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私がカナダから帰ってきてからというもの、
比較的彼は私と連絡を取ろうとしていた。いや、している。
電話も3分以上になった気がする。
でも、
喧嘩の要因となる、
・移民の書類
・私たちの将来について
・お姉ちゃんと一緒に住まなければならない事実
については
一切触れていない。
たわいもな~い、
今日はどうした?
仕事はどうだ?
なにを食べた、など、
まあ、別に興味もないことである。
一度別れを決めた私ですから、
かなりそっけない態度をとっているようなのだが(←実感なし)
彼は必死に私のご機嫌を取ろうとしている。
でもね、
私の中で、
ひとつの疑問が生まれたわけです。
彼の人生に、私は必要なのか?
過去に平気で浮気に走った男ですから、
別に私がいなけりゃいないで他を当たるでしょうし、
私が彼を訪ねる前までの数か月はめちゃくちゃ忙しい男でしたし、
仕事に、ゲーム、バトミントンに、友人とのバブルティー。
彼にとって、
実に充実した毎日を送っている。
そこに私は必要ですか?
私と同じ仕事をされている方はどう思うかわかりませんが、
私は仕事を辞めるなら、
3月末とか、4月末がいいと思っている。
理由は受験生もいるし、
ちょうど区切りがいいので、
変に夏とか、ましてや秋なんかに講師が変わったりしたら、
子供は嫌な気持ちにならないかな?
ということである。
私がもし小さい頃から中3まで通っていて、
これから受験、英検もがんばるぞってなったときに
慣れ親しんだ講師が、
突然すみませんが辞めます~
なんてなったら、
え、これからなのに・・・って不安は少なくとも生まれる気がする。
けして受験生に対してなにか特別なことをやっているわけではないし、
私が教えるから成績UPになるというわけではけしてない。
なんだか子供のせいにしていたけど、
実際は私が彼らを卒業まで送り出したいという
強い気持ちがあるからだと思う。
入社1,2年だったらそんなこと考えなかったと思うけど、
かれこれ4年?5年目?くらいたつし、
それなりに愛着のある子もたくさんいる。
だからけして仕事を辞めたくないといっているのではなく、
辞めるなら3月か4月がいい。
欲をいうなら、
後任講師を見届けたいという気持ちもある。
(↑続くかどうかはわかりませんけどねー)
なんでこんな気持ちになったかというと、
この時期今年の中3が高校受験を合格した知らせを聞いたとき、
ものすごくうれしかった。
生徒には言われなかったけど、
保護者に「先生ありがとうございました」って言われたとき、
なにもしてないのに素直にうれしかった。
子供が英検を合格するたびに、
私は今までの苦労が無駄ではなかったと、
毎回感じるわけで、
彼らの結果が私の達成感につながっているんですね。
そういうわけで、
長くなってしまいましたが、
私は彼に言ったんですよ。
わたし、このままだとビザはすぐ取れないと思うし、
もう1年日本にいるわ。
今年の新中3年生を送りだしたい気持ちもあるし。
すると彼はこうですよ、
「また君は意見を変えるのかーーーーーーーーーーーーーーー!
どうして僕のいうことが聞けないんだーーーーーーーーーーー!
そんなに反発したいのかーーーーーーーーーーーーーーーー!
そんなに僕のお姉ちゃんと住むのが嫌なのかーーーーーーー!
2歳児が卒業するまで一生日本にいるのかーーーーーーーー!
君は僕たちの将来よりも数名の生徒のほうが大事なのかーーー!」
と怒り出した。
やっぱりね。
こうなると思ってたよ。