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2026.04.02
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カテゴリ: 天文学
 劇的な展開を目撃していた研究者らは、誰もが同じ感想を抱いた。これは予想外の結果をもたらしたに違いない、と。探査機によってディモルフォスがこれほどの影響を受けたのだから、母小惑星ディディモスにも何かが起こったのではないだろうか?( 下の写真の上 =DART探査機が衝突する数秒前の小惑星ディモルフォスとディディモス(左); 下の写真の下 =DART探査機のディモルフォス衝突時の様子)





◎小惑星はカタツムリより遅く減速していた
 DARTが2022年に衝突によって消滅して以来、研究チームは、遠くの恒星の前を横切る様子を調べる「恒星食」という手法を使って、ディディモスとディモルフォスを追跡してきた。20回を超える観測の結果、チームは2つの小惑星が減速していることを突き止めた。
 ただし、その差は時速4.2センチほどにすぎない。ちなみに雨の日の野外にいるカタツムリの移動速度はその1000倍ほどだ。ディディモスの周りを周回するディモルフォスの軌道の変化に比べると、ディディモスの太陽周回軌道に生じた変化はきわめて小さかった。

◎軌道を変えたが、地球衝突の危険性は無し
 しかし時間がたつうちに、ささやかな変化が積み重なり、小惑星の軌道を大きく変える可能性もある。研究チームは念のため計算を行い、ディディモスとその衛星が長期的にどこへ行き着く可能性があるのかを調べた。その結果、ディディモスが地球に衝突する心配はないことが判明した。
 今回の測定結果は、惑星防衛という目的のために、小惑星の軌道の変化を驚くほど精密に検出できることを示している。
 また、これは思いがけない成果だが、ディモルフォスとディディモスの両方が互いに連動して揺れ動いたおかげで、密度を正確に測れた。ディモルフォスの密度は水よりわずかに高い程度だった。DARTの突入時、この天体が流体のように形を変化させた理由の一端はそこにある。ディディモスはそれよりもかなり密度が高く、岩山のような性質を持っている。
 様々な小惑星の密度を知ることは、地球を守るうえで重要な意味を持つ。

◎岩のように堅い天体がもし接近したら
 例えばディモルフォスのような瓦礫が集まって出来た天体の進路をずらそうとして、DARTのような探査機を衝突させる際、あまりにも勢いを付けすぎると、小惑星がいくつもの破片に砕け散り、そのまま地球に向かっていく恐れがある。
 逆にディディモスのような硬い天体の場合は、デブリを大量には放出しない。そのため、DARTのような探査機を複数、あるいは核爆弾を搭載した宇宙船を1機投入する必要があるだろう。
 2026年の後半には、欧州宇宙機関(ESA)の探査機「ヘラ」がディモルフォスに到着し( 写真 =2024年10月に打ち上げられた「ヘラ」)、DARTが残した衝突の痕跡の科学的な調査を行う。探査機DARTは2022年に粉々に砕け散ったが、同ミッションが残したたくさんの興味深い科学的な知識は、いずれ我々に向かって進んでくる小惑星が発見された時に地球を防衛する助けとなるだろう。



昨年の今日の日記 :「来たるべき南海トラフ地震、想定被害は292兆円、襲われたら1300兆円以上の借金大国は立ち直れるのか」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202504020000/





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Last updated  2026.04.02 06:10:48


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