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2012.08.19

「ダークナイト　ライジング」

テーマ：映画館で観た映画(8520)

カテゴリ：映画館で見た映画

前作「ダークナイト」を見直してから見れば良かったかもしれない。
というのも前作の内容、結末をベースにして今回物語が展開しているから。
いや、前々作の「バットマンビギンズ」も見直した方が良かったかもしれない。
そう思えるほど旧作の内容が染み込んでいた。
難解と思えるクリストファー・ノーラン監督の作品だが、この作品で警官に言わせているように偶然は信じない、必然である。というように物語の帰結は必然だ。
死闘が繰り広げられるがラッキーパンチのようなものは一切なく、当然の必然の展開となる。
ただ、「虎の穴」のようにも思える大井戸の牢獄が、どういうものなのか理解はできなかった。
最強の敵を相手にして、サッカーで例えると延長戦でも決着がつかず、ＰＫ戦となったような感じだ。どちらが勝ったか、あるいは延々のドローだったか、その結末は作品を見てほしい。

キャスティングがいい。
特に女優たちがいい。
キャットウーマンと目されるセリーナ・カイル役のアン・ハサウェイは若手から大人の女性へと変化していく中で素敵な女優になりそうでスレンダーでグラマーな肢体をモビルスーツに包んで登場するし、マリオン・コティヤールも女性実業家でバットマンと絡む難役をみごとに演じている。
昔の主演級のマシュー・モディーンが出演していたのが懐かしかったなぁ。
ラストのどんでん返し、観客に驚きをもたらすこと必然である。

2012年/アメリカ/165分/G
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン＝レビット、モーガン・フリーマン、マシュー・モディーン、アロン・アブトゥブール、ベン・メンデルスゾーン、バーン・ゴーマン、ネスター・カーボネル

原題：The Dark Knight Rises
お薦め度
「ダークナイト　ライジング」★★★★（85％）
字幕：アンゼたかし

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