I歯科医院の高楊枝通信。

I歯科医院の高楊枝通信。

2026.02.23
XML
カテゴリ: もったいない学会




もったいない学会 」からの引用です。
・・シェールオイル、水素ガス、藻類培養石油、そして原子力。石油が枯渇すれば全てパー。
10年近く前の記事ですが、状況は改善しているどころか混迷を深めつつあります。
ーーここから引用ーー
「文明のかたち」はエネルギーの質によって決まる
世界の安価な石油生産の、ピークからデクラインへの移行が間近になってきた今日、自動車の石油系からEV化へシフトの動きが急速に進んでいる。エネルギー文明史観の立場から、大局的な限界を整理してみた。
「文明のかたち」はエネルギーの質によって決まる。まず、これがエネルギー文明論の出発点であることを、改めて共有したい。
「文明のかたち」とは、その社会の基本的なスタイルを特徴づけるインフラの質である。
文明社会の基本的なインフラは、経済システムと移動手段であって、文明の支配的なエネルギーがなんであるかによって、その質が異なると考える。
石炭エネルギーが支配的な文明の移動手段は、石炭による鉄道と船舶輸送が支配的であった。石油エネルギーに代わると、石油燃料による自動車と船舶に航空機が加わり、広義のモータリゼーションが石油文明社会を席捲してきた。
石炭・石油文明の社会に最適な経済システムとして、利便と利潤増殖の資本主義が成長し、発展していった。エジソンの電気の発明によって、石炭と石油の強い火力から、より利便性と生産効率の高い二次エネルギーとして電力製造され、電力が石油と並んで石油文明の諸機能を駆動させるエネルギーとなった。そして、1970年ころから始まった「石油制約」の危機感から、ついに生命体に禁断の原子力発電に手を出した。
EV化は石油文明終焉の足掻き
ときは、石油がピークからデクラインの期にあり、化石文明終焉のフェーズに至っている。
しかし資本主義がもたらしてきた利便と利潤増殖を守るため、EPR(エネルギー収支比)とエントロピーを無視した石油代替エネルギーが囃されと、それが地球環境と生物破壊を深刻に拡大している。シェールオイルであり、水素ガス、藻類培養石油、そして原子力がそうである。
輸送機関のEV化は移動機関「オール電化」である。しかし、長距離輸送の航空機と船舶の電動化はあり得ない。陸上自動車の燃料も石油代替の電力、「EVカー」である。それは日本において、原発の再稼働と水素社会のキャンペーンになっている。EVカーのエネルギー経済性を検討するでもない。水素社会プロジェクトでは、地方で生産の再生可能エネルギーで水素製造し、EVに供給する迂回利用が滑稽にも真面目に語られている。利欲に染まった日本の支配層の視野はどこまで狭窄なのだろうか。原発も水素も石油インフラ依存の燃料であり、「EVの時代」はそんなに遠くない時期、恐らく21世紀半ばまでに安い石油が大幅に減耗し、石油代替エネルギーの経済性が破綻して、石油文明の存続が立ち行かなくなるともに終焉しよう。
ポスト石油社会のインフラは地方主役にガラッと変わる
遠くない時期に到来するポスト石油文明の「文明のかたち」、文明社会の基本的なスタイルは、日本においてガラッと変わる。変わらなければ、国民生活も国土も持たなくなる。なぜなら、世界一に早く、速いスピードで、日本は人口も21世紀の第三四半期には半減し、超高齢化してしまう。すでに日本の私有地の20%が所有者不明で、国も自治体も放棄したままである。土地行政の失敗で、日本は古びた蓮根のようにスカスカになっていこう。
日本国民の生活と五穀豊穣の国土の再生は、「大都市集中から地方再分散」、「都市の地方支配から都市と地方の共栄」にガラッと変えることにある。そのためには、ロボット・AI、IOTの正しい活用、大量に産まれる「技術的失業者」の希望ある地方移住が必要である。
まず、エネルギーが変わる。ポスト石油文明のかたちを決めるエネルギーは、地方の各地に豊かに多様にある「一次エネルギーとしての再生可能エネルギー」である。これは大都市では限られている。もちろん原発、水素などの石油代替の2次エネルギーではない。
そして、生産と消費の関係が変わる。インターネットの進化によってピアツーピア(P2P)の協働型作業スタイルが広がり、共感と信頼の人間関係が広範に普及する。それにリンクして製造方法の3Dプリンティングが普及することによって、資源無駄が大幅に縮小する。大量生産、大量消費、大量廃棄の無駄もなくなっていく。そして物流の長距離輸送のニーズが大幅に縮小し、石油製品と二次電力を燃料に頼るモータリゼーションが不要になる。
こうしてプロシューマ―(自ら生産し消費する人)が大量に生まれ、国民の多数が3Dプ
リンターをクリエイティブに、個性的に活用して、ポスト石油の豊かな文明社会に移行させていくであろう。それは平安時代の文化がそうであったように、外国の文化に左右されず日本の風土と生活に根差した香り高い文化を生み出し、そして安心して子孫を育て、次世代に「美田」を残していく文明社会であると考える。
いや、そうならなければ、このままでは西暦2100年の時点で、5000万人以下の高齢者国になると危惧される日本国民は日本列島の地で、人間らしい生活を営んでいけない。国家管理は弱体化し、ヒトの住めない野生の天国、あるいは日本人以外の「渡来人」によって占有されるかもしれない。あたかも、人口が激減した縄文時代の末期になって、縄文人から弥生人に入れ替わっていったように。
以上  田村八洲夫





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.02.23 21:58:25
コメント(0) | コメントを書く
[もったいない学会] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

高市政権は米国の戦… New! Condor3333さん

中古の6F6シングルア… イィヴィ平野さん

夏野菜を植える(5/11) Shige&Happyさん

M.2 SSDケースを… toyotaka117117さん

2026年の桜紀行(4… リュウちゃん6796さん

Freepage List

重曹が虫歯を救う!?


重曹水の作り方


MMS口腔用二酸化塩素水の作り方


唾液中のHCO3(重曹成分)の濃度は?


重曹はみがき


重曹が虫歯に効くワケ2動画(酸の中和)


重曹水の作り方動画(重曹うがい用)


歯周病01。


歯周病解説その1~その4+おまけ。


咬合の常識と非常識


うがい剤 「プロトンフリー」、リリース!


使用している材料器具


α-TCPセメント+3MI○


僕が使っている機械器具・材料00


僕が使っている機械器具・材料01


CRでの隣接面の作り方


3MIXの作り方


3MIX(スリー・ミックス)


α-TCPの入手法と根管治療の応用法


歯と金属間の自然電位差


虫歯の常識、非常識1


虫歯とはどういうものか?


歯茎部カリエスの電気化学


ハイブリッドクラウンの2次カリエス1.3(2次カリエスの防ぎ方)


抜歯再植症例リスト0.01


ほんとうの虫歯の発生メカニズム


ほんとうの虫歯の発生メカニズム2


隣接面カリエスのでき方


虫歯は金属の錆や腐食と同じ0.52(虫歯の電気化学的解析)


虫歯の発生実験


無限大バッフルの製作0.00


無限大バッフルの製作0.01


無限大バッフルの製作0.02


無限大バッフルの製作0.03


無限大バッフルの製作0.04


無限大バッフルの製作0.05


無限大バッフルの製作0.06


無限大バッフルの製作0.07


無限大バッフルの製作0.08


無限大バッフルの製作0.09


無限大バッフルの製作0.10


無限大バッフルの製作0.11


無限大バッフルの製作0.12


無限大バッフルの製作0.13


無限大バッフルの製作0.14


無限大バッフルの製作0.15


無限大バッフルの製作0.16


無限大バッフルの製作0.17


無限大バッフルの製作0.18


歯の電気伝導経路(遠心歯根面カリエス)1


歯の電気伝導経路(遠心隣接面カリエス)2


歯の電気伝導経路(八島、藤森論文)3


ストリップスを使わない隣接面CR1.0(虫歯の電気化学説)


ストリップスを使わない隣接面CR1.1(虫歯の電気化学説)


1回で終わる根管治療8.0(α-TCP+3MIXによる根管充填法)


α-TCPで歯髄は再生する


近未来の根管治療法20.0(根管治療後の不具合、3MIX+α-TCPの入手法)


近未来の根管治療法20.1(根管治療後の不具合、3MIX+α-TCPの入手法)


抜歯再植症例1.0


高カリエスリスク症例0.2(虫歯の電気化学説)


高カリエスリスク症例0.3(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.4(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.5(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.6(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.7(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.8(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.9(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.0(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.1(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.2(右上6の再建)


高カリエスリスク症例1.3(右下6の修復、歯の発生上の虫歯の問題)


歯の発生のイメージ


高カリエスリスク症例0.0


高カリエスリスク症例0.1


1回で終わる根管治療(歯髄壊死症例)


部分的歯髄失活歯の歯髄保存法


CR歯冠再建法


ストリップスを使わない隣接面CR0.2


Calendar

Comments

MMs@ Re:伝説の根管治療法13(Per+GA、3MIX+α-TCP)(05/02) (再コメさせ頂きます。こちらの記事にコメ…
raraki@ Re[2]:野菜0.3(04/29) mabo400さんへ まあ、AI企業がこぞってGP…
mabo400@ Re[1]:野菜0.3(04/29) rarakiさんへ データセンターのメモリー…
raraki@ Re:野菜0.3(04/29) さつまいもは密植すると芋が小さめになり…
mabo400 @ Re[1]:ハイパーインフレ来ますた。(04/25) 楽天ルシファーさんへ 政府日銀にしてみ…

Category

カテゴリ未分類

(16)

虫歯の電気化学説

(328)

削らない・抜かない歯科治療

(1053)

オーディオ

(996)

もったいない学会

(464)

バイオフィルム

(29)

フッ素について

(19)

メインテナンス歯科

(8)

食べること。

(152)

太陽

(155)

虫歯予防一口メモ

(50)

電気二重層キャパシタ

(3)

エネルギー

(64)

節電

(53)

地球温暖化

(33)

マネー

(176)

ドクターのつれづれ。

(581)

江戸時代

(13)

お知らせ

(171)

院内感染対策。

(18)

食料備蓄

(6)

発明塾

(37)

スタッフからの便り

(12)

都市農業

(152)

歯科検診

(9)

プリウス

(13)

マイクロ水力発電

(4)

秋月

(9)

モデル

(41)

原発

(335)

ソーラーハウス

(950)

アマチュア無線

(12)

幸運を呼ぶシリーズ

(15)

ダイアグノデント

(5)

義歯

(251)

試作スピーカー

(366)

外傷性咬合

(113)

今日の諦めよっかな〜、、wシリーズ

(65)

今日の充填治療シリーズ

(188)

今日の抜歯再植術シリーズ

(232)

今日の2次カリエスシリーズ

(41)

今日の何やっているの?シリーズ

(97)

若い子の歯科治療シリーズ

(48)

今日も野戦病院シリーズ

(96)

今日の歯列矯正シリーズ

(77)

CPUを創ろう

(7)

拾った?ネコ

(3)

ボロボロシリーズ

(29)

近未来の根管治療シリーズ

(139)

before/after シリーズ

(31)

スーパーテクニック・シリーズ

(70)

ストリップスを使わない隣接面CRシリーズ

(117)

コーヌス義歯の製作過程

(40)

究極のワンオペ歯科治療

(9)

α-TCP

(33)

フリーページ

(15)

次の世

(17)

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: