浦島にきーたin Italy

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ねこ級@ 2014年 あけまして おめでおとうございます かなり前にイタリアの綺麗な景色をこの ブ…
カーサン4452 @ 。゚+.謹賀新年゚+.゚(○゚∀゚)(○。_。)ペコッ お元気ですか~? 今年もよろしくお願いい…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 逃亡者38号さん♪ おにーさま、病の床か…
逃亡者38号 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 少々 情報を。 フィリピン人は その知…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) satomama8799さん♪ おっしゃるとおりです…
satomama8799 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) 後進国ゆえの、無知・無教養・思想・思考…
lovetoknit @ Re[1]:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) カーサン4452さん♪ なんだかね、次元を超…
カーサン4452 @ Re:あわれだよ、ここまで無知だと・・・・(05/28) もう、こうやって外国人をサポートしよう…
lovetoknit @ Re[1]:真夜中の嵐(05/12) satomama8799さん♪ 登山は楽しかったです…

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Nov 22, 2012
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カテゴリ: 昭和むかし話



今日、日本在住の姉とピグでチャットしている時

ひょんなことから、大昔の出来事を思い出した。



あれは1985年の事だと思う。


あの頃私は東京で学生をしていた。



秋に姉が祝言をあげ、新婚旅行には確か南の島に

1週間くらい新婚旅行に出かけていた。



「帰国する時、成田で会おうよ。」


そういう姉妹の約束。


私の下宿は千葉方面だったので、成田まではそれほど遠くなかった。



さて、あの日は多分日曜日だったと思う。

朝早くから寮を出て、成田空港に向かう。



それまで千歳=羽田間は何度も往復していたのだが

成田は初めてだった。



電車から降りて、駅から空港までのミニバスみたいなのが

出ていたと思う。



それに乗って空港に着いたのはいいのだが、

なんと、「到着」 の入り口に警備官が構えている。


そして持ち物検査や身分証明書などの検査をしている。


あとで知ったのだが、あの頃の成田空港って

建設に反対する住民のデモとかがあって、結構もめていたらしい。


だから空港の一部が開いても、こうやって空港に入る前に

検査があったのだ。



あの日の私といえば、バックパックにジーンズ姿。

見送りに来たようなものだから、もちろん搭乗券関係は持ってない。

それでまんまと警備のおじさんに通行止めされた。



「あんたね、何しに中に入りたいの。」


そんなぶっきらぼうなオヤジの言葉に、私はムッとしたが

「姉夫婦が新婚旅行から帰ってくるので、そのお迎えなんです。」

と私にしては正直に言った。



そしたら、その警備のオヤジ、こんなことを言う。


「本当かね。 歌手とか俳優のオッカケなんじゃないか?

今日はシブガキ隊が成田にくるのかい? それともトシちゃんかい?」



(ー_ー)!!  (ー_ー)!!   (ー_ー)!!




この言葉にすっごーーーーく腹がたった。


私がシブガキ隊やトシちゃんのオッカケだとぉ??

冗談じゃない。

私がそんなくだらない事をする女子に見えるっていうのか?



しかし、デュラン・デュランとか、U2なんかが来日するなら

お目にかかってみたいという気持ちはあった。





「リュックの中を開けて。」

という警備オヤジの言葉に、私は従った。


中にはサイフ、ウォークマン、文庫本、鼻かみくらいしか入っていない。


学生証明書をオヤジはチェックする。


そうこうしているうちに、私はイライラしてきた。


ここまでわざわざ電車賃かけてきたのに、

オッカケ女子に間違われて追い返されるのは無念である。



となると、冷静にちょっと涙頂戴でいくしかないか?



「疑う気持ちはわかりますけど、私はただ単に、遠くに住んでいる姉に

会いたいだけなんです。 今回を逃したら、私が北海道に行かないと会えません。

オッカケなんて冗談はやめてください。

こんなダサい格好で、オッカケなんかしないでしょう?」


と抗議した。


オヤジ、確かに化粧っ気のない、ダサい姿の私をみて

それもそうだな、

と思ったようだ。


しかし、そう簡単に通してはくれなかった。


「それじゃ、お姉さんの名前、旅行先、飛行機会社、

到着時刻を言ってごらん。」


そういう最後のナゾかけに、私は堂々と答え、

それを確認した警備オヤジは、やっとのことで私を通してくれたのだった。


よかったよ、暗記しておいて・・・・・



今から思えば、あの時代にあの警備はかなりのものだと思う。


イスラエルのテラヴィヴとか、アメリカの国際空港並みの警備である。



やっとの事で到着ラウンジに着き、姉夫婦に会うことができた。


お昼を一緒に食べて、旅行の話もちょっと聞いて

あとは私のその日の通行止めの話になった。




あれから25年以上も経っているのだが、今日ふと思い出してしまった。


昨日食べたものは忘れているのに、こんな大昔のことを覚えているなんて

とても不思議である。


そして、あの日のことを考えてみたのだが、私ってなんて浅はかだったのだろう。


空港には簡単に出入りできるものだと信じ込んでいた。


そして警備オヤジが粘るので、本当に腹がたってしまった。


でもあれはあれで、必要なことだったんだろう。


それにしても、あのオヤジ、私をトシちゃんのファンだと

決め付けていたのが、なんともいえないくらい腹だたしい。


でもダサい格好で姉に会いに行って、助かったぜ。

うふふふふ~~~~







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Last updated  Nov 23, 2012 05:34:47 AM
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