何となく、動物は人間にない能力を持っていると思っていたが、考えてみたら人間だって動物だし、動物と同じように周囲を知覚し判断する能力は持っている。そう考えたら、様々な動物の信じられないような能力も程度の差はあれこの私だって持っているのだ。興味深かったのは色彩感覚や味覚、方向感覚など。私は毎日料理をしていて、当然ながら自分が美味しいと思うものを作るのだが、多分「私の美味しい」と「他の人の美味しい」は違っているのだろう。たとえば、私は「苦み」が苦手で、小さい頃から苦く感じるものは嫌いだった。味覚の感受性も経験や大人になるにつれて変化するのか、今では苦みがあっても食べることはできる。しかし、「ふきのとう」の苦みは相変わらず苦手で、「ふきのとう味噌」が好きな夫が不思議なままだ。(嫌いだけどご要望に応えて作ることはする)味噌汁に少し刻んで放すと美味しいという夫に、不思議な動物を見るような気がする。なんで美味しく作ったお味噌汁を、苦く不味くするのかと。きっと私の舌は苦みに過敏なんだろうと思っていたが、みんな違う感覚なのだと思えば、私が過敏とか夫が鈍感という話ではなさそうだ。色彩についても同様だ。私は色覚異常と言われたことはないのだが、自分がきれいだと思うものが、他の人にはそれほどでもないという違いを感じたことは、特に小中学生の頃にあった。特に、中学生の時に写生をしていた時、私が水彩画で風景を描きながら(こんなに濁った色はイヤだ)と何とか自分の思う色に近づけたいと試行錯誤していた時、美術の先生から「うーん、いい色だな」と言われた時のショックは大きかった。自分の色彩感覚に完全に自信を失った瞬間だった。というように、それぞれの感覚の項で色々なことを考えたり思い出したりと、どこを読んでも興味深い内容だった。かなり専門的な話が多いので全部を理解できたわけではないが、私の中にも潜在する能力が出番を待っていたのかもしれないと思ったりもした。いや、ひょっとしたら、様々な能力が高齢化によって失われるにつれて、ひょっこり顔を出す感覚もあるかもしれないとも思う。まさに、センスオブワンダーの世界に私達は生きているのだ。ぼちぼちさん、良い本を紹介してくださってありがとうございました。
2026年01月09日
コメント(2)
いじめ捜査事案、重大事態認定対象から除外 札幌市教委、10年以上独自判断北海道新聞 2026年1月6日 2018年に札幌市立高校の女子生徒(当時)が受けた性被害を市教育委員会が昨年5月に一転していじめ防止対策推進法で定めた「重大事態」に認定したことに関し、市教委が刑事事件の可能性がある事案は重大事態として扱わず、調査しないとの独自判断を10年以上続けていたことが6日、分かった。専門家は「法を全く理解していない誤った判断だった」と指摘している。 13年に施行された同法では、いじめによる自殺や不登校などの重大事態が発生した場合、教育委員会や学校による調査を義務づけている。 しかし、市教委は「犯罪が疑われる事案については『いじめ』よりも『犯罪』としての対応に重きを置いていた」(市幹部)とみられ、いじめによる自殺や不登校などであっても、刑事事件に発展しかねない事案は「重大事態として調査するとの認識を欠いていた」(関係者)という。 市教委は20~21年に市立小学校に通う3年(当時)の男子児童が中学1年(同)の男子生徒から性的ないじめを受けたのを機に、刑事事件の可能性がある事案も重大事態として捉えるよう24年から判断を見直した。 女子生徒は高校1年だった当時、下校中に同学年の男子生徒に体を触られ、不登校になり3年時に退学。24年の市教委の判断見直し後、改めて被害を訴え、重大事態に認定された。 市教委は、過去にこうした判断を続けていたことは誤りだったとし、判断をするに至った経緯のほか、今回の女子生徒の性被害を巡る市教委や学校の対応を検証する。また、新たに被害などを申し出た人に対してはさかのぼって詳しく調査する方針。 いじめ問題に詳しい池坊短期大の桶谷守学長(教育学)は「重大事態における調査は司法から独立しており、問題点を洗い出した上での再発防止のためにある」と指摘。「警察の捜査があろうがなかろうが被害者の立場に立ち、調査するかどうかを判断しなければならない」と話している。かつて、校内暴力やいじめが多発していた時期、学校関係者と話した時によく聞いた言葉がある。「このような場合には、警察に入ってもらわないとどうしようもない」当時の私は、校内での暴力などは生徒側の学校や教師に対する反抗が大きいと思っていたので、「校内暴力で警察が介入するのは教育の敗北ではないか」と思ったし、実際にそのように学校側に言ったこともある。しかしその後、校内暴力やいじめというよりは犯罪的なことが次第に増え、警察が関わって刑事事件になるようなことも増えてきた。それは時にはやむをえないことと思っていたが、学校が警察に丸投げしてしまっていたとは。本当に、教育機関として、教育者としてどう考えていたのかと頭を抱えてしまう。高校での“暴行動画”拡散に栃木・教育委員会が謝罪「深くおわび申し上げます」1/7(水) テレ朝栃木県の県立高校で男子生徒が別の生徒に暴行する動画がSNSで拡散されている問題で、県の教育委員会が会見を開いて謝罪しました。 7日、栃木県の教育委員会は県内の県立高校で男子生徒が別の生徒に殴る蹴るなどの暴行をする動画が拡散している問題について会見を行いました。 県によりますと、動画は去年12月に学校のトイレで撮影されたもので、今月に入り、SNSで動画が拡散されたことで暴力行為を認識したということです。栃木県教育委員会 大高栄男教育次長「学校管理下において、このような行為が行われたことについて、被害に遭われた生徒及び関係者の皆様に対し、深くおわび申し上げます」 学校には5日からの2日間で200件以上の苦情や問い合わせがあり、誹謗(ひぼう)中傷も寄せされたことなどから、一部の部活動については大会の出場を辞退しました。 今後、県や学校は校内でいじめがあったかについて調べるとしています。栃木県立高の暴行動画、複数の生徒間で共有 大会出場辞退の部活も1/7(水) 毎日学校や暴力行為の当事者が何らかの責任をとるのは当然としても、部活動の大会出場停止はいかがなものか。暴力行為が起きている時は見てみぬふりをしていても、発覚したら生徒たちの連帯責任か?まったく、いつまでたってもどうしてこうなのだ。前知事の「セクハラ認定」福井県、調査結果を公表 関係迫るなどメッセージ約1000通 組織に問題は?1/8(木) 6:33配信 日テレセクハラ問題をめぐり辞職した福井県の杉本前知事に対する調査結果が公表されました。複数の女性職員に執拗(しつよう)に性的関係を迫るなど、セクハラを裏付けるメッセージはあわせて約1000通にのぼるということです。7日、怒りをあらわにしたのは、福井県の鷲頭美央副知事。福井県 鷲頭美央副知事「調査報告書が認定した事実というのは明確なセクシュアルハラスメントであり、決して許されるものではございません。ハラスメントの防止を率先して実践すべき立場にあった者による執拗(しつよう)かつ長期間にわたる行為であったということにつきまして、強い憤りを禁じ得ません」約3時間続いた会見で、非難の言葉が向けられたのは、杉本達治前知事(63)です。福井県 杉本達治前知事(63)(先月)「私の不適切な言動により被害に遭われた、そして深く傷ついている方に心から謝罪を申し上げます」去年4月、県外部の窓口に、部下の女性からセクハラを訴える通報が寄せられ、先月、責任をとって辞職していた杉本前知事。7日、“セクハラ問題”に関する調査結果が公表され、部下の女性職員4人に対するセクハラが認定されたことが新たに分かりました。特別調査委員 河合健司弁護士「被害者の人数は通報者と合わせて4名」■不適切なメッセージは約1000通本人が悪いのは勿論なのだが、それを忖度して見逃していた上司たちは同罪だ。最初にこのニュースを知った時に、福井県には女性の管理職はいないのかと思ったのだが、副知事は女性であることに二度ビックリ?!今さら、「強い憤りを禁じ得ません」なんて白々しいにもほどがある。女性の敵は女性だったということの証明ではないのか。もう、呆れて腹が立って、さらに空しい。この職場風土は、地域風土との関連が根強いのだろう。何とかできるのか、福井県。
2026年01月08日
コメント(0)
ベネズエラ大統領の拘束で国連安保理が緊急会合…国連憲章の順守求める声相次ぐ2026/01/06 読売【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会は5日、米国がベネズエラで軍事作戦を展開したことを受け、緊急会合を開いた。米国はベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の拘束について、麻薬密輸事件に関する「合法的な法執行だ」と主張した。各国からは、米国の武力行使は国際法に違反するとして、国連憲章の順守を求める声が相次いだ。 会合冒頭で、国連のローズマリー・ディカルロ事務次長は、国連憲章で他国への武力行使や威嚇を禁じていると指摘し、米国の軍事行動を「深く懸念する」と述べた。 米国のマイク・ウォルツ国連大使は、マドゥロ氏を「米国民を攻撃してきた麻薬テロリストだ」と指摘。軍事作戦は、麻薬密輸などの罪に問われた夫妻拘束が目的の法執行だと説明し、「戦争でも占領でもない」と強調した。 これに対し、ベネズエラの代表はマドゥロ氏の拘束は「拉致だ」と強く非難。「軍事力を持つ国が武力で他国の運命を決定する極めて不安定な世界の扉を開く行為だ」として、安保理に対し、米国への非難とマドゥロ夫妻の解放を求めるよう訴えた。 欧州の反応は分かれた。英国やラトビアなどの代表は「国連憲章順守の重要性」に言及するにとどまり、米国に対する直接的な非難を避けた。フランスの代表は、マドゥロ政権による抑圧や選挙不正を批判しつつ、米国の軍事作戦は「平和的な紛争解決の原則に反し、国際的な平和と安全を弱体化させる」と指摘した。一方、グリーンランドを領有するデンマークの代表は、「危険な前例となる。全ての加盟国は国際法や国連憲章を尊重すべきだ」と米国を批判した。トランプ米大統領がグリーンランド領有に意欲を示していることへの警戒が背景にあるとみられる。 ベネズエラの友好国のロシアと中国は米国の軍事作戦は国際法違反だとし、マドゥロ氏らの即時解放を求めた。ロシアの代表は、「無法状態と、米国の力による支配の時代に回帰する前兆だ」と厳しく非難した。また、中国の代表は「一方的で違法ないじめ的行為だ」と糾弾。2003年のイラク侵攻や昨年6月のイラン核施設への攻撃を挙げ、「米国は安保理を無視し、一般市民を苦しめてきた」と指摘した。国連はいよいよ有名無実化してきたようだ。もう、人類が長い時間をかけて紡いできた国際法や道徳、倫理観など次々にぶち壊されている感じだ。それでも、理念や理想を失った時には世界はどうなるか。そう思った時、「リヴァイアサン」という言葉が浮かんできた。人間の「万人の万人に対する闘争」という混乱から、何とか平和的に共存する方法を模索して、王権制度から政治形態を共産主義や民主主義へと進化してきたのではないのか。しかし、結局はこんなところに祖先帰りするのかと暗澹たる思いである。これから世界はどの方向に向かっていくのか。そして日本は?
2026年01月07日
コメント(0)
昨日の、アメリカによるベネズエラ攻撃とマドゥロ大統領の拉致には本当に驚いた。これで、世界の大国(大きな領土を有するという意味)は、どこもやりたい放題ということになる。共産主義は独裁になりやすいとは思っていたが、民主主義もそうなるということか。小さな国はどうすりゃいいんだ。「米国第一主義」あらわ ベネズエラ攻撃、中ロ正当化の恐れ 長期化なら批判高まる可能性2026年1月4日 北海道新聞 トランプ米政権によるベネズエラへの武力攻撃は、中南米を米国の勢力圏と位置付け、石油権益の確保を狙うなど「米国第一主義」をあらわにした。他国への武力行使を原則禁じる国際法に基づく協調体制を揺るがし、ウクライナ侵攻を続けるロシアや、台湾への軍事的威圧を強める中国を正当化する恐れがある。中南米が中東やウクライナに次ぐ紛争地域となれば、米国の介入が長期化し、国内で政権批判が高まる可能性もある。「独裁者のマドゥロ(ベネズエラ大統領)は米国に莫大(ばくだい)な量の違法薬物を密輸した犯罪ネットワークの首謀者だった」。トランプ大統領は記者会見で、武力攻撃の正当性を強調した。トランプ政権はこれまで、マドゥロ氏が麻薬の密輸を目的としたテロ組織と公然と協力しているとしており、今回の武力攻撃を「麻薬犯罪者の拘束」と位置付ける。 各国の評価は真っ二つだ。イタリアのメローニ首相は麻薬密売への関与疑惑を踏まえ「防衛的な介入は正当」と理解を示した。反米左派のマドゥロ政権は2024年の大統領選での不正など独裁化が指摘され、フランスのマクロン大統領もX(旧ツイッター)に「ベネズエラの人々は独裁から解放され、喜びに浸るしかない」と投稿した。 一方、欧州連合(EU)のフォンデアライエン委員長は「国際法と国連憲章を尊重しなければならない」とけん制。国連憲章は国家に対する武力による威嚇や武力行使を原則禁じ、国民が政治体制を選択する「自決の原則」も明記している。ドイツのメルツ首相は「国家間の関係は国際法の原則が適用されなければならない」とした。 武力攻撃は「麻薬犯罪者の拘束」だけが目的ではない。米政権は中南米を米国の「裏庭」とみなし、昨年12月に発表した外交・安全保障政策の指針「国家安全保障戦略(NSS)」では、南北米大陸を含む「西半球」を米国の勢力圏と位置づけた。トランプ氏は会見で「西半球における米国の優位は二度と疑問視されない」と強調した。 トランプ氏自身、記者会見で「ベネズエラは一方的に米国の石油を奪った」と語り、石油権益の確保が狙いだと隠さなかった。ベネズエラの原油埋蔵量は3千億バレルを超え、世界最大級とされる。1999年に誕生した反米のチャベス前政権以降、米資本は大きく制限されていた。 国際秩序を主導してきた米国による武力攻撃は、米国内でも政権批判の火種となりかねない。与党共和党のベーコン下院議員は「これを口実に、ロシアがウクライナへの違法で野蛮な軍事行動を正当化したり、中国が台湾侵攻を正当化したりする懸念がある」と声明を出した。 トランプ氏は親米政権に移行するまで米国がベネズエラを「運営」する方針を表明。米軍を駐留させる可能性にも言及した。中南米諸国が武力攻撃に反発を強める中、紛争が起きれば米軍が巻き込まれるリスクは高まる。2003年に始まったイラク戦争では宗派対立や武装勢力の台頭で、米軍は泥沼の占領統治で多大な人的・財政的負担を背負った。 米国では他国への介入を嫌う世論は根強い。米CBSテレビと民間調査会社ユーガブが昨年11月に実施した世論調査では、ベネズエラへの軍事介入に70%が反対。武力攻撃終了後の3日は、ホワイトハウス周辺で市民が「石油のために血を流すな」と抗議した。 国内の批判に耳を傾けず、覇権主義の道を突き進むトランプ氏。会見に同席したヘグセス国防長官は武力攻撃の成果を誇り、こう胸を張った。「これが米国第一主義であり、力による平和だ」■鍵を握る石油 中南米情勢に詳しいブラジルの研究機関ジェトゥリオ・バルガス財団のペドロ・ブリテス教授の話 米軍の軍事作戦によりベネズエラのマドゥロ大統領は拘束されたが、ベネズエラ軍と結びついた同国の政権はこれまでの立場を堅持し、米国への反撃を主張している。現時点で大きな変化はなさそうだ。 今後は世界最大の埋蔵量を誇るベネズエラの石油が鍵を握る。ベネズエラの石油資源を米企業にどれだけ開放するかがポイントだ。トランプ米大統領が強い関心を示す石油分野で交渉が進まない場合、新たに攻撃する可能性がある。米国は政権側、野党側を問わず協調を求めるだろう。(サンパウロ共同)■政府内分裂が焦点 米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)のヘンリー・ジーマー研究員の話 米軍の作戦は天候や休暇期間であることなど複数の要因が重なった中で実行された。トランプ米大統領は政権移行までベネズエラを「運営する」と述べたが、ロドリゲス副大統領は公然と反対し、かみ合っていないように見える。 米政権がベネズエラの野党勢力、マドゥロ大統領支持派の双方と連絡を取っていることは確実だが、今後はマドゥロ氏を支えてきたベネズエラ政府内で分裂が起きるかどうかを見極めることが重要だ。第2波の攻撃が必要になる可能性も示唆し、さらに衝突が発生することも否定できない。(ワシントン共同)米国のマドゥロ大統領拘束に国際社会が懸念首相、ベネズエラ攻撃是非触れず 「情勢安定化に向け努力」大きな国にとっては、日本なんてどうやって自国のために有利に使える駒にするかという存在なのだろう。日本の立ち位置は今後もっと大変なことだろうと思うが、何とか敵を作らないようにふるまうしかないのかもしれない。こんな無茶苦茶なことがまかり通る世は、人類が積み上げてきた知性による統治方法を真っ向から否定するもののように感じる。
2026年01月05日
コメント(0)
昨年は、結婚して函館に行った女の孫が5月に男児を出産し、入れ替わりのように山形から25歳の男の孫が帰ってきた。長男と一緒にワイナリーの仕事を励むようになり、最近はお付き合で忙しくなってきたようだ。実家の築100年の納屋をワイン倉庫として移築再生して、色々と変化のあった年だった。世の中を見ると、身近なところでは令和の米騒動や熊騒動、私には無関係だったけれど大阪・関西万博、トランプ関税騒動、初の女性総理の誕生などが思いつく。こう見ると、嬉しい話題は万博だけか?あ、忘れてた、大谷翔平のドジャースでの大活躍と共に、チームメイトとなった山本由伸、佐々木朗希投手の活躍が気持ちを明るくさせてくれた。日本ハムファイターズも頑張ってくれたし、レバンガ北海道に入ってくれた富永選手のおかげで、今まであまり関心がなかった私も注目するようになった。うーん、プロスポーツの役割は暗い社会の灯火になるんだな。おかげさまで、色々あってもまだ戦争には巻き込まれていない日本だが、これからはどうなることか。世界の紛争地域のことを考えると、人間の愚かさというものを思わずにいられない。どうぞ、少しでも世界が平和になっていきますようにと祈るばかりだ。今年も、日々雑感の備忘録としてブログを続けていきたいと思うので、どうぞよろしくお願いします。
2026年01月01日
コメント(2)
実家の母が元気だった頃には、年末の餅つきは実家の納屋で行っていた。母が病院や施設に入る頃には、杵と臼は長男の家に持ってゆき、以来餅つきは長男の家の倉庫で行うようになっている。私は最初の一回だけ行って、長男夫婦に餅つきの準備や段取り、お嫁さんには餅を搗くときの合の手の入れ方などを教えた。それ以降は、年末は正月料理の準備で忙しいために私たち夫婦は参加していない。今年は30日に餅つきをするというので、久しぶりに搗きたてのからみ餅を食べたいと思い、私だけ電車を乗り継いで行くことにした。(夫は知り合いに配るための蕎麦打ち作業がある)朝八時過ぎ、千歳線→石勝線→室蘭本線を乗り継ぎ、息子の家から一番近い栗山駅に行き、そこまでは孫に迎えに来てもらった。リュックの中には、前日に用意したタケノコ、ワラビ、フキがメインのお煮しめ。息子の家の餅つきには、近隣のワイナリーやブドウ農家、友人や付き合いのあるレストランの人達も参加。その年によって参加者は増減するようだが、この日は私たち家族を含めて23人だという。結構盛大な餅つき大会である。息子夫婦は前日から、お雑煮やからみ餅のための餡や副菜などの準備で大変だったようだ。11時からの餅つきの時には、倉庫は大人や子ども達でワイワイ。私は最初は蒸しているもち米の見張り役だったのだが、二臼目には何年かぶりの合の手を入れた。もち米は、名寄の農家の友人から手に入れたそうだ。(名寄市はもち米生産日本一の市である)この日が人生初の餅つきという大人も何人もいて、最近は本当の餅つきを知らない人が増えていることを実感。ちなみに、長男のお嫁さんも結婚して初めて餅つきを体験したと行っていた。臼と杵は、多分開拓時代に大木を切り倒しての手作りだと思われ確実に百年以上は経っているものだ。開拓時代から休まず毎年仕事をしてきた杵と臼なのである。搗いた後は、最初はお雑煮にしてみんなで食べ、二臼目はからみもち(黄な粉、大根おろし、納豆、餡)で食べ、残りのは餡餅とのし餅にするのは、実家からの伝統。私が子どもの頃までは、早朝から何臼も搗いていて、最初の一臼目は何セットも鏡餅をつくっていた。多分、床の間、神棚、玄関などだったのだろうが、詳しく覚えていない。鏡餅をつくるのは祖母の役目だったような気がする。こう書いていて、古い実家の台所の竈のもち米をふかす香りが漂ってくるような気がしてきた。私の餅つきの記憶が始まった頃からすでに70年にもなる。杵と臼を作ったであろう私の曾祖父に、「おかげさまで今でもちゃんと活躍していますよ」と毎年のように語りかけてしまう。今年は、曾祖父の建てた納屋を息子のワイン倉庫として移築することができた。この日、ほぼ完成した納屋を見て、とても感動した。できれば写真をアップしたいところだが、個人情報を大切にしたいのでやめておく。そっくりそのまま骨格は移築しているのだが、壁や床板などは建設会社にあった古い似たような木材で補強をしていて、断熱などもしっかりしている。当然、冷暖房もそれなりに工夫しているので、冬でもかつてのような冷凍庫状態にはならない。私達は三姉妹で、実家の姓を継ぐ者はいないし、実家も住宅地になってしまってかつての面影はないが、この納屋を移築したことで曾祖父・祖父・父に申し訳が立つような気がしている。また100年は、新しくなった倉庫として頑張ってくれるはずだ。
2025年12月30日
コメント(0)
何事もないクリスマスを終え、そういえば昔はどんな年末だったかなとブログを見てみた。2003年からこの楽天ブログを始めているのだが、当時の私の年末年始はとても忙しそうだ。年末恒例のお餅つきもまだ実家の納屋で行い、今は亡き両親も健在で、子どもや孫も一緒にワイワイとやっていた。2004年を見て、下記のブログにビックリした。クリスマスイブに、当時は歌志内に住んでいた息子一家をサンタさんになるために行った時のことだ。サンタになる夜2004年12月24日(前略)来月で五歳になる孫は、覚え始めた文字で「サンタさんへのおてがみ」を書いたという。彼の記念すべき手紙第一号である。彼が希望しているのは、「トミカの山道ドライブ」とやらで、昨年のサンタさんのプレゼントであった「高速ドライブ」と接続して遊べるのだという。この孫は、物心付いた時から、興味はひたすら「自動車」である。絵本もおもちゃも、とにかく自動車一本やり。彼の「宝物」は、たくさんのミニカーなのである。一緒にお風呂に入りながら、私は聞いた。「ねえ、サンタさんが間違って違うおもちゃを持ってきたら、どうする?」「大丈夫、ちゃんとお手紙書いたから、それを読んだら間違えないよ」「でも、サンタさんもたくさんの子ども達のところを回るから、違うものしかなかったりするかも」(我ながら意地悪ばあさんだ)孫は、不安そうな顔をして、黙ってしまった。私は慌てて、「きっと大丈夫だと思うけど、誰でも間違ったり失敗することあるからね。そしたら、Aちゃんは泣くかい?」次の言葉に、私は驚いた。「ううん、泣かないよ。サンタさんが持ってきてくれたものだったら、それでも我慢するよ」がーん、という感じである。4歳でこれほど人間が出来ているなんて、信じられない!これって、本音でそう思えるのだろうか。それとも、私が喜ぶような答えを咄嗟に判断したのだろうか。どちらにせよ5歳にもならない子どもでも、誰かのことを思いやって我慢することを知っているのだ。(後略)その時はまだ4歳の孫のエピソードだが、読みながら当時のことが甦ってきた。マイペースで自分の興味以外のことにはあまり関心のないような孫だったが、こんなことを言っていたのか…。(すっかり忘れてた)この言葉を象徴するように、この孫はかんしゃくを起こしたり妹を理不尽にいじめたりは皆無だった。頼んだことは喜んで文句を言わずに黙々と行い、ご褒美を自分からねだることもなかった。全体的にとても良い子だったのだが、たった一つの親から見た欠点は落ち着きがないこと。とにかく興味のあることには集中するが、それ以外は常に動いている。だから、幼稚園でも学校でも椅子にジッと座っていられず、ちゃんと座っていなくちゃと必死に我慢していることが、全身から伝わるような子だった。そんな孫を、私は「子どもなのに人間ができてるねー」とよく言ったものだった。そのまんま現在は25歳になり、昨年秋から北海道に戻って実家の仕事を継ぐべく頑張っている。先日会った時に、「A君は子どもの頃から怒った顔を見たことないけど、腹が立つことないの」と聞いてみた。すると「そりゃ、嫌な時はあるけれど腹立てたり怒ったりしてもあまりいいことないしね」と言う。「ちゃんと言わなきゃならない時は言う方がいいんだよ」と重ねると、「言わなきゃならない時は言うよ。でも、それでケンカになることなんてないしさ」だって。言いたいこと言ってケンカにならないなんて、やっぱり人間できすぎ君だ。これ、誰に似たんだ? と考えてしまう。そして気付いた。多分、夫の遺伝子だ。そのおかげで、今まで私は何とかやってこれたのかもしれない。(今頃気付いたなんて、遅すぎる…)
2025年12月27日
コメント(2)

Yoshinobu KanemaruさんのFacebookで見つけた言葉です。転載させていただきます。20年後に後悔するかどうかはわかりませんが、ほろ苦い思い出にはなるでしょう。人生はわからないものですから、できればやりたいことはやってみた方がいいですね。これには同感です。でも、そうは思っていても傷ついてしまうのが人間ですが、せめて理性で「傷つくことはないんで」と思いましょう。
2025年12月24日
コメント(0)
クマ駆除数、9765頭で過去最多更新 東北が7割、全国1位は秋田12/23(火) 朝日新聞 全国のクマの駆除数が4~10月末時点で9765頭(速報値)となり、統計を始めた2006年度以降で最多となったことが環境省のまとめでわかった。生活圏への出没数の増加に加え、市町村判断で市街地での発砲を許可する「緊急銃猟」が9月に始まったことなどを背景に駆除数が急増した。 環境省では、クマの捕獲実績がない九州、沖縄、香川、愛媛、高知を除く都道府県からの報告をもとに、捕獲して駆除した個体数をまとめている。これまで年間を通じて最も多かったのは23年度の9099頭で、今年は半年余りで最多を更新した。 東北地方をみると、6579頭で全国の7割近くを占めた。秋田の1973頭が最も多く、青森1154頭、福島1151頭、岩手989頭、山形968頭、宮城344頭と続く。 同省によると、全国では4~11月末時点で、230人がクマによる人身被害に見舞われており、そのうち13人が亡くなった。捕獲の現場では負担がかかるハンターや自治体への過剰な批判や、死骸の処理も課題となっている。(岸めぐみ、大山稜)熊被害が急増中!「冬眠しない熊」が増えている理由と知っておくべき対策北海道では、さすがに熊の被害のニュースは減っているような気がするが、本州では人家に居座るような熊が出没する懸念があるようだ。そんな地域に住んでいる人はどれほど不安なことだろう。熊さん、お互いの平和のために早く眠ってください・
2025年12月23日
コメント(0)
楽天ブログの良いところは、毎日「昨日よく読まれた記事」が表示されることだ。ブログを始めて20年以上たつと、思い出もかつて書いたことも忘れていることが多いのだが、時々、「あ、こんなこと書いていたんだ」とか、「そんなことあったな」と記憶がよみがえることがある。今朝の昨日読まれた記事のなかに、 「沈黙の同意」ロベルト・エベンハルト2005年05月20日というのがあった。 敵を恐れることはない……敵はせいぜいきみを殺すだけだ。 友を恐れることはない……友はせいぜいきみを裏切るだけだ。 無関心な人びとを恐れよ……かれらは殺しも裏切りもしない。 だが、無関心な人びとの沈黙の同意があればこそ、 地上には裏切りと殺戮が存在するのだ。 ロベルト・エベンハルト無関心な人々だけではなく、本当は無関心なのに、威勢の良い言葉や悪意のある言葉に反応して煽り立てる人たちが世界中に増殖しているような気がする。ロベルト・エベンハルト氏は既に亡くなられているようだが、今の世界についてはどのような思われていることだろう。邦訳されている児童書「ミスター・Pのふしぎな冒険」があるようなので、探してみよう。
2025年12月19日
コメント(0)
下記の記事を読み、とても大切なことだと共感したので転載します。安居 長敏さんのFacebookから人の成長は、外から「正解」を与えられた瞬間ではなく、自分の内側で何かが引っかかり、立ち止まり、考え直す時間を経たあとに起きているように思います。いわゆる「内省」と呼ばれる営みは、誰かに命じられてできるものではありません。むしろ、内省が生まれるかどうかは、その人が身を置く環境によって決まる——それは、日々の関わりの中で何度も確かめてきたことです。今日のイベントでも、生徒が自己変容していくためには「安心して話せること」「失敗が許されること」が欠かせない、ということが話題になりました。人が変わる瞬間は、叱責や正解提示の先にあるのではなく、未整理な思いや、まだ形にならない言葉を、誰かの前で思い切って差し出せたときにこそ訪れる。そう確信しています。安心して失敗できること。言いたいことが言えて、きちんと聞いてもらえること。これらは、挑戦を後押しするための“やさしさ”というよりも、人が自分自身と向き合い続けるために欠かせない土台だと思います。失敗が即座に評価やレッテル貼りにつながる場では、人は早々に考えることをやめてしまいます。一方で、失敗のあとに「何が起きたのか」「どう考えたのか」を語る余地が残されている場では、経験は振り返りを経て、次の一歩へと確かにつながっていきます。また、成長の原動力は「安心」だけでは生まれません。生徒にとって「ちょっと無理かな」「でも、手を伸ばせば届きそうだ」と感じる負荷がかかるとき、内側で何かが動き始めます。不安を抱えながらも一歩踏み出す、その経験こそが、自分を更新していく力になります。ただしその挑戦は、失敗しても受け止めてもらえるという確信があってこそ成立します。守られているから背伸びができ、背伸びをするから内省が生まれる——安心と挑戦は切り離されたものではなく、一体化してこそ、大きな力になるのだと思います。「言いたいことが言える環境」とは、単に発言の機会が用意されている状態ではありません。考えが途中のままでも、その言葉が受け止められること。沈黙や言いよどみを、「考えている時間」として待ってもらえること。すぐに結論を求められたり、正しさで切り取られたりしないという予測可能性があってこそ、人は自分の内側を、安心して探り続けることができます。そして、その環境を最も強く形づくるのは、大人自身の姿勢だと思います。分からないことを分からないと言い、判断を修正するときにはその理由を語る。間違えたときに言い訳ではなく振り返りを選ぶ。その姿は、「人は未完成のまま、変わり続けていい」というメッセージとして、確かに子どもたちに届いていきます。人が自己変容していくために必要なのは、過度な管理でも、根拠のない放任でもありません。安心して揺れられる土台の上に、少し背伸びを促す挑戦が重なっていること。その両方を丁寧に編み込みながら場をつくっていくこと——それが、生徒たちの成長を信じ、応援する大人として、そして学校という場をつくる立場として、これからも大切にしていきたい姿勢です。
2025年12月17日
コメント(0)

認知症で娘のことをわすれていくおばあちゃん。彼⼥を⾒つめながら今までのことをしっかりと⼼の中に刻み込む娘、そして、その⼆⼈の思い出を聞きながら想いを馳せる孫娘…。中央公論⽂芸賞を受賞した『家族じまい』の登場⼈物が織りなすもう⼀つの物語です。⽣まれ、育ち、そして様々な出会いを経て、やがて⽼いていくこと、そのすべてが”たいせつなじゅんばん”だということがこの作品に描かれています。おんなのこがおんなのひとになり、しあわせの階段を上がる時も、⽼いていろんなことを忘れていく時も、すべてがかけがえのないものだというメッセージが⼼に響きます。【著者・桜木紫乃からのメッセージ】母が、わたしの名前を忘れていることに気づいたとき、実はあまり悲しくなかったんです。ああそうか、とうとうきたか、という感じでした。不思議なほど、感情は揺れませんでした。思ったのは、ふたりが母と娘として半世紀かかって描いてきた絵に、ちゃんと余白が生まれて、完成が近づいてきたということでした。この先、どんどんわたしを忘れてゆく母のことを考えながら、「家族じまい」という小説を書きました。絵本「いつか あなたを わすれても」は、小説からは漏れた、孫の視点で書いてみました。不要な言葉を取り払ってゆく作業のなかで、わたし自身が娘になったり孫になったり、いつか迎える老いた時間を眺めたり、ひとつ、女に生まれたことの答えを探す、よい時間を過ごせたと思います。「おかあさん、わたしをわすれていいよ。わすれたほうが、さびしくないから。わすれたほうが、こわくないから」この言葉を、気持ちを、母に手渡したい。その気持ちが、絵本というかたちになりました。【著者略歴】桜木紫乃~北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。2007年、同作を収録した『氷平線』で単行本デビュー。2013年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞。近年の著書は『緋の河』、『家族じまい』(第15回中央公論文芸賞受賞)、『ブルース』(コミカライズ・もんでんあきこ共著)、初エッセイ集『おばんでございます』など。オザワミカ~愛知県出身。イラストレーター。書籍や雑誌のイラストや演劇の宣伝美術を主に手がける。2010年の漫画家・江口寿史氏との二人展「reply」など展示会活動多数。2019年リボーンアートフェスティバル青木俊直展ディレクター。フリーブックレット『BOOKMARK』イラストデザイン担当。桜木紫乃さんが文を書いたというので読んでみた。私の身内では、子や孫のことを忘れるような状態になった人はいなかったので、自分も最後まで家族のことはわかったままその日を迎えるのではないかと期待はしている。しかし、それも期待だけで実際はどうなることか。でも、それでも悲しまないでほしいし、戸惑っても受け止めてほしいとすっかり当事者の気持ちで読んでしまった。
2025年12月15日
コメント(2)
定数削減、今国会見送りへ 野党の反発強く―自維 2025年12月12日 時事ドットコム 自民党と日本維新の会が提出した衆院議員定数削減法案は、今国会中の成立見送りの公算が大きくなった。会期末が17日に迫る中、野党はなお強く反発。与党幹部は12日、会期延長も排除しない方針を確認したが、その場合も成立のめどは立っていない。 定数削減法案は、与野党間の協議で1年以内に結論が出なければ、自動的に「小選挙区25、比例代表20」を削減する条項が盛り込まれた。立憲民主党などはこれを問題視。衆院政治改革特別委員会への付託も決まっていない。 特別委では、与野党が提出した企業・団体献金見直しに関する3法案を審議中。野党は十分な審議時間の確保を求めており、定数削減法案が付託されても、会期内の審議入りは見通せない状況だ。(後略)日本維新の会が議員定数削減にこだわることが、前からどうにもよくわからないままだ。(とはいっても、さほど真剣に調べてもいないのだが)国民にとっては、「こんな議員はいらない!」と思う時は、多額の活動費や歳費をいい加減な使い方をしていたり、どうみても私的流用だろうと思うことがバレたり、関連する企業と癒着していたり、認識不足というか、勉強不足によるおバカな失言をしたりなどをニュースで見る時だ。また、変な宗教団体とべったりして長年選挙協力してもらい、その団体の集会でおべっかメッセージを送り、企業団体献金をビックリするほど貰ったり、きっと多額の表に出せないようなお金が流れているんじゃないかと感じたりいったい何のために政治活動しているんだと思う時だ。(統一教会と自民党の問題はさっぱり出てこないがどうなった?)自分たちの権力維持のためだけに仕事をしているような政治家はいらないと思うが、ちゃんと国民の声を代弁してくれる議員であるならもっといてほしい。無駄な税金を使うから議員は減らすというなら、もっと議員の活動費や歳費、政党助成金を減らせばいい。頼むから、問題をすり替えないでほしい。
2025年12月14日
コメント(0)
「今年の漢字」は「熊」“出没相次ぎ被害多数・熊猫=パンダの返還も” わずか180票差の2位に「米」“米価格高騰”に加え"米国での野球選手の活躍" 3位は「高」“高市総理”など12/12(金) ことし1年の世相を表す「今年の漢字」が発表され、「熊」が選ばれました全国から寄せられた18万9122票のうち、「熊」は2万3346票(12.34%)を集め、初めて「今年の漢字」に選ばれました。応募は11月1日から12月9日まで行われ、第2位の「米」(2万3166票)とはわずか180票差(0.09ポイント差)という接戦となりました。■「熊」出没相次ぎ人身被害・死亡者数が過去最多・「熊」猫=パンダ返還も応募者が「熊」を選んだ理由については、日本各地で熊の出没が相次ぎ、人身被害者数・死亡者数がともに過去最多を記録したことがまず、挙げられています。市街地など人の生活圏でも熊の目撃が相次ぎ、全国各地でイベントの中止や学校の休校などの社会問題となりました。被害拡大を受けて、政府は「クマ被害対策パッケージ」を取りまとめて緊急対策を講じ、自治体からの駆除要請を受けて自衛隊も出動しました。また、熊による農作物の被害も深刻化し、地域住民の生活や経済活動に影響を及ぼしました。一方で、「熊」猫=パンダ、つまり和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドから4頭のジャイアントパンダが中国へ返還されたことも話題となったことも理由として挙げられています。日本のジャイアントパンダは、来年返還予定の上野動物園の2頭だけになります。■「米」米価格高騰に加えアメリカ=米国での大谷選手たちの活躍も理由に2位は「米」で2万3166票(12.25%)を獲得しました。(後略)確かに、特に北海道や東北では熊関係のニュースが多くかったと思います。全国の人達が熊のことを気にしていてくれたのでしょうか。こちらは随分雪が積もったので、熊たちも無事に冬眠に入ってくれているかな。確かに、熊も人間も命をかけた攻防が続く年ではありました。来年はおとなしくしてくれますように。ちなみに私は、「米」かなと思っていましたが。
2025年12月13日
コメント(0)
この試合は、途中までハラハラしながら見ていた。残念ながら最後の勝利の瞬間は所要のために見ることができなかったのだが、スマホで結果を確認して一人で心の中で「よくやった!」と拍手を送りました。ひょっとしたらひょっとする…というような希望のつなぎ方だったのだが、本当によくやりました。きっと、北海道民のほとんどが祈りながらテレビ中継を見ていたのではないだろうか。本当にみんな、諦めずによく頑張りました。オリンピックでも、その底力を発揮して良い結果になりますように。氷上の絆、夢つかむ カーリング日本女子フォルティウス初の五輪 苦難の4年乗り越えた北海道新聞 2025年12月11日 10日(日本時間11日)のミラノ・コルティナ五輪最終予選プレーオフ(PO)で、女子日本代表のフォルティウス(札幌)が悲願の五輪切符をつかんだ。その瞬間、氷上でスキップ吉村紗也香選手(33)ら5人は感極まり、抱き合って喜びを爆発させた。 2022年北京冬季五輪の出場権を逃し「ピンチだらけの4年間」を乗り越えた5人の晴れ姿に、支えたスタッフや日本から駆けつけたファンも涙した。 「つらい時期を一緒に乗り越えてきたみんなで、勝利をつかみ取るという強い気持ちでやっていた」。POでノルウェーを1点差で下した直後、吉村選手は万感の思いを言葉に込めた。 北京冬季五輪の日本代表決定戦に敗れた直後の21年9月末、札幌市内のトレーニング施設の一室。吉村選手、小野寺佳歩選手(34)、近江谷杏菜選手(36)、船山弓枝さん(47)=現コーチ=が膝をつき合わせて話し合った。 北海道銀行とのスポンサー契約の満了が2カ月後に迫っていた。引退か、別のチームを結成するか、道銀が新たに立ち上げるチームに入るか。4人は重大な選択を迫られていた。 日も暮れかけたころ、最後まで進退を悩んでいた小野寺選手が決心したようにつぶやいた。「もう(4人一緒で)やるかっ」。この言葉で気持ちは一つになった。 新たなフォルティウスには、活動資金のあてもなかった。当初はスタッフが借金をして運営費を捻出した。吉村選手らも職を失い、所属先が決まるまでは貯金を取り崩しながら生活した。 21年12月に小林未奈選手(23)、翌年9月に小谷優奈選手(27)が加入した。メンバーの新型コロナウイルス感染で、22年12月の北海道選手権の出場を辞退。コロナ禍で多くの試合が中止になり、半年近く公式戦から遠ざかった。「練習の成果を発揮する場もないのか」。小野寺選手にとって、この4年間で一番つらい時期だった。 前後して、苦境を知った企業や専門家が次々と支援の輪に加わった。クラウドファンディングでの資金集めも奏功し、チームはどん底から脱した。今年2月の日本選手権では現体制で初優勝を飾った。 それでもまだ苦難は続いた。3月の世界選手権では4勝8敗で13チーム中9位に終わり、五輪の出場権を逃した。9月の五輪最終予選日本代表決定戦(稚内)でも、いきなり2連敗して崖っぷちまで追い込まれた。 数々の逆境を乗り越え、五輪出場を決めた今、小野寺選手は「あの時やめなくて良かった」と心の底から思う。そして、支援者やファンへ涙混じりに宣言した。 「最高のメンバーで、金メダルを目指して頑張りたい」【カーリング】日本代表・フォルティウス 涙の五輪決定の裏に〝同級生の涙〟12/12(金)
2025年12月12日
コメント(0)
中国、訓練通知の音声公開 空自機からも「レーダー感知」12/9(火)中国軍“事前通告”「音声データ」公開…自衛隊機へのレーダー照射めぐり 小泉防衛相「事前に通報されていたとは認識していない」【高市自民】ネット大荒れ「これ本物か?」「日本側の女性の声が」「怪しい」 中国軍まさか→小泉大臣に反論、訓練通告の音源X公開「反論余地ない証拠」と 真偽不明で騒然「違和感」「中国訛りの英語のような」「これでなぜレーダー照射」12/10(水)いずれにせよ困ったものだ。どうやって矛を収めるのだろう。
2025年12月10日
コメント(0)
12月7日、最後の「きたひろ笑劇場2025」の公演があった。数日前の北海道新聞に、この演劇集団のことが紹介されている。「きたひろ笑劇場」今年で終幕 市民劇団、7日公演へ練習に熱 「力出し切る」2025年12月5日 【北広島】市職員らでつくる市民劇団「笑ウィンドふぅー」が2002年から師走に毎年続けているコメディー演劇の公演「きたひろ笑劇場」が、今年でラストステージとなる。劇団の大黒柱で、初期から演出を担当してきた香いちろうさん(90)=本名・佐藤香一郎=が、今回で勇退するため。団員たちは終演を惜しみつつ「今年も笑いで多くの人に一年を締めくくってほしい」と、7日に芸術文化ホールで開かれる公演に向け稽古に励んでいる。 劇団は、笑いでマチを盛り上げようと、市職員有志らが立ち上げた。毎年市内外から500人程が集まる人気イベントで、当初は空知管内栗山町や恵庭市の劇団も参加していたが、12年以降は笑ウィンドふぅーの単独公演となった。劇団名には「笑いの風を巻き起こす」との意味が込められている。 劇団員は、現在市職員や市内の会社員ら20~90代の男女26人。吉田智樹教育長(60)をはじめ、メンバーの多くが多忙な管理職になり、仕事との両立が難しくなってきたのも終演の理由。元市職員の香さんは「最初はみんな素人だったが、成長を重ねて毎年いい舞台をつくることができた。ここまで続けてこられて感謝しかない」と話す。 今回の演目は、三つの演劇や歌唱ショー、ダンスで構成。演劇はそれぞれ団員が脚本を手がけたオリジナル作品で、秘境にあるホテルで巻き起こるドタバタ劇や、架空の会社で起こったハラスメントをユーモアを交えて演出している。 脚本が完成した秋以降、団員たちは仕事終わりに週2回ほど同ホールに集まり、2時間以上の稽古を続けてきた。11月下旬以降は、毎日顔を合わせてきた。今回で8回目の舞台となる市内の会社員太田優子さん(48)は「毎回(芸術文化ホールの)大舞台に立たせてもらって胸がいっぱい。最後の最後までみんなに笑ってもらえるように、力を出し切りたい」と力を込める。この市民劇団を立ち上げて脚本や演出をになってきた香いちろうさん(90)=本名・佐藤香一郎は、私の中学時代の先生だった。担任ではなかったが社会科の先生で、生徒たちには人気があったと思う。教師をやめて北広島市の社会教育主事となり、その縁で市職員などを巻き込んでの「笑劇場」を立ち上げたのだろうと思う。思い返せば、中学校の文化祭では先生たちの演劇が出し物の一つだった。それも、香一郎先生の演出だったのだろう。香一郎先生が担任したクラスの仲間たちは、毎年この上演に合わせて集まってミニクラス会をしていた。私も、共通の友達がいるので演劇を見てその後の集まりに何度か参加したこともある。しかし、この数年はご無沙汰していたのだが、今年が最後ということなので見に行った。先生は2年ほど前に脳梗塞(だったかな?)で倒れたということで、教え子たちは心配していたのだが懸命のリハビリで復活。最後のカーテンコールには出演者たちと一緒に舞台に立ち、ご挨拶もされた。90歳とは思えない姿勢の良さと張りのある声で、もともと背が高くてカッコいい先生だったのだが、最後までダンディーで素敵な姿に、とても感動してしまった。その挨拶で、長年の中心メンバーがみんな役職を持ったり多忙になってきたことも解散理由と知り、市の職員が集まって「市民に笑いを!」という演劇を続けてきたことに感動してしまった。毎年、北広島市長も飛び入り参加をしているそうで、今年も秘境の村の村長さん役で登場し、会場を沸かせていた。北広島市は日本ハムファイターズのエスコンの誘致を成功させたのだが、それにはこの市長をはじめとする市の職員が、この演劇にかけると同じような情熱で走り回ったからだろう。北広島市は、色々な面で周囲の市町村と比べて文化度が高いんだなと、少し羨ましくなってしまった。様々な人たち60数名が関わったこの笑劇場、また違う形でその精神を引き継いでゆくのではないかと思う。香一郎先生、本当に長年お疲れさまでした。先生の活躍は、私たち教え子への何よりの励ましや応援となっていました。本当にありがとうございました。
2025年12月09日
コメント(0)
書くのを忘れていたので、11月30日に参加した、「アイヌ文化における自然資源の利用と食文化」という講演会のメモを書いておこう。講師は内田祐一氏で、現在はウポポイ(国立アイヌ民族資料館)の副館長。今回は、アイヌの人たちの食文化に興味があって参加した。アイヌの人たちの食生活については、今までも色々な機会に見聞きすることはあったが、それにフォーカスして学ぶ機会はなかった。今回の講演会では、北海道の名付け親でもある松浦武四郎の記録を元にしてのお話だった。彼は、北海道(蝦夷地)に六回もやってきて、詳細かつ膨大な調査記録を残しているそうだが、その中には、その土地で食べたものやアイヌの人たちの食文化についても記録していたそうだ。講演の全部を紹介するのは無理なので、今、記憶に残っていることだけを書いておこう。まず、アイヌの人たちが長く暮らしていた北海道は、今も昔も半年は冬になる。だから、食べ物を色々な方法で保存しておかなくてはならないのだが、彼らの基本的に「乾燥、燻製、冷凍」であり、塩蔵(塩漬け)はなかったという。塩が貴重だったということもあるが、乾燥させたものはビタミンを失わず、体にも良いものだった。開拓期に北海道に移住した和人たちが次々と病気になったりしていったのは、そのことも影響しているらしい。それを聞いて、長年心の中にあった疑問が解消された。北海道にはずっとアイヌの人たちが住んでいたし、基本的に狩猟採集だったのだから、米などの栽培する食糧が取れなくても何とかなったはずなのにと。以前に、アイヌの人たちと仲良くして食べ物を分けてもらった開拓民は、それで命をつないだと聞いたことがあるのだが、それは乾燥させた山菜や肉や魚類だったのだろう。やはり、困難な時には知恵を持つ人達に教えを請い学び、お互いに助け合わなくては生きてゆけないものなのだろう。また、「ジャガイモを凍らせて春になったら団子にして食べる」とも聞いたことがあるのだが、その方法も具体的に知ることができた。内田先生は長年アイヌ民族の生活を調べたり研究する方法として、体験を重視されていたようだ。だから、そのやり方も具体的で参考になることばかり。もっと早く知っておきたかったと思うことも多かった。(昔は春には冬期間保存していたジャガイモが余って腐らせたり、採った山菜を無駄にしていたことが多かった)また、道央では粟・ヒエ・豆・カボチャ・大根・黍・ジャガイモなどを栽培していたという記録もあるそうだ。だから、決して狩猟採集だけで暮らしていたわけではないということも、今回のお話で知った。昔から沿岸部では交易が盛んだったようなので、それらの技術や種を手に入れることもあったのだろう。もう一つ、1643年にオランダの商船が十勝沖に停泊していた時、十勝アイヌがタバコを求めてやってきたという記録があるそうだ。ということは、それ以前からその地域のアイヌの人たちはタバコの味を知っていて、外国船が来たら鮭や鹿皮との物々交換でタバコを手に入れようとしていたということだ。これも初めて知ったことだった。とても興味深い講演会だった。
2025年12月06日
コメント(0)
購読している北海道新聞には、中高生向けの記事があります。今朝の記事にとても共感したので、転載します。<生きる力に わたしたちの授業>教育社会学者 本田由紀さん 全国の中学生に、さまざまな分野で活躍する人が語る「授業」の「社会」の先生は、教育社会学者で東大教授の本田由紀さん。「社会科は世の中の仕組みを知り、より良くするための教科。日本を持続させるには多様性や異質性を尊重する国にする必要がある」と話す。■仕組み知り社会と向き合う 小学生の時は変な行動で受けをねらういたずらっ子でした。集合写真で変顔をするような。好きな漫画は「がきデカ」。下品で変な格好の「少年警察官」が「死刑!」なんて言う作品です。良識をひっくり返すのが面白かった。当時から反権力的だったかもしれない。 両親が教員で漫画をきらう母の目を盗んで夢中になりました。高松市の実家周辺は田んぼで娯楽がなく、本だけはたくさん買ってもらえたから児童文学も読みあさった。 中学校に進むと型にはめられる感じで、受験勉強の圧力を意識しました。学校には反発が強く、授業中もノートや机に漫画を描いていました。 「何で授業を聞かないの」と若い女性の先生に言われ「成績はいいから放っておいて」と反論すると先生が泣いてしまった。扱いづらい子でしたが、「机に描くなよ」という感じで紙をすっと置いてくれた年配の男性の先生もいて、見守ってもらえていたのでしょう。 卓球部に入ったものの、クラスでは友達に違和感があり、徐々にぽつんと一人に。つらかったけど、理由が分からなかった。みっともなくても何とかやってきたのは、その時々で好きなものがあったからかもしれない。 高校入学後、模擬試験でたまたま香川県内1位になり、私はさらにおかしくなります。成績を下げられないと思い、夜中にガリ勉をして学校では寝ていました。一方で友達と話しても何を言うのが正解か、笑うのが正解か、と常に「正解」を意識し、感情がわかず、雑談もできなくなりました。 母が医者を勧めて理系コースを選んだけど、やはり文系へ、と思い、記憶機能が壊れるほど日本史や世界史の知識を詰め込みました。ロボットのように覚え、自分が何者か分からないような状態で東大に合格しました。 順調な経歴に見えるでしょうが、自己肯定感は低いまま。でも、高校の美術部で文化祭のポスターを描くなど活躍したと同窓会で言われ、自己評価と違って意外でした。 大学卒業のころは女子の就職が厳しく、研究の道を選びました。教育を軸に日本を調べ、「教育、仕事、家族」の関係の変化を研究しています。 社会科は世の中の仕組みを知り、より良い世の中に変えるための教科です。地理も歴史も公民も、大人になると「知っておくべきだった」と思う大事なことが教科書に詰まっている。暗記科目だと思うでしょうが、世の中に出て経験すると分かります。例えば「民主主義」や「三権分立」は人類の歩みの中で必要だからつくられ、皆さんは社会の仕組みでできていると言っていいほどです。 私は小さい時から違和感を覚えてきました。やがて自分だけでなく、世の中がおかしいと考えるようになり、それが生きる力になりました。 今の日本は人口が減り、少子化なのに子どもの自殺もいじめや不登校も増えている。貧困率は高く、男女格差もすごく大きい。でも、他国のあり方から別の可能性を探れるというのが私の研究です。そんなことを考える基礎を学ぶのが社会科。社会科に限らず、学ぶこと、知ることは生きるための基本になります。 戦後の日本は学校を出て会社に勤め、家族を養うという循環がうまくいき、発展したように見えました。でも、実は長時間労働で無理を重ねただけで、それが崩れた今は厳しい。日本を持続させるには過去を美化せず、新しい手法で変える必要がある。私はそのための提案をしています。 いい大学から大企業に進めば勝ちという価値観でなく、多様性や異質性を尊重し、意外性や自由を認め、変わった人でも大丈夫だと受け入れる国にする必要があります。 私の原動力は怒り。何かに怒りをぶつける間は自分を追い込みすぎないからでもありますが、今の日本がおかしいと思う理由を説明し、より良く暮らせる国にしたい。 皆さんもやりたいことを続けてほしいし、いやなことはなぜいやなのか考えてほしい。学校がつらいなら休んでいいから、外に出ていろいろ試そう。とにかく「つらくても死なないで」と言いたい。私もいまだに失った感情を回復する途中ですが、生きていれば回復の道があることに懸けませんか、と伝えたいです。 <略歴>ほんだ・ゆき 1964年徳島市生まれ、高松市育ち。東大教育学部卒、東大で博士号を取得。日本労働研究機構(現在は労働政策研究・研修機構)を経て東大教育学研究科教授。同科の学校教育高度化・効果検証センター長。「『日本』ってどんな国?」「『東大卒』の研究」などの本を書いている。
2025年12月04日
コメント(0)
安倍元総理銃撃事件 被告人質問3日目の主なやり取り 安倍氏狙った理由語るこのニュースはとても気になっている。同時に、統一教会に関与していた、あるいは共依存関係にあった議員たちはどうなっているのかという思いが強くなる。ということで、どのような人が統一教会と関係があったのか、ネット検索してみたら下記があった。旧統一教会・関連団体と関係があった自民党議員一覧2022/9/8 産経自民党は8日、所属国会議員に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係について報告を求めていた調査の結果を公表した。何らかの関わりがあったのは179人。公表した121人は以下の通り。■旧統一教会および関連団体への選挙支援の依頼、および組織的支援、動員などの受け入れ<衆院>斎藤洋明<参院>井上義行■選挙におけるボランティア支援<衆院>岸信夫▷木村次郎▷熊田裕通▷斎藤洋明▷坂井学▷高鳥修一▷田畑裕明▷田野瀬太道▷中川貴元▷中村裕之▷深沢陽一▷萩生田光一▷星野剛士▷若林健太<参院>北村経夫▷小鑓隆史▷船橋利実■「旧統一教会および関連団体からの寄付やパーティー収入で寄付もしくはパーティー収入あり」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員<衆院>石破茂▷下村博文▷高木宏寿▷山本朋広■「旧統一教会および関連団体に対する会費類の支出」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員<衆院>青山周平▷池田佳隆▷伊藤信太郎▷伊東良孝▷井上信治▷上野賢一郎▷大岡敏孝▷奥野信亮▷小田原潔▷鬼木誠▷加藤勝信▷神田憲次▷木村次郎▷高木啓▷高木宏寿▷武田良太▷田畑裕明▷寺田稔▷中川郁子▷萩生田光一▷平井卓也▷平沢勝栄▷松本洋平<参院>上野通子■旧統一教会主催の会合への出席<衆院>逢沢一郎▷上杉謙太郎▷木村次郎▷柴山昌彦▷萩生田光一▷穂坂泰<参院>磯崎仁彦▷井上義行▷三宅伸吾▷森雅子■旧統一教会関連団体の会合への出席・議員本人出席で講演<衆院>赤沢亮正▷甘利明▷石破茂▷伊東良孝▷大岡敏孝▷小田原潔▷北村誠吾▷木原稔▷佐々木紀▷谷川とむ▷中谷真一▷中山展宏▷古川康▷宮沢博行▷務台俊介▷山際大志郎▷義家弘介<参院>井上義行▷猪口邦子▷衛藤晟一・議員本人出席であいさつあり<衆院>逢沢一郎▷赤沢亮正▷東国幹▷池田佳隆▷石橋林太郎▷石原宏高▷石原正敬▷伊東良孝▷稲田朋美▷井林辰憲▷井原巧▷大岡敏孝▷尾崎正直▷小田原潔▷鬼木誠▷菅家一郎▷神田憲次▷北村誠吾▷工藤彰三▷熊田裕通▷国場幸之助▷小寺裕雄▷小林茂樹▷小林鷹之▷小林史明▷坂井学▷佐々木紀▷柴山昌彦▷島尻安伊子▷鈴木馨祐▷関芳弘▷高木宏寿▷高鳥修一▷高見康裕▷武田良太▷武村展英▷谷川とむ▷田野瀬太道▷田畑裕明▷塚田一郎▷土田慎▷土井亨▷中川貴元▷中川郁子▷中曽根康隆▷中西健治▷中根一幸▷中野英幸▷中村裕之▷中山展宏▷西野太亮▷萩生田光一▷鳩山二郎▷平井卓也▷深沢陽一▷古川康▷細田健一▷宮内秀樹▷宮崎政久▷宮沢博行▷務台俊介▷宗清皇一▷村井英樹▷盛山正仁▷保岡宏武▷柳本顕▷山際大志郎▷山田賢司▷山本朋広▷若林健太<参院>青木一彦▷生稲晃子▷石井浩郎▷井上義行▷猪口邦子▷上野通子▷臼井正一▷江島潔▷加田裕之▷加藤明良▷北村経夫▷古賀友一郎▷小鑓隆史▷桜井充▷佐藤啓▷高橋克法▷豊田俊郎▷永井学▷船橋利実▷星北斗▷舞立昇治▷三宅伸吾▷森屋宏▷山本順三▷若林洋平▷渡辺猛之(敬称略)あらためて唖然とする。この人たちは全く責任がないのか?故安倍首相一人が罪を背負って死んで償ったということでオシマイか?
2025年12月03日
コメント(0)
全4148件 (4148件中 1-50件目)
![]()

