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~~ 一ヶ月後、ニース博士「・・・とまぁこんなスケジュールで進めたい。」クラウス「施術は一発だけじゃねぇんだ・・・。」ニース博士「身体の組織に耐力が無いと次のステップには進め ない。研究課題が多くまだ完成していないが。 だが予定として3っ目まで狙っているよ。」ザウバー「楽しみじゃねぇか。」ニース博士「リツコ君の配属先の商品取引部はお客と一番接す る所となる。 他の商品よりも先に3っ目のSPEC-3まで仕上げた い。揉めた時には抑え込まなければならないし。」クラウス「おぉ確かに、そこもいいな。」紗奕(さえき)リツコ「揉め事がメインじゃないわよ。商品を理解してよ りプッシュして説得させる説明もしなければなら ないもの。あなたじゃ無理ね。」クラウス「なんだと!」ザウバー「いちいち尖んがるなって。 説明だのはオレらには向かねぇよ・・・。 ちゃんと売ってゼニにしてもらわねぇとよ、タダ 飯が食えなくなる。」ニース博士「既に数人に対して臨床試験も兼ねて施術した。 事前のパッチテストで問題なかった者達は今も副 作用等もなく順調に推移しているよ。 あと一週間経過をみたら次は君たちにだ。」ザウバー「ニース博士、 成功してるそいつらは何か得手は持ってるのか?」紗奕(さえき)リツコ「キックボクシング、空手等の格闘技を身に着けて いたわ。」クラウス「おめーに聞いてねぇ。」紗奕(さえき)リツコ「商品取引部としてリサーチした資料は頭に入って いるわ。まさに私の出番でしょ。」ニース博士「うむ、してザウバー君、 それを聞いてどうするのかね?」ザウバー「あぁ、 強くなったってヤツの力加減を知りてぇ。 それで一戦交えてぇんだが・・・。」クラウス「そいつぁいい、俺もだ。」ニース博士「施術前にきみらが壊れてしまっても・・・」紗奕(さえき)リツコ「博士、我々はそんなヤワじゃありません。 施術後のテストにもなるんじゃないですか?」ニース博士「まぁな・・・。 なるほど・・・、 それじゃぁテスト項目を決めて実力を試してみる とするか。」~~ テストルーム前に集合していた。 その中でも施術を受けSPEC-01となった3人の男 達は自信からか目をギラつかせていた。研究員「ではSPEC-01となった者のテストを始める。 行動速度、攻撃威力、防御力のそれぞれを規定に 沿ってやってもらいたい。 SPEC-01となった諸君には打撃を受けてもらう。 但し顔以外を狙うように。一発だけ。 そして行動速度に関しては受け手は回避行動を取 ってもらう。」ニース博士「SPEC-01諸君は打たせて逃げられてといい所が無 いが、腹を立てずあくまでもテストだ。 そこをよろしく頼むよ。」 うなずく3人。紗奕(さえき)リツコ「では始めます。 開発 No.A-001号 キックボクシングが得手。 対する協力者、クラウス。現役プロレスラー。 では室内にお願いします。」 二人うなづいて入室する。 一辺がガラス張りで隣の部屋からはそれを観察出 来るようだ。 マイクに向かって。紗奕(さえき)リツコ「それではクラウス、No.A-001号に一撃を与えて下 さい。」クラウス「分かった。 いくぜ!」 タッタッタ彡 ドス★ 助走を付けてからの両足ジャンピングキックが 炸裂! もんどり打って倒れるNo.A-001号。ニース博士「凄い!質量の差は致し方ないところ・・・。 痛みや程度はどうかね?」No.A-001号「プロ相手からのこの蹴り技、やっぱ半端ない。 だが無論痛みは少々あるが全く問題ない。」クラウス「全く・・・かよ。」 リツコがニース博士と顔を合わせ博士がうなづい た。紗奕(さえき)リツコ「では次、No.A-001号の攻撃をクラウスは交わして 下さい。打撃は一発でお願いします。」No.A-001号「うむ、いくぞ。」 小走りにステップし構えていたクラウスにミドル キックをブチ込んだ! ズボ★ 『くっ・・・』 クラウスは前かがみになり膝を付いた。ニース博士「どうかね?」クラウス「くっ・・・、全く避けられねぇ・・・速い。 それに今まで食らった事のない衝撃だ・・・。かな り堪えるぜ・・・。」 再びリツコがニース博士と顔を合わせ博士がうな づいた。紗奕(さえき)リツコ「二人それまでです。退室して下さい。」 部屋から出てきたクラウス、クラウス「見た目の体格より数段上のクラスの蹴りになって る。避けられん、堪える、大したものだ。」No.A-001号「すまなかった。」クラウス「なに、お互い様だ。 それにこっちは志願してんだ、気にするな。」紗奕(さえき)リツコ「では次を始めます。 開発 No.B-002号 極新空手が得手。 対する協力者、ザウバー。空手。 室内にお願いします。」ザウバー「おぅ。」 返答と共に部屋に向かうザウバー、そしてもう 一人も。紗奕(さえき)リツコ「それではザウバー、No.B-002号に一撃を与えて下 さい。」ザウバー「わりぃ、先にオレが一撃もらってもいいか?」 リツコと博士は顔を見合わせ、ニース博士「ま、まぁいいだろう。」ザウバー「ありがてぇ。 遠慮なく来いや。」No.B-002号「いくぜ!」 掛け声と共に一歩踏み出して右のミドルキック! ドス★ 全く避ける動作をせず打たせていた。ザウバー「くっ、なるほど確かに効くなぁ・・・。」 表情は厳しいが顔色は変わらない。クラウス「おぃ、大丈夫なのか?」ザウバー「まぁな。 次、もう一度攻撃してくれ。今度は受けるか避け るか対処してみる。」No.B-002号「打たせたのか・・・。」ザウバー「あぁ、 志願の口火がオレでよ、今のがその目的だ。」紗奕(さえき)リツコ「 ・・・・ 」ザウバー「さぁ次だ。」No.B-002号「ちっ、いくぞっ」 構えたザウバーに目を光らせ間合いを詰めてから の右後ろ回し蹴りを見舞った! ズシャ彡 ズン★ 飛んできた蹴りに対し構えていた右腕で横に払う 様に、そして体も受け流すように時計回りに回避 していたが間に合わず払いに行った腕と脇腹を擦 るように蹴り抜かれていた。ザウバー「 ・・・・ 避け切れんのか・・・、速いな・・・。」 すると打撃に行ったNo.B-002号が苦しそうに前か がみに崩れた・・・。クラウス「何だ?」紗奕(さえき)リツコ「左の拳を脇腹に当てていたわ・・・。 蹴らせた後に。」No.B-002号「くっ・・・」 苦しそうだが立ち上がり、No.B-002号「てめぇ・・・」ザウバー「オレも一発撃てるんだよ。 それが今だっただけだ。 お前脇が甘いぜ。」紗奕(さえき)リツコ「二人それまでです。退室して下さい。」 部屋を出るザウバー。歩きながら、ザウバー「やっぱ SPEC-01 ってなぁ中々の速度と破壊力だ。 今までこんなヤツとやった事がねぇや。」 その後ろで悔しそうな No.B-002号 。紗奕(さえき)リツコ「はい、では次を始めます。 開発 No.C-001号 ボクシングが得手。 対する協力者、紗奕(さえき)。拳法。 室内にお願いします。」クラウス「お前じゃねぇか・・・。」研究員「次って、その人は予備で連れてきただけで・・・」紗奕(さえき)リツコ「私もいいでしょ? SPEC-01 の力を私も体感したいですもの。」ニース博士「だ、大丈夫かね・・・。」紗奕(さえき)リツコ「ご心配なく (^_-)♪」 笑顔で部屋に向かうリツコ。ザウバー「あいつも只者じゃなさそうだし、いいんじゃねぇ の? やらせてやってもよ。」クラウス「確かに素早かったが・・・」研究員「分かりました・・・。 では準備が出来たようですので紗奕(さえき)さん 、No.C-001号に一撃を与えて下さい。」紗奕(さえき)リツコ「はい。 あなた、ボクシングよね。蹴りは控えた方がいい かしら?」No.C-001号「別に。 試合でもないし蹴り飛ばしても構わん。」紗奕(さえき)リツコ「あらそう? じゃ!」 パシ★ 言い終わる前に右足の蹴る動作から・・・ そのまま回転しなんと左の裏拳を飛ばしていた! それを構えていた右腕に当てていたNo.C-001号。クラウス「は、速ぇぇ・・・」No.C-001号 (なんだこいつ・・・、 ガードの上から打ち込んできた・・・。)ニース博士「リツコ君のあの速さに SPEC が受けれていた。 素晴らしい。」研究員「では次、No.C-001号の攻撃を紗奕(さえき)さんは 交わして下さい。」No.C-001号「いいか。」紗奕(さえき)リツコ「いつでもどうぞ。」 No.C-001号は構えて足をその場でトントントンと 小刻みにステップを踏み出した。 そして、 シュっ サっ☆トン 突如の左ストレート! だが、素早く後退したリツコのおでこを少し押し た形で止まった。クラウス「こいつ避けやがったっ!」ザウバー「 ・・・・ 」紗奕(さえき)リツコ「顔はダメですよ。」No.C-001号「あっすいません、つい・・・」ニース博士「リツコ君大丈夫かね。」紗奕(さえき)リツコ「こちらこそすいません。 この方はボクサー、 攻撃は手だけに限定されストレートを予測してい ました。足の立ち位置で左利き。ですから左スト レートが繰り出されると。 ですのでその前に回避行動を始めてしまいました。 反応時間・・・、参考にならなかったですね・・・。」ニース博士「いや、 君たちがそれぞれ素における能力が高いのだ。 このテストを行うのであれば SPEC化 させる施術 前と施術後のデータを取るべきであった。」研究員「それではお二人、退室して下さい。 テストは以上になります。」ザウバー「だがよ、SPEC は凄いぜ。」クラウス「あぁ、大したものだ。」紗奕(さえき)リツコ「そうね、思っていたより速いわ。」クラウス「よし、次は俺たちだな。」ザウバー「だな、楽しみだ。」 それから一年の後、 -つづく--本文 第七十五話 雑誌掲載後の波紋(入梅したらしいわ)- ザウバーへ-本文 第125話 暗黒の組織、動く 3(まぁ、元は取れましたんで)- リツコへ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ.
2021年03月18日
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~ 黒い車が走るのはオフィース街。 車中から歩道をサラリーマンや事務の女性が多く 行き来している姿が見える。 ザウバーを乗せた黒い車は1っのビルの地下駐車 場へと滑り込んで行った。 エレベーターで上階に移動。開いたドアの先の正 面には扉。右手前に守衛らしき人達が数人、出入 りする人をチェックしていた。 扉の手前には指紋センサー。 謎の男の後ろを歩く男がそこへ向かい手を広げて 5本の指、手のひらを当てる。 開いたぶ厚く頑丈そうな扉を通過した後、細い通 路に差し掛かる。この横にも守衛らしき男達がガ ラス越しに数人おり透視カメラで通行人をチェッ クしているようだ。 3人は身に着けた時計金物類を通路手前、右横の ボックスに入れて通路を渡る。 横のボックスは守衛室にコンベアーで運ばれ、レ ントゲン、肉眼等のチェックを受けて通路先に移 送されていた。 無事チェックを通過すると、 ドーンと広い空間 に出くわす。テニスコートを横に向け、奥まで数 えること6面分はたっぷりと入るスペースだ。 天井の下には、いくつもの蛍光灯が並び、部屋の 隅々まで明るく照らしている。その光の元では、 医療関係の先生が良く着用している白い衣装を身 にまとった多くの人が動き回っていた。 見るといくつかのブースに分かれており、手前に はパソコンに向かい、難しい化学式や分子構造ら しき画像、そして捻られた帯のようなものが映る 画面もあった。 その奥では顕微鏡を覗くグループ。 試験管のようなガラスのビンや、それを差し込ん で揺らしている装置、スポイトで何かの薬品だろ うか、試験管に垂らしている人の姿も見える。 反対側にはいくつものTV画面を上4っ、横に5っ 程並べられたモニターとそれを見る人達。 そしてその手元には何かの操作卓なのであろう、 キーボードに似た入力装置やボタンなどが無数に 広がっていた。 その先には、CTスキャンでも撮るようなベッドと それを跨ぐ装置が十数個並んでいた。 いくつかのベッドには衣服を身にまとっていない 全裸姿の人が横たわっている。謎の男「見慣れぬ光景だろう。」ザウバー「あぁ、めまいがして頭が痛くなってきた。」 すると奥から白衣を着た人物がこちらに歩いて来 た。ニース博士「ブルーガ様、お待ちしておりました。 この者がそうですかな?」ブルーガー / (謎の男 改め)「そうだ。よろしく頼む。」ザウバー「ザウバーだ。」ニース博士「良く来てくれたね、ザウバー君。 私はニースだ。身体強化開発の責任者をやってい る。よろしく頼むね。 早速で悪いのだがザウバー君、 まず君の血液を採らせてもらいたい。 こちらへ。」 案内を受けて歩き出すザウバー。ザウバー「なぁニース博士、頼みがあるんだが・・・。」ニース博士「何かね?」ザウバー「少年院で勧誘受けた今のヤツとは、舎弟と二人っ て話しだったんだ。」ニース博士「そうだね。そう聞いているよ。」ザウバー「頼みってのはよ、舎弟はオレが施術して問題無か ったらにしてもらいてぇんだ。」ニース博士「構わんよ。ブルーガー隊長にも伝えよう。」ザウバー「頼む。 あいつは隊長さんだったのか・・・。」 PCが立ち並ぶ横を抜け案内されたのは診察室の様 な個室。ニース博士「採血者だ。」看護師「はい。 そちらに座って下さい。」 手を差し伸べてザウバーを誘導する。 座ったのは対面式テーブルにあった椅子。対面側 に移動した看護師は、看護師「袖を捲って下さい。」 ザウバーは院で身に付けさせられたジャケットを 脱いでTシャツ姿になる。看護師「腕を乗せて下さい。」 黙って従うザウバー。 横を見ると同様に採血を受けている人物が居た。 黒いゴムバンドを巻き、看護師「手を握って・・・。 チクっとしますが我慢して下さいね。 ん・・・中々刺さりませんね・・・。」 横で同様に採血を受ける人物と目が合う。 筋肉質で大柄な男だ。看護師「はい終わりました。 ばい菌防止と止血の絆創膏です。 30分経ったら剥がしていいですよ。」 四角く小さな絆創膏を確認して立ち上がる。ザウバー「分かった。」看護師「この後、心電図・レントゲン・CT・体力測定と順 次測定していただきます。 奥の扉にお進み下さい。 ジャケットに袖を通し歩き出すザウバー。 横に居た男も立ち上がり同様の指示を受けていた。横の男「なんかめんどくさいな・・・。」 顔を見合わせて、ザウバー「まっ健康管理の一環だと思えば。 それに無料だぜ。宿付き飯付きのな。。」横の男「そりゃそうだ、じゃしゃーねぇな。 俺はクラウス。」ザウバー「ザウバーだ。」クラウス / (横の男 改め)「これから一緒らしい。よろしくな。」ザウバー「あぁ。」 それからおよそ一時間、全ての検査・測定を終え て一室で休む二人。ザウバー「今時黒のパンツってな珍しいな。」 腕の絆創膏を剥がしながらのザウバー。クラウス「まぁこりゃユニフォームってやつだ。」ザウバー「パンツ一丁がか?」 それを見て思い出したようにクラウスも剥がしだ す。クラウス「プロレスってやつよ。知ってんだろ?」ザウバー「四角いリングの上で相手倒してってやつか。 Tシャツくらい着りゃいいだろうに。」クラウス「身に着けるとなんかこそばゆくってよ・・・。 これの方が楽でいい。」ザウバー「まぁ同感だ。 オレもこんなジャケットは初めて着たぜ・・・。」クラウス「初めての割にはちゃんと着こなせてんじゃねぇか よ、うらやましいね。」ザウバー「窮屈でたまんねぇ・・・。 ちょっと腕に力入れるとよ、 ビリビリ・・・ やっぱダメだこりゃ・・・」 肩・腕・肘が破れたジャケットを脱ぎ捨てるザウ バー。ザウバー「貰い物でよ。 今日少年院を出たばかり。そこで外着支給された 代物だ。オレの趣味じゃねぇ・・・。」クラウス「ほぉ少年院帰りか、俺も以前入った事あるぜ。 意外と快適でよ。」ザウバー「まぁな。」クラウス「ん・・・? 良く見りゃお前・・・? 俺が少年院入ってた時の 相棒に良く似てるなぁ・・・。」ザウバー「ふっ、相棒かよ。 もしかしてよそいつの名、ゾルダってんじゃねぇ か?」クラウス「おぉゾルダ、そいつだ。 そいつとそっくりだぜ、良く知ってるな。お前も 中で・・・」ザウバー「舎弟でな双子の。」クラウス「双子かぁ。。 どおりで似てる訳だ。 なんだよ、兄弟揃って少年院行きかよ。大したも んだぜ。そっかあいつの兄貴か。。 親しみ湧くわけだ。世の中狭いな。」ザウバー「確かにな。 ゾルダとは遣り合わなかったのか?」クラウス「ヤツとは入った日が一緒でよ、今と同じでなんか うまが合うっていうか、二人でその日にはセンタ -を締めちまったのよ。 絡まれまくったからな。 だから遣り合った事は一度も無い。」ザウバー「なるほどな。 別の日だったら棟の頭として遣り合ってたかもだ。 変な繋がり持ったな、お互い。」 『そこのお二人さん、こっちいらっしゃい。』クラウス「なんだよ、まだやる事残ってるのかよ。」 渋々立ち上がる二人。女性事務員「これからの宿の話、連絡方法、打ち合わせする事 があるでしょ。」ザウバー「宿か、ありがてぇな。」女性事務員「それと、あと1ヶ月でSPEC化させる研究の完成品 が届くの。そちらの打ち合わせもね。」クラウス「なんか・・・大変だなぁ・・・。」女性事務員「そんな事ないわよ、すぐに終わるわ。 細かい話はまた後日になるし。」クラウス「看護師でもないのにここに居るんか、 上から目線でうるせぇなお前。」女性事務員「私の所属は商品取引部に決定しているわ。 そこにずっと座って井戸端会議を続けたいの? 行動の指示ですから。 紗奕(さえき)リツコよ、よろしく。」ザウバー「決定って・・・まだ配属になってねぇってことか。」紗奕(さえき)リツコ / (女性事務員 改め)「そうね、今はお二人と同じで私もSPEC化の施術を 受ける予定なの。」クラウス「女も受けるのかぁ~?」紗奕(さえき)リツコ「あら、悪い?」ザウバー「悪くは・・・ねぇけどよ、戦闘要員ってことだぜ? 大丈夫かお前・・・。」紗奕(さえき)リツコ「ご心配なく。体力と格闘には自信があるわ。」クラウス「体力と格闘に自信だぁ~? 格闘を舐めるなっ! 生意気なその口、二度と言えなくしてやるっ」 カチンと来たクラウスがリツコに飛び掛かった! が、 パシ ヒラリ彡 掴みにきた腕を体を回転させ叩いて退けた。 難なく交わしてしまう。クラウス「うっ・・・。」ザウバー「格闘ってなプロレスだけじゃないぜ。 このお嬢さん、どうやら拳法ってのを身に着けて いるらしい。力技よりすばしっこい方だな。」紗奕(さえき)リツコ「あなた、冷静ね。」ザウバー「褒められた程じゃねぇ。 が、ここは面白そうな所だな。 がははははは。。」-つづく-- z013話 組織 02 -(一戦交えてぇんだが・・・)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ.
2021年03月15日
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ザウバー「ったく次々と・・・」看守-8「初めて見る人物だったよ。 弟のゾルダと異なり本当の面会者だ。」ザウバー「けっ、ゾルダだって立派な面会者だってぇの。 顔洗ってから行く。」看守-8「分かった。」 一方のゾルダ、 先に面会室に出向き、ゾルダ「終わったから帰るな。」看守-9「あぁ分かった。ご苦労様。」 挨拶後、待合室にいる一人の男と目が合う。ゾルダ ( 兄貴に面会者ってこいつか・・・? 見たことない面だな・・・。 ) 扉を開けて出ていく。 入れ替わりに、看守-8「代わろう。」看守-9「はい。」看守-8「準備が出来ました。 面会でお待ちの方、そちらの対面ボックスにどう ぞ。」謎の男「うむ。」 ほどなくして、ザウバー「お待たせ。」 扉を開けて入ってくる。看守-8「1139号、ボックス3番だ。」 言われて目線を送るザウバー。 そして黙ったまま対面側に移動し大きく椅子を引 き着座した。ザウバー「どこかで会ってたか? 残念だが記憶にはねぇんだが・・・。」謎の男「初めてお会いする。」 謎の男、髪は長く肩まで伸び、薄茶色。 身長はおよそ180cmくらいありそうで横幅は普通 の体系だ。服装は紳士のようでスーツ姿。 だが・・・、 顔は歌舞伎役者の化粧のような黒と赤のラインが 右目下から頬にかけてはっきりと見えた。ザウバー「珍しいな、外歩きでその化粧は。」謎の男「化粧ではない。 生まれつきでな、アザみたいなものだ。 気にしないでくれたまえ。」ザウバー「趣味で、の方が通りがいい気がするけどよ。 でオレになんの用だ。」謎の男「うむ、 街中を歩いていると至る所で少年たちが口々に噂 していて出てくる名が 泣く子も黙る『撃爆兄弟』 と。興味が湧いて後を付けると現場に出くわした 訳だ、二人が現れた所にな。」ザウバー「勝手に呼ばれててよ、こっちは自覚無しだ。」謎の男「腕前を拝見したよ。二人大したものだ。 結論から言おう。 二人をスカウトしに来た。」ザウバー「 ・・・・ 」 (目を細めた)謎の男 私はファイナルウエポン社という会社の幹部に 就いている」ザウバー「ウエポン・・・武器を扱ってるのか。」謎の男「あぁ。 だがミサイルぶっ飛ばすでもマシンガンをぶっ放 しまくる仕事ではない。 工場で部品組み立てて・・・でもない。ましてや売 り込む営業マンをお願いでもない。」ザウバー「 ・・・・ 話の途中で悪いんだが、オレは戦争が大嫌 いってやつだ。ガキの頃両親が爆弾の餌食になっ ちまってなそれからよ、身体鍛えて軍人に仕返し したのは。 恨みこそ持てど加担する側なんて興味ねぇ。 話す相手を間違えてる、帰んな。」謎の男「うむ、まぁ聞いてくれ。 己の身体が武器そのものになる。 その従来の使う破壊兵器の使用を止めさせる活動 なのだよ、我々の仕事は。 特殊能力を身に着けたマンパワーを売りにしてい る。 私も実はある能力を身に着けているよ。」 辺りを見渡し、一点に注目した。 そしてザウバーと目を合わせ口元を緩ませ再び棚 に視線を送る。 すると奥の棚の上に転がっていたポールペンがフ ワっと宙に浮きこちらにゆっくりと近づいてきた。 ザウバーは目だけだが少し驚くしぐさ。 それを手にしたブルーガー、胸から手帳を出し何 かを記載しボールペンを再び宙に浮かせて元に戻 してから、謎の男「どうかね、中々見る事の出来ない手品だろう。 私の他に当社の社長、幹部で私の妹も別の特殊能 力を身に着けている。 この力を使って従来の破壊兵器の使用を止めさせ るのさ。それを世界に広める、そんな角度から世 界の武器事情を一新する、そういう世界征服を進 めるのだ。」ザウバー「オレはそんな能力、持っちゃいねぇぜ。」謎の男「これから身に着けてもらいたいのだ。 まだ開発中だが、己の身体能力を格段にアップさ せる研究をしている。 元が軟弱な身体では使いこなす前に自分の体が壊 れてしまう。だからキミのような身体能力を持つ 者を探し仲間に迎え入れたいのだ。 現在の丈夫な体力と格闘センス、キミがその施術 を受けたなら向かうところ敵無しとなりうる。」ザウバー「身体能力をもっと強く・・・か。」謎の男「そうだ。 当社の一員になれば食事は食べ放題で寝床付き。 束縛はほぼ無い。在るのは時々出される行動の指 示に沿って動いてもらう事くらいだ。 そして幹部候補だから下の者を指揮して欲しい。 キミの弟君もだよ。」ザウバー「ほぅ、寝床に飯付きたぁかゆいとこ突いて来るじ ゃねぇか。 たまに来る指示ってのは?」謎の男「うむ、 キミのように体力のある者を集めてきたり、言い 合いになったら事態を収拾したりかな。」ザウバー「事態を収拾・・・?」謎の男「既存の兵器・武器を売る、所持するところは反発 し揉める事もあるだろうし邪魔も入る。そんな時 にはって事だな。」ザウバー「おれが強くなり揉め事も・・・となりゃ興味湧いて きたぜ。」謎の男「回答は今でなくてもいい。 センターを出る日に迎えに来る。その時で。 期待している。」 そう言うと手帳に記載したページを破りザウバー の前に置くと謎の男は立ち上がり、看守の元に歩 き出した。 が急に振り返り、 スー・・・。 能力で座っていた椅子を戻した。 そして看守に一声掛けて出て行った。 ザウバーは座ったまま破いたページの切れ端を見 つめていた。看守-8「終わったか?」ザウバー「あぁ。 今のヤツ、オレの保護者になるってよ。」 そう言うと手にした紙を看守に渡した。看守-8「連絡先か。 すると保護観察処分でここから出られるぞ。」ザウバー「んな訳ないだろ、3回目だぜ・・・。 ここで反省しとかなきゃな、元々の予定のままで いい。出る日決まったらそこに連絡してくれ。」 立ち上がって部屋に戻るザウバーであった。~~~ ~~~ 半年後、院生-1023番(四号棟頭)「お疲れ様でした。」 『お疲れ様でした。』ザウバー「おぅ、もうここはねぇけどな。」院センター長「何か寂しいな。 色々とありがとう。」ザウバー「何もやっちゃいねぇよ。 センター長、世話になった。」看守 『元気でな~』 ザウバーは片手を挙げ振り向くことなく正門に向 かった。それを見送る院生と看守たち。 正門を一歩出ると左側に人が立ち、その先には黒 い一台の車が停止していた。 ザウバーの姿を見て後部座席からドアを開け一人 の男が立ち上がりザウバーを見た。サングラスを 外したその顔には歌舞伎役者の化粧のような黒と 赤のラインが右目下から頬にかけてはっきりと見 えた。ザウバー「ほぉ相変わらずの化粧だな。 そりゃ趣味でか?」謎の男「そうだ。」 ザウバーはその返答に口元を緩ませた。 そして正門左側に立っていた男に連れられて黒い 車に歩を進めた。 反対側のドアを開けた男、ザウバーは後部座席に 身を沈めた。 謎の男はサングラスを掛け直し再び後部座席へ。 そしてドアが閉まり黒い車は発進したのだった。-つづく-- z012話 組織 01 -(この者がそうですかな)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ.
2021年03月11日
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それから6年。少年ザウバー「ここだ。」少年ゾルダ「あぁ。」 二人は迷彩色にカモフラージュされた軍人の秘密 基地のすぐ近くに潜んでいた。少年ザウバー「まずはこいつをあの水瓶(ポリ容器の化け物)の 中へだ。 いくぞ。」少年ゾルダ「あいよ。」 身を低くして敵の見張りの目から逃れながら少し ずつ近づく二人。 見ると体が二回り以上大きくなっており筋肉質で ゴツくなっていた。顔や身体に水で溶かした泥で 迷彩風にペイントして。 見張りからの目を完全に逃れた二人は、用意して いたビンを傾け水瓶の中に液体を流し込んだ。 そして再び離れたところに待機する。少年ザウバー「さて、ひと眠りするか。」少年ゾルダ「あいよ。」~~ 日が陰り始めた頃、 『うぐぐ・・・』 『くぅ・・・』 『げほっ』 基地の中からうめき声が聞こえ始めた。少年ザウバー「起きろゾルダ、始まったぞ。」少年ゾルダ「ん・・・。」 眠そうな目をこすり顔を基地の方に向けた。少年ゾルダ「来たか。」 二人の見つめる中、屋上にいた見張りも苦しそう にしゃがんで嘔吐を始めた。少年ザウバー「ようやくこの時を迎えたな。 いくぜゾルダ! 容赦しねぇ皆殺しだぁぁ!」少年ゾルダ「アイサーっ!」 一直線に駆け出すザウバーとゾルダ! 入口横に立つ見張りを一蹴! 扉を開けて中にカ チ込むのだった。~~ 傭兵の残していったメモを見つめる二人。 そこには大日本国の住所と名前が書いてあり、 『この人を訪ねるといい。 そこで空手を教われ。俺の教えた傭兵用の護身 術とは異なり手足の打撃に特化した技を身に着 けられる。 体力と力を手に入れたお前たちがそこで学べば 鬼に金棒だ。』 との言葉も思い出していた。少年ザウバー「やつらからかっ浚(さら)った武器を売ってよ金作 って行ってみるか。」少年ゾルダ「そうだな。 オレらって[鬼]か・・・?」~~ ~~ザウバー「オレたちは生き抜くために強くなる決心をした。 仇を取るために。 落下速度に自分の体重が乗っかって太い枝で叩か れる・・・血反吐吐くほどの痛み・・・・。 努力ってやつは嫌いだ。だがオレらは生き抜く、 仇をとるその[志]に向かってっただけだ。 だから良くある人の上だの下だのは関係ねぇ。 領土争いなんかクソくらいだ。 ただ仇を取った後は・・・ なんか強いやつを求めさまよっていたな。 話せるのはこのくらいだ。」 皆シーンとして聞いていた。ゾルダ「その後はよ、他の拠点を探し回りとっちめたぜ。 もう毒は使わずにな。」ザウバー「ゲリラってやつだ。 個々でいる時に撃破。人数減ったらアジトに突撃 ってな。味方が近くに居るとやつらは撃ってこな かった。」院生-756号 二号棟頭(かしら)「ぐ、軍人をもやっちまうんですか・・・。」ゾルダ「白兵戦ってやつだ。 ブッとい大木の方が手ごたえがあったな。蹴りも パンチも屁でもねぇやな、効かなかったぜ。 『 ・・・・ 』 『それだけハードなトレーニング だったんだ・・・』ザウバー「確かに自分たちの身に着けた力も実証出来たし な。自信にも繋がった。」 『 ・・・・ 』ゾルダ「ガキの頃の細っちい木はよ、立って叩くと揺れて 中々凹んで締まってってくれないんだ。 だから膝付いて下の方ぶっ叩くと早いのよ。」ザウバー「太いのやり出した時もガキだったぜ。」ゾルダ「ま、まぁ今よりはガキってことでいいじゃねぇか よ・・・。」 『あはははは』院生-708号 一号棟頭(かしら)「一番太いのってどのくらいのを?」ゾルダ「50~60cm、こんくらいの太さかなぁ。 手の皮が厚くなるとよ、素手でいけるようになっ てた。」院生-1023番(四号棟頭)「そんな太てぇのを素手で・・・。」 『 ・・・・ 』院センター長「すさまじい特訓だったんだね。」ザウバー「あぁ、オレらじゃ考えもしなかった。」ゾルダ「お前らも真似すんなら枝の有るとこに飛び降りろ よ。無きゃペシャンコでお陀仏だからな。」院生-814号 三号棟頭(かしら)「や、やんねぇっすよおれらは・・・」 『頭ならここ出たらこっそりとやってたりして』 『ちげーね。』 『あははは』院生-1023番(四号棟頭)「その・・・、水瓶に入れったってのは?」ザウバー「父親と山菜積みに行ったときによ、 『これは毒キノコだから食べちゃダメだ。』 『この葉は干して煎じると人を殺せる。』 とか聞いてたから、逆にそれらをみんな混ぜて作 った特製汁だ。」 『くわばらくわばら・・・』 『今でも作れますか?』ザウバー「無理だな。 同じのをこっちで見ないしそれに・・・ もぅ忘れた。」 『で、どうしてこちらに・・・?』ゾルダ「行った先の道場は傭兵のおっちゃんも習った場所 でな。ただ型と礼儀を教わって実践形式の練習始 めたら破門になっちまって・・・。」ザウバー「加減はしてたが生徒さん、みんな潰しちまってな ・・・」 『ゴクリ・・・』ゾルダ「兄貴はそこの師範代までやっちまったじゃねぇ か。」ザウバー「で最初のここに到着って訳だ。 練習なのに・・・だ。」院センター長「それ、道場だったか? じゃなきゃここには送られてこないよ。」ゾルダ「そぅいえば兄貴、ラーメン食った後の公園で・・・ じゃなかったか・・・? 腹ごしらえしたから二人で汗流すかとか・・・。」院生-708号 一号棟頭(かしら)「それっすよきっと。」ザウバー「忘れた・・・。」院センター長「そぅそぅ、 先ほどザウバー君を捕まえた警察官が訪ねて来て 『発端の族とチームの頭達が、こんなちぃせぇ事 に拳振り回すなとザウバーにいい聞かせられた』 と言っていたよ。そして『発端の自分らをさて置 き 彼一人で警察に自首した』とも。ザウバー「やつらは言い合い、オレはブン殴ってるからな。 別に。」院生-1023番(四号棟頭)「軽くなったらまたすぐに出てしまうじゃないです か・・・。」 『そりゃ困る』 『ざわざわ・・・』ザウバー「バカ言え、 ここは刑務所じゃねぇんだ。関係ねぇよ。」ゾルダ「出たら困るってなんだよそれ。 まっ、それがオレの兄貴だ。」 『ちげーねぇ』 『だな』院センター長「さて諸君、 彼らの生きざま、少しは考えさせられる所はあっ たかな? 自分の身と照らし合わせて何か心に沁 みてくれたならこの場を設けて正解となる訳だ。 彼らが居る時じゃないとこんな授業は開催出来ん からな。」ザウバー「あまりえばれる人生歩んでないからこの話はこれ で最後にするぜ。」院センター長「悪かったね、ありがとう。」ゾルダ「何だお前ら、 オレら居ねぇと悪さしてんのか! やるなら外出てからにしろ!」院センター長「それだと再びここへだ。」ゾルダ「んぢゃ中でやれ!」院センター長「だからそれが困る。」ザウバー「ふっ、漫才だな。 身体なまってるやつ居たらオレがもんでやる。 喧嘩じゃねぇぞ。いつでも来な。 但し看守に言ってからだぞ。」 『あはははは』 そこへ独りの看守が歩いてきた。看守-8「1139号、面会者だ。」 全員がザウバーを見た。ザウバー「あ、オレか・・・。」 『はははは』院センター長「行ってこい。 よしここは散解する。今のタイムスケジュール通 りに戻ってくれ。」ザウバー「来た日になんか忙しいな。 ゾルダ、ありがとな。」 ゾルダは片手を挙げて答えた。 看守-8はザウバーを引き連れて戻っていった。-つづく-- z011話 新たな面会者 01 -(趣味で、の方が通りがいい気がするけどよ)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ.
2021年03月09日
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~~ ~~ 数時間掛けて移動した3人。子供ザウバー「こんな崖っぷちに?」外人部隊傭兵「そうだ。最高の場所だぞ。 まずはよ、始める前にと。 お前らの特訓用具を作らねぇとな。。」 そこの倒れてる運べそうで手ごろな大木を持って きてくれるか?」子供ゾルダ「これか?」外人部隊傭兵「あぁそれでいい。」 ドサ彡 傭兵の目の前に二人で転がす。 傭兵は腰から戦闘用のサバイバルナイフを抜き取 り、表面を起用に剥いでいく。 一端に短い木の棒を巻き付けて完成。ふんどしに 近い形だ。 そしてリュックから紐を取り出した。外人部隊傭兵「よし、準備完了。 さぁ~てと、早々におっ始めるとするか。 まずは寝泊まりする小屋立てないとよ。 柱が必要だ。そこにある木、7~8本折ってくれ 。」子供ザウバー「折る? この木をか?」子供ゾルダ「道具なんもねぇじゃん。」外人部隊傭兵「なんも? 既にもってんじゃねぇかよお前らは。」子供ザウバー「???」子供ゾルダ「???」外人部隊傭兵「お前ら身体鍛えるんだろ? だったら使えよ、自分の拳をよ。」子供ゾルダ「拳?」外人部隊傭兵「そぉよ、拳だよ。 早くしねぇと日が暮れるぞー。 ブチ折るまで寝床ねぇからな。」 ザウバーは自分の小さい手を握り、拳を見つめて いた。子供ゾルダ「殴って・・・折れるのか?」外人部隊傭兵「おぅよ、 しゃーねぇな、見てな。」 傭兵はびっこ引きながらおよそ直径10cmくらいの 木の前に立ち、外人部隊傭兵「おいさーっ!」 ドス★ ギギギ「うりゃっ」 バキ★ ザザザザ ドサン彡 二人の見る前で右の一発で凹んで少し傾き、 続く左でトドメ! 見事左右一撃ずつで木をぶっ倒した。子供ゾルダ「うわっ」子供ザウバー「出来んだ、拳で・・・。」外人部隊傭兵「わりーな、細めので。 足踏ん張れねぇから今はこれくらいじゃないと。 お前らはこれを拳に巻け。」子供ゾルダ「なんだこれ・・・?」 先ほど傭兵が作ってた物を渡される。外人部隊傭兵「拳の保護だ。」子供ゾルダ「保護? こんな軟弱なのハメてやってられるかぁ ー」外人部隊傭兵「お前らのためだ。 要らなきゃこっちは構わん、が ハメなきゃ数打 で拳の骨が丸見え。治るまで1ヶ月も3ヶ月も休 まれては困るんでな。」子供ザウバー「ハメようぜゾルダ。 要らなくなったら外せばいい。今はこいつをハメ てぶっ叩いてこの大木をブチ折ってやろうぜ。」子供ゾルダ「分かったよにぃちゃん。」 用意されてたのは木の皮を数枚重ねてあり、手の 甲を保護するもの。 短い棒を握り手の甲まで被せ、紐で縛ってお互い の手首に固定する二人。外人部隊傭兵「まずこれから1人1本倒すまで毎日続けろ。 よし、始めっ。」子供ザウバー「こいつをいくか。 いくぜっ えぃっトン えぃっトン ・・・ 」子供ゾルダ「よし、これだ。 アイサー、えぃっトン えぃっトン ・・・ 」外人部隊傭兵「俺は足の当て木と松葉杖作らねぇとな。」 トントン トントン トントントン トントン トントン トントントン 『同じ所叩けよー。』 『慣れてきたら腰入れて身体全体使って叩け!』 傭兵が木工作業する奥で二人が叩く音がひっきり なしに続いた・・・。 トントン トントン トントントン トントン トントン トントントン 翌朝も翌々日の朝も新たな保護当てに変えながら 来る日も来る日も二人は一日中続けた。 『拳が血だらけ、大いに結構。』 『その程度で痛いなんて思うんじゃねーぞ。』 『叩き込む拳の皮・骨・腕の筋力、足腰、根性と 全てを同時に鍛えられる。』 『今の痛みは明日の強さだ!』 そして一週間後、 ミシ! ザウバーの叩く木が発した悲鳴が聞こえた。外人部隊傭兵「おっ、きたぜ。 倒せる予兆だ。元気出んだろ。」 見ると一点を叩くその場所が血で真っ赤になりそ してくぼんでいた。外人部隊傭兵「そいつぁ屋根に使う材料だ。早いとこ材料を調達 してくれよ。」 トントン トントン トントントン トントン トントン トントントン 二時間後にはゾルダの叩く木からも ミシ! 二人の拳から赤い雫がしたたり落ちている。 そして3週間後、外人部隊傭兵「ようやく屋根が完成したなぁ。 寝転がるだけなら雨風凌げるスペースが手に入っ たぜ。」子供ザウバー「小屋建てんだろ。まだ序の口だ。」子供ゾルダ「先は長いね・・・。」 ドスドス ドスドス ドスドスドス ドスドス ドスドス ドスドスドス 二人は別の太い木で打ち込みを開始していた。外人部隊傭兵「太陽が上になってきた。昼飯にするか。 下の川で手を洗ってこい。」子供ゾルダ「あいよ。」外人部隊傭兵「ただし、 今日はこっちから行ってくれ!」 すると突然ザウバーを崖から蹴り落した! 『うわぁぁぁぁ』 バキ バキバキ ザザ ボキボキ・・・子供ゾルダ「何すんだよ!」外人部隊傭兵「お前さんも早ぅ行ってこい!」 続いてゾルダも崖から蹴り落した! 『うわぁぁぁぁ』 バキ バキボキ ザザ バキバキ・・・~~ ~~ 焚火で肉を焼く傭兵の元にスり傷血だらけの二人 が戻ってくる。子供ゾルダ「てめぇ・・・・」外人部隊傭兵「木の枝がよ、 不規則に襲って来んだろ。叩かれる事で体を鍛え られんだよ。落下速度次第で打撃力も変わる。 で慣れっとよ、こっちから枝を叩いてぶち折る事 も出来るようになるんだぜ。」子供ザウバー「・・・・ なるほどな。」子供ゾルダ「なるほどってにぃちゃん・・・。」子供ザウバー「落ちるまでに意味がある。 木と喧嘩なんだよ。 何回もぶっ叩かれて・・・。不規則が何よりだ。」子供ゾルダ「にぃちゃん・・・」外人部隊傭兵「そぅいう事。 分かったら腹ごしらえしろ、早くしないと丸焦げ になるぞ。」 二人は慌てて肉を刺してあった枝を抜き、焼けた 肉をほおばるのであった。外人部隊傭兵「折角川まで行ってるんだ、次からは飯のおかずく らいは土産に持ってこい。」 むしゃむしゃ食べながら考え込むザウバー、子供ザウバー「細い枝は折れてくれてた。だが太い枝は強烈な蹴 りのようだった・・・・。身体が[くの字]だ。 だから背中を見せちゃダメだ、背骨一発でやられ る。身体が横向いてりゃ横からも来る。常に下向 いて枝見てないと・・・その連続・・・。 そうすりゃ拳、肘、蹴り、頭突き、払ったりブチ 折ったり。こっちも攻撃出来る。そして着地。 一つとして同じパターンが無い。毎度新鮮ときて る。 ふっ、おもしろいぜ。」子供ゾルダ「まったく、にぃちゃんは前向きで直ぐにポイント を掴むよな・・・。 背中は か・・・、身体飛ばされるからそうすぐには ・・・。」子供ザウバー「自然が相手だ、てめーで何とかしなきゃならない んだ。文句も出ねーよ。」外人部隊傭兵「木殴ってぶっ倒す。 落下して木と喧嘩。 川で打ち身冷やして手洗って水浴びして。 もぅお前らの好きなメニューで進めろや。 たまに落ちる時に木を変えてみろ、 更に新鮮だぞ。 後、帰りは崖を登ってこい。いいな。」子供ザウバー「分かった。」子供ゾルダ「・・・アイサー。」-つづく-- z010話 志 03 -(ぐ、軍人をもやっちまうんですか)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年03月05日
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子供ゾルダ「おっちゃん、なんで一人で行動してんの?」外人部隊傭兵「俺の所属する先遣偵察隊がみんな遣られちまって な、今は俺一人なんだ。 でも任務継続でよ・・・。ったく人使い荒いぜ。」子供ザウバー「一人で・・・か?」外人部隊傭兵「あぁ、 偵察ってよ、先頭に立ってドンパチするんじゃな くて、相手の駐留部隊、潜んでいる場所や人数、 所持している兵器なんかを味方に知らせる役割な んだ。担いでるのも双眼鏡や赤外線暗視カメラ、 通信機ってな具合だ。 人数居ても見つかり易いからまぁ一人でもできな くはない。」子供ゾルダ「おっちゃん、こっち。」外人部隊傭兵「おぃおぃ、すげー道知ってんだな・・・。 ってこれ道か?」子供ザウバー「偵察なんだろ? 普通の道は見張り居んだろに。この道はまだ誰と も出くわした事がないよ。」外人部隊傭兵「大したもんだ、さっすが地元の子だ。助かる。」子供ザウバー「この先に敵がいるんだ・・・。知らなかった。」子供ゾルダ「ぼくら普通に通ってただけだったなぁ・・・。」外人部隊傭兵「敵さんも人知れずに砲や戦車を茂みに隠したりし てるからな。見つかったら一大事だ、一生懸命に カモフラージュしているもんさ。」 『ふぅーん』子供ゾルダ「おっちゃん、 一人で怖くねぇーんか?」外人部隊傭兵「そりゃ怖いさ。 誰も助けてくれない、見つかりゃ標的は俺だけ。 だがな、 俺も両親殺されてっからよ、仕返ししてーじゃん 。だから味方に情報伝えて少しでも相手が困る事 をやりてーんだ。 だから怖さも後回しで頑張れるのよ。」子供ザウバー「おっちゃん、つえーんか?」外人部隊傭兵「そぅだなぁ、 たぶんつえぇぞ。身体鍛えてっからな。 それに心もつえぇよ。こうして一人で頑張ってん だろうが。小心者には務まらねえさ。」 『ふぅーん』 開けた場所に出た。外人部隊傭兵「さてっと、ここからは俺一人で行く。 おめーらは自分家の後片付け、両親の埋葬。 やる事あんだろ、もう戻りな。 ありがとな。」 そう言い残し、物陰になる所を駆使して前進を始 めた。子供ザウバー「あぁしてオレらを守ったりしてくれてる人がいる んだな。」子供ゾルダ「うん。 ぼくらもなんか役に立ちたいね。」子供ザウバー「オレはそうは思わない。人の役に立ちたいとは。 やるのは親の仇の敵兵士への仕返しだ。 人の為とかじゃなくてよ、自分のケジメとしてと っちめたいよ。」子供ゾルダ「そぅ、それだよにぃちゃん! モヤっとしてたけど、ぼくもそれだよ言いたかっ たのは!」子供ザウバー「全然ちげーだろ・・・。」 見届けながら、子供ザウバー「やる事済ませに行くか。 戻ろう。」子供ゾルダ「あいよ。」~~ ~~ それから5日が経過した。 報道関係者も見守る中、両親の埋葬を終え大勢で 家の瓦礫を片付けている時だった。子供ゾルダ「にぃちゃん、あれ・・・。」 手を休め、遠い目で見つめて指差すゾルダ。子供ザウバー「あ、あいつは! ゾルダ、水もってこい!」子供ゾルダ「あいよ。」 スコップを放り投げ、地元の報道が構えるカメラ の脇をスリ抜け猛然と駆けだしたザウバー!外人部隊傭兵「うぅ・・・。」 片足をびっこ引きながらこちらにゆっくりと歩い てきていた。そこへ、子供ザウバー「おっちゃん、大丈夫か!」外人部隊傭兵「おぉ坊主か、そんな所まで戻れたのか・・・。 大丈夫だ、ちと挫いただけだ。」子供ザウバー「大丈夫なもんか、肩からと腕も血が出てる。」外人部隊傭兵「命取られる個所じゃなきゃ大丈夫なんだよ。 そのうち治る。」子供ゾルダ「おっちゃーん! はぁ、はぁ、水持ってきたよ。」外人部隊傭兵「おぉこっちの坊主もか、気が利くな。」 ビンに入った水を受け取り、ぐびぐびと飲み干し た。子供ゾルダ「坊主じゃないよ、ゾルダって名がある。」外人部隊傭兵「ぷはぁ~、生き返るぜ。 そりゃ悪かったなゾルダ。ありがとよ。 でこっちは?」子供ザウバー「ザウバーだ。」外人部隊傭兵「ザウバーか、二人いい名だ。 にしてもそっくりだな、 ただの兄弟というより・・・。」子供ザウバー「一卵性の双生児だ。」外人部隊傭兵「だなぁ。双子か、 服装と髪型が同じだったら見分けつかねぇかも。 仲のいい素敵な兄弟だ。」子供ザウバー「考えた事もない。」子供ゾルダ「喧嘩もないよ。ぼくはにぃちゃんに従うだけ。 大したにぃちゃんなんだぜ。ぼくの自慢のにぃち ゃんさ。」外人部隊傭兵「偉いぞ、しっかり者だな二人は。」子供ザウバー「そうでもない。 それより日陰で休ませよう。 ゾルダ。」子供ゾルダ「あいよ。」 二人で肩を両側から貸し、日陰に移動する。外人部隊傭兵「すまんな、大した怪我じゃない。大丈夫だ。」子供ゾルダ「任務は成功したのか?」外人部隊傭兵「あぁ、いちをな。 その後だ、見つかっちまってよ。 逃げるのに必死だったよ。」子供ザウバー「助けが来ないのに逃げるのは大変だろう。」外人部隊傭兵「まっ、そこは自分を鍛えてあるから銃弾さえスリ 抜ければ問題ないぜ。」子供ゾルダ「おっちゃんはつえぇんだもんな。」子供ザウバー「銃弾相手に強ぇもなにもないだろ。生身なんだか ら。 それに足、挫いた? 嘘言うな、折れてんじゃねぇか。 これじゃしばらく任務は無理だぜ。」外人部隊傭兵「ほぉ~見てわかるのか、大したもんだな。」子供ザウバー「なぁおっちゃん、任務に復帰するまでよ、俺たち を鍛えてくれないか。」外人部隊傭兵「なんだ藪から棒に・・・。」子供ザウバー「俺たちも強くなって あいつらに仕返ししたいんだ!」外人部隊傭兵「子供には無理だ。」子供ザウバー「3年でも5年でも10年掛かってもいい。時間はた くさんある!」外人部隊傭兵「こんな商売、いいことなんもねーぞ。」子供ゾルダ「うん、そーだよにぃちゃん、時間はある。 おっちゃん、商売じゃないよ。ぼくらは仇を取れ ればいいだけだ。」子供ザウバー「こんなガキのおれらが、これから力強く生きてい くにも必要な事だろうし。 どうだ?」外人部隊傭兵「ちっ、因果な関係だな。 味方も一端撤収しちまって俺は置いてきぼり。 まぁ一人で抜け出せると返答をしたからな。 どぅすっかな・・・。」子供ザウバー「頼むよ。」子供ゾルダ「強くなりたい!」外人部隊傭兵「俺の訓練は厳しいぞ~。生半端はやらん、トコト ンだぜ。」子供ザウバー「頼む。」子供ゾルダ「頼む!」外人部隊傭兵「お前ら、後で泣き入れても容赦せん。 やめるなら今のうちだ。」子供ザウバー「泣きは入れない、約束する。頼む。」子供ゾルダ「頼む!」 二人の目をじっと見ながら、外人部隊傭兵「良く言ったお前ら。 よし分かった。傭兵として身に着けたモノ、お前 らに伝授しよう。 全部キッチリと覚えろよ。」子供ザウバー「約束した。」子供ゾルダ「した。」外人部隊傭兵「よっしゃ、 じゃまず最初に場所を移動だ。 確か南の方角に修行と居場所によさげな所があっ た。そこがこれから俺らの生活の拠点だ。子供ゾルダ「アイサー!」外人部隊傭兵「ゾルダ、その返事 お前どこで覚えた?」子供ゾルダ「近くをチョロチョロしてる軍人が良く口にしてた んだ。」外人部隊傭兵「なるぼどな。。」~~ ~~-つづく-- z009話 志 02 -(木と喧嘩なんだよ)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ.
2021年03月03日
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ザウバー ( オレに面会だと・・・? ) 扉無しロッカーに戻り作業着から院内着に着替え た。 すると廊下が騒がしくなっていた。 『ざわざわ』 『ざわざわ』ザウバー「おぃおめーら、ここは学校じゃねーぞ! 静かにしねぇか!」 廊下に出て騒がしい方を向いて叫んだ。ゾルダ「固てぇこと言うな兄貴。。」 そこには院生たちに囲まれ笑顔で話しかけるゾル ダがいた。ザウバー「何やってんだおまえ・・・。」ゾルダ「面会に来たんだがよ、看守に『中の連中に顔出し てやれ。』って言われてよ。」院生-1023番(現四号棟頭)「急にゾルダさんの姿が見えてうちの棟の連中連れ て御あいさつに。 遅くなりました、ご無沙汰してます。 引き続き四号棟頭張ってる1023番です。」ザウバー「お前もまだ居るんかよ・・・。」院センター長「久しぶりに二人が居るんだ、この位やらんと院 生の楽しみが他には中々無いからな。」 廊下の奥から初老手前頃でパリっと制服を着こな し、体つきがしっかりとしている男性が歩いてき た。ゾルダ「センター長、ゆる過ぎなんじゃねぇの?」院センター長「キミらの行いだよ、ここでのな。 それにゾルダ君は面会、ただその場所が異なるだ けだがね。」ザウバー「ありがてぇよセンター長。」院センター長「こんな優等生がなんでまたここに帰ってくるのか が問題だがな。」ゾルダ「巻き添え食らって、その場を納めるために兄貴は マッポに投降してんだ。 今回は独りで捕まりやがってよ。」ザウバー「二人顔首揃えてだとこんな楽しみが無くなるから な。」院センター長「ここを楽しみされても困るよ、変わったヤツだな 本当に。 立ち話もなんだ、場所を変えよう。」 ぞろぞろと中庭に移動を始めた。院センター長「そうそう、今工場に居る連中も呼んであげなさい 。年齢からしてこの二人が揃うのも最後かもしれ んからな。」看守-7「はい。」~~ 中庭のベンチに腰掛けた3人、 その前に棟ごとに整列してあぐらを組んで座って いた院生達。院センター長「ここに居るのが不思議なくらい、皆良い子達だ。 外で悪さするからここへ入れられる。心の反省と リハビリのために。 ところが皆も知っての通り、この二人は異次元の 強さを持っているにも関わらずそれを表にかざし て振り回す事をせん。 今日は折角のチャンスだ、二人の生い立ちをこの 者たちに聞かせてやって欲しいのだ。」ザウバー「あまり人にベラベラとしゃべる事じゃないんだけ どな・・・。」ゾルダ「このセンター長さんの頼みだぜ兄貴。院センター長「心の教育だよ。大切な授業のひとつだ。」 院生たちは黙って三人を見つめている。 看守たちも周りにゆるく集まり、聞く耳を立てて いた。ザウバー「ちっ、褒められたことはなんもやっちゃいねぇ。 まぁオレの生まれた国、 いつも戦火に包まれていたんだ・・・。 10歳くらいの頃だったかな、人生の志ってぇのを 考えさせられる場面に直面したのは。~~ ~~ ~~ ヒュ~~~~ \ドカァーーン/ 遠くで爆弾の破裂音が鳴り響く。子供ゾルダ「にいちゃん持ちきれないよ。」子供ザウバー「一回で終わらせなきゃよ、また取りに戻ることに なるぞ。」 二人は林の中に居た。 一人は大きいポリ容器に汲んだ水を複数背負い、 今もう一人は束ねた薪を担ごうとしていた。 ヒュ~~~~ \ドカァーーン/子供ザウバー「代わるか?」子供ゾルダ「くそぉ、にいちゃんの水の方が重いし。 このくらい担げなきゃ! フン!」 よろけながらも背負った。 家の近くに水場が無く、子供の足で片道一時間半 を掛けて調達に来ていた。子供ザウバー「さすがゾルダだ。」子供ゾルダ「う~ん、早く行こうよにいちゃん。」子供ザウバー「よし。」 定期的にやっているのであろう、大きくふらつく こともなくゆっくりだがしっかりと一歩ずつ歩を 進める二人。 進行方向右手側には黒い煙が天高くまで登ってい る。いつもの光景と見え二人は気にせずに黙々と 歩き続けていた。 途中瓦礫の中にコンクリートが平たく顔を出して いるところに到着すると、子供ザウバー「ここで一休みしようぜ。」子供ゾルダ「うんしょ。」 ドサ彡 それぞれ担いでいた物を路上に置いた。 腰掛ける二人。子供ザウバー「いつもいつもどこかで黒煙。 何の得があるんか知らないが飽きずに良くやるな ぁ。」 首に掛けたタオルで汗をぬぐう。子供ゾルダ「壊すのが好きなんじゃない?」子供ザウバー「その後どうすんだ?」子供ゾルダ「知らなーい。僕は壊してないもん。 そいつらに聞かないと・・・。」子供ザウバー「だな、何が面白いんだか・・・。」 ヒュ~~~~ \ドカァーーン/子供ゾルダ「あ、今の・・・。」子供ザウバー「あぁオレらの家の方だ・・・。 いくぞ!」子供ゾルダ「なんであそこに落ちるんだよ。 あいよ。」 二人は再び背負い直し、早歩きで帰路を急いだ。 20分くらい経つだろうか、まだ遠いが家が見える 位置に達した時、子供ザウバー「ゾルダ・・・。」子供ゾルダ「う、嘘だろ・・・。」 二人は立ち止まり、呆然と煙の沸き立つ地点を見 つめていた。子供ザウバー「とうちゃん! かぁちゃん!」 背負い物を放り投げ、一目散に走り出す!子供ゾルダ「待ってにいちゃん!」 ゾルダも慌てて背負う薪を路面に落とし、兄ザウ バーの後を追った! 『はぁ、はぁ、はぁ・・・』 肩で息をするザウバー。 見つめるその先は・・・・、 クレーターの様に大きく陥没した丸い地域、その 横に二階建てコンクリートの片側だけ砕け散り、 屋外にさらけ出した一階部分が。その横の木製の 倉庫から黒い煙がモクモクと沸き立っていた。 『にぃちゃん・・・ はぁ、はぁ、はぁ・・・』 ゾルダも到着する。子供ザウバー「ヤラれた・・・。」子供ゾルダ「うぅ・・・。」 涙をこらえるゾルダ。 涙でぼやける視界には、人の手足が引きちぎれて 辺りに散乱している光景も目に出来た・・・。子供ザウバー「くっそぉー、くっそぉー!」 しゃがみ込み地面を叩くザウバー。 隣では膝から崩れ落ちたゾルダだった。子供ザウバー「ふざけやがって・・・ ふざけやがってこのやろぉぉ! 爆弾落としたや つ、片っ端から皆殺しにしてやる・・・。」 目から涙を溢れさせながら叫ぶ。子供ゾルダ「とうちゃん・・・ かぁちゃん・・・ オレだって・・・、 オレだって一緒だ! にぃちゃんと、にぃちゃんと一緒にあいつらぶっ 飛ばしてやる・・・。」 こらえていた涙が一気に溢れ出したのであった。 その時、外人部隊傭兵「おーぃ、お前らー! そこに居るとまたいつ爆弾落ちるかもしんねーか ら、早く非難しろ!」 立ちすくんで涙を流す二人。外人部隊傭兵「こら坊主ども、聞こえねーのかー? 早くこっちに来い!」子供ゾルダ「うるせーよ・・・。」 駆け寄ってきた外人部隊傭兵、外人部隊傭兵「気持ちは分かるが、まずは自分の身の安全を考え ろってんだ。」 二人の頭をポンポンと叩く。 そして二人の腕を掴み、外人部隊傭兵「いいからここから離れろって。」 重い足取りだが外人部隊傭兵に連れられてそこを 後にした。 その後再び、 ヒュ~~~~ \ドカァーーン/子供ゾルダ「うっ・・・」 残り建っていた部分も見事に吹き飛ばされた! 破壊されたコンクリートの細かい残骸が3人に降 り注ぐ。外人部隊傭兵「お前らんちの建物で人が集まってた。そこを敵に 見つかったんだろ、頑丈な建物だけに武器仕込ん であるか兵隊の居る場所と勘違いされて狙われた んだ。 ここまでくりゃ大丈夫だろ。 怪我はないか?」 『 ・・・・ 』 まだ心の整理がついてない二人。外人部隊傭兵「俺もな、 子供の時に目の前で両親が銃撃食らっちまったん だ。身体中から血が飛び散り・・・倒れてからピク リとも動かなかった。俺は泣き叫ぶ事しか出来な かった・・・。 戦地ではな、良く見る光景。まさか自分の肉親が ってな・・・。 だからおまえらの気持ちはわかる。 だがよ、 それはそれ、今は自分たちがどう生きるかって事 を考えるのが先だ。泣くのは後回し。 な。」子供ザウバー「 ・・・・、 おっさんもなんだ・・・。」 ポカ☆外人部隊傭兵「俺はまだ29だ、おっさん言うな。」子供ゾルダ「そのヒゲがおっさんだ。」 ポカ☆外人部隊傭兵「剃るほど暇が無くてね、悪かったな。 さて俺は任務に戻る。この先しっかり生きろよ。 じゃーな。」 そう言うと西に走り出した外人部隊傭兵。子供ザウバー「おっさん待って!」 呼び止めたザウバー。外人部隊傭兵「ん・・・なんだ?」 足を止めて振り返る外人部隊傭兵。子供ザウバー「そっち、地雷ってのが埋まってる。」子供ゾルダ「穴掘って何かを埋めてるの見たことあるよ。」外人部隊傭兵「なんだと。 あ、ありがとう。そりゃ助かった。」子供ザウバー「そっちに行くなら道知ってるよ。少し遠回りだけ ど。」外人部隊傭兵「わりーな坊主、逆に命救われちまったかな。 っておっさん言うな!」子供ゾルダ「だっておっさんじゃん。」外人部隊傭兵「ち、 年の差考えたらしゃーねーのかな、まったく。 せめて『おっちゃん』くらいにしてくれ。」 その後二人は外人部隊傭兵を案内始めた。-つづく-- z008話 志 01 -(ゾルダ、水もってこい!)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年03月01日
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~ ~看守「またお前か・・・。 まったく・・・、今回は長くなるぞ。」ザウバー「わりーな、世話になる。」看守「今度はここ、初日は独房だ。」 キィー バタン 翌日、ザウバーはワンボックスで移送され少年院 の中に居た。ザウバー「鍵なんか掛けなくても逃げねぇよ。」看守「決まりでな。」 カシャカシャザウバー「まぁな。」 たたんであった布団を広げて横になる。看守「知っての通り、間もなく昼食だ。 独房ではここでとってもらう。後で運んでやる。 部屋が独房以外は前とスケジュール大きく変わら ん。」ザウバー「あぁ分かった。」 カツ コツ カツ コツザウバー ( ゾルダには悪いが、ここでは定期的に飯が食 えるんだよな。 ) ~~ ~~ ~~ 一時間半後、ザウバーは工場に居た。看守-2「ようし番号順に整列しろ。」 『はい』 ざっざっざ看守-2「点呼を取る。 1100番」 『はい』「1101番」 『はい』「1126番」 『はい』「1129番」 『はい』 ・ ・ ・「1139番」 『 ・・・・ 』「1139番!」 『 ・・・・ 』「1139番 はザウバー、君だ。」ザウバー「お、おぉ・・・ はい。」 胸に記された数字を確認しながら。看守-2「早く覚えろよ。」ザウバー「はい。」看守-2「よし、 今日は昨日の続きを・・・( を進めてもらう)」ザウバー ( ここも変わんねぇなぁ・・・・。 よくも飽きずに・・・ 相変わらずまだ木工やらされてるのかよ・・・。 他もにやらせる事あんじゃねぇの? )看守-2「以上だ。 では 1139番 は 1137番 に続いて行ってくれ。」『 ・・・・ 』看守-2「ザウバー、いいかね?」ザウバー「は、はい。」看守-2「よし、では配置に着いたら各自始めてくれ。」 『はい』 前の者に続いて作業台の並ぶスペースに到着。 順番に台の前に立つと、各自作業を始め出した。ザウバー ( はぁ・・・、 まだ本棚かよ・・・売れるのか? それともタダ でくれてやんのかな? 手に職付けて社会復帰ったって俺は家具職人 にはなんねぇぞ・・・。 ) 独り懐かしんだり思うところに浸りながら作業を 進めるザウバーの後ろに、出来上がった成果品を 手に一人の男が立ち止まった。院生-1「ごぶさたしてますザウバー殿。 一号棟頭(かしら)やらせて頂いてます 708号 です。」ザウバー「おぅ、まだ居るんか。 数字は忘れたが声には聞き覚えがある。」院生-708号 / 院生-1(改め)「よろしくです。」ザウバー「俺が居る時は騒ぎ起こすなよ。」院生-708号「心得ております。」ザウバー「おぅ、頼むな。」 一礼して成果品置き場に足を進める院生-708号。 続いて同様に成果品を持った男がまた。 それを看守は見て見ぬ振りをしている。院生-2「ごぶさたしてますザウバー様。 三号棟頭(かしら)やらせて頂いてます 814号 です。」ザウバー「おぅ、お前もまだ居るんか。 わざわざ悪いな。」院生-814号 / 院生-2(改め)「いえ、よろしくお願いします。 尚、二号棟、四号棟の頭は別の作業場ですのでご 挨拶が遅れると申しておりました。」ザウバー「分かった。 そいつらにも伝えておけ、俺が居る時は騒ぎ起こ すなよと。」院生-814号「承知しました。」一礼して成果品置き場に足を進める院生-814号。若い看守「なぜあの者の所では、私語を黙認しているんです か?」看守-3「あの者ザウバー、ここは常連でな。 各号棟の頭達も一目も二目も置いている。 あぁして初日の今もあいさつに行ってるんだ。ザ ウバーが居ると騒ぎが起きない。勝手を知らぬ新 入りが騒ぎを起こすとあのザウバーが納めてくれ るのだ。」若い看守「へぇー。。 あるんですね、そんな事って。」看守-3「なんとも不思議な関係なのだよ。 まぁ初めて来た日は大変だったがな・・・」 ~~~~~~~ ~~~~~~~院生-99番(二号棟頭)「おぉてめー! うちの棟で随分と好き勝手やってくれてるそうじ ゃないか。ちょっとツラ貸せや。」院生-81番(三号棟頭)「ちと待てや。 締めるのはうちの棟のしきたり教えてからだ!」院生-256番(四号棟頭)「そうじゃねぇ、うちの棟が先だ!」ザウバー「うるせぇなぁ・・・。ピーピーギャーギャーと。 ここはプロレスのリングでも会議室でねぇ。わめ くんじゃねぇよ。 三人まとめてでいいじゃねぇか。 それで問題解決だろう。」院生-81番(三号棟頭)「俺はそれでも構わんが。」院生-256番(四号棟頭)「別にいいぜ、一緒でも。」院生-99番(二号棟頭)「そうか、俺もそれでいい。 じゃちと来いや。」 ぞろぞろと4人は裏庭へ向かった。 その裏庭では各棟の次席以下数名ずつが待機して いた。 そこへ、 『お疲れ様です』ザウバー「なんだ、湿気た面したメンバーがお揃いだな。」 引き連れてきた各棟の頭達は、それぞれの棟の者 が立つ場所に移動し振り返って止まった。ザウバー「派手な歓迎だぜ。オレは随分と人気者なんだな、 全然自覚してねぇや。 そう言やぁよ、 お前ら牢屋に入ってるじゃねえのか? 良く出ら れたもんだ。」院生-99番(二号棟頭)「ここは刑務所じゃねぇからな。」院生-256番(四号棟頭)「それに、事前に話しすりゃ新人締めるのは黙認し てくれんだよ。中の統制、しつけのためなら。 看守をボコる話や院の規律に背いたり逃げ出す話 じゃなきゃな。」ザウバー「中々話の分かる場所なんだな。」院生-99番(二号棟頭)「そう言う事だ。 さて説教、まず若い数字のうちからだ。 お前、うちの決まりに従わないそうじゃないか。」院生-81番(三号棟頭)「うちもだ。」院生-256番(四号棟頭)「こっちもだ。」ザウバー「わりぃな、オレは縛られるのが大嫌いでね。 悪いがてめえらの決めたルールに従うつもりは ねぇ。それに、オレが何したってんだ。」院生-99番(二号棟頭)「頭たるこの俺様より先に配膳に並んだろう。」ザウバー「はぁ~?」院生-81番(三号棟頭)「掃除道具、 てめーが手にしたのは俺のほうきだ。」ザウバー「なんだそりゃ?」院生-256番(四号棟頭)「このおれにぶつかっといてワビも無しか。」ザウバー「・・・ いつぶつかったよ。 なんなんだお前ら、随分とちぃせぇなぁおぃ。 何を言い出すかと思えば・・・。 がぁはははははは。 そんなことでオレを呼び出したのかお前ら。」院生-256番(四号棟頭)「院の決まりは絶対だ。そして各棟の頭が決めるそ れぞれの決まりも。 守れないやつはシメる。それだけよ。」ザウバー「お前らがシメる? このオレを? この人数でか? おぃおぃ笑わせてくれるねぇ、 各棟の全員連れて出直してきなっ!」院生-99番(二号棟頭)「おまえ、よほど死にたいらしいな・・・。」ザウバー「良く言われててよ、耳にタコってやつだぜ~。」院生-81番(三号棟頭)「1っの棟の説教じゃねぇ、3棟同時ってな初めて だ。覚悟しやがれ!」ザウバー「おぉ、ちょっと待て待て。。」院生-256番(四号棟頭)「今更泣き入れても遅せぇぜ。」ザウバー「泣きなんて入れるか。おまえらに警告だ。 この人数で本当にいいのかってな。」院生-99番(二号棟頭)「多すぎる位だ、心配すんな。」ザウバー「そうかい、(目付きが変わり、) じゃ決まりだな。いいぜ。」院生-256番(四号棟頭)「いわれるまでもねぇ! やれっ!」院生-99番(二号棟頭)「やっちまえっ!」院生-81番(三号棟頭)「説教開始だっ!」 頭の号令と共に各棟のメンバーが一斉に飛び掛か った!~~ ( たったの15秒後・・・ )ザウバー「おぃおぃ、もぅ終わりかぁ~? 心がちぃせぇやつは体も丸まってちぃせぇなぁ。」 そこには地べたにうずくまったりはいずるように もがいていた先ほどの院生と各頭たち。ザウバー「次は全員連れてきな。 それでも"0"が足らないと思うぜ。 がははははは。」 寝転がる男達を後にするザウバーであった。~~ 翌日、 配膳所で食べ物をおぼんに乗せ、席に着いたザウ バー。 そこへ、ぞろぞろと集団が歩み寄ってきた。 近くに座る者はその場から回避を始めた。院生-323「お前、締めさせてもらうわ。」 すると左右と後ろから一斉にザウバーに襲い掛か ったのであった。 バシ ドスドス ゴス ゴン バキバキバキ バシバシ だが、ザウバー「おぉーい、事前に話したのかぁ?看守さんに。」院生-323「関係ない!」 バキバキバキ バシバシ ゴン ゴス バシ ドスドス 両手を上に挙げて手出しをせず打たせているザウ バー。院生-323「な、なんだこいつ・・・。」ザウバー「あとにしようぜ。 オレから看守に話しとくからよ。食ったら裏庭に 来いや。 今は飯だ、な。」 手が止まり院生-323に注目する。院生-323「仕方ない、引き上げるぞ。 あとでな。」 それを見ていた看守、看守-5「なんだぁ~? あいつ・・・」~~ その後裏庭で続きが行われたようだが、ザウバー「食事の時はダメだ。 食べ物を粗末にするのはもっとダメだ。 楽しみたいならいつでもいいぜ、相手してやる。 こういうのは嫌いじゃねぇんだ。 そぅそぅ、あとオレは縛られるのが嫌いでね。 自由にやろうや、な。」 話す足元には寝転がり苦しそうにもがく院生たち がごろごろと・・・。 ~~~~~~~ ~~~~~~~看守-3「そんな事があってな。 院生全員がなんと寝床で数日から2週間の療養に なってしまった・・・。 それからというものザウバーは全ての院生とそし て我々看守からも一目置かれるようになり、毎度 院に入ると回りもトラブルを起こさない、起きて も丸く収めてしまうのだよ、彼は。」若い看守「なんか有難い存在なんですね。」看守-3「統率しているにも関わらずこちらには一切悪さを しない。不思議な男だ。」 その時、看守-6「1139号、1139号は居るか?」ザウバー「あ、確かオレだ。」 (手を挙げて応えた)看守-6「面会者だ。すぐに仕度しなさい。」 うなづくザウバー。ザウバー ( オレに面会だと・・・? )-つづく-- z007話 少年院 02 -(ちっ、褒められたことはなんもやっちゃいねぇ)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年02月26日
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. 日も既に沈み辺りは真っ暗。深夜に差し掛かる時 間帯。 道の街灯も繁華街から外れると薄暗く、立ち並ぶ 数も飛び飛びで少ない。そんな街はずれで一晩を 明かすべく近くの公園を探す二人の姿があった。 深夜に近いからか、帰路を急ぐサラリーマンや犬 の散歩をする人すら見受けられない。立ち並ぶ住 宅からも明かりは殆ど見られず数軒の2Fからこぼ れているだけ。 遠くから複数からなるバイクの爆音が聞こえてい る。 ウォン ウォンォンォンオンゾルダ「さっきの看板通りに来てるはずだが・・・」少年A「そのうちあるだろ。 別に急いでねぇ、慌てるこたぁねぇや。 公園は逃げたりしねぇよ。」ゾルダ「確かに。」 先ほどの爆音の集団が一本隣の広い道を通り過ぎ て行く。 ウォンォンォンオン パララララ ウォンウォン ゾルダ「うっせーなぁ・・・」 その集団、数本先の道をこちらに進路を曲げ、二 人の歩く道沿いの駐車場に続々と入っていった。少年A「ん・・・?」 見るとその駐車場には既に別の集団が待ち換えて いたようで、入っていくバイク集団のヘッドライ トに照らされてチラチラと見え隠れ。だが待ち構 えていた集団のその数、50人どころではないよう に見えた。ゾルダ「あそこが公園か。でけーな。」 \ウォンォンォンオン / 停めたバイクが空ふかしで一斉に爆音を響かせて エンジンを止めた。少年A「ほぉ、にらみ合ってる。 なんか祭りがおっ始まるみてぇだぞ。」ゾルダ「またかぁ。 どこでも変わらなねぇなぁ・・・。暇だねぇ。」少年A「どこが一番か、誰が強ぇか、やることは一緒だ。 勝っても飯は食えねえが男のプライドってのもあ ったりするからな。」[特攻服のツナギの集団] 金髪トサカ頭「おめーらか、俺らを呼び出したのは。」[黒革ジャン集団]パンチパーマ頭「やってくれたなぁお前ら。 俺らのシマで好き勝手やりやがって。」 左右それぞれの集団の前に立つ二人。金髪トサカ頭「はぁ? 何の話だ。 それにシマ? ここは陸続きだぜ。どこにある島 だよそれ。陸の孤島の話されてもよぉ。」 『あはははは』パンチパーマ頭「とぼけてんじゃねぇよ。 うちの連中を個別に闇討ち仕掛けやがって。 一人に大勢じゃなきゃおめぇらは遣れねぇ軟弱 チームって事だ。 その腰抜けチームさんがよ、良く呼び出しに応 じたもんだ。チビっちまってよ、部屋の隅で丸 くなってガタガタ震えて来ないんじゃねぇかと 思ってたからなぁ。 今日はよ、みんなで焼肉パーティーの準備しよう と思ってたところよ。」金髪トサカ頭「アヤふっ掛けられて黙ってられる程ふぬけじゃね ぇ。」パンチパーマ頭「それともう一つ。 おぃ。」 パンチパーマ頭がやゃ後方に顔を傾けて一声。 すると後ろ手に縛られた男女1組が連れ出され、 パンチパーマ頭の横に放り出された。金髪トサカ頭「くっ・・・。」パンチパーマ頭「分かるよな。こいつらは薬の売人だ。 困るんだなぁ、そっちに手を出されたら。それに フクロにした後、勝手に注射打って逃走。尋常じ ゃねぇ。 うちのシマで薬売られ、挙句には濡れ衣でサツに パクられまくっててよ。 こいつらがゲロしたぜ。 指示を出してたやつをよ。 やっちゃいけねぇ事、てめぇらはやってやがる。 悪いが、今日は生きて帰れると思うなよ。」金髪トサカ頭「うっせぇなぁ。 それが今の世の中なんだよ。ごちゃごちゃ言って ねぇで早くおっ始めようぜ。」 [特攻服のツナギの集団]はバイクに仕込んであ った鉄パイプや木刀を手にして、金髪トサカ頭「てめーら! やっちまえっ!」 『おぉぉぉっ』 『おぉりゃゃっ』パンチパーマ頭「今日は生かして帰すなっ こいつらの息の根止めてやれっ!」 『そぉりゃゃっ』 『うぉぉぉっ』ゾルダ「おぃおぃ、どぉもプライドじゃなさそうだ・・・。」少年A「ほぅ、薬が絡んでんだ。 ダチが勝手に人生終わらせられたんじゃムキにも ならぁな。 酷い世の中になっちまったもんだ。」 ゴンっ ドサ彡 ボコ カラーン ドス 『このやろぉぉ』 ドン『くたばれぇ』 バコ 『ぐわ』 ドス ドス 『うぐ・・・』 ゴン カラン バシバシ 駐車場入り口で見ていた二人、ゾルダ「どうするよ兄貴。」少年A「寝床の騒音、邪魔だな。」ゾルダ「あいよ。」 返答後、ゆっくり一歩ずつ乱闘現場に足を運ぶゾ ルダ。腕組みをした姿勢からそれを解き、違う方 向に歩き出した少年A。 そして、少年A「おぃ! てめぇら!」 近場にいた7、8人が少年Aを見た。少年A「静かにしてくれねぇかな。」 『なんだてめーは。』ゾルダ「兄貴が静かにしろとよ。」 ゾルダの近くの数人もこちらを見た。 『はぁ~?』ゾルダ「おめぇらがうるせぇって言ってんだ。」 乱闘中央付近の金髪トサカ頭とパンチパーマ頭も それに気が付き、金髪トサカ頭「誰だ? こいつら。」パンチパーマ頭「なんだこいつ。」 『マッポじゃねぇみてーだ。』 『見たことねぇ』 『だれだぁ?』少年A「静かにしてくれねぇかと言っている。」金髪トサカ頭「うるせぇよ。」パンチパーマ頭「見て分かんねぇかな。水差しやがって。」ゾルダ「こっちは警告してやってんだぜ。」金髪トサカ頭「構わねぇ、一緒に片付けちまえっ!」 『うるせーんだよっ』 『てめーっ』 近場の数人が飛び掛かったっ! ズン★ ボッコーン★ 飛び掛かった二人の体が宙を舞い ドサ彡ドサ彡 こちらでは鉄パイプを持った男が少年Aに振り掛 かった!少年A「おぃ、また鉄パイプかよ・・・。」 ズゴーン★ ドサ彡 カランコロン。。 『うっ・・・』『 ・・・・ 』 辺りが一瞬で静まった。 男が振りがさしていた鉄パイプごと一発のパンチ で男もろとも吹き飛ばしてしまったからだ。 くの字になって路上に落ちた鉄パイプ。少年A「俺たちの今日の寝床だ。静かにしてもらおう。」パンチパーマ頭「訳わからねぇことぬかしやがって、 こいつらも片付けろ!」 『くたばれーっ』 『うぜんだよっ』ゾルダ「まっ、そうじゃなくちゃおもろくねぇわな。」 バキっ★ ドスドス★ ドスドス★ ボコ★ ズコ★ ガキ★ ズン★ ズゴっ★ ズン★ ボッコーン★ ゴス ゴスゴス ガコーン★ ボコっ★ ズコっ★ みるみると男たちが沈んでいく。 ボコ★ ズコ★ ガキ★ ズン★ ゴス ゴスゴス バキっ★ ドスドス★ ドスドス★ ガコーン★ ボコっ★ ズコっ★ ズゴっ★ ズン★ ボッコーン★ 『な、なんだこいつら・・・』 『 ・・・・ 』 『つ、つえぇ・・・』 『ざわざわ・・・』 バキっ★ ドスドス★ ドスドス★ ボコ★ ズコ★ ガキ★ ズン★ ズゴっ★ ズン★ ボッコーン★ ゴス ゴスゴス ガコーン★ ボコっ★ ズコっ★ 辺りの賑わいが嘘のように静かになった。 気が付くと、中央付近の金髪トサカ頭とパンチパ ーマ頭の二人以外は、全て路面に這いつくばって いた。 その時、遠くからパトカーのサイレンが聞こえて くる。少年A「ゾルダ、そこのカップルを別のところに担ぎ出し てやってくれ。」ゾルダ「いいけどよ・・・」少年A「早くしろ、マッポが来る。 俺はこいつらに用ありだ。」ゾルダ「あいよ。」 するとゾルダはボコボコにされて紐で縛られてい た二人を両肩に担いでその場を後にした。少年A「さてと、おめぇらは大将でよかったか?」金髪トサカ頭「チームの頭(ヘッド)だ・・・。」パンチパーマ頭「リーダーだ。てめぇ邪魔しやがって・・・」 二人は立ちすくんだまま辺りを見回して答えた。少年A「事情はさっきの会話で聞いている。 双方ワビ入れて和解しねぇか?」パンチパーマ頭「こっちがワビ入れる筋合いじゃねぇ!」金髪トサカ頭「てめぇ、さっきからうるせーん ズボっ★ (ぐっ ごほっ) (だよ・・・)」 少年Aの拳が金髪トサカ頭の溝打ちに入っていた。 膝から崩れる。少年A「薬やったら人生終わりなんだよ! 本来ならテメーがワビ入れるんが筋ってもんだ。 だがさっきの話を聞いただけで判断するのもな。 だから俺が出来るのは双方でって事だ。」パンチパーマ頭「だからなんで俺が ズゴ★(ぐほっ)」 同じく体が宙を浮きうつ伏せで這いつくばる。少年A「喧嘩するな、とは言わん。 俺はむしろ先頭に立ってやりたい口だぜ。 だがよ、つえぇだけの自己満足だけじゃ食ってい けねぇんだよ。こじんまりとした場所じゃいずれ 戦う相手も居なくなっちまうしな。 自慢や自己中の満足のためにじゃなくて、自分に とって何かを突き進むちゃんとした理由がある時 、男としてやるべき時にその拳を使いたいぜ。 どうだ? 違ってるか?」 『うぐぐぐ・・・・』 ( 二人はしゃべれない )少年A「弱っちぃなお前ら・・・。その程度で。 俺はな、この国の人間じゃねぇんだ。 生まれた国は毎日が戦火だった。親は家ごと爆破 された。ガキの時によ。 その時からだ、生きるためそして親を遣りやがっ た相手軍人たちをぶっ殺すために、そして弟を守 りぬくために強くなる決心をした。 半端ねぇーぞ、俺たちの決心と鍛え方は。」 苦しそうな二人は、黙って話を聞いていた。少年A「だからよ、今日のおめーらは小せぇって言いたい んだよ。 何にやっててもよ、それなりに生きていけるだろ うがこの国は。ぬるいんだよ生き方がよ。」 そう言うと二人の頭をポンポンと叩き、少年A「まっ、そう言う事だ。 強制するのは好きじゃねぇ。後はお前らで考えろ や。」 ファンファンファン 数台のパトカーと赤灯を着けた大型バスが 駐車場入口を塞ぐように止め、大勢の警官がなだ れ込んで来た! 『動くな! 警察だ!』 『通報があった。君たちは包囲されている。大人 しく投降しなさい。』少年A「時間食っちまったか。 たっくしゃぁねぇな。」 少年Aは振り向くと包囲する警察官の方へと歩き 出した。金髪トサカ頭「よぉ、あんたら・・・もしかして・・・ 今騒がれている泣く子も黙る『撃爆兄弟』 なんじゃねぇのか?」パンチパーマ頭 (『撃爆兄弟』・・・) 足を止めた少年A。(振り向きもせず、)少年A「さぁな、たまに言われるがよ。 お前らが勝手に付けたらしいが俺は知らん。」パンチパーマ頭「あ、あんた、な、名前は・・・。」少年A「そんなの聞いてどぅすんだ? なんの得にもならねぇぞ。 この一件、治めてくる。 俺の名は ザウバー 。」 そして再び歩き出した。 警察官にほど近いところに来ると両手を挙げて警 察に投降していく。ザウバー「お巡りさんよ、これやったのはオレだ。 他の連中はただ集まって話してただけ。 乗り込んでぶっ倒した主犯はオレだ。」警察官「そんな訳ないだろう。」ザウバー「オレだって言ってんだろうが!」 ズゴーン★ ザウバーは目の前の警察官を殴り飛ばしてしまう 『公務執行妨害だ! 逮捕する!』-つづく-- z006話 少年院 01 -へ(うるせぇなぁ・・・。ピーピーギャーギャーと) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年02月24日
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穂村指導者「うむ、こちらの保護のためにそちらから追加した 話。本人が不要と言うのであれば。」 ポイっ 彡 彡 ( 座る練習生の前に落ちた )ゾルダ「ふん、用意はいいぜ。」勝村「こちらもだ。」 二人は中央を見て向き合った。 目付きを変えたゾルダ。穂村指導者「お互いに例!」 『オス』『オス』穂村指導者「始め!」勝村 『くぁぁ・・・』 ( 腹に力を込めて両手を前に押し出す仕草 ) 『くぉぉ・・・』 ゾルダは珍しくも右足を後ろに運び半身になる。 そして手をゆっくり胸と腹の前に移動させながら 拳を握った。 集中し終えドッシリと構えた勝村、ゾルダと視線 を合わせる。ゾルダは全く動こうとしない。 明らかにここまでと空気感が異なるからか練習生 からの発する声はなく、二人の動きに皆ジッと集 中している。穂村指導者 ( 固い勝村がこの空気感を作ったのではない。 この少年の放つ雰囲気が変わり、勝村が自然 と取った行動でだ。 真剣さは感じ無いにも関わらず、茶化すでも 無く作法はちゃんとしている上に確かな実力 ・・・。この少年たちの異様な空気感はなんな んだ・・・ ) 張り詰めた空気の中、 『へっくしょーん!』 少年Aの豪快なくしゃみが。少年A「すまねぇ・・・。」 一瞬で緊張の空気感が解けた。 すると少しニヤけたゾルダが、後ろ足を蹴って前 に出していた左足を一歩近づけた。 瞬間素早く一歩後退した勝村であったが、そこで 止まったゾルダを見てその反動を利用して一歩踏 み込んだっ! 『はぁっ!』 左の正拳・・・と見せかけて間合いに入った途端に 左のミドルキックがゾルダの腹にヒット! バシ★ ゾルダの体が50cm後方に飛ばされた。 続けて右、左の正拳突きが脇腹、溝打ちに入る! ドスドス★ ゾルダは苦しい表情を見せず僅かに右に回避、そ こへ勝村の右ハイキックがゾルダの顔面に! シュー だがゾルダは右に回避した反動で着地した右足で 畳を蹴り、左足を踏み込んで相手の蹴りを顔側面 で受けながら右の拳を勝村の溝打ちに叩き込んだ っ! ドス☆★ 『ぐほっ』 ズン、 勝村が片膝を畳に付け沈んだ。 そこへゾルダの右の蹴りが顔面目掛けて襲い掛か るも、 ピタ☆ 寸止めし審判の穂村指導者と目を合わせた。穂村指導者「そ、それまで!」 『 ・・・・ 』 『 ・・・・ 』 『う、うそだ・・・勝村さんまで・・・』 『 ・・・・ 』 一部の者のつぶやき以外はシーンと静まり返って しまった研修生たち。 その様子を見渡し、少年A「勝村五段、次はあんただろうがこの状況でまだ先 をやるかい?」穂村指導者「 ・・・・ 」 ゾルダは審判に一礼『オス』、会場の際で振り返 り再び一礼『オス』し少年Aの元に向かう。少年A「俺達は勝負の内容はどうでもいい、早く飯を食い たいんだ。シャワーでサッパリとしてからな。 その為に、生きるために負けられない。」穂村指導者「 ・・・・ 」 少年Aの横にドッカと座るゾルダ。少年A「次は俺の出番だがよ勝村五段、 こいつらの前で指導者が倒されるシーンを見せる のは良くない、なんて気遣いは持ち合わせちゃい ない。あんたが気絶しちまうと飯食うのが遅れる から聞いてるんだ。」穂村指導者「一つ聞く、 何故こんな生活スタイルを続けているのだ?」少年A「俺たちは強くなりたい。 だが、食っていくにも入門するにもそのゼニが無 い。喧嘩して勝っても飯食っていけない。 だから勝って飯を食うこの方法にたどり着いたっ て寸法だ。更に強いやつと出会えて戦える上に蹴 り込ませて自分の体を鍛える事も出来るんでな。」穂村指導者「そう言う事か。 そんな生活がいつまでも続くとは思えんが・・・。」ゾルダ「俺は喧嘩しか出来んやつだ。 だけどよ、兄貴に『飯食うためには喧嘩じゃなく 試合じゃないとダメだ。そして試合するためには ルールと作法をきちんとしなきゃダメだ。 だから食っていく為にそれを覚えて実行しろ』と 言われたんだ。 飯食いたいからな。」少年A「今はこの方法しかない。それだけだ。」穂村指導者「プロの、格闘技のプロっていう手段もあると思う が。」ゾルダ「俺たちは縛られるのが嫌いでよ。 ルールってのも実のところ苦手だぜ。」少年A「そういう事だ。 でどうすんだ?」穂村指導者「約束だ、食事を与えよう。 先にシャワーだったかな?」ゾルダ「ありがてぇー♪」少年A「助かる。」穂村指導者「決して怖気づいた訳ではない。ただ道場破りの類 でもない。なら私と戦う意味が無くなったという だけ。 そこの、シャワー室に案内してあげなさい。」練習生-1「オス」 二人は立ち上がり、練習生に連れられて奥の階段 を上がって行った。 戦い終えた4人は寝ころんだまま起き上がれない でいた。穂村指導者「同情するところ大だ。 だがあの実力は尋常ではない。全く力まず入れ込 まず平静を装っていての戦いぶり、普通はもっと 勝ち気満々で相手を威嚇したり・・・。それらを全 く感じ無いとは。」練習生-2「あのぉ・・・」 今の話を聞き、恐る恐る手を挙げた練習生。穂村指導者「なんだ? 申せ。」練習生-2「はぃ、 聞いた話で私が実際に見た話しではないのですが 、もしかしたらその噂の二人なのでは・・・と思っ たのです。」穂村指導者「続けて。」練習生-2「はぃ、 私のクラスメイトの話です。 以前その彼の家の近くで深夜に10人を超える人数 同士での乱闘騒ぎがあったそうで、それを彼は 二階の部屋から見ていたそうです。 その時に後から二人少年が現れ、そのたった二人 でその場に居た人達をねじ伏せてしまったと。」 『えぇぇぇ!』 『10人抜きすら有段者でも至難の業だよ・・・』練習生-3「あっ、 それなら私も聞いたことがあります。 やはり道場ではなく喧嘩の場ではありますが、め っぽう強く少年二人が関わるとほぼ一撃で相手を 倒し、そしてその場はまるで爆破でもあったよう に一人残らず叩き伏せられてしまってると・・・。 そこから泣く子も黙る『撃爆兄弟』 って名が・・・。」 『それなら聞いたことある』 『おれもあるぞ』穂村指導者「うむ、その話が今日の二人と決めつける事は出来 ぬが、あの二人の実力からしてもしかしたら・・・ の推測は成り立つか・・・。 そうだとしたら生きるために体一つで戦い抜く、 並み大抵の事ではないぞ。」 「 ・・・・ 」 「 ・・・・ 」 「 ・・・・ 」 「 ・・・・ 」~~~ ~~~ ~~~ゾルダ「ふぅ、腹いっぱいだぜ。」 テーブルの上には出前で頼んだ空の丼が5っずつ 積み上げられていた。 コップの水も飲み干し立ち上がった。少年A「ごちそさん。 さぁて行くか。」ゾルダ「あいよ。」 ゾルダも立ち上がる。 階段を下りてきた二人、少年A「穂村五段、世話になった。」穂村指導者「もういいのか? もぅ少しゆっくりしていっても構わんぞ。」少年A「いや、長居は無用。 じゃな。」ゾルダ「ごちそーさん。」 ぶっきらぼうに出ていく二人、それを恐る恐る見 つめながら見送る練習生たちであった。-つづく--z005話 乱闘-(プライドじゃなさそうだ)へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年02月22日
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穂村指導者「おぃ、だ大丈夫なのか?」●少年A「様子見だ、問題無い。」 し合う二人に視線を戻す穂村指導者。穂村指導者「うむ。」ゾルダ「心配なら2、3人同時でもかまわねぇがよ。」穂村指導者「それは断る。キミたちのためだ。」ゾルダ「ふん、おい。 もっと打ってこい。 これじゃこっちの練習になんねぇからよ。」 『遠慮するな』 『やっちゃえ』一番手練習生「なんだと・・・ くそぅ!」 急に目付きを変え、スパートを掛けたような連打 でゾルダに襲いかかる一番手練習生! バシ★ ガス★ トントンバシ★ ズン ドスドス★ ドスドス★ 全く受けず打たせ続けるゾルダ、ゾルダ「まだ一人目だろぅ? これじゃ日が暮れちまうぜ・・・。 んじゃまずはっと!」 ズゴ★ 『ぐ・・・』 一番手練習生の動きが止まり苦しそうな顔で・・・ バタン彡 その場にうずくまり動かなくなってしまった・・・。穂村指導者「くっ、それまで!」 『おぃ、一撃でだ・・・』 『溝打ちの一発で・・・』 『うそだろ・・・』 『ざわざわ・・・』 横の者と顔を見合わせてざわつき出した練習生た ち。数人で担ぎ出していた。穂村指導者「 ・・・・・ 次、二番手、前に!」 『オス!』 『遠慮するな』 『頼むぞー』穂村指導者「始め!」二番手練習生 ( 相手の出方は分かった、様子見は無用! )「うりゃ!」 最初から間合いを詰めてスパートのように打って でた! タン パシっ ドスドス バシバシ ドスドス ガツ パシっ ズン だが、反射的に受ける事もよろける事も無く打た れても顔色一つ変えず只々相手の攻撃を注視して いるゾルダであった。二番手練習生 ( 何なんだこいつ・・・ ) 未だ少年Aはあぐらを組み、腕組姿勢で目をつぶ ったままだ。 ドスドス バシバシ ドスドス ガスガスバシバシ ガン タン パシっ パシっ ズンゾルダ「そんじゃ行くぜ、 フン!」 ズコ★ 『うぐ・・・』 動きが止まり苦しそうな顔で・・・ バタン彡 その場に倒れて動かなくなった。 『脇腹への一発・・・』 『また一撃でだ・・・』 『ざわざわ』 『ざわざわ』穂村指導者「それまで!」 ( なんという事だ・・・ 刃が立たない上に一撃で仕留めるなんて・・・)ゾルダ「指導者さんよ、このクラスじゃ相手にならねぇか ら もぅちっと骨のあるやつを出して貰えると有 難てぇんだけどな。」穂村指導者「た、確かに・・・。」庄司「次は私が出る。」 『おぃ庄司さんだってよ』 『これじゃあいつやばいぜ』 『ざわざわ・・・』穂村指導者「仕方あるまい、彼の言うのも一理ある。次は庄司 が出ろ。」庄司 『オス!』 掛け声と供に立ち上がった庄司、一礼の後中央 に進んだ。 お互いに例の後、穂村指導者「始め!」ゾルダ「ほぅ、今度は体格がいいな。 だが加減無しで頼むぜ。」 ゾルダより一回り大きい庄司、構えを取りキリっ とゾルダを睨む。ゾルダもゆっくりと構えた。庄司 ( この俺に加減無しだと! どこまでふざけたやろうだ! )「セイヤー!」 素早く一歩踏み込み、半身のまま横蹴りがモロに ゾルダの腹部にメリ込んだ! ズゴ やや[くの字]のようになり後方に押されたゾル ダ、顔色を変えず再び構えた。 庄司はそのまま体を寄せていき再び腹に正拳突き を連続で攻め立て、続いて右のハイキックを顔面 に浴びせた!「ふんふんふん そりゃ!」 ドスドスドス ズガっ 全てがクリーンヒット! にもかかわらず倒れないゾルダ。 更に、「てぃ、ふんふんふん おりゃ!」 ズン ドスドスドス ガス ドスドス ゴス ガスっ★ 見事な連続攻撃で最後の横回し蹴りが再びゾルダ の顔面をとらえた! 『おぃおぃ・・・』 『あいつ倒れないぞ・・・』 『庄司さんの蹴りなのに・・・』 少し横に向いた顔をゆっくりと戻しながら、ゾルダ「いいねぇ。 だが まだまだだ。」庄司 ( なんだとこいつ・・・ ) 普段と勝手が異なり、戸惑う庄司。ゾルダ「サンドバッグだと力が入んねぇか? じゃ次はもう少しやり易くしてやるよ。 来な。」庄司「なまいきなっ」 その一言に顔付きが険しくなり、 『てぃやあー!』 素早いミドルキックがゾルダを襲う! が、 ガシ★庄司 ( くっ・・・ ) 続けて ズンパシ★ ドスパシ★ドスドスパシパシ★ 『う、受けた・・・』 『庄司さんの蹴りなのに・・・』 練習生の顔色が変わった。強烈な蹴りを肘で受け 、続く正拳も全て弾き返したゾルダ。ゾルダ「少しはやる気になったか?」穂村指導者 ( 今度は受けてきた・・・ にしても庄司の蹴りをまともに食らったにも 関わらず倒れるどころか受けきるとは・・・。 あの体でどこにそんな力が、動体視力と反射 神経も並みにあらず・・・ )庄司「くっそぉー!」 むきになった庄司、再びミドルを叩き込む! と見せかけ、受け始めた相手の裏をかくフェイク からの顔面蹴りだっ! ガシ★ ドスン★ ========>バサン彡 『うわぁぁ』 『庄司さん!』 練習生の悲痛な叫び声! ゾルダはフェイクに軽く受けに行く動作の後、決 めにきたハイキックを肘で飛ばしその体制から腹 に膝蹴りを食らわせた。 庄司は[くの字]のまま飛ばされ、そのまま畳に うつ伏せに沈んだのだった。穂村指導者「それまで。」 ( なんと言うことだ・・・ 庄司ですら刃が立たな いなんて・・・)勝村「次は俺だ。」 研修生が庄司を担ぎ出している時に自ら名乗りを 上げて立ち上がった。 明らかに体重差を感じる大柄な身体だ。勝村「舐め過ぎだお前ら。 こいつ、粗削りだが相当出来る。俺が終わらせて やる。」ゾルダ「その顔付き、いいねぇ。」勝村「おまえ、グローブを外せ。 俺もプロテクターは付けん。対等で勝負だ。」ゾルダ「あんたの為なんだぜ。」勝村「俺のプライドだ。」 ゾルダはチラっと少年Aを見るも動く気配が全く 無い。ゾルダ「知らねえぞ。」 そう言うと手からグローブを外し始めた。 その時、ゾルダは子供の頃の事を思い出していた 。。 ~~~~~~~ ~~~~~~~子供のゾルダ「保護? こんな軟弱なのハメてやってられるかぁ ー」外人部隊傭兵「お前らのためだ。 要らなきゃこっちは構わん、が ハメなきゃ数打 で拳の骨が丸見え。治るまで1ヶ月も3ヶ月も休 まれては困るんでな。」子供のA「ハメようぜゾルダ。 要らなくなったら外せばいい。今はこいつをハメ てぶっ叩いてこの大木をブチ折ってやろうぜ。」子供のゾルダ「分かったよにぃちゃん。」 用意されてたのは木の皮を数枚重ねてあり、手の 甲を保護するもの。 短い棒を握り手の甲まで被せ、紐で縛ってお互い の手首に固定する二人。外人部隊傭兵「これから1本倒すまで毎日続けろ。 よし、始めっ。」子供のA「いくぜっ えぃっトン えぃっトン ・・・ 」子供のゾルダ「アイサー、えぃっトン えぃっトン ・・・ 」 ~~~~~~~ ~~~~~~~少年A「試合前の約束だ。穂村五段、それでいいのか?」穂村指導者「うむ、こちらの保護のためにそちらから追加した 話。本人が不要と言うのであれば。」 保護グローブを投げ捨てたゾルダ、 ポイっ 彡 彡 ( 座る練習生の前に落ちた )-つづく--z004話 噂の兄弟 04-へ(早く飯を食いたいんだ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ ● Episode 03 Z へ
2021年02月19日
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地下通路の階段を上がりながら、ゾルダ「なぁ兄貴。」●少年A「なんだ。」ゾルダ「俺が最初の二人をとっちめた後に笑ってたろ。」●少年A「ふっ、あぁ にやけちまったな。 いつもイケイケのゾルダが、速攻で全員を片付け なかったからよ。」ゾルダ「ちぇ、 俺だって少しは大人になってんだぜぇ。それに今 日のやつらじゃ気合い丸で入んねぇし・・・。」●少年A「だな。」 階段を上がる二人。その時外では、男-F「俺たちが行くまでも無く、もぅのびてんじゃない っすか?」男-G「あの佑二さんが顎割られてるんだ、念のための加 勢は必要だろう。」男-H「あっ・・・」男-G「どうした?」男-H「あいつです! 佑二さん達を遣ったのは!」男-F「なにっ!」 階段を上がり終えた兄弟二人と6人の男達の目が 合った。男-G「同じ顔が二人・・・ どっちだ!」男-H「わ、わかりません・・・。」ゾルダ「なんだぁ?」男-F「うっ・・・ ち、ちょっと待て・・・。 あ、あいつらは・・・」男-G「お前知ってんのか?」男-F「し、知るも何も・・・あいつらは・・・ あいつらは今 ここいら界隈(かいわい)をにぎわしている 泣く 子も黙らす鬼の『撃爆兄弟』っす!」 『な、なんだって!! 』●少年A「俺たちに何か用か?」男-H「い、いぇ何でもありません・・・。」男-G「た、只の通りすがりで・・・。」男-F「す、すいませんでした・・・。」●少年A「そっか。」 二人はそのまま通り過ぎていった。男-G「まさか・・・ 佑二さんをやったのって・・・」男-F「おぃ、急ぐぞ。」男-H、-I、-J、-K 『は、はい。』 しばらくして地下道から、 『うわぁぁぁぁぁぁ』 歩道を歩く二人、●少年A「ゾルダ、あそこに見える空手道場は入ったことあ ったか?」ゾルダ「あそこは・・・覚えがねぇ・・・かな。」●少年A「じゃあそこで腹ごしらえしていくか。」ゾルダ「あいよ。」 二人は信号を渡り、道場の看板のあるビルに入っ ていった。 道場では、「右!」『オスっ』「左!」『オスっ』「振り向いて前蹴り!」『オスっ』指導者「よーしヤメ! 少し休憩にするぞ。」 『オスっ』 そこへカウンター越しに、ゾルダ「すんませーん。」 振り向きながら、指導者「ん?」ゾルダ「お忙しいところ悪いんすけどお願いがあって。」指導者「なんの用だ。」ゾルダ「ちょいと し合ってほしいんすがね。」指導者「なんだ? 唐突に・・・。」 ゾルダの後ろから、●少年A「見学でも稽古付けでもない。無論喧嘩でも無い。 試合してほしいんだ。」指導者「急だな。だが試合をしたいのなら、ちゃんと手順 で踏んでからにして欲しい。ゾルダ「どこでも言われるなぁ・・・。」●少年A「悪いなおれら宿無し文無しなんですよ、勝ったら シャワーとたらふく飯食わせて欲しい。だが負け たら一日便所掃除でも床掃除でもなんでもする。 訳はそれだけだ。」指導者「文無し・・・か。その歳で、親や親せきとかと同居 もしておらんとは。 ( 少し考えて・・・ ) いいだろう、負けたら一日掃除係ってのも気に入 った。その時はバイト代を払ってやろう。」●少年A「頼む。」ゾルダ「ただしおれらが勝ったらタダ飯だぜ。」指導者「勝てれば・・・の話だがな。 勝村、庄司、相手してやれ。私と奥田、飯乃木は 審判だ。」 『オス!』●少年A「決まりだ。ゾルダ、着替えるぞ。」ゾルダ「あいよ。」 肩に背負っていた胴衣を下ろし、二人は道場の隅 っこで着替えを始めた。指導者「その年期が入った胴衣・・・、少しは経験あるんだ な。」●少年A「褒められる程はやっちゃいない。一階の見習いよ りはマシだがよ。 あんた名前は?」指導者「穂村だ。」●少年A「黒帯、段位は?」穂村指導者/指導者(改め)「五段だ。」●少年A「大したものだ。穂村五段、頼みがある。」穂村指導者「なんだ、まだあるのか。」●少年A「試合だがよ、ここの全員とやりたい。」穂村指導者「なんだと!」●少年A「まぁおれらより体重が同等以下の軽いやつは除い ていい。」穂村指導者「それは断る。キミ達の実力も知らない上、20人相 手になど無茶もいいところだ。」 着替え終わったゾルダが、ゾルダ「おれたちゃ二人、半分で済む。 あと寸止め無し。ただしこっちはグローブをはめ る、でそっちは防具付けてでいいぜ。」●少年A「こっちが一敗でもすりゃ一日なんでも係りだ、穂 村五段も出てくれ。それでいいだろ。」穂村指導者「一敗でも? その人数で・・・ この私も含めて・・・。防具や保護 グローブもこちらには・・・。それなのに寸止めは 開放と・・・。係りが決まりだぞ。」●少年A「それが約束だ。」穂村指導者「 ・・・ 分かった。 キミ達がそれでいいのであれば。」●少年A「助かる。 準備はできたぜ。」穂村指導者「 ・・・ 変な子たちだ。 よし、これから練習試合を始める!」 道場の奥にここの練習生がずらりと並び、奥田、 飯乃木はイスと赤白の旗を手に持ち出し対角線上 に置いて腰掛けた。穂村指導者は中央に立った。 一方の二人は、練習生と対面する形で座った。穂村指導者「一番手、前に!」 『オス!』 練習生の列奥の右端の者が大きな声で答えた。 二人はというと、ゾルダが立ち上がった。 二人、試合場の両脇で『オス!』の掛け声で腕を 腹下で組んで横に引きながら一礼。続いて中央に 歩み寄り主審にも同様に掛け声と一礼をした。穂村指導者 ( この者、礼儀作法はわきまえておるようだ な。 )『始めっ!』 一番手の練習生、体格はほぼゾルダと同じ様に見 える。体の前に握りこぶしにした両手を前後に構 え、軽やかな足取りで間合いを計っていた。穂村指導者 ( この練習生はまだ始めて1年、同期の中では 型をしっかりと会得している。この者の力量 を計るにはもってこいだ。 ) 一方のゾルダ、同様の構えはしているものの足取 りは相手の居る向きに体を向ける程度で大きな動 きが無い。 少年A、足はあぐらを組み腕組姿勢、目をつぶっ たままだ。 『ふん!』 口火を切った一番手練習生、一歩踏み込み、右の ローキックが飛ぶ! ガツ★ そして一歩引いて体制を整えた。穂村指導者 ( この者、動けない、 反応すら出来ていない・・・ 本当に大丈夫なの か? ) 続いて腹、胸への正拳突きがモロに当たった! ドス★ドス★ からの右のミドルキックも! ガス★ が、ゾルダは一向に動かない。穂村指導者「おぃ、だ大丈夫なのか?」-z003話 噂の兄弟 03(何なんだこいつ・・・)-へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2021年02月17日
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ピタン・・ ピタン・・ ピタン・・ 鉄道下の薄暗い地下通路、天井から壁からと染 み出た水が足元を湿らせている。 カン コン チャリン カンコン その通路の奥から男たち5人がゆっくりとした 足取りでこちらに近づいてきた。男-A「お前か、俺の弟分を可愛がってくれたっての は。」 ( 通路の真ん中で右手で鉄パイプを持ち、右 肩をポンポンと叩きながら )男-B「なんだお前、この国のもんじゃねーな。」 ( 一歩後ろ左側を両手で金属バットを持ち首 後ろに乗せながら )男-C「それに丸腰たぁいい心がけだ。詫びに来る礼儀 だよなぁ」 ( 一歩後ろ右側を丈夫そうな鎖を左手に巻き 付け一端を右手で回しながら ) 通路の反対側の階段下にポツンと独りで壁に寄 り掛かったまま腕組みをしている少年。声を聴 き瞑っていた目を開き男達に顔を向けた。●少年A「ほぉ 随分と連れてきたんだな、中々の歓迎ぶり だ 嬉しいねぇ。」 逆光で顔が良く見えず、高校生位だろうか。普 通の大人よりは少し大柄で多人数を前にしても 動じず堂々とした態度だ。男-B「こんなやつにやられるたぁよ、佑二もだらしね ぇなぁ。」男-C「詫び入れんなら今のうちだ。とっとと跪(ひざ まず)きやがれ!」 両者の距離が4m程に接近した所で足を止める 5人。●少年A「おまえら、なんか勘違いしてねぇか?」男-C「はぁ~?」男-A「ん・・・?」 男たちに睨みを利かせながら、●少年A「俺がいつ謝ると言った。愛でてぇやつらだな。 聞いた話じゃよ、あんたらの舎弟が年下の中坊 たった独りに3人で寄って集ってカツアゲして たって話だぜ。ガキにゼニをせがむたぁなんと も哀れすぎてな、その時にたまたま通りすがっ た弟が見て見ぬふりを出来なかったらしいんだ 。」 ( その時 男たちの後ろ、向かってきた通路の 奥から、 ) 『柄ぢゃねぇのに止めちまったんだよな。』 その声に慌てて後ろを振り向いた5人の男達。●少年B「弱い者イジメってのが嫌いでね。兄貴も俺も よ。にしてもなんて弱さだアイツらは。」男-C「お、おぃ・・・ もう一人おんなじやつが現れや がった・・・。」男-A「なんだお前。」●少年B「仕返ししたきゃってこの場所伝えたが、のびて たんじゃねぇのかよ。しっかりと聞いていやが ったとはな。」男-c「わ、詫びに来たんじゃねぇのかよ・・・。」●少年A「だから、誰が詫び入れるって言ったんだよ。」男-B「なんだとぉっ!」男-A「生意気だ、叩き伏せろっ!」男-B「くそぉぉぉ このヤロー!」●少年A「ひでぇ勘違いだぜ。待て待て、やるのは俺じゃね ぇよ。」 制止したが少年Aに向かって走り込み、両手で金 属バットを振りかざして渾身の一振り! ボコーン★●少年A「だからやるのは俺じゃねぇって言ってるだろ。」 カラン カラカラ・・ そこには折れ曲がった金属バットを落とし、シビ レで指が震えてる上に驚きで膠着(こうちゃく)し たまま動けなくなった男-Bが居た。 拳を当てた伸ばしたままの腕を引き寄せながら、●少年A「おぉ~痛て・・・。 よっおまえら、ゴングは鳴らしといたぜ。」男-A「なんてやろうだ・・・ バットをへし折りやがった ・・・。 おぃあっちだ、佑二をやった本人のあい つをやっちまえっ!」 後ろに居た2人が再び振り向き、後から来た少年 Bに向かって仕掛けた! 『このやろー!』 『よくも佑二さんを!』 ボコっ ドスっ ドサ彡 ドサ彡●少年B「おまえら、こんなんじゃ仕返しになんねぇだろ ・・・。舐めてんのか?」●少年A「ふっ。。」 チャリン男-C「くっ・・・」 振り向き後ろの二人に続いて走り出そうとしてい た足が止まった。 チャリンチャリン●少年B「おまえ、散歩途中で愛犬にでも逃げられたんか~ ? 鎖で繋がれるのがよほどイヤだったんだろう な、こんな飼い主じゃよ。」男-C「て、てめぇ 言わせておけば・・・ このおんのぉ ぉっ!」 右に持つ鎖を勢いよく振り回し、少年Bに向かっ て掴む鎖を開放した! ヒュン ヒュン ヒュン ピシュっ 少年Bは素早く身を交わし 右手の肘をやゃ曲げ て上に持ち上げて飛んできた鎖を腕に絡ませたっ !その腕を後ろに勢いよく引き、体が飛ぶように 引き寄せられた男-Cの顔面にそのままげんこつを お見舞いした! ズガン★ 『ぐわっ』 ドサン彡 体が宙に浮き床面に叩きつけられた!●少年B「こんな狭いところでこいつを振り回すってなぁ褒 められたもんじゃねぇ。まっ俺には関係ねぇけど よ。」男-A「なっ・・・」●少年B「おまえさん硬そうな棒持ってんじゃねぇか、何し てる早く来いよ。」男-A「くっ・・・」●少年B「おぉおぉどぅした? 俺は丸腰なんだぜ?」●少年A「ダメだ、こいつらビビっちまってる。 もぅ終わりだ。」 そういうと目の前にいた男-Bの胸ぐらを掴んで男 -Aに向かって投げつけた! 『うわぁ』 ドスン彡 ドタドタ・・・ 避けられずにそのまま二人が倒れこんだ。 カラン ゴロゴロ・・●少年B「止めるなよ兄貴、まだ喰い足んねぇよ・・・。」●少年A「こいつらじゃ腹いっぱいにはならねぇ。」 男-Aの脇を通り過ぎ少年Bに歩を進めていた時、 片手を床に付き、転がった鉄パイプをもぅ一方 の手で掴みながら、男-A「待ちやがれ! このまま帰れると思うなよ・・・」●少年B「バカかこいつ・・・。折角兄貴が終わらせてくれた のにまだイキがっていやがる。」男-A「うるさい、弟分のケジメはまだ付いちゃいねぇ ・・・。」●少年B「長生きしねぇぞ お前・・・。」男-A「黙れ!」 立ち上がって鉄パイプを振りかざし、なんと少年 Aに飛び掛かったっ! \ガス★●少年A「痛てぇじゃねぇかよ。俺が何したってんだ・・・。」 男は後ろ向きのままでいた少年Aの右肩に振り下 ろしていた。モロに当たるも淡々と語る少年A。 そして、男-A「くぅ・・・」 顔を後ろに向け、●少年A「もめごとは弟より俺の方が好物なんだぜ。おまえ 、俺たち二人を相手にしてぇのか?」男-A「う、うるさい!」 と男-Aが怒鳴った瞬間!●少年A「うるせーのはてめーだっ!」 少年Aは男-Aの顔を鷲掴みにし、勢いよく顔面を 壁目掛けて叩きつける! 目ん玉をおっびろげて絶叫の男-A! 『ぎゃゃゃゃ!』 そして男-Bが折れ曲がった金属バットを投げつけ てきたっ! ダン! ブチブチブチ ゴツン ズルズル・・・ バサ が 壁に左足を当てて髪の毛を引いて腕を止めた 少年A! しかし髪の毛が引きちぎれてブレーキになり弱 まったものの、顔は壁にゴツンと当たって気絶。 そのまま顔は壁伝いにスベッて床に転げたのだ った。 一方の投げられた金属バットは少年Bが間に割っ て入り手套で叩き落していた。 バシっ ガラン~ ゴコン そして、●少年B「兄貴が終わりだと言っただろうがっ!」 言い終わる時には男-Bを蹴り飛ばしていた! バシっ ゴスン★ バサン彡 壁にブチ当たり 床に転げた男-B。既に意識は無 かった。 手にするブチ抜けた髪の毛を払いのけ、●少年A「行くぞゾルダ。」ゾルダ/少年B(改め)「あいよ。」ーz002話 噂の兄弟 02 (あ、あいつらは・・・) ーへスマホ画面用にチャレンジ中PCの方、ごめんなさい m(_ _)m※ このドラマはフィクションです。登場する内容は実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2021年02月15日
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~ ~ ~ (サービス エピソード) おもむろに携帯を取り出した和恵、何やら電話を始めた。北見刑事 『はい、北見です。』和恵姉さん 『和恵です。北見さん、明日の晩はお忙しいかしら。』北見刑事 『なんでしょう。』和恵姉さん 『そろそろ中華店 綉榠餡 を取り締まりなんていかがかしら? 明日の晩、丁度取引きがあるようですの。』北見刑事 『ほぉ~そうですか。ごたごたも落ち着いてきましたから頃合いでしょうか。 和恵さんから GO を頂けるタイミング待ちでしたから。』和恵姉さん 『なら決まり。 こういち、しばらくこちらを空ける事になるので。」北見刑事 『分かりました、すぐに手配します。』~~ ~~ ~~~ 翌日の晩、 そよぐ海風が優しく髪先を撫でている。 打ち寄せる波と供に月明かりが揺らいでいる。少し視界を奥に向けるときらびやかなライ トを乗せ大型客船が大桟橋に寄せていた。 ここ埠頭の第十三番倉庫前では既に停車していた黄色いスポーツカーの横に立つヒールサンダル の美脚の二人の後ろに、黒いセダンが到着しドアを開けて数人の男達が下りてきた。綉榠餡チーフ 「お嬢、早いな。」和恵姉さん 「遅刻出来ないでしょ。15分遅れても怒る人がいるんですから。」リツコ 「私の初仕事の時でしたね。」付き添い人 「それだけお嬢を頼りにしてるんです。」綉榠餡チーフ 「そういう事だ。さっ 中でお待ちだ 行くぞ。」 和恵、リツコ、そして綉榠餡の男達が倉庫の中へ足を運ぶ。 コツコツコツ 綉榠餡チーフ 「お待たせしてしまったようで。」取引先リーダー 「いえ、いつもの美形のボディーガードさんを拝見するのを心待ちにしており、 気持ちが早って待ちきれませんで。」 取引先の用心棒達、既に倉庫の奥で待機しこちらを見据えていた。 和恵とリツコ、テーブルで向き合う男達の入口側で左右に分かれて立ち止まった。取引先リーダー 「それでは早速ですが・・・・」綉榠餡チーフ 「うむ。」 毎度の取引きと見え馴れた感じで取引きが進行していった。~ ~ ~ ボー ポンポンポン 大型客船を引っ張るタッグボートが発するエンジン音がそよぐ風に乗って心地よく響いて いた。綉榠餡チーフ 「純度も申し分ない。さすがですな。」取引先リーダー 「確かに頂戴しました。 信用無くしてはお互いに良い取引きは出来ませんからな。」 安堵の表情に笑顔も見せていた。 急にリツコの眉がピクッと反応しチラッと和恵に視線を送り、ゆっくりと首を振り ながら入口を見た。 その時っ! \\ドワーーン// 突然、入口のデカい鉄の扉が吹き飛んだっ! 驚きで肩が縮んだ姿勢になる男達。 和恵とリツコは入口を見据えたままだ。取引先リーダー 「何事だ!」 全員の目線が入口に向けられた。 そこにはまるで垂れ下がった布にボールをぶつけた様に中央が大きくヘコんだ 扉が舞うように落下し、ゆっくりと倒れていく。 その後ろに灰色の胴衣に赤い帯姿で堂々たる姿勢の 一人の小さい少年が立って いた。取引先用心棒 リーダー ( 鉄の扉を一撃で! こんな小さい坊主が? ) まじまじと小さい少年を見つめていた。 ( ん・・・!? 胴衣が灰色、それに帯が赤だと・・・? )和恵姉さん 「ぼく~、物を壊すと大人の世界では弁償しなきゃいけないのよ~。」 ( チャイナの裾から生脚な美脚を横に出し、腕組みをした姿勢の和恵 )リツコ 「こんな遅い時間に出歩いていると、お母さんやお姉さんに叱られちゃうんだから。」 ( チラっと和恵と目が合いペロっと舌を出すリツコ )綉榠餡チーフ 「脅かせやがって、なんだガキじゃねーか。」小さい少年 「大人だってこんな場所でこんな時間にニタニタしながらさ、お札数えているなんて おかしいよね。」 ( リツコが数歩前に出て、 ) カツカツカツリツコ 「坊や、何しに来たのかしら?」小さい少年 「おいらね、悪い大人をやっつけに来てみたの。」取引先リーダー 「ぶははははは。 おい聞いたか、何を言い出すかと思えば。 坊主、ヒーローごっこか。遊ぶ場所を間違えてるぜ。 相手が悪い、帰んな。」取引先用心棒 リーダー ( うちの大将はバカか、ガキがゴッコでこの扉壊せる訳ねぇだろが・・・。 )小さい少年 「大丈夫 ここで合ってるさ、相手もね。」リツコ 「なら、ちょっと痛い目見てみ~る?」 そういうとリツコは小さい少年に向って更に歩を進めだした。 カツカツカツ和恵姉さん 「怪我して帰ったら、それこそお姉さんに叱られちゃうんだから。 知らないわよ~。」リツコ 「子供だからって、手を抜かないからねっ!」 小さい少年と対峙したリツコ。すると、 『ハーイ!』 一発の横蹴りを一瞬で見舞ったっ! が、 バっ ガシッ綉榠餡チーフ 「なにっ」 男達は皆驚きの表情に変わった。小さい少年 「おいらの母ちゃん、悪いことを黙って見過ごすと怒る。 姉ちゃんなら怪我の有無より勝ち負けにこだわるのさ。」 ( ニヤける和恵 ) 飛ばされるどころか、肘を立てただけで防ぎ平然としたまま答えた。リツコ 「うそ ・・・ 何この子 ・・・。」 (回りに聞こえるようなトーンで)和恵姉さん 「ぼくちゃんが相手だから、自然と力が入らず 加減しちゃったんじゃな~い?」リツコ 「なら、これでどうっ!」 『ハィ! ハィハィ!』 ドス ドスドス バシ ズゴ ズゴ ズゴズコっ! 『ハィヤーー!』 ガシっ綉榠餡チーフ 「う、嘘だ・・・ あのリツコの蹴りだぞ・・・・」付き添い人 「なんてガキだ・・・」 猛烈な威力とスピードのリツコの攻撃にも、素早い左右の腕と手で防ぎ切ってしまった。リツコ 「くっ・・・」 その場で立ちすくむリツコ。取引先用心棒 リーダー 「まて。 うちの連中に相手させよう。」 その一言で後ろに待機していた取引先の用心棒15人が、リーダーを残し男達が囲うテーブル の脇を超えて 腕組みをしチャイナの裾から美脚を出して立つ和恵の一歩前で整列した。取引先用心棒 リーダー 「このお姉さんもとんでもない相当な使い手。 それを・・・。 あのバカデカい鉄の扉を一撃でといい今の攻防の振る舞い、まさかとは思うが思い当たる 節がある。こんなところに現れるとは思えないから たまたま だろうが坊主、おまえの身 なりといい背格好、大人相手に立ち回る姿など・・・ちょいと聞き覚えがあってな。 確かめさせてもらう。 最初から本気で臨む。 こういう場に首を突っ込んだんだ、それなりに覚悟してもらおう。 悪いが小僧、生きては帰れんぞ。」 和恵がチラっと後ろ目でリーダーを見た。小さい少年 「別に。それどこかで聞いただけでしょ。人伝えにどんどん話が膨らんじゃうから当て にならないかもね。」取引先用心棒 リーダー 「全く動じない・・・・か。 いいだろう、我らも用心棒の責務を果たさせてもらう。 陣形奥義 五方三位一体 構え。」 一斉にこういちを取り囲む用心棒、素早い! 五角形の頂点に当たる位置に3人ずつで包囲し構えたっ!和恵姉さん 「へぇ~懐かしいわ~、陳家太極拳 陣形奥義 五方三位一体か。」リツコ 「五方、私は初めて接します。」 和恵の横に戻ったリツコ、和恵と目を合わせてから小さい少年を取り囲む15人を見据えた。綉榠餡チーフ 「な、なんかこんなのを見た覚えがある気がする・・・。」取引先リーダー 「この者達、自慢じゃないが本物中の本物の拳法家なんですよ。 まぁ見てて下さい。」 安心しきった顔でこれから始まる戦況を見つめ出した。 囲まれた中央では構えすら取らない小さい少年、棒立ちのままだ。取引先用心棒 リーダー 「掛かれぇっ!」 掛け声と供に小さい少年の正面に居た3人が前に出る・・・が 攻撃のモーションで止めた! なんと最初に仕掛けたのは右後ろの3人、そして一呼吸を置いて左前の3人が仕掛けたっ! 『フン!そりゃ!ハィ!』 バシ ドス ドス 『うりゃ!とりゃ!ハァ!』 ズゴ バシ バシ 続いてっ ボコ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスドス 陳家太極拳使いの流れるような蹴り、手套、肘打ちがコンビネージョンで決まり続けたっ! しかし受け太刀をせずただ打たせており、それも微動だにしない小さい少年。執拗 なまでの数を攻撃する拳法家たちも ゆるぎない小さい少年に戸惑いを見せ始めた。小さい少年 「ねぇ、大人の本気って こんなもんなの?」取引先用心棒 リーダー 「なんだと・・・・」 お互いの顔を見合う拳法家たち、そして続けて右前・左後ろの3人ずつ6人が打ち込み始めた! 『とりゃ!そりゃ!ハィ!』 バシ ドス ドス 『フン!うりゃ!そりゃ!』 ズゴ バシ バシ ボコ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスドス 更に正面・右後ろ・左前と五方の連携がさく裂っ! ズボ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスドス ガシ ドスドスドス ズン ズカっ ズボ ガシガシガシ ドスドスバシ ボコ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスドス ズボ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスドス ガシ ドスドスドス ズン ズカっ ズボ ガシガシガシ ドスゴスゴス ボコ ドスドスドス ズン ズカっ ズゴ ガシガシガシ ドスドスバシ和恵姉さん 「この陣形の素晴らしいところは相手の弱点の部分に厚みを持たせた攻撃が出来るって ところなの。一般の人なら右後方とか受けが弱いところとか。あと対角線でどの方向から も真逆から同時に、達人にすら受け辛いわよね。」我関せずの小さい少年、しばらくの後 今度はすべてを受け止め弾き始めた! パシパンパンパン トンパシンっ パシ パンパンパン トントントン パン パシパシパシ ガシ パシっ パシ トントントン パントントンパシ パシ パシパシパシ コン パシっ トン パシパシパシ トントントン パン パシパシパシ トン パシっ パシパンパンパン トンパシンっ パン パシパシパシ トン パシっ パシ パンパンパン トントントン パン パシパシパシ ガシ パシっ パシパンパンパン トン パシンっリツコ 「でも弱点が見つからないから攻めがギクシャク・・・。 相手が悪過ぎ・・・。あの15人が私でも・・・まったく刃が立たないでしょうし。」取引先リーダー 「な、なんて事だ!」 目にする光景が現実離れしすぎて他の者は声にもならない! その小さい少年、ものともせず受け切りながら和恵に目線を送った。和恵姉さん 「リツコも加勢してらっしゃい。きっかけが欲しいみたい。」リツコ 「はい。」 返答後、リツコが猛然と小さい少年に襲い掛かったっ!リツコ 「行っくわよーっ!」 彡=====シュパ 襲い掛かり引っ込んでを繰り返す数人の頭上越しから、リツコのジャンピング飛び回し 蹴りがさく裂っ! すると小さい少年が動いた! 一歩踏み込み、リツコの背中にヒットするような左の回し蹴りを見舞ったっ! ズボボボボボボ ======ズボっ 『うわー んぐ ぐわ おぇ ぐほ ・・・ 』 一蹴りで宙を舞う6人の拳法家たちっ! リツコも受け太刀出来ず蹴り飛ばされた! そのリツコ、取引きしていたテーブルに飛ばされ 瞬時にブツと現金の入ったバッグを手に し、そのまま壁をぶち破り場外へ。 \バリーーン/ 続いて残り9人の拳法家もパンチ・手套・肘打ちで軽く飛ばされてしまう! ===ズゴーン ===ボコーン ===バシーン ===\ズボ/ ===ズゴーン ===ボコーン ===\ドスーン/ ===\ゴスーン/ ===バシーン 壁に突き刺さる者、二段目の荷物を支える柱をなぎ倒した者、 そして、取引先用心棒 リーダー 『フン!』 バシ☆ 自分に飛ばされてきた弟子を両肘を立てて防ぎ横に受け流した。 ドサ 彡ドサドサ ドサ彡ドサドサ彡 ドサ彡 ドサドサ彡取引先用心棒 リーダー 「くっ・・・・ 」付き添い人 「うわぁ~~」綉榠餡チーフ 「なんだと・・・・」取引先リーダー 「う、うそだ・・・・」 みるみると顔が青ざめていくこの男達。 そんな中、和恵姉さん 「ぼく~、少しはやるようね。 このお姉さんとやってみない?」小さい少年 「誰でもいいさ。」和恵姉さん 「お名前、聞いてもいい?」小さい少年 「知りたいのなら教えてあげるよ。 おいら こういち。 陳南家 南流伝承者 南こういち だ。」取引先用心棒 リーダー 「っ!」 ( ほ、本物! 伝説の人物が ま、まさか・・・・ まさかこんな所に・・・・ )リツコ ( えっ! こういち君があの 陳南家 南流伝承者 !! ) ( 後ろ目で確認した後、 )和恵姉さん 「そう、強そうな名前ね。 伝承者君なんだ。 なら私も手抜きなしで楽しませてもらうわよ。」綉榠餡チーフ 「お嬢、なんとかしてくれ~」付き添い人 「お、お嬢~」 和恵が立ち位置を変え ゆっくりと構えた。 続いてこういちも立ち位置を変える。和恵姉さん ・ 「さっ、キミ 達 。 覚悟なさい。」 和恵が出たっ! 彡サッ取引先用心棒 リーダー 「は、速いっ!」 ズゴ ガシ ガシっ★ 目にも止まらぬ速さで和恵の 左拳 右裏拳 その回転力のまま左の回し蹴りがさく裂っ! だがこういち、拳を右に交わしながら左手で受け流し 裏拳も左の手のひらで、そして 回し蹴りは右手で捕まえて止めていた。 連続の打撃音は、倉庫内に居るすべての者にはほとんど同時に聞こえていた事だろう。こういち/(小さい少年 改め) 「すんごいお姉さんだ。」和恵姉さん 「キミも中々ね。」 掴んだ足を開放したこういち。 するとっ! スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ \ボーン/ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ ======ボコーーーン===> 時折、飛ばされ壁がぶち割れる音、そしてすぐさま、 バシバシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ \ズーン/ ガシガシガシっ★ サッ☆ \ドーン/ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ \ボーン/ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ ======ズボーーーン===> テーブルや椅子が次々と壁に激突し粉砕!綉榠餡チーフ 「うわぁっ」取引先リーダー 「何がっ」取引先用心棒 リーダー 「目で、目で追えぬ・・・・ それにあの女、陳南家伝承者相手に立ち合えているだと・・・」 二階部分を支える柱もなぎ倒し、再び戦闘音が! サッ☆ バシバシバシバシっ★ \ボーン/ ガツガツガツ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ \ドーン/ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ \ズぅーン/ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ ======ズゴーーーン===> バシバシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ \ドスーン/ ガシガシガシっ★ サッ☆ \ボーン/ \ゴーン/ スパンっ★ サッ☆ \ドーン/ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ ======ズガーーーン===> サッ☆ \ゴーン/ \ドーン/ バシバシバシバシっ★ \ボーン/ ガツガツガツ★ サッ☆ 倉庫内、至所で打撃音が響き渡る! 中に居る誰しもが目で追えない。 積み荷も弾き飛ばれ、次々と床に落下。 ドスン ザザァー ゴーン ドスンドスン 一瞬こういちが目で合図し軽くうなづく和恵、 次の瞬間、再び和恵が飛ばされたっ! ガシズコっ★ ======ズボーーーン===> 和恵はそのまま二段目を支える柱を掴み、クルっと向きを変えながら 用心棒 リーダーを一蹴! 『げぼっ 』=====> その体が向かう先には! ドンガスドス綉榠餡チーフ 「げふっ」 バタン 付き添い人 「ごほっ」 バタン 取引先リーダー 「ぐほっ」 バタン ===彡ドサ 華麗に クルっと回った後 チャイナの裾から足を横に出し片手を床に付きもう一方の手を 横に広げて スタっ と着地した和恵。 無論、四人の意識は無い。 ゆっくりと立ち上がりながら、和恵姉さん 「これでも抑えたんだけどね。」 すると正面の入口から北見刑事と渡瀬刑事が、そして突き抜けて空いた壁から バッグを持ったリツコ、そして末田刑事が入ってきた。リツコ 「当然です。 ・・・というか、陳南家南流・・・ もっと早くに教えておいて下さいよ・・・、そんな大切な事は。」和恵姉さん 「あはっ、忘れてた。。」 辺りを見渡しながら、北見刑事 「和恵さんとこういち君の戦い・・・・、なんという次元なんだ・・・。」リツコ 「第一声がそれですか。普通は犯人に『動くなっ警察だ!』 ではありません?」北見刑事 「お二人の戦いの後では・・・・ 現に無用なようだし。」こういち 「戦いじゃないよ、軽いウォーミングアップだよ。」和恵姉さん 「蹴らせて受けて、こちらも打って受けさせて。」 ドッサーンΣ ( 残っていた最後の二階部分が潰れた )渡瀬刑事 「ウォーミングアップで・・・・」末田刑事 「・・・・このあり様・・・・・」 辺りを見渡す刑事たち・・・・。こういち 「姉ちゃんは笑顔で楽しそうだったよ。」リツコ 「まったく・・・ お二人が手を抜かなかったらこの地域もろとも全滅ですって。 ブツはこれです。崩れて潰されないように先に確保しておきました。」北見刑事 「あ、あぁ・・・。 ありがとう、助かったよ。」 『全員を確保してくれ!』 倒れる男たちに駆け寄り、次々と手錠を掛ける刑事たち。和恵姉さん 「これで終わりかぁ・・・・。 ちょっと寂しいわね。」リツコ 「刑事さんに拳銃で狙ってもらいます?」こういち 「もちっと相手しようか?」北見刑事 「ぃゃ、もう勘弁してくれ。」末田刑事 「は、はい、もうこれ以上は・・・・。」和恵姉さん 「空しいけど、この人達はリツコと巡り会えたキッカケをくれたからね、 感謝もしてるわ。」リツコ 「はい。」こういち 「さて、次はあっちを治めてこなくちゃだ。」和恵姉さん 「スンチャも感覚掴めてきたみたいだし。 バレないようにしっかりとね。」こういち 「うん・・・。」 こういちは、拳法家がスペックにされることよりも、自分の使命を全うすべき地で 揉め事が発生したことに困惑していた。-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- いよいよ場面は中華皇国、第三章へと移る。第二章 -完- -つづく-第188話 異人 へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 第一話は こちらクリック♪.
2020年02月04日
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.Ryuichi 「お前は戦士じゃないからだろうぜ。」ラニーニャ 「うるさいっ! Ryuichi! 続きはまた今度だからねっ!」Ryuichi 「いつでも相手になってやる。」ラニーニャ 「あたいを忘れるなよっ!」Ryuichi 「ふっ 忘れねぇよ。 可愛いおてんば娘め。」ラニーニャ 「う、うるさい!」 ( 少し頬を赤らめて )エルニーニャ 「行くぞ、『ラニ』。 この惑星(ちきゅう)はいいところだ。 じゃあな。」 『エル』、『ラニ』、スナーグ、ミカールと凍りついたカルキの一部がふわっと 消えていったのだった。セルフィー 「これはよ、あんたの所で預かってた方がいいんじゃねぇか?」 セルフィーは、手にした折れた[剣]の柄側と剣先、分断された[盾]の上下をチュウラン に手渡した。[竹林総元帥]チュウラン 「そうだな、すまぬ。」 そして小さい竜巻に巻かれている砕かれた[鎧]の破片複数を地面に下ろし、それを チーランとスウランが手分けして手にする。 シュナイケルも両手を挙げて残りの[鎧]の破片を回収しながら、シュナイケル 「な~んかやる事無くなっちゃって、身も心もダラァ~ンとしちゃうね。」ヒュルツ 「お前、みすぼらしい格好でベンチで寝ている姿が見えるぞ。」シュナイケル 「おぃおぃ、よせよ・・・」リツコ 「利江ちゃんはどうするの? 三獣神はタロちゃんだけだし・・・」利江 「大竹林寺に残るわ。 残念だけど[青龍]の鼓動が始まったの・・・。 産声程度だけど・・・。」リツコ 「そ、そうなの !? 」[近衛軍長]チーラン 「けど、産声程度なら今はこっちじゃなくてもいいんじゃないか? マーシャ殿も居ることだし。」利江 「でも、正規は私ですから。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「正規の[神霊巫女]でも、産声程度ならずっとは居なくても大丈夫あるよ。」[竹林総元帥]チュウラン 「そうじゃな。 それにリツコ殿が居れば行き来の移動はすぐだし。」リツコ 「チュウランさんだって。」[竹林総元帥]チュウラン 「利江殿も学校ってのに行かねばならぬのだろうから。 タロも利江殿の護衛じゃ しっかりと頼むぞ。」タロ 『Cooo。。』 利江の横にちょこんと座り、チュウランの顔を見つめながら応えていた。西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「私は大竹林寺にもう少し残る事にします。 火軍兵や水軍兵のみなさんにまだまだ伝授したい事がありますから。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「それはいい~♪」[近衛軍長]チーラン 「セルフィーは?」セルフィー 「おれはうちの軍団を育てないと。 まだ伝承者にふさわしいヤツが全く居ないからな。 このままだとおれの代で終わりそうだぜ。」[竹林総元帥]チュウラン 「こういちとカズエ殿は?」和恵姉さん 「私はお店があるわ。」こういち 「おいらはもうすぐ 総本山対極試合 があるから。」Ryuichi 「俺は[入山証]持ちだ。また今回も俺が出てやろうか。」和恵姉さん 「そしたら私も出ちゃおうかな♪」Ryuichi 「お前はいつでもこういちと出来るだろうが!」セルフィー 「なら、おれも出ようか?」西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なれば、この私も。」[竹林総元帥]チュウラン 「このわらわも。」[近衛軍長]チーラン 「お前らが出たら、総本山 が消えてなくなるだろーーーっ!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「入山証無いある・・・。」Ryuichi 「持ってるヤツを倒しゃいいだけだ。」[近衛軍長]チーラン 「おぃっ!」和恵姉さん 「まぁ、やりたくなったらお店にいらっしゃい。 相手するわよ (^_-)-☆ 店内ではやらないけど。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「リツコは?」リツコ 「私は姉さんのカバン持ちですもの。姉さんの行くところに同行します。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「そっか。 寂しくなるある・・・。 ・・・ ゆうすけ ・・・ は?」ゆうすけ 「おれも学校行かなきゃよ。」[近衛軍長]チーラン 「ゆうすけはガッコ行く必要ない!」ゆうすけ 「学歴は付けないとな。 だが、時が来たらスウラン、お前を迎えにいくぜ。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「ゆうすけ~♪」[近衛軍長]チーラン 「問題あるか? チュウラン。」[竹林総元帥]チュウラン 「大竹林寺を救った英雄の一人。 問題有るなら 異議申し立ててみよ。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「やったぁ~~\(^o^)/」 ゆうすけに抱き着くスウラン。ゆうすけ 「で、こういちの所はどうなんだ?」和恵姉さん 「母さんの許可も出てるから、法律が認める年になったらいつでもよ~。」利江 「もぉ。。」 ( 顔を真っ赤っ赤にして )こういち 「おいらの一番大切な人だ。近くで守る。」利江 「こういち君。。」 あふれ出る涙をぬぐうことなくこういちに身を寄せた利江。[竹林総元帥]チュウラン 「凄いぞ利江殿、宇宙一のボディーガードだ。」利江 「はい。。」 いつしか、夕日がみんなの長い影を映し出していた。 荒れた大地に沿いながら。 その沈みゆくオレンジボールを見つめる戦士たち。 その心は既に未来に向かっていた。 そう、みんなの思いは それぞれの・・・ 永久の彼方に。。第4章 -完-///////////////////////////////////////////////////////////////////////////// EPISODE(エピソード)-01 中華店 綉榠餡 の終焉 (和恵・リツコvsこういち) ★掲載済 EPISODE(エピソード)-02 凌紀(りょうき)水と炎の救世主 ★制作検討中 EPISODE(エピソード)-03 その男、ザウバー ★掲載済 ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月17日
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.ゆうすけ 『カウントダウン開始。』 『10』・・・ 『9』・・・ 『8』・・・ 『7』・・・ 『6』・・・ 『5』・・・ 『4』・・・ 『3』・・・ 『2』・・・ 『1』・・・ 『 GOっ!! 』・・・ V ズバっ☆ VV ズバっ☆ VV ズバっ☆ VV ズバっ☆ V V ズバっ☆ VV ズバっ☆ V VVV ズバっ☆ VVV 目指すサッカーボール位の目標物が弾き出され、宇宙空間で噴射装置が作動。 ゆうすけの乗る宇宙船に向かって飛行していた。 『7』・・・ 『8』・・・ 『9』・・・ 『10』・・・ 『11』・・・ 『12』・・・ 『13』・・・ ゆうすけは座標位置を表す計器、彗星の速度をチェック、そして、ゆうすけ 『成功したよ。』 『ふっ』 『よっしゃー!』 『よしっ』 『ふぅ~』 『よかったアル~♪』 『はぁ~。』 『やりぃ~』 『見事だ。』X クロス14神星 新皇帝 エルニーニャ・de・バイヤン 「まずは一つを無難にクリアーか。」--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--ゆうすけ 「ってことさ。」リツコ 「『エル』が難しい難問をぶつけてきていたわね。」[近衛軍長]チーラン 「10年後の話だ。」ゆうすけ 「長周期彗星が周期上で他の惑星から受ける全ての引力の影響、 今の地球上の科学と計算機では、分析は到底無理。 あと、軌道を戻した 彗星 C/2765-GX2300 は、誤差程度のズレは生じている。 軌道の再計算は必要さ。」エルニーニャ 「うちの帝国に来い。そしてゆうすけが指示をだせ。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「えぇーー!」[竹林総元帥]チュウラン 「そこまでするか?」ゆうすけ 「無理だな。 おれはお前さん程寿命が長くない。 帝国のある X クロス14神星 がどこに有 るか知らないが、到着前に命が尽きているよ。光速でもあと80年が限度。片道半 ばでね。 我々地球人は、宇宙を旅しても太陽系の外には出られないのさ。」エルニーニャ 「あぁ。うちの帝国の滅亡の話だからな。 我らが消滅すれば、この宇宙の秩序が乱れ、再び乱戦の時代に突入する事に。 ゆうすけ、それは光速以下の速度でずっと移動した場合の話だ。 それに既に面識がある以上、瞬間移動出来る者と一緒に移動なら時間は関係 ない。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「そっか、その手あるある。」ゆうすけ 「まぢかよ・・・。」リツコ 「争い、 宇宙規模でも 地球上でも、どこにでもある話なのね・・・。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「左様、生きる全てのモノが受ける宿命なのかもしれん。 マクロ的にも ミクロ的にも、絶える事がない。」[近衛軍長]チーラン 「あ゛ぁーー、もうなんだかわからない! 戦いになったら こういちやカズエ、ゆうすけやタロ達に頼めばいい。」リツコ 「ふっ、そうね。 単純に考えればいいのよ♪」エルニーニャ 「それがいい♪」[竹林総元帥]チュウラン 「『エル』・・・、なんだか少し変わったか?」エルニーニャ 「ここのメンバーと居ると、不思議と心が前向きになれる。 ゆうすけ、帝国に戻り再建できたら、再考してみるよ。」ゆうすけ 「そうしてくれ。」スナーグ 「では、我々は帝国に戻るとしよう。」ゆうすけ 「どうやって戻るんだ? 体一つで簡単に到達できるとは思えないが。」エルニーニャ 「我らが乗ってきた母船がある。それを呼ぶだけだ。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「母船?」エルニーニャ 「確かに遠距離は無理だ。 瞬間移動がまだ出来ぬでな。 だが、宇宙空間も僅かな距離なら球体を作り移動出来る。」ゆうすけ 「なるほどな・・・。 さてっと、 利江ちゃん、西艶(さいえん)さんとタロに頼んで カルキをしっかりと凍ら せないと。」[神霊巫女]利江 「分かったわ、行ってくる。」ゆうすけ 「それと、分離した胴体。 全部持ち帰ると、ミカールのような能力を持った人が居ると・・・」スナーグ 「そうだな。 顔の付いた部分だけ持ち帰るとしよう。 他の胴体などはこの地、南極と北極などに分けて深く沈めてしまうことでどう だろう。」ゆうすけ 「こういちに粉砕してもらうか・・・? まぁ、それでいいよ。」 (だが本当は粉砕がベストだ。 今地球はアイスハウスと呼ばれる数億年に一度の冷えている期間に入っている。 地球に氷が存在出来ない温度となるホットハウス、地球の歴史と周期では断然 この期間が長い。それに移行されると遺体を包む氷は溶け出してしまう・・・。 まぁそうなると人類は生存してないだろうからな・・・。) バシバシバシ ガシっ カシっ サッ彡 ガシ! バシバシバシ ガシっ カシっ サッ彡 ガシ! 『こらぁー、掛かってこい!』 『ちゃんと相手してんだろうが!』 バシバシバシ ガシっ サッ彡 ガシ! サッ彡 ズゴ ガシっ カシっ サッ彡 ガシ!エルニーニャ 「『ラニ』、ぼちぼち行くぞ。」~ザッバァァァァンΣΣ キーーーーーン ΣΣ 亡骸を凍らせている横では スナーグの怪我の治癒、その後両手を天に向かって 広げているミカールの姿が。エルニーニャ 「こういち、世話になった。」こういち 「別に。。。」エルニーニャ 「あんな[力]があるのに、私と『ラニ』には・・・。今こうして無事でいる。 ゆうすけも。お蔭で帝国の再建が出来る。」ゆうすけ 「あぁ、お前はこれからだ。がんばれよ。」スナーグ 「こういち、聞きたいことがあるのだが。」こういち 「なぁに?」スナーグ 「これだけの力を備えていたにも関わらず、 なぜ私とは常に手抜きをしていたのだ?」こういち 「スナーグもそうじゃない。 いつも冷静で気合い入ってなかったもん。 倒しに来る気が無いって感じだったよね。 気持ちの置き所が別のとこにいってたもん。」スナーグ 「ふっ、お前の方がよっぽど冷静だ。」エルニーニャ 「こういち、私からも一つ聞きたいんだが。」こういち 「なぁに?」エルニーニャ 「なぜ、我らの飛び道具を弾けてた・・・?」こういち 「あぁ、それか。 たまたまだよ。 黄龍道を倒す前に、[願神霊人]ってじぃちゃんに逢って、[神霊巫女]の利江 ちゃんが『黄龍道[玄武]の攻撃に耐える身体にして下さい。』ってお願いして くれて・・・ 現在に至る みたいな・・・。」エルニーニャ 「なるほど、そういう事だったのか。。 理解した。」ラニーニャ 「そうじゃなきゃおかしいって。。 じゃ仕方ない。 あのじじぃめ、あたいにはデカくなって強くなる術を、まだ掛けてくれないんだ から!」Ryuichi 「お前は戦士じゃないからだろうぜ。」 ( 腕組みをして木に寄り掛かったまま )ラニーニャ 「うるさいっ! Ryuichi! 続きはまた今度だからねっ!」Ryuichi 「いつでも相手になってやる。」 -つづく-第4-632話 永久の彼方に。。 -03 ( 第四章 完 )へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月16日
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.ゆうすけ 「ぃつつつつ・・・・、利江ちゃん・・・、そりゃないよ~。」[神霊巫女]利江 「私も知りたいの。」ゆうすけ 「もぉ・・・。 ならヒントを。 たとえば、巨大な旅客機をロープで繋いで引っ張って動かせる力自慢の人が居る のは知ってるよね。 大質量のモノも両手で上に持ち上げるのでなければ、小さ な力でも引きずる事は可能。」 『うん。』ゆうすけ 「これヒント。」 『 ・・・・ 』リツコ 「で・・・?」ゆうすけ 「終わり。」 カァーーン★ ★o☆~゜(再び同じフライパンで) 『うっ』[神霊巫女]利江 「判らない!」ゆうすけ 「もぉ・・・ ぶつかってしまうのではなく、その彗星 C/2765-GX2300 は木星付近を通過する って事だから、木星はいじらずそのままに。 近づく彗星の軌道を木星の引力 で引き寄せられる分だけを押し出して、元の軌道に戻せばいいんだよ。」 『 ・・・・ 』[近衛軍長]チーラン 「で・・・?」ゆうすけ 「答え。」 カァーーン★ ★o☆~゜(三度同じフライパンで) 『もぉ!』[竹林総元帥]チュウラン 「具体的な方法を教えろ。」ゆうすけ 「なら先に言ってよ・・・。 たんこぶ、だんご三兄弟じゃん・・・。」 9年7ケ月後、--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--ゆうすけ 「これが宇宙に置く目標物。」リツコ 「へぇ、360度推進微調整できるんだ。 サッカーボールくらいね。」ゆうすけ 「うん、座標を読み取ってそこに留まってくれる。 あとはミカール、ザウバー、ゾルダ、クラウス、陽江(ようこう)、リツコさん、 シュナイケル達が彗星を合図と同時にここを目がけて一斉に運んでくれればいい んだ。」ゾルダ 「簡単に言ってくれるぜ。」クラウス総帥 「あんなにデケーの、一緒に引き連れて瞬間移動出来るとは到底思えねぇ。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「それに複数の者が同時に1点を目指しても、押し合いになり誤差が生じるだ ろう。」ゆうすけ 「まず1っ目の回答。 簡単に出来るのさ。計算によると元に戻す距離は彗星の直径のおよそ 1.5個分、 木星の引力によって引き寄せられた 1648.40985m だけ動かす。 2っ目。 彗星に働く力は元々の慣性推進力と木星の引力の二つ。推進力はいじらずに、 木星に近づいた分だけを押し戻すだけ。抱えて別の場所に移動する訳ではない。 宇宙空間では、ある程度の大きな質量物も簡単に動かせるんだ。このメンバー の瞬間移動には、作用・反作用の計算が必要ないし。 3っ目。 この人数、全員が一点を目指せば当然押し合って力の強い誰かだけが目指した 場所に到達、なんてことにはならない。全員の押し合う力のバランスの取れた 地点に落ち着く事になる。 そのために過日、力の具合を調べる目的でグランドキャニョオンでテストした じゃない。 そのデータを元に目標物の留まる座標を計算して置く。 だから、押し合いになった結果でベストポジションになるように計算してある のさ。」シュナイケル 「あぁ、なんかそう言えばやらされてたなぁ。」X クロス14神星 新皇帝 エルニーニャ・de・バイヤン 「ゆうすけ、我々の計算では、木星の引力に影響を受けずに彗星 C/2765-GX2300 が推移した場合、再び同様の軌道修正が複数必要となることが判明した。」ゆうすけ 「そんなの早く言ってよ。 よっぽど『エル』の所の困りごとは成る様にして成るって事だよ・・・。 彗星 C/2765-GX2300 をどうこうじゃなくて、根本をなんとかする方法を考えた 方が良かったんじゃない?」X クロス14神星 新皇帝 エルニーニャ・de・バイヤン 「だが、これが成功すれば、引き続きこの方法で軌道修正する事に決まってしま い・・・。 軌道修正案が手元に無く、ここにきての再計算の結果だからな、仕方ない。」ゾルダ 「おぃおぃ、その都度出撃ってか?」ザウバー 「仕方ねぇな。 どちらも守るってぇのがゆうすけの約束だ。」リツコ 「ザウバーの言う通りね。 でもその議論は後ほど。 まずはその一発目、それを成功させましょ。」 ゆうすけが時計を見た。ゆうすけ 「そろそろだ。 まずはこの目標物を定位置に付けなきゃ。それと彗星への目標物。 ミカール、頼む。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「うむ。」 サッカーボール程の目標物、そして7人分の移動先の目標物がふわっと消えてい った。ゆうすけ 「あとみんなは彗星に着いたらこちらの合図で一斉にね。 肩の力抜いて、練習通りにやろう。 頼んだよ。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「ではまいろう。」 宇宙服を着た全員が頭部のヘルメットを装着した。 確認後、その場からふわっと消えていった。 ゆうすけの乗る船外には、ミカールと共に船外に移動したメンバーが、自らの待機 位置の目印に瞬間移動していた。 サッカーボール状の目標物が、誰も居ない宇宙空間で上下左右に噴射させて位置を 調整していた。ゆうすけ 『みんな聞こえるかい?』 『聞こえておる。』 『大丈夫だ。』 『いい調子だぜ。』 『あぁ。』 『大丈夫アル。』 『こちらも大丈夫よ。』 『ボクちゃんもおっけーだよ。』ゆうすけ 『あとおよそ3分後に秒読みを開始する。』X クロス14神星 新皇帝 エルニーニャ・de・バイヤン 「成功を祈る。」 全員が呼吸を整え、かたずを呑んで待った。 そして、ゆうすけ 『カウントダウン開始。』 『10』・・・ 『9』・・・ 『8』・・・ 『7』・・・ 『6』・・・ 『5』・・・ 『4』・・・ 『3』・・・ -つづく-第4-631話 永久の彼方に。。 -02 へ (ちゃんと相手してんだろうが!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月15日
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.X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「うむ。」ゾルダ 「何にしてもすげーや・・・。」クラウス総帥 「この力を得ても、何も手伝えないとは・・・。」ザウバー 「こういちの本気、この目で見れたな。。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「確かに・・・」ザウバー 「見ないままでは、あいつの底が測れんから。」クラウス総帥 「見ても計れんが・・・。」ゾルダ 「倒したいと思いたくもねぇぜ・・・。」ザウバー 「おれ達の力はもうMAXだと博士が。 力でねじ伏せようとしても、上には上がいる。 こういちが宇宙一を倒したとあっちゃ・・・ 一番になるのはヤメだ。」ゾルダ 「この地球ですら、どう見ても4番から下・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「宇宙規模で言ったら・・・。」ザウバー 「両手の中にも入れんだろう。 おれは今のこの力で精いっぱい生きるさ。」ゾルダ 「なぁクラウス、今思えばお前 とんでもねーやつを配下にしてたじゃねぇか。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「宇宙の覇者で元皇帝、それに地球のトップクラスある。」クラウス総帥 「だったんだよな・・・。」ザウバー 「[剣]なんざ探さなくてもよ。 ちょっとやそっとじゃ手に入らん戦力だ。」クラウス総帥 「先に言っといてもらわなきゃよ・・・。 思い出すだけで身震いしてくるぜ・・・」ザウバー 「まっ こういちが相手だと、それでもどうだったか・・・だな。」クラウス総帥 「たしかに。」ザウバー 「でよ、これからどうすんだ 組織をよ。 クラウス、総~帥。」クラウス総帥 「お前に言われると、妙にチャカされてる気がする・・・。 俺は、この立場を預かった時から組織の連中に飯を食わせていかなきゃなんねぇ と心に決めている。」ゾルダ 「まさにトップの意見だな。」ザウバー 「そいつはすげーや。がんばれよ。 ただし、Spec になったやつが己個人のゼニ稼ぎだけに力を使い出したら、こ のおれが絞めるぜ。 気に食わんからな。」クラウス総帥 「個人的に使い出したらな。 ふっ、その時は好きにしろ。 だが今回の戦いで組織の力を望む者、必要とする者がいることが分かった。用途は 判断するとしてゼニに変えて組織の連中にちゃんと飯を食わしていかなきゃと思った。 時に地球をも救う力にもなるならな。 用途、自分の首は絞めたくはねぇ。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「いい事言うアル。」ザウバー 「そりゃいいな。 おれ達の力が必要になったら言ってくれ。手伝えることがあ れば手伝う。 ただし、組織の一員はゴメンだぜ。」クラウス総帥 「あぁ、そんときゃ頼むぜ。 わぁってるって。」ザウバー 「さてっと、まずはニース博士に報告しねぇとな。 ゆうすけに怒られる。 その次どうするかは、その後決めるか。」ゾルダ 「あいよ。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「了解アル。」クラウス総帥 「そこには俺も付き合うか。」 ザウバーはゆうすけと目を合わせ 親指を上げて軽く挨拶、そして、ザウバー 「行くぜ。」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V スウランと並んで歩くゆうすけも軽く手を上げて応えていた。 チュウラン、スナーグ達の元に合流したゆうすけ、ゆうすけ 「スナーグ、もっと早く事情を説明してくれていれば、もっと楽に、そして最良 の展開を描けたのに。。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「悪いな。 なにせ身を伏せていたため、誰にも明かせぬ。 明かしても誰も理解できぬ。 無駄だと思っていた。 まさか、お前みたいなやつが居たとはな。。」[近衛軍長]チーラン 「ゆうすけは、特別中の特別。 そこいらにゴロゴロとは転がっていない。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「チーラン、勝手に転がすな!」ゆうすけ 「スナーグ、帝国の跡取りに口を出すつもりはないが、スナーグの直系のチュウ ランにも筋はあるってことだが・・・。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「そうだ。 だが孫では継ぐに世代が弱い。 それ以上に叔父であるこのわしがカルキの 息子『エル』を押す事で、両派が一つになり易い。」ゆうすけ 「確かにな。」[竹林総元帥]チュウラン 「うむ、わらわは大竹林寺をもっとしっかりと再建せねばならん。 それよりゆうすけ、この地球も、帝国の困りごとも一掃できると。」エルニーニャ 「そうだ、そう言ってたな。」ゆうすけ 「あぁ。 ちょいと軌道の計算とタイミングに難しさはあるけどな。 出来るぜ。 ミカールの力も必要だ。」 そこへ、ふわっと現れたミカール、イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「わしの居場所が無くてな・・・困っとったところだ。 なに、わしの力をと?」ゆうすけ 「そ。 あとはザウバー達、リツコさんも含めた全7人の力も。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「こういちは?」ゆうすけ 「今回は必要とする所が無い。」[近衛軍長]チーラン 「こういち、必要ない??」ゆうすけ 「壊すなら筆頭だったけどね。 スナーグ、一つ聞きたい事がある。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「なんだ?」ゆうすけ 「別次元を作り出し、攻撃していたな。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「それか。 ならゆうすけ、それは使えん、無理だと先に答えよう。 あれは、自分が移動するのに使う手段であり、モノの移動、ましてや質量が巨 大な物には使えん。 したがって、 それを使って木星付近を通過する C/2765-GX2300 彗星 の軌道を ワープさせる事は出来ぬ。」ゆうすけ 「そっか。出来るなら作戦の一つとして使っていたかも だもんな。」エルニーニャ 「で、どんな方法なんだ?」ゆうすけ 「そうだな、10年後までのお楽しみってのはどうだ?」ドス★ ポカ★ ドス★エルニーニャ 「てぇめぇ、教えろよ。」 小突く『エル』。[神霊巫女]利江 「そんな程度じゃ、教えてくれないわ! やるならこれよ!」 カァーーン★ ★o☆~゜(ゆうすけ用のフライパンで) 『ほげっ』~ こういちはタロと一緒に凍りついたカルキを見つめていた。 そこへ、和恵姉さん 「やったわね。」こういち 「あぁ。」和恵姉さん 「お疲れさん。」タロ 『Cuuu』和恵姉さん 「タロも、良くやったわ。 ( タロの頭をなでながら ) よく、四獣神の白虎に成れると分かったわね。」こういち 「最近、時折タロの[気]が異常に強くなる事があって。タロはそれを自分で押さ えていたんだ。」和恵姉さん 「そっか。 あの時・・・エルに剣を持たせてたわね。」こういち 「あぁ。」和恵姉さん 「自信、あったの?」こういち 「たぶん。」和恵姉さん 「多分? なのに掴ませてたんだ!」こういち 「シュナイケルが持った時、本人は何も変わっていなかったから。 だからエルもきっと同じだろうと。 なら対処出来ると思った。 実際にはやってみなきゃわからないけど。」 ポカっ和恵姉さん 「だろうの見込みでやっちゃダメ。 あんな危険な判断をするときは、ちゃんと見切ってからにしなさい。」こういち 「見切れてたもん・・・。」~ゆうすけ 「ぃつつつつ・・・・、利江ちゃん・・・、そりゃないよ~。」[神霊巫女]利江 「私も知りたいの。」 -つづく-第4-630話 永久の彼方に。。 -01 へ (カァーーン★ ★o☆~゜) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月14日
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. と、立ち上がっていたこういちが力無く突然倒れた。 彡ドサ[神霊巫女]利江 「こういち君!」 急いで駆け寄る利江、そして元の姿に戻っていたタロも。[近衛軍長]チーラン 「ふぅ、あれだけの[気]を使ってる。あそこまで持ったのが普通じゃないだろ。 まったく・・・」 本当は自分も駆け寄りたい気持ちを抑え、横目で見ただけで利江に任せた。[近衛軍長 補佐]スウラン 「あっ、スウラン あっち行く!」 突然向きを変え、歩を進めるゆうすけに向かって走り出した! 『ゆうすけ~♪』 一目散に駆け寄った利江、正座崩しで横に座り こういちの頭を膝に乗せる利江。 手で体をしっかりと抱きしめ、自分の顔をこういちの頬に擦り付けながら、[神霊巫女]利江 「お疲れ様、こういち君。。」 その時、 (∽ ~キュ~~ン~∽ ) 利江の首にぶら下げていたペンダントがこういちの体に触れた。 スナーグ達の所に、三姉妹の二人が到着する。 片膝をついて、[竹林総元帥]チュウラン 「改めまして、竹林寺 総元帥 チュウラン 申す。」[近衛軍長]チーラン 「同じく 近衛軍長 チーラン。 あれは[近衛軍長 補佐]で妹のスウラン。」エルニーニャ 「すまなかった、あの時は刃を向けて。」[竹林総元帥]チュウラン 「反論したのだから当然だ。」 ゆうすけに飛びついたスウラン。 『うぎゃっ』 彡ドテ 抱きかかえたが支えられず二人そのまま倒れ込む。 上から覆いかぶさるようになっていたスウラン、[近衛軍長 補佐]スウラン 「ゆうすけ、お疲れ。。♪」 ゆうすけの頭を両手で抱きしめた。ゆうすけ 「あ、あぁ。 スウランも、無事に良く戦い抜いたね。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「ゆうすけ、凄い。 [剣]ひも解く、大竹林寺守る、☆★王位三宝武装具★☆壊す、地球守った。 帝国の悪もやっつける。 ゆうすけ、偉い♪」ゆうすけ 「壊したり倒したのはこういちさ。」 腕を付いて体を起こしたスウラン、[近衛軍長 補佐]スウラン 「スウランの彼氏、自慢の彼氏あるよ。 スウラン、頑張ったゆうすけ 好き♪ なぁ、ゆうすけ、ご褒美。 結婚するある。。 ゆうすけ、スウランと結婚するある。。」 ゆうすけを見つめ、ちょっとほほを染めながら気持ちを伝えたスウラン、ゆうすけ 「と、唐突に! ( ちょっと驚くも ) ご褒美か。。 いい口実だ。 ( スウランを見つめ、笑顔で、 ) そ、そうだな。 おれもスウランが大好きだよ。 結婚かぁ、まだ早いけど、おれのお嫁さんになってくれるか?」 ゆうすけも顔を赤らめながら、応えた。[近衛軍長 補佐]スウラン 「うん、なる。ゆうすけのお嫁さんに。。 スウラン、 ゆうすけの親衛隊の、筆頭っ、お嫁さんになる~♪」 スウランは再びゆうすけを抱きしめた。 そして顔を離して自然にゆうすけの唇に、 自分の唇を重ね合わせたのであった。和恵姉さん 「あんにゃろぅ~、宇宙一を倒してやんの・・・。」リツコ 「丸で次元が別格・・・。」和恵姉さん 「私でも無理だったなぁ、あそこまでの相手には。」リツコ 「でも、姉さんが居てこそ あのこういち君ですから。。」 二人にこの男も近づき、西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「あの戦いぶり、私は終始鳥肌ものでしたよ。」和恵姉さん 「凌紀(りょうき)もお疲れ様。」リツコ 「見事な活躍ぶりでした。」西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「ぃゃお恥ずかしい・・・。 わたしなど、あのこういち君の戦いぶりを見せられて は、まだまだ修行の余地が有りすぎて・・・」 この男も、セルフィー 「そうだな。 一匹オオカミでは、情報量と行動に限りがある事に気付かされた し。」和恵姉さん 「ゴンちゃんも[剣]を狙ってたからね。」 ( 折れた[剣]の柄の部分をセルフィーに放り投げた和恵 )~ひょ~ぃセルフィー 「うるさいっ! そのゴンちゃんってのはやめろって言っただろ! パシっ ( 手にした[剣]の折れた部分を見つめながら ) [剣]は・・・、解釈が足りなかっただけだ・・・。」 VVV ズバっ☆ VVVシュナイケル 「だがよ、この[剣]、持ち主の人格をも抑え込み、[剣]自身がそいつを操ろ うとしやがった・・・。」ヒュルツ 「壊して正解であろう。 第二のカルキが現れないように。」和恵姉さん 「あら、第二のカルキ候補は、そこに居るんじゃなぁ~い? 『ボクちゃんがこの世を制服しちゃう』 とか、 『この世を我が物に 導けっ!』 なんて言ってたわよね。」シュナイケル 「だからいじめないでよ~、ボクちゃん謝ったのに・・・。」西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「謝って済むなら・・・」リツコ 「警察は要らないわ。」シュナイケル 「ゴメンなさい、ゴメンなさぁーい・・・」 地面に正座して、頭をこすり付ける位にペシャンコになりながら謝るシュナイケル。ヒュルツ 「おぉ、未来見でまたお前が同じこと言って、同じように謝る絵が見えてきたぞ♪」シュナイケル 「お前なぁ、勘弁しろよ・・・」 『あはははは』 バシバシバシ ガシっ カシっ サッ彡 ガシ! バシバシバシ ガシっ カシっ サッ彡 ガシ! 『こらぁー、逃げるな!』 『逃げてねーって! 避けてんだろが!』 バシバシバシ ガシっ サッ彡 ガシ! サッ彡 ズゴ ガシっ カシっ サッ彡 ズゴ![竹林総元帥]チュウラン 「あの二人はまだまだ元気がいいか。 で、どうされる。 カルキは亡骸となってしまったが・・・。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「亡骸でもやむを得ん。 カルキ側に付いている者達も、あきらめがつくだろう、 討ち果たされた姿を目にしたなら。」エルニーニャ 「私も自らの口から説明し説得します。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「うむ。」 -つづく-第4-629話 静寂と歓喜 -03 へ (わぁってるって) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月13日
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. 「 南流 奥義 刃空投剣 !! 」シュッパっ シュッパっ! 二筋の巨大な刃が、空中を舞う。 二筋がカルキを通過し、空の彼方に消えたころ、カルキの体が[X]状の筋に光った。 そして、上下左右にと徐々に分かれ、それぞれが落下していく。 地上では、片膝で両手を大きく広げ[気]を戻していたこういちの姿が。 その目の前に、\ /ドスン彡 \ /ドスン彡\ /ドスン彡 \ /ドスン彡 居合わせていた全員が瞬きもせず、誰も声を発しない・・・。 ・・・・・ ・・・・・ 『 ・・・・ 』 このメンツにしても、目の前の出来事が現実と認識できずにいた。 辺りは静寂したままだ。 『 ・・・・ 』 そんな中、しばらくして ゆっくりと立ち上がったこういち。 そして、 ( 後ろ向きのまま 少しだけ顔を振り、 )陳南家 南流伝承者 南 こういち 「スナーグ、 亡骸になっちまったが・・・。」 『 ・・・・ 』 『 ・・・・ 』 『 ・・・・ 』 未だ誰も現実として意識が帰ってこない。 喜びの歓喜すら湧き起こらない。 『 ・・・・ 』 『 ・・・・ 』 『 ・・・・ 』 そんな中、第一声を発したのはX クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あ、あぁ・・・。」ゾルダ 「こ、こういち・・・、す、すげっ」 現実と認識してきた者が、気遣った眼差しで『エル』と『ラニ』を見つめた。 [気]を戻した和恵が二人に近づいていく。和恵姉さん 「さっき、少し話をしたから・・・。」 『 ・・・・ 』 二人の前で立ち止まり、目線を合わせるかのように屈んで、和恵姉さん 「気持ちの整理、出来るかしら・・・。」 『エル』はゆっくりと和恵を見て、エルニーニャ 「あぁ・・・。 私なら・・・大丈夫。 だが『ラニ』は・・・。」ラニーニャ 「にいちゃん、あたいも・・・ 大丈夫だよ。 ただ、今はちょっと・・・ 時間が欲しいけど・・・。」ゆうすけ 「スナーグ、行って話ししてきた方がいいんじゃねぇか?」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「そうだな。」 スナーグも二人に向けて歩を進め出した。 『ラニ』は目に涙を留めながら『エル』を見つめていた。エルニーニャ 「『ラニ』・・・」 優しく、そっと抱きしめてあげた。 『エル』の胸の中で、大粒の涙が止めども無く溢れていく。 そんな二人の前で立ち止まったスナーグ、X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「『エル』、『ラニ』・・・。」エルニーニャ 「スナーグ・・・叔父さん・・・。 そんないきさつがあったなんて・・・知らなくて。 ゴメンよ、罪人扱いにして・・・」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「お父さん、カルキは残念だったが 心をしっかりと持つんだ。 わしの事はいい。」ラニーニャ 「スナーグおじさん、ラニは平気だよ。 悪いのは皇帝の方だもん・・・。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「分かってもらえるならそれでいい。 強い子に育ったな、『ラニ』。 そしてこれからは、二人が帝国を支えていかなくてはならない。」エルニーニャ 「えっ、スナーグ叔父さん・・・、 叔父さんが皇帝に戻ってもらわないと・・・。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「私はもういい。若い 新しい皇帝の元、二人にはこれからの帝国をしっかりと引率 して欲しい。 わしは、二分している派閥を統一する役目が残ってはいるがな。 その後はお前達が推し進めるんだ。 その役目、『エル』が筆頭だ。 『ラニ』は横から新しい皇帝を支えるんだよ。」ラニーニャ 「でも・・・ う、うん・・・。」 深くうなづいた『ラニ』。そして振り返り、ラニーニャ 「わかった・・・。 ( 涙を拭い去り、エルの元から離れ、 ) 用事を思い出した、ちょっと待ってて。」 シャっ彡 ズボーン! 『こぉらぁぁ! そこのお前っ! まだ勝負はついてないんだからねぇっ!』 Ryuichi に向かって一直線!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「おっ、おぃ・・・」和恵姉さん 「以前の誰かさんも、同じ事してたんじゃないのぉ~?」 『おぉぉぉらぁぁぁぁっ!』 ガシっ バシバシバシ ズコっ和恵姉さん 「気持ちのぶつけ処、発散に付き合ってあげなさい。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「うっ、 くっ・・・ ふっ! はっ!」ザウバー 「そう言やぁ Ryuichi もこういちにモヤモヤをぶつけてたな。」ゾルダ 「あったな。そんな事が。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「似た者同士、通じるところ あるアルよ。」クラウス総帥 「なんか言葉、難しくしてねぇか?」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「そんな事 ないアル。」ゾルダ 「慣れりゃどってことない。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「あんな戦い見せられたら、出番ねぇわな。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「出番どころか、一人の傍観者だ。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「無理もなかろう。我らとは次元が違いすぎる。 野望の誰かさんもな。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「おぃおぃ、もぅいじめないでよぉー。ぼくちゃん反省してんだからさぁ・・・」 ゆうすけも『エル』達の所に向かい始めた。 同様にチュウラン、チーラン、スウランも。 と、立ち上がっていたこういちが力無く突然倒れた。 彡ドサ[神霊巫女]利江 「こういち君!」 -つづく-第4-628話 静寂と歓喜 -02 へ (あっ、スウラン あっち行く!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月12日
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.X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「デス・サンダーボルトっ!」\ピカ!/ ズドォォォーン[神霊巫女]利江 「きゃっ」 天空で稲光の後、閃光に続いて低重波の物凄い破裂音! 天からの不規則な筋がこういち目掛けて落雷っ!<ξξシュルリンξξ こういちは稲妻をも弾きっ!≫≫★ズゴォンっ⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ≫≫『ぐほっ』 しっかりと重い拳が腹にメリ込むっ! カルキは尚も右手を天空に掲げたっ! 「デス・サンダーボルトっ!」\ピカ!/ ズドォォォーン こういちの頭上に落雷!<ξξシュルリンξξ 再び稲妻を弾きっ!≫≫ゴスンっ★⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ≫≫『ぐはっ』 重くてド凄い拳が再び炸裂っ! 「デス・サンダーボルトっ!」\ピカ!/ ズドォォォーン 三度こういちの頭上に落雷!<ξξシュルリンξξ≫≫ズゴンっ★⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ≫≫『ゲボっ』 地平線まで一気に走る衝撃の余波っ! 目ん玉が飛び出んばかりのカルキの苦痛の顔、 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ その場から移動を始めたカルキ、疾風の如く素早い動きでSの字を描きながらこうい ちを翻弄し、四方八方からの打撃を見舞うっ! だが、 ガシ☆ >ゴスンっ★ ガシ☆ >ゴスンっ★ ガシ☆ >ゴスゴスっ★ ガシ☆ >ズゴっ★>ズゴっ★ >ズババババババっ★ ガシ☆ >ゴスンっ★ ガシ☆ >ゴスゴスっ★ ガシ☆ >ズゴっ★>ズゴっ★ガツガツガツ★ >ズババババババっ★ ガシ☆ >ズっゴーーっ★ 打ち放たれる拳という拳を全て受け太刀し、拳をぶち込むこういち! カルキの頭が 右へ!左へ!後ろへ!上へ!と弾け飛ぶっ!X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「な、なんとっ!」 同様の攻撃でこういちと一線交えていたスナーグも、驚きを隠せなかった。 この男も・・・。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あ、あのやろぉぉ、ふざけろ!」 そのこういち、 急に攻撃を止め、両腕を体の前でクロスさせ、気を貯め始めた。。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「くっ、 みんなっ、伏せてっ! 」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ そして不思議な移動をするカルキの、尚も連続で打ち放つ拳に向け体を乗り出し、 ★ゴン ★ゴス ★ボコ いくつか拳を食らうもモノともせずそのまま、 『終わりだ、カルキ。 南流 衝撃波っ! 』ズっ ボーーーーーーーン≡≡≡≡≡≡≫≫≫≫ \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン \|/ズボォーーン カルキの拳の出現するいたる個所から破裂波が噴き出すっ! 続いて、カルキの片腕と片足のひざ下が引きちぎれ吹き飛び、放り出されたっ! スルスルζζζ|||X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「 ぐわぁぁぁーーーーっ! 」 体が一つに戻り、力なく空中に吹き飛ぶカルキ! そしてこういちが叫んだっ!陳南家 南流伝承者 南 こういち 「 タロっ! 」 ( カルキを指差して ) 呼ばれて素早く立ち上がるタロ、そして力強くカルキに向かって吠えたっ!タロ 『 GAOOOOOっ! 』 当然、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ 一瞬にして氷に包まれたカルキ、そのまま放物線落下を始めた。 全員がその姿を見つめる中、 「 南流 奥義 刃空投剣 !! 」シュッパっ シュッパっ! 二筋の巨大な刃が、空中を舞う。 -つづく-第4-627話 静寂と歓喜 へ (こぉらぁぁ! そこのお前っ!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月10日
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.X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「んっ !? 」 倒れているカルキの視界には、なんとなく見覚えのあるモノが上下二つに分かれ、 自分の元から離れていく・・・。 一つは地面に突き刺さり、もう一つは地面を這うようにして止まったX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うっ ま、まさか !! 」 うつ伏せで驚く顔のまま、自分の左手の握る拳を見つめた・・・。 そこには、無残にも[盾]と拳をつなぐ一文字に残る柄の部分だけの姿であった。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「 [[ 悪鬼完防の盾 ]] が・・・ 」 ボー然としたまま動けず、言葉も出ない。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「もう使い物にならない。 容赦しないのは、こっちのセリフだ。」~ゆうすけ 「ほ、本当にやったんだな・・・、あの[盾]を。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「なんて事だ! し、信じられん!」ゆうすけ 「あの[盾]は、前面から来る攻撃に対してカウンターで跳ね返す攻撃をする代物。 見たんだよ、おれは・・・。 シュナイケルが [[ 蛮族震撼の剣 ]] を呼び起し、それをこういちが対処し た時の事。 その時、『エル』が[盾]を手にしていたんだ・・・。_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「た、対処・・・、しちまったのか・・・?」 ( 恐怖する間もなく唖然としている )イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「こういちが・・・。」 ( 自分の目を疑っている )陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こういち。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「青マント、介抱してやってくれ。」 と、シュナイケルを掴んで、ヒュルツに向かって放り投げた。 ドサ彡陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「あ、ぃゃ、もぅヒュルツを名乗っている( が・・・。 )」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あぁ、わり、おいらの相手が現れたらしい。」 その時、 [盾]を持つ左手、[盾]の裏側から炎が見え、そこを起点に次第に体を覆う氷が解 けていく『エル』。 体を包む氷が完全に溶けるころ ゆっくりと体を起こし始めた。エルニーニャ 「く、くそぉ、こんな事が・・・。」 この時、ゆうすけの目線は『エル』が炎を出す手首に注目していた。ゆうすけ ( ふぅ~ん。 こういち、あの[盾]は裏側からだと炎が当たってもカウンターは喰らわない みたいだぜ。 )_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ あの時、『エル』が凍りついた体を炎で溶かし始めたんだ。 それまでは[鎧]の性で物理攻撃以外の自らの放射攻撃は、[鎧]に防がれて 発射できずにいた。それはこういちもすぐに見抜いていたが、そう[盾]、こ いつは前方からの攻撃は跳ね返すのに、裏側から『エル』が放射した炎には反 応していない事に気付いたのさ。 [鎧]から出ていた指先の部分で火炎を出せた訳だが、それを跳ね返さないっ てことは そこに弱点、付け入る隙があったって事。 それをこういちには伝えておいたから・・・。 実行出来てしまうところがやっぱあいつはスゲー。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「そんな短時間で、あの ☆★王位三宝武装具★☆ の欠点を見抜くお前も凄い。 我らの代々の家宝であり、伝説の武装具。わしら一族が全宇宙を統一出来た 立役者でもある。それを・・・。 信じられん・・・。」[竹林総元帥]チュウラン 「こういちとゆうすけ、本気の二人なら・・・、やってのけてしまうのだ・・・。 不可能と思える事も・・・。」~X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「小僧・・・何故だ・・・、何故こうも悉く排除し突き進むことが出来る・・・。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前が間違っているからだ。 その座を自分の欲望で奪い、苦しむ人を作る。 困ると言っても無理難題を押し付ける、スナーグやここのように。 それがなけりゃ[剣]も[鎧]も[盾]も、 こんな姿にはならなかったという事さ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「違う! そうじゃない。 そんな我らの行動にも ☆★王位三宝武装具★☆ の前には誰 もが力及ばずひれ伏した。ねじ伏せる事が出来た。 だが小僧、貴様はどうだ・・・。 一つ一つが強大な力を秘めておるにも関わらず、全てを破壊し何事も無かった ように平然とそこに立っておる・・・。 それをやってしまう貴様にだ。 小僧・・・貴様、何者だっ!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「貴様でも、小僧でもない。 さっきから言ってるよ。 おいらこういち。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「名前じゃないっ、貴様の素性だっ! このわしを、このわしを相手にしてまでもここまでの戦いぶり・・・」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「知らないね。 素性なんて・・・・。 おいらは じっちゃん、ばっちゃんの孫で、 とぉちゃん、かぁちゃんの息子だ。 他になんもない。」ゆうすけ (そりゃそうだ。。)X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふざけた事を・・・。 全宇宙に君臨するこのわしに、逆らい たて突く貴様! ゆるさんっ! 」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おいらこういち、陳南家 南流伝承者 南 こういち だ! この地球(ほし)は、 おいらが守る! 」ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーーン/// ┛┛┛ 再びこういちから吹き出した物凄い[気]が、辺りの土砂を舞い上げ、火山でも噴火 したような土埃を巻き起こしたっ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「くぅ・・・ ごたく抜きで貴様を倒してくれるわっ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V こういちの横に突然現れ、強烈な蹴りが飛ぶっ! ガシっ☆ 飛ばされる事無くガッチリと受けたこういち、カルキはすかさず、 右手をこういちに向け、デス・ファイヤーをぶっ放すっ!ズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>><ξξシュルリンξξ こういちは炎を弾き、ものともせずジェット噴射の炎の中からっ!≫≫★ズゴォンっ>⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ド凄い拳の一撃っ! ≫≫ 『ぐわっ』 大地を引きずりながらも倒れることなく堪え、右手を天空に掲げたっ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「デス・サンダーボルトっ!」\ピカ!/ ズドォォォーン[神霊巫女]利江 「きゃっ」 -つづく-第4-626話 陳南家 南流伝承者 南こういち -04 へ (。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月09日
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.===★ズボン> ===★ズボン> ===★ズボン> @@@ 彡ゴロゴロ 平地に転げた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「く、くぅ・・・ おのれっ! この・・・ !! 」 立ち上がり、怒りを露わにし、振り向いた瞬間っ!≫≫≫ズっ ボォっ★ 『 ごほっ・・・ 』 溝打ちにこういちの重いド凄い拳がメリ込んでいたっ! さらに、顎への突き上げるような蹴りっ! シュっ 『くっ』 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ かろうじて回避したカルキ、 しかし、 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> その動きを待ってたかのように、 移動中の残像に手を突っ込んで、空撃波を見舞った! \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン \|/ズボーン なんと、移動するカルキのいたるところで炸裂する空撃波っ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぉぉぉぉ!」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「何がどうなっていやがる・・・」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あのやろう、移動のトリックを、み、見抜いていやがった!」 ζζζ スルスルスルζζζ||| 動きが止まったカルキ、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ごほっ な、なんと・・・ !! 」≫≫ズボっ★ 右拳をカルキの顔面に叩き込んだこういちっ! 容赦無い攻撃だっ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うおぉぉぉ・・・」 ガクンと顔が横に傾き、反対側から衝撃の余波が付き抜ける! そこへ!≫≡≡≫≫ ズっ ゴォーーーンっ★ 速すぎるこういち、足の軌道が全く見えないカウンターになるような強烈な横蹴りが 炸裂っ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ 衝撃の余波を伴い、ふっ飛ぶカルキ!≫≡≡≫≫ ズゴォーーーン ≡≡≫≫≫ 彡彡彡ドドドドドド ドサン彡 ドサドサ彡 地面がトンネル掘削機が通ったように、円筒形の溝を作りながら飛ばされ、両手を付 いて地面に這いつくばる姿勢で止まったカルキ。 この光景に、スナーグすら言葉を失っていた。 地面に這う腕。その指先がピクピクと動き、腕を曲げ、ゆっくり、ゆっくりと体を起 こすカルキ。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ここまで・・・、この姿となったわしをここまで追い詰めるだと・・・」 片手を地面につけた片膝姿勢になり、こういちを睨みながらつぶやいた。 こういちはすっと立ったまま、拳を握り、半身の姿勢でカルキを睨んでいる。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「本気と言った。 容赦しない。 だが、スナーグに免じて最後のチャンスをくれてやる。 おとなしくスナーグに投降し、お前の罪を償え。」 ふと斜め横、少し距離のある先の地面を見たカルキ、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「き、貴様の・・・、指図は受けぬ・・・」 ゆっくりと両足で立ち上がった。そして少し距離のある先に落ちていた ☆★王位三 宝武装具★☆ の最後の一つ、 [[ 悪鬼完防の盾 ]] を見つめ、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「まだ天はわしに味方しておるようだ。 そんなたわけた話、わしが取る行動である訳無かろう! わしは、 全宇宙の覇者である皇帝、カルキであるっ! 『装着っ!』 」 カシャΣ 大地に置き去りになっていた [[ 悪鬼完防の盾 ]] が、主の言葉に反応し、 瞬時にカルキの左手に移動し装着された。 左手でしっかりと握りしめたカルキ。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「 ま、まずい・・・・ 」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「スナーグ、悪い。 お前の前に、生かして差し出すことが出来なくなる。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「 ・・・・? 」 言葉の意味を理解出来ていないスナーグ。 スナーグだけではない。他の者も、今目の前で起きた事、カルキが[盾]を手にしこれから 起きるであろう事、目で見てる事と耳で聞く事柄で頭の中が混乱し、丸で脳が付いて来てお らず、ただただボー然と見守るだけであった。 だが、この人は、陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こういち・・・、あなた、とうとうそこまで力を引き出す事が出来る様になったの ね・・・。 さすが 陳南家 南流正規伝承者 だわ。 今の私でも、そして Ryuichi でも、ここまでの戦いは出来ない・・・。 助太刀すら余地が無い程・・・。 大したものだわ。」 いつに無く、瞳が潤わんばかりの眼差しでこういちを見つめていた。 少しよろめきながら、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「小僧、もう容赦せぬ。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「小僧じゃない。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なんでもいい、覚悟しろぉっ!」 彡サッ 動いたこういち! カルキは [[ 悪鬼完防の盾 ]] を前に向けた。 その途端、既にこういちが 突き出された [[ 悪鬼完防の盾 ]] を踏み台に頭上に飛び上がり、拳をカル キの脳天に叩き込んだ!トン彡 ズガっ★ 続けて体をひねっての後頭部に重い横蹴り!≫≫ズゴっ★ カルキの動きは、丸でこういちに付いて行けておらず、⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ 地面に付きぬけた衝撃の余波が粉じんを巻き上げ、地面と水平に進みだし、もう一つ の余波と共に、カルキの体がふっ飛ぶっ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぉぉ」 トン彡 彡===サッ 体を投げ出すように宙を舞うカルキ、それを追うこういちはなんとカルキに追いつ き、左手に掴まれ無造作に浮遊する [[ 悪鬼完防の盾 ]] の所で、カルキ の顎に足を付けて踏ん張り、左肩から腕に掛けて左右の手套を平行に振り抜いたっ! トン彡 スパっ スパっ スタ彡 ドサン彡 ドサン彡 再び地面に転げたカルキ。 なんとその横で倒れた振動と共に、 //ザクっ ドサン@ ザザザ@・・・X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「んっ !? 」 倒れているカルキの視界には、なんとなく見覚えのあるモノが上下二つに分かれ、 自分の元から離れていく・・・。 一つは地面に突き刺さり、もう一つは地面を這うようにして止まった。 -つづく-第4-625話 陳南家 南流伝承者 南こういち -03 へ (おいらこういち、陳南家 南流伝承者 南 こういち だ!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月08日
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. シューー =========≫ >>ズゴっ★X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぐっ!」 V ズバっ☆ V 突然の下から掴む肘への強烈な蹴りで一瞬、腕が弾かれ握力が緩んだ。 その隙に利江と共に瞬間移動した 陽江(ようこう)。 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「大丈夫か、利江。」[神霊巫女]利江 「ありがとうございます。 大丈夫です。」 スタ彡 着地したこういち。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「てめぇ・・・、おいらの守る者、 触れちゃならねぇ敷地に踏み込みやがって・・・」 物凄い目つきで睨み付けるこういち。 『うっ』 『何っ』 『えっ』 『こ、こういちっ』 場に居合わせた全員が、こういちの放ついつもと異なる異様な[気]を感じた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふん、ルールなんかある物か。これは戦いだ、こだわってる生ぬるさ、お主らに 勝機はないわ。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「カルキ、貴様は許さねぇ! お前は絶対に許さねぇ! 貴様がさせたんだ おいらを本気にっ! 」 ここまでの怒りを今まで見せたことがないっ! するとっ!ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ こういちから吹き出した誰もが体感した事が無い物凄い[気]が、辺りの土、砂を 舞い上げ、火山でも噴火したような土埃を巻き起こしたっ! なんと、和恵と利江付近以外は移動を余儀なくされた! 中には飛ばされる者もっ! シャっ彡 ズボーン! シャっ彡 ズボーン! 転げていたザウバー、ゾルダ、クラウス、Ryuichi、空気の塊では移動困難な状況の セルフィーらはその場から次々と飛ばされたっ! 飛び上がりジェット噴射で回避を 試みた 西艶 凌紀(さいえん りょうき)そして『エル』と『ラニ』らでも間に合わ ず爆風に飲み込まれた! それ以外の者たちは、 『うっそ!』 『なんと!』 『やべーっっ!』 『くっ』 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V VVV ズバっ☆ VVV V ズバっ☆ V 片腕で顔を覆い、前傾姿勢の和恵、 チーランとスウラン、スナーグを一緒に移動させたチュウラン、 ゆうすけと一緒に移動したリツコ。 皆その後の言葉が出ない! そんな中、X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あ、有りえん・・・、 なんという巨大な[気]だ・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「な、なんだとぉぉぉ!」 ドサン彡 ゴロゴロ・・・ スタ彡 ザザ彡クラウス総帥 「うぬぅぅぅ・・・。」 ( 地面に叩きつけられるクラウス )陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あのやろぉぉ・・・」 ( 回転しながら着地 )陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「ふざけやがって・・・ ( 片手、片膝を地面に付いて引きずりながら停止 ) ドサ彡 ザザ彡 ドサ彡 空中制御できず、陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「ぬうっ・・・ さ、更なる上の域を・・・」 ( 転げて止まった )エルニーニャ 「くそっ こんなヤツ見たこと無い・・・」 ( 転げて止まった )ラニーニャ 「もぅ、なんなのあれ!」 ( 転げて止まった )陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こ、ここまでなんて・・・」ザウバー 「こういちの・・・、これがこういちの本気・・・」 和恵すら予想だにしていなかったこのこういちの[気]。 そのこういち、目元に優しさは微塵にも残しておらず険しい表情だ。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「カルキ、お試しは終わりだ。 このおいらが、 本気でお前を倒す! 」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「生意気な! 全宇宙の覇者、この皇帝カルキを倒すだと・・・? たわけた事(を)・・・」 彡サッ≫≫ドスっ★X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぐ・・・」 突然顔が真っ赤になり、力むカルキ。⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ 背中から、衝撃の巨波が突き抜けていく・・・。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くぅ・・・・、この状況であんなのをブチ込みやがった・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「み、見えぬ・・・ だと・・・ こ、 こしゃくなぁぁぁぁっ! 」 腹に打ち込んでいたこういちに、右の拳を振り抜いたっ!☆ガシっ ≫≫ズゴっ★ ≫≫ズゴっ★ が こういちは左腕で受け 再び右拳を今度はカルキの脇腹、左を下からアゴにと 連打で叩き込んだっ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ぐぅっ ぐがっ」 衝撃の余波が突き抜けた! たまらず次の瞬間! 右手をこういちに向け、ジェット噴射のような猛烈な火柱をぶっ放したっ!ズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>><ξξシュルリンξξ その炎を弾き、その放射されたジェット噴射の炎中からっ!≫ズっ ===≫≫ゴォーーーーーンっ★≫⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ≫≫=====『うぉぉ』 こういちの後ろ回し蹴りを食らってふっ飛んだカルキっ! 地形の山を3っ突き抜け、===★ズボン> ===★ズボン> ===★ズボン> 平地に転げた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「く、くぅ・・・ おのれっ! この・・・ !! 」 -つづく-第4-624話 陳南家 南流伝承者 南こういち -02 へ (何がどうなっていやがる・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月07日
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.\ピカ!/ ズドォォォーン 天空で稲光の後、閃光に続いて低重波の物凄い破裂音! カルキ目掛けて、一瞬で落雷っ!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「シビレさせるなら、濡らした方がよかろう。」 両腕を胸の前でクロスさせ、そのまま頭上に掲げ片腕だけを頭の上で回した後、後方 から前へ振り下ろしたっ! 『フンっ!』\ザッバァーーーン/ 海面が盛り上がり、大量の海水が空中に浮遊し、カルキの上空に。さらに、 『 遠隔 スクリューっ! 』 ∞∞∞ザァーーー∞∞∞ ピシっ============>>> 人差し指をカルキに襲い掛かる巨大な水壁、次第に大きな渦を巻き、もの凄い勢いと 水圧でカルキにブチ当たったっ! \\どわぁぁぁぁぁん// 勢いよく弾ける水しぶき! そこへ 『 ブレイクサンダーーっ! 』\ピカ!/ ズドォォォーン 閃光に続いて低重波の物凄い破裂音! 再びカルキ目掛けて、一瞬で落雷っ! 脳天から突き刺さった! しかし、何事も無かったように仁王立ちのカルキ。 ギロっと二人を睨み、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「効かぬわ。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なんとういうヤツ・・・。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「手ごたえねぇのかよ・・・」 落胆的表情の二人・・・。[近衛軍長 補佐]スウラン 「くぅ・・・」 ( 戦況を噛み締めるスウラン ) と、再びこういちが、 彡サッ スパンっ★ がガガガシガシがガガガシっ★ サッ☆ ドドドドドスっ ガシガシっ★ サッ☆ バシバババババババババババシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ズボボボボボボボボボボボボ ガシっ★ バシバババシバシババババババババババシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ ズボボボボボ ガシガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガガガガガガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガガガガガガガガシガシっ★ ズボボボボボボボ サッ☆ ガシガガガガガがガガガがガガシっ★ サッ☆ バババババババババババババシバシバシバババババシっ★ ズボボボボボボボボボボボボ ガツがツガツ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バババババババババババババシバシバシババババババシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ バシバシドドドドドス バシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガガガガガガガガガガガツガツ★ ガシガシガシっ★ ズボボボボボボボ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガガガガガガガガガシガシっ★ サッ☆ ガガガガガガガガシガシっ★ サッ☆ ズボボボボボボボボボボボボボボ バシバシバシバシっ★ ガツガツズゴ ズボボボボボ ガツ★ サッ☆ 再び猛烈な拳と蹴りを繰り出すこういち!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あいつ、連打なんか噛ましやがって・・・」 だが、 ズボっ >>★ズゴォォーーーンっ ズボっ >>★ズゴォォーーーンっ ズボっ >>★ズゴォォーーーンっ 受け切れずに、何度もブチ込まれ飛ばされるこういち。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「無駄だと言ったはずだ・・・。」[近衛軍長]チーラン 「こういち、無駄違う!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふん、何度やっても同じだ、こそばゆいわい。 なれば、」 そう言うと、 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 突然移動したカルキ! その脇には・・・。 『きゃっ』[近衛軍長 補佐]スウラン 「利江っ!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「くそっ」 と利江を連れて移動しようとしたが、 『くぅっ・・・』X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「わっはっはっ。[神霊巫女]かぁ。」 [探神霊石]を守る球体のバリヤごと鷲掴みにしており、体の前に持ち上げた!タロ 『 GAOOOOっ! 』陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「利江ちゃん!」リツコ 「利江ちゃんが!」[竹林総元帥]チュウラン 「くっ・・・」[近衛軍長]チーラン 「あのやろぉーー!」タロ 『 GAOOOOOっ! 』 横でお尻を上げて飛びかかろうとしていたタロに向け、 ズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> タロはその場から吹き飛ばされた![神霊巫女]利江 「タロちゃん!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「なにするか!」 うつ伏せ姿で着地し、体から煙が立ち込めているタロ、 西艶 凌紀(さいえん りょうき)が片手を天にかざしてタロにシャワーを提供する。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「これでは貴様らは手も足も出せんであろう。 握りつぶしてくれるわ。小僧、守れぬで残念だったな。」 V ズバっ☆ V 陽江(ようこう)が利江の球体バリヤの上に現れて、一緒に回避しようとしたが、峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「んっ! い、移動出来ない・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「無駄だ。わしの握力の方が強い。」 その時! シューー =========≫ >>ズゴっ★X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぐっ!」 V ズバっ☆ V -つづく-第4-623話 陳南家 南流伝承者 南こういち -01 へ (触れちゃならねぇ敷地に踏み込みやがって・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月06日
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.X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あいつの実力は、宇宙一と言ってもいいのだぞ。」[竹林総元帥]チュウラン 「ならそれに勝てば、こういちが宇宙一だ!」エルニーニャ 「皇帝が、本気に!」リツコ 「そうね・・・、勝てばだけど・・・。」[近衛軍長]チーラン 「こういちは勝つ!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「いっけぇぇ こういちーーっ!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「小僧~、もぅ容赦せぬっ! 貴様の息の根を止めてくれるわぁっっ!」 そう叫んだカルキ! すると次の瞬間、一同の目に悲壮的光景が飛び込んで来た! 『うぉぉぉっ』 スゴっ★ ガシ 一瞬でこういちの元へ移動し、強烈な拳を繰り出したカルキ! それを受け流したこ ういち、 ズボっ★ ズゴォォーーーンっ★===> そのままカルキの脇腹に一撃を喰らわすが、カルキはモノともせず、こういちを蹴り 飛ばしたのだった! ==>\ /ズコっ ===ズボン>\ / その勢いは、一山を突き抜け、次の山で突き刺さって止まった。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なんだとっ!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「うそっ!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「うっ、なんていう速さアル!」クラウス総帥 「こういちの拳がまるで効いてない!」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「それにこういち君が避けられずにまともに食らってしまうとは・・・」ゆうすけ 「くっ・・・」[神霊巫女]利江 「こういち君!」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「この地球(ほし)より強い引力の惑星はいくつもある。 その中でも活動が出来る様にと身に着けたこの力。 見た目のガタイでは想像出 来ない程の速度も兼ね備えている・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「小僧に飛び道具が通用しないのであれば、力技で押し切るまでだ。」 『小僧じゃない。』 飛ばされた軌道を使い、逆向きからカルキに突進、 シュパっ=======彡彡彡 そして! スパンっ★ ガガガガシガシガガガシっ★ サッ☆ ドドドドドスっ ガシガシっ★ サッ☆ バシバババババババババババシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ズボボボボボボボボボボボボ ガシっ★ バババシバシババババババババババシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ ズボボボボボ ガシガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガガガガガガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガガガガガガガシガシっ★ ズボボボボホボボ サッ☆ ガシガガガガガガガガガガガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ズボボボボボボボボボボボボ ガツガツガツ★ サッ☆ スパンっ★ ズドドドドドドドドドドドドドドドドガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バババババババババババババシバシバシバババババシっ★ ガツガツガガガガガツ★ サッ☆ ガシっ★ バシバシドドドドドス バシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガガガガガガガガガガガツ★ ガシガシガシっ★ ズボボボボボボボ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガガガガガガガガガシガシっ★ サッ☆ ガガガガガガガガシガシっ★ ドスっ サッ☆ ズボボボボボボボボボボボボボボ バシバシバシバシっ★ ガツガツ ズゴ ズボボボボボ ガツ★ サッ☆ 猛烈な拳と蹴りを繰り出すこういち! にも関わらず、 ズボっ >>★ズゴォォーーーンっ 一振りでこういちを弾き飛ばしたカルキ!ゾルダ 「おぃ、通じねぇぞ・・・」[近衛軍長]チーラン 「くっそぉ・・・」ザウバー 「黙って見てられるかっ!」ゾルダ 「右に同じくっ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ Vクラウス総帥 「好きだな、あいつら・・・」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V ズゴっ★ ガシっ★ 強烈な飛び蹴りを見舞う二人、だが、 ズボっ ズボっ >>★ズゴっ>>★ズゴォォーーーンっ 再び一振りで二人を弾き飛ばすカルキ! 『ぬおぉぉ』 『ぐわぁっ』 ドサ彡 ドササ彡 無残にも力なく地べたに転げるはめに。這いつくばった姿勢のまま、ザウバー 「げほっ、なんて速さだ・・・」ゾルダ 「み、右腕が逝っちまったみてぇだ・・・」 寝転がりながら、左手で右腕を抑えるゾルダ。ザウバー 「こういちは何発もかっ食らってんぞ・・・」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 オレ様がやってやるっ! 彡サッ ★==ボコーーン 飛び込んでいった Ryuichi、だが避けることも出来ない速度で殴られふっ飛ばされた! 『ぐわっ』陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こっちにもいるわよっ!」 和恵も後ろからジャンピングからの強烈な横蹴り! ★ズゴっ ★==ボコーーン クリーンヒットするも、振り向いたカルキの肘で飛ばされた! 『くうっ』 彡ザザザザー彡彡彡 彡ザザザザー彡彡彡 後ろ向きのまま両足と片手で地面を引きずって停止した二人。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くっそぉ、まるで見えねぇ・・・」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「入れられても一発だけ。連打は無理か・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「退いてろ。 打撃でダメなら! 食らえ! ブレイクサンダーーっ! 」 腕を勢いよく振り降ろしたセルフィー! するとっ!\ピカ!/ ズドォォォーン 天空で稲光の後、閃光に続いて低重波の物凄い破裂音! カルキ目掛けて、一瞬で落雷っ! -つづく-第4-622話 激突! カルキ vs こういち -04 へ (こそばゆいわい。 なれば、) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月05日
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.X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「またか・・・。 スラッシュ・デス・カットさえ許さぬとは・・・。」 上下の密集した土砂は粉々に吹き飛び、跡形もなくなっていた。 だが、こういちを取り巻くバリヤだけが姿を残し、こういちの[気]で空中で浮遊 していた。ヒュン ヒュン ヒュン ゆっくりと地面に降り立つこういち。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「学習しねぇやつだ。 あんた達の飛び道具は、おいらには通用しない!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こ、小僧・・・。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「小僧じゃない。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「旧式単体風持ちがぁ!」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ 再びカルキが出た!陳南家 南流伝承者 南 こういち 「次は手抜き無しで行くよ。」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「何が手抜き無しだぁ! 食らえぇぇっ!」 シュッ シュシュっ ビュっ シュバっ シュッ ビュっ シュシュっ ビュっ シュっ シュシュっ 何人もの手が繰り出したように見える攻撃! それを、 シュッ パシっ ズゴッ★ ==ズガっ★ カルキの右拳を右手の平で止め、左ひじのエルボーを脇腹に! その回転力のまま、一瞬で右ひじを真後ろのカルキのどてっ腹に深くえぐるようにぶ ち込む! 『ごほっ』 尚も拳を打ち続けるカルキに、しゃがむ様に避け、片手を地面に付けてからの顎へ の足蹴り! シュバっ タンッ ==ズボっ★ 更に、 シュッ シュシュっ パシッ☆ ==ズガっ★ シュバっ ガシッ☆ ==ズボっ★ カルキの繰り出す拳をいくつか避けた後、次に繰り出された拳を受け流さずに左手で 掴み、右の拳をカルキの顔面に叩き込んだこういちっ! さらに繰り出された蹴りも右手で掴んで離さずに、左手で太もも裏側に一撃! 顔面側から、そして太ももを突き抜けた衝撃の余波が、後ろの空気を震わせ地面とそ して攻撃が現れる異空間の窓と内部が猛烈に振動し、余波が大地を次々と広がり進ん でいく!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ぬぉっ!」 ζζζスルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| 動きが止まったカルキ。 だが、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こしゃくなぁぁっ!」 左手を伸ばし手首を立て、体を横にして右手を後方に肘を曲げ上方にかざしたカルキ! 目の前のこういちに向かい、次の瞬間! ジェット噴射のような、猛烈な火柱をこういちに見舞ったっ!ズッボーーーーン≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>>陳南家 南流伝承者 南 こういち 「さっき言ったの、まだ学習してないのか?」 猛烈な火柱の中、<ξξシュルリンξξ こういちの周りには見えない防御壁が囲い、カルキのデスファイヤーを見事なまでに 跳ね除けていた! 更にっ! 火柱を跳ね除け押し除け、カルキに軌道が見えない強烈な横蹴りだっ! 彡=====>ズゴっ★⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ カルキの背中から、一瞬で衝撃の余波が大地を走り抜けたっ! そしてカルキが吹っ飛んだっ! 『うぉぉーーー』 ドスン彡 彡彡彡彡ザザザザ・・・ 大地を転げ、引きずりながら止まった・・・。 蹴り抜いた姿勢を戻し、キツい目で睨み付けているこういち。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「く、くぅぅ・・・ わしが、わしがここまで蹴り込まれて飛ばされるなど、若かりし時代以来だ・・・。 小僧ぉぉ・・・、このわしを本気で怒らせたなぁぁ! 」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「うぬっ」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「 ぬうぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 」 こういちの目付きが一段とキツくなる。 『 ぬうぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 天に向かって強烈な唸り声を発したカルキ、体の回りからオーラを発し、体の輪郭 がゆがんでいく程にっ!陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「ま、またっ!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くぅっ・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なんだ、このムカくそ悪い空気感は・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「うぬぅぅ・・・」ゾルダ 「なんか気持ち悪りぃなぁ・・・」 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 次第にカルキの体が筋肉モリモリになるのと同時に体付きが2回り程大きくなって いくっ! 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 ボッX クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あぁなると、もうヤツを止める事が出来ぬ。」[近衛軍長]チーラン 「けど、相手する こういちだ。」 ついには、黄龍道、『エル』にも見受けた体付きと体型。 それは黄金の身体、筋肉隆々の肉体。更に輝きを増し、身体の輪郭の二周り大きく身 にまとった炎オーラ。 体から吹き出し、外周は金色にメラメラと輝き放っていた。 その中から、瞳の無い二つの吊り上がった目だけがブラックホールの如く黒く、鋭く こういちを見据えていた。[近衛軍長 補佐]スウラン 「おじい様、見てるあるよろし。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あいつの実力は、宇宙一と言ってもいいのだぞ。」[竹林総元帥]チュウラン 「ならそれに勝てば、こういちが宇宙一だ!」 -つづく-第4-621話 激突! カルキ vs こういち -03 へ (小僧じゃない) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月03日
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. スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ カルキが動いたっ! こういちの周りを波がうねうねとうねるような動きで包囲したカルキ、そして、 突然現れる拳、蹴り! 四方八方から次々とこういちを襲ったっ! シュッ シュシュっ ビュっ シュバっ シュッ ビュっ シュシュっ ビュっ シュっ シュシュっ それを1っ1っ しっかりと見極め、丁寧に交わすこういち! サッ彡 ササッ☆ サッ彡 サッ☆ サッ彡 サっ サッ彡サッ彡っ サッ彡 サッ ササッ彡っ陳南家 南流伝承者 南 こういち 「守れぬ時。 それが起きなきゃ・・・いいだけだっ!」 ズガっ★ 『うっ!』ゆうすけ 「起きなきゃ、それはただの『机上の空論だ』って言えよ。」 ζζζスルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| 打撃を食らい動きを止めたカルキ。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「驚く事じゃない。 一度体験してるからね。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こ、小僧・・・。」~ ~ ~クラウス総帥 「ん・・・?」 スポーツ刈りヘアーが、まるでパンチパーマのようにクルクル巻き姿に。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「立場を考えなさい! あのカルキは私達が倒す。 その後、帝国を引率するのはあなたでしょ! 私の後輩で友人のチュウランの親戚らしいから、このまま黙って見守るなら あなたにも、あの『ラニ』って妹さんにも手を出さないわ。 ゆうすけの話を聞いてくれるという条件付きでね。」エルニーニャ 「今は戦いの場だ! 私だけ助かろうなどと、甘い考えは無い!」 『エル』の前まで進み、歩を止めた和恵。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「もう一度言うわ。 あなたは戦士じゃないの! 頭を失った帝国の人々が、好き放題に動き出すのをしっかりとまとめなければ いけない立場なのよ、あなたは!」エルニーニャ 「皇帝はやられんっ! 葬られるのは、お前達の方だっ!」 『エル』は手を伸ばし、指を和恵に向けて! ピシューーーーーー========> が、<ξξシュルリンξξ キーーン 手のひらを前に伸ばしていた和恵、 突然現れたバリヤにビームが上空に弾かれたの であった。 『くっ・・・』陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「無駄よ。 見ての通りあなた達の武器は、私には通用しない。 私たちはこの地球(ほし)を守りたいだけ。 こちらからあなた達に攻め入る事はしないわ。 だから、こちらにも干渉しないで頂戴。」 『エル』は両ひざから崩れ地面に付き、片手で体を支えた姿勢で、エルニーニャ 「しかし木星を退かさなければ、今度は我々の生活に支障が出るんだ! 民衆を守りたい、その気持ちは我らも同じ。 木星を退かすと太陽系の惑星間の引力のバランスが崩れ、太陽系は崩壊。 どの道お前らの歴史はそれで終わるんだ。」 V ズバっ☆ V 突然現れたリツコ、一緒に連れられてきたのが、ゆうすけ 「エル、木星を潰せばそうなる。 だがこの太陽系を救い、そしてお前達の願いも叶える方法をおれは知っている。」エルニーニャ 「なんだと!」リツコ 「つまり、私達は若王子のあなた達と争う理由が無くなるの。」ゆうすけ 「どちら側も救う方法だ。 一緒になんとかしないか。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「だけど、あのカルキは別よ。」ゆうすけ 「道理として、どう見ても犯罪者だ。住む場所が違ってもな。 それが因縁となっての戦い。 あっちは止められない・・・。」ラニーニャ 「にいちゃん・・・。」エルニーニャ 「どちらも・・・救うかよ・・・。」~ ~ ~ 動きを止めたカルキ。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「驚く事じゃない。 一度体験してるからね。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こ、小僧・・・。 なればっ!」 カルキが両手を広げて天に向かって突き上げた! すると、 \\┗┗ドォ┗┗ドォ┗┗ドォォーーン┛┛┛┛// こういちの足元から 半径500m 位の地面が地響きと共に持ち上がり始め、こういちは 空中に投げ出された! 続いてカルキが頭上で勢いよく手をクロスさせると、浮き上がった厚さ10m程の地面 が突然、空中に飛ばされたこういちを目がけて集合して来たっ! ∋∋∋∋ドドズン∋ \|/ ∈ズン ドスン∈∈∈∈ 1っの大きな塊になった時、カルキはクロスしていた両手を手套に変え、左右に素早 くしゃがみながら一気に広げたっ! <<--シャキン-->> すると塊となっていた土の塊に一筋のきらめきがあり、続いてゆっくりと上下に真っ 二つに割れたっ! さらに、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「喰らえっ!」 ズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> ズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> 上下それぞれにデス・ファイヤー、デス・プレッシャーをブチかました!<ξξシュルリンξξ陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「まったく、無駄と何回言えばいいのかしら。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「やつらのフィニッシュブローみたいなもんで、最後に良くブッ放してんだろうよ。 ブチ込む癖が付いてんじゃねぇのか。」エルニーニャ 「くそぉ・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「またか・・・。 スラッシュ・デス・カットさえ許さぬとは・・・。」 上下の密集した土砂は粉々に吹き飛び、跡形もなくなっていた。 だが、こういちを取り巻くバリヤだけが姿を残し、こういちの[気]で空中で浮遊 していた。 -つづく-第4-620話 激突! カルキ vs こういち -02 へ (なんか気持ち悪りぃなぁ・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月02日
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. V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はい、みなさんご明算☆ もう一丁アル!」 ボコーーン<==★ 吹き飛ぶ体の行先々に待ち受ける彼らのコンビネーション! 体がスカッシュを見る ように次々と吹き飛びまくった! そこへっズッボーーーーン ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> 両ひざを立てて体を起こしていた『エル』、左手を伸ばし手首を立て、体を横にして 右手を後方に肘を曲げ上方にかざし、デス・ファイヤーを見舞った! クラウスとゾルダがひとたまりも無く、襲い来る炎の柱に飲まれてしまった! 『うぉぉぉ』 『ぐわぁぁ』 続けてザウバーと陽江(ようこう)にも左手を向けようとした その時! 彡サッ陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「 南流 空撃波っ! 」 ズ ボーーーーーーーン>>>> 和恵がデス・ファイヤーに正対し、後方の二人から炎の柱を遮(さえぎ)り、空撃波で デス・ファイヤーを蹴散らした。エルニーニャ 「なにっ! 私のデスを弾き飛ばすだと!」 デス・ファイヤーは渦を巻いて吹き飛ぶ様に逆流! 『エル』は片肘で顔を覆う様。 その源には、片手を前に付きだし一歩また一歩と『エル』に近づく和恵の姿が。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「若王子さん、もうあきらめなさい。 私達の標的は、あの皇帝カルキになったの。 あなたはまだ罪を犯していない わ。 そのまま黙って見てなさい。」エルニーニャ 「う、うるさい! 黙れ! お前ら如きに指図される覚えはない!」 クラウスとゾルダは、一瞬炎を浴びた程度で済み、少し焼け焦げた衣服をポンポン と叩いて、ゾルダ 「ふぅ、危なくゾルダの丸焼き一丁 ってなるところだったぜ。 クラウス、お前その頭・・・。」クラウス総帥 「ん・・・?」 スポーツ刈りヘアーが、まるでパンチパーマのようにクルクル巻き姿に。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「立場を考えなさい! あのカルキは私達が倒す。 その後、帝国を引率するのはあなたでしょ! 私の後輩で、友人のチュウランの親戚らしいから、このまま黙って見守るなら あなたにも、あの『ラニ』って妹さんにも手を出さないわ。 ゆうすけの話を聞いてくれるという条件付きでね。」~ ~ ~\\ ズバーーーン // 辺りが吹き飛び、粉じんが舞い上がった。[近衛軍長]チーラン 「あのやろー!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「く、くそー!」[竹林総元帥]チュウラン 「スナーグ殿・・・」 三人の複雑な思いが飛び交う。イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「スナーグ様!」 ・・・・ ・・・・ ・・・・ しばらくすると粉じんが収まり、視界が利いてくる。 すると、 カルキの目の前から有るはずのスナーグの体が影も形も無く消えていた・・・。 が、離れた別の場所から、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「悪いな。 スナーグはここだ。」 『おぉ。。』[近衛軍長]チーラン 「こういち!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「こういち!」[竹林総元帥]チュウラン 「こういち・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「うぬ?」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「は、速い!」リツコ 「こういち君・・・」 驚きの声の先には、スナーグを抱きかかえて回避していたこういちの姿が。 足から先にスナーグを降ろすこういち。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「す、すまぬ・・・。」 ( 悪化した左足の患部を押さえながら )陳南家 南流伝承者 南 こういち 「足がびっこ引いてたのは知ってたさ。左の立足の時に打ち込むと当たってたし。 今は助けに向かって、瞬間移動されて空振るかもと思ってたけど。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「今の蹴りを食らい古傷が悪化、亜空間時でも瞬間移動が困難に・・・。」 スナーグを地面に座らせると、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あとはおいらがやる。 ちょっと休んでて。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「しかし、お前ではあいつは・・・」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「やってみなけりゃ分からないって言ったでしょ。 [鎧]の時もそうだったよね。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「こ・・・、 こういち・・・」 その時、 V ズバっ☆ Vリツコ 「私がチーラン達の元に運ぶわ。」 スナーグに手を添えて、 V ズバっ☆ V それを見届けた後、カルキをグッと睨み付け、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前、自分だけ良ければ、親族をも犠牲にするみてぇだな。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様の知ったことか。 余計な事をしおって。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「以前にもそんなヤツがいたよ。 悲しいね・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふっ、小僧には分からぬ。 野望こそが[力]だ。思いを遂げる事こそ、その刻 を生きる覇者の突き動かす原動力なのだ!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「違うよ。 おっさんは間違っている・・・。 [力]の源は、仲間を守る。 愛する人、家族、人類を守る、その思いだ!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「立場を預かると、決断し、事を動かさねばならぬ。 守るが[力]の源だと? なれば・・・ 守れぬ時の落胆は大きいだろうなぁっ! それが貴様の大きな間違いだぁ! 現実を、思い知れぇぇっ!」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ カルキが動いたっ! こういちの周りを波がうねうねとうねるような動きで包囲したカルキ、そして、 突然現れる拳、蹴り! 四方八方から次々とこういちを襲ったっ! -つづく-第4-619話 激突! カルキ vs こういち -01 へ (それはただの『机上の空論だ』って言えよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年03月01日
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. スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ 動きを止めないカルキ、立ち止まらないように動きながら相手の様子をうかがうスナ -グ。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様、わしに敗れた時のことを覚えていよう。」 ドスっ★ ガスン★ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζX クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「笑止。あれでわしに勝っていたと思う事が愚かだ。」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ ドコっ★X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様は気付いておるはずだ。」 ズコっ★ 『ぐほっ』 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ カルキの拳がスナーグに当たり始めた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「わしに出来て、貴様に出来ぬ事。」 ガスっ★ 『うぐっ』 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「そのうちの1っ。 それは、」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ V ズバっ☆ V ズコ===ンっ★ 『ぬぉっ』 突如、顔面を蹴り抜かれたスナーグ! スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「それは、わしが貴様に与えた左もものキズ。 それによりこの次元移動中は瞬間移動が出来ぬ事。」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ V ズバっ☆ V ボコ===ンっ★ 『ぐわっ』 今度は左ももを蹴られたっ! ζζζ スルスルスルζζζ||| もんどり打って倒れ込み、動きが止まったスナーグ。 ζζζ スルスルスルζζζ||| 動きを停め、上から目線でスナーグを見つめるカルキ。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あ、あんな・・・、[剣]を忍ばせ突然切り込むなど・・・ 皇族として有るまじき行 為・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「それでも負けは負け。 敗北に言いがかりを付けても、もっとみじめになるだけよのぉ。 2っ目は、その傷の性で力を解放した姿に成れん事だ。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「くっ・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「終わりだ。」 そう言い終わると、右手を前に差出し、 『フン!』 マルタスを葬った気砲を見舞った!\\ ズっボーーーン // 辺りが吹き飛び、粉じんが舞い上がった。[近衛軍長]チーラン 「あのやろー!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「おじい様ー!」[竹林総元帥]チュウラン 「スナーグ殿・・・」 三人の思いが飛び交う。イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「スナーグ様!」~ ~ ~陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「まだくたばらせないぜっ!」 Ryuichi は再び拳を振り上げた! 『おぉりゃーっ!』 ====>>★ゴスン! 突然ショルダータックルを食らい、弾き飛ばされた Ryuichi! ザザッ彡エルニーニャ 「これ以上、ラニに手を出させんっ!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「貴様ぁ・・・。」ラニーニャ 「にいちゃん、大丈夫だよ。」エルニーニャ 「無理するな、まだ回復していないだろ。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「今度は、お前が相手かっ!」 『 くらえぇぇっ! 』 Ryuichi が『エル』に襲い掛かった! サッ彡 ★ズゴっ ★ズゴっ 拳を掃い、低い蹴りを片膝を上げて防ぐ『エル』。 そして右の強烈な拳を Ryuichiにっ! ビュッ彡 ==★ズボっ 顔面にぶち込まれた Ryuichiっ! かと思われたが、 <ズゴーーーンっ===★ 回避と同時に Ryuichi の回し蹴りが『エル』の腹部に炸裂! 『エル』の体が飛ば された! ザザッ彡彡 両足と片手で地面を引きずりながら止まった『エル』、だが、ピシューーーーーー========> 『ラニ』が指を Ryuichi に向け、閃光と共にピンビームを発射していた! 『ぐぉっ』 蹴り抜いた姿勢のまま、左肩を直撃! 左肩から体を飛ばされた! 右手を左肩に添えながら、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「このオレ様に当てただと・・・。」ラニーニャ 「くそ、当たったのに貫通しないなんて・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 おれ様の超鋼筋を なめるなぁぁっ! 」 Ryuichi は、『ラニ』に向かって一直線! と同時に『エル』が片手を Ryuichi に向かって差出し、手首を立てた! その時っ! 『 ブレイクサンダーーっ! 』 と叫ぶ声! 腕を勢いよく振り降ろしていたセルフィー。 するとっ!\ピカ!/ ズドォォォーン 天空で稲光の後、閃光に続いて低重波の物凄い破裂音! 天からの不規則なジグザグの筋が『エル』目掛けて一瞬で落雷したっ! 『うおぉっ』 『エル』の体から閃光、そして一瞬動けず衣服も逆立つ程の電撃。 そして『エル』は地面に力なく倒れ込んだ。ラニーニャ 「にいちゃん!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「人の心配なんかしてんじゃねーっ!」 ★ズカっ ★==ボコーーン Ryuichi の容赦ない拳! 仰け反った体に更に横蹴りが炸裂! 吹き飛んだ『ラニ』。 そこへっ、 V ズバっ☆ Vザウバー 「邪魔するぜ!」 ★==>ボコーーン 飛ばされた『ラニ』に突然現れたザウバーの強烈な蹴りが突き刺さる! V ズバっ☆ Vクラウス総帥 「くらえぇぇっ!」 ボコーーン<==★ 再び飛ばされたそこへ、クラウスのラリアットがカウンターで『ラニ』のアゴを捉え、 体が仰け反り頭が勢いよく下方に吹き飛んだ! V ズバっ☆ Vゾルダ 「まだだぜ!」 ★==>ボコーーン 再び蹴り飛ばされる『ラニ』! そして、 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はい、みなさんご明算☆ もう一丁アル!」 -つづく-第4-618話 激突! 地球最強連合 vs -03 へ (ちょっと休んでて) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月28日
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.陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「こっちから行ってやるぜっ!」 シャッ====彡彡 二人が中間で激突! ★ガスン\|/ゆうすけ 「始まった・・・ ここからは力の勝負だ・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「スナーグっ! また監獄へ引きずり込んでくれるわっ!」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「貴様の重罪、表舞台に露呈させてくれるっ!」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| 二人同時に不思議な動きでお互いに近づく! ドスっ★ ガスン★ ドスドスっ★ ガスン★ ガツっ 解らないところでの打ち合いだ! それを見つめていたこういち、 視線を『エル』に移した。エルニーニャ 「くぅぅぅ・・・」 皇帝と元皇帝、父と叔父の攻防をみつめていた。 こういちに顔を向け視線が合うも、向かって来る様子はない・・・。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「どうした、やらないのか?」エルニーニャ 「うぅぅ、うるさい。」ゾルダ 「あいつ、なんかビビってるぜ・・・」ザウバー 「だろうな。あの[剣]を手にしても痛い目を見てる。 絶対的防御の [鎧] すら目の前で破壊されてる。 だが それ以上に皇帝である親父の地位に就いた時の真実を聞かされて、乱れて んだろうよ、心が・・・。 こういちでよかったな。」ゾルダ 「なるほどな。 ん? 何が?」ザウバー 「冷静なんだよ、あいつは。 もし立ち位置がこういちではなくおまえだったら、前後見境なく戦いを挑ん でる所だろうよ。 こういちは相手の心の気遣いも出来るやつって事さ。 オレ達がこうしてまだ生きてるのがその確たる理由だ。 本来なら最初の出会いの時に・・・、あの世行きだったってことだ。」ゾルダ 「言われてみれば・・・た、確かに・・・。」 こういちは再びスナーグとカルキの戦闘ぶりに視線を移した。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「陽江(ようこう)は利江ちゃんとゆうすけを。リツコはチーランとスウランを。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「わかったアル。」 V ズバっ☆ Vリツコ 「はい。」」 V ズバっ☆ V 先ほどの炎攻撃位置に留まっていた二人、それぞれの守るべきポジションへと移動し た。 和恵はチュウランの元へ到着。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「まさかスナーグがあなたのおじいさんだったとは・・・。」[竹林総元帥]チュウラン 「わらわも話を聞いて驚いた。 元帥の間に移動出来た事。 石碑の事とその内容を見ずに言い当てていた事。 そして何より、彼はうちの兵を誰一人として殺めていなかった事だ。 それらで話す内容を信じる事が出来た。 そしてマーシャ殿が歴代の『神霊巫女の書』を読み返してくれ、有ったのだ。 総元帥スナーグの名が。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「なるほど。本物の元総元帥でチュウラン達のおじい様か。 おじい様、災難だったわね。 濡れ衣を負わされて牢獄へだなんて・・・。」[竹林総元帥]チュウラン 「カルキ 許せん。 卑劣極まりない。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「そうね。 親族なのに悪いけど、あんな人に宇宙を握られてるなんて許せない!」[竹林総元帥]チュウラン 「カズエ殿、倒してくれ・・・。 あいつを、皇帝カルキをっ!」~ ~ ~陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「こっちから行ってやるぜっ!」 シャッ====彡彡 二人が中間で激突! ★ガスン\|/ 弾け飛ぶ二人、ラニーニャ 「てゃゃゃっ!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「おぉりゃゃっ!」 『ラニ』が拳を繰り出し、 Ryuichi が左へ避けて左拳を脇腹へ叩き込むっ! シュッ サッ彡 ★ズゴっ ★ズゴっ が、『ラニ』は空振りの勢いのまま、左ひじを裏拳の様に飛ばしていた。 『ラニ』の背中と、 Ryuichi の左顔面に炸裂! そのまま右手を押し出し、 その瞬間! 猛烈な水圧のジェット噴射の水壁が、Ryuichi を襲うっ!ズッボーーーーン≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≫ >>> しかし、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「前もやってたろ!」 屈んで回避していた Ryuichi 、そのまま足をさらう様な地面スレスレのローキック! ★バシっ!ラニーニャ 「くっ」 足が宙に浮いて腰から崩れ落ちていく『ラニ』。 Ryuichi はすかさず立ち上がって、体重を乗せての顔面への肘打ち! シャっ彡 ズボーン! そのまま空中に回避。着地して再び Ryuichi へと向おうとしたその時!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「遅いっ!」 ★ズボっ! Ryuichi の拳が『ラニ』の溝打ちへ突き刺さる! 『ごほっ』ドッコォォォォン 余波が大地を駆けていった。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「まだくたばらせないぜっ!」 Ryuichi は再び拳を振り上げた! 『おぉりゃーっ!』~ ~ ~ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ 二人同時に不思議な動きでお互いに近づく! ドスっ★ ガスン★ 解らないところでの打ち合いだ! スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ ズゴっ★ ドスン★ ドスドスっ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「その程度で、このわしを倒せると思ったか!」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「まだ序の口、貴様こそ それでも皇帝を名乗れる器だと思うかっ!」 宇宙一の神々、その頂点に立つ、または一度立った者同士の因縁を抱いての激突! 多くの者が、手を出せず見守っている状態だ。陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「凄い・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「速いのか、そこに実像無いっていうか・・・二人揃って訳わかんねー動きしやがる。」ゾルダ 「なんだよありゃ・・・」クラウス総帥 「あんなの見たことねぇ・・・」ザウバー 「当たらねぇんだよ、おれ達の速度じゃな・・・。 当たったはずと思っても空振り。そして突然、道理に合わない方向から食らう。 始末に悪いぜ・・・。」 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ ドスン★ ズゴっ★ ドスドスっ 波がうねうねとうねるような動きから、四方八方から次々と拳が襲い、一つ、二つが お互いの腕に、体にとヒットする。 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζζζζ 動きを止めないカルキ、立ち止まらないように動きながら相手の様子をうかがうスナ -グ。 -つづく-第4-617話 激突! 地球最強連合 vs -02 へ (はい、みなさんご明算☆) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月27日
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.陳南家 南流伝承者 南 こういち 「いくよ。 南流 衝撃波っ!ズっ ボーーーーーーーン≫≫≫≫ゆうすけ 「無力化は、瞬時には切り替わっていなかったのさ。 発動した無力化を一端元に戻し、それから次のタイプに合わせた無力化を発動し ていた。 その切り替わる時間と程度を測っていたって訳け。」\ドっ カァァーーーーーーーン /ゆうすけ 「そのタイプ、今は [冷却] → [高熱] → [衝撃] の全くタイプの異なる連続攻撃。 高熱になった鎧、さっきは一生懸命に冷やしている最中。そこへ別の攻撃、 短時間で備えることが出来ないなら。」 ピキピキピキ・・・X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「ぬっ !? 」ゆうすけ 「こうなるさ (^_-) 」\バリーーーン/ ドスン彡 ドスン彡 ドスン彡 ドスン彡 ドスン彡 大爆発の煙が去った後、仁王立ちのカルキの姿が視界に。すると身に着けていた[鎧] にヒビが入り始め、次々に大地に落ちていく。 見つめる全員の前で、[[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] がもろくも朽ち果てた瞬間だった。エルニーニャ 「!? あ・・・、あの[鎧]が・・・」[近衛軍長 補佐]スウラン 「やったある~♪」[近衛軍長]チーラン 「さ、さすが・・・だ。」[竹林総元帥]チュウラン 「見事だ・・・。」ゾルダ 「や、やったぜ・・・」クラウス総帥 「おぉ。。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「壊れたアル・・・」ザウバー 「たいしたもんだぜ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「やったなおぃ・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「な、なんと・・・」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「こ、こいつらが・・・ や、やりおった・・・。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「す、すげ・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「オレ達であれを、壊した・・・ のか・・・」 腕を組み、チャイナのスリットから生脚を横に出してカルキを見つめる和恵。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ふん。」 ( 横目でカルキを睨みながら )リツコ 「ゆうすけ君。。」 口を開けたまま、声を発せられないのがスナーグだった。 [[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] の使い勝手、能力、ここまでの功績を誰よりも知る人物。 今目の前で起きた事柄が現実ととらえられずで正に心ここにあらず・・・の姿。 しばらくして、X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「こ、こんな事が・・・。」ゆうすけ 「力で押すだけのあんたらにゃ理解に苦しむところだろうぜ。 成せばなる。 そして、 おれは信じている、この世に『完璧』なんて無いって事をね。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なにを・・・、何をしてくれた・・・。 こ、こんな事があってたまるか・・・。」 [鎧]が剥がれ落ち、茫然と立ちすくむカルキ。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おっさん、約束通り 邪魔なモノを取り除いてやったぜ。 で、どうすんだ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン ( 『エル』に『ラニ』・・・、マルタス、オシリスに続きホルスも・・・。 さらに悪鬼破壊、蛮族震撼となった[剣]、 ・・・四獣神の朱雀・・・も。 そして今、悪鬼鉄壁の[鎧]まで・・・ ) 「なんなんだこの小僧どもは!」ゆうすけ 「太陽系を、そしてこの地球(ほし)を、真剣に守りたい。 ただそれだけだ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「そんな根性論だけではこうはならん!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「でも見てきたでしょ? これが現実なんだけど。」[竹林総元帥]チュウラン 「これは『夢の中の出来事』と無視するか?」エルニーニャ 「わ、私は認めない。 こんな現実、ある訳がない・・・。 我ら皇族、全宇宙の支配者である我らの、あの伝説の 王位三宝武装具 が、 こんな姿が、現実として、ある訳けないっ! 」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「思い込みもそこまでいきゃ~立派だぜ。 いつまでも夢見る少年少女でいや がれ。」 その時、ラニーニャ 「にいちゃん・・・。」 ( スッと体を起こした姿で )エルニーニャ 「ラニ!」ラニーニャ 「大丈夫、かなり楽になったよ。 あれ? とぅちゃん?」 上半身を起こしていた『ラニ』、カルキを見た。エルニーニャ 「脱獄囚を追ってここに来たらしい。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ラニか。大丈夫か?」ラニーニャ 「うん、大丈夫だよ。 なんだ、来たんだ。 また3人一緒だね。」エルニーニャ 「だが、[剣]を壊された。[鎧]もだ・・・。」ラニーニャ 「[剣]・・・、[鎧]・・・? 壊された? えっ!嘘、なんで! そんなの有り得ない。 伝説の[剣]と[鎧]だよ?」エルニーニャ 「本当だ。」ラニーニャ 「誰が、誰がやったんだい! 我らの大切なモノを!」 『ラニ』は少しふらふらっとしながらも立ち上がった。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「ラニよ、あれはもう必要ない。」ラニーニャ 「おじさん? いや、罪人のスナーグ! お前がやったのか!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ここに居る連中がだ。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「お嬢ちゃん、絶口調だな。 やっと調子出てきたか。 だったらどうなんだ!」ラニーニャ 「お前! 許さないよ!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「血縁だろ。スナーグは下がってて。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「カルキの重罪、このわしが捕まえて処罰する。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「そうはさせん、お前を再び監獄送りにしてやるっ!」エルニーニャ 「皇帝、手伝います!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「お前は手を出すな、わしがやるっ!」ラニーニャ 「 そこのお前っ! 覚悟っ! 」 シャっ彡 ズボーン! ジャンプした後、両手を下に降ろしてジェットのような水流を噴射させて Ryuichi に 一直線っ!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「こっちから行ってやるぜっ!」 シャッ====彡彡 -つづく-第4-616話 激突! 地球最強連合 vs へ (言われてみれば・・・た、確かに・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月26日
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.陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「やつらに火力は劣るが。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「いくか。」 VVV ズバっ☆ VVV そして、 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V VVV ズバっ☆ VVVザウバー 「釣りはいらねぇっ 食らえぇぇぇぇっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ!ゾルダ 「有りったけだ! 食らいやがれぇぇっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ!クラウス総帥 「テラってなぁお初だぜっ! そいやっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ!峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「いっけぇーっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ!リツコ 「この強さは初めてで加減出来ないから! 全力よっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「では参るっ! ギガトン・ファイヤーーっ! 」ぶおおおおおおぉぉっ!陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「喰らえぇぇっ! ブレイク・ファイヤーーっ! 」ごぉぉぉぉぉぉぉぉっ!陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「やってやるっ! ブレイク・ファイヤーーっ! 」ごぉぉぉぉぉぉぉぉっ! 炎を扱う8人集そして、イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「わしも参戦っ! えっと・・・、名前を付けておらぬ・・・ (^・^; 火炎砲っ! 」ごぉぉぉぉぉぉぉぉっ! なんと9人集による豪快な炎の総攻撃っ! 各方面から、激しく巨大な炎がカルキを襲った!~[神霊巫女]利江 「またガラスのコップを割るように、物理の法則で?」ゆうすけ 「これで壊れてくれれば、それはそれでいい。 だがこいつ、この[鎧]は無力化させる意思のようなものが働く。 それなりに緩和させるだろうから、それだけでは無理・・・かな。」~ 強烈な高温で氷はすぐに解け始め、動くようになった盾を使い、振り回すように各方 面からの放射に抵抗を始めたカルキ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「お蔭で動けるようになったわぃ。 こんなもの!」 一つの放射を跳ね返した!ゾルダ 「くっ V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V まだまだっ! ワイド・テラ・ファイヤーーっ! 」ぶぉぉぉぉぉぉぉぉっ! こちらも、陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「なんのっ! ふん!」 一端放射を停め 跳ね返され向かい来る炎を上方に操り、再びカルキに向けた! さらに、陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「まだいくぜっ! ブレイク・ファイヤーーっ! 」ごぉぉぉぉぉぉぉぉっ!陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「す、すげぇぜ・・・」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「無駄だ。」ゆうすけ 「どうかな。」 カルキが身にまとう[鎧]が真っ赤に・・・というより明るく高温を示す白い黄色に変化 していた。ゆうすけ 「 よしっ、火炎おっけー! ・・・ あの鎧は、確かに攻撃を無力化している。 一つ一つの攻撃にはね。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「一つ一つにはだと?」 9人の放射が止まる・・・。 鎧は ピチピチ と音を立てていた。そこへ、ゆうすけ 「 いっけぇぇ こういち! 姉さん! Ryuichi! 叩き壊せーーっ! 」。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜ゆうすけ 「あぁ。 たとえばこういちの拳や蹴り、陳西家の水撃、これらは[打撃]と捉え、た とえばスポンジのように吸収する対処で攻撃を無力化している。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「食らいなさいっ! 南流 衝撃波っ! ズっ ボーーーーーーーン>>>>ゆうすけ 「次に陳西家やザウバー達の火炎、これは[加熱]に対する対処で無力化だ。 この二つは 守り方のタイプが異なる。 注目すべきはそれを間髪開けずに連続で受けた場合。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「ほぉ~。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「いっけぇぇぇっ! 殺流 衝撃波っ! 」 ズボーーン!>>>ゆうすけ 「無力化が、異なるタイプの攻撃に直ぐに切り替えられるかが 鍵 になる。 さっき、陽江(ようこう)の火炎攻撃の後、こういちが冷える前に打撃を加えて いたのは見ていたかい?」。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あぁ。 効いてなかったようだが。」ゆうすけ 「あの打撃は様子見程度。状態が分かればいいだけ。 その結果、おれもこういちもある事に気が付いた。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「いくよ。 南流 衝撃波っ!ズっ ボーーーーーーーン≫≫≫≫ -つづく-第4-615話 [[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] vs 地球最強連合 -03 へ (こうなるさ (^_-) ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月24日
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.ゆうすけ 「スナーグのあの次元を超えた戦いぶり。大竹林寺の次元を超えた地上界との行き 来を思わせていた節があったからな。 もしや・・・とは思っていたが・・・。 まさか、おじいさんとは。。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「チュウラン殿はあの黄龍道の娘。 黄龍道は謀反を起こしたカルキ側に付いてお った。 だからわしは、チュウラン殿もカルキ側、黄龍道の意思を継いでいたと 思い込んでしまったのだ。 しかし、エル様の『探せ』とのご命令に従わなかった。 その時にわしが立場を明確にしておれば・・・ チュウラン殿、大変失礼を致しました。 攻め入った事、深くお詫び申し上げます。」 片膝姿勢で、深々と頭をチュウランに下げた。[竹林総元帥]チュウラン 「スナーグ殿を思っての行動、もう忘れた。 捨て置け。」ゆうすけ 「福ノ島で対面した時は、お互いに驚いたんじゃねぇか? そんなそぶりを見せずに、いい芝居してたな。 ミカール、防いで悪かったな。 その先の奥深い所を知らねーから。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「身なりを変えていた上 まさかここにいるとは思いもせぬ故、ミカールは気づきもせん。 ゆうすけ、よくぞ[剣]の秘密をあばき出した。 大したものだ。」ゆうすけ 「この地球(ほし)の存続が掛かっていたからね。 そりゃ真剣に取り組むだろ。 それでもあの石碑が無かったら・・・、たどり着けていなかったさ・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こそばゆい話は終わったか? 脱獄者を匿(かくま)い、手助けした貴様らの罪は重い。」ゆうすけ 「知らなかったら匿っていたことにはならないぜ。」[近衛軍長]チーラン 「貴様が言えた言葉か!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「自分の私欲のため、おじい様の座を奪うために人質を取り、根も葉もない作り話 しで罪をなすりつけ、反抗できぬように罪人に祭り上げたくせに!」[竹林総元帥]チュウラン 「カルキ、貴様の犯した罪の方が重罪と知れっ!」エルニーニャ ( え・・・!? なんだって・・・? )X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様ら、このわしに何様のつもりだ! たかが罪人とその孫たちの遠吠えと恨み節、耳に入らぬわ。 貴様ら、反乱者としてまとめて始末してくれるっ!」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「わしが相手しよう、カルキ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふん、今の兄じゃにはこのわしを倒す力を発揮できぬわ!」リツコ 「兄じゃ?」ゾルダ 「あ、兄貴だってよ・・・。」クラウス総帥 「どこかの誰かさん達と同じ立場のようだ。」ザウバー 「オレ達なら争った事は無い。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「兄弟だって・・・。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「へっくしょん!」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「兄弟・・・」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「あらま。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「血縁者の 皇帝の座 争いだったとは・・・。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「始末悪いな おぃ・・・」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「スナーグ、さがってろ。 おいらがやる。」 こういちは向きを変え、カルキを睨み付けていた。X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「こういち、お前でも無理だ。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「どうかな。 まず手始めに、あの着ぐるみを剥いでやるさ。 話ならその後だ。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「あの ☆★王位三宝武装具★☆ は誰も手を付けられぬ。」ゆうすけ 「スナーグ、まぁ見てなって。 こういち曰く、無理と思うヤツには無理。 おれ達の本当の力、見せてやるよ。 ザウバー、ゾルダ、クラウス、陽江(ようこう)、まもなく出番だ。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「やれるものか。」ゆうすけ 「『エル』のお蔭でね、 おれとこういちは、あの鎧と盾の弱点を、既に見抜いていると言ったら?」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「なんだと!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あぁ。 さておっさん、待たせたな。 まずは、その身に着けていると攻撃が出来ない邪魔なやつ、取り除いてやるよ。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「着てると攻撃が出来ない?」リツコ 「言われてみれば・・・『エル』も今のカルキも身に着けてから、攻撃を一度も・・・。」エルニーニャ 「くっ・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「うぬ・・・。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「攻撃出来ないだと!」ゾルダ 「そうなのか?」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ほざけっ! 貴様ら如きではこの ☆★王位三宝武装具★☆ の相手にならんわ!」 一歩、一歩と前に歩み出すカルキ。 こういちが構えた!ゆうすけ 「チーラン、スウラン、利江ちゃんの所に。( うなづく二人 ) そして 西艶(さいえん)さん、出番♪ まずやつを濡らして欲しい。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「あ、あぁ、わかった。 では。」 両手を広げる西艶 凌紀(さいえん りょうき)、その遊水術が再び始まった。 空から降雨というよりはまとまった海水が、カルキに降り注いだ!ざっぶぅぅぅぅんゆうすけ 「スナーグ、使い手からすればそう言い切れるのか? おれとこういちの目には今までの出来事から外部からも守るが、中からも守られ てしまい外に飛び道具を発射出来ない。 それに行動も遅くなってるように映っ ている。 それでもあの[剣]を手にしていればそれで十分という防御特化の武具 なのさ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「何をやっておる・・・。」 鎧と盾は、攻撃と判断しておらず降り注ぐ海水に無反応。 続いてこういちが、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「タロっ」タロ 『 GAO 』 素早く立ち上がり返答するタロ、そしてこういちが指差すカルキを睨み、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ 一瞬にして凍りつくカルキ!ゆうすけ 「 そして次っ 火を扱える人、出番だよ! ありったけの火力をぶつけてっ! 」ザウバー 「きたぜ、いくぞっ!」 V ズバっ☆ Vゾルダ 「待ってたぜっ!」 V ズバっ☆ Vクラウス総帥 「よし!」 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はいアル~!」 V ズバっ☆ Vリツコ 「私も行くわ!」 V ズバっ☆ V陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なれば私も。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「やつらに火力は劣るが。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「いくか。」 VVV ズバっ☆ VVV -つづく-第4-614話 [[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] vs 地球最強連合 -02 へ (名前を付けておらぬ・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月23日
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.ザウバー 「ゆうすけの指示には無いが・・・悪いな、出くわしちまったからな。」 スナーグをきつく睨み、ぐっと拳を握るザウバー。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「いいだろう。」 半身姿勢からザウバーを正面に見るように立ち位置を変えた。ザウバー 「なんか訳のわからん動き方しやがるから、 手加減せずに入っちまうかもしれねーぜ! いくぜっ 」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 突如スナーグの脇に現れ、強烈な蹴りをブチ込むザウバー! 『 おぉぉぉりゃゃゃっ! 』 ズゴっ★ まんま見事にクリーンヒット! だが、顔色一つ変えずに、全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「手加減は無用、もっと気合を入れろ。」 蹴り込んだ姿勢のまま、ザウバー 「んだとっ !! くっ、こ、こいつ・・・」 冷や汗が額を流れおちるザウバー、続けて、 『 うりゃゃゃっ おりゃっ! ふんっふんっ 』 ズゴっ★ ズカっ★ ズコっ★ズコっ★ 拳、蹴りを繰り出すっ! ザウバーの額の汗が滴り落ちるも、スナーグは微動だにしない。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「では、この動きについてこれるかね?」 突然、 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζザウバー 「なめやがってぇぇっ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 『 うぉりゃゃゃっ! 』 素早く移動し、横蹴りを繰り出すザウバー! スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「それでは当てられんぞ。」ザウバー 「こぉんのやろぉぉぉ! 食らえぇぇぇぇっ! ワイド・メガ・ファイヤーーっ! 」 スナーグの移動範囲を包むように、ワイド・メガ・ファイヤーをぶっ放したっ! しかし、 ζζζスルスルスルζζζ|| 放射される炎の中から現れ、 ボコっ★ 『ごほっ・・・』 ザウバーの顔が青ざめた・・・。 アッパーのような軌道の拳がザウバーの溝落ちにメリ込んでおり、膝から崩れるザ ウバー。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「残念だが、お主ではわしの相手にならん。 よく聞け。 このわしと同等の力を持った者が、今ここ(地球)に向かっておる、このわしを 追って。」 『 ・・・・ 』 まだ言葉が出せないようだ。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「恐らく、この惑星(星)の者が束になって掛かっても叶わぬ相手だ。 お主、ちょっとわしと一緒に来い。」 そういうと V ズバっ☆ V スナーグとうずくまったザウバーの姿がその場から消えた。 V ズバっ☆ V そして現れたのは、[竹林総元帥]チュウラン 「うっ、何ヤツっ!」 ( 慌てて顔を向けた ) チーランとスウランはキジュロ討伐に向かっていて、チュウランしか居ない総元帥 の間だった。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「わしは全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグだ。」 後ろにはうずくまったままのザウバーも。[竹林総元帥]チュウラン 「ザ、ザウバー! 何が・・・」ザウバー 「ほぅ・・・、女将か。 久しぶりに見る顔だ・・・。 くっ・・・」 ( お腹を押さえながら )[竹林総元帥]チュウラン 「な、何故ここに移動出来る! 貴様、何者だっ!」_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄リツコ 「移動して現れた !? 」[竹林総元帥]チュウラン 「わらわとは面識が無い。 にも関わらず、総元帥の間に瞬間移動出来る者・・・。 つまり少なからず一度はそこに己の身を置いた者となる。」ゆうすけ ( そういう事だ・・・。 スナーグ・・・ )[竹林総元帥]チュウラン 「スナーグ殿は、その皇帝カルキの先代の皇帝であったと。」リツコ 「元皇帝!」[竹林総元帥]チュウラン 「ところがある時、カルキの企てた謀反によってその座を奪われ、ここ大竹林寺の総元帥 に。その後 別の場所に長い年月の間幽閉されていた。 その幽閉場所から脱出し、再びこの地球に姿を隠されたのだ。」リツコ 「そ、それに敬語・・・、チュウランさんは敬語を使っている。」[神霊巫女]利江 「どういう事・・・?」[竹林総元帥]チュウラン 「そして、スナーグ殿はわらわ直結の血族。」[近衛軍長]チーラン 「そう、親父(オヤジ) 黄龍道の父親であり、我ら三姉妹の祖父、、、、だ。」ゆうすけ 「なんだって!」リツコ 「えぇっ!」[神霊巫女]利江 「チュウランさん達の、おじい様・・・。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「そして[剣]の事を石碑に記し残してくれたのも、スナーグ殿の指示あるよ。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「まぁ。。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「なんだ?」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「未来見にはなかった・・・」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 ・・・・ 」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「す、凄い・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「何言ってっかわからねぇ・・・」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「左様。 この地で当時皇帝の座を追われ、半ば左遷的な配属でスナーグ様は大竹林寺の [総元帥]に着任されていた。 [剣]を無くされ、このわしが探す任務を受けたのが今の王子エルニーニャ様 からであった。 太陽系のこの地球(ほし)で探す過程で元皇帝様と再会し、探 す立場から 守る 立場に心を切り替えた。 ゆうすけ、お前の読み通りにな。 だがわしは、詳細までは知らされていなかった・・・。 多くを知らんでよいとの 仰せ、ただひたすら与えられた任務をこなしていた。 だが、元皇帝様の謀反からなる座の明け渡したそのお姿が難儀で難儀で・・・。 [総元帥]に着任しその後、幽閉されたのだ。 そこでわしは、その[剣]の力を用いてまずこの地球(ほし)を我が物にし、 元皇帝様の身の置き所をと。 そして力を蓄えた後に、皇帝の座を奪い返すお 力添えをする心づもりでおったのだ。 見事ゆうすけとこういち達に打ちのめされた訳だが・・・。」ゆうすけ 「スナーグのあの次元を超えた戦いぶり。大竹林寺の次元を超えた地上界との行き 来を思わせていた節があったからな。 もしや・・・とは思っていたが・・・。 まさか、おじいさんとは。。」 -つづく-第4-613話 [[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] vs 地球最強連合 へ (へっくしょん!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月22日
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.陳南家 南流伝承者 南 こういち 「今かよ、お前が現れるのは。」 誰かに向かって話しかけている。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「今? 何を言っている・・・ ・・・ ん !? 」 カルキも斜め後ろに顔を傾けた。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おいっ、あんたに言ってんだ。」ザウバー 「 っ!! おっとやべー!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ Vザウバー 「こういち、ちょっと待ってくれ・・・。」 慌ててこういちの前に移動したザウバーが、手を広げてこういちを征した。 立ち止まったこういち。 すると奥から、 『よくわかったな、こういち。』 聞き覚えのある声での返答が・・・。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「そんな移動の仕方、もう一人はあんたしか知らないからね。」 『なるほど、、、、な。』 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| 移動し姿を現したのは そう、この男だった。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「思っていた以上の戦いぶりだ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「あ、あいつ!」クラウス総帥 「団長か・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あのやろう・・・、この状況で現れやがって・・・」ゾルダ 「あ、兄貴・・・、なにやってんだ?」エルニーニャ 「ス、スナーグがここに・・・?」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「ふん。 ( 自分へのぼやきを聞き流し、遠くで控えるミカールに顔を向けた。そして、) まずはミカールよ、務め、ご苦労であった。」ゆうすけ 「なんだって !! 」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なんだとっ あいつら知り合いだったのか・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「務め~? ご苦労~?」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「[剣]は破壊された。 この地における 守る任 を解く。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「はは。」 ( 片膝姿勢で、大きく頭を垂れる )エルニーニャ 「くそっ・・・」クラウス総帥 「どうなってんだ・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「あの二人は繋がっていたのか・・・」ゆうすけ 「守る 任務 だと !? 」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「 ・・・・ 」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ふっ」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「カルキ、しばらくぶりだ。 このわしを追って到着というところか。 ( こういち達に向き直り ) では、改めて自己紹介させてもらおう。 わしの名は、 X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン という。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「元、皇帝!」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「はぁ~?」ゾルダ 「なんだ?」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「訳わかんねぇぞ・・・」ゆうすけ 「元・・・皇帝・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様、やはりこの地に逃げおおせておったか。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン/全拳武道団[本部]武道団長( 改め ) 「逃げてはいない。 次なる対応の準備をしていただけ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「次なる準備だぁ? 謀反を企てておったか。」X クロス14神星 元皇帝 スナーグ・de・バイヤン 「謀反ではない。 貴様の悪事を世に知ってもらう そのための準備だ。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「内輪話の最中に悪いな。 お前、元大将か。 で、今は何用でここに現れた?」 その時、スナーグの後ろから、 V ズバっ☆ V[竹林総元帥]チュウラン 「その先は、わらわから説明しよう。」[神霊巫女]利江 「 !! チュウランさん、それにチーランさんとスウランさんまで。」ゆうすけ 「なんだ・・・?」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あいつらまで・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「チーランにスウラン?」ザウバー 「女将、まずオレからだ。 ( 一歩前に出る ) おれがここに到着する前に、ちょいとな。 ミカールの総攻撃の後、みんなが移動した後によ・・・・」_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄ゆうすけ 「あぁ。 みんなで移動だ! 聞けミカール、 総元帥チュウラン、それに利江ちゃんは本当に何も知らないよ。 ここには用は 無いのさ。 お前は『エル』達の目指すところへ行け。 お前の目指すモノはそこにある。 ザウバーとゾルダは Ryuichi を連れてきて。 陽江(ようこう)、我々を連れて移動した後、次に西艶(さいえん)さんとクラウ スを頼む。 移動先はリツコさんだ。」ゾルダ 「あいよ。」 V ズバっ☆ V峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「わかったアル。」 V ズバっ☆ Vザウバー 「おっさん、分かったら とっとと ここから移動しな。 まだゆうすけの話には続きがあるぜ。 また後でな。 ん? ・・・・」 V ズバっ☆ V と、ゾルダ、棲 陽江(す ようこう)、更にミカールが移動した後、ザウバーも移 動しようとした時、何かに気付き、移動先を変えたザウバー。 V ズバっ☆ Vザウバー 「異様な[気]がまだあったんで来てみれば・・・ ほぅ、あんただったか。」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「ふっ、気が付いたか。 まぁ随分と楽しんでいるようだな。」 そこに立っていたのは、Ryuichi とやり終えた全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ の姿だった。ザウバー 「あぁ。普段はここまで気合を入れる事が無いからな。楽しませてもらってる。」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「ここは一段落したように見えるが?」ザウバー 「いちをな。 だが、まだお前さんが居るとあっちゃ、野放しに出来る話でもなさそうだ。」全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「お前達が突然現れてから流れが変わってしまい、今暇してるところだ。 一戦交えるかね?」ザウバー 「ゆうすけの指示には無いが・・・悪いな、出くわしちまったからな。」 スナーグをきつく睨み、ぐっと拳を握るザウバー。 -つづく-第4-612話 X クロス14神星 皇帝 -02 へ (そういう事だ・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月21日
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. 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> またもこういちが空撃波で迎撃! 炎の塊が激しく飛び散る!\ズッバーーーン/エルニーニャ 「このぉっ! くたばれっ!」 見かねた『エル』、両手を胸の前で重ねて空を駆ける タロ とこういち 目掛け、片手を勢いよく伸ばしたっ! ズッ ボッッ >> 彗星のように気流の尾をしたがえた巨大な[気]が、一直線に突き進む!<ξξシュルリンξξ 透明なバリアがタロをも包み込んで跳ね除けた中で 片手を巨大な[気]に向けていた こういち、勢いでタロの軌道が後方に追いやられる。エルニーニャ 「くそっ」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「す、凄い!」 タロの上で髪の毛をなびかせながら、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「ヤツの攻撃はおいらが守る。 心配すんな。 それに朱雀は標的をこっちに移した。 タロ、あいつの火力、火炎の到達速度はもう分かったよね。 さて やってしまおうか。 朱雀に集中。 あいつの火力と力比べだ。 タロ、負けるなよ。」タロ 『 GAO 』 返答するタロ、大きく旋回した後、朱雀に向かって一直線! すると朱雀、ホバリングしながら翼を前後に羽ばたき始める。そして 体を炎で包み、 羽ばたきでその包んだ炎を前に送り出す。口からも巨大な炎を吐き出し、先程大地を 噴火させた程の巨大な炎の合わせ技で襲い掛かったっ! こういちはタロの首で立ち上がり、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あいつも本気だ。 タロ、こっちの狙いは本体だっ! いくぞっ 」ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ [気]を入れ直したこういち、空中でも衝撃の波が駆け抜ける。 向かい来る巨大な炎の行き足をも尻ごみさせる程! そして、 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> そして最大級の空撃波で迎撃! 反動でタロはホバリング状態に! 朱雀の炎と空撃波の気流で、突き抜ける渦に炎が飲み込まれるように巻き込んでいる! そのまま突き進む空撃波! 続いてタロが大きく口を開け、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ 巨波の冷気がそれを後押しする!峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「いっけー! タロちゃんとこういちのツープラトン攻撃アル!」 突き抜ける空撃波が巻き込んだ炎を押し戻し、巨大な逆流の炎が朱雀を吹き抜けた! そして、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ タロの冷気が容赦なく朱雀を襲い続ける。 次第に炎の力が弱まり始め、朱雀のホバリングの力も弱くなる・・・。 そしてついに落 下を始めたころ、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ タロの冷気が勝り氷に包まれた 。その巨大な体が大地に向かって 真っ逆さまに墜落していく。 そこへ、。、::。.::・'゜バチバチ。、::。.::・'゜ 南流 衝撃波っ! ズっ ボーーーーーーーン>>>> 見たこともない程の 南流 衝撃波 だ! ホバリングするタロの体が反動で後方に 90m 程押し戻された!\\ドッ バーーーン // の姿が、ものの見事に粉砕っ! 空中で跡形も無く消え去った!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なにっ! す、朱雀が!」ゆうすけ 「やったぁ~♪」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「すごーい♪」ザウバー 「なんてやつらだ・・・。」ゾルダ 「以前の龍や白虎の対峙した時とは比べものにならない・・・。鮮やかだぜ。」ザウバー 「あいつの力が増し、僅かな様子見で見切れたんだろうぜ・・・。 くそっ、化け物め・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なぜだ、なぜこうもあっさりと朱雀を始末出来る・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ち、ちくしょーーーっ!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「この地球を守る。今必要な事は。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「四獣神が手も足も出ない程・・・。 白虎は何をやっておる・・・。」 あっけにとられているカルキ、それを横目に、 彡バサン、彡バサン、彡バサン スタっ彡 降り立ったこういちとタロに駆け寄る利江。[神霊巫女]利江 「こういち君ーん、タロちゃーん♪」 タロが しゃがむように姿勢を低くした。[神霊巫女]利江 「タロちゃん、お疲れ様。 その姿、勇ましいわよ。」 ( タロに手を添えて )タロ 『 Cuuuu 』[神霊巫女]利江 「こういち君。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「利江ちゃん、危ないから下がってて。まだ終わってない。 本当の戦いはこれからだ。」 きつい目付きでカルキの立つ方向に、ところがなんとその後方横を直視しているこう いち・・・。[神霊巫女]利江 「う、うん・・・。」 利江は今後の展開を予測し、再びこういちを抱きしめたのであった。 そして! (∽ ~キュ~~ン~∽ )陳南家 南流伝承者 南 こういち 「・・・・ 助かる ありがとう。」[神霊巫女]利江 「いってらっしゃい・・・・。」 利江の顔を見つめた後、こういちが歩き出した。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「今かよ、お前が現れるのは。」 誰かに向かって話しかけている。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「今? 何を言っている・・・ ・・・ ん !? 」 -つづく-第4-611話 X クロス14神星 皇帝 -01 へ ( おっとやべー!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月20日
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.リツコ 「タロちゃんが!」 みなの視線を浴びつつ徐々に肥大化したタロ。発光するオーラが収まると、体の変化 の状態を探るかのように ブルブルと首を振り、少し間をおいてから 天に向かって辺り に轟かんばかりに吠えたっ!タロ 『 GAOOOOOっ! 』 その姿は、まさに 四獣神の そのものだ!ゾルダ 「なんだよおい、ありゃ・・・」ザウバー 「あぁ・・・、以前オレ達が押さえつけようとした デカくて白い虎じゃないか・・・」クラウス総帥 「どうなってんだぁ~?」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「お、おぃ・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「今度は白虎だと・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「はぁ~?」[神霊巫女]利江 「タロちゃん。。」タロ 『 GAOO 』 利江の声に反応し、利江を見つめたタロ。 そしてこういちを見つめると、こういち は『カモン』と腕を振っていた。 するとタロ、 なんと! 背中から 白く輝く塊がこぶの様に現れ始めた。 折りたたまれた状態から、徐々に 左右に解放し広げていく。。 そして白い輝きが、伸びた先の方まで届くと、タロ 『 GAOOOOOっ! 』 再び吠えたタロ、 新たに得たその背中の白く輝く[翼]をこれ見よがしに大きく広げた。 バサっ『 GAOOOOOっ! 』[神霊巫女]利江 「勇ましい。。」 ゆうすけもリツコも、あっけにとられて その後は声も出ない。 その姿に 和恵と Ryuichi も動きを止め見つめていた。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なっ、今度は白虎だと・・・」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「あれはタロね。」 みんなの驚きを余所に、タロは空を見上げ 新たなアイテム、白く輝く[翼]を強く 羽ばたき始めた。 彡バサン、彡バサン、彡バサン 徐々に体が浮き上がり、そして、 彡バサ彡バサ ビシューーー 勢いよく大空へと舞い上がっていった。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ほぉ~、白虎も蘇ったか。」 大勢の視線を集めつつ、気持ちよさそうに大空の風を切り旋回するタロ。 黒い噴煙を切り裂き 急降下でこういちに向かって滑空した。 それを見たこういち、 『 ハッ 』 高くジャンプし、それをタロが背中でキャッチ。 跨るこういちを乗せタロは再び 大空に舞い上がった。ゆうすけ 「な、なんかすげぇ~。。」リツコ 「とても勇ましく見えるわ。。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「なんだと! 白虎とこういちが共闘???」 タロの背中で、こういちが地上を指差した。 すると、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ 西艶 凌紀(さいえん りょうき)の降らせた雨も伴い、一瞬で辺り一面が銀世界に! 噴火していた火口も、流れ出していたマグマも、あっという間に動きを停め静寂させ てしまった!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「な、なんとっ!」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「すげっ、マグマをも一瞬で凍らせやがった・・・。 白虎・・・、あの子虎が・・・。 なる程、そういう事か。 一杯食ったって事か・・・。 やつらが居た時に凍らせられる訳だぜ。」 急に笑顔が戻るセルフィー。 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ Vザウバー 「場所変えねぇとよ。」ゾルダ 「オレ達も氷積めだぜ。」クラウス総帥 「何がなんだか・・・」ザウバー 「あとでゆっくりと説明してやる。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「やつらの連れてた子虎が・・・白虎、三獣神の白虎だったとは・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「それも彼らに懐いている・・・。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「なんてやつらだ・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「近くに居て、分からなかったのか?」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「そんなもん分かるかよ。ただの白い子虎だったからな、普段は・・・。」[神霊巫女]利江 「延焼を止めた! タロちゃんが・・・ あの姿に。。」ゆうすけ 「こういちは、タロが日々成長しているのを感じていた。 たぶん、もうタロの意思であの姿になれる事を察知していたんだろう・・・。」 空を駆ける タロ、そこへっ! 『Hyooooーー』ゴォォォォォォ 朱雀の火炎がタロを襲う! 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> こういちが空撃波で迎撃! いっきに粉砕される炎の塊!\ズッバーーーン/ 吹き飛んで舞い落ちる火の粉の中をくぐり去るタロ。 ======= ビシューーー⇒ 陳南家 南流伝承者 南 こういち 「いいぞ、タロ。」 タロの首をポンポンと叩くこういち。 旋回するタロに再び! 『Hyooooーー』ゴォォォォォォ 再び朱雀の火炎が襲い来る! 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> またもこういちが空撃波で迎撃! 炎の塊が激しく飛び散る! -つづく-第4-610話 三獣神 白虎 こういちとタロ! -02 へ (もう分かったよね) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月19日
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.クラウス総帥 「どうなっていやがる・・・」ザウバー 「ありゃほとんど病気ってやつだ。治んねーだろうな。」 ザウバーだけが片膝姿勢まで起き上がっていた。 『Hyooooーー』ゴォォォォォォ 再び急降下し、火炎を放射する朱雀っ!陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「今、陳西家が不在。俺たちでなんとか火の勢いを止めるぞ!」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「分かった。」 両手を掲げてゆらゆらと左右に動かす二人、 すると、どこからか砂の嵐で巻き起こったような土埃が猛然と吹き上がった! 続いてもくもくとした巨大な壁が、炎上している地域に次々と覆いかぶさっていく! 燃えたぎる炎、降り注ぐ土砂でまったく視界が利かない。 土砂の量の多い近場は収まり始めたように見えるが、陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「いい発想だ、だがやつが次々と延焼個所を増やしてやがる! 火の勢いがハンパ ねぇ! あんなもんじゃ追い付かねーぞ・・・」 そこへ、 V ズバっ☆ Vリツコ 「うそ、こっちも!」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なればここも私が!」ゆうすけ 「西艶(さいえん)さん、待って!」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「どうして止める・・・?」ゆうすけ 「大量の水を被せては、我々の足場が水没します。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「う、うぬ・・・。」ゆうすけ 「でも降雨であれば。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「よ、よし。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき)が天に向け、両手をかざした。 しばらくすると大量の水の塊が上空に現れ、そして、 『フンっ』 力強く拳を握ると、空中の水の塊が突然弾けた! その水滴がまさに降雨のように降り注いでいく。 突如発生する一面を白く覆う程 の水蒸気。リツコ 「いい感じです。」 土砂も水分を含み泥状となり、鎮火速度が増していく。 だが、次々と炎をまき散らす朱雀、いたちごっこを見るようで埒が明かない。 『Hyooooーー』ゴォォォォォォ陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くそぉ、なんて火力していやがる・・・」 さらにがホバリングして翼からの熱風を大地に当て始め、 口から吐き出す火炎をその一点に集中する。 すると、 突然 大きな振動を伴い大地が怒り狂い始めた! そして一点が大きく隆起し始め、続いて火山の大噴火が起きたっ!\\どっかぁーーん//陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「ふ、ふざけんな!」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「なんてやろーだ!」\\どっかぁーーん// 勢いよく火山灰が空に舞い上がり、見る見ると天空を黒く覆い始めた! そして大地では、ドロドロとしたマグマが地面を這いずり始める!ゾルダ 「くぅ、噴火しやがったぜ!」クラウス総帥 「や、やばいんじゃねーか・・・」ザウバー 「くそ・・・」ゆうすけ 「く・・・、こんなところを噴火させられるのかよ・・・」 その時! 『 いくぞっ タローーー! 本気だせっ! 』 こういちが大声でタロの名を呼んだ! すると きつい顔つきのこういちを見たタロ、急に顔が険しくなり 前傾姿勢に! そしてっ![神霊巫女]利江 「えっ!」 利江の首にぶら下がるペンダント状の[探神霊石]が 強烈なアクア・ブルーに輝いたっ!~[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「うっ!」 大竹林寺、マーシャの前の[探神霊石:源石球]も!~ なんと、タロの体がオーラに包まれ、みるみると巨大化していくではないかっ!ゆうすけ 「タ、タロ!」リツコ 「タロちゃんが!」 みなの視線を浴びつつ徐々に肥大化したタロ。発光するオーラが収まると、体の変化 の状態を探るかのように ブルブルと首を振り、少し間をおいてから 天に向かって辺り に轟かんばかりに吠えたっ!タロ 『 GAOOOOOっ! 』 その姿は、まさに 四獣神の そのものだ! -つづく-第4-609話 三獣神 白虎 こういちとタロ! へ (あとでゆっくりと説明してやる) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月17日
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.陳南家 南流伝承者 南 こういち 「来たよ。」~ ~ ~ 西艶 凌紀(さいえん りょうき)は、蒸発せずに残り流れ出す海水を 水槽に閉じ込める様に 流出を止めていた。ザッバァァァァン シューーー ほどなくして降り注ぐ海水を停め 水槽のように貯めていた海水を、向かい来ていた海水と 一緒に各湾に戻したのであった・・・。 リツコの目前に広がる視界は、焼け焦げた木々の姿がのこる樹海と裾野の姿。そし て流動しながら固まったマグマがあった。陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「まだくすぶっている所もありますが、他に燃えるモノも無いですから あとは自然の 冷却に任せましょう。」リツコ 「え、えぇ・・・。」~ ~ ~クラウス総帥 「すげーな、あいつら・・・」ザウバー 「なに、ほとんどこういちのところで終わってたぜ。 二人はダメ押しだけだな。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「来たよ。」 そこへっ!ゴォォォォォォ 突然、空から火の玉が襲うっ!\ぼぉぉぉぉっん/ぼぉぉぉぉぉっ 大地が火の海へと一変した!峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「うわぁぁ、き、来たアル・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「うぬぅぅ・・・」 ( 険しい表情で空を見上げる )ゾルダ 「と、鳥だぜ、それもバカデカイ・・・」クラウス総帥 「おぃ、火吹いてやがる・・・。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「あれが・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「三獣神の・・・朱雀・・・」 『Hyooooーー』 低空で地上を滑空し、上空へと舞い上がった。ぼぉぉぉぉぉっ 通過し起きた衝撃風で、大地の火災に拍車が掛かった!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「おぉ、朱雀か。」[神霊巫女]利江 「朱雀が・・・ここに。」 つぶやく利江の元にゆうすけと陽江(ようこう)が寄り添い、ペンダント状の[探 神霊石]の[神霊巫女]を守る半球のバリアの中に納まって難をしのぐ3人と一匹。ゆうすけ 「こういち!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あぁ、おいらの使命だ。」 握り拳を作り、朱雀をきつく睨むこういち。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「す、朱雀か! 三獣神の!」 素早くこういちに目を向ける Ryuichi! キツイ目付きに変わり、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 こぉいちぃぃっ! させるかぁぁぁぁ! 」 突然、こういちに突進する Ryuichi! それを横目で見つめるこういち。≡≡≡≡≡≡≡>> ★ ズコーーーーン 『くぅっ』 横からの塊に 飛ばされた Ryuichi、片手で地面を引きづり 向きを変えて止まった。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「少しは学習しなさいっ」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「うるさいっ オレは、三獣神をこういちから守るんだ!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「この地球(ほし)が無くなってしまったら、三獣神を守る事にならないでしょ! 状況を考えなさい!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「黙れっ ならまず貴様からだ!」 和恵に突進する Ryuichi!クラウス総帥 「今度はあいつら同士でおっ始めやがった・・・」ザウバー 「好きだねーあいつら。」ゾルダ 「いつまでも変わらねーな。」 うつぶせから片手で体を起こした姿の3人。 スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ バシバシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ ガシっ★ バシバシバシバシっ★ サッ☆ ガシっ★ ガツガツガツ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ スパンっ★ ガシガシガシっ★ サッ☆ ガシガシっ★ サッ☆ バシバシバシバシっ★ ガツガツガツ★ サッ☆ゾルダ 「理解に苦しむだろ。」クラウス総帥 「どうなっていやがる・・・」ザウバー 「ありゃほとんど病気ってやつだ。治んねーだろうな。」 ザウバーだけが片膝姿勢まで起き上がっていた。 -つづく-第4-608話 三獣神 朱雀 復活! -04 へ (いい感じです) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月16日
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. 次のお店へと外を歩くスタッフ。 その時、一人のスタッフが! 「あ、あれ見て下さい!」 ( 大声で空を指差して叫ぶ! ) 次々と空を見上げる。 「な、なんだあれは!」 「カメラ、カメラ回せ!」 空には、目的地を真一直線に目指す火に包まれた怪鳥の姿が・・・。~ ~ ~陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「ありり、マジで全然効かない・・・」 他の者は、先ほどの教訓を生かし、むやみに仕掛けない中、シュナイケルだけが仕 掛けた。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「自分だけは通じるとでも思ったか!」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「まじめに戦う気になったか?」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「そういじめるなよ・・・。 悪かったよ・・・。 だがよ、今はこいつらを野放しには出来ないと思ってるのは事実だよ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なら、そんな鼻っつらのハエでも掃うような攻撃じゃ無く、本気で臨め。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「しかし、無力化するあの[鎧]の前では・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「出来ねーと思っているヤツは引っ込んでろ!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「その通り。 邪魔だけはしないでね。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「くっ・・・。」~ ~ ~リツコ 「す、凄い!」 次から次へと空から海水が注がれる中、辺りをもの凄い水蒸気が湧きあがる! その熱気はリツコも片腕で顔を覆う程! 吹き上げる火山灰と水蒸気! 西艶 凌紀(さいえん りょうき)は、蒸発せずに残り流れ出す海水を、水槽に閉じ 込める様に流出を止めていた。ザッバァァァァン シューーー~ ~ ~陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おっさん、守りに入ったのかよ。 じゃ、おいらもあんたの使う言葉、 『そんなんじゃおいらは倒せないぜ』って言わせてもらうよ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なにこそばゆい事を。 生意気な小僧め、身の程を知れ!」 そう言うと、つかつかと無造作にカルキに近づくこういち。ゾルダ 「おぃおぃ・・・。」クラウス総帥 「あいつ・・・」ザウバー 「ふっ、今に始まった訳じゃねぇ。 いつもの事だ。 以前クラウスが鎖で繋がれた所から逃げ出した時、オレ達と出くわしただろ。 あの コンビニの前 の時もそうだ。」 あいつ、相手を見切った時には良くやるんだよ。」クラウス総帥 「そうだった、あの時も。」ゾルダ 「クラウス、足は大丈夫か?」クラウス総帥 「なに、大したことねー。この程度じゃケガ人の扱いにはしてくれねぇさ。」ザウバー 「無理すんなよ。 こういちが動くぜ。」 カルキの前で立ち止まったこういち。 そこへ、X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「き、貴様ー! 皇帝に無礼であろうっ!」 意識を取り戻していたオシリスが突然、疾風の如くこういちに向かって来たっ! だが、左脚をやや踏ん張り、 彡 ==== ★ズゴーン 強烈な右の裏拳が炸裂っ! 予測外の速度と威力でブチかまされ、ブッ飛んで行くオシリス!陳南家 南流伝承者 南 こういち 「もう手は抜かないと言ったろ。」 続いて、フラフラで立ち上がっていたこの男も、こういちに一直線に詰め寄った!X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「皇帝には指一本っ ・・・ !! 」 彡 ==== ★ボコーン オシリスへの裏拳姿勢から左腕でホルスの拳を受け流し、左脚を軸に右足の横蹴り が炸裂っ! まったく蹴り足の軌道が見えず、体験した事の無い一瞬での出来事の ホルス、はっとした瞬間には、こちらも体が宙を舞っていたっ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ そして、二つの衝撃の余波が駆け抜けていった! さらに宙を舞う二人に、陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「おとなしくしてなさいっ!」 和恵の強烈な蹴りっ! =>>ズボっ★ =>>=> オシリスの右顔面にメリ込み、再び力なく宙を舞うっ!ドッコォォォォン 続いて、衝撃の余波が、大地を走っていく!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「だまって寝っころがってりゃいいんだよっ!」 こちらも強烈な蹴りっ! =>>ズゴっ★ =>>=> ホルスの脇腹にメリ込んだ蹴り、そのまま振り抜き[く]の字になる体っ! そして力なく宙を舞うっ!ドッコォォォォン 余波が大地を駆けていった。 彡彡ドサン ドサン彡彡 二つの体が、地面に転がった・・・。エルニーニャ 「ホルス! オシリス!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「私達は、本気よ!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「テメーの好き勝ってにはさせん!」クラウス総帥 「すげーな、あいつら・・・」ザウバー 「なに、ほとんどこういちのところで終わってたぜ。 二人はダメ押しだけだな。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「来たよ。」 -つづく-第4-607話 三獣神 朱雀 復活! -03 へ (好きだねーあいつら) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月15日
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. そのころ、大日本国のシンボル的な美しい山、そう富士の山が大轟音と共に、突然 噴火したのだった!」\ / ドッッッカァァァーーーーン 裾野に向かう山の斜面でもっ!\ / ドッッッカァァァーーーーン報道: 『ここで臨時ニュースを申し上げます・・・・』~ その時、ゆうすけの携帯が。 ♪ピポパポピピ~♪ゆうすけ [ はい、ゆうすけ。]椿 勇姿 [ゆうすけ君、今TVの臨時ニュースで・・・]ゆうすけ [ ・・・・ えぇぇっ! 富士の山がっ! わかりました、すぐ対処します。 ] ♪ピっ 「富士の山が・・・噴火した!」リツコ 「富士の山 !! 」ゆうすけ 「こうしちゃいられない! リツコさん、西艶(さいえん)さんに同行して頂き、 すぐに富士の山の鎮火に向かって下さい!」リツコ 「わかったわ!」 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 西艶 凌紀(さいえん りょうき)の脇に現れ、リツコ 「西艶(さいえん)さん、急用です! 私と一緒に!」 陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「急用ですとっ! ここでの・・・・」 V ズバっ☆ Vゆうすけ 「こういち!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「ゆうすけ、こっちに向かっている。」 ( カルキを見つめたままの後ろ姿で )ゆうすけ 「こっちにか・・・、わかった。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「何もこんな時に・・・。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「じゃ、ボクちゃんもやっちゃうよー!」 カルキの足元目がけて指差す! 「 食らえ! 隆起振動波っ! 」 するとカルキの足元に、突然岩石がわき出て、 ピシピシ ピシ ピシピシ ピシっ ピシっ の音と振動と共にヒビが入り、 ドゴン 、ドゴン、ドゴン と割れていく。 音が鳴りやむ頃には、次々と大きな岩石が親指程の大きさに細かく 砕かれていった。 だが、陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「ありり、マジで全然効かない・・・」~ ~ ~リツコ 「西艶(さいえん)さん、急用です! 私と一緒に!」 陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「急用ですとっ! ここでの・・・・ V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 危険を差し置いてどこ(へ)・・・・」 西艶 凌紀(さいえん りょうき)を連れ、話しの途中で移動したリツコ、到着した その目の前で繰り広げられている景色を見て、リツコ 「富士の山が・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「な、なんという光景・・・」 息を呑む二人。 火口から黄赤色の岩や炎を吹き上げ、ドロドロとしたマグマが次々と流れ出している。リツコ 「西艶(さいえん)さん!」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「わ、わかった! なんとかしてみましょう。」 西艶 凌紀(さいえん りょうき)はうつむき加減で何かを探った。 そして、陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「あちらに海が。 よしっ!」 両手を腹下でクロスさせ、続いて外回しで両手を天に向け広げた! するとここより距離のある太平洋に面した南に位置する駿河湾、そして南東に位置 する相模湾の海水が巨大な壁の様に盛り上がった! その回りを囲む海面は、逆に低く水位が低下する。 近くを航行する船舶がその水 位差に飲まれていく。船長 「何事だ!」船員 「突然海面が!」船長 「渦じゃない! そのまま斜面に逆らわず進む! 面舵とれ!」 そして 西艶 凌紀(さいえん りょうき)は、広げた両手を、まさにハンマー投げの ように回転させて、富士の山に向かって力強く投げ出した! ぶ厚い壁の様に迫立った海水が、勢いよく空に向かって飛んで行く! 虹の様に連なって宙を駆ける海水、まるでナイヤガラの滝が海から空に向かってい る、そんなど迫力で摩訶不思議な光景で、また脅威を感じる程の勢いっ! そして富士の山上空に現れたかと思うと、巨大なバケツをへっくり返したように、 空から富士の山目掛けて降り注いだっ!ザッバァァァァン シューーーリツコ 「す、凄い!」 次から次へと空から海水が注がれる中、辺りをもの凄い水蒸気が湧きあがる! その熱気はリツコも片腕で顔を覆う程! 吹き上げる火山灰と水蒸気! そのころ、山梨・長野・群馬、そして新潟県の上空 では、~ ~ ~山梨県民 「おい見ろよ!」長野県民 「そ、空に!」群馬県民 「な、何かデッかい火の玉が飛んでくぞ・・・」新潟県民 「ひ、火の鳥だ・・・、海を渡っていく・・・。」 多くの目撃情報が飛び交っていた。報道A 『ここで臨時ニュースを申し上げます。 本日午後 1時過ぎ、突然 富士の山が噴火致しました。』TV撮影現場 『いつもニコニコ、笑顔でお腹いっぱ~い♪』 「はぃ、OK です。 満ぷっくさん、次に行きましょう。」 「今日の撮影はそば尽くしですね。」 次のお店へと外を歩くスタッフ。 その時、一人のスタッフが! 「あ、あれ見て下さい!」 ( 大声で空を指差して叫ぶ! ) -つづく-第4-606話 三獣神 朱雀 復活! -02 へ (なに、大したことねー) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月14日
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. ★ズゴーーン==> 反対の腹部から衝撃の余波が大地に広がっていく! ドッコォォォォン だが、カルキは右手こぶしを天に掲げて、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「効かぬわ。」 『 ハッ 』 \ドバン/陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「は、弾き飛ばしやがったっ!」 脳天に突き立てている風と水流のドリルを[気]を発して粉砕! 続いて右腕を一振り、和恵が飛ばされ、返す拳で Ryuichi も飛ばされたっ! ===バシっッ> 『うっ』 ===バシっッ> 『うぉっ』 飛ばされる二人に、手の平を向け、 『 ハッ 』 あのマルタスを一撃で木端微塵にした[気]を発したっ!リツコ 「まずいっ!」 戦況を直視していた者が、皆同様に心に瞬時に思った。 ところが、<ξξシュルリンξξ 和恵のところと、そして、<ξξシュルリンξξ Ryuichi のところでも。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なんだと!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「おっさん、悪いがおいら達には効かないよ。」 そこには、Ryuichi の前で片手をカルキに向け上目使いでにらむこういちの姿が。 スタっ彡 スタっ彡 片膝で着地した和恵と Ryuichi。陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「手ごたえ微妙ね・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「余計なお世話だと言っただろ!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こ、こいつらめ・・・」 ちょっと勝手が違うことに気付くカルキ。エルニーニャ 「こ、こいつらには、弾かれてしまうんです・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なぜだ・・・、 [[ 蛮族震撼の剣 ]] [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と[剣]を持つもの を悉く断ち切り、[[ 覇者創世の剣 ]] 自らも覇者創世を導く・・・。その上、我が 力をも弾くとは・・・。 何が起きている・・・、こんなヤツ、初めてだ・・・。」 と言い終わると、お腹に手を当てた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「・・・今頃・・・、くっ・・・ こいつら・・・ なれば。」 カルキは天に拳を突き上げた。そして、 『 装着。 』 その一言で、体がまばゆい程に黄金に輝き始めた。 \|/ ピカー すると、 カシャ! カシャカシャ! 何かがはまっていく音。 しばらくして徐々に輝きが止んでいく。 全員が腕や手で目を覆っていたが、徐々に降ろして目先を見つめ始めた。 そこには、陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「やつら、またあれを!」ゾルダ 「今度はあいつが身に着けたぜ・・・。」クラウス総帥 「 うっ・・・・ 」ザウバー 「身の危険でも感じたんだろうよ。」 倒れて起き上がれない3人もその姿勢のままカルキを見つめつぶやいた。峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「また装着されたアル!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「☆★王位三宝武装具★☆ [[ 悪鬼鉄壁の鎧 ]] [[ 悪鬼完防の盾 ]] を装着した今、 わしを倒せる者はおらぬ。 貴様ら、容赦せん。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「そいつはどうかな。 さっきも言ったろ、やってみなきゃわかんねーって。」ゆうすけ 「あぁ、それに守るだけじゃね。」エルニーニャ ( な、なんなんだ、こいつらのこの余裕は・・・ )X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ほざいてろ、小僧ども!」 その時突然っ![神霊巫女]利江 「来るっ!」 利江が叫んだ! そしてこういちも斜め後方に顔を振る! 続いて利江の胸元のペンダントが、赤い光を発したっ!\ピカーーーーーー!/~ 突然、大竹林寺の [探神霊石:源石球]も赤く強い光を発光させたっ!\ピカーーーーーー!/[近衛軍長 補佐]スウラン 「えっ!」[神霊巫女]マーシャ 「す、朱雀が!」 ( [探神霊石:源石球]に手をかざしながら )[近衛軍長]チーラン 「こんな時にっ!」[竹林総元帥]チュウラン 「朱雀が蘇った・・・」~ゆうすけ 「うっ!」[神霊巫女]利江 「朱雀が!」リツコ 「なんですって!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「朱雀って・・・まさか!」[神霊巫女]利江 「四獣神 火を司る よ!」ゆうすけ 「くそ、このタイミングで・・・。 利江ちゃん、場所は?」リツコ 「赤炎山?」[神霊巫女]利江 「違う・・・。 方角はこっちの方・・・。」 利江の指は、ここ佐渡ケ島よりほぼ真南を指した。」ゆうすけ 「ん? そっちは赤炎山じゃない・・・ 南か、すると・・・」~ そのころ、大日本国のシンボル的な美しい山、そう富士の山が大轟音と共に、突然 噴火したのだった!」 -つづく-第4-605話 三獣神 朱雀 復活! -01 へ (急用ですとっ! ここでの・・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月13日
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. V ズバっ☆ Vザウバー 「うりゃゃゃゃっ!」 空中に現れたザウバーの横蹴り! V ズバっ☆ Vゾルダ 「とぉぉぉりゃゃっ!」 ザウバーの反対側に現れたゾルダの回し蹴り! V ズバっ☆ Vクラウス総帥 「おぉぉりゃゃっ!」 真後ろの現れたクラウスの両足蹴り! 一斉にカルキに向かって放たれたっ! そのカルキ、赤子の手をひねるように、まず右に現れたザウバーの蹴りを体をひねっ て右の肘打ち、切り替えして左に現れたゾルダの蹴りを左手で次いで右手で掴み、そ のまま更に体を回転させ真後ろに現れたクラウスにゾルダをぶつけた! ガスっ ガシっ ==ガッツーン★★ 『くっ』===彡彡 『うわっ』===彡彡 『うぐっ』===彡彡 一瞬にしてそれぞれ飛ばされてしまう。 スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ 続けてカルキは飛ばした3人を追い、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「ちょこまかと!」 ガスガスっ★ ズゴっ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ ボコっ★ ズボっ スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ ゴスっ★ ズシっ 『ごほっ』===彡彡 ドサン彡 『ぬわっ』===彡彡 ドスン彡 『げふっ』===彡彡 ドサン彡 地べたに転がる3人っ! 上から叩きぬいた姿勢のカルキに、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「てぇりゃゃゃっ!」 Ryuichi の下からの素早い蹴りあげ! ガシっ☆ が、肘で止められ、 >★==ボコォーーン 右拳でふっ飛ばされたっ! 『うぐっ』 ===彡彡 スタン彡陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「お前らは下がってろっ!」 そう叫ぶと、大きく体全体を使って両手を体の廻りで回し、 『くらえっっ! ハリケーン・クラッシュ! 』 気合と共に、両手をカルキに向けた! すると、ξごぉぉぉぉぉぉぉぉ なんと突如、大気が勢いよく流動し始め、辺り全体を暴風の中へと引きずり込む! 見る見ると大きな渦を形成し、天空までも巻き添えにする程っ! そして直径が数百mに及ばんとするその台風の目のような空洞が、3人と Ryuichi を 弾き飛ばしたカルキを包み込んだっ!ξごぉぉぉぉぉぉぉぉ 『おぉぉ』 『すげー』ξごぉぉぉぉぉぉぉぉ そして、セルフィーは両手を天に広げたと思うと、一気にしゃがみながら体の前で勢 いよくクロスさせたっ! すると、中央の台風の目の渦が音を立てて突然すぼまった!ギュル ギュル ギュル ギュル ギュル陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 『 クラッシュ! 』 そしてセルフィーは、クロスしていた両手を勢いよく真横に開いたっ!ξキィィィィィーーーーーーンξ その一言でカン高い音に変わり、渦がまるでドリルの刃のように細く細く、そして 回転力も一気に増し、カルキの脳天に突き刺さっていったっ!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「物理的な威力も織り交ぜましょう。」 すると西艶 凌紀(さいえん りょうき)は、両手を掲げ 海面から大量の水を呼び集め ると、セルフィーが作り出した渦の上端に向かって腕を振った! 見る見ると大量の海水がその渦に飲まれていくっ!ξピシィィィィーーーーーーンξ 音色が変わったっ!峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「いっけぇー」 叫ぶ 陽江(ようこう)の横で、息を呑んで見つめるゆうすけ、リツコ、利江の姿が。ゾルダ 「す、すげー」クラウス総帥 「どたま、かち割れるぜ!」 その時、ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ [気]を入れ直したこういち、続いて! 『 はぁぁぁぁぁ 』ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ 更に、 『 はぁぁぁぁぁ 』ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ こういち、和恵、Ryuichi らの別次元の[気]が、爆風の如く舞い上がるっ!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 あいつの[気]は変わってねぇ! 」 彡シュパ===>>> 彡シュパ===>>> 和恵と Ryuichi がカルキに向かって弾丸の如く走り寄る! 『 はぁぁぁいっっ! 』 『 てぇやぁぁぁぁっ! 』 早くも和恵の走り込んでの回し蹴りが仁王立ちのカルキの背中に炸裂っ! ズ ゴーーン★ =>>=>=>> 腹部から突き抜けた余波が地面を振動し、大地に広がっていく!ドッコォォォォン さらに! 『 おぉぉぉぉりゃゃゃゃゃ! 』 脇っ腹に Ryuichi の蹴りもブチ込まれた! ★ズゴーーン==> 反対の腹部から衝撃の余波が大地に広がっていく! -つづく-第4-604話 地球の存続を掛けた総攻撃 -02 へ (身の危険でも感じたんだろうよ。) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月12日
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.X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「り、理由だと・・・? 小僧、それをなぜおまえが説明できるのだっ!」ゆうすけ 「前にも言ったろ。大昔、知る人が書き記しを残してくれたって。 この[剣]は3っの力が備わっている。 [[ 蛮族震撼の剣 ]] (赤黒の炎) [[ 悪鬼破壊の剣 ]] (黒青の炎) [[ 覇者創世の剣 ]] (白黄色の光と炎) 2っは、さっき見た通り。 蛮族の・・・、 野心ある者、こいつは意思を[剣]に支配されるという恐ろしい事態を招いてた。 悪鬼の・・・、 持ち主には[剣]が支配するという事象は起きず、意のままに活躍しそうだった。 そしてこの [[ 覇者創世の剣 ]] 。 ここまでの3っすべてを目にした者はそうは居ねーんじゃないのかな。光栄だぜ。 何故[剣]がそれぞれを判断しているのかをひも解くと 今、こういちに [[ 覇者創世 の剣 ]] を呼び起こせたかが分かるんだよ。 書き記しには、 『覇者に選ばれし者が手にした時、憎悪、破壊、侵略よりその力で守る』 とあった。 さらに別の言い伝えの中に、 『探せ。 四つの冠の者と共に創世の覇者を導け。』 と。 ここで言う 四つの冠する者 とは、呼び起こせる者の最低限の条件であり、 陳東家・ 陳南家・陳西家・陳北家 各伝承者を指す事は容易に想像がつく。 その部分で自分は該当すると 陳東家 の セルフィー は臨んでしくじったんだ。 ( 話ながらセルフィーと目を合わせるゆうすけ。 セルフィーはにがり潰した様な顔だ ) おれが注目したポイントは 覇者に選ばれし者 にあると。 覇者 とは何を指しているのか。 それは・・・、 四つの冠する者であり、且つ この地であんたら 全宇宙の支配者 全能の神々 の 一派を倒した者 を指すとおれはひも解いた。 その事象がさっき、シュナイケルとこういちのやり取りの中で起きていたのさ。 シュナイケルが手にしていた [[ 蛮族震撼の剣 ]] にこういちが触れた時、赤 黒い炎が一瞬収まった。[剣]がこういちに反応した。 それで確信できた。 四つの冠の正規伝承者、 その4人の中で、あんたらの 一派 を倒した実績を持つ者・・・、 そう、つまり [[ 覇者創世の剣 ]] を呼び起こせるのは、黄龍道を倒した・・・ 今そこで[剣]を手にしている、 陳南家 南流伝承者 の こういち だけだっ!」ザウバー 「なるほど。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「うっ」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「そ、そういう事かよ・・・。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「なるほどね。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ちっ。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「ゆうすけめ。。。 さすがだ。」 ( やわらかい薄ら笑みをうかべて )[神霊巫女]利江 「こういち君が・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ただ独りの・・・」リツコ 「該当者。。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「なんという事だ・・・。」エルニーニャ 「そ、そう言ゃぁ、黄龍道を倒したと・・・ ゴホっ 」ゆうすけ 「もういいぜ、こういち。 後は任せる。」 白黄色の炎が、こういちを包んでいた。 そのこういちにゆうすけがつぶやいた事 で、視線が一斉にこういちに移った。 そんな中、横目でゆうすけを見た後こういちが天に向かって[剣]を突き上げた。 すると、 ぼっ キラーーン 剣先から白黄色の炎を発し、天空へと登っていく。 そして先程の青黒く天を覆って いた雲を一気に排除する。 きらびやかな輝きに そこに居た全員が酔いしれ、そし て暗黒の雲を除去する様を見て、安堵に心をなびかせていた。 が、次にこういちの取った行動に、一同の顔が一変!、今度はキツネに摘ままれたか のような表情に変わる! 剣の柄を掴んだままもう一方の手で剣にこぶしを添え、突如 膝を曲げたこういち、バキっ\ / ピキン 『えっ!』 ゾルダ 「あっ・・・」クラウス総帥 「なっ・・・」 ザク↓ 一瞬にしてその場の空気が凍りついた!陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「ふっ。。」ザウバー 「あいつらしいぜ・・・。」 『 !? ・・・・ 』X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こ、小僧・・・、な、何をしたっ!」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「見ての通りさ。 こんなのがあるから、みんなおかしくなっちまうのさ。」エルニーニャ 「剣が・・・、剣が・・・ ゴホッ」 折れた剣先が地面に刺さり、 続いて手にしていた剣の柄の方を和恵に放り投げた。 ひょ~ぃ パシ陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「ごくろうさん。。」 ( 片手を上げて受け取った )ゆうすけ 「こういちじゃなきゃ折れないだろうな。 手にした者の意思も働かせないと。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「貴様ぁぁぁ! なんて事をしてくれたぁぁぁ!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「この地球(ほし)には、無用の代物よ。」 和恵はそう言い捨てると、[剣]の柄からパワーユニットを外し、それを握りつぶし てしまう。 バギ ボギ グシュぐしゅ パラパラパラ・・・ 粉々に砕けたパワーユニット、それを目の当たりにしたカルキだったが しばらく沈黙した後 突然顔がにやけてX クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「わっはっはっは。 その[剣]の [[ 覇者創世の剣 ]] の力を借りねば、このわしは倒せん。 墓穴を掘ったな。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「やってみなきゃ、わかんないさ。」ゆうすけ 「救いの一手を破壊してしまった今、 我らの望みはお前だけだ! 頼むぞ こういち!」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「こういち一人にいいカッコさせるかよっ! サッ☆ いくぜ皇帝! 覚悟っ! おぉぉぉりゃっ!」 突如、猛烈な速度でカルキに突っ込む Ryuichi っ!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「無駄だ!」ザウバー 「右に同じだっ!」 V ズバっ☆ Vゾルダ 「アイサっ!」 V ズバっ☆ Vクラウス総帥 「よっしゃ!」 V ズバっ☆ V陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「おぉぉぉりゃっ!」 急接近した Ryuichi に、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「くそぉ、まだ頭の整理が出来ん。」 次から次へと連続で事が動き、しっかりと頭が付いてこない中、向かい来る Ryuichi に手の平を軌道が見えない程に素早く横に一振りしたカルキ、 すると、 ボコンっ★ 『ぐわっ』===彡彡 両腕を顔の前でクロスさせ、防御しつつも飛ばされる Ryuichi っ! V ズバっ☆ Vザウバー 「うりゃゃゃゃっ!」 空中に現れたザウバーの横蹴り! -つづく-第4-603話 地球の存続を掛けた総攻撃 へ (ちょこまかと!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月10日
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.悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「この [[ 悪鬼破壊の剣 ]] の前に、お前らは、、、、 沈めぇぇっ! 」 そう叫び、剣を左から水平に一振りっ! 地平線まで届かんとする青黒い炎が、弧を描きながら大地を横切っていくっ! その時っ!陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「さっきのこういちのお蔭で、対処が見えたわ。 いくわよっ!」 南流 衝撃波っ! <<<<≡≡≡ ズ ボーーーーン≡≡≡ 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ふざけてんじゃねぇぇ!、 消えやがれっ! 殺流 衝撃波っ! 」 <<<<≡≡≡ ズボーーーーン! ≡≡≡ 二人の巨波が、 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] の 青黒い炎 を下から突き上げるように発 射っ! 尾を引く 青黒い炎 を斜め天空に向ける交差する軌道、その気流に巻かれ るように、大渦となり突き抜けていった! その時っ、>>ズゴっ!!★ なんとこういち、剣を振り抜く姿勢の『エル』の溝落ちに強烈な横蹴りをブチ込ん でいたっ! 『エル』は目をかっ開き、体を『く』の字にし宙に浮く! 背中側から体を突き抜けた衝撃の余波が、それも今までに見たことの無い程巨大さ で、大地を疾風の如く突き進んでいく!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ 『げほっ・・・』 口から血反吐を吐く『エル』。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「もぉ加減しないよ。」 『エル』の手から力なく [[ 悪鬼破壊の剣 ]] がゆっくりとスリ抜けて、大地 に落ちていく・・・。 そして『エル』の体を取り巻く青黒い炎のオーラが消えていった・・・。 両ひざを大地に付き、続いて上半身も大地に倒れていった・・・。 カシャン ズン彡 バタン彡彡 [剣]は何事も無かったかのように極普通の姿となり、地面に横たわる。陳南家 南流伝承者 南 こういち 「その剣を手にした慢心と油断で、おめえも隙だらけだ。 握らせなければいいだけだろ。」ゆうすけ 「あぁ、単純な事だ。それに・・・ 相手に[剣]を掴ませ、それでも力及ばないと悟らせる・・・。 『エル』の精神的ダメージは大きい。」[神霊巫女]利江 「こ、こういち君。」 両手を胸元で握り、つぶらなまなざしでこういちを見つめていた。陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「ま、また・・・」ゾルダ 「お、おぃ・・・」クラウス総帥 「す、すげっ・・・」ザウバー 「あいつ・・・」リツコ 「えっ・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「っ!」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「う、嘘だろ・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「な、なんなんだあいつ・・・」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「まっ、まさかっ! し、信じられん・・・」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「凄い、凄すぎる! 剣の炎の被害をあのお二人で食い止め、片やこういち君はあの『エル』を・・・。 なにより、剣の力と戦わず、それを振り回す本体への直の攻撃。 剣の威力に頼り切って隙のあるあの瞬間を狙って・・・。 な、なんという人達だろう・・・。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「馬鹿者がっ。 己自身を鍛えず、剣の力だけに頼るからそうなる。 いい薬だ。」 ( この局面を冷静に見届けていた ) その声を横目にこういち、大地に横たわる[剣]にゆっくりと歩み寄り、剣を見つ めながら片膝を付いた。 そして柄を握り、( カシャ )自分の顔の前へと運んだ・・・。 すると、X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「な、なにっ!」 その光景を、一歩踏み出しながら物凄い形相で驚いたカルキ! そしてこの男も。イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「そっ、そんなっ! な、なぜだっ!・・・ 持ち上げただとっ!」 『えっ。。』 ( 多くの者が同じ反応、そして ) 剣に刻まれたまた別の文字が、白黄色にゆっくりふわっふわっと点滅を繰り返し始めた。 すると突如[剣]が呼応し、まばゆいばかりに白く輝き始める! そして[剣]が白黄色い炎を吹き出し始めたっ![神霊巫女]利江 「こういち君が手に、そして白い光と黄色い炎・・・。」リツコ 「あの色・・・、 [[ 覇者創世の剣 ]] っ!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「今度は黄色にアル・・・。」ゆうすけ 「 [[ 覇者創世の剣 ]] (白黄色の光と炎)・・・ 覇者に選ばれし者が手に した時、憎悪、破壊、侵略よりその力で守る。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なにっ、 [[ 覇者創世の剣 ]] と!」[神霊巫女]利江 「白い光、黄色の炎。 燃やし、輝かせよ。 我らに創世の覇者を導きたまえ・・・。 こういち君が。。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「あいつが持つと再び[剣]が! 覇者・・・、何故だ・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「白黄色の光と炎に・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「変わりやがった・・・」ゾルダ 「おぃ・・・また色が変わったぞ・・・。」クラウス総帥 「訳が分からん・・・」ザウバー 「 ・・・・ 」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「あ、ありえんっ! この地球(ほし)の者が、な、なぜ・・・ なぜあの力を呼び起こせるっ!!」 想定外の出来事にえらい権幕で取り乱して怒鳴るカルキ!」ゆうすけ 「なるほどね。。 皇帝さん、 その理由、教えてあげようか?」 その一言に、全員の視線がゆうすけに向けられた!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「り、理由だと・・・? 小僧、それをなぜおまえが説明できるのだっ!」 -つづく-第4-602話 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と [[ 覇者創世の剣 ]] -02 へ (あいつらしいぜ・・・。) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月09日
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. そこには、目を見開き、黒青い炎のオーラを身にまとい、うすら笑い顔の『エル』 の姿がっ!悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「やっと私の元に戻ったね、[[ 悪鬼破壊の剣 ]] よ。」 握りしめていた [[ 悪鬼破壊の剣 ]] を天高く突き上げたっ! するとっ!ドッゴォォォオォっ [[ 悪鬼破壊の剣 ]] から、黒青い炎が天空に向かって勢いよく噴射され、 大気の成層圏にブチ当たり、ドス黒い雲が天を覆い始めた!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「な、なんたる光景っ!」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「とうとう・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「くぅぅ、あいつが・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くそっ、あ、あいつらの手に・・・」 突き上げるその剣には何か文字が刻まれており、数文字の先ほどとは別の一部分が青黒くゆっくりふわっと点滅を繰り返している。ゾルダ 「いよいよヤベーな・・・」クラウス総帥 「うぅ・・・」ザウバー 「そのようだ・・・」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「うぬぅぅぅ・・・」 ( 握り拳を震わせながら )陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「くっ・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ヤッばぁーーいアル!」ゆうすけ 「く、くそぉ・・・」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「 ・・・・ 」 多くの者は顔をこわばらせ、恐怖、悔しさをにじませていたが、こういちだけはキ ツイ目付きで『エル』を探る様に目線を向けていた。ゴォォオォオォォっ[神霊巫女]利江 「・・・ まもなくの刻、この地を滅ぼさんとする輩(やから)が現れ、この地のみ ならず、他の惑星もろとも、太陽系そのものを消滅せしめんことを・・・。」ゆうすけ 「 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] (黒青の炎)・・・全宇宙の支配者、これを手にし時、 姿あるモノ皆漆黒の闇へと誘(いざな)い、皆無となりにけり・・・。」リツコ 「そ、それが今、現実に!」 ~[近衛軍長]チーラン 「[剣]をあの王子がっ!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「そ、そんな・・・」[神霊巫女]マーシャ 「強大な力を得てしまいました・・・」 ([探神霊石:源石球]を覗き込みながら )[竹林総元帥]チュウラン 「もぅ、誰にも止められないのか・・・」 ~ゆうすけ 「こういち、お、お前・・・」[神霊巫女]利江 「こういち君でも・・・止められないの・・・?」ゆうすけ 「どうだろう、予想もつかない・・・。 だがあいつ、『エル』が[剣]に向かって移動した時、あいつならその時に 対処出来たはず・・・。 なのにおれにはわざわざ持たせた・・・ そんな気がする・・・。」リツコ 「わ、わざと・・・?」ゆうすけ 「本当に誰も対処できなくなるのか、自分の力が及ぶのかそうでないのか。 試すためか、見切っているからなのか・・・。 だがよ、こういち、 そりゃ危険な賭け過ぎるぜ・・・。」リツコ 「ちょ、ちょっと・・・」ゆうすけ 「おれにはそう感じたんだ・・・。 だがあいつの目・・・。 恐怖や落胆には程遠い。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「これで言い訳できなくなったな、『エル』。」悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「言い訳だと?」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「あぁ。 強いんだろ? そいつを持てば。」悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「こういち、『言い訳』の意味が分からんが、 強さならお前の想像すら及ばんよ。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「やってみなきゃ、判らないさ。」悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「やらなくても私には分かるのだよ。この[剣]、 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と共に 戦った事のある私にはな。」陳南家 南流伝承者 南 こういち 「お前は使いこなしてるんだよな。 ならおいらは、その[剣]の力、 [[ 蛮族震撼の剣 ]] を阻んだ、 こういちだ! その名に懸けて、おいらが阻止するっ! 」ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「 そうねっ! 」 真剣な形相に変わる和恵っ! 『 はぁぁぁぁぁ 』ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ こういちは一段高めた[気]だ! 和恵も自身のMAXの[気]を発した!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 あぁ、やってやるっ!オレも 陳南家 だっ! 」 キツイ目付きに再び変わった Ryuichiっ! 『 はぁぁぁぁぁ 』ぶぉっ┗┗┗\\\ドッゴーーン/// ┛┛┛ [気]を入れ直したこういち、和恵、Ryuichi らの別次元の[気]が、3方向から の爆風の如く物凄い空気の流れが起き、地面を水爆がいくつも破裂したかのような 土ホコリの中、幾重にも巻き起こった波紋が干渉し、木々、岩、土砂が見たことの ない飛ばされ方をしていたっ! その暴風に飲まれながらも、悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「ふっ、貴様らが束になって掛かってこようが、所詮 小動物のクシャミ程度にす ぎん。 ラニの思いも、ぶつけさせてもらう。」 右手に握る [[ 悪鬼破壊の剣 ]] を、肘を曲げ握る部分を左肩付近に持っていき、 剣を顔の前で斜めに立てた。 そして、悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「この [[ 悪鬼破壊の剣 ]] の前に、お前らは、、、、 沈めぇぇっ! 」 -つづく-第4-601話 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] と [[ 覇者創世の剣 ]] へ (訳が分からん・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月08日
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.陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「お、おれは・・・」 ( 目が開き、まだボーっとしている )陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「何か剣と会話しているようだったが・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「会話・・・、 な、なぜおれはここに・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「こういちが、お前から剣を取り上げて、それからお前は気を失ったんだ。 おれに介抱しろと預けていった。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「そ、そうか・・・。 思い出してきた・・・。 あの剣を手にした時、おれは物凄い優越感に浸れた・・・。 とうとう念願の剣をこの手にと。 だがその後、誰かが話しかけてきた・・・。 それも命令するような口調で・・・。 そしておれの体と心が、次第にそいつに支配されていく感覚に・・・。 気が付くとお前の横に居た・・・。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「気分はどうだ?」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「今は、脱力感だけだ・・・。 あの剣、力を得るだけじゃねー。 手にした者を支配してきやがる・・・。 あんなモノ、手にするもんじゃねぇ・・・。」 体を起こしたシュナイケル。陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「こういちが取り上げた?」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「あぁ、お前の手から弾き飛ばしてた。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「そうだったか・・・。 自分が自分で無くなる、その恐怖だけがまだ心に刻まれて いる。 野心だけであれを手にしちゃダメだ。 あの剣、野心はただのトリガー にすぎん。 後の行動は、あの剣が決めやがる。 今となっては、自分で居られる事が唯一の救い。 こういちめ・・・、あいつに救われたかよ・・・。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「で、どうすんだ。 あの王子の親父(おやじ)さんまで現れたぜ。 親衛隊連れてな。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「ヒュルツ、あの剣・・・、あの剣をやつらに握らせてはダメだ。 本当に地球が無くなるぞ。 おれ達の居場所がなくなる!」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「すると・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「ここが無くなっては元も子もねぇ! あいつらから、この地球(ほし)を守ら なきゃだ!」~ ~ ~陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「やつらの速度、早くなってるじゃねぇか・・・、ちっ、余計なお世話だっ!」 殴り込んだ拳が振り抜けず、こういちの蹴りの反動で止まっていたオシリス、 そこへ 『 ハァァァィッ 』 オシリスのひざ裏に和恵の横蹴りが炸裂っ! ズ ゴーーン★ =>>=>=>> 余波が地面を振動し、大地に広がっていく!ドッコォォォォン ガクっと片膝姿勢となるオシリス、そこへ! 『 うぉぉぉぉりゃゃゃゃゃ! 』 オシリスの顔面に Ryuichi の拳がブチ当たる瞬間! ==シュ トンっ★ ★ズゴーーン==> 再びオシリスの見えない速度の拳が! ところが、 Ryuichi はその拳を台替わりにタッチして顔面に飛び蹴りを見舞ったっ! 後頭部から衝撃の余波が地面を振動し、大地に広がっていく! ドッコォォォォン 続いて和恵の回し蹴りっ! ズっ ゴーーン★ =>>=>=>> 余波が地面を振動し、大地に広がっていく!ドッコォォォォン オシリスの体が斜め後方にゆっくりと沈んでいった。~ ~ ~X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「くぅっ!」 両腕を顔の前にクロスさせ、まるで弾丸の様に飛び来るこういちの膝を防ぐっ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ホルスのクロスした腕の裏側から突き抜けた衝撃の余波が広がっていく! 顔面が 弾かれたホルス!X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「く、くそぉ・・・ なれば目に物を見せてくれる。 疾風 空の番人と呼ばれしこのホルス、我の速度に付いてこれるか!」 広げた両手を一度空に掲げて膝を曲げた後、勢いよく両手を地面に向けて振り下ろす! そのまま地面を蹴って空に向かったっ! その姿はまさに手足のあるハヤブサ! 猛スピードで空を駆け抜ける! 数度旋回した後、一直線にこういち目掛けて襲い掛かったっ! ヒューーー サッ彡 ヒューーー サッ彡 ヒューーー サッ彡 幾度となくこういちを襲うがその4度目! 疾風の如く襲い掛かるも陳南家 南流伝承者 南 こういち 「遅いよ。」 正面から地面スレスレに滑空するホルスに対し、こういちの膝下からの蹴りが顔を捕え、 見事に振り抜かれ真横に飛ばされたホルス!ズ ガーーン★ =>>=>=>>⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ 飛ばされながらホルスの脳天から突き抜けた衝撃の余波が突き抜けていく! 蹴り込まれた勢いのまま止まれず力なく地面を滑走するホルス。 彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡ザザザザザザザザザザザザザ 止まった位置で力なくぐったりとしてしまった。~ ~ ~ この戦場を見て、居ても立ってもいられなくなった『エル』、エルニーニャ 「皇帝! 時に状況を伺うだけではダメな場合もあるっ!」 シャっ彡 彡ズボーン!X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「これ。 全く・・・、まだまだ若いな・・・。」 スタ彡 なんと『エル』が着地したのは・・・、エルニーニャ 「貴様ら、いい気になるな。」 降り立ったのは、大地に斜めに突き刺さる[剣]の横。ゆうすけ 「しまった!」ゾルダ 「おい、ヤベーぞ!」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くそぉぉ」 その場に居た全員の視線が『エル』に集中し、そして凍りついた! 和恵と Ryuichi も にがり潰したような顔で睨んだ。 その『エル』に、こういちが突進しての横蹴りだっ! だが、エルニーニャ 「もぅ遅いっ」 [剣]の柄を ギュっ と握りしめた! するとっ!青黒ぶぉぉ 突き刺さる[剣]から、青黒い炎を吹き出すっ! その炎が、次第にエルニーニャの体を包み込んだ! こういちの蹴りがあと寸前のところで、『エル』を包む吹き上がる黒青い炎に吹き飛 ばされてしまったっ!青黒ぶぉぉ 『くっ・・・』 @@ スタッ彡エルニーニャ 「 うぉぉぉぉぉぉ 」 怪しく『エル』を包んでいたが黒青い炎、次第にそれが『エル』の体に吸い込まれ て行く。 『エル』は目をつぶり、心地よさそうに成りにまかせている。 その様子が落ち着いたとき・・・、 『そう、これだ、これだよ。』 そこには、目を見開き、黒青い炎のオーラを身にまとい、うすら笑い顔の『エル』 の姿がっ!悪鬼破壊の剣_エルニーニャ 「やっと私の元に戻ったね、[[ 悪鬼破壊の剣 ]] よ。」 -つづく-第4-600話 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] -02 へ (ちょ、ちょっと・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月07日
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.ゆうすけ 「知らないのか? その [[ 覇者創世の剣 ]] つーのは、そう簡単にはいかねーんだよ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なんだと!」ゆうすけ 「それは、お前が覇者に選ばれし者ではないからだ。 お前、『選ばれし者』を単純に『四つの冠する者の誰か』と勘違いしてねーか?」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くっ・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「野心を感じぬで放置したが・・・。 貴様っ! そしてそこの小僧! 何故[剣]のその能力を知る!」エルニーニャ 「た、確かに・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くっ、先祖からの言い伝えだ・・・。」ゆうすけ 「そういう事。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「言い伝えだと・・・?」ゆうすけ 「そっ。 大昔それを知る人、人? が、お前らに渡しちゃダメだと色々と書 き記しを残してくれててね。 その中にあったのさ。 だけど見ての通り、我々では使えそうにないや。」エルニーニャ 「あ、当たり前だ! [[ 蛮族震撼の剣 ]] が精々。それすら使いこなせん。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「ゴンちゃん、ざぁ~んねん。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くっ・・・、くそぉ・・・」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「その信念までは良かったんだけどね。」 とその時、ジリジリ\ズボーーーン/ 『うわっ』 突然、[剣]が強烈な電影を発し、セルフィーを弾き飛ばしたのだった! @@スタ彡 片膝、そして片手を地面についた姿勢で着地。陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「くそ、該当せざる者、自ら拒絶ったって事か・・・。 オレじゃなかったら命が危ない程の電撃だぜ・・・。 それでやつらは余裕ぶっこいていやがったのか・・・。」ゆうすけ 「それだけじゃない。ヤツらは[剣]と自分との引き付け合う存在、そしてある 程度手にする者に適合しているかどうかをどうもそれとなく感覚で分かるよう だ。 じゃなきゃ[剣]を握るお前を好きに放置するはずがないだろ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「く、くそぉぉぉっ!」 地面を叩いて悔しがるセルフィー。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あいつ・・・、本当にこの地球を守る思いで[剣]を手にしたかったのか・・・」~陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「す、すまぬ、ミカール殿。礼を申す。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「なに、わしの立ち位置、それが決まっただけの事。」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「うむ、ゆうすけ君がこの太陽系を、そして地球を守るためにミカール殿の力 が必要だと話をされてました。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「こ、このわしの力を!」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「はい、それは同時に彼らの願いも叶える事になるとも。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「な、なんと・・・。 ゆうすけには既に策があるというのか !? 」陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「そのようです。 では私は戦場に。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「あ、あぁ・・・。」~X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「こやつら、必要以上に知り過ぎておるようだ。 遠慮は要らん、やれ。」X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「はっ。」X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「かしこまりました。」 返事をし頭を垂れたホルス・オシリスの両名、その場でなんと『エル』と同様に、 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 ボッ 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 シュ [気]を込める二人。見る見ると体付きが変化していく! グングンとゴツい体付きと体型になり、それぞれ体の周りから赤・青のオーラが吹 き出した! 身長、およそ3m と少し。 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 ボッ 『 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 』 シュ そして、 ZZzz ズシーーン zzZZ ZZzz ズシーーン zzZZ その場で[気]が噴出し、体を地面にメリ込ませた!陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「やれやれ、次の段階に突入しちゃったか・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くそぉ、こいつら・・・」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「こういちはあのボスを。 私達でこの二人をなんとかしなきゃ。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「けっ、ちんけな役回りだぜっ! 更にあの王子とかぬかすガキが出てきたら。」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「私が二人を相手するまで。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「そうはいくかっ! オレ様が複数とっちめてやるぜっ!」陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 「じゃ、それを行動で示す事ね (^_-) 」 と、返答する間もなく猛ダッシュの Ryuichi っ! 『 うぉぉぉぉりゃゃゃゃゃ! 』 向かう先はオシリス! が、ジャンプ一番、オシリスの顔面に拳をブチ込む瞬間! ==シュ ドンっ★ ★ズゴーーン==> オシリスの肩から下が見えない程の速度の、横からの拳が Ryuichi を襲うっ! その時、突如 Ryuichi が横から蹴り飛ばされ、オシリスの拳から難を逃れたっ! オシリスの放った拳は、なんとこういちを弾き飛ばして(こういちは膝を曲げて拳 が到着と同時に拳を蹴って)おり、 次の瞬間っ! ズガっ★X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「くぅっ!」 両腕を顔の前にクロスさせ、まるで弾丸の様に飛び来るこういちの膝を防ぐっ!⊂⊂⊂ドッコォォォォン⊃⊃⊃ ホルスのクロスした腕の裏側から突き抜けた衝撃の余波が広がっていく! 顔面が 弾かれたホルス! 着地した Ryuichi 、陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「やつらの速度、早くなってるじゃねぇか・・・ ちっ、やろぉ 余計なお世話だっ!」~ ~ ~陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「う・・・、うぅ・・・」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「気が付いたか・・・? しっかりしろ。」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「お、おれは・・・」 ( 目が開き、まだボーっとしている )陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「何か剣と会話しているようだったが・・・」陳北家 北流伝承者 シュナイケル・シザー・北都(ほくと) 「会話・・・、 な、なぜおれはここに・・・」 -つづく-第4-599話 [[ 悪鬼破壊の剣 ]] へ (これ。 全く・・・、まだまだ若いな・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月06日
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.ゆうすけ 「なんて規模の渦だ!」[神霊巫女]利江 「す、すごい!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「こ、これが西艶(さいえん)殿の力・・・」X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「ここまで使うか・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 よそ見してんじゃねぇー! 」 ズっ ゴーーン★ =>>=>=>> 強烈な蹴りに続いて、衝撃の余波が地面を振動し、大地に広がっていく! ドッコォォォォン オシリスの体がふっ飛び、西艶 凌紀(さいえん りょうき)が作り出した水激の渦 巻きに飲まれていったっ!ξξゴォォォォォξ 『ぐぉぉぉ』 激流の渦に巻かれ、ハンマー投げの重りのように体が渦の中心付近でグルグルと回される! だが、 『 ハァッ! 』 \スパーーン/ 一喝を入れたオシリス、すると渦巻く激流が跡形も無くチリチリに吹き飛んだっ!陳西家 西流伝承者 西艶 凌紀(さいえん りょうき) 「なにっ!」 驚いたのは西艶 凌紀(さいえん りょうき)だけではなかった!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「くっ・・・」X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「この地球(ほし)には水が豊富にある。 水の惑星とも呼ばれる事も。 他の惑星ではめったにお目に掛かれん。 久しぶりに使えたよ、この私も。」 そうつぶやくと、西艶 凌紀(さいえん りょうき)に向かって人差し指を差したっ! ピシューーーーーー========> === ☆ピシッ ========> 『ぐわっ』 一瞬で西艶 凌紀(さいえん りょうき)の背中を貫いた水撃ビーム! 吹き飛んだ渦の水が空中に散乱、それがオシリスの誘導で鉄筋程の太さに密集し、 光速の如く一瞬で突き抜けたのだった。 バタン彡[神霊巫女]利江 「西艶(さいえん)さん!」ゆうすけ 「ヤツも水使い・・・か・・・。」 力なくうつ伏せで倒れた西艶 凌紀(さいえん りょうき)。イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「全く・・・、無茶しおって・・・」 西艶 凌紀(さいえん りょうき)の体は、その場から突如姿が消えた。X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「水使い、それは後から追加された能力にすぎぬ。 なれば本来の我が能力を思い知るが良い。 我が名は [冥界の番人] オシリス、貴様らの相手は こいつらだっ!」 片手を天に向けてかざしたオシリス、すると白く尖った被り物が頭に装着されかざし た先の上空に黒い小さい点が現れそれが次第に渦を巻きながら大きくなっていった。[神霊巫女]利江 「なんなんのあれ・・・。」ゆうすけ 「 [冥界の番人] だと! 死と復活を司る・・・オシリス、青い顔、白く尖った被り物をと神話には出てくるが。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「今度は何をおっ始じめやがった・・・」 そしてオシリスの白く尖った被り物がまばゆく輝いたっ! すると空中に浮かぶ黒い渦の中から次ぎ次ぎと湧いてくる黒い塊。羽ばたきながら 空に拡散を始めた! バサバサバサ峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「何アルか・・・。」クラウス総帥 「なんだ?」ゾルダ 「空にあふれ出しやがってる・・・」ザウバー 「新手か。」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「あ、あれは!」陳北家 東流 ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) ( 冥界のコウモリの様な飛来生物、聞いたことがある・・・。するとあれは・・・ ) 「あの飛来生物に触るなーーっ! 触れたとたんに絶命するぞっ!」ゆうすけ 「くっ」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「触ると・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なんだそりゃ・・・」ザウバー 「なら触れずに締めりゃいいだけだ!」クラウス総帥 「わぁった!」ゾルダ 「よっしゃ!」 ザウバー クラウス ゾルダの3人は胸に手を当て、 『フン』 『フン』 『フン』 すると飛来する生物は突然地面に叩きつけられた! そこへ、 『いっくアル、 』 ワイド・メガ・ファイヤーっ! 』 ズボーーーーーーンっ! 叩きつけられ飛び立てない生物に猛烈な火筒が襲いかかった!陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「おれが一まとめに束ねてやる!」 左右の腕を前に振った! ξξ グォォォォ ξξ ξξ グォォォォ ξξリツコ 「それは私が! いくわよっ! ワイド・メガ・ファイヤーっ! 』 ズボーーーーーーンっ!ゆうすけ 「利江ちゃん、タロも!」[神霊巫女]利江 「分かったわ、タロちゃん!」 タロの名を呼び空の飛来する生物を指さした利江、タロはきつく睨みつけ、ΣΣ キーーーーーン ΣΣ 飛来する生物が凍り付き 次々と落下を始めた! そこへ、陳南家 南流伝承者(扱い) 南 和恵 南流 空撃波っ! ズ ボーーーーーーーン>>>> ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン ズバン スパン ズバン スパン陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「貴様はこのオレ様だ!」 ドス 凄重い拳が天を向くオシリスの溝落ちに深くめり込んでいた。 と同時に オシリスの白く尖った被り物が サッ彡 オシリスの後ろに立つこういちの手の中に。 膝から落ちるオシリス。X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「こ、こいつら・・・うぐぐ、貴様 それを返せ・・・」 あちらこちらで飛来した生物が亡骸になる中、陳南家 南流伝承者 南 こういち 「やっぱ無いと困るんだ。 じゃ♪」 そういうと片手で ぐしゅぐしゅ っと握りつぶし ぽぃ~ っと投げ捨て、 スパン 片手を向けて破壊したのだった。ゆうすけ 「こういち、正解☆」 空中の黒い渦巻きが忽然と消えたのだった。X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「お、おのれぇ・・・」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「あやつ、オシリスの能力を剥ぎ取りおったか・・・。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ふぅ。。」ゾルダ 「あぶねーあぶねー。。」 一様に安堵した。~ ~ ~ だがその時、セルフィーが着地した。 スタ彡 そして、陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「貴様ら、戦いに夢中になり過ぎたようだな。」陳北家 北流伝承者(扱い) ヒュルツ・ザン・北都(ほくと) 「うぬっ、あ、あいつ!」 ( その声に振り向く )[神霊巫女]利江 「[剣]の横に!」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「そだ、あいつも狙ってたアル!」クラウス総帥 「おい見ろ、[剣]の横に。」ゾルダ 「あいつ・・・。」ザウバー 「そういやぁゆうすけが言ってたな。」 こういちと和恵は横目で見るだけ。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「あのやろーーーっ!」 ホルスとオシリスは皇帝カルキを見た。 カルキと『エル』はただ黙ってセルフィーを見つめているだけ。 一方のセルフィーは誇らしげだ。陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「油断禁物だぜ、宇宙からの皇帝さんよ。」 皇帝の反応が無い、ホルスとオシリスはそのまま黙ってセルフィーに目線を向けた。X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「そこに立って、何を誇っておるのだ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「見て分かんねーかな。 もう手も足も出ねーだろ、この状況を把握しろよ。」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「把握か。 当に把握はしておる。 好きにしろ。」リツコ 「何、あの余裕は・・・」ゆうすけ 「あいつらには感じるモノがあるっていうのか・・・。だが・・・」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「ふん、好きにしろか。 まぁいい。 ジタバタしても もう始まらんってこと だ。 そこで見てろ。」 [剣]に両手を添えるセルフィー、そして、陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「さぁ[剣]よ、 全宇宙の支配者から守る [[ 覇者創世の剣 ]] と成りて、このオレに力を! 白い光を、黄色の炎を燃やし 輝かせよーー! 」 力強く叫ぶセルフィー!X クロス14神星 皇帝親衛隊 隊長 ホルス 「ん !! 」X クロス14神星 皇帝親衛隊 オシリス 「何っ!」クラウス総帥 「ん・・・?」ゾルダ 「剣の名前が・・・」イルミナルディー[秘密結社]ミカール 「あ、あやつ! その剣の名を!」X クロス14神星 皇帝 カルキ・de・バイヤン 「何っ! [[ 覇者創世の剣 ]] だとっ!」 驚くカルキ! ・・・・ ・・・・ ・・・・・ だがしばらくの時が経過するも、叫ぶセルフィーには何も変化が起きない・・・。陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「ど、どうした・・・、ブースターは装着され正規の状態なのに、 何故、何故反応しない! こぉのぉぉ! 白く、輝 け ぇ ぇーーーーっ!」 ・・・・ ・・・・ ・・・・・ゆうすけ 「残念だなセルフィー。 お前さんでは反応してくれないようだ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「うぬぅ・・・ な、何故だ!」ゆうすけ 「知らないのか? その [[ 覇者創世の剣 ]] つーのは、そう簡単にはいかねーんだよ。」陳東家 東流伝承者 セルフィー・東(あずま) 「なんだと!」 -つづく-第4-598話 セルフィーの企みと知将 -02 へ (けっ、ちんけな役回りだぜっ!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ
2018年02月05日
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