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先週の金曜日、同僚のルカがカラビニエーリに同行されてロッカールームに入っていった件の最新情報をゲットした。情報の提供者はマーラちゃん。彼女の話によると、「昨日ルカが私のところに来てこう言ったの。『先週オレがカラビニエーリとロッカールームに入ったこと、知ってるだろう?金曜の朝8時にドアのチャイムが鳴ったから出てみたらなんとカラビニエーリが2人ドア口に立っているんで本当にビックリした。そして、オレが庭で大麻を栽培しているという情報が入ったので庭を検査したいっていうんだ。オレは大麻なんか栽培してないから、ネコの額ほどの小さな庭を堂々と見せたよ。カラビニエーリが、オレの職場はどこかって聞いたので、名前を言うと、『それじゃすぐに職場に行こう。』っていうんで、慌てて着替えて会社にいった。そこでマネージャーとカラビニエーリが話をして、ロッカーを捜査したのさ。でもなーーーーんにも見つからなかった。当たり前だよな。オレはクリーンだ。でもカラビニエーリと歩いている時は脚がガクガク震えちまったよ。』それでね、ルカが誰かがオレのことをはめようと密告したんだ。 絶対にそいつを捕まえてやる。ただではおかない、ってすごく息巻いてたのよ。」私もマーラちゃんも知っていることなのだが、ルカはあちこちで嫌がらせをしたり、ホラを吹いたりしている。散々みんなに嫌われているから、誰かが仕返しにこういう行為に出たとしても全く不思議ではない。というわけで、ルカは残念ながら逮捕されずせっかく誰かが密告したというのに、証拠も見つからず。でもお天道様はお見通しだよ。ルカにいつか天罰があたるような気がしてならない。
Sep 22, 2011
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先日の、カラビニエーリが職場に来た件なのだが、今朝職場に行って情報収集してみるとルカはなんと今朝6時のシフトに出社したということだ。ということは・・・逮捕されたんじゃないのね。なーーーーーんだ。つまんないじゃなくて、安心した~~でも、それじゃなぜカラビニエーリ2人に同行されたんだろう。まだまだ私の聞き込みは続きそうだ。以上、中間報告。
Sep 19, 2011
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金曜日のことである。朝10時頃休憩に行ったら、同僚のマリーさんがこう言った。「にきーた、30分くらい前にカラビニエーリが2人、同僚のルカとジェネラルマネジャーと一緒に、製造部のロッカールームへ行ったの、見た?」えええーーーーーっ??カラビニエーリ??カラビニエーリっていうのは、警察とは別だけれど、警察みたいなものだ。なんで一体???話を聞けば、4人で製造部のロッカールーム前に行き、マネジャーは外で待機、カラビニエーリ2人とルカが中に入って数分で出てきたそうだ。ルカは真っ青な顔をしていたらしい。これって一体どういう事なんだろうか??金曜日の午後は休暇をとったのだが、12時までの2時間仕事中もこの話題で持ちきりだった。あるセオリーによれば、ルカが逮捕されて、証拠物件を没収するためカラビニエーリが職場のロッカーを捜査にきた。というのだが、どのようなものか?やっぱり薬物関係だろうか?確かルカは大麻関係は時々吸っていたものな。でもこれくらいで逮捕されることはないだろう。となると、薬物販売か???想像は大きく膨らむ。ルカは性格の悪いヤツで、みんなに嫌われていたので想像はどんどん大きく膨らみ、どのような展開になるのかみんなで息を呑んで待っているのである。月曜日の出勤がちょっと楽しみな私はかなりのイジワルオンナではないか。ま、いいよ。私もルカに嫌な事されてるしね。コトがわかり次第、報告したい。
Sep 17, 2011
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私の同僚のマルゲリータおばさんの近況。マルゲリータおばさんで、マルゲじゃないのでマルゲで興奮してしまう 「逃亡者さん」、勘違いしないでね。1ヶ月くらい前のことなのだが、休憩時間にテレビ番組の話になった。「SOS TATA」という番組がある。TATAとはイタリア語で、ベビーシッター、子守りをする女性のことだ。この番組の特徴は、子育てに悩んでいるイタリアの家庭がテレビ局に依頼して、TATAを送ってもらう。このTATAはただの子守りなんかじゃなくて、子育てのエキスパートである。実際に家庭に入り込んで、子供の様子、親の振る舞いなどをしっかり観察する。そして子供のワガママに屈してしまい、子供のやりたい放題になってしまっている家庭を 「教育」 し直すのだ。これを見ていると、子供を甘やかしているイタリアの親、ジイ、バアがどれだけ多いか呆れてしまうほどだ。散々甘やかしておいて、最後は子供をコントロールすることができなくなった親がしこたま登場する。親たちは根をあげて、TATAにSOSを発信するのである。私は過去に何度かこの番組をみたのだが、観るたびに学ぶことが多い。ビデオクリップをみつけたので、ここにアップしよう。ブルーのスーツを着た女性がルチアさんというTATAである。TATAが1週間家族と生活をともにし、少しずつ子供のしつけなども改善していく。そして1週間後、ほとんどの親が涙を流しながらTATAに感謝のお礼をいって別れを告げるのである。さて、マルゲリータおばさんなのだが、私たちがこの番組の話を始めて、タイトルを言った時点で、「ああ、くだらない番組よね、ばっからしいっ!!!」といきなり言った。周りにいた私を含む3人は、驚いたのと同時に一斉にマルゲリータおばさんに「何言ってるのよ、マルゲリータ。あの番組は教育にいい番組だし、質もなかなかのものよ。」と反論した。私たちが3人一斉に同じことを言っておばさんの批評をしたので彼女も驚いたようだ。そしてこう言った。「いや、見たことないんだけどね、こう言ってみただけ・・・・」なーーーんだ、いつものハッタリだね。自分が中心にならないと我慢できない、「しし座」のおばさん。見たことのない番組で盛り上がりそうになったのでいきなり 「くだらない」 と批評したのだった。あ~~~~あ、やんなっちゃう・・・・・・・
Sep 2, 2011
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今日は職場の悩み事~~ハッキリ書いてしまうと、私は上司のアンナに好かれていると思う。彼女はちょいと難しい性格で有名である。去年の5月にこの部に私が異動になってから、おっかなびっくりアンナの下で働くようになった。彼女は確かにビミョーな性格なのだが周りのイタリア人の10倍くらい働く、仕事命の女性である。去年の秋ごろから、アンナと私は顧客の関係で毎日一緒に仕事をすることになった。私にとっては、ストレスがたまってしまう状況だったのだがここは勝負! と頑張った。それがよかったのか、気にいられたようだ。さて、今年の4月下旬から同じ部署内で新しい業務を任されることになった。今までの仕事も続行なのだが、今よりもワンランク上の仕事である。これは多分、上部で、この業務を誰に任せるか?という話があった時、アンナが私を推薦してくれたんじゃないかと推測している。私の働いている部署には、私より勤続年数の多い人が何人もいるしほとんどの人がこの部署での経験が長い。今回の私のワンランクアップに関して、面と向かって誰も言わないが、影でいろいろと言われていると思う。いや、100%、いろいろ言われているだろう。女性の多い職場ってこんなもんだ。私も抜擢には驚いた。でもイタオヤが、「にきーたがやらなきゃ他の人がやるだろう。いいチャンスなんだから、キミが頑張ってやればいいことさ。もっと自信を持つように。」と言ってくれて、私も 「そうだよ、そうだよ。 このチャンスを生かそう!!」と夜遅くまで自宅でノート作成したり、真夜中に仕事の事で目が覚めて眠れなくなったりするくらいの力の入れようである。(マジで)困っていることがある。現在一緒に休憩時間を過ごしているメンバーなのだが10分の休憩とわかっているのに、午前、午後と毎回15分以上休みたがる。部署を離れて、休憩室についてから15分だから部署に戻ると20分くらい経っている。これってダメだ~~~私は前から気がついていたので、12分くらいたったら「ささ、行くよ。」と合図をしていたのだが、そのたびに同僚達にウザがられていた。それでも仕方ない、と重い腰をあげて休憩を終了してきたものだ。4月下旬に新しい業務を始めてから、休憩時間がいつも同じではなくなった。いつものメンバーで行ける時は行くのだが、新しい仕事を習っている身分である、みんなと一緒に長々休憩なんかできるわけない。みんなと休憩に行って、10分たったらさっさと戻るようになった。最初は 「じゃ、私戻るね。」と言っていたが、いちいちウザがられるので、最近は時間になったら何も言わずに戻ることにしている。そんな私を、胡散臭いと思うんだろうなぁ。休憩仲間がなんとなく冷たい。マルゲリータおばさん、ケティ、そしてカティア(パートなので午前中のみ)このたった3人なんだけれど、こういう事に敏感な私はこの3人が私に対して不満を持っているのがわかる。これをイタオヤに話してみた。「当たり前だろ、キミがアンナに気に入られているのは職場内ですぐにわかることだから、まずそれで嫉妬があるだろう。そして毎日アンナと働いていることで、また嫉妬があるだろう。その上ワンランクアップになったんなら、これは輪にかけて嫉妬するだろう。特にキミは外国人だから、ますますそれが気に入らないやつもいるだろう。キミはみんなと仲良く円満に・・・・ってやりたいんだろうけど、ムリだね。特に女性の多い職場はイタリアでは嫉妬だらけだよ。ここまで来たら、1人でも休憩時間をきちんと守っていくか、羊の群れのように、ダラダラとみんなにくっついていくか決めるしかないんじゃないか?」そうだよなぁ。イタオヤの言うとおりだ。みんなで円満に~~~なんてできる環境じゃなくなっているんだろうな。それに私の性格からして、群れについていくのはあまり好きじゃない。というわけで、孤立しそうだ。何かいい知恵はありますでしょうか???
Jun 30, 2011
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仲良くしている同僚のマリーさんは40歳で独身である。お母さんが41歳の時の子供なので、一人っ子。現在お母さんと同居、そして同じ敷地内に既に亡くなったお父さんの弟さんが住んでいる。弟さん(マリーさんの叔父さん)は85歳くらい。一生独身のままである。さて、6月の初旬にこの叔父さんが体調を崩し入院した。マリーさんはその時1週間休暇をとり、夜は介護の人を頼んだ。叔父さんは2週間くらいで退院したのだが、どうも夜中に歩き回るようだ。マリーさんのお父さんはアルツハイマーを患っていたのでそれが心配で、マリーさんは真夜中に起きて、叔父さんが寝ているか確かめるような日々が続いていた。そして1週間前。今度はお母さんが体調を崩した。ひどいめまいがして、起き上がれなかったようだ。しかし入院するほどではなく、自宅で安静にするということだった。あれから1週間経ったのだが、時々頭がハッキリしているとき意外はなんだか混乱して話す内容も変だし、自分で掃除したり調理したりと今まで普通にしてきたことができなくなってしまった。先週メールを送ったのに、返信もしてくれなかったのでマリーさんらしくないねと同僚達と話していた。そして金曜日、上司からマリーさんが1ヶ月の休暇を申請したと知った。ともかく叔父さんは夜は睡眠薬を飲ませて、眠らせるようにする。そして介護の人を頼んで、1ヶ月様子をみるということだった。土曜日私から電話して、話を聞いてみたのだがこの老人2人、とても目を離せる状態ではなくこの日も2人が寝ているのを見計らって、食材を買出しに出かけたと言っていた。「私に何かできることがあったら言ってね。買い物とかさ、掃除とかさ、請求書の支払いとかさ、なんでもいいから。」こう言っておいたのだが、「ありがとうね。大丈夫よ、どうにかするから。」と言って何も頼んでくれない。マリーさんは昔からそういうところがあったものなぁ。前から聞いていたことなのだが、マリーさんは一人っ子なので叔父さんの住んでいる家やお母さんと同居している敷地などは将来は彼女のものになる。「だからとてもじゃないけど、年寄りを老人ホームに入れるなんてできないのよ。」これが彼女にとっての義理みたいなものなんだろう。それにしても、病気の高齢者を2人も抱えて、これはかなり大変なことだと思う。マリーさんがムリをしないで、どうにかこの問題を解決してくれるようにと祈るばかりだ。
Jun 26, 2011
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昨日、チャリンコで滑って怪我をしたおばあさんのお話のその後。今朝は用事があったので、仕事は午後からだった。午後職場に行くと、マルゲリータおばさんがやけに元気がない。ソソソと近寄って、聞いてみる。「お母さんはどう?」周りに人がいたので、おばさんもあまり話したくないのがわかった。「にきーた、あなたが助けてくれたんですってね。本当にびっくりしたわ。」その時点で就業のベルがなったので、この会話は休憩時間にすることになった。そして休憩時間。おばさんは休憩時間になって、いつものメンバーだけだったので安心したのだろうか、饒舌になった。「にきーた、マンマがね、とても感謝していたわ。『あのシニョーラは本当に優しい人で、お世話になった。あのシニョーラがいなかったらどうなっていただろうか。』って、何度も何度も繰り返してたのよ。本当ににきーたがあの場にいてくれて、本当によかった。」私とにーさんがその場を離れてからなのだが、おばあさんと息子さんで市内の救急病院に行き、こめかみを5針縫ったそうだ。打った右側の肩や腕の骨は折れてはいないが、打撲症なのでバンドのようなもので固定してあるという。レントゲンを撮ったところ、頭に異常はなかったらしい。規則で、6時間、朝の1時まで病院内にステイしなければならなかったらしい。頭を打ったので、この6時間以内に異常がなければ自宅に帰れるという事だった。いろいろマルゲリータおばさんの説明を聞いて、なーんだか本当におおごとにならなくて良かったと思った。「村の薬局に行けばどうにかなるっておばあさんなんども言うから、ちょっときつく、『救急病院に行かないとだめだよ。』って言ったのよ。年配の人には失礼な口の聞き方だったけど、他人にああいう風に言われないと、目が覚めないことがあるでしょう。」その言葉に、おばさんは、「ほんと、頑固でね、どーしょーもないの。薬局に血だらけで乗り込んだら、薬剤師のアンドレアだってぶっ飛ぶじゃないのよね。」とマンマの頑固さに呆れるような口調だった。おばあさんが言うには、「あのシニョーラ、こんなに近くに住んでいるのに、私は一度も見かけたことがないわ。」その言葉に、おばさんは、「にきーたはね、あまり近所のことにかまわないで自分と旦那さんとで好きなように暮らしているからあまり村の人のことには関心もってないのよ。」と説明したそうだ。いえね、こういう風に言ってもらえると聞こえはいいんだけど、アタシ はただの無関心で、社交性がないだけなのよ・・・・(^◇^)というわけで、この件はどうにか無事におさまったのであった。
Feb 15, 2011
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今朝の休憩時間は、私の持参したカーニバル用の揚げ菓子をみんなにふるまった。ちょっと太ったのでズボンサイズをアップした、マルゲリータおばさんももちろん一緒に休憩だ。揚げ菓子を見た途端こう言った。「あらまぁ、にきーた、揚げ菓子ね!!でも私はダメなのよ、ほら、ズボンサイズが1つアップしたから。私は抜きにして、みんなで食べて頂戴ね。」こう来るとはわかっていたので、私はこう言う。「そんなぁ・・・・おばさんが先月、カーニバルのお菓子が大好きって言っていたのを覚えていたのよ、わたし。いつもいろんなものをご馳走になってるから、たまにはわたしも何か持ってこようと思って、これにしたの。おばさんが食べないなら、残念だわ。」それを聞いて、そばにいたケティやカティアはヤンヤと盛り上げる。「そうよ、おばさん、ダイエットする気はないって言ってたじゃん。それなら今日これを食べたってどうってことないよ。ポリポリポリ・・・・おいしいよ。食べなきゃソンだよ。 ポリポリポリ・・・・」そこで私がダメ押し。「1パック買ったんだけど、1人あたり3つよ。おばさんが食べないと、残っちゃうのよね。」そこまで背中を押されたら、案の定おばさんは拒めない。というか、揚げ菓子は強力なマグネットのようにおばさんを引きつけるのである。というわけで、おばさんはしっかりと3つ揚げ菓子をたいらげ、おかげで私の持ち込んだお菓子は余ることなく完食できたのであった。ごめんね、おばさん。いけずだったわね。でも本人は揚げ菓子を食べながら、「美味い、美味い、やっぱり2月は揚げ菓子だねぇ・・・・」と喜んでいたので、私はそんなにいけずでもないかな今日お昼に帰宅したら、この前アップした水彩画がイタオヤの手によって、しっかりフレームされリビングの壁に飾られていた。 なーんだか、大したことない絵でも、フレームに入れてもらって着飾ってもらうと、ちょっとはマシになるもんだと感心してしまった。イタオヤ、ありがとう~~~
Feb 4, 2011
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やっぱりズボンは正直だった。えっ、何のことかって?マルゲリータおばさんの事である。ご存知、私の同僚である50歳くらいのマルゲリータおばさん、11月末からパネトーネを食べ始め、12月中は週に何度も新しいパネトーネを開封していた、あのおばさん。1月のある日、朝の休憩時間にパンとサラミで勢いをつけていたあのおばさん。昨日、新しいズボンをはいていたので、「あら、新しいのね?」とコメントしたら、「そうなの、新しいのはいいんだけど、サイズが1つアップしちゃったのよ。」と苦々しく告白してくれた。「でも全然太ってないし、サイズのことなんか全く気が付かないけど。」そういう私に、「あんたは私を毎日見ているから、そう思うのよ。でもズボンは正直だわね。 クリスマスの前には平気ではいていたズボン、今月の半ばになったらきつくて仕方がないの。仕方がないから1サイズ大きいのを買ったのよ。やせる予定もないしね・・・・・」とかなりくやしそうである。何度もみんなの前で、ズボンサイズアップについて語っている。明日カーニバルの時期に食べる揚げ菓子を職場に持参する予定の ワタシ・・・・・・いけずだろうか。
Feb 3, 2011
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今日の休憩時間、マルゲリータおばさんが私たちにこう言う。「私の息子、アンドレアのことなんだけれど、20歳の誕生日に友だちを3人招待して、ピッツエリアに行くつもりなんだけれど、どこにしようか迷っているの。あなた達、いいところ知らない?」ピッツエリアには縁遠い私は、聞き役になる。ケティは友だちとピッツァを食べにいく機会が結構あるようで、いろんなところを知っている。その話を聞きながら、おばさんは言った。「アンドレアってね、ぐずぐずしてせっかくいい事を思いついても計画倒れになることがあるのよ。私はね、早く場所を決めて予約入れないと、金曜や土曜日に夜はすぐに予約が一杯になるからって一応せかしておいたんだけれどね。」「で、誕生日はいつなの?」「3月6日よ。」 3月6日っていや、まだ1ヶ月以上あるじゃん。それに、20人くらいの人数ならともかく、たかが4人。もう少し待っても絶対予約は取れそうだけど・・・・そういう私たちの言葉をおばさんは振り切ってこう言った。「アンドレアは今から計画は立てるけど、そのままにしておいて、実際に予約の電話を入れるのは1週間前くらいなのよ。以前にも最後まで放っておいて、結局お目当ての店で食べることができなかった事があったの。でも今回は20歳の誕生日でしょう。計画倒れになって欲しくないから、せかしてしまうのよ。」私はこの時点で、子離れできていないおばさんが哀れになってしまった。ハッキリ言って、こういう母親ってウザくないか?ケティがここで一発かます。「おばさん、放って置きゃいいじゃん。20歳の記念になるお食事だって、土壇場で予約入れようとして断られたら、それはそれで勉強したことになるのよ。もし今回断られたら、次回は早め早めに事を進めるように成長するんだからさ。」私もカティアもこの言葉に納得して、「そうだよ、そうだよ、放っておけば~~」とちゃかす。しかし、おばさんはどうしても、アンドレアに20歳の誕生日をピッツエリアで祝ってもらいたいらしく、ブツブツブツブツブツブツ・・・・・・・としばらく煮えきれずにいた。イタリアのマンマにこういうタイプが多い。娘や息子のすることが気になって仕方がなく、いろいろな面で手助けをしないと気がすまないらしい。これをウザがる子供ならいいのだが、なかにはこういう何から何までマンマに心配してもらうのが当たり前と思っている男子、女子がいるんだからほんとうに困ってしまう。アタシ に言わせりゃ、今回の誕生日の予約をしそこなって、マクドナルドでチーズバーガーにポテト、コーラを飲むというショボイ夕食をしたら、やっとアンドレアも目が覚めると思うんだけれど。
Jan 24, 2011
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今日の朝9時半に休憩に行った。私達4人のハズが、なんと他のグループ4人も既に休憩所にスタンバイしているではないか。そしてその中の1人が紙袋から自家製サラミを 2本 取り出してスライスし始めた。薄くスライスするかと思ったら、1cmくらいにスライスしている。すごい。これはハンパじゃないな。マルゲリータおばさんは、ホームベーカリーで昨夜焼いたパンをいそいそと取り出した。700gの設定で焼いたそうだ。それをまた2cmくらいの厚さにスライスする。私達のグループの3人、そして他のグループの2人がパンとサラミのおやつを食することになった。他のメンバーは自分の持ってきたおやつを食べている。そうか、同僚の中にも朝の休憩はやっぱりコーヒーにクッキーとかのおやつがいいという人もいるんだ。なんとなく安心した。散々パンとサラミを食べたマルゲリータおばさん、11時頃私のところに来てこう言った。「喉が渇いちゃってね。 それにパンを食べ過ぎたのかゲップが出るわ。」のどの渇き、ガブガブと水を飲んだので、必然とトイレにおしっこさんに走ることになる。そのようにしておばさんの午前中は過ぎていったのだった。 ☆チーンおまけ昨日の朝はこんなでした。
Jan 18, 2011
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今日は午前中用事があったので、午後から仕事に行った。しばらくすると、マルゲリータおばさんがソソソとやってきて、小声でこう囁いた。「明日の朝の休憩時間だけどさ、いつものメンバーでサラミとパンを食べることにしたの。にきーたも食べるわよね?」朝の休憩といえば9時半である。いつものメンバーといえば、おばさん、ケティ、カティアそして私である。このメンバーは、何かしら食べものを持ち寄ってみんなで食べるのが好きである。おばさんが出勤前にパン屋でフォカッチャを買ってきてみんなで食べたり、 11月の下旬にはいきなりパネトーネを持ってきて朝の9時半から食べたり。毎日でないのが幸いなのだが、2週間に1回の割合で結構デブものを持ってくるので毎回付き合っていたら絶対コレステロールが危なくなるし、なんてったってデブる。ちなみにおばさんは50歳なのに普通の体型だし、ケティとカティアはオヤセさんである。それにしても、朝からパンとサラミだなんて、これじゃまるでこの辺の農家のおじさんじゃないか?この地方に住んで15年になるが、今まで何度か「昔の農家の人たちはね、朝5時に起きて昼12時に教会の鐘が鳴るまで野良仕事だったでしょう? だから朝食といえばパンにサラミを切ったもの、それにミルクだったみたいね。コーヒーなんて高級品はもちろん家になかったしね。」という話を聞いたことがある。サラミとパンだもの、朝5時に食べて正午まで腹持ちがいいんだろう。昔の野良仕事といえば、今のようにトラクターなんかなかったから重労働だったしね。しかし、私達みたいな仕事をする人たちが、朝からサラミだなんて絶対身体に悪い気がする。それだけじゃなくて、 ハッキリ言って、気持ちが悪い・・・・もちろんおばさんには丁重にお断りしておいた。私はオレンジジュースとジャムサンドを持っていく予定だ。
Jan 17, 2011
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今日は同僚のマルゲリータおばさんのネタ。マルゲリータおばさんは、スーパーでピーナッツの殻をむいて勝手に味見した、あのおばさんである。マルゲじゃないので、要注意。おばさんには19歳の息子がいるのだが、なにやら毎晩夕食後のあとネットサーフィンしているらしい。おばさんがネットを使ってみたいと息子に何度か言ったそうだが、「マンマにはネットは難しすぎるよ。何度言ってもわからないと思うから、教えるのもイヤだ。」と塩をふられてしまったそうだ。私が、「そんなことないよ。ネットサーフィンなんて簡単だから、おばさんでも大丈夫だって。」そう励ましたのだが、一人息子に塩をふられておばさんはすっかりネットをする気がなくなったそうだ。「でもね、にきーた、ちょっと気になることがあるのよ。時々息子の部屋に行って、ドアを開けるとね、慌ててパソコンの画面を消しちゃうの。変でしょう? 一体何をしているのかしらね。本人はね、『ちょっと Facebook でも見てくるか。』って言うんだけどね、あの慌てようはおかしいわね。」それを聞いて私は大笑いしてしまった。「おばさん、息子さんの部屋に入るとき、ノックしないの?それに彼が慌てて画面を消すんなら、アダルトとか出会い系のサイトを見てるんじゃない? 19歳の男子だもの、そんなの普通よ。」そういう私に、おばさんはこう言う。「気になるからね、時々わざと夕食後ドアを開けに行くの。そのたびにアンドレアのやつ、慌ててるから面白くてね・・・」なーーーんだか、いじわるカーサンみたいじゃないか?19歳だよ。大学に行ってるそうだから、もう大人じゃない。放っといてやればいいのに~~~もうひとつ。おばさんがセールを利用してウールのセーターを買ったらしい。色は薄いパステルピンクで、タートルネック。50ユーロが20%オフだったらしい。本人は気に入ったようなのだが、息子に見せたら、「何、このセーター。タートルネックでこのピンクは、年寄りみたいだな。おばーちゃんっていうイメージだよ。」と冷たくあしらわれたらしい。年寄りおばーちゃんおばさんは50歳くらいである。1人息子にそう言われて、かなりショックだったらしい。何度もこの件でウダウダいうので、「ご主人はなんて言ったの?」と聞いたら、「旦那は別に、いいセーターだね、って言ってた。」とボツリという。「ご主人がいいって言ったならそれでいいじゃん。19歳の男子に何がわかるっていうのさ。」と私は励ますのだが、本人はこの件がどうも消化できないらしい。あまりにもウダウダ繰り返すので、「そんなに言うなら、明日そのセーターを持っておいで。私もどんなか見たくなったから。」と言ってみた。それが昨日のことである。さて、今朝出社したら、おばさんが陰から手招きをする。紙袋から 「あの」 セーターを出して見せてくれた。感想。年寄りくさいことはないけれど、このピンクはなんとなく映えないなぁ・・・タートルネックにしないで、V ネックあたりならおしゃれなブラウスを着たりも出来たのに・・・・・とは思ったのだが、「いや、ババクサイなんてことはない。このピンクはおばさんの白い肌と赤毛に似合うよ。ズボンはスリム系でもダボダボ系でも合うしね。」と景気よく言っておいた。いつもはハッキリという私なのだが、おばさんが昨日「買った時はいいと思ったけど、息子に言われて気持ちがぐらついているの。にきーたがババクサイと思うなら、このセーターは着ないわ。」と予告したからだ。昨日のこの言葉が頭に残っていて、40ユーロもしたセーターをタンスの肥やしにするのはもったいないと思った私。今日は心の中では思ってもいないことを言ってしまったのだった。ま、いいか~~~~
Jan 13, 2011
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今日の午後、同僚のマーラちゃんのお宅にお邪魔した。マーラちゃんといえば、昨年4月に結婚した同僚である。何度かみんなで新居に遊びに行こうと話し合っていたのだが、なかなかみんなの予定が合わない。というわけで、この長いクリスマス休暇を利用して遊びに行ったわけである。本日の参加者は・・・・マーラちゃん、マリーさん、ラウラさんと息子のフランチェスコ君、そしてなんと2年前に定年退職した、お局様、 カテリーナおばさんも飛び入り参加である。すみませんねぇ・・・・こんな動画で。太めちゃんがマーラちゃん、金髪のやけに元気なのがマリーさん、隅っこに座っているのがカテリーナおばさんである。アタシ??はははは~~~~動画を撮っているので上手く隠れておりまする~~~~それにしても、カテリーナおばさんには参った。我が社からもう2年以上定年退職で離れているというのに、いまだに社内の事は、なんでも知っている。マリーさんが時々電話して、いろいろ教えてあげているみたいだけれど、いい加減退職したんだもの、もうどうでもいいじゃん!って思うのは私だけではない。定年退職した時はかなり落ち込んだおばさんだったが、成人している甥2人に子供が生まれて、現在はベビーシッターで忙しいということだった。なんとなくホッとした~~~
Jan 4, 2011
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しばらく前に、ジンマシンが出て困るっていう事を書いたのだが、今日はそれについての日記。首のあたりにジンマシンが出たりするので、多分3時半に職場で食べるおやつが原因じゃないかと思って、食べるものをちょっと変えてみた。3日くらいはジンマシンも出ずに過ごせたのだが、4日目の夕方6時半頃、やっぱり首の辺りからジワジワとジンマシンが出てきて、首の右側一面に広がり、そして2時間後にはすっかり消えてしまった。ということは、パックのアイスティやクラッカーじゃなかったっていう事か・・・・あれから試行錯誤の連続で、いろいろ試してみた結果ある事に気が付いた。ジンマシンは午前中は出ない。出る時間はほとんどが仕事を終えたあと。土・日の休日も、夕方にジンマシンが出ることがある。卵料理を食べた日に出る割合が多い。そんなことから、卵をなるべく食べないようにすることにした。しかし2週間前の日曜日、卵を使ったキッシュを焼いて、夕食に食べた。真夜中の1時頃、おなかの辺りがかゆくて目が覚めた。ジンマシンである。ベッドの中でじーーーっとしていたが、5分するともっとかゆくなった。仕方がないので洗面所に行って、おなかの辺りを確認してみる。大きな水疱のようなジンマシンが何個も出ていた。そして首もかゆい。右腕もかゆい。かゆいところは全てジンマシンが出ている。こんなに大きな面積にジンマシンが出たのは初めてで、このままならイタオヤを起こして救急病院か?なんてマジで思ってしまった。しかしいつも通り、このジンマシンの大群も2時間後には跡形もなく消えてしまった。翌朝おなかを見たけれど、ジンマシンの跡なんか全くない。というわけで、それ以来卵料理は完全にカットした。しかし直接卵を食べなくても、クッキーとかお菓子類には卵が入っているので時々小さなジンマシンが出る。イタオヤはジンマシンについてちょっと調べてみてこう言った。「食べものも確かに原因かもしれないけれど、ストレスもジンマシンの原因になるみたいだよ。10月末に鎖骨の手術があったし、今年は職場も変わって見えないストレスがたまっているんじゃないか?クリスマス休暇にのんびりすれば、よくなると思うよ。」そう言われれば確かに10月末からはストレスのたまる事が多かった。これから宴会やお招きなどでいろいろ食べる機会が多くなるのだが、私はジンマシンが心配である。さて、今日同僚のマルゲリータおばさんに、パネトーネを勧められたのでジンマシンのことを話して断った。(注:マルゲじゃない、試食のおばさんである。)そしたらおばさん、「にきーた、それは大変だわね。私はパネトーネは大の好物で、11月の終わりから既に我が家では毎週1~2個食べているのよ。 消費が多いんで、なるべく安いのを買うことにしているの。」と教えてくれた。パネトーネ。イタリア + クリスマス = パネトーネという方程式が出来上がってしまっているが、11月末、12月に店頭に並ぶパネトーネ、9月から既に生産されている。ということは、添加物、保存剤などがたっぷり入ったお菓子であって決して身体には良いとは言えない食べものである。マルゲリータおばさんの家には19歳の息子とご主人がいるわけだけど、1つ750gはあるパネトーネを週に2個っていうのはすごいペースである。おばさん、ジンマシンの悩みはないんだろうなぁ・・・・
Dec 7, 2010
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マルゲシリーズがちょっと滞ってしまっているが、実はまだ続きがあるのだ。前回のマルゲ日記に、彼女の盗癖について書いたのだが、今日はそれに関わるエピソードをご披露しよう。数年前の話。マルゲが同窓会に出席した。イタリアの田舎の同窓会っていうのは、まず3時間にわたる食事。そしてその後 ディスコ に乗り込む。みなさん、笑わないでくださいな。日本人の感覚から言ったら、ディスコとかクラブっていうのは、25歳くらいになったらいい加減卒業じゃないだろうか?私はすっかり浦島なので、この辺のことはよくわからないが、同窓会の2次会といえば、カラオケバーとか、パブとか居酒屋関係になるような気がする。しかし、イタリアの田舎っていうのは恐ろしい。何が何でもディスコなのだ。っていうか、それくらいしかないのだ。そしてディスコっていうのも、六本木とか新宿の都会の真ん中にあるんじゃなくて、周りは畑とか、牛用の牧草が生えているような土地の中に、ポツンとある。場所が場所なので、みんな車で来るわけで、駐車場もかなりでかい。そしてこういうカルチャーを支えるため、ディスコといっても、40代~老人用のディスコとか、普段は20代の若者が行くディスコも木曜日、または金曜日は1960~80年代のミュージック専門と需要に合わせている。というわけで、50歳のマルゲが同窓会の2次会でディスコに乗り込んでも決して不思議なことではないのだ。さて、ディスコの入り口にはロッカーがあるのだが、それが1ユーロかかるらしい。同窓会はちょうど暖かい季節に行われ、コートなどの持ち物もなかったため、おばさん達は各1ユーロを節約するため、バッグもディスコ内に持ち込んだらしい。懐かしい曲がかかって、おばさん達は盛り上がり、みんなでフロアに流れ込む。そして踊りながら、テーブルにまだマルゲが残っているのを見た。マルゲはお調子者のようなフリをして、xxさんのバッグを肩からかけ、おどけてみせる。それをおばさん達は、フロアから眺めて大笑い。そんな風にその夜を過ごした。そして帰宅は朝の3時半。翌日、xxさんが午後出かける時、財布の中を見てみたら、あったはずの50ユーロが消えていた。おかしい、確かに60ユーロくらいは入っていたはずだ・・・・でも昨夜は酔っ払ってしまったし・・・・納得がいかないまま数日が過ぎる。そして同窓会に参加していた zzさんに電話する。「えっ??!! あなたも??実はね、私も翌日財布を見たら、50ユーロくらい消えているのよ。思い違いかと思ったけど、そうじゃないかもね。」10人いたおばさん達の3人が被害にあったようだ。フロアに下りて行ったとき、バッグはテーブル付近に置きっぱなしだったのだが、マルゲが残っていたので安心していたらしい。マルゲがお調子者のようにバッグで遊んでいたのは、実はいつもの盗癖が出て、それのごまかしだったのではないか?小さい村がいくつも集まっているこの付近では、こういう話はあっという間に広がる。そしてわが職場にもこのウワサが入ってきた。私たちはもちろん誰一人疑問に思わず、これはマルゲの仕業だと悟ったのだった。いい年して、ディスコなんか行くもんじゃあないねぇ・・・・・・
Oct 30, 2010
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今まで書いてきたマルゲの話は、笑える部分もあったのだが、今日これから書く話は、あまり笑えるものではないという事をあらかじめ記述しておこう。マルゲにはいろんな 「欠陥」 があるのだが、マルゲと聞いて職場の同僚たちが一番気をつけていることがある。マルゲには盗癖があるのだ。現在マルゲはとなり村に住んでいる。しかし、若き日に結婚した相手は、私の住む村の男性だ。この村の一角で、夫と姑と暮らしていたそうだ。1人息子も生まれたのだが、その後離婚することになった。離婚にはいろいろな理由があったらしいが、その一つはマルゲの盗癖だったらしい。暮らしには不自由していないのに、どうも手癖が悪い。前々から姑のゴールドのネックレスやイヤリングなどが消え去ってしまったようだが、離婚前にマルゲのタンスの引き出しを開けたら姑のジュエリーがいくつか出てきたそうだ。その昔、防犯設備が今のように徹底していなかった頃、マルゲは市内のデパートの試着室で何枚もニット類を着込み、モコモコになったままデパートの外に出ようとして警備員に止められ、そのまま御用となったという話も聞いた。と、マルゲは病的な盗癖の持ち主なのだ。さて、そんなマルゲと一緒に働く人たちは、気が気じゃない。ある日、ある同僚が自動販売機でミネラル水を買って一口飲み、デスクの上に置いておいた。休憩に行って、10分後戻ってきたら 飲みかけの ミネラル水がない。近くで働いていたマルゲに聞いても、知らないと言う。変だなぁ・・・そう思いながら仕事を続けたその人。ちょっと辺りを見回したら、マルゲがミネラル水をゴクゴクと飲み干しているところだったらしい。ただ、社内の自動販売機は、同じメーカーのミネラル水なのでこれだけでマルゲを疑うことは出来ない。こんなエピソードもある。他の部のある女性の誕生日だったので、彼女がチョコレートやクッキーを持ってきたらしい。デスクの上に置きながら、みんなでつまんで仕事をしていたらしいのだが、同僚の1人が、「後で食べてもいいかな?」と聞いたので、彼女の分をラップに包んでデスクの上に置いておいたという。半分以上の同僚たちが休憩に出たのを見計らって、マルゲが何か用があるように部に入ってきた。そしてデスクの上にお菓子の包みがあるのを見て、かっさらって行ったらしい。しかしその時は、職場に残っていたある社員がそれを見つけて小走りで追いかけたと言う。「マルゲ、あんたデスクの上のお菓子を取ったでしょう!」そう詰問する彼女に、マルゲは口の中をチョコレートだらけにしながら「あたしゃ、知らないよ。」ととぼけたらしい。それでも彼女はひるまず、「あんた、口の中がチョコレートだらけじゃないの。現行犯よ!! そのポケットの中にお菓子の包みを隠しているわね!」と追求した。そこまでバレていては、マルゲもどうしょうもなかったらしい。「お菓子を見たら、思わず欲しくなったの。」と白状したらしいのだが、なんだかんだと言って、白状しながらも残りのクッキーも食べ終えてしまったらしい。マルゲの盗癖のエピソードはまだまだある。ねっ、マルゲって関わりたくない人でしょう?
Oct 21, 2010
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マルゲネタがやけに皆さんに好評で、ワタクシ は驚いています。昨日の日記のコメントに、かなり考えさせられるものがあった。まずは、Ciao-chieさんのコメント。実は敏感肌で、ブラやパンツのゴムなんかの締め付けが痒くなっちゃうんじゃないでしょうか。。?だから、もしかしたらノーブラ&ノーパンの可能性も。。。きゃー(; ̄O ̄)な、なんと・・・・・・ノーパンか・・・・・実はそこまで深く考えたことがなかった。でもある事に気が付いた。マルゲのパンティラインというものを、私は今まで一度も見たことがない。マルゲはいつもズボンで出社する。ジーンズやズボンだと、下着のパンツによって、パンティラインが見えてしまうことがあるだろう?もちろんそれを気にして、それなりのインナーを着用する人もいるだろう。しかし、マルゲだ。そんなことを気にするようなヒトではない。ということは、もしかしたらノーパンかもしれない。そして、またあることに気が付いた。いつもおちりをボリボリ掻いているマルゲ。もしかしたら、Tバックかもしれない。くい込んで、おちりの具合が悪くなっているのかも知れない。これは是非とも同僚と意見交換してみるべきだと思った。そして Antoine-yさんのコメント。マルゲおばさん、お風呂には入っているのでしょうか。前の職場にシミが付いたり、破れた服を平気で着てくる人がいました。さて、今日はこの辺から話を始めようか。マルゲは不潔である。いつもというわけではないが、着ているものにシミがついていたり、服から何となく、汗臭いような匂いが漂ってくることがある。そして、マルゲは口臭が強い。一度、休憩中に隣に座って、ガンガン愚痴をこぼされた時は、すごい口臭に私は吐きそうになった。同僚の1人がマルゲと話した後、私たちのいるところにやってきて、「なんなの、あの匂いは?マルゲ、口の中が腐っているんじゃないの?」と、キョーレツなコメントを残していった。多分、歯を磨かないとか、虫歯のすごいのがあるんだろう。マルゲは仕事中、鼻くそをほじくる。本人は気が付かないのかもしれないが、これはすっごく気持ちが悪い。よかった・・・・私の部が離れたところで。マルゲは愚痴になると、機関銃を打ちまくるように話す。マルゲは離婚して、25歳くらいの息子がいる。現在も息子と2人暮らしなのだが、家庭内で話し相手がいないのだろうか、仕事中でも愚痴をガンガンこぼす。それもある程度の距離を持って話すのではなくて、すぐ横にピッタリとくっついて、耳のそばでガンガン話すのである。声がでかいので、うるさいったらありゃしない。そしてそんなに顔をピッタリと近つ゛けてくるので、口臭や体臭の攻撃ももろに受ける。話し相手がちょっと移動すると、彼女もピッタリとくっついたまま移動して話し続ける。私たちは、これを、ZAINETTO(ザイネット=リュックサック)と呼んでいる。まるでリュックをしょっているかのように、マルゲがピッタリと張り付いてくるからだ。私は過去に何度かマルゲと仕事をしたことがあるのだが、あの時は出社するのが本当に嫌でたまらなかった。今日はこのくらいにしておこう・・・・かなりの毒素が出たと思うわ。
Oct 19, 2010
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マルゲはいつもノーブラである。現在50歳くらいであるが、10年前私がこの会社に入社した時からブラジャーを着けないヒトだった。今の季節は着るものも厚めのセーターとかなので、あまり気にならない。しかし、夏はノーブラ状態でその上に薄手のトップを着て出社するので目のやり場に困ってしまう。とはいっても、豊満ではないし、50歳のイタリア人おばさんにしてはやせた体型であるので、胸も比例して 「やせている」。しかし、ノーブラはやっぱり良くない。自宅でだらだらするんならともかく、職場では見苦しい。男性たちは、「若い女の子がノーブラならともかく、マルゲのノーブラは気持ちが悪い。」とハッキリと陰でコメントしている。もちろん堂々とマルゲにコメントする男性社員はいない。何年か前、同僚の1人がおせっかいにもマルゲに忠告した。「ノーブラはまずいんじゃない?」って。そしたら「あたしゃね、暑苦しいのが嫌なの。それにブラジャーは締めつけられて、動きが取れない感覚があるから嫌なのよ。」とピシャリと返事が返ってきた。だからいつもノーブラで仕事をしている。マルゲはいつも 「前を掻く」。胸元ではなくて、ズボンのチャックのある辺りを掻く。ビミョーな表現で申し訳ないのだが、あまりハッキリと書くと私のブログがあまりにも下品になってしまうので、あとは皆さんの想像にお任せしたい。そして、いつも 「後ろを掻く」。これは背中がかゆいんじゃない。おちりがカユイのである。いつも歩き回りながら、前とか後ろを掻いている。普通なら絶対に異常なことなのに、私たちは毎日のように見ているので前と後ろをボリボリ掻きながら歩き回るマルゲを見てもあまり驚かなくなってしまった。ところが新入社員がこれを目撃した時はかなりのショックを受けるようで、そのたびに私たちは、思い出したかのように「マルゲ、何かの病気持ちなんじゃないか?」とか「おちりが痒いんだね。」とか「あれはビデをしてないからだ。」とか「男どもが前を掻くのは何度も見るけど、女が前を掻くとはねぇ・・・」などとコメントを味わう。そういう 「慣れ」 が私は怖い。しかし、マルゲと話をしている時、目の前で彼女が 「前」 をボリボリ掻きはじめると私はおかしくて噴出しそうになる。それを我慢するのも大変だ。今日はこの辺でやめておこうかなぁ・・・・うひひひひひ~~~~~
Oct 18, 2010
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先週はスーパーマーケットでピーナツの殻をむいて味見してしまう、そして便秘に悩むマルゲリータおばさんの話をご披露した。今日はわが社にいる、もう一人のマルゲリータおばさんの話をちょっとだけしてみようと思う。このもう一人のマルゲリータおばさんを、マルゲと呼ぶ事にしよう。マルゲも50歳くらいである。このおばさんは意地汚い。職場で冠婚例祭があると、一人3ユーロずつ出してそのお金をまとめてプレゼントを買ったり、そのまま集まったお金を祝いとして当人にあげる事になっている。とはいっても、お金を出すのはあくまで個人の自由である。大抵当人と仲のいい同僚とか、同じ部の者が回覧板みたいなのを出し、3ユーロをxx月xx日までにxxxに持ってくるようにと書いてあり、参加する人はその回覧板に署名することになっている。マルゲは今まで一度もお金を出した事がない。回覧板に署名はする。でも実際にお金を持ってくるかといえば、今まで持ってきたことがない。それなら回覧板に署名しなきゃいいのに・・・・集金する人は実際にお金を持ってきた人と回覧板の署名をチェックすることになっている。ここで、 「ええええーーーーーっっ!!たったの3ユーロ???!!きゃ~~~しょぼい~~~!!」という突っ込みはご遠慮いただきたい。私だってこんなしょぼいカンパについて疑問があるが、「何年もこういう風にしてきたんだから。。。」って言われれば、「はい、はい、失礼しましたねっ。」としか答えられないじゃないか。家族に不幸があった場合は別として、結婚、定年退職ともなれば、その当人は祝いがあるのを知っていてケーキとかクッキーなどの盛り合わせを持ってくる。それは大抵休憩所のテーブルの上に置かれて、休憩に来る社員が、「ああ、これはxxさんが持ってきてくれたのね。」って話題にしながら、1つ、2つつまむ。中には当人と折り合いが悪くて、3ユーロさえも出したくないっていう人もいる。そういう人は 普通は お菓子に手をつけない。これは常識というものだろう。さて、マルゲであるが、今まで1度もお金を出した事がないのにお菓子は必ず食べる。でもみんなが休憩している時は知らんふりしている。そして休憩所にあまり人がいないのを見計らって、トイレに行く振りをして、お菓子を ゴッソリ 掴み取る。そしてそのままトイレに行き、個室に隠れて食べるのである。そしてトイレからでてきて、また休憩所に立ち寄り、そこでまたお菓子をさらっていく。上り、下りのテクニックである。こういうのを10分おきに3回くらい繰り返しその後休憩に来たかわいそうな人達は「えっ? お菓子なんて見なかったわ。 空の包みがあっただけ。」という事になるのである。私がこの会社に来て10年経つ。マルゲはその当時から既に働いていたのだが、この10年間、なんどこうやってお菓子をさらって行った事だろう。そしてまともに3ユーロのお祝いを出しているのに、お菓子をつまむ事が出来なかった人達・・・・・みんなこのマルゲの行動は百も承知なのだがどうしてもマルゲにガツっと言ってやることが出来る人がいない。マルゲはどうしょうもない人。できれば関わりたくない人。取り返しのつかない人。いや、こんな言葉で表現するのは甘っちょろいな。とても1日の日記で書ききることのできない、かなり特異な人だと、ここでは書いておこう。このマルゲのお話、ぼちぼちと連載にしていくつもりだ。覚悟していてくれたまえ。
Oct 14, 2010
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下品な話で大変失礼いたします。覚悟を決めてご拝読くださいまし。今朝の休憩時間の時のこと。先日も登場してもらったマルゲリータおばさんがトイレから出てくるなりこう言った。「ああ、調子悪い。 私便秘なの。最後にうんこさんしたのは、先週の金曜日よ。今朝はぬるま湯にオリーブオイルを少し入れて飲んでみた。でも効かないわ。」一緒にいたケティは「私もよく便秘になる。 1週間くらい便秘が続くのは普通よ。」とへーーーきな顔で言った。私はそれを聞いて、ぶったまげてしまった。1週間の便秘?2人とも肌がきれいで、吹き出物なんかないしとても常連さんの便秘持ちには見えない。便秘している人って、顔ににきびとか吹き出物が出てないか?私が便秘していた時はたいていお肌にも影響が出る。その後、腸の働きを活発にする薬の話も出たのだが、「薬もいいけど、やっぱり普段の食生活から見直さないと一時的に直っても、しばらくしたらまた便秘になるよ。」と私は経験から語った。「でもさ、何を食べたら調子がよくなるのかわからないわ。ヨーグルトを毎朝休憩時に食べるけど、全く効かない。あんた、何を食べてるのよ。」そういう風にマルゲリータおばさんは私に詰問した。「そうだね、やっぱり野菜とフルーツを豊富に摂ってるから。例えば、グレープフルーツを毎日1個食べたら、これは100発100中だね。」そう言う私に、「グレープフルーツ??どんなもんか知ってるけど、食べたことないのよ。そんなに効くの?」この発言に私はまた驚いたのだが、気を取り直して「そんならランチの後、午後戻ってくる時1個持ってくるから今夜夕食時に食べてね。」と言った。新しい部に配属されて、勤務時間も地中海時間になってからはや5ヶ月。振り返ってみれば、この時間帯が私には合っているのか腸がナマケモノになるという経験はほとんどなくなっている。そういえば昔、時々朝6時に出勤したりして完全に調子が狂ったこともあったなぁ・・・・午後、グレープフルーツを持参した私を見てマルゲリータおばさんはソワソワしていた。「私ね、アンナ(上司)に明日はもしかしたら腸の調子が悪くてトイレに頻繁に行くかもしれないからって既に忠告しておいたわ。」えっ、マジ?マルゲリータおばさんは、ジョーダンが大好きなのでどこまで本当か時々わからなくなるが、上司のアンナとは仲がいいので案外本当かも知れない。後で、キウイも腸の調子が良くなると自分の経験から教えてあげたのだが、「キウイは既に試したけど、どうも私には効かないみたい。」とすぐに却下されてしまった。日本食なら腸にいいもの、沢山ありそうなのだがイタ飯で腸にいいとなると、あんまり浮かばないなぁ・・・・・明日のおばさんの報告が、楽しみであり、こわくもある。
Oct 6, 2010
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