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2023.11.23
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カテゴリ: 映画館で見た映画



見ごたえのある映画だった。
ゴジラ誕生秘話、そして核実験の影響にて肥大化したという流れとしても良くできていると思う。しかしながら無敵のゴジラであっていいけれど、不滅のゴジラであっていいのだろうか?
また、冒頭に描かれる特攻隊員の言動が事実無根と思えるものなので、評価を下げざるをえない。

巨大化したゴジラは日劇をはるかに超える大きさ。
銀座にあるどのビルよりも大きく、すべてをなぎ倒していく。
そこまで大きくしなくて…と思えた。
東海道線が日劇のすぐそばを走っていたけれど、この当時すでに高架だったのだろうか。など考えてしまった。カメオ出演の橋爪功に目がいった。
太平洋戦争時、日本には陸軍と海軍しかなく、飛行機乗り(パイロット)は海軍と陸軍に所属であるけれど、神風特攻隊は海軍である。ゆえに敷島(神木隆之介)も海軍所属と思われる。

NHK朝ドラ「らんまん」で共演のふたり神木隆之介と浜辺美波のかけあいが楽しみであったがこの映画では途中から浜辺美波の登場がなくなり、その楽しみは多くなかった。



クライマックスで無音になるシーンがあり、その効果は絶大で見どころである。
不満に思う点が少なからずあるけれど、総合的に満足できる作品として仕上がっている。



2023年/日本/125分/G

監督:山崎貴
脚本:山崎貴
出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、田中美央、遠藤雄弥、飯田基祐、永谷咲笑

お薦め度
「​ ​ゴジラ−1.0 ​」 ★★★★(80%)

【特攻に物申す】
冒頭で特攻であった敷島(神木隆之介)が不時着のように島に着陸する。そこは特攻における飛行機故障時の避難所であった。整備兵しかいない島に、飛行機に故障があるという嘘をついて着陸した敷島は”死にたくない”という思いにかられた非国民であった。非国民という言葉はでてこなかったなぁ。海軍の航空兵の思い、気持ちは敷島のように”死にたくない”というものであったように思う。しかし、戦時中、兵隊にあこがれ、まして一握りの優秀な航空兵になるような人物が自らの保身しか考えないということはあの時代なかったように思う。かといって自爆テロのように自らを犠牲にして死地に赴くということもない。”死にたくはない”しかし、皇国のため、故郷の家族のため、母のため、自らを犠牲にしてという思いは強かった。というよりそれしかなかったと思う。城山三郎の著書「指揮官たちの特攻」を読んでそう思うし、家城巳代治監督・鶴田浩二主演の映画「雲ながるる果てに」を見てそう思う。”死にたくない”という思いを持ちつつ、特攻として飛んで散った。片道だけの燃料を積んで、故障もなく満足に飛べる飛行機などない。どうにかこうにか飛び立てる飛行機で飛び立った。中には燃料切れで墜落した機や特攻するも目前で撃ち落とされた機があった。飛べずに生きのびた特攻兵はいるだろうけれど、飛び立って生き残った兵はいないと思う。終戦時20歳だったとして今も生きていたとしたら98歳。特攻の生き残りはもはやいまい。もし、この作品が30年以上前に公開されていたら、戦友会や遺族会の猛反対により上映中止になってしまったかしれない。いや、その前に企画段階、脚本段階で書き直しを命じられたであろう。特攻兵の境地を生き様を間違った描き方をしたと思える点において愚作とする。





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最終更新日  2023.11.23 21:30:44
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