全16件 (16件中 1-16件目)
1
地球の波動レベルがどんどんUPしています。光が強くなっています。 闇に、ネガティブに焦点を当てるとさらに自分をがんじがらめにしてしま います。 自分の意志で光の方向を向いていきましょう。 今、必要なことは意志の力です。 だれも替わりにはしてくれません。自分の意志と決断です。 ギリシャから戻り、自分の祈りの時間と身体の調整として、 1日だけ家で過ごし、あとは毎日セドナの聖地に出かけています。 23日の満月は、クライアントさんと一緒にキャセドラルロックに登 り、クレタ島のクノッソス宮殿の王の間でアトランティスの英知と光を 宿したレムリアン・シード・クリスタルをキャセドラルロックのアセンショ ンポイントにかざし、エナジーと光をつなげるお手伝いをさせた頂い た。 昨日は、セドナからさらに4時間近く北に車で行ったところにあるアン テロープキャニオンと、ホースシューベント、そしてその帰り道にグラ ンドキャニオンを訪れた。 古からのアトランティスの英知と情報を大地に宿したネイティブアメリ カンの聖地。 その姿形から、それらに神の意志が働いていることを否応なしに感じさ せられる。 その膨大なる大自然とパワーに自分はただゆだねるだけしかない。 ワクワクとした自分がそこにいるだけ。 制限のある頭・マインドは横においておく。 あとは、スピリットたちがそこで、必要なことを私の身体を使っておこ なっていると信じる。 私は地球のアセンション、自分を含めた人々のアセンションのお手伝い をすることに集中するだけ。 私は空っぽの状態で、ただワクワクした自分がそこにいる。 今、地球が、地球を取り巻くエナジーがすごい周波数で回転している。 ネガティブに意識を集中していると、この回転についていけない。 どんどんはまって、がんじがらめになっていく。 今、その状態にはまっていると気がついた人・・これからさらに回転がどんどん早くなっていきます。 今の方が抜けやすいです。 自分の意志です。決断です。 勇気を持って、光に目を向けてがんばれっ! ここ数日、とにかくこのメッセージが強く強くスピリットから来ています。 自分はできる! がんばれっ! 信じてっ!! 抜けるのは自分の力と意志でしかできないっ!!ポジティブに生きている人たちは、みんな一瞬一瞬を「ポジティブに生きようっ!」て、自分で決断して進んでいるのです。 やってしまえば、あとは習慣になっていきます。 最初の一歩だけ重いのです。 その一歩を踏み出す勇気を持ってください。 がんばれっ! 光を見てがんばれっ! 今日も光いっぱいの素敵な1日をお過ごしくださいね。 ありがとうございます☆
2010年09月28日
コメント(6)
ぎょえ~~ 唇が・・通常よりも3倍に膨れた。 横から見たら、いつも海で素潜りをしているときに見る、あのストライプが入った魚の唇そのもの。 魚だぁ・・ いやいや正面から見たら、アヒルか・・。 もともと、私の顔はアヒルかカエル顔。 なぜか以上に似合ってしまっている。 まいったなぁ・・。 昨日は、1日素敵なお客様たちとエナジー・ワークをして、 夜は、懐かしい友人とイタリア料理屋さんで夕食を食べた。 とーても楽しい会話とおいしい食事で充実した時間を過ごした。 そして家に戻って数分したら、唇がぷーーーーーっ!て膨れてきた。 唇を触ったら熱を持っている・・。 前菜に食べたイカフライがあたったのかな? イカのアレルギーかな? 今まで、魚介類は大好きで、何を食べてもアレルギーなんて起きなかった。 旅の疲れが残っていて、身体の抵抗力が弱っていたのかも。 それにしても笑える顔・・・。 今日もこれからエナジーワークです。 今日のお客様はラッキーです。 ただ、私といるだけで笑えます。 プフ~~ では、行ってきます。 ありがとうございまーーす!!
2010年09月24日
コメント(0)
旅から戻って、今日からまたボルテックス・スピリット・エナジーワークをスタートした。 そして、あ~~、私の日常って旅をしているときもエナジーワークをしているときも、おんなじなんだなぁ・・って感じた。 セドナにいるときは、お客様のスピリットに集中し、旅では自分のスピリ ットに集中して最善の経験ができるように進めていく。 それをあらためて感じた。 月末まで続く連日のワーク・・。 わお~~!! 長らく休んじゃったからね・・。 ベストな体調で、望んでいきまーーす。 今回、旅を通して、お金ってエネルキーなんだなぁ・・って感じた。 旅で使ってきたお金はエネルギーとしてその土地に流れていった。 そして、私は、こうしてセドナに訪れたお客様から、ワーク代としてお 金をいただき、次の聖地への旅の資金としている。 お客様からいただいたお金がエネルギーとなり光となり、次の聖地へと 繋がっていく。 あ~めぐっているなぁ・・って、つくづく感じた。 今、ギリシャの経済は良くないと言われている。 でも島の人々にっては、もともと質素なくらしがあたりまえのような日 常で、世間がいう経済が良いとか悪いとかはあまり影響を受けていない 感じだ。 私は、ギリシャの島の人たちから何かを購入するとき、言われた金額を そのまま支払っていた。値切ることはしなかった。 相手から要求されたエネルギーの金額を、そのまま気持ちよくこの島へ 流そうと思った。 そうすることでどんどん流れが良くなった。 お金ってエネルギーなんだね。 そして最後の日、お財布の中身が笑っちゃうくらいに完璧に「0」と なった。うふふ・・。 お金のエネルギーもちゃんと循環させられた。 節約とケチは違う。 節約は大事。 節約したまとまったお金を、ここぞというときにエネルギーとして使う。 大きなエネルギーが動く。 ケチは、そこに流れるエネルギーの流れを、自分のエゴでストップしてまうことになる。 節約とケチ・・見極めたいね。 ギリシャの島の人たちは、誰一人としてケチはいなかった。 素敵なあたたかいハートとともに必要最低限のお金をまわしながらいきていた。 旅をして、そこの場所のお金の流れ方をキャッチして、値切る必要を感じなければ、値切るのをやめましょうね。 それが、素敵なエネルギーのまわし方だと思う。 今宵、満月がピカピカにきれい。 今、明け方4時過ぎ。 時差ぼけで3時に起きてしまったので、日記を書いていまーーす。 今日もありがとうございまーーす。
2010年09月23日
コメント(4)
朝、4時50分にホテルをチェックアウトして、空港に向かった。空港からホテルまでは、ほんの数分の距離。やっぱり空港の近くのホテルにして良かった。レンタカーを返して、空港でチェックインをした。帰路は、アテネとフィラデルフィアでの2回だけの乗り換えだった。やった・・行きよりも楽だぞ。・・・っていうか、帰りのこの時まで、どこで乗り換えるのかをまったく意識していない自分も私らしいなって思った。アテネからフィラデルフィアに向かう飛行機に乗り込んだらすぐに、機長から機内放送があった。今、アメリカの近くに嵐が来ています。とにかく今はそちらに向かいますが、嵐を避けて迂回せざるを得ないときは、そのようにしますので、ご了承ください・・とのことだった。さすが、アメリカの飛行機。その説明も抑揚をつけてとても明るく言う。最後に、「ウエルカム・ザ・ボード」とまるでショーの司会者のように言って、機内の人々を笑わせた。アテネでの乗り換えのとき、急に胃から何かがこみ上げてきて、気持ちが悪くて歩けなくなった。胃袋がパンパンに膨らんでいる。少し立ち止まって、自分の手を胃袋の上において、ヒーリングを始めた。ゲホゲホとゲップが出たら少し楽になった。飛行機の中では、どんどん身体が熱を持ってきた。11時間以上の飛行機の中。この時間を自分の癒しの時間に使うことにした。寝て起きるたびに、身体が汗をかいている。とにかく寝た。寝た。飛行機が大地に着陸するゴトンっという衝撃で目が覚めた。でも誰も降りる準備をしない。変だなぁ・・っと思って、隣の人に聞いたら、嵐を避けて飛んでいた為、ガソリンがなくなり、ここで給油をすることになった、とのことだった。ニューヨークの近くの空港らしい。30分くらいしたら給油が済み、また離陸した。そこから1時間半後にフィラデルフィアについた。フィラデルフィアに着いたら、私の次の飛行機はすでに離陸してしまっていた。最終地点のフェニックス空港では、到着時刻にシャトルバスが迎えに来ることになっている。次の飛行機のチケットを手に入れて、すぐにシャトルバスの会社に電話をした。「もうその時間のシャトルはないから、翌朝になる」との返事が来た。とても困った声を出しながら、オー・マイ・ガードと言ってみた。ここは交渉の国・・アメリカ。電話口の女性が「飛行機が飛び立つ前にもう一度電話をしなさい。もしかしたら行ける可能性があるかもしれない・・。」と言ってきた。やったぞ!次の飛行機を待っているとき、ファーストフードの中華料理の野菜炒めを食べた。テーブルに座って食べながら、この流れは変だぞっ・・て感じた。ふっ!と気がついた。タイヤに刺さっていた釘が、そのまま肩から提げているポーチに入れたままになっている。レカタカー屋さんに見せるために入れておいたのがそのままになっていた。この釘をここで手放してみよう。ファーストフードが乗っているお盆の隅に、この釘を置いた。何だか食事がまずくなった気がした。料理が入った発砲スチロールのお皿をお盆から出して食べたら味が戻った気がした。気のせいかもしれないけれど、でも実際そんな気がした。食べ終わったお皿とともに、釘をゴミ箱に捨てた。離陸直前に、シャトルバスの会社に電話をしたら、シャトルが出ることになっていた。やった! 流れに乗ったぞっ!フィラデルフィアからフェニックスまでの4時間半のフライトもぐっすりと寝た。夜11時。空港について、すぐにシャトルバスに乗り、セドナに向かった。セドナまで、あと10分くらいのところで、急に車内が明るくなった。もうすぐ満月になる月の光が私の足もとに差し込んできた。セドナを発ち、ギリシャの土地についたのが新月。この月が育っていくのと一緒に、私もギリシャでいろいろな経験した。毎日、夕方近くなると、月が頭上に登っていた。それを眺めながら、日ごとに大きくなる月が、私の励みになっていた。月に導かれての旅だった。そして、セドナに戻るときに、こうして月の光で祝福されているのを感じて嬉しくなった。翌朝の秋分の日、日の出とともに自然に目が覚めた。旅を共にしたLipo手作りのクリスタルワンドを持って、庭のメディスンホイールに立った。ワンドを日の出の光に照らしながら、頭上高く掲げた。輝く光を浴びながら、アトランティスの光と英知を宿したワンドをメディスンホイールの中央に降ろした。ギリシャとセドナのエナジーが繋がった。エナジーと光が私の身体をまっすぐに突き抜けた。私の身体がパイプのように滞りなくそこにあるのを、とても気持ちよく感じていた。旅が「今」終わった・・そう感じた。「新月の日にギリシャの土地に立ち、秋分の日にセドナの土地に立ちなさい・・。することは、すべてその時にその場に行けばわかる。」この言葉をスピリットから受け取り、信じて、すぐにギリシャに旅に出た私だった。完璧なる導きによる旅だった。アトランティスとレムリアンの統合の旅でもあり、私の中であたらしい私が生まれるイニシエーションの旅でもあった。すべての導きに感謝です。ありがとうございます。そして、ブログをたくさんの方が読んでくださって、エナジーを送ってくださり、コメントをくださったことが私の強い励みと勇気になりました。ブログで旅のことをつづっていて本当によかったって、旅をしながら思っていました。心から・・ありがとうございます。
2010年09月22日
コメント(14)
朝、早々にホテルをチェックアウトして、アナトリに向かった。 私のこの旅でのパターン。大切なところに向かう時ほど、迷路にはまる。 アナトリに向かったつもりだったが、突然、真っ青な湖が眼下に広がった。 なんていう湖なのかは分からないが、とってもきれい。貴重な鳥や動物や魚がここにはいるみたい。 それらの写真が載っている看板が立っていた。 ちょうど看板のところに観光客のご夫婦がいらした。 ここは、アナトリ?と聞いたら、 「違うよ。アナトリに行くには、海のそばのメイン道路まで戻らないとね。 それから違う道に入るんだよ。」と言う。 あらら・・・またやってしまいましたね、私・・。 でも、とってもきれいな湖が見れたからOKかな・・。 メイン道路に戻ったつもりが、一本手前の道に入ってしまった。 どんどん迷路にはまっていく。 ここはかなり田舎で、英語を話す人はほとんどいない。観光客もいない。 英語で話しかけると、みんなギリシャ語で返ってくる。ちんぷんかんぷ~ん。 四方を葡萄畑に囲まれた、小さな十字路にぶつかった。 ちょうど同時に、私の前に老夫婦が乗っているピックアップトラックが止まった。 急いで窓を開けて、アナトリ~~!!と叫んだ。 ご夫婦は、違うよ~!というように大きく手を振る。 その後、身振り手ぶりでついておいでと言っているような動作をする。 私が方向転換をして、ご夫婦の車について行こうとしたら、ちゃんと待っていてくれる。 やっぱり先導してくれるんだ。 葡萄畑の中の細い道をぐるぐると進んだ。迷路だ・・。 やっとメイン道路に出た。 しばらくメイン道路を走ったら、ご夫婦の車は二股の道の前で止まった。 ご夫婦はしわくちゃで日焼けした腕を、運転席と助手席の窓からそれぞれ出して、一生懸命私に身振り手振りで、あっちに行くんだよって言ってくれている。 ありがたい。とてもうれしかった。 その後は、とてもスムースに進んだ。 アナトリは、山道をずっと登ったところにある小さな村。 その村までの道沿いには、大きなゴツゴツした白い岩がいっぱいある。 色は違うけれどまるでセドナみたい。 ときどき車から外に出て、空気を吸う。場のエナジーを感じる。 とっても静か。とても懐かしい感じがする。 ハートがしっくりとなじむ。 あ~!ここに来てよかった。 アナトリからさらに山道を進んだところにリゾートホテルがあった。 タイヤのこともあるしガタガタ道は行きたくないんだよねーって思いながらも、そのリゾートホテルを見たい私がいる。 小道に車を止めて、しばらく感じてみた。 行っちゃえっ! これも導きだっ! 受付の人はまったく英語が話せなかったけど、電話でオーナーに繋いでくれた。 オーナーは英語が話せた。 この場を見たとたん、ここでリトリートをしているビジョンが浮かんだ。 このホテルからいろいろな散歩道が繋がっていて、それぞれパワフルな岩場に行ける。 眼下に広がるのは、真っ青な空と海。 仲間たちとまたここに戻ってこようって思った。 古代のアトランティスの英知に触れる旅。ワクワクする。 そのリゾートホテルから車で1分くらい走ったところにアナトリの村があった。 ご先祖様の代からの古い建物をきれいに塗り替えて修復して住んでいる。 今まで訪れた村の中で一番きれいだ。 朽ち果てた感じの家がない。すみずみまで心が入っている。 各家々の窓辺には、色とりどりの花が植えられいる。 細い道にたくさんの車が列をなして駐車されていた。 車から出た若者たちが、ぞろぞろと細い路地の中に入っていく。 みんなおしゃれをしている。何かあるのかな? 彼らの後について行った。 小さな教会があった。 教会の入り口のドアがピンクの布とピンクのバラで装飾されている。 結婚式だ。教会の庭をのぞいた。 上から下まで黒い正装をしたギリシャ正教の神父さんと、たくさんの参列者たちがいた。 私が首を出してのぞいていたら、みんなが私を振り返って見た。 おっ!お邪魔してます・・。 よそものは去りますね・・と言った感じで、すーーーとその場を去った。 山の斜面にそって、白い小さな家が立ち並ぶ。 細い路地を曲がる度に、素敵な光景に出くわす。期待を裏切らない。 ちょうどお昼時だったので、各家の窓からはおいしそう香りが漂ってくる。 お腹すいたな・・。 私もそろそろお昼にしようかな・・。 帰路につきながらタベルナを見つけよう。 イエラペトラまで戻らなくても、山道をそのまま進んでいくと、アギオス・ニコラスのすぐ近くまで出られる。 ちょうどループになっていて、行きは海辺を通り、帰りは山道で戻る感じ。 どうやら、アギオス・ニコラスが通過点としての大事なポイントだったようだ。 アナトリの次の村で、「ビュー・ポイント・タベルナ」という看板が目に入った。 そこで食べることにした。店の人は誰も英語を話さない。 オーダーをしようとしたら、メニューがない。 とにかくキッチンに来いという。見てから決めなさいという感じ。 コンロの上には鍋が二つあった。 一つはチキンの煮込み。 もうひとつは、白い豆を煮たもの。 ベジタリアンだと身振り手振りで説明したら、豆を試食してみなさいと小皿にそれをとって私によこした。 食べたら、塩味でとてもおいしい。 パンとこれを頂戴と身振り手振りでオーダーした。 そしたら、おまけに、トマトの中にライスとハープが詰めてあるサラダが出てきた。 とても冷えていておいしかった。 豆を煮たのと、このサラダ・・家庭的な味ですっごく美味しかった。 また食べたいと思った。 帰り道、またマリア遺跡のそばを通るので、最後にごあいさつして帰ろうと思った。 そういえば、マリアの海に一度も触れていなかった。 遺跡のとなりのビーチに行った。 2頭のイルカが向かい合ったマークがついてるホテルがあった。 そのホテルの前のピーチには2頭のイルカが背中合わせになったシャーワーがある。 今晩はここに宿泊しようかな・・。 ここで海に入って夜までゆったりと過ごそうかな・・。 明日の夜中の3時ごろここを出て空港に行くっていうものありだな・・・。 そんなことを思いながら、足を海につけた。 しばらくしたら、もうここはいい感じで十分な気がしてきた。 車に乗り込んで、空港近くに走らせた。 どこのホテルに導かれるのかな・・。 空港のそばの港近くにポセイドン・ホテルという名前のホテルが目に入った。 そのホテルを目指して小道に入った。 でもホテルの入り口が見当たらず、結局ぐるっと建物を一周することになった。 建物を周って次の建物を見たら、なんと初日に私が宿泊したホテルがあった。 初日はタクシーで来たから、ホテルがどこにあるのかは知らなかった。 メイン道路から中に入った小さなホテルだから、あえてこのホテルを探そうと思ってもかなり難しいと思う。 あ~~!呼ばれたな。旅が終わって、始まったところに戻ってきたんだなって思った。 このホテルに宿泊することにした。 ホテルにチェックインをし後、ホテルの近くにある考古学博物館に向かった。 なかなかみつからず迷路のような路地に入り込んで、ぐるぐると迷い込んだ。 きっとこの博物館も私にとって、とても大切なんだなって感じた。 ようやくついた。 中には、マリアの遺跡から出たあのペンダントや、フェストス遺跡から出た古代文字が書かれたプレートもあった。 クノソス宮殿のフレスコ画も見ることができた。 本物を見ることができて、とても感激した。 3000年の時を超えて、その繊細なアートから言葉にできないくらい大きなものが届いてくる。 たっぷりと時間をかけてそれらを見て感じていた。 夜は、初日に行ったあのおいしいタベルナに行った。 どうしてもあのエビがもう一度食べたかった。 もう私の手持ちの現金は10ユーロしかなかった。 小さな店だからカードは受けつけない。 店の男の人に、今10ユーロしかないけど食べれるかな?と聞いた。 メニューをよこしてくれた。 あっ、あのおいしいエビをグリルしたのとクラブソーダーでちょうど10ユーロになる。 それをオーダーした。 旅が始まる日と同じテープルの同じ席について、あ~~一巡したな・・って感慨深く感じていた。 エビとソーダが運ばれて来た。そしたら、パンとトマトサラダとスイカのデザートもついてきた。 サービスとのこと・・。うれしい。 お金を払う時にお財布を逆さまにして、ありったけの小銭と紙幣を出して支払った。 10ユーロと4セントがあった。 全部そのまま渡した。 旅の最後にどうしてもここのエビが食べたかったんだ。 お金がぎりぎりだったけど食べれてよかった。 いっぱいサービスをしてくれてありがとう、って言ったら、お店の人は 少し目を赤くして、「エビを気に行ってくれてありがとう。いつでもま たどうぞっ」って言ってくれた。 タベルナを出たら、ちょうど夕日が沈むときだった。 またまたグッドタイミング。すごいな。 ずっとこのイラクリオンの街から見ていて気になっていた、ピラミッド 型をした山があった。 その山の右横に太陽が沈もうとしている。 店の人に山の名前を聞いたが、わからないという。 夕日を見ながら、この旅がとても素敵な旅であったこと、こうして一巡して元に戻ってこれたこと。 感謝しながら眺めていた。 ちょうど店の横から夕日を見ると、電線の向こうに夕日があった。 電線は5本。音符みたい。 夕日が音符をなぞっていく音を声に出しながら見ていた。 高い「ド」の音のところで夕日が雲の中に隠れた。 ドーーーーー♪♪ あ~~あ。 旅の最後の夕日だったなぁ。 きれいだったな・・。 いっぱいの充実感とともに、ホテルに戻った。
2010年09月22日
コメント(4)
アギオス・ニコラス に着いた。高級な香りがする港街だ。フェリーが停泊している港の周りを高級ブティックやレストランが並び、たくさんの観光客でにぎわっている。街を散策しようとパーキングを探すが見当たらない。ようやく「P」の文字を路地裏で見つけてそこに停めた。すぐに男性がやってきて。5ユーロだと言った。どうしようかな…。この街にときめくかな?ハートに聞いた。 答えはNo!地図をみたら、そこからさらに南下したところにある「イエラペトラ」という街が気になった。パーキングのおじさんに、ここまでどれくらいかかる?と聞いたら、1時間くらいだと言う。よし、こっちに行っちゃえ!アギオス・ニコラスを通過して南下する道は、海がとてもきれいだった。あ~~ギリシャの島に来たなって思える。思えばずっと山道を走っていたから、こういう景色はあまり見ていなかった。きもちいい。癒される。6時頃、イエラペトラの港に着いた。静かな港街。海が左右に大きく開けている。こんなに大きな海は島に来てから始めて見た。島の形状が凸凹しているから、湾になっているところが多くて、なぜか訪れたところはそういうところばかりだった。港に、Chrissi島という無人島にいくフェリーが停泊している。ここから1時間くらいで行けるそうだ。フェリー停泊所の前に、大きなイルカの石の像があった。尾の辺りをなぜながら、ここまで来たよ、導いてくれてありがとうってつぶやいた。港の周りのレストランやショップにはあまり観光客がいない。ひっそりとしている。適当な店に入って、野菜をだんご状にして油で揚げたものと、モッツアレラチーズとトマトをオーブンで焼いたギリシャ独特の料理を2品オーダーした。でも、どちらも今ひとつ何かがたりない感じがした。店の人のハートかな?お会計の時、いつもはあまじっくりとは見ないレシートをなぜかちゃんと見た。おっと…3品食べたことになっていた。気付いて良かった。店の人は、「大切な電話をしながら会計をしたから…」と言っていた。食事をしている時、緩やかなカーブを描く港の向こうに、ホテルらしい建物と、その前にパラソルが数個たっているビーチが見えた。何となく惹かれた。港の近くに宿をとろうと思っていたが、この店の雰囲気もあまりよくないし、港周辺はパスして、そっちへ行くことにした。車に戻り、適当にその方角に向かって車を走らせた。何件かホテルを通り過ぎた。だんだん私が呼ばれている様な気がするホテルに近づいているのを感じる。西に向かって大きくカーブしたら突然夕日が見えた。大きなオレンジ色の夕日がギリギリ海面の上にあった。とってもきれい。すぐに夕日が差し込んでいるビーチとホテルが見えた。そこだっ!急いでホテルの入り口に車を停めて、まずはビーチにおりていって、夕日をながめた。今日も素敵な一日だったな。ここまで来れてよかったな。手を合わせながら、夕日を見ていた。夕日が完全に海の向こうに落ちた後、後ろを振り返ってホテルに向かった。ホテルの玄関先で、とても感じのよい女性が植木に水まいている。部屋はありますか?と聞いたら、素敵な笑顔で「Yes」の返事。とっても親しみを感じる人だ。チェックインの手続きをしながら、カウンター越にこの女性と1時間近く話で盛り上がってしまった。この村はクレタ島の中でもとてもユニークなところで、古代の叡智がいっぱい残っているところだという。村の人々はおっとりしていて、とても優しい人たちとのこと。他の村では、オリーブをメインに作っているが、ここでは葡萄がメインにつくられている。一年を通して雨があまり降らないとのこと。たま~に雪が降るときがあって、そのときは子供たちは誰も学校へ行かず、雪だっ!ってはしゃぐらしい。島の反対側の街のイラクリオンからアテネまでの距離と、ここイエラペトラからアフリカまでの距離はちょうど同じくらいなのだそうだ。だからか、今まで訪れた場所とは違う空気がある。とても解放的だ。私の好きな感じ。この女性はホテルのオーナーの奥さんで、マリアさんという名前だった。ワオ~!また、マリアだ。うふふ…。マリアさんは、カウンターに何種類もの地図を広げて、お勧めの場所を教えてくださる。そのなかで、マリアさんが口にした村のひとつが気になった。「Anatori ・アナトリ」そこは古い小さな村でとても素敵な場所らしい。明日、そこを訪ねてみることにした。ホテルの部屋は、優しいピーチ色を基本にしていて、とっても心が和む。今回の旅で一番気にいったホテルとなった。旅の終わりの御褒美みたい。祝福されているなって思えた。海に面した広い部屋で、スーツケースを広げて帰国の準備を始めた。
2010年09月21日
コメント(0)
朝、チェックアウトを済ませ、車に乗り込みスタートした。2分くらい走った時、日差しが強いことが気になり、今更ながらだけど、日焼け防止の手袋をしようと思った。車を道の端に停めて、スーツケースから手袋を出して下を向いてはめていた。目の前を通った観光客が、私のボンネットをバンバンと叩いた。びっくりして顔を上げた。男の人がタイヤを指差しながら何か言っている。???外に出てタイヤを見たら、「オーマイガッド!」右の前輪がぺったんこになってる。ホテルからここまでまったく気がつかなかった。これから、すぐに山道に入るところだったから助かったと思った。急いで、トランクの中を開けて、予備タイヤが入っているか確認した。よしっ! ちゃんとあるぞ!あとは、だれか助っ人を捜さなくっちゃ…、と思いながら、辺りを見たら、10メートル先にレンタカー屋さんがあった。そこまで、車を走らせ、タイヤを見せながら、「ヘルプ・ミー!」と言ったら、店の人は、すぐにことをのみこんでくれて、車を店の裏に持ってこいと言った。そこには、空気を入れる機械があった。プシュー!と、タイヤに空気を入れていくと、斜めっていた車体がどんどん真っ直ぐになっていく。パンパンになるまで入れたら、「ノー・プロブレム! このまま走れるよ。行きなさい。」と言う。交換しなくても良いんだ…。本当にノー・プロブレムなのかな~? ?と思ったが、取り合えず走れそうなので、運転を続けた。そこから、6キロ先のフェストス遺跡に行った。クノッソス遺跡と同じころの遺跡なので共通しているものを感じる。やっぱりキングの間とクウィーンの間に強く惹かれる。キングの間の前にベンチがあったので、そこに30分以上座っていた。その場に溶けていく感じがする。眠たいようなまったりモードになり、あくびがいっぱい出てくる。女王の間も、キングの間も、崩れた遺跡からは当時(3000年以上くらい前かな…)の部屋の様子は見れないが、そこに静かに座っていると、当時の気配が感じられてくる。女王の間からは、気品とエレガントさ、王の間からは力強さと支配が漂う。王の間の隣には、身体を洗う部屋がある。その小さな部屋から、王の間までジグザグに細い通路がある。身体を清めた王がロープを羽織りながらそこを歩いて行くのが見える。王の間から、女王の間の間に細い通路がある。王の間を出て、右に行き2歩歩くと数段の階段がある。階段を上がって3歩そのまま進むと、左手に女王の間の入り口がある。その通路を歩く王の大きなサンダルを履いた足が見える。木陰のベンチに座り、3000年の時を超えて私はそれを見ている。王の間の前には、小部屋の跡がいっぱいある。その中の一室から、丸い土器のプレートが見つかった。考古学者達もいったいこれが何なのかは、まだ判明できていない。それは迷路のようなスパイラルの中に、人間や動物や魚や植物が書かれている。古代の文字みたい。プレートの裏と表にはそれぞれ違う絵文字が書かれている。私は、陰と陽。女性性と男性性。愛とパワー。という言葉が響いて来た。その小部屋の前にもベンチがあったので、そこでもしばらく座っていた。すぐに深い瞑想状態になってきた。そこのバイブレーションと私のバイブレーションが共鳴する。そこでのその経験の後、私は半分瞑想状態のまま遺跡のなかを歩いた。4時間近くそこにいたようだ。時間が飛んでいた。外に出たとき、パワーをかなり消耗していることにきづいた。出口でアイスクリームを買って食べた。パーキングでタイヤを押してチェックすると、やはり少しまた空気が漏れている感じがする。でも蹴っ飛ばしてみるとパンパンと足に跳ね返ってくるのでOKかな、とも思えた。そのまましばらく走った。ガソリン屋さんがあった。ガソリンを入れてもらいながら、さっきタイヤがぺったんこになったことを伝えた。店の人がタイヤを回してチェックする。私も一緒に覗く。ピカっと光るものがあった。釘だーーーー!!釘が刺さってた。店の人はすぐに釘を抜いて、その穴にゴムを溶かして蓋をした。仕上げに唾を付けて空気が漏れていないかをチェックしていた。直ったみたい。よかった。ここから60キロ行ったところにある空港のレンタカー屋さんまで、運転しても大丈夫かと聞いたら、ノープロブレムという。レンタカー屋さんについた。レンタカー屋さんで、事情を説明したら、またまたノー・プロブレム。このまま使っていなさいという。信じて使うことにした。でも、もうあまりガタガタ道は行くのをやめようと思った。私はあさっての早朝の飛行機でセドナに帰る。今日と明日は空港辺りで過ごそうと思いながら、レンタカー屋さんを出て、イラクリオンの街 に向かう。でもハートがワクワクしない。目の前の「アギオス・ニコラス」というサインが気になる。その街はイラクリオンとは反対方向で、ここから、1時間行ったところだ。車を横道に停めて、しばらくハートに聞く。タイヤが気になる私がいる。遠出を避けたい私もいる。だけど……もっと、アギオス・ニコラスというところに行ってみたい私がいる。よしっ! 決めた。 行こうっ!タイヤを信じよう。すでに夕方4時を過ぎていたが、新しい街に向かって走った。
2010年09月19日
コメント(2)
マタラビーチ、2日目。朝8時に起きてシャワーを浴びて、Ipadを持ってインターネットカフェに朝食を食べに行った。ベジタブルオムレツとコヒーをオーダーした。今日から、ゆったりとバケーション気分に浸るつもり。ブログのタイトルの「巡礼」も今日からカットね。1時間半くらいインターネットをしながらそのカフェで過ごした。ホテルに戻り、水着に着替えてビーチへ行った。ホテルからビーチまで歩いて3分くらい。1日4ユーロで、パラソルとビーチベッドを借りた。この旅で始めて、通りすがりではなく、腰を据えてビーチで過ごす。ギリシャの島に来ているのに移動ばかりしていて、海をあまりエンジョイしていなかった。ビーチベッドに横になって太陽をあびたり、泳いだり、本を読んだりして過ごした。さすがにヨーロッパの国。身体を焼く時、ほとんどの女性がトップレスになっている。そして誰もが乳首のところにいっぱい、日焼け止めを塗っている。ちょっと見たとき、異様なオッパイに見える。ギョッ!私は東洋人ぽく(?)、上下とも水着を付けて横になった(笑)今日は観光客ぽく過ごしていると思った。でも、ハートは楽しんでいるかな?ん~~何とも言えない。たくさんの人の中で、一人で過ごすほど一人を身しみて感じるものはない。3時頃、身体の砂を払ってホテルに向かって歩いた。一度ホテルでシャワーを浴びてから、Ipadを持ってビーチ沿いのカフェに行き、遅いランチを食べた。シーフードスパゲティ。おいしかった。ビーチに戻ったが、風が強くて身体が冷えてくる。ビーチは諦めて、またIpadを持って、今度は違うカフェにコーヒーを飲みに行った。結局、一日のほとんどをインターネットカフェで過ごしたことになった。夕日が白い岸壁に当たり始めた。ホテルに戻り、ウオーキングシューズに履き替えて、岸壁を登った。セドナで岩山をいつも登っているので、足場が見えてくる。他の人が、登り方が分からずにいるところを、私はスイスイと岸壁の上の方までいっきに登ることができた。これはセドナのお陰さまだなって思えた。そして、ちょっと猿みたかったな…とも思った。私のいる所まで誰も登って来ない。夕日が沈むまで、静かに瞑想をしたりして過ごすことができた。岸壁の上からビーチを見ていると、みんな誰かと楽しそうにしているのが見える。どうして、私は、一人でこうしているのかな。夕日を見ながら、涙が込み上げてくる。沈む夕日を見ながら、泣きながら、声に出してチャンティング(言霊、祈りの言葉)を唱えた。手を使ってチャクラを整えながら、呼吸法をした。身体のバランスが取れてきた。そしたらメッセージがやって来た。「今、一人でいるのは、自分の中の女性性と男性性のバランスをとるためです。今はバランスをとることに集中しなさい。バランスが取れたとき、出会うことになっている人に出会うでしょう…」私はこの旅で、いつもよりも男性性を強く表に出している。そして、オシャレをしたり、可愛い花を見つけたり、レース編みに心をときめかしたりして女性性もいっぱい出している。そっか。そういうことだったんだ。これからは、もっと意識してそれぞれの面を出して、バランスをとっていこうと思った。次に姿勢についてのメッセージがきた。「姿勢をもっと意識しなさい。姿勢がその人のあり方をものがたり、それによってエナジーが大きく作用します。いつも身体の中心にエナジーと光が通り抜けて行くのをイメージしなさい。」了解!ありがとうございます。夜は、観光客ぽく、街のカフェバーにくりだして、トマトスープとパンを食べた。食後はマルガリータをのんだ。周りの人たちからしたら、ちょっと異色の存在みたい。ちょくちょく見られる。でも私は一人を充実して楽しんでいた。
2010年09月18日
コメント(0)
朝、ホテルのレストランで、コーヒーとクッキーをつまみながら、居心地の良いこの村にしばらくステイしようか…と、そう思っていた。ホテルの中は、奥様の手作りのレースが所狭しと飾られ、趣味の良さが感じられる。とても温かい空間だ。もう一泊するつもりで荷物をそのままにして、ぶらりと散歩に出た。山と山に挟まれた村。細い路地をくねくねと歩く。村の建物は、ほとんど遺跡のような趣だ。実際、数百年はたっているであろう。路地を曲がると玄関のポーチで、縫い物をしている黒装束の老婦人が見える。きっと、民族衣装なのであろう。ここが、私にとって異国の土地なんだと、思い出させる。ジュースの瓶を入れるカラフルなプラスチックBoxを、いくつもロバの背中にくくりつけている老人がいる。村の教会の鐘が30分毎に時をつげる。とてものどかだ。だけど……………………………so what !私のハートはもっと刺激を求めてしまう。Lipoと過ごした、いつもそこに死があるという緊張感の中での生活と、Lipoがいなくなってからの、一人で頑張って生きていかなくちゃという緊張感が私にまとわりつく。悲しいかな……。こののどかな世界でリラックスできない私がいる。常に常に、前進、前進しようとしている。あ~! リラックスした~い!どこか、観光地に行って、観光客に徹してみようと思った。海が見たい!海に行こう!地図を見ると、そこから南西のところに、大昔、人が住んでいた洞窟がビーチ沿いにあるマタラという場所があった。そこに行く事にした。急いで荷物ををまとめてチェックアウトをした。ホテルのオーナーの御夫婦はとても残念そうに、また戻ってきてねとおしゃってくださった。南西に直接繋がる道は無くて、一度北に行き、空港近辺を通っていかなくてはならない。空港辺りに近づくにつれて、私の直観が鈍ってくる。同じところをグルグルとまわり、なかなか行きたい道に出れない。スーパーが見えたので、そこに車を停めて女性に質問した。女性は、「ここから、かなり遠いわよ。私にはそれしかわからない。多分、あっちに向かうと良い。」と指でさし示した。でも私には違うように感じた。スーパーの中に入り、ぐるりと見渡した。たくさんいる人の中で、30代の一人の男性が気になった。この人に聞いてみよう。行きたい道に出るのにはどうしたら良いかときいたら、難しい顔をしながら、複雑で説明ができないという。大まかに、「あっちにいって、こっちに行って…」と説明する。まあいいか、どうにかなるか、と思いながら、ポテトチップスを買って車に乗り込んだ。隣に駐車している車の中を見たらさっきの男の人だった。男の人は、「僕の車についておいで!その道まで先導するよ。」と言ってくれた。路地をグルグル迷路の様に進んだ。これは複雑だわ…。数分走ったら、大きな道に出た。その手前で男の人は車を停めて、この道を数時間真っ直ぐに進んだら、そこに着くよ、と言った。私は、窓を開けて、手を合わせながらサンキューと男の人に御礼を言って、その道を進んだ。ありがたい先導だった。くねくね山道を進む。日が沈む頃、マタラについた。宿が並ぶ中、心の赴くままに、一件の宿に入った。オーナーが電話をしながら出てきた。部屋はあるかと聞いたら、まずは見てから決めなさいという。見せてもらった。一泊30ユーロ。文句無くOK!部屋に荷物を運んですぐにビーチに行った。わーー!!ビーチの横に白い岸壁が突き出ていて、穴がぼこぼこ空いている。洞窟だ。夕日を浴びて、白い岩がオレンジ色に輝いている。ビーチで足を水に浸してから、洞窟まで歩く。人が住んでいた跡がある。きれいに穴が掘られていて、続きの間につながる通り口まである。祭壇ぽい台が作られている部屋もある。昨日の、ゼウスの洞窟を見た時もそうだったが、ここもみんなに見せてあげたいって、心底思った。夕陽が海の向こうにオレンジ色に輝きながら沈んで行くのを、砂浜に座りながら眺めた。今日で巡礼の旅は終えて、明日からバケーションに徹しようと思った。
2010年09月17日
コメント(0)
午後4時半、ディクテオン洞窟のパーキングに着いた。私は例のごとく全く予備知識がないまま、どれくらい歩くのかも分からずに洞窟に向かった。すぐそこにあるのだと思った。でも念のためサンダルからウオーキングシューズに履き替えた。入り口付近で、おじさんが、ロバに乗らないかとしきりに声をかけてくる。もしかしたら、ずっと、登り道が続くのかも。朝食を食べてから、何も食べていないし…エナジー補給しようかな?身体も疲れているし…。と、思いながら、足を進めていたら、結局洞窟まで歩いてしまった。15分くらいの登り道だった。エナジーが高くて、聖地独特の気配。登りでも、足が軽く感じて、身体の疲れがまったく感じなかった。洞窟は地下に向かって深くなっている。洞窟の中を見て回れるように、階段が設置されている。階段を降り始めた。どひゃ~!ヤバイっ!すごすぎるっ!鍾乳洞が作り出した、地下の大聖堂。外の光が届かないので、ライトがスポットライトのように奇妙な形の岩を照らしている。ライトが当った岩は、苔の緑色と岩肌のオレンジ色が浮立ち、怪しく輝いている。凄い。ハートがワクワクを超えて、ゾワゾワしてくる。ここでゼウスが生まれたとされているのもうなずける。ゼウスという響きがピッタリ。もしくは、バットマンの住処かな?先に向かて細くなった岩が、シャンデリアのように何本も天井からぶらさがっている。柱のように地面と天井が繋がっているのもある。まるで遺跡の神殿の柱のようだ。壁は、たくさんの骨が並んでいるかの様に見える。ゼウスは、これらを集めて身体をつくったのかな…と思ってしまう。洞窟の底は、鍾乳洞の上から滴ってくる水が溜まって池になっている。底では、階段が手すりのある廊下に変わる。手すり越に下を見ると、投げ込まれたコインがキラキラと光っている。手すりに沿って歩いた。ここだっ!という場所についた。祭壇だ。軽くそこで挨拶を捧げて、また歩みを進めた。廊下がまた階段になった。登りだ。ここから出口まで一度戻り、また、洞窟の下に向かって降り始めた。今度は、祈りに集中しながら…。ゆっくりと祭壇に向かい、その場に立った。静かに聖なる呼吸を続け、その場と同調し始めた。ひっきりなしに観光客が私の後ろを、通り過ぎて行く。私はそれにかまわず呼吸を続けた。5分くらいたった。突然、観光客がいなくなった。それまで、人の話声でウワンウワンと響いていた洞窟の中が、急に静かになった。ポトン・ポトンっと、天井から水が滴る音だけが響く。私はここに呼ばれていた。そう確信がやってくる。セレモニーを捧げ、祈りに集中した。人が入ることを拒む空気感と緊張感を感じながら、そのギリギリの狭間で私はいさせて頂いて、祈らせて頂いている。どれくらい祈っていたのであろう。寒さで両手の付け根に痛みが走った。そのすぐ後に、また観光客が入ってきた。出る頃合がきたと感じ、階段を登って外に出た。出口の近くにトイレがあった。そこで鏡に映る自分の顔を見たら、スッキリとしている私がいた。旅の目的を果たしたという達成感を感じていた。でも…喉が痛い。ヤバイ。寒さでやられたかな。あったかいものを身体に入れようと思った。パーキングのところで、絵はがきや、ジュースを売っている若いおにいさんが、店じまいをしていた。直観で、この人に聞くと良いときた。すぐに、おにいさんに尋ねた。「この辺りに、ホテルかレストランはありますか?」と。おにいさんは、いくつか村を超えた所にある村の名前を言った。「アグ・ジョルジオス」御礼に絵はがきを8枚購入した。その村に向かったが、あまりにも小さい村で通り過ぎてしまった。次の村でもレストランはあったが、なぜかあのおにいさんが言った村にこだわった。隣の村のレストランで、「アグ・ジョルジオス」の場所を聞いた。そしてそこにホテルはあるかと聞いたら、「マリアホテル」があるよという。そこだー!マリアだーーー!!車を引き返して、マリアホテルを探した。すぐに見つかった。部屋があるかと聞いたら、25ユーロとのこと。やった!庭にはたくさんのハーブが育ち、壁にはツタが絡まり、すてきな田舎風ホテル。ホテルの奥さんの名前がマリアだった。マリアさんは、食事を食べる?と聞いてきた。もちろん?Yes!!ペコペコですと伝えた。私はベジタリアンだと言ったら、スペシャルよと言って、ホカホカの野菜の煮込みを出してくださった。ポテトと豆とナスとズッキーニとハーブがいっぱい入っている。とても美味しくて、身体があったまった。これもサービスよといって、ハウスワインも出してくださった。ハートと身体が癒やされていく。ありがたい。その夜、意識がないほどに爆睡した。
2010年09月17日
コメント(2)
朝、目がさめてすぐに荷物をまとめて、チェックアウトをしに行った。ヨガスタジオから、奥さんが静かな笑みと共に出てくる。すべてを理解しているように…。宿泊代と、食事代を支払おうとしたら、手を大地に向かって並行に動かしながら、首を横にふって、「何も払う必要はありません。このまま行きなさい。あなたは、あまりにもピュアーで、ハートに垣根がなさすぎる。もっと、自分をプロテクトしなさい。自分のエナジーをすり減らしてまで、人に与えるのをやめなさい。今、あなたに必要なことは、自分にエナジーチャージすることです。今、あなたは、10%くらいしかエナジーをキープしていない。まずは、それを自分に使って、どんどんエナジーを蓄えなさい。私は、あなたから、スピリットを信じるということ、スピリットとともに生きるということを、もう一度教えてもらいました。だから、お金はいりません。もう一つ忠告します。あなたの強さが、心の弱い男性をひきつけるでしょう。気をつけて、本気にならないでください。それがあなたのためです。」……と、メッセージをくださった。お言葉をありがたくハートで受けとめた。静かに長いハグをして、その場を静かな笑顔で離れた。車のエンジンをかけて、次なる場所へ意識を向けた。クレタ島ですることになっている司令(?)のひとつ。「洞窟で瞑想せよ!」でも、スピリットはどこの洞窟かは、伝えてくれない。行けばわかるとのこと。地図を広げる。ゼウスが生まれたとされている洞窟がある。よしっ!そこだっ!生き方は、2通りあった。山道を行くか、空港を通り過ぎて行く海側の道を行くか。海側の道を行くと、マリアという街を右折して南に行く。そこだっ!ずっと、マリアという響きが私の心に入っていた。マリアには、マリア遺跡というところがある。そこに立ち寄ってから洞窟に行くことにした。レシムノを離れるに従って、私のハートと直観は自由を取り戻した。一度、不自由さを感じる必要があったために、要塞と牢獄の地を尋ねた気がした。マリア遺跡は、赤い岩の遺跡。今まで、白の石灰岩の遺跡を見てきたから、違うエナジーを感じる。より女性エナジーが強くなっている気がする。一通り遺跡を見て回った後、出口のところにある、資料室を何気なく見て回った。発掘現場や、ここの遺跡からでてきたものの写真が並べられている。その中に、セドナの友人から買ってきて欲しいと頼まれていたペンダントのオリジナルの写真があった。2匹の鉢が向かいあって一つの蜜を吸い、その下には、3つの惑星がぶらさがっている。友人に言わせると、これは予言の一つとのこと。私がここの遺跡を歩いている時、オファーリング・プレイスという丸い石の台があった。私は、南米ペルーで手にいれた、祈りのときに使うフラワー・ウオーターを持ってきていた。その水を石の台の中央の窪みに祈りと共に捧げた。花の香りがあたり一面に広がる。気持ちがスッキリとする良い香りだ。すぐに、大きな蜂がやってきた。そして、頭をその窪みに突っ込み、その水を吸い始めた。捧げものを、ちゃんと受け取って頂けた気がして嬉しかった。蜂のペンダントとこの蜂のことが、私の中で繋がった。出口を管理している女性に、このペンダントが発掘された場所を聞いた。今は閉鎖されているから行けないよ、と言う。でも、金網の外からだったら、一度外にでて、海沿いに歩いていけば、見れるかもしれないよ、と言う。私は、彼女が示した道を歩いた。何も見当たらない。あるのは、不法投棄のゴミが散らばっているだけ。それでも私は30分くらい歩きまわった。なんだか気が済んできたので、車に戻ることにした。そのとき、歌が歌いたくなった。誰もいないゴミの間を、杏里の懐かしの歌とともに、声高々に歌った。いよいよゼウスが生まれたとされているディクテオン洞窟に向かう。両脇に連なるオリーブの畑を通り抜け、ジグザグ山道を進み、風車が回るのどかな村を通り過ぎて…。続きはまたね…。ありがとうございます。
2010年09月16日
コメント(2)
レシムノ、3日目の朝。ベジタリアンカフェで、オートミールにアーモンドとグレープを混ぜた朝食をとりながら、Ipadに日記を打ち込む。ゆったりとした時間が流れる。思い切ってIpadを購入して良かった。ぶらり旅にはピッタリ。2~3時間、カフェのテラスで過ごした。目の前には要塞の高い壁が、右手には、かつてトルコがここを支配していた時の刑務所だった建物がそびえている。今は博物館になっている。私は私が一番苦手としているものに挟まれながら、ここいる。何なんだろう…。何かゲートを開かなければ、ここにずっと拘束されそうな気がしてくる。自由を奪われる感じ。いったいこのエナジーは何?と、思っていたら、店の奥さんに呼ばれた。夫と3人で話がしたいという。そして、夫との関係をハッキリと説明して欲しいと言われた。???寝耳に水だった。????まったく意味がわからない。つまり、奥さん自身が勝手に引き起こした嫉妬という感情にいきなり巻き込まれたのだ。私はただの通りすがりの観光客。御主人さんとは話をしたが、それ以上のものでも何でもない。私はずっと一人で、スピリットと会話をしながら旅を続けている。人と会話をするのは、店やホテルで必要最低限する程度だった。だから、私のハートは3次元対応にはなっていなかった。いきなりハートにいっぱいダメージが来た。話をしていたら、少しづつ誤解が溶けてきたけど、私のハートは痛くて泣けてきた。話の流れが、Lipoとのこの世での別れの話になった。奥さんも、この結婚の前に、ある男性と結婚していて、その旦那さんを癌で無くしたとのこと。そして、7年かけてゆっくりとそれを癒したとのこと。彼女は、さっきまでの、嫉妬の中の女性から、一変してヒーラーとなった。私を膝の上に乗せ、思いっきりハグをして、頭と頭をくっつけてきた。私の鼻水を、彼女は、彼女の手で拭い去った。大人になってから、自分の鼻水を他人に取ってもらったのは始めてだ。それも手鼻だ。大きな母のヒーリングエナジーに包まれた。彼女は私を抱きしめながら、「ここに4日間ステイしなさい。ゆっくりとハートを癒しなさい。そうできるように旅のプランを調整しなさい…。」と言った。私は、その時、そうしようと思った。私は、しばらくの間、このハートの苦しさがどこから来るのか、まだつかめないまま、ただ泣き続けた。彼女は私に、「隣りの誰もいないヨガスタジオでおもいっきり泣きなさい。夫を失った悲しみをどんどん外に出しなさい」と言う。ヨガスタジオで嗚咽と共に泣いていると、彼女が、静かに部屋に入ってきて、私の背後からエナジーワークを施した。どんどん泣きやすくなった。そして、しばらくしたら、深呼吸ができるようになった。どんどんパワーが入ってきた。彼女は何も言わず、静かにヨガスタジオを出て行った。私は、しばらくそのまま深い呼吸を続けた。彼女に対して感謝の気持ちと、すごいヒーラーだな…という、畏敬の念が出てきた。しばらくしたら、一人で自然の中で大きな声で泣きたくなった。車で15分のところにあるビーチに行き、水着に着替えて、すぐに海に入った。……………………………………………あれ?リーへの執着を取りたくていっぱい泣きに来たのに、私の中にあるのは、奥さんから受けたジェラシーによる痛みだけだったって気が付いた。私は私なりの方法で、リーについての癒しのプロセスをちゃんとしてきているって気がついた。私は、奥さんの感情の渦に巻き込まれていただけだった。奥さんも私も、無意識のコントロールドラマにはまっていたのだ。もし、私が、これにはまったままだったら、旅のほとんどを、要塞と牢獄に挟まれたところで、共依存という道に行くところであった。海につかった瞬間、すーっと全てがクリアになった。私には、アセンディッドマスターたちがいつもついているし、Lipoもプディーもついている。自分を信じて行こう!そう思ったらすぐにマスターのKuthumiからメッセージがきた。「喜びを表現していきなさい。」「喜びを存在基準、行動基準にしなさい。」「痛みを受けたら、許しなさい。」そうだね。このままの私でいいんだよね。奥さんに感謝だね。私が落ち入りやすいパターンを見せてくれたんだね。おかげさまで、私の気付きのゲートがまた一つ開いた。Kuthumi?ありがとう。奥さんありがとう。喜びを基準にしたら、私はすぐにでもここを出発して、心の赴くままに旅を続けようと思った。私の顔は、泣きすぎでポテポテで、ハートはまだシクシク痛いけどワクワクが戻ってきた。私がもう少しで落ち入るところだったこのパターン、きっと、自分の環境が牢獄に感じたり、自由になりたいのに、その人間関係や環境から出られないまま、それを受け入れ続けている人たちへのメッセージだとも思った。「喜び」がすべての行動基準。不自由にしているのは、誰のせいでもなくて、自分の思い込み。一度外に出る勇気を持って出てみると、意外にそのからくりが見えてくる。できれば自然の中がいいな。誰でもみんな似たような心のプロセスを持っている。必ず自分はうまく行くって信じて、前に進む勇気を持っていきましょうね。いつもありがとうございます☆ps:前日、日記をupしたら、「?」マークが出てくる。何度も訂正してupするがやはりアップロードをするとに「?」が出る。これって、お知らせだったのかな…?
2010年09月16日
コメント(0)
レシムノ、2日目。午前中、要塞跡を訪れた。大砲や、砲台が並んでいる。強固な恐れと支配とプロテクトエナジー。中を歩いて見て回ってもすぐに飽きて来る。なぜここに私は呼ばれたのだろう…。海に向かって勇ましくそびえ建つ様は、まさしくクレタ島のゲート。今回の旅のキーワードのひとつは、ゲート。何かここにある気がした。要塞跡を出て港の周辺を散策した。かわいい小さな店やレストランが並ぶ。私が、買おうと思っていたものが5つあった。1.オリーブオイルが入ったオーガニックのシャンプーとコンディショナー。2.目覚し時計。(持って来るのをわすれた。)3.アメリカのコンセントをヨーロッパ用にするプラグ。(これも持って来るのを忘れた。)?4.以前クレタ島に住んでいたというセドナの友人クラウディアから頼まれた、ペンダント。クレタ島の遺跡から発見されたペンダントのレプリカ。5.車の中で聞くギリシャのアーティストのCD。港に沿った道から、細い路地に入った。Tの字にぶつかり、そこを左に曲がったらすぐにCD屋さんが目に入った。店に入り、何にしようかなと選んでいたら、店のおじさんが「ギリシャで一番人気のシンガーを視聴する?」と聞いてきた。もちろんYes!とても心地良い声で、私の好きな感じ。男性の声がその女性の声にかぶさり、素敵なデュエットとなった。店の人が、これ僕だよと言う。よく皆が言う冗談をこの人も言うな~と笑い飛ばしていたら、同じ声で歌い出した。壁には、店の人の若い頃のポスターが飾ってあった。本当だった。すっご~い。この人は歌手だったんだ。CD売り場の横に、2頭のイルカがハグしている塩とコショウ入れが売っている。CDとそれも一緒に購入した。店を出ようとしたら、店のおじさんがプレゼントと言って、ロザリオのキーフォルダー私に手渡してくれた。マリアと言う音がハートに響いた。確かマリアという名前がついた場所があったな。店を出て次の角を曲がったら、シルバー屋さんがあった。そこに古代のデザインのレプリカのペンダントがいっぱい売っていた。他の店と値段を比べてから…という必要が感じられなかったのでそこで購入した。その店の2件先が電気屋さんだった。目覚し時計とソケットプラグを買った。空港やいろいろな店で聞いてもなかったこのプラグ。ついに買えた。なんだか、良い流れだよ。その店の並びに、クリームが店先にいっぱい置いてある店があった。やった!オーガニックオリーブオイルをつかった自家製のボディーショップ屋さんだった。ここから、いろいろなところに出荷しているとのこと。市場の75パーセントoffで購入できた。ついてるぞ!買いたかったものが全て揃った。それも次から次からへと導かれるように、それらの店が並んでいた。ワクワクしてきた。何かの兆しを感じる。でも、今私はいったいどこにいるのかな?地図もなく歩いていたのでまったくわからない。小道の隙間から、要塞の壁が見えたのでそちらに歩いた。ちょうど要塞の壁の真下に、オーガニックコーヒーというメニューを出しているカフェ&レストランがあった。そこで休むことにした。他の店とは気配がまるで違う。オープンしているのかしていないのか分からないくらい静か。客はいない。やっているの?と聞いたら、食事をしながらゆったりとYESと答えるオーナー。その目は、静かな海を思わせる目だった。私は、「道に迷ったの。 要塞の下のどこかに車を停めたけど、どうやって行けば良いかわからない。」と聞いたら、きっと迷ってないよ。君は、行くべき道に来てるよ。ここに来ることになっていたよという。来ましたね。この言葉。ある人種たちが交わすこの合言葉みたいなもの…。 ?この店は、レシムノで唯一のベジタリアンカフェだった。そしてオーナーの40歳代のご夫婦は、ヨガスタジオと安宿を経営していた。いわゆるここは、世界中から、癒しを求めて人々が集ってくるリトリートであった。うふふ…呼ばれてしまいましたねー。私は、6時からのヨガクラスを受け、ここに部屋を取った。私の左隣の部屋の人はヒーラーで、右隣はヨガティーチャー。オーナーの奥さんが、とても人気のあるヨガティーチャーで、彼女がするティーチャークラスをうけに来ている。もうすぐ彼女は、香港へワークショップをしにいくという。?久しぶりに、腰をすえてゆったりとと過ごしている。明日もここにステイしよう。完璧なる導きに感謝!!
2010年09月14日
コメント(2)
クレタ島は、ギリシャ文明の発祥の地。遺跡を歩いていると、その文明がいかに高度で機能的で、祈りの生活を中心にしたものであったのかが垣間見れる。今日は、午後から車をレンタルして、クノッソス宮殿跡を訪ねた。ミノス王が「一度入ったら二度と出ることはできない迷路」をつくったとされているところ。車をパーキングしているときは、青空で、日差しがとても強かった。だが、遺跡の中に入ったとたんポツポツ雨が降ってきた。空を見上げたら、遺跡のちょうど上だけに、怪しいどんよりした雲がかかっている。取り合えず小雨なので、気にしないで歩いていたが、突然、豪雨になった。屋根がある遺跡を目指して駆け込んだら、「王座の間」だった。鳥肌がたった。 空気感が他の場所とはまるで違う。王が座った石の椅子があり、その前に石のおおきな洗面器のようなものが置いてある。体をお清めしたところなのだろうか…。薬草を燃やしたところなのであろうか…。部屋の壁には、グリフィンという、頭が鳥で身体が四足獣の空想の動物が画かれてある。とても繊細なフレスコ画。バッグから、レムリアン・シード・クリスタルの球を出して、両手でにぎり、王座の間の気配と波長を合わせる。ほんのつかの間の静かな時間。数分後には、後ろから見学の人がやってきた。後ろから押されるかのように外に出たら雲の合間から太陽が出ていた。クリスタルを太陽にかざした。不思議な光が中に宿った。人が出て行ったので、また王座の間に戻り、ぼーっと、暫くの間、ただそこにいた。かなり満足したので、他の場所をみて回った。イルカが入り口の上部に画かれてある「女王の間」に出た。あら~、かわいい! と思っていたら、また雨が降ってきた。ここには屋根がなかったので、濡れながら見ていた。さすがに、雨だからか人が来なかった。クリスタルを出して、その場の気配としばらく同調することができた。微妙な振動数で、情報がハートにやってくる。これを言葉に変換するのは、すぐにはできないな…、と感じた。すぐにしてしまうと、膨大なものが小さく表現されて、一度表現されてしまったら、それだけの世界に留まってしまうと感じた。足がもうクタクタになるまで、まるでその宮殿に住んでいるかのごとく、歩き回った。気になる所は、何度も歩いた。やがて、石の宮殿から、木々に目がいくようになった。ひとつひとつの木が、その歴史を物語っているかのように、とても個性的にそこに「いる」。木々とチューニングを合わせ、心を通わせた。自然の揺らぎと繋がる。目に入って来るものは、遠近感をともなわず、ただ光の色の波となってやってくる。そのまま車に戻り、地図を開き、次なる場所を探した。クノッソスから、西に100キロほど行ったところにある街の名前が目に入った。「レシムノ」いったい何があるのだろう…。そこに、ほこ先を向けた。いきなりの高速道路。そして、ゆっくりと走る車は、半分車体を路肩に入れながら走るのが、一般的なんだとすぐに理解した。車を走らせると、ここはアリゾナ?と思ってしまうような景色が目に入る。ウチワサボテンや、アガベが目の端を流れて行く。そして、時々、赤い土山があったりする。ん~、セドナに似てるな~。レシムノに着いて、最初に目にしたホテルに部屋を取った。4つ星ホテルで、朝食がついて65ドル。オッ! ?いい感じ。今日は、広い部屋で、ゆったりと寝ます。明日は、この近辺を散策。さっき、フロントで、「私は、今どこにいるのでしょう?」と聞いたら、地図を出して、現在地を教えてくれた。ほほ~。 15分くらい歩けば、ヴェネチア時代の城塞跡に行けるのですね。明日はどんな過ごし方をするのかな?今日もとてもいっぱい動いて良い経験しました。ありがとうございま~す。
2010年09月12日
コメント(4)
今、やっとフェリーがサントリー二島を出港しようとしている。 予定よりも1時間遅れ。 フェリーに乗る時は、少ない荷物がベターということがわかった。 すべて、自分でフェリーに運び込まなくてはいけない。 私の大きなハードスーツケースは、貨物用の入り口から自分で荷物置き場まで運ぶ。 私は、もうひとつ機内用のスーツケースを持っていたので、傾斜のあるデコボコの橋桁を引っ張って持って行くには、私の手はいっぱいいっぱいだった。 一人ですったもんだしてたら、船員らしき女性が来て、スーツケースを運ぶのを手伝ってくれた。このスマートでカッコいい女性に感謝した。 フェリーに、他の日本人は見かけられない。 韓国人は私のすぐ隣にいる。 黒い服装をしたギリシャ人のおばさんたちも乗っている。 みんな上から下まで黒一色。 宗教的なものかな? 島でも、フェリーの中でも、公共の場でタバコを吸う人が多い。 セドナではほとんど吸う人を見かけないので、ここは違うんだなって感じる。 8日、サントリー二島に着いた時、風が気持ちよいと感じた。 懐かしい優しい風。島の空気も違和感がない。 宿のオーナー家族は、以前からの知り会いのようなかんじで、親戚の様な親しみを感じた。 サントリー二島での食事は、一日に一度しっかりとレストランで食べて、それ以外はスナックやバナナを食べて過ごした。 移動に忙しくて、食べることを忘れる。 いつもスピリットと一緒に居る気がするから、寂しさを感じない。 でも、レストランにいると3次元的に1人なんだって気がつく。 ウェイターがさも当たり前のように、メニューを二人分用意して来る。 1人なんだって言うと、ビックリされる。 周りを見てもカップルかファミリーばかりだ。 時には、ウェイターから、僕からのサービスですと言って、食後のデザートをいただいたりする。 昼間、1人で過ごしている時は、とーても充実していて、さみしさの微塵も感じない。 なのに、こうしてディナーを食べに来ると、ジワジワと寂しさを感じ始める。 早々に食事を終えて、 「カラスがなくから、か~えろっ!」じゃないけど、 「ハートがなくから、か~えろっ! 」って言いながら、席を立つ。 駐車場までの海岸沿いの道には、お土産物屋さんや、レストランが並ぶ。 家族の笑い声や、若い人達のはしゃぐ声をかきわけながら、 「も~! 寂しい。」 「部屋に戻ったら、いっぱい泣くぞ~!」 と、心でつぶやきながら、駐車場をめがけて急ぎ足で歩く。 ラジオをつけ、窓を全開にして、夜風をいっぱいに受けながら車を走らせる。 ラジオから心地よい曲が流れる。 いつのまにか、 「ひゅ~! 最高!」と、首を振りながら叫んでいる。 「泣く」という予定は、すっかり忘れさられている。 かなりハッピーな私。単純な私。 この性格に感謝する。 地図でみると、クレタ島はサントリー二島のすぐ上にある。 フェリーで1時間くらいかと思ったら、4時間かかった。 どれくらいかかるかも知らないで 乗船していた。 途中、もしかしたらクレタ島行きではないのに乗ってしまったかもと思ったけど、とにかく流れに乗ってみようと思った。 船を降りて、一番最初に声をかけてくれたタクシーの客引きの車に乗ることにした。流れにまかせて…。 空港のレンタカー屋さんまで10ユーロ。 車の中には、すでにドイツからいらしたご夫婦も乗っていた。 昨日は2時間くらいしか寝ていない。 きっと、このまますぐに車を借りたら、そのまま行動開始となる気がした。 行く先をレンタカー屋さんから、ホテルにしてもらった。 安全で綺麗な安宿とリクエストした。 いくらくらいで?と聞いてくるので、20ユーロくらい…と言ったら、「良いところがあるよ。」と言われた。 じゃ、そこによろしくと言ったら、笑いながら、 「冗談だよ。その金額だったら、ベランダに宿泊だよ。」と、言われた。 そっか…。もっと高いのか…。 港や空港の側だからよけいに高いのかもしれない。 タクシーの運転手にお任せで、ホテルに案内してもらった。 運転手さんは、「予約してないから、部屋があるかどうかだよね」と言いながら、カウンターまで一緒にきてくれた。 部屋があった。 45ユーロを40ユーロにするというので、すぐに決めた。 部屋は、四畳半くらいでシングルベッドがほとんどその場を占めている。 スーツケースを広げるスペースを探すのさえ大変なほど。 ベッドとドアの間に、どうにかスーツケースを置いた。 私が歩くスペースがなくなった。 窓を開けるのにも、ベッドの上を渡っていく。 部屋まで行くのにも大変だった。 エレベータに乗ったら、ドアの開け方がわからない。 手動なのだ。 表示は全て△やzみたいな字が並ぶギリシャ語。 絶句…。苦笑…。 スーツケースと私が乗ったら、いっぱいいっぱいになったエレベータの中は、息苦しいぞ、蒸し暑いぞ。 また、1Fに戻り、ドアをドンドンと叩いた。 「誰かいませんか~? どうやったら開けられますか~?」とさけぶが誰も気がつかない。 まあ、いずれは、他のお客さんがボタンを押せばどうにかなるだろう…。 でも、誰もこないな~。あまり繁盛している感じでもないもんな~。 気を取り直して、ドンドン叩きながら叫んだ。 ようやくフロントの人が気づいてくれた。 ドアは、中から外に向かって強く押すタイプであった。 「押す…。」 引いてもダメなら押してみな…だね。 日本やアメリカには、押すエレベーターのドアーなんてないよ。 頭が固定観念になってるな~と、思い知った。フムフム…。 朝から何も食べていないので、お腹がぺこぺこ。 ホテルの人にお勧めのレストランを聞いてそこに食べに行った。 ホテルから200メートル離れたところに、港をみおろす感じの、のどかな「タベルナ」があった。 エビをグリルしたものと、ラスクにトマトをのせたものをオーダーした。 出てきたものを見てビックリ。 想像以上によかった。 エビはところどころ炭色になる感じに、熱々にグリルしてあって、レモンを絞って丸ごと食べたらパリパリして香ばしくってすごくおいしい。 ラスクは、高さ5センチ,横10センチくらいのラスクが、美しい黄緑色をしたオリーブオイルの上に置いてあって、その上に潰したトマト、モッツァレラチーズ、オリーブがのせてある。 これまた、かなりの美味。 エビは手でそのまま…、ラスクはフォークとナイフでいただいた。 おいし~! 最高~~!! 窓ガラスがはめ込まれていない窓から、心地よい風が吹き抜けていく。 風の歓迎だね。 うれしい。 お会計をしようと思ったら、フルーツと手作りケーキとフルーツカクテルをサービスと言って出してくれた。 女性の一人旅に優しいギリシャの島々である。 食事とソーダーを合わせて値段は、12ユーロ。 1300円くらいかな。 今まで行ったタベルナの中で、一番おいしかった。 さて、明日から、クレタ島の探索が始まる。 ワクワク。 今日も元気で楽しい一日でした。 ありがとうございます。
2010年09月12日
コメント(0)
今、私はギリシャのサントリー二島に来ています。ついにアトランティスの伝説の島にやってきました。一週間前のスピリット(セラピスベイ)との会話で急に来ることになりました。セドナとアトランティスのエナジーを繋げるお手伝いをさせていただけたら、うれしいです。新しいゲートが開きます。光がさらに強くなっていきます。そのために、いままで隠されていたことが、どんどん明るみにでてきます。出てきても恐れや心配の渦にはまらずに、常に前を見て、明るく大きく笑って行きましょうね。私は、何の予備知識もないまま、24時間以上かけて、4回も飛行機を乗り継いで、セドナからいきなりやってきました。ついた翌日、さて行動しようかと外に出たら、あたりにはないもない…。夜、空港からダイレクトにここに来たから、ここがどこかさえもわからない。朝食を食べに街にでようかと思ったら、バスは1時間後。あら…、どうしましょうと思っていたら、宿の人が街まで車で乗せてくれることになった。朝食を済ませて、足が向くまま気の向くまま歩いていたら、目の前に、古代の遺跡ツアーをする観光会社に出くわした。目で見て、頭でそれを理解する前に、凄いスピードでスタッフの人が出てきて、ツアーをするの?と聞く。私はその勢いに押されて、首を縦にふる。出発時間になってもスタートしない。私しかいないからか…?2時間ツアーなのに、45分遅れで出発。終わりの時間はいっしょ。これで、この島の何となくのリズムと雰囲気がつかめてきた。ツアーは遺跡の前の入り口でおろされて、後は自分で見てまわる。集合時間になったら、降りた場所でまたピックアップしてもらう。だが…、こなかった。わすれられてた…。しばらくまった後、違うツアーの車がきたので、便乗することができた。ラッキーなのかなんなのか…。と、こんな感じの経験後、私は自力で回ろうと強く思った。その足ですぐにレンタカー屋さんに行き、レンタカーを借りた。毎日、レンタカーをガンガン走らせて、気のむくまま、感じるままに、いろいろな所を訪れてた。そのへんの内容はまた追って…。サントリー二島での任務(?)は、終わった気がしたので、港に行って、クレタ島へのフェリーのチケットを買った。翌日の夕日をみながらのクルーズを狙っていたが、前日なので「な~し」とのこと。当たり前のような顔で、チケット売り場のおにいさんにつっけんどんに言われた。明日の早朝だったらどうにか取れるとのことなので、それにした。今、パッキングを急いでして、ベッドに入ったところ。でも、ちっとも眠くないので、これを書いています。あ~早く寝ないと…。クレタ島に着いたら、まずは何かな?楽しみにして寝まーす。おやすみなさい…。今日もとても大切な経験をいっぱいしました。ありがとうございます。
2010年09月11日
コメント(2)
全16件 (16件中 1-16件目)
1