職人の技

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2006年01月24日
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カテゴリ: 着物
着物の着方は時代とともに変化する。だが、礼装にはきまりがある。そうしたことを 男のきもの大全 の質問欄などで学んだ。だが、理由もわからぬまま、あるいは、着付けの学校、呉服業界で決められたことも多い。

まずは、夏の正装。これは男のきもの大全でも何度も話題になっている。それぞれ、地域や考え方に違いもあり、混乱する。結局のところ、夏に、正装をするような行事は行われなかったため、適当に、業界(呉服業界とは限らず)が考えたようだ。そのため、絽の紋付、羽織、袴や留袖ができたようだ。

男物の紋付袴だが、明治時代は、麻が良く、また、正絹でも絽は肌が透けるから良くなく、紗としたようだ。現在は、麻の紋付は正装にふさわしいとする地域と認めない地域とあるようだ。概ね、西日本では可、東日本は不可のようだ。

呉服屋さんに、絽の留袖、紋付(男物)について尋ねると、今から十年位前までは、年に何点か動いたという。貸衣装にもあったそうだ。ところが、最近、まったく見ないとのこと。流通しなくなったのである。着物離れなども言われたが、男のきもの大全の質問欄の書き込みにて合点のいったものは、写真をとったとき、夏物は貧弱に見えるからだった。写真は、後々、残る。親戚一同、袷の紋付、留袖の中に、夏物は目立つとのこと。確かに、新郎、新婦も袷の着物である。それゆえ、夏の披露宴は、空調を強めにしているとのこと。

貸衣装店も、夏物を用意する必要がなく、好都合だとか。

そうしたことを考えると、絽の正装、どうなのだろうか。

夏の礼装 絽黒留袖【飛翔鶴】

一方、普段着を見ると、ウールが少なくなった。今から、30年近く前、正月に見る男の着物の多くはウールだった。呉服業界では、次に正絹のもの(紬、大島)を購入してもらうつもりだったらしいが、そうはいかなかった。
#当時も、消費者の木綿が欲しいとの声はあったようだが、何故か、そちらへは進展しなかったようだ。需要がなければ、作らない。そして、それらを織っていた機屋が廃業するのも道理である。結果、ウールの反物も少なくなった。

だが、いろいろ工夫の余地がある。スーツ地で、アンサンブルを作ればよいのだ。

【男物】グレンチェックに格子のお洒落なアンサンブル着物S-0589

雑誌『サライ』で、作務衣の特集のとき、どこかのご住職が、服地で作務衣を誂えているとあった。長着も、服地を使えれば、いろいろある。だが、仕立て上がりを販売しているのは、大したものだ。こちら、角袖やインバネスコートもリーズナブルな価格である。

#売り切れてなければ、欲しかった。

呉服業界は老舗が多いこともあり、店の名前も読めないものが多い。私は、ずっと、「せんそう」と思っていた。秀逸なものが多い。さすが老舗である。

千總謹製 共八掛付小紋反【市松に花文様】

とはいえ、気軽に着たいとき、リーズナブルなものが良い。一万円、惹かれる価格である。正直者の店長が選んだ品々。

【送料無料】特選正絹小紋 (紅藤色地よろけ縞に梅)












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最終更新日  2006年01月25日 13時11分55秒
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