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March 16, 2002

私の母校である看護学校が今年最期の卒業生を送り出し閉校となった。
今、日本は看護学校を減らそうとしている。
徳島県内でも３校が閉校し、衛生看護科過程も５年制の一貫教育になった。
今年の国家試験もかなり難しく、生え抜きの看護師を必要とするのか、私らから見ると看護師＝頭のいい子でないとなれない職業になりつつある。

で、今日は母校の閉校式典に出かけてた。
彼とは、ここの同級生からの付き合いだから二人一緒に。
私ら同期はあんまり出席してなくって、７人。
（何時も連れ立ってる仲良し組だけだった）
同じ病院の人も多くて期は違うけど、あちらこちらに知った顔。

でも母校が無くなると言うのは淋しいこと。
何か困ったり悩んだり勉強し直したいと思えば母校へ出向き、教務に相談するってことが出来なくなる。
教務は付属の病院へ看護師として残る人、違う病院へ総婦長として招かれる人、私が卒業した高校の衛生看護科の教師となった人と其々の道を歩むそう。

何時もクールだった先生も、
「最後だから抱きしめてあげる」
って抱きしめてあげたら涙ぐんでいた。

母校は暖かな学校で教務と学生が近い関係だった。
働きながら夜間に通う専修学校だった。
大変な３年間だった。
でも、プライベートな問題までも教務は相談に乗ってくれた。
教務室は何時も学生が集まってたなあ。
クラスも２５人ほどのコジンマリとした学校で、実習へ向かう付属の病院の婦長や主任も卒業生だったりする。
クラスも人数が少ないせいか、仲も良かった。
色んな年齢の人が居て色んな家庭環境の人もいた。
大変だったけど楽しかった３年間だったなあ・・・と思い出す。

今月いっぱいで学校はなくなってしまう。
淋しいけれど、これが現実。

今日のビーズ
花のストラップ