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2020.06.14
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カテゴリ: 家で見た映画


「邂逅」に続いて「散りゆく花」もAMAZONで見られると知り、見た。白黒映画と思ったけれど、無声映画だったことを忘れていた。画像はやはりボロボロな感じであった。
可憐なリリアン・ギッシュとイケメン、リチャード・バーセルメスが見られると思ったが、出てきたのは猫背の中国人とやたら小柄な少女。はずれ?と一瞬よぎったが、名作と誉れ高い作品、見るのを断念すると二度と見ることはないと思い、続けて見ることにした。
平和主義な中国人と父親からDVを受けている少女。父親は拳闘(ボクシング)で相手をノックアウトしてしまう強者。暴力的な父親の思い込みから、とんでもない結末を迎える。クライマックスは予測できても結末はありえん!(予測不可!!)ぶった切りのエンディングに無声映画の神髄を見た。

「世界映画名作全史 -戦前編-」猪俣勝人・著(現代教養文庫)で超大作「イントレランス」に続いて二番目に紹介されている「散りゆく花」。1919年、大正八年の作品である。この本の中で”悲しい女優だから悲しい話をやるのか、或いは、悲しい話をやるから悲しいイメージの女優になったのか、それはどっちかわからない。しかし、リリアン・ギッシュ嬢の出る映画はつねに悲しく、そしていじらしくてたまらないものをもっていた。” この「散りゆく花」の中で父親に笑え、笑顔を見せろと言われて指で口角をあげて笑顔を作る画がとても切なかった。「世界映画名作全史 -戦前編-」で 知ったリリアン・ギッシュを見ることはなかったのに、 1987年「八月の鯨」でスクリーンで見ることができてとても嬉しかったのを覚えている。高齢のおばあさんであったけれどね。

「散りゆく花」は導入から設定など、よくわからない感じがしたが、平和主義の中国人青年という人物像を認識させることによってクライマックスがいきてくる。それにしても、エンディングは衝撃だったなぁ。見た甲斐があった。

注: 「世界映画名作全史 -戦前編-」では「散りゆく花」であった

1919年/アメリカ/74分/

監督:D.W.グリフィス
脚本: D.W.グリフィス
出演:リリアン・ギッシュ、リチャード・バーセルメス、ドナルド・クリスプ、アーサー・ハワード

原題:Broken Blossoms

お薦め度
「​ 散り行く花 ​」
★★★★(80%)





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最終更新日  2020.06.14 23:29:04
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