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どうも本業の方が忙しくなってくると、ブログの更新が出来なくなる訳でして(苦笑)、随分と間が空いてしまいましたが、私的ベタ繁殖論を再開いたしましょう。実は、前回メスの選択についてサラッと流して、その辺りは終了って考えていたら「ベタの雌雄の判別についてちゃんと説明しろっ」って言うお話を複数の方から頂きました。雌雄の判別に関しては、以前書いた事があったので、今回はいいかなぁ~って思ったんですけど、あえて再度説明する事にしました。 ショーベタやショークラウンなどオスのヒレが長く伸長する品種では、ヒレの伸びないメスとの区別は物凄く簡単です。ただ、オスのヒレも長く伸びないプラカットでは確かに慣れないうちは雌雄の判別に戸惑うかもしれません。1枚目の画像は典型的なプラカットのメスのものです。実際に私がオスとの識別に使っているポイントを箇条書きにして見ましょう。1.尻ビレの後端部分が鋭角に尖っていない(オスに比べて)。2.背ビレが小さく、丸みを帯びている。3.腹ビレ(体下側のアンテナみたいに2本伸びた奴)が長く伸長しない。 特に私が決め手としているのが尻ビレ後端の形状です。かなり幼い個体でも慣れてくればこの部分に注目して雌雄の判別がほぼ可能です。もっとも、稀にオスでも闘争などで尻ビレの後端部分を喰いちぎられたのか、この部分が伸長していない個体もいますが、コレはそれ以外の判別ポイントから区別できると思います。 なお、繁殖時期になればメスの腹部に排卵孔が白くポチッと目立つようになりますのでこの点からも容易に判別できると思います。また、ホワイト系やイエロー系などのように体色の淡い品種ではメスの腹部に白く卵が透けて見える為、余程そそっかしい人でなければ間違える事はなくなります(笑)。 また、たまにエラブタを広げて威嚇するのがオスという人がいますが、残念ながらそれは間違いです。2枚目の画像は1枚目と同じ個体、つまり完全なメス個体なのですがご覧のように立派に?エラブタ広げて鏡に映った自分の姿に対して威嚇行為を行っています。ただ、オスの場合と明らかに異なるのは、オスではこのような時にエラブタの中からヒラヒラの膜のようなものが出現し、さらに激しく威嚇するのに対して、メスではヒラヒラが登場する事はありません(極小さなものがエラブタに付着はしてます)。 おそらく、オスのヒラヒラは相手に対して実際より体を大きく・・・と言うより大顔面に見せようと(笑)言う狙いがあるのでしょう。私の知り合いの中には、雌雄の判別をこのエラブタから出てくるヒラヒラの有無で行うと言う人も存在します。 いずれにしても、最初の内は中々わからなかったプラカットの雌雄も、沢山の個体を眺めているうちに直感的に判別できる様になるもので、バンコクのブリーダーなどは物凄い速さで雌雄の判別を行っていますが、ほとんど間違える事がないのは大したものです。
2008/11/20
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御無沙汰いたしております。恒例の海外出張から無事帰国いたしました!今回はベトナム&タイと言うフライト時間の短いものだったので、持病の腰痛が再発する事も無く順調にスケジュールをこなす事が出来ました。 それにしても、混迷の続くタイの政情は何とかならないんでしょうかね~。一国の総理府が反政府勢力に占拠されたままっていう状態がズルズル続くのはイカンと思います。我が国の総理官邸が反政府勢力に占拠なんてされた日には、日本国民だったら蜂の巣を突いたような大騒動になりそうなもんですが、そこはそれ何事もマイペンライなお国柄なので、バンコク市民はいたって平穏と言うか無関心です(苦笑)。ただ、観光客が激減したり海外の投資家や企業家がタイから資産の引き上げを始めたりと、確実にダメージが蓄積して行っています。このまま行くと、政府支持者と反政府勢力の衝突が起こりそこに軍が介入しちて・・・と言う、タイではお決まりのコースを歩んでしまいそうな気がしてなりません。 今回のベトナム入りも、そんな近い将来を見据えて本業の生産拠点をタイからベトナムに移行させるか否かの情報収集のためのものでした。まぁ、ベトナム国民は勤勉で手先が器用な事で有名ですから、マイペンライなタイよりは品質面では安心できるかも(笑)。もっとも、現状すぐにベトナムに移行できる様な下地は何もありませんから、これからしばらくの間ベトナム入りが増えそうです。 本業の事だけを考えると、拠点をタイからベトナムに移行するのに何の問題もないのですが、副業の逸品堂となるとこれは大問題です(涙)。それほど残された時間が多いとは思えませんが、年内いっぱいくらいである程度の結論を出さねばなるまいて・・・。まずは、無事帰国の御報告を。
2008/11/13
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それでは種親のオスに引き続きメスについて独断と偏見に満ちた見解をご披露させていただきます(笑)。現状では、我が国のベタメスの扱いはひど過ぎの一言に尽きるでしょう。オスは、それなりに大切な扱いを受けていますがメスは付属品扱いである事がほとんどです。オスを購入すると漏れなく(苦笑)メスも付いて来ますみたいな事が多いのではないでしょうか。購入者はオスは選べてもメスは選択の自由がないと言うのではあんまりだと思います。・・・って言うかそう思ったので、逸品堂ではメスも画像付きで単品販売し購入する方が自由にペアを組み合わせられるようにしました。 じゃあ、逸品堂のメスが最善か?って言うとそんなに世の中は甘くありません(笑)。最近でこそ少しずつ自家繁殖個体を取り扱うようになりましたが、基本的に逸品堂のベタはバンコク産です。したがって、オスメス共にどういった系統でどの程度の固定率かと言う事が正確には判りません。つまり、見た目がそっくりのペアを使って繁殖しても、子供が100%同じ系統で揃うと言う保証がどこにもないのです。 まぁ、個人的にはそっちの方が面白いとは思いますけどね。だって、プロブリーダーじゃない限り、繁殖させた子供が金太郎飴状態で全部同じ表現形ではすぐに飽きが来ちゃうと思います。どうも我が国のアクアリストは純系がお好きなようですが、本来純系とは自分の所で何代も累代飼育して作るべきもので、人様の所から純系のペア貰ってきて繁殖させたものはあくまでも前の所有者の純系だと考えます。まったく私的な暴言をさせていただくならば「まずは自由奔放な組合せでペアリングし、その中から自分の目標を定めて数代かかってその系統を確立する」って言うのが、改良ベタ繁殖の一番の醍醐味だと思います。 ただ、コンテストを最終目標にされる方などは初めからある程度完成されている系統を入手された方が、早く結果を残せるのは確かです。その様な方は、国産の系統を取り扱っている信頼できるベタショップで種親を入手される事をお薦めいたします。逸品堂店主が他店を薦めているんじゃしょうがないんですけどね(苦笑)。それと、おそらくプラカットでは国産の純系と言うのは商業ルートに乗るようなレベルでは確立していないと思います。今回の一連の記事は、あくまでもベタ初心者の方が、お気楽にブリーディングを楽しんじゃおうっ!と言う趣旨で書かれていますので、さらに上を目指す方はサラッと読み流してください(笑) と言うような事で、ベタのメスの選び方に系統や色彩面での制約なんて何もありません。一般にオススメできないと言われている組合せだって、本人が好みであればジャンジャン試しちゃってください(笑)。ただ、奇形を選ばないようにするなどの注意点はオスとまったく同様です。 それと、オスほど明確ではないですがメスにもヒレの形状による区分があります。まぁ、クラウンテールは誰が見たって一目瞭然ですから別として、問題はショーベタとプラカットのメスの区別です。オスならばヒレの長さですぐに判るんですが、メスでは完全な判別は困難です。ちなみに、1枚目の画像がプラカット、2枚目がショーベタのメスです。心もちショーベタのメスの方がヒレが長いのがお判りいただけますでしょうか。実際には、ショーベタ×プラカットと言う交配も頻繁に行われていますので、この両者にははっきりとした境界線はありません。元々は同じ原種ですから、異種間交雑でもありませんしね。 こちらの組み合わせはカラーリングと違い御自由にどうぞって言い切れない部分があります。プラカット♂×ショーベタ♀の組み合わせはまったく問題ありませんが、逆のショーベタ♂×プラカット♀の組合せには少々注意が必要です。と言うのもヒレが極端に小さなバリバリのプラカット♀(笑)を用いると、子供はショーベタと言うにはヒレが短く、そうかと言ってプラカットにしてはヒレの長すぎる中途半端な子供が生まれて来る可能性があるからです。 プロブリーダー達は、このような組合せでプラカットの色彩をショーベタに導入した後、次世代以降でショーベタの系統と戻し交配を行い、最終的にプラカットの色彩を持ったショーベタを作出するのを常套手段としていますが、コレには最低でも数世代の時が必要です。この作業自体は非常に楽しいものですが、保有容器数の少ないアマチュアが気軽に手を出すべき分野ではないと思います。 さらにこの問題を難しくしているのが、バンコクのブリーダー達はショーベタとプラカットのメスをきちんと区別していないって事にあります。ブリーダーのファームでプラカットのメスをタタキ池からチョイスし、次に「ショーベタのメスはどこ?」って尋ねると同じ池を指差された事も何回かありましたからね~(苦笑)。そんな訳で、ショーベタのメスが必要な時は信頼できる国産の系統以外は、明らかにヒレが長く伸長しているメスを選択するようにした方が無難でしょう。
2008/10/30
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それでは、次に種親の選別について少々。今日はオス親について考えてみたいと思います。我が家のような特別な環境は別(笑)として、普通はオス親の選定に苦労する事はあまり無いのかもしれません。と言うのも、ベタを複数尾飼育している方はそれほど多くないでしょうからね。そう言う状況下では、必然的に保有する唯1尾のオスが種親となる事になります。 プロブリーダーやコンテストを目指す人以外は、あまり品種にこだわる必要はないと思います。他人がどう言おうと自分の好きな品種が一番!位のおおらかな気持ちを持ってこの趣味を楽しんでいただきたいと常々考えています。保有尾数が少なく選択肢の少ない人は、以下の2つの点に絞ってオス親の決定を行えば十分でしょう。1.病気になっていない事 すごく当たり前の意見ですが(笑)、意外とベタってコショウ病なんかに罹っていることが多いものです。ほんの少しでも病気を持った個体を親に使うと、せっかく孵化してきた稚魚達にそれが蔓延し稚魚全滅と言う事がよくあります。体力のある成魚と異なり、稚魚は魚病薬の使用に耐えることは非常に困難なのです。その為、繁殖水槽には絶対に病原菌を持ち込まないよう注意すべきです。可能であれば、繁殖前に種親たちは、グリーンFゴールド辺りで軽く薬浴させてもいいくらいです。2.先天的な奇形でない事 もう一つ重要なのが、種親の体に異常がない事です。もっとも、ヒレの痛みや鱗の剥がれなど後天的な物は、次世代に遺伝しませんから気にする必要はありません。それよりも、脊椎骨の湾曲などの先天的な欠陥の疑いのある異常は、遺伝形質である事が多いのでこのような個体は種親に使わない方が無難です。せっかく苦労して育成した稚魚が、育ってみたら奇形だらけだったら目も当てられませんから。 まったく個人的な見解ですが、体の水平を上手く保てず水底をヘコヘコ泳ぎ回る所謂「ベリースライダー」も、少なくともベタの物に関しては遺伝的な欠陥だと思ってます。ただ、ベリースライダーで困った点は、幼魚の時にベリーだった個体でも何割かは成魚になると普通に泳ぐようになるってところにあります。これは成長と共にベリースライダーが完治したのではなく、遊泳力が付いたので一見普通に泳いでいるように見えるだけのような気がしてなりません。実際、この手の個体は老成すると、また水底をヘコヘコ泳ぎ回るようになりますから。このような潜在的ベリーは外見からは判別しにくいので実に困ったものです。 プロブリーダーなど、系統の維持や純系の確保に気を使う人以外は上記の2点に絞れば、後はお気楽モードで種親選んで結構だと思います。ただ、もう一つ困った事があるんですけどね(笑)。それは、繁殖に使うとメス親だけでなくオス親もヒレとかにかなりのダメージを受ける確率が高いって事です。 ヒレの短いプラカットであれば、繁殖後もオス親はヒレなどにまったく損傷が無いケースも多々有りますが、これがショーベタともなると、ほぼ確実にオスのヒレはボロボロになり観賞価値は著しく低下します(涙)。例えば、今日の1枚目の画像の個体を繁殖に用いた所、繁殖後ヒレが裂けてしまい、最終的には2枚目の画像のような姿に・・・。もちろん、健康面ではいたって正常なのですが、観賞面から言うと既に終わってます。 手持のオス親をいつまで観賞目的で楽しみ、どのタイミングで繁殖に用いるか非常に悩ましい所です。あまりに老成した個体は繁殖能力が低下しますから、ある程度は決断を迫られます。もっとも、この状況はプロブリーダーやコンテストブリーダーも同様で、コンテストには当然手持の個体の中から一番クオリティの高い個体をエントリーさせたい・・・けれど、当然種親にも一番クオリティの高い個体を持ちたいし・・・。まぁ、悩みと言っても裏を返せばコレが趣味の醍醐味なんですけどね(笑)。
2008/10/28
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ベタは産卵の際に水面にオスが泡巣を作ることで有名です。自然界ではスイレンの葉の裏などを利用して泡巣を作りますが、水槽内で何も水面に浮かんだものがない場合は水槽の隅に泡巣うを作る事が多いようです。しかし、何らかの補強材(睡蓮の葉のような)がない場合、ちょっとした水面の振動や風などで巣が崩壊してしまう事も珍しくありません。 そんな時に便利なのが、今日紹介するコレっ!発泡スチロール板を適当な大きさにカットし、さらに中を切り抜いた状態のものが画像に写っていますが、産卵の際にはスチロール板の内側を用います。あっ、外側もこの後使用しますので捨ててしまわないでくださいね。 使い方はいたって簡単で、このスチロール板の切れ端を水面に浮かべておくだけ。たったコレだけの事ですが、他に水面に浮かんだものが無い水槽の場合ほぼ確実にこのスチロール板の下に泡巣を作ってくれます。 実はこのスチロール板は泡巣の補強材としての効果だけでなくもう一つの利点を持っています。私は物理関係は見事にダメな男なので正しいかどうかは定かではありませんが(笑)張力?って奴の力でしょうか、このスチロール版をガラス面に近づけるとピタッと水槽のガラス面に接地した形で固定されます。この性質を利用して、泡巣を水槽内で一番観察しやすい場所に作らせるのが容易になると言う訳です。 特に老眼の傾向が強い私のようなものにとって(涙)、水槽の奥の方で泡巣とか作られちゃうと、観察しようにもボンヤリとしか見えないので非常に辛いのです(苦笑)。また、水槽の前面に泡巣があれば、産卵後の卵の状態や孵化のタイミングなども正確に把握しやすいと思います。 実際の所、水面に浮かぶ物体であればなんでも代用できます。ただ、今後稚魚の育成の際に残った外枠の方が必要になる為、廃物利用ではありませんが作業後に必然的に入手できる(笑)、スチロール板の切れ端を使うのが「正しいエコ道」ってもんかと思いまして。ちなみに、我が家で用いているスチロール版はダイソーで購入した『カラーボード5色』って奴で、20×15cmサイズの発泡スチロール板が5枚入って100円でした。
2008/10/25
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さて、それではそろそろ繁殖用水槽のセッティングに取り掛かる事にしましょう。ベタの繁殖で絶対に必要と思われるのは、水槽と水位なもんです。あっ、後ベタのペア(笑)。極端な話、保温の必要が無い夏場ならバケツに水張って屋外に設置し、そこにペアを導入してもまったく支障なく産卵してくれますから嬉しいもんです。でも、やはり繁殖の際にあった方が便利って言う小物も当然存在する訳で、そんな小物をいくつか御紹介しましょう。 改良ベタ(スプレンデンス種)のオス親は、別名闘魚って言われるくらい同種間の闘争本能が旺盛な生き物です。困った事に、このファイティングスピリットはライバルのオスだけでなく、パートナーとなるべきメスにも向けられてしまうから困ったものです。水槽内には水しか入っていない所謂ベアタンクで繁殖を試みた場合、かなりの確率でメスはお亡くなりになります。運良く助かった場合でも、ヒレはボロボロでボディもズタズタの悲惨な状況になる確率が高いでしょう。 そんな訳で、ベタの繁殖水槽内にはメスの避難所を必ず設置しましょう!(笑)。要はオスの執拗な攻撃を防げればよいのですから、ちょうどオスの死角になるようなポイントを水槽内に作ってやればよいのです。ウィローモスやミクロソリウムなどの水草を用いてもよいのですが、水草を使うとどうしても水槽内に病原菌や巻貝の卵など、産卵の際に好ましくない輩が侵入する危険性が高まるので、個人的にはオススメできません。一番簡単なのは、ホームセンターなどで小さな素焼きの植木鉢を購入し、帰宅後「空手チョップ」でおおよそ半分に割ったものを水槽に沈める事です。ちなみに、「空手チョップ」でなくてももちろん構いませんが、いずれにしても渾身の力で粉々に粉砕しない様にすることが大事です。それと、当然の事ですがホームセンターの園芸売り場で「植木鉢割の実演会」とかやらない様にね。ただ、半欠けの植木鉢を使用した場合、目敏いと言うか執拗なオスによっては植木鉢の中に潜むメスを探し出して攻撃を仕掛ける奴もいますから、絶対に安全とはいえません。 そこで登場するのが、今日ご紹介のコレっ!別に100均で購入してきたパーティ用の「ズラ」じゃありません(笑)。アクリル毛糸を繁み状に束ねたものです。本来はカラシンやコイ科魚類の繁殖に最適な産卵床ですが、ベタメスの避難場所としても非常に優秀です。水底の半分くらいにモアァと広がる位の塊を沈めておけばほぼ確実にメスはオスの攻撃から身を隠す事が出来ます。中には、余程この場所が快適なのか産卵時になっても一向に毛糸の繁みから姿を現さないメスもいますが、そんな奴は元々繁殖能力が希薄と割り切って考えましょう。普通のメスであれば、機が熟せば隠れている場所から自分で出てきて、オスの作った泡巣の下に行くようになります。 一度作っておけば、ベタの繁殖だけでなく様々な魚の産卵床として非常に重宝しますから、ベタ愛好家なら一家に一つは所有していても損はありません。
2008/10/24
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それでは完全に私的見解だけで展開するベタ繁殖論の始まりです(笑)。今日は繁殖用水槽について考えてみたいと思います。通常、魚の繁殖を手がける際には繁殖用水槽はサイズが大きければ大きいほど、繁殖成功の可能性は高くなるものです。例えば、45cm以上のクラスの水槽を用いれば、気が抜けるほど簡単に繁殖できるオデッサ・バルブあたりも30cm水槽とか使うと、オスがメスを激しく追い回すだけでなかなか産卵行動までたどり着けないものです。 その点、「ベタは所選ばず」と言った感じで極端な話2リットル程度の容量のプラケースでも繁殖させる事は可能です。ただ、水槽が小さければ繁殖の際にメスがオスに追い回され逃げるスペースが少なくなる訳ですから、産卵の前後にメスがボロボロになる危険度は増大します。また、稚魚の育成期に水槽の容量が少ないとそれだけ水質悪化の危険性が高まります。 じゃあ、60cm水槽とかがオススメかというとこれも問題が(笑)。産卵までは、大きな水槽の方が楽ですが、稚魚が孵化してから給餌の際にあまりにも広範囲に稚魚が散らばっていると均一に餌を与えるのが難しくなります。遊泳力のほとんどないというか、稚魚の内は水中をポワァ~ンと漂うだけのベタ稚魚は、一ヶ所に餌を投入するとそこにワァッと集まってくるような事がないため、広すぎるスペースは特に使いにくいものです。 結論を言うと、1ペアのみの繁殖を狙うのであれば20cm角のキューブ水槽や30cmのガラス水槽、つまり水量10リットル前後のサイズが一番使いやすいと思われます。また、保有水槽がそれ以上のサイズの場合は、水深を浅くつまり水量を少なめにすれば同じ事です。例えば36cm水槽はサイズは30cm水槽よりほんの少しだけ大きい感じですが、水量的には1.5倍以上ありますので、36cm水槽に半分程度水を張って繁殖させ、稚魚の育成に併せて徐々に水量を増やしていけば、それだけ安定した飼育水がキープできると言う利点もあります。ちなみに、我が家では繁殖水槽群(笑)は冒頭の画像のように36cm水槽が縦置きに多数並んだ物となっております。 次回は、「繁殖に適した水」について独断と偏見に満ち溢れた持論を展開する予定です。
2008/10/20
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逸品堂に皆様からいただく問合せで何と言ってもダントツに多いのがベタの繁殖についてのご質問です。私自身、プロブリーダーではないのでそれほど詳しい訳ではありませんが、その都度わかる範囲でお返事を差し上げています。別に毎回同じようなお返事を差し上げるのに飽きた訳ではありませんが(笑)、ここで一つ「まったくもって私的なベタ繁殖論」と銘打って我が家でのベタの繁殖について少し詳しく御説明したいと思います。本当は逸品堂のHPで「ベタの繁殖と言う」ページを立ち上げればよいのでしょうが、中々まとまった時間が取れないため伸ばし伸ばしになったまま今日に至っています。 そこで、このブログをお借りして少しずつ繁殖についての記事をアップしていき、後日一通り終了した時点で、編集して逸品堂のHPの方に「ベタの繁殖」ペーシを作ろうと言う、実に安易な発想でスタートしてしまいます。 あらかじめお断りしておきたいのですが、あくまでも私個人の私的な方法論ですので「自分の所ではそうじゃないっ!」とか「書かれていたとおりにやったのにうまくいかんっ!」と言う抗議や文句は御勘弁ください(笑)。あくまでも対象が生き物だけに、機械と違っていつでも同じ答えが導き出されるとは限りませんので・・・。 本来であれば、ベタの繁殖に最適なシーズンと言うのは保温の必要のない夏なので、「なぜ、この時期にわざわざこんな規格立ち上げるんだろう?」って言う疑問は持たないように。もちろん、たまたま数人の方から「ベタの繁殖が上手く行かないんですが」って言うお問合せをいただいたので、個別に返事をするのが面倒になった訳じゃありませんからね!よ~くその辺の所理解して下さいますよう、お願い申し上げます。
2008/10/18
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全身けだるさに包まれながら、何とか無事帰国いたしました。ただ、日本に着いたとたん、体調はさらに悪化する羽目になりました(涙)。理由は・・・金木犀です。以前から私のブログをご覧いただいている方はご存知かもしれませんが、私は金木犀の香りアレルギー?のようで、あの匂いをかぐと微熱・鼻水・眼のかゆみなどまるで花粉症のような症状が起きてしまうのでした(苦笑)。うーん、こんな事ならもう2週間くらい海外にとどまっていればよかった。 ところで、海外出張前に行ったオークションでの問題が私の予想以上に波紋が広がっていると言うか・・・。まぁ、同情的なコメントの方から批判的な方まで両極端ですが、どちらも貴重なご意見として、コメントをいただいた方には感謝感謝!ただ、今後もこの件で延々と話が続くのも、金木犀のダメージでぐったりしている私にはやりきれないので、ここで私の現在の考えをご披露させていただき、この件は打ち止めとさせてください。 まず。はっきりさせておきたいのは今回私が問題にしたのは連絡の取れない落札者ではなく、Yahoo!の対応についてであると言う事です。確かに「いついつまでに引き取り可能な方のみに入札を限定」と商品説明で明記してあった以上、たとえそれが断りのメールだとしても、なんの返答もいただけないと言うのは問題だと思います。ただ、落札者の方にも何らかのご事情があって、連絡できなかったのかも知れませんから、一概に決め付けてしまう訳には行きません。 出張前のブログでは時間が無かったこともあり説明不足でしたが、一連の流れは以下のようなものでした。・急な海外出張が入り、留守中ベタが駄目になるくらいならばと言う事でオークションに急遽出品。出張前に取引きを完了しなくてはならないため、商品説明文に期日までに取引完了できる方に入札を限定と明記。・複数出品したベタのうち6個体の落札者(2名)が、落札後こちらからメールを出しても音信不通。この2名は、他の出品者の所でも音信普通のようなコメントが多数見られたのと、出張当日が来てしまったので、オークションを取り消す。・その後Yahoo!の管理者から「あなたは次点の落札者に権利を移行しなかったので、大変悪い出品者です」と言う評価が付けられる。 まぁ、ざっとこんな流れです(笑)。確かに、次点落札者に移行しないと「大変悪い出品者です」と言う評価が付いてしまうのは、規約を見ると理解できます(納得は出来ませんが)。ただ、今回のケースで一番の問題はこのトラブッた6個体すべてが、落札者と2番目の入札者が問題のある2人だということです。しかも、4個体は入札者はこの2名のみです。オークションを取り消す際に、画面で「この落札者をブラックリストに載せますか?」と言う文言があったので、彼らには申し訳ないですが以後のお取引を遠慮したかったので、迷わずリスト入りさせました。 Yahoo!側や、今回批判的なコメントをお寄せくださった方は規約だからおっしゃいますが、少なくとも4個体に関しては取引可能な落札者が存在しない状態なのです。もちろん、ブラックリストに載せてしまうと、以後その方とのお取引は自動的に出来なくなってしまうシステムになってます。私がYahoo!の対応で怒りを覚えるのが、このように次点入札者に移行しようにも出来ないケースでも、杓子定規に「あなたは次点落札者に権利を移行しなかったから、非常に悪い」って言う評価を下し、それを改めようともしないばかりか、質問メールに対しての返答すらないと言う姿勢に対してです。 第3、第4の権利者があった2個体に関しては「非常に悪い」と言う評価も甘んじて受けましょう。ただ、次点の権利者が事実上存在しない4個体の評価に関しては、Yahoo!のシステム上の不備としか思えないんですけどね。 個人的にはこの件はここで終わりにしたいと思いますが、今後もご意見などあった場合は真摯に受け止め、可能な限り返答をしていきたいと思います。ただし、感情的なメールなどは誠に申し訳ございませんが、こちらで削除させていただく事になりますので、誠に勝手ながらあらかじめご了承ください。
2008/10/11
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さて、後数時間後に海外出張に旅立たなければならない、お疲れモードのさかなおやじですが(苦笑)、さらに気持ちをどよよぉ~んとさせる出来事が・・・。今回の急な海外出張の為、ベタをネットオークションに多数出品し、そのうち落札者から音信不通の個体が複数個体あったという話は前回ブログで書きました。どちらにせよ、もうイギリスに旅立たなくてはならない身の上なので、このオークションを無効にしようと思い取引を停止する旨Yahoo!オークションで執り行いました。 そしたら、なんとなんと!Yahoo!サイドから「非常に悪い出品者です!」と言う評価を、多数いただいちゃいましたぁ~!!。なんでも、次点落札者を繰り上げなかったからだそうですが、これから海外行くって時にどうやって次点の方と取引すんだよぉっ!しかも、この評価はもう削除されないそうです・・・って、私なんか悪い事した訳??今日からもう国内にいないため発送できないから引き取り期日制限まで設けてあったのに・・・ そんな訳で、あまりにも理不尽な評価なので次のような質問状をYahoo!側に送りつけてやりました。まぁ、ちゃんと対応してくれるとは期待していませんが、このまま笑って見過ごすにはあまりにもムカついたもので(笑)。帰国後Yahoo!側がどのような対応をしてくるのか楽しみです・・・って言うか無視されちゃったら余計ヒートアップしちゃいそうです。別に、今回音信不通の落札者自体にはあまり腹はたちません。なんかの事情があったのかもしれませんしね~。それよりも、オークション管理者として出品者から手数料をせしめている奴らが、こんなに杓子定規な対応でいいんでしょうかっ!って所に憤りを感じます。物と生体は取り扱いが全然違うって事が理解できていないなら、オークション項目からはずした方がよろしいんじゃないでしょうか。そんな怒りモードのままイギリス遠征行ってきまぁ~す!Yahoo!に送りつけたメールの内容(笑)オークションで熱帯魚を出品しました。今回は海外出張前の為事前に落札者に引取日制限を明記して入札者を限定しました。そのうちの2名の落札者が落札後、何回かメールを送っても何の返事もなく引取制限日が来てしまいましたので、その落札を無効にしました。 すると、御社の管理者?の方から非常に悪い出品者ですと言う評価がなされました。理由は次点の落札者を繰り上げにしなかったと言うものですが、これから海外出張に出かけようと言うのにどうやって次点の落札者の方と取引を進めろと言うのでしょうか。今日以降の商品の発送が出来ないからこそ、引き取り日制限を設けたのです。出品品目が生体にもかかわらず10日後の帰国後に、それまで無事でいるかどうかもわからないその魚を次点の方にお譲りしろと言う事でしょうか。 今回の落札者は、他の方のオークションでも同様に落札後まったく連絡をしないと言う事例が多発しているようです。そのような、明らかに違反行為をしている落札者は野放しで、まったく落ち度がない(少なくとも自分ではそう考えています)私が、なぜ非常に悪いと言う評価を受けなくてはならないのでしょうか? 明確なご説明をいただきたいのと同時に、このあまりにも理不尽な御社からの評価を訂正もしくは削除していただきたいと強く要望いたします。
2008/09/29
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ずいぶんと更新が滞っていますが、別に精神的に参っている訳ではありませんのでご心配なく(苦笑)。3週間ほど早まってしまったヨーロッパ出張の準備に手間取ってしまい、ブログをやっている余裕もないほど時間的に追われていたものですから。 語学が別に堪能ではない私が、通訳なしでイギリス人と商談するのは結構大変です。日常会話とかは別に問題はないのですが、今回のように契約書を作成する前段階の話し合いとかになると、ボキャブラリィ不足で正確な意思の疎通が図れなかったでは済まされませんからね~。契約に使う専門用語なんかは事前に下調べしておかないとならない訳でして(笑)。そんな訳で、欧米の会社と契約交渉をする際は事前にアンチョコと言うか、はじめに日本語で資料を作成し、それを英語で表現できるよう予習をしてから交渉に臨むのです。それが、今回のようにいきなり前倒しになると、学生時代の受験勉強に戻ったかのような騒ぎになると言う事でして・・・。 まぁ、それも何とかめどがついて(後は機内で復習しなくちゃね)明日からいよいよ海外遠征スタートです。今回は、急遽決まった海外出張の為ネットオークションで結構な数のベタを出品していました。おかげ様で全部御落札いただいたのは良かったのですが、いまだに一切連絡のつかない落札者が2名?程います。もう、明日の早朝に成田空港に向かうので取引は出来ませんが、なんだかなぁ~。 2名ともに複数のベタを落札していますが、なんとなく同一人物のような感じです。まったく連絡がつかないのでYahoo!とビッダーズで調べたところ、2人ともここ数日で私だけでなく多くの出品者のオークションを落札し、その後一切連絡がつかないみたいなので、これは確信犯か何らかのアクシデントに遭われたのでしょう。どうして同一人物だと思うのかと言うと、この2名が入札しているほかの方々の出品物が非常に似通っている為です。 まぁ、別にベタを先に発送してしまった訳ではないので金銭的な被害にあったわけではありませんが、気持ちはいいもんじゃありませんね~。この方々は過去のオークション履歴でも同じような行為を何度もしている様で、こう言った方はオークションを主催する側がきちんとコントロールすべきじゃないんでしょうか。だって、その為にオークション利用手数料ってもんを出品者から徴収してる訳ですしね。 そんな事より一番可愛そうなのが、今回出品したにもかかわらず受取人の元に送れなかったベタたちでしょう。プラカットはともかく、ヒレの長いショーベタは海外出張から帰国後ヒレの状態が良い筈もなく、ほぼ確実に処分の対象となってしまうと思われます。趣味で飼育しているのであれば、その後も飼育維持してあげる事も可能でしょうが、ビジネスとなるとそれも結構難しい問題です。それぞれのベタには彼らだけではなく複数の方々が入札してくださったので、時間があればその方々にお願いする事も出来たのですが、何しろ明朝出立ですから・・・。うーん、やっぱりオークションと言うのは私にはあまり合わないかもしれません。
2008/09/29
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相変わらず体がムチャクチャけだるい状況ですが、ヨーロッパ出張まで10日を切りました(涙)。本当は10月末を予定していたのですが、先方の社長の都合で急遽出張が前倒しになると言う、最悪のパターンです。しかしまぁ、サラリーマン時代とは違いますから気軽にお休みも出来ませんしね。頑張って行って来ます。 ただ、予定より大幅に早まった出張の為、副業の逸品堂のベタの在庫何とかしなくちゃいけません。前から言っているように、留守中のメンテに家族の助けは基本的に期待するだけ無駄ですから(苦笑)。そんな訳で、逸品堂で急遽「在庫一層セール」を実施しただけでなく、今回はネットオークションも利用しています。 今までも、Biddersには時折ベタを出品していました。ただ、法人としてではなく個人で(笑)。理由はいくつかあるのですが、一番の理由は法人登録が面倒だって所にあります。年会費払って(個人は無料)、会社の諸資料提出して、審査を受けて・・・。もちろん、きちんとネットオークション利用するならそれでもいいんですけどね~。私の場合、主たる目的は品種毎の人気度チェックと市場適正価格のリサーチですので、常時大量に出品するつもりが全然ないのものですから。それでも、MRとしては非常に役立ってます。過去の出品個体のアクセス数や落札数、落札価格などすべてデータベース化して保管し、利用しています。 ネットオークションに個人として出品するもう一つの理由が、仕入れ資金の調達です。実はベタの仕入先がバンコクのブリーダーや露天商だったりする訳で、きちんとした領収書がもらえません。一度、ブリーダーがタイ語でメモ用紙に手書きした領収書?を受け取り日本の税務署に見せたところ「うーん、これだと仕入れの根拠としては・・・」との回答。つまり、逸品堂は仕入が計上出来ない状況で売りだけ立つんです。まぁ、一回の仕入れ金額なんてたいした事ないですけど、税金対策上経費として計上できないのは痛すぎです。・・・ってな訳で(笑)、時折個人名義でオークションに出品し仕入資金を稼いでいると言う事です。 そんな中途半端な利用の仕方のネットオークションですが、今回は緊急事態という事でBiddersだけでなく初めてYahoo!も利用しました。以前から「ネットオークションならBiddersよりもYahoo!の方が良い」って言われてたんですが、前述のように大規模に出品なんて面倒で考えてもいませんでしたからね~(苦笑)。もちろん、それぞれ別の個体を出品していますから、一概に比較は出来ません。でも果たして、アクセス数や落札数などに差が出るのでしょうか?落札金額よりも、そちらの方が楽しみです。
2008/09/21
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サマック首相の退陣を求め、反政府デモが続く混迷のバンコクから無事帰国いたしました。訪タイ前に心配していた程現地は騒然とした雰囲気は微塵も無く、相変わらずまったりとゆっくりと(笑)時が流れている国でした。バンコク市民も平静と言うか、無関心と言う感じで本当に他人事みたいな感じでしたね~。 ただ、韓国やシンガポールなど近隣諸国の外務省が国民のタイへの渡航自粛勧告声明を相次いで発表した事の影響から、バンコクを訪れる外国人が激減し観光に依存している人々の生活はかなり深刻なダメージを受けているようです。なんでも、通常の30~40%も観光客が激減したそうで、確かにスワナンプーム国際空港も心なしか閑散としてました。 それにしても、タイのサマック首相の非常事態宣言を受けて、アジアの諸外国が軒並み渡航自粛を呼びかけている時にわが日本だけは「まぁ、行くなら十分注意してくださいね」程度のレベルだったのはいかがなもんでしょうか?これぞ平和ボケって感じがしますけど・・・。まぁ、今回はたいした騒ぎにはならなかったから良かったものの一歩間違えばすぐに軍隊が介入しクーデターが起きちゃう国ですからね(苦笑) ただ、今後のタイ情勢はまだまだ予断を許さないようです。元々タイ料理の大家?として料理番組にたびたび出演をしていたサマック首相が、首相就任後もTVの料理番組に出演し出演料を受け取っていたのはタイの憲法に違反するとして、裁判所から違憲とされたサマリック氏が辞任しちゃったと言うのも十分驚きではあります。しかし、与党第一党の党首でもあるサマック氏が再び首相に任命される事が決まっていたにもかかわらず、連立与党の中から大量の造反者が出て、サマック氏は首相になれないようです。うーん、我が国の無責任首相もずいぶん外国から酷評されてますが、タイだって負けてません(笑)。 それにしても、この状況が続いて再びタイで軍事クーデターが起こるような事態になると、私の本業もそして副業の逸品堂も大打撃をこうむる事になります(涙)。本業の方は、生産拠点をタイからベトナムに移す計画を以前から進めているためなんとかクリアできるかもしれませんが、仕入れの100%をタイに依存しているおさかな逸品堂はこりゃ間違いなく廃業ですな。まぁ、国家の問題なんで私ごときがとやかく言える訳もありませんが、なんとか穏便に済ませていただきたいものです。
2008/09/13
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いやぁ~っ!国内でも福田総理の辞任騒ぎで大きな混乱が起きてるようですが、バンコクも結構来ちゃってます(苦笑)。タイの政府はついに非常事態宣言しちゃいました。元はと言えば、元タイ首相タクシン氏を指示する政権が、軍事政権から政権を奪取した事に対する一部市民団体の抗議デモからスタートしたんですが、いまや現政権の支持者と非支持者の市民同士のバトルで死者まで出た模様。 なんだか部外者である私にはよく判らんのですが、水道や電気などの公社も反政府デモに同調し、一部地域への水道や電気の供給をストップするだとか、国鉄も動かないとかまったく何がなんだか判りません。そんな物凄い事になっているバンコクに明日から出張なんですよね~()。これが、逸品堂の仕入れだけの話なら、訪タイを延期すれば済んじゃう話なんですが、メインは本業の方の仕事なんでそうおいそれとは出張を取りやめる訳にも行きません。 現地の知人に電話して確認したところ、現状では一部地域のみが騒然としているだけらしいですが、いつ何時戒厳令が発令されたりまたまた軍事クーデターが勃発しちゃうか判らない状況です。そう考えると、日本はつくづく平和でいい国だなぁ~って思います。福田総理が「もうやぁ~めたぁ!っ」って政権ポイッしちゃっても(苦笑)、それが元で内戦が起きたり暴動になっちゃうなんて事は絶対あり得ませんから。 まぁ、命あってのものだねですしまだまだ扶養家族を養っていかなくてはならないお父ちゃんとしては、せいぜい気をつけて行って来ます!
2008/09/02
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やったぁ~♪ようやっと、半ば脅迫されて(苦笑)実現した家族旅行が終了いたしました。本業そして逸品堂ともに海外に行かないと始まらない仕事だけに「年中海外出張ばかりで碌に家族サービスをしていない」と言う烙印を押されて家庭内での地位が危なかっただけに断りきれませんでした。それにしても、家族で行く海外旅行なんてお父ちゃんにとってはひたすら奉仕奉仕で疲れるだけですね。 平和な日本に慣れちゃっている子供達は、海外だって安全で当然的な感覚を持ってますからうっかり野放しには出来ません。それに言葉の問題もありますから、ガイド兼通訳兼ボディガードみたいなもので、ひと時も休まりません。さらには、物欲の鬼と化した妻のショッピング攻撃にも耐えなくてはなりません。もちろん、精神的にも体力的にもそして金銭的にもね(笑) ところで、昨今の原油高騰のあおりを受けて致し方ないことなんでしょうが、航空会社のサーチャージ(燃料代)はちょっと異常ではないでしょうか。いくら原油価格が上昇したと言っても、それ以上の割合で値上げしてる気が・・・。ちなみに、バンコクまでのエコノミークラスの航空運賃とサーチャージは以下のような感じです。●全日空 航空運賃¥45,000 サーチャージ¥42,900●シンガポール航空 航空運賃¥52,800 サーチャージ¥28,110●チャイナエアライン 航空運賃¥51,800 サーチャージ¥23,870 どの会社もここに来てサーチャージ値上げしてますが、特にひどいのが日本の航空会社2社!航空運賃とサーチャージがほぼ同じっていったい何??会社の経営状態の悪いところをここで取り戻そうとしてるとしか思えません。合計金額は他の航空会社とあまり大差はないのですが、航空運賃を安く設定し、いかにも「うちは安いですっ!」見たいなあざとい手法が個人的にはえらくむかつきます(笑)・・・って、基本的に仕事でもプライベートでも日本の航空会社はまったく使わない男なんで文句言う筋合いの物ではないんですけどね(笑) 海外滞在中にNHKの海外放送見てたら、この夏若者の海外旅行が減少したって言ってましたが、当然でしょうね~。だってHISとかで「魅惑のバンコク4日間 ¥45,000」とか言うのに申し込んだら「エート、さらに燃料費として¥42,900いただきます」とか言われたら普通愕然としちゃうと思います。 さらにやや本題から外れますが(苦笑)、格安海外旅行代理店って言うのにも一言文句を言わせてください。「なんで1人で参加すると、追加料金が¥20,000とかかかるんでしょう?」。確かに、海外のホテルって1人当たりいくらではなくて一部屋当たりの料金なので、ツインとかで使用すると安いのは判りますが、それにしても便乗しすぎじゃないの?2人以上で申し込むのならともかく、出張などで1人旅の場合は自分で航空券とホテルを別々に手配した方が間違いなく安上がりですから。 まぁ、旅の疲れから文句ばかり言ってしまいましたが、何はともあれ無事に帰国いたしました!
2008/08/06
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この間、ブログを呼んでいただいている方からご質問いただいたのですが、最近のこのブログの魚の画像の背景や、逸品堂のカタログの画像の背景の水草っていったい何だと思います?実はこれ、人工の水草なんです。正確に言うと、水草ではなく人工芝風の敷物?で、100円ショップで入手しています。 一見、ナヤスかディディプリスみたいな雰囲気ありますが、よく観察すると色もおかしいし葉っぱの向きなんかも不自然でしょ?でも、意外とコレが重宝しています。もちろん、背景としては本物の水草の方が断然美しいんですけど、これを常時緑鮮やかに育成管理するのは結構大変なことです。しかも、撮影用の小型水槽の背景として用いていると、葉っぱが痛んで黄ばんできたり、下手すると枯れた部分が茶色く写ったりしてしまいます。 その点、この人工水草?ならばそんな心配はありませんからね~(笑)。それこそ、弱アルカリ性だろうが強酸性だろうがお構いなし。どうしてもって言うなら、海水の中だって絶対に枯れないし色褪せませんから。 ちなみに2枚目の画像の背景は、本物のミクロソリウムを使用しています。確かにこちらの方がより自然な画像に仕上がるのは間違いないんですけどね~。他に、撮影のバックに適した水草としてはアヌビアス・ナナなんかもお勧めです。私としても、じっくり数尾の個体を撮影するなら断然本物の水草を選びます。でも、1日で100個体以上撮影しなければならない現状では、どうやっても枯れないで、いつでも同じ外見の人工芝風敷物(笑)に軍配を上げざるを得ません。
2008/07/21
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実は今回、マーブル系プラカットだけじゃなくてもう1組ベタの繁殖させていました。種親はバンコクのマーケットの道端に小さな袋に詰めた状態で売っている安物のロングフィン。まぁ、トラディショナルと言うほどひどくはありませんがもちろんショーベタと言うには程遠い代物でした。その分値段もめちゃくちゃ安くて、現地での購入価格は50円程度。でも、中には時々物凄いカラーリングの個体とかいたりするんですよ。 たぶん、ヒレの形とか一切お構いなしにブリーダーの感性の趣くまま・・・って言うか、単に思いつき?でペアリングしちゃっている分ある程度品種が確立されたショーベタやショープラカットでは想像も付かないようなカラーリングの個体が生まれてきたりする様です。 今回使用したペアのうちのオスの個体は、ヒレの形状はさっぱりでしたがホワイト地でヒレに結構鮮やかなレッドの小斑紋が散在している綺麗なものでした。ちなみにお値段は10バーツ(つまり35円くらいって事です)でした。それに、たまたま保有していたクラウンのメスで、パステルホワイトベースなのですがなぜかヒレが金色に近い虹色に輝く個体を掛け合わせて見ました。 それでもって、今回ブリーディングした結果が今日の2枚の画像って訳です。1枚目がオスで2枚目がメスですね~。 もちろん、元親が元親だけに体型などは見るべくもありません。ヒレの縁も中途半端にクラウンになっています。でも、いいんです。コレはあくまで改良の第1歩に過ぎませんから。最終的には、全身がパステルゴールドでヒレには真紅の小斑紋が桜吹雪のように舞っているプラカットを目指してます まぁ、一度クラウンの系統入れちゃうと完全にヒレからその影響抜くのはかなり大変ですけど、気長に楽しみたいと思います。最初から完成した品種を入手してその繁殖をするのも楽しいですが、こういったほかの人間が絶対やらないような組み合わせで気の趣くままに繁殖させるのも実に楽しいものです。なんたって、繁殖させた子供がどのような表現形になるのか皆目見当付かないんですから(笑)。 まったく他人からは評価されない完全な自己満足の世界ですが(苦笑)、その分外野の様々な思惑とは完全に隔絶された、自分だけの世界で遊べますからこりゃいいもんです。もともと、趣味なんてそんなもんだと思います。
2008/07/20
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しばらく前からたびたび登場している、マーブル系プラカットの8組の稚魚達も、もうすっかり若魚になりました。ほぼすべての個体で雌雄が判別できます。このブログでもプレゼント企画をしましたし、一部の非常に熱心な(苦笑)お客様の要望で逸品堂でも限定販売させていただきましたが、皆様の所ではどのようになっているのでしょうね~。 今回の繁殖の目的は、系統のはっきりした自家産マーブルを確立する為の第一歩というものでした。したがって、8組のペアリングもあまりが意見にこだわることなく自由に行いました。今回の子供達が完成品なのではなく、ここから自分の好みの系統に向けて改良が始まるわけです。また、第二の目的としてバンコクではなかなか入手しにくいプラカットのメスの中でも入手が困難な良質のマーブルのメス個体を安定供給するって言うのもありました。 そんな訳で、当初の考えでは今回の稚魚達の中からメス個体だけを残し、オスは選別淘汰する事に決めていました。8ペア分の稚魚からオスをそれぞれ個別容器に移したらいったいどれだけの容器が必要なことか・・・そしてメンテナンスのことも・・・。 でもねぇ~(苦笑)。今回紹介した2枚の画像みたいに、マーブルらしくなってきたオス個体みちゃうとなかなか淘汰できません。もちろん、今の段階のマーブルパターンなんてあくまでも参考程度にしかなりません。マーブルの模様がある程度固まってくるのはまだまだ先のことですから。・・・と考えちゃうと、「この個体は今後どんな風にパターンが変化するのかなぁ~?」って思い始めて、結局淘汰できずに容器を用意する羽目に・・・。 そんなことを繰り返して、現在この若魚たちのオス個体だけですでに150個位の小型容器がセットされています(涙)。うーん、今後のメンテを考えると本当にゾッとします。でも、そう言いながら、内心では育てる気満々で先日、成魚向きの粒の大きさの「おとひめC-2 2kg」購入しちゃいました。だって「Atison's BETTA PRO」を使ってると、餌代も馬鹿にならないものですから。
2008/07/19
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今回のロンドン行きも無事終了しましたぁ~♪もちろん、出張の最後にチョットだけでしたけどバンコクに立ち寄ることも忘れずにね!(笑)。なんだか最近、仕事先がすべて外国になってしまったせいか日本語がうまくしゃべれなくなって気がします。以前物書きを目指していただけに、このような文章書くのもお手の物って感じだったはずなのに、最近では頭の中に文章が浮かんでこなくなりました。その代わり、寝言を英語で言うようになったそうです(苦笑)。しかも、なぜか夢の場面は仕事上の交渉が難航している場面らしく(本人にまったく覚えなし)、「What you mean?」とか「I can not catch you」などと文句ばかり言っているそうです。別にそんなにシビアな交渉ばかりしている訳じゃないんですけどね~。 そう言えば、今回の旅行中ちょっとしたアクシデントがありました。なんと、スーツケースの鍵を旅の途中に紛失してしまいましたぁ~!いつもはそんなこと考えたことありませんでしたが、いざなくなってみるとかなり困った状況になりました。PCなど仕事上のツールはすべて小型のビジネスバッグに入れておいた為良かったのですが、下着類をはじめとする衣類などはすべてスーツケースの中!うーん、ちっぽけでチャチな鍵なんですけど意外と重要アイテムだったんですね~(苦笑)。 結局、ホテル近くの雑貨屋に行き「安全ピン」を購入して開けちゃいました。・・・って、今回はじめて知ったんですが、スーツケースの鍵って安全ピンで簡単に代用で来ちゃうんですね~。凄く助かった反面、これじゃ盗難防止に関してはぜんぜん役立たずじゃん!(笑)。 もう一つ困ったのが、成田で通関する際に、係官に「スーツケースの中身確認させてください」って言われちゃったらどうしようって事です。まさか、係官の前で安全ピン使ってガチャガチャやる訳いかないですからね~。なんとか呼び止められないようにと、誰が見ても悪いところなんて微塵も無い善良な国民面(笑)をしてドキドキしながら通り抜けて来ました。家に帰り家族にその話をしたところ、「本来、極悪面のパパが変ににこやかにしていたらかえって怪しい」そうです(涙)。自分がそんなに極悪面だったとは、40年以上生きてきて知りませんでしたぁ~!
2008/07/10
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皆様にご報告が遅れましたが、いきなり行われたプラカットの稚魚プレゼント企画は無事終了いたしましたぁ~♪前振りもなくいきなりの企画であったにもかかわらず沢山の御応募ありがとうございました。厳選なる?抽選の結果見事当選されたのは以下の2名の方でした!■6月14日の23:08に御応募いただきました?さん■6月15日の08:23にご応募いただきました、佐賀県のHさん今回は、総勢33名の方からお申し込みいただきましたので、こちらの予想をはるかに越える応募総数でしたね~。それにしても、応募要綱で「名前やご住所などはお知らせいただかなくて結構です」と書いたしまったため、本当に「プレゼント希望」の一言だけの方が結構いらっしゃいました。もともとこちらからそう仕向けたのですから何の文句もないのですが、抽選の際にやりにくいことったらありませんでした(涙)。 今回は、ビンゴゲームで使うガラガラ?見たいな奴で番号の付いた玉を取り出して当選者を決めました。その際、応募いただいた方に事前にナンバリングするんですけど、この作業が面倒くさいったらありません!「えーと、15日の20:03にメールいただいた方が24番」とか・・・。この経験を踏まえて、次回からはニックネームも必須にしなくちゃ(笑) それと、今回のいただいたメールで多かったのが「小中学生なので逸品堂のベタは高くて買えません!」って言う内容のもの。うーん、考えさせられますね~。元々、プラカットをはじめとする改良ベタの魅力をもっともっと皆さんに知ってもらえればっていう趣旨で始めた逸品堂なのに、価格面がネックで購入できないとは・・・。もっと安く供給できればいいんですけど、現地に毎回買い付けに行く今のシステムだとチョット無理があるんですよね。そうかといって、現地入りせずにメールでオーダーしてたら逸品堂の存在意義なくなっちゃうし・・・。もう少し、この問題についてはよく検討してみたいと思います。せめて小中学生限定、夏休み特別セール!位は企画しなくちゃだめかも。
2008/06/19
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しばらく前に紹介した、3月3日生まれのベタ稚魚達も、最近順調に成長しています。今回の海外出張中も娘が餌を与えてくれていたので、痩せる事もなく元気でした。最近では、明らかにマーブルって判る個体も結構見かけるようになり、期待が膨らみます。ただ、ここに来て雌雄の判別が出来るようなサイズの個体も出てきた事に伴い、混泳水槽内のバトルが見られるようになって来ました。それに、全部で8ペア分のマーブルの稚魚ですから今後の水質管理が大変なのは確実です。 ・・・って事で、いきなりですが(笑)ご希望の方にベタ稚魚をプレゼントいたしましょうって言うことにしてみました。最初は逸品堂で販売しちゃおうかなって思ったんですけど(笑)、まだどんなレベルのマーブルになるか判らない時期ですからうっかり販売して3ヵ月後くらいに、「変な個体ばっかりよこしやがって!」と言うお叱りをいただくのも何ですから、無料のプレゼントで間引くことにします。 1セットあたり15尾の稚魚と言うことで、ひとまず2名の方にプレゼントしてみます。もちろん、送料など一切の費用負担はございませんが、着死保証もございません。応募者多数だったり、後々管理が大変になったらどんどん追加プレゼントと言うことでいかがでしょう。ちなみに、稚魚の両親はすべてマーブル系のプラカットですが、子供たちがどんなカラーになるのかは保証の限りではありません。また、現時点での雌雄の判別も不明と言う事でお願いいたします。 ちなみに2枚目の画像は、5月28日に紹介した1枚目の画像の個体です。2週間弱でここまで成長しましたぁ~♪あっ、そうそう当選された方には現在我が家で使用している稚魚用フードのおとひめB-2を適量(笑)一緒にプレゼントさせていただきます。 ご希望の方は、今週中にこのブログ記事の下に付属している逸品堂のバナーから逸品堂のHPにお越しいただき、そこのお問い合わせメールにてプレゼントご希望の旨ご連絡ください。ちなみに、お申し込みの際は住所や本名などの情報はご記入いただかなくて結構です。ただ、当選の際にこちらから返信メールが送れるようメールアドレスだけはお知らせください。 それと、逸品堂のHPにお越しくださいといってもショップに対する勧誘ではございませんのでご安心ください(笑)。メールソフトにアウトルック使っていないせいでしょうか、なぜかこのブログにお問い合わせいただいても、それに対する返信メールがうまく送れない為の処置です。・・・と言うか、このブログにいただいたメールに対してお返事差し上げようとすると、自動的にアウトルックが立ち上がってしまうのですがその後の操作がうまくいかないのです(涙)。原因は不明ですが、いろいろ試してみた結果あきらめることにしています。
2008/06/13
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ご無沙汰しておりました!タイより無事帰国いたしましたぁ~♪やはり、現地で得た情報でもタイ南部はあまりにもデンジャラスな様で、幻のベタブリーダー訪問(笑)は今回はパスいたしました。しかも、当初予定していたプーケット島にも行かず、タイ人の友人と北西部の超田舎に行って来ました。まぁ、やっぱりと言うか性格なんでしょう、行き当たりばったりの行動パターン(苦笑)。でも、さすがに地元民と一緒に行動すると楽でしたぁ~♪プライベート旅行詳細は雑誌社に売りつけて原稿料ゲットしようと企んでいるので(笑)ここでは紹介できませんが、本当に久々の休暇は実に実り多く楽しいものでした。 また、最後の2日間はバンコクでベタの買い付けにひたすら専念できました。こちらの方はおいおい紹介していくとして、今回の最大のニュースはついにジャイアントのショーベタが登場したって事でしょう!いままでも、ジャイアントの血が入ったロングフィンのベタはぽちぽち見かけましたが、どれもヒレの形状たるや悲惨の一言!それが今回は、少なくともスーパーデルタと言い切れるだけの見事なヒレを持った個体にお目にかかれました。 色彩はパステルマルチで、かなりきれいなものでした。ボディサイズが優に7cmを超えるショーベタって、実際に目にすると驚愕の一言です。まだ登場したばかりなので、作出ブリーダーも強気なこと!現地価格で諭吉君1枚ではとても足りないレベルでしたので、さすがに仕入れることが出来ませんでした。まぁ、後半年もすればこいつらの次世代が登場するはずですから価格的にもこなれてくるんじゃないでしょうか。ただ、育成管理の手間を考えると現在のショーベタ並みの価格にまでは降りてこないと思われます。 ただ、個人的な意見を言わせてもらうならば・・・あまりに巨大すぎるショーベタって可愛くないっ!(笑)
2008/06/12
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さて、前回ワサワサと沢山いるベタ稚魚達もこれから始まる飼い主の独断と偏見に満ち満ちた選別の網目を潜り抜けて生き抜かなくてはいけないって書きましたけど、もう少し具体的に説明しましょう。ちなみに、この稚魚達は全長2cm前後と言うサイズです。コレくらいのサイズになれば、もうおおよその外見やカラーリングも判って来ますので選別開始には最適な時期といえるでしょう。 ちなみに、バンコクのプロブリーダーたちは生後3ヶ月程度で市販サイズにまで育て上げますが、これを標準と思わないでください。一日中ベタの管理に時間を割ける環境で、水温が常時30℃程度さらに豊富な生き餌が簡単に入手できるタイならではの事ですから。1日1回しか餌を与えられない平均的なアクアリストならば生後3ヶ月で全長2cm前後、生後半年で成魚サイズにまで育成できれば十分だと思います。 稚魚達の選別の第一段階ですが、この時点でカラーリングにこだわるのはやめておいた方が無難です。特にマーブル系は成長と共に大きく模様が変貌しますから、1枚目の画像のようにヒレに美しいレッドのマーブルパターンが出ているからと言って過剰に期待するのは無駄ってもんです(苦笑)。逆に、ただのソリッド・ブルーだと思っていた個体が成長と共に見事なブルー&ホワイトのマーブルパターンに変身するってケースも別にまれではありませんからね。 サイズの大小も選別の根拠にはなりません。この時期やたらと成長の早いいわゆるトビと呼ばれる個体から、なんだか生まれたときとあまり変わらない貧弱なサイズの個体までサイズはバラバラです。特に、餌やりの回数が少ない飼育環境では顕著です。しかし、成長速度とベタとしてのクオリティにはなんの関係もありませんから、この時期出遅れた個体だってもしかして大器晩成型かもしれないし、大切に育成してあげましょう。 それじゃあ、どこを見て選別するのかって?もちろんブリーダーによって基準は異なるでしょうが、私の場合は選別の第一段階としては奇形の個体を取り除きます。当たり前すぎる意見だと思いますが、ダブルテールの繁殖なんてした日には体が折れ曲がった奴や、鰭があるべきところにない奴がかなりの数生まれてきます。シングルテールの場合はそこまでひどい個体は数少ないですが、遊泳異常の個体が多数いる場合があります。 いわゆるベリースライダーと呼ばれるもので、うまく水中で姿勢を保つことが出来ず普段は水底をハゼみたいに這い回っています。浮袋の異常によるものだと考えられていますが、原因については今ひとつよく判っていません。遺伝的なものという方もいれば、稚魚の育成環境に左右されると言う見方をしている方もいます。ベタ以外にも卵生メダカでもベリースライダーがよく見られますが、この両者のベリースライダーはちょっと異なるものだと思ってます。と言うのも、卵生メダカのベリースライダーは卵から稚魚が孵化した直後から見られるのに対して、ベタの方では孵化直後は正常に遊泳していて1ヶ月くらい経過した時点でいきなりベリースライダーになる事がほとんどだからです。 ベリースライダーだからと言って、その後の生育が困難と言うわけではなくそのまま育成続ければ成魚にまで育て上げる事は可能です。でも、ハゼみたいに水底をヘコヘコ這いずり廻るベタはちょっとね~。人によってはベリースライダーは成長と共に治るって言う人がいますが、確かに成魚になって一見普通に泳ぐ場合もあります。でも夜消灯後は水底に寝そべってますし、年老いてからは水底に横たわるようになることがほとんどです。つまり、体力のある時期は必死になって立泳ぎしているみたいな状態なんだと思います。そんな訳で、個人的にはベリースライダーの個体は早期に選別すべきと思ってます。 ベリースライダーの稚魚は水底を這い回っているか、2枚目の画像のように立泳ぎのような格好でヒレをせわしなく動かしながら水中で体勢を維持していますので、すぐにわかると思います。成魚になると同じ水槽で飼育することが難しいベタでは沢山の稚魚達がみんな成長してしまっても後々途方に暮れるだけです。罪もない稚魚達を淘汰選別することは決して気持ちの良いものではありませんが、改良品種の育種を手がける以上避けては通れない道だと思って、心を鬼にして選別しましょう。
2008/05/28
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サラリーマンを廃業してから海外出張が頻繁すぎてじっくり趣味の時間をもてなくなっている影響はベタのブリーディングにも波及してます。何しろ、せっかく繁殖させても毎日ちゃんと餌あげないといけない稚魚期に1週間以上海外に出張し家を空けちゃったら、帰国後はほぼ確実に稚魚達餓死してますから(涙)。成魚と違い断食に耐える体力もないし、そうかといって留守宅の家族に毎日ブライン孵化させてって言うのもなんだか・・・ でも、今回は久々に頑張って綿密なスケジューリングの上ブリーディングをしてます!海外出張前に繁殖用水槽をセットしておき、私の出張中で帰国まであと4日と言う日に、家族に頼んでおいたペアを水槽に導入してもらう。そうすれば、帰国した翌日辺りに、孵化した稚魚が摂餌を開始します。次の出張までは1ヶ月くらいあるし・・・ってな具合で殖やした稚魚達がなんとか成長しずいぶんと大きくなってきました。 今回のブリーディングの目的は、良質のマーブル系メスを確保すること。繁殖水槽自体は個別にセッティングしましたけど、稚魚の育成管理は手間の関係から60cm水槽2本にまとめちゃってます。その中に、ブルー&ホワイト×2腹、レッド&ホワイト×2腹、そしてトリカラー×3腹のマーブル系プラカットの稚魚がワサワサしてる状態です。本当は、個別に育成すべきなんですけど、今回はやむを得ずって言うことで混ぜちゃいました。まぁ、系統維持云々を言うのはもう数代後の話ですから、今回はスタートと言うことでコレで我慢します。 現在、2本の60cm水槽に500尾をはるかに越える稚魚が収容されています。毎日、おとひめの細粒をバカバカ与えていますので、水の汚れるのも早いこと早いこと。ほぼ1日おきに水を替えています。ただ、少し不満なのが今回の生育スピードが遅い事。これは、まぁ海外出張で10日程度家空けることが多いため、その期間中は絶食状態ですから当然の結果なのですが・・・。ちなみにこれらの稚魚はほぼみんな3月3日生まれですからもうすぐ3ヶ月が経過しようと言うところ。それにしては小さいですね~。 ここまで、絶食にも耐え頑張って生き抜いてきた稚魚達ですが、本当に大変なのはこれからです。何しろ、本人たちの健康状態とは関係なく外見で選別されちゃうわけですから。コレだけ大量の稚魚達の中で最終的に残れるのはせいぜい20~30尾程度でしょう。特に、今回はメスの確保を目的にしていますので、オス個体はただオスだっていうだけで選別の対象になっちゃいます。改良品種を手がけていてこの時期が一番ワクワクする時であると同時に、自己嫌悪に陥る時期でもあるんですよね~。どんな時でも、飼育者の都合で選別淘汰するのはあまり気持ちよいものではありません。
2008/05/26
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御無沙汰いたしております。なんとか、今回の無謀とも言われた(苦笑)台湾出張もなんとか無事終了いたしました。月曜日の夜に成田に帰って来たのですが、本当にラッキーでした。一日遅れていれば、悪天候により欠航っ!の被害に逢うところでした。心配していた腰痛もなんとか我慢できる範囲内で治まってくれましたし、1日だけバンコクにも立ち寄る事が出来ましたし、まずは良かったんじゃないでしょうか。 それにしても、なんでこんなに日本は寒いんでしょう??もう4月の半ばじゃありませんか!常夏の国から帰国したこちらとしてみると、耐え難い気温です(涙)。もっとも仕事場兼温室の中は一年中高温多湿(笑)の熱帯状態ですから、外気温の低さもまったく問題ありませんけどね。帰国後恒例の?溜まりに溜まった仕事もどうやら今日中に片付きそうだし、明日からノーマルな日常に復帰できそうです。まずは取り急ぎ御報告を・・・
2008/04/09
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さーて、無謀な台湾出張まであとわずかになりました。おかげさまで腰の方は、少し落ち着いているみたいで、急激に動いたり重いものを持たなければ何とかなりそうな雰囲気です。心配なのは飛行機の座席に長時間座った姿勢でいることですが、成田~台北は2時間半程度のフライトなので大丈夫でしょう。これなら、我が家から成田空港までの道のりの方がよっぽどロングドライブですから(苦笑)。 まぁ、本業の方は木・金曜の2日間で十分こなせると思いますが問題はその後!前回バンコク行きパスしてますから、何とか顔出したいんですよね~、バンコク。しっかり台北~バンコクのフライトスケジュールもチェックしちゃいました(笑)。台北13:20発でバンコク16:00着って奴があるじゃありませんかぁ~♪後は、台北でお仕事を完了した後に、私のか弱く繊細な?腰の奴に根性と気力が残ってるかどうかって問題です。・・・って言いながら、先ほど台北~バンコクの往復チケット手配しちゃいました。まぁ、腰が痛むようならチケット代無駄になっちゃいますけど、行くつもりになっていた方が気分良く出張に出て行けますからって事で。 所で、今日の画像は去年のちょうどこの時期にバンコクでゲットしたトロピカルフルーツでマヨン(MAYONG CHIR)って言うみたいです。見た目や大きさは我が国のビワそっくり!市場で見かけた時、最初はビワだと思って見過ごしてました。でも、一緒についている葉の形状がビワじゃなかったので、別の果物だと気が付きました。そうなりゃ、C級食品研究家(笑)の私としては見逃す訳にはいきません。早速ゲットぉ~っ!ちなみに、価格は1kgで80バーツつまり¥280前後ってとこです。バンコクの物価を考えるとあまり安価な果物じゃありませんね。日本に帰国してから調べたら、どうもアカタネノキ(赤種の木)って言うマンゴーなんかと同じウルシ科の樹木みたいです。名前の由来は、果肉の中にある大きな種を割ると中が赤いからだそうです。 早速ホテルに持ち帰り試食タァ~イムッ!!見た目は滅茶苦茶美味しそうでしょ?薄いけど結構剥きにくい皮の中には、外見と同じように鮮やかなオレンジ色のジューシーな果肉が入ってます。そしてお味の方は・・・。・・・、・・・(笑)。うーん、微妙です。十分な甘味があって決してマズイ訳じゃありません。ただ、なんとなく柿に似た味や食感なんですよね~。実は私、これだけのフルーツキチガイでありながら、柿が結構苦手だったりします。あのヌメっとした舌触りや甘味だけの食味がどうも好きになれません。このマヨンなるトロピカルフルーツも、まさに柿と同じ味わいなのです。まぁ、マンゴーなどのトロピカルフルーツ独得の香りがほのかに香るだけ、私にとっては柿よりは食べられましたけど。 それにしても、1kgも買っちゃった私はどうすればいいのでしょう?ちなみに1kg=30個くらいありました(涙)。物凄く頑張って三つ食べましたが、後は・・・ゴメンなさいっ!
2008/03/31
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突然ですがベタを飼育中の皆さんは餌に何をお使いでしょうか?ベタは飼育が容易なくせに意外と餌にはうるさく人工餌を好まない事が多いのでお困りの方もおいでではないでしょうか。まぁ、ワイルドベタを含めてもっとも一般的と思われるのが冷凍アカムシでしょう。入手も容易ですし、嗜好性も高く値段も安いですから。私の所でも長らくメインフードはこの冷凍アカムシを使っていました。でも、皆さんの中には御家族の冷たい視線が怖くて(笑)冷蔵庫の中にアカムシ保管しておく事が出来ないって言う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。 そんな厳しい?生活環境に置かれている方は、やむを得ず人工餌に活路を見出す事に。ただ前述の様にベタはあまり人工餌を好まない傾向にあり、特にフレークフードには中々餌付いてくれません。そんな方にオススメなのが今日紹介の「Atison's Betta PRO & Betta Food」!ちなみに赤い蓋の奴が「アティソンおじさんのベタの餌 プロ仕様」、青い蓋の方が「ベタの餌 一般用」と言う事らしいです。このアティソンおじさんと言う方に私は直接お会いした事はないのですが、知人は話をした事があるらしくその情報では、この人はバンコク郊外在住の本物のベタブリーダーの様です。この方が考案?したベタ用の餌やコンディショナーをアメリカのOCEAN NUTRITION社と言う所が製造販売しているって訳です。 このペレット状の餌の一番の長所は、やはりベタの嗜好性が高いって事にあるのではないでしょうか。バンコクのベタショップでもかなりの所がこの餌をメインに使っています。また、冷凍アカムシよりも保存が楽なのと、気が向いた時(苦笑)にいつでも気軽に容器から一つまみパラパラとベタにこの餌をあげられる手軽さも売りです。 似たような形状の餌に、一部で有名な「おとひめ」があります。おとひめは元々は海産養殖魚用として国内で製造されている業務用フードで、その抜群の嗜好性と高い栄養価でランチュウマニアを始めかなり高い評価を得ている餌です。私も一時期おとひめを使っていたのですが、業務用だけあって購入のミニマムが2kgと一般が使い切るには膨大な量がネックです。また、増肉効果を狙って作られた餌だけに成魚のベタにはやや栄養価が高すぎという気もします。あまり調子に乗ってこの餌ばかり与えていると、はっきり言ってデブります(笑)。 そんな訳で、最近は今日紹介の「アティソンおじさんのベタの餌 プロ」って奴をメインフードとして用いていると言う訳です。まぁ、最近日本でもこのブランドの販売代理店が出来たみたいですから、入手も比較的容易だと思われます。もっとも、私はバンコクで大量に購入してきてしまうので、国内の代理店さんから購入した事がありません。ごめんなさい(笑) そうそう、プロ用と一般用の違いはプロ用は色揚げ効果が高いってとこにあるみたいです。それと、この餌はタンパク質含有量が低めなので少しでも含有量の高い(それでも39.9%)、プロ用の方を用いていると言う事もあります。ただ、プロ用をホワイト系のベタに長期間与え続けていると、妙に肌色っぽくなってきますので注意が必要です。 でもこの餌、早々手放しで褒めちぎる訳にも行きません!2枚目の画像をご覧ください。微妙に色の異なる2種類のペレットが混ざっているのがお判りでしょうか?実はこれは両方とも「アティソンおじさんのベタ用餌 プロ」なんです。つまり、ロットによってどうも微妙に規格が異なる見たいなんです。以前開封した容器にいたっては餌の粒のサイズが妙に小さかったですし、先日新たに開封した奴なんて普通のこの餌は浮上性のはずなのに、なんと見る見るうちに水底に沈んでいく始末! OCEAN NUTRITION社の品質管理は一体どうなっているのでしょう!(笑)。ドイツ辺りの観賞魚メーカーでは考えられない杜撰さです。まさか、タイ人?のアティソンおじさんのマイペンライな精神がアメリカ人にも感染してしまったのでしょうか??まぁ、このように「開けてビックリ玉手箱」状態で開封まではどのような餌が入っているか判らない(笑)と言う問題と言うか変な楽しみがあるものの、総じて優秀なベタフードである事は間違いないようです。
2008/03/26
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皆様御無沙汰いたしておりました。重度の腰痛に耐えかねてついに手術入院した私ですが、なんとか生きておりましたぁ~♪手術は先週の金曜日に行い、まぁ麻酔で寝てますから(笑)別にどうってことなく終了。問題はその後!意識が戻ってから病室のベッドで暇な事暇な事!!あんな所に長期入院していたら今度は精神的に参ってしまいそうです。そんな訳で、当然早期退院を企てる私と、少しでも長く病院にいて欲しい周囲の人間との心理戦の結果、今週の火曜日に退院して来ました。 医者は「動ける筈ないっ!」って手術直後に断言してたみたいですけど、人間の体なんて気力で動くもんです(笑)。医者は「信じられん!余程鈍感なんだな!」とか負け惜しみ言ってましたけど、この勝負私の勝ちですな。もっとも、退院当日も腰の辺りが痛いこと痛いこと!はっきり言って目が霞むほどの激痛でしたぁ~!医者や看護婦が退院当日病院の玄関まで見送りに来てくれたんですが、内心では「頼むからさっさとどっか行ってくれぇ~」って思ってました。家族が運転する車に乗り込んで医者たちが見えなくなった所で、冗談抜きで意識が飛んでました(笑)。 もっとも、退院したからと言ってすぐに動き回れる訳ではありません。もちろん、かなり愚かしい男ですがそれくらいの良識はありますぞ!でも、同じ寝たきりなら我が家の方が断然リラックスできますからね~。逸品堂のほうは、甥っ子が私の代わりにバンコクに仕入れに行ってきました。なんだかとっても楽しめたみたいで(ナニが??)、是非またチャンスがあれば行かしてくださいっ!って言ってました。ベタの方も、一体どんな個体を仕入れてくるか戦々恐々としてましたが、とってもまともなレベルで安心しました。もっとも、こんな事じゃ別に私が行かなくてもいいじゃん!とか周りに言われそうでそっちの方が余程恐ろしいですけどね(苦笑)。 入院中は仕事が完全にストップしてましたから、有るはあるはアルは!げんなりするほど大量の仕事やメールが私を待ってくれてました。そんな中で気になるメールが1通・・・「あなたの会社から依頼を受けたプラ容器の製造完了が若干遅れそうです」・・・って台湾の容器屋から。「ふーん、そうなんだぁ~!」・・・って激マズじゃん!本業の方で、私に容器の製造まで任せてくれたイギリスの企業に大ダメージ与えちまうってばサ!早速台湾に電話電話!「もしもし、さかなおやじですけど納期遅れちゃダメじゃん!」「スイマセン!でも御注文いただいた奴はどうしても1ヶ月ほど納期が遅れちゃいます」「だからマズイってば!何とかしてよ。お金だって前金で払ったじゃん」「えーと、似たような容器で別の品番のものなら何とかなります」「サイズは?」「エート、今手元にありません」・・・みたいな感じで埒が明きません。会社としては信用できる所なので、お金を持ち逃げとかそう言う心配は無いんですけど、どうも台湾の選挙に関係有るみたいな感じです。 こう言う時は、すぐに現地に乗り込むのがポイントです!アジアの会社の多くは本当に納期にはルーズですから、メールなんかで督促してると後で泣きを見るのはこっちって事になりますからね~。・・・ってな訳で、腰痛手術も終わったばかりだって言うのに来週台湾出張です!今のシーズン、航空券も大学生の卒業旅行のため非常に品薄です。もちろん、正規料金でビジネスクラスでも買えば大丈夫ですけど。今回は余計な出費だし、たかが台湾くんだりまでビジネスクラスって言うのも・・・って事で、良く落ちると評判の?チャイナエアでチケット確保しましたぁ~!先日の日本での炎上事故の記憶も生々しいですが、噂では統計学的に自己の確率が他の航空会社の10倍程あるみたいです。ちなみに、ガルーダインドネシア航空も同レベルって言えば、チャイナエアのスリリングな実態がお判りいただけるでしょうか? ウーン、我ながらかなりヤバイ感じがします。あっ、もちろん飛行機や仕事の方じゃなくて腰のほうがね(涙)
2008/03/22
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随分と御無沙汰しておりました。本業が想定外の多忙さで、とてもブログ更新する気が起きませんでしたぁ~。海外の会社と契約をした例のブツ(笑)ですが、本来は中身の部分だけ我が社が扱う事になっていたのですが、先方が気を利かせてくれパッケージや容器制作の仕事までこちらに任せてくれました。それは本当にありがたい事で、先日相手先の会長夫妻を腰痛を押して日本で接待した甲斐があったってもんです。 おかげで、国内はもとより台湾くんだりまで飛び回る事になり滅茶苦茶な忙しさでした。まぁ、以前から書いているように多忙なのは望む所ですから別にいいんですが・・・いいんですがぁ~ッ!この腰痛は何とかしてもらいたいものです。先日、腰痛を中無理をして台湾までガラス容器メーカーを訪問しにいった帰りの成田空港での出来事です。飛行機に乗る前から、腰が限界近かったのは判ってたのですが、飛行機から降りて入管に向かう途中いきなり腰に激痛が走り、不覚にもその場に崩れ落ちてしまいました(苦笑)。初めての経験でしたが、あまりに痛い場合、人間はその箇所の感覚がなくなるみたいです。 どうも危ない病気と間違えられたらしく、空港の関係者が血相を変えて走ってきて担架に載せられて医務室?に運び込まれてしまいましたぁ~(笑)。腰痛ってことを話したら、先方は大笑いしてましたけど、こちらは笑うたびにまた腰に激痛が走り最悪でした。それと、余計な事かもしれませんが担架で人を運ぶ時はもう少し丁寧に運ばないと、担架の上の病人はさらに症状悪化すると思います!特に、私の場合は腰ですから痛いのなんのって。でも、無理やり?担架に載せられそうになってる時なんて、冗談抜きの激痛が腰を襲い相手に説明する事なんてできる筈もない状態でした。 結構長時間、成田空港の医務室で休憩させてもらった後、「救急車呼んだ方が」って言ってくれているのを振り切り、駐車場に止めてある車をとりに行き、自宅まで苦行ドライブ(笑)。額に脂汗てからせて自宅前までやっとの思いでたどり着いたのですが、車から降りることが出来ません。車内から家族に携帯で電話をして迎えに来てもらいましたぁ~(涙)。うー、情けねぇ~っ!! そんな訳で、病院嫌いの私もついに観念しましたぁ~(涙)。来週末に手術入院って運びに決まりましたです、ハイ。本当は、その前後にバンコクにベタ仕入れに行く予定だったのにぃ~ッ!どうしてくれるんでしょう。でも、術後の週明けには絶対に退院してきますからねっ。医者は、手術後そんな短期間で動こうものなら、体中に激痛が走って息も出来ないくらいだと言ってます。そんな状態で動けるなら、どうぞ家に帰って安静(これだけは絶対に守れといわれてます)にしてなさいって事ですから、術後が楽しみです。一部知人には無痛症と言われているオレ様をなめんなよぉ~♪
2008/03/08
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ウーン、しばらく前より続く腰痛が思わしくありません。若い頃運動で腰を痛めて以来の持病で付き合いはかなり長いのですが(笑)、ここまで慢性化したのは初めてです。かかりつけの医者言わせると、たった一言「年ですから」・・・。でも、このまま放置すると近い将来起き上がることも出来なくなる可能性が高いと脅してきます。もっとも、少々の脅しに屈するような玉じゃありませんので、医者の忠告なんぞは何処吹く風それこそ馬耳東風状態です。しかしながら、海外出張の度に痛み止めの注射を打って体に無理をきかせるのもチョット辛い年になってきたし・・・ って事で、ここらで一つ年貢の納め時かも知れないと考えるようになりました。再来週あたりに手術入院って事になりそうな雰囲気です。別に手術自体は何でもないのですが、その後数日間病院のベッドに寝たきりになる事が耐えられなさそうです。じっとしていると気が狂いそうになる、幼少のみぎりより「落ち着きの無い人間」として自他共に認める私ですから(笑)。そんな訳で、現在掛かりつけの医者との間で入院の期間についてもめてます。医者は最低でも10日間くらい入院して欲しいというのに対して、私の要望は翌日退院!(笑)。医者は、部処が腰椎だけに運動は禁物と言いますがとにかく病院のあの雰囲気の中で10日間も過ごすのだけは絶対に嫌です! ・・・ってな事で、私としては手術後2,3日で絶対に退院してやると心に決めてますがどうなる事やら。医者は、もはや半ば呆れ顔で「動けるもんなら動いてみろっ!」って言ってました(笑)。でも、すかさず家族が「先生、絶対にそんな約束しないでください!この男は本当に退院しちゃいますからっ!!」って先生に頼んでました。さすがに私との付き合いが長いだけあって、性格見抜いてますね~。私、こう見えても苦痛には無類に耐性があります。先生が認めているんですから、意地でも即退院して見せますからね! そうそう、今日登場した2枚の画像はプラカットのトリカラー・マーブルのメス個体なんですが、物凄い絶品でしょう?通常このレベルのメスはバンコクのコンテストブリーダーは絶対に放出しません。何故って?そりゃもちろん自分の自慢の系統を他のブリーダーに盗まれたくないからです。でも、あんまりにもこのレベルのメスが入手できない状態に号を煮やした私が今回の訪タイの際、なかば無理やり(笑)ブリーダーから仕入れてきました。 販売予定は無く、自分の所で繁殖させてトリカラー・マーブルのメスを安定供給できる様にしようというのが当初の計画でした。しかし、何故かここの所、しばらく暇な筈だった本業がやたらと忙しい事と、前述の手術入院のためしばらく繁殖を手がける事が出来そうにありません。そんな訳で、昨晩泣く泣く(苦笑)逸品堂で売りに出しました。アップしたのは明け方近くだったにもかかわらず、すでに数件問合せが来ている嬉しいような残念なような気持ちでいっぱいです(笑)。ただ、唯一残念なのが今回逸品堂でストックしているオス個体にこれらの絶品メスと同系統の個体が残っていないと言う事です。まぁ、コレだけのレベルのメス個体ですからどんなマーブルに掛けても、次世代は逸品が出現するとは思いますけどね。
2008/02/28
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逸品堂のHPを閉鎖中のため、スパムメールが来るのを見なくて済むのでスッキリしてます(笑)。もっとも、このままでは逸品堂の販売が出来ませんから、仕入れてきた魚の撮影や登録が終了したらまたアップしないといけないんですけどね。逸品堂を御愛顧いただいております皆様、おそらく今日の深夜位には逸品堂再開できると思いますのでもうしばらくお待ちください。現在30時間くらい食事以外は不眠不休で個体の撮影していますので(苦笑) 所で、こうも頻繁に海外出張しているとよほど海外で良いものを食べていると思われるみたいで、家族からも「海外でさんざん良い食事してきたんだから、今日は質素に」とか言われる始末です(苦笑)。でも、そんなに高級なもの食べてないんですよ~。まぁ、欧米に出張中は相手の企業の接待なんかで一流レストランに招待される事もしばしばですが、全額自腹(まぁ、会社の経費ですけど)のバンコク滞在中は本当にチープな食事です。 バンコクの物価は東京に較べて随分と安いので、一流のレストラン入っても我々日本人がぎょっとするような会計になる事はあまりありません。でも、朝から晩までベタを捜して右往左往バンコク市内を移動しまくっているので、ゆっくり食事をする暇がありません。それに、両手に数十キロ分のベタの小袋の入ったズタ袋ぶら下げてレストラン入る訳にもいきませんし(笑)。 てなわけで、冒頭の画像のような屋台料理がバンコク滞在中の昼夜飯って事になります。あっ、ちなみに朝は食べませんので。エート、画像の右側の皿に盛ってある真っ赤な液体に浸った奴が有名なタイ風サラダ「ソムタム」です。材料は未成熟のパパイヤの千切り、トマト、ピーナッツ、ライム辺りに激辛の唐辛子を数本丸ごと混ぜ合わせて、専用の素焼の壺の中でこねくり回して(笑)、ナムプラー(魚の塩漬けから染み出た液体、日本のしょっつるとほぼ同じです)で味を付けたもの。非常に美味で、タイ人は毎日1回はこのソムタムを食べるって言う人が沢山いる程ポピュラーです。 高級タイ料理店でもその辺に沢山ある屋台でも美味しいですが、特にタイ人が普段食べている屋台のものは、普通の日本人ではとても食べられないほど激辛の場合が多いので辛いのが苦手な人は、屋台の人に唐辛子の量を少なくしてもらった方が無難でしょう。また、ジストマの危険いっぱい(笑)のサワガニを叩き潰して混ぜ込んだのが「ソムタム・プー」(プーはタイ語でカニの意味)、さらにそのサワガニを塩漬け?にしたものが入っていると「ソムタム・プー・パラー」って事になります。ソムタム・プー・パラーになるとタイ人でもバンコク生まれの都会っ子には食べられない人が沢山います。何しろ、カニの漬け汁はタールのようにどす黒く変色し、その馥郁たる香りたるやメタンガス湧きまくりの(笑)ドブ川そのものってレベルですから。ちなみに、私は好きですソムタム・プー・パラー・・・ 左の皿の手前にある串焼き見たいのが、台風焼き鳥「ガイ・ヤーン」です。普通は鶏の半身を丸ごと炙った物なのですが、コレはもも肉辺りを適当な大きさにカットしたものです。ちなみに、タイの鶏は物凄くジューシーで味も濃く非常に美味です。もう一つ、藁かなんかを輪にしたものにつなげてあるのが、牛肉をナンプラーに漬けてから一夜干ししたものを炭火で炙った「ヌアデーット・ディヤオ」と言う食べ物で、これまた非常に美味です。これに、もち米蒸した「カオニャオ」と言うのが平均的な1回のお食事って所です。 画像の食事で1回50バーツですから日本円で180円ってとこです。これに昼間ならコーラかミネラルウォーター、夜ならビールですからバンコク滞在中の食費なんて本当に微々たる物です。・・・って書いてから思い出しましたが、私の場合これ以外の皆様の想像をはるかに凌駕した量のトロピカルフルーツが間食として用意されておりますです、ハイ(笑)。
2008/02/21
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随分とブログの更新も間が開いてしまいましたが、本日久々に(笑)日本に帰って参りました!今回の海外出張は長かったですね~。さすがに、すこしだけ時差ボケになっている気がします。もっとも、旅の最後にお決まりのバンコク入りしてきましたから、ここで随分と時差ボケは解消されたと思われます。ちなみに、日本とバンコクの時差は2時間です。 今回の出張はと言うと、本業の方は非常に順調と言うかまぁ予定通りだったのですが・・・前回に引き続き今回もバンコクでのベタの仕入れは少々苦戦しました。今回は土日の2日間を買い付けに当てました。帰国までの維持管理を考え、初日は丈夫なプラカットを、そして日曜日にヒレの長くデリケートなショーベタとクラウンを買い付けるという完璧なスケジュール!・・・だった筈なんですけどね(苦笑)。土曜日は非常に順調でしたが、日曜日は午後から猛烈な雨に見舞われ道路があちこちで水没状態!予定していたファームの半分も回る事が出来ませんでした。 まぁ、相手が自然なので怒ったって仕方ありませんからこれは良しとして・・・問題と言うか頭にきてるのが、猛烈な数のスパムメール!出張中は逸品堂のホームページのメンテできませんから放置してあったのですが、先ほど帰国して恐る恐るメールBOXを覗いて見ると、あるは有る有るあるアルッ!(苦笑)。削除するのも嫌になるほど大量のスパムメールが来てました。まぁ、ある程度は予想していたのですがここまでとは・・・ あまりにムカついたので、逸品堂のHPを一時的に閉鎖してやりました(笑)。知人から、こうやってスパムメールが送れないようにすれば少しは効果あるって聞いた事があるものですから。どっちみち、仕入れてきたベタの撮影終了しなければ逸品堂の販売再開にならないですしね。内容は皆さんの所にも同じようなものが来てると思いますが、ほとんどが出会い系サイトへの導入などエロ系です。「××さんに聞きましたが、あなたはまだ童貞だそうですね」・・・って、すでに既婚で子持ちなんですが(笑)「最近、あっちの方が役立たずになってしまったとお伺いしましたが」・・・うーん、この辺は微妙かぁ~ッ(笑)。 一応、キーワードを使ってスパムメールを受信と同時に削除するソフトを使ってるんですけど、まだまだ大量にやってきます。厄介なのは、逸品堂のお客様からの問合せと区別が出来ないような微妙な題名の奴です。コレは問答無用で削除する訳行かないしなぁ~。それと、少し気になるのが、今回の出張前に海外の知人に頼まれて「セイコーの海外輸出モデル」を購入しようといくつかの通販ショップを見て廻ったのですが、帰国してみると「海外モデルの時計が大安売り!」とか「アナタだけにニセモノロレックス売ります」みたいなスパムが大量に来ていた事。コレって、時計の通販ショップのサイトから情報が漏れてるって事なんでしょうか?? いずれにしても、いい加減にどうにかならんもんでしょうかね~。延々と削除作業を続けるのもいい加減飽きちゃったんですが(苦笑)
2008/02/19
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逸品堂を始めてから、温室の中がベタだらけになっちゃって自分の好みとかに関係なくひたすらベタの世話に追われている気がします。そんな私の最近の密かな楽しみがバリアタスコレクション!バリアタス(Xiphophorus variatus)はプラティに非常に近い卵胎生メダカの1種で、原産国はメキシコです。もっとも、よほどの事がなければ原種が我が国に輸入される事は無く、今見かけるそのほとんどすべてが東南アジアブリード物でしょう。 ただ、プラティほどにはポピュラーではなく何処のショップでも見かけると言うほどではありません。飼育管理の容易さはプラティ同様なのですが、成熟するまでにプラティよりも時間が掛かる為なのか市販価格はプラティよりは若干高めのようです。また、カラーバリエーションもプラティほど豊富ではありません。 じゃあ、何だってわざわざバリアタスなんて飼うのさ?って思うでしょ?でも、バリアタスにはプラティには無い長所があります。それは、背ビレがビローンと伸びるセイルフィンタイプの見事さはプラティの比ではありません。プラティの背ビレが伸長するタイプはせいぜいピンと尖って見える程度で言わばハイフィンどまり。でも、コンテストレベルのバリアタスの背ビレは、絹のスカーフが風にたなびくが如く見事さです。 少しはベタ以外の魚も楽しみたいなって思った時に「バリアタスでもやるかぁ~っ!」って考えたのは、背ビレの見事な個体を作って楽しもうと思ったらから。欧米では品評会もあるようですが、我が国にではそこまで評価されていないため逆に周りの雑音に気をとられる事なく自分の趣味道を邁進できるでしょう。 今のところ、海外に言った際に気に入った個体を見かけたら購入してくる程度ですが、最終的にはボディが朱赤で背ビレが透明感のあるピュアイエローの個体を作出すべく頑張ってみよと思ってます。そんな訳で、我が家の温室には現在バリアタスの稚魚がワンサカ泳いでます。まずは、目標を目指す前に自分の所の系統をきちんと確立しないとね。 それと、バリアタスはプラティと非常に近縁な為両者は簡単に交雑します。と言うか、現在市販されている改良品種のプラティやバリアタスはほぼ確実に過去どこかの時点で両種が交雑されていると考えた方が良いでしょう。たとえば、プラティのサンセットって言う品種なんかは、元々はバリアタスの1品種のカラーリングをプラティに移したものです。だから、その辺にはあまりこだわらずにのんびりと楽しんでいければなぁ~って思っている今日この頃です。
2008/01/26
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やったぁ~!ついに取引先の会社の会長ご夫妻が無事イギリスに帰国しました。って正確には成田空港で別れただけですけどね(笑)。うーん、腰の激痛に耐えながら良くぞ頑張りました。我ながらこの腰を褒めてやりたいもんですって事で、成田からの帰りにどこかの日帰り温泉でも立ち寄って少しゆったりとしていきましょうかね~♪ 本当はこの後、腰痛に耐えながら家まで車運転しなければいけないと言う最後の難関が待ち受けているんですけどね。腰痛の際の車の運転と言うか、シートに座る体勢の辛い事ったらありませんから。でも、数日間キングスイングリッシュ漬けの生活から脱出できただけでも十分幸せです。なにしろ、会長夫人(この方が現社長です)は生粋のイギリス人らしく、私の思い切りブロークンな英語を懇切丁寧に訂正指導してくださいます。例えば私が「この間、御社を訪問した際に門柱のクレマチスが本当にキレイでしたよね」とか言うと、「ノゥッ!クリメイティス!!」、仕方なく私が「ク、クリメイチス?」とか言うと「ノゥ!!クリメイティスッ」って、彼女が満足できる発音になるまで延々と訂正し続けます(涙)。終いにはこちらもいい加減ムカついてきて「うるせーなッ!だからクリメイチスって言ってんだろ!!だいたい、クレマチスって言うんだよ日本じゃな!」って言いたくなってきます。もちろん、そんなこと絶対に言えませんけどね(苦笑)。 とにかく、この駅前留学NOVAよりも過酷な?語学研修(笑)も終わった事だし、少しのんびりしたいなぁ~って思う今日この頃でした。今日、これ以上運転するの嫌だし東京とは逆方向に突っ走って、どこか温泉で一泊しちゃうかぁ~?
2008/01/24
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御無沙汰しております。今年初の海外出張は、腰の激痛と言う持病発生ながらも何とかこなしたのですが、後がいけません。よりによって、こんな時に取引先のイギリス企業の会長ご夫妻が来日されました。連日、関連会社に連れて行ったりなんだりで朝から晩まで付きっ切りです。ちょうどこの時間からしばらくは、本国に電話で連絡すると言う事でホテルの部屋に戻るためしばしの休息タイムです。 この間の日曜なんて「私は日本の古都、京都に行ってみたい」とか言い出す始末。頭の中にこの季節の京都の寒さと坂の多さが浮かんだので、とっさに「この季節の京都はオフシーズン!やっぱり、桜の季節か秋の紅葉シーズンに行かなくっちゃっ!」と言ったのですが、妙に日本と言うか東洋の神秘に憧れているこのおじいさんったら「なんのなんの、このシーズンの京都、奈良に行ってこそ日本人の侘び寂びの心が満喫できる・・・ってガイドブックに書いてあった」とか言いはじめて(涙)。 結局行かされました(苦笑)。金曜日に大阪で仕事の後京都観光に・・・。会長夫妻は大喜びでしたが、こちらは腰の激痛に耐えるのに精一杯。この寒空の中額には汗が・・・もとい脂汗が。そして事件は清水寺で起きましたぁ~!(笑)。例の「清水の舞台」で下界を展望しながらジョーク混じりの会話を交わしていたら、なんだか会長の笑いのツボに入ったらしくいきなり大声で笑いながら私の背中をドーンと・・・。その時腰に走った衝撃たるや、そのまま冗談抜きで清水の舞台から飛び降りちゃおうかと思ったほどでした。おかげで今でも腰には激痛が残ってます。明日1日で彼らは帰国しますから、それまで頑張るんだぞっ!オレの腰っ!! 今回のの久々の腰痛の影響は少なからず逸品堂の仕入れにも影響しています。仕入総数が少なめだったのはもちろんの事、持ち帰る重量を少しでも少なくするために普段より小さめのパッキングをした事でショーベタに被害が(涙)。今回持ち帰ったショーベタの3割くらいが写真のようにヒレの先端部分が破損して到着しましたぁ~!まぁ、バンコクでパッキングしている時からある程度は予想していたんですけどね。プラカットは問題ないにしても、ショーベタはこうなるだろうなって事。 こうなるともはや販売する訳にはいきませんから困ってしまいます。例え1ヶ月ほどして復元しても、良く観察すると破損した部分は何か色が違ったり問題が残ってますから。うーん、こいつら一体どうしてくれよう?トップの画像のマーブルなんていい個体なんですけどね~。それと、頼むからイギリス人早く帰ってくれぇ~(笑)。腰の激痛に耐えていつも笑顔でいるのにも限界ってもんが!タクシーから何気にスッと降りる動作だけだって、5000kcalくらい消費してるんだぞっ!
2008/01/23
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皆様御無沙汰いたしております。2008年度初の海外出張も無事?終了いたしました!・・・って?が付くのは、ビジネス関連は問題なく終了したのですが体調の方がチョット。実は私腰痛持ちでして(苦笑)、原因は学生時代にスポーツで腰を痛めて事によるものです。当時から医者には「君、年取ってから腰痛で苦労するよぉ~っ!」って忠告されてましたけど、別に年齢に関係なく若い時から時折腰痛が勃発いたしますです。 今回の場合は間違いなく長時間飛行機の狭苦しい座席に座っていた事に起因すると思われます。まぁ、ビジネスクラス使うべきなんでしょうがサラリーマン時代なら間違いなくビジネスシート主張していたはずの男ですが、自腹となると、うーん・・・(笑)。ってな訳で、ただ今体調面では絶不調に近いと言うのが近況です。 今回の腰痛は行きにシカゴに向かう飛行機内で発生しましたから、向こうでのビジネスはすべて腰を抑えながらやってます。そんな腰に激痛を感じながら、クソ暑いバンコクの市場にベタ買い付けに行くんですから我ながら偉いと言うかお馬鹿って言うべきか(苦笑)。でも、正直言って辛かったですね~(涙)。ただでさえ腰痛のため上半身をくの字に折り曲げないと歩けないのに、その両手に20kg近いベタ(大部分は水ですけどね)の入ったバックをぶら下げて歩きまわらなくっちゃいけないんですから。 あまりの辛さに買い付けの途中でバンコクの市場内にあるセブンイレブンに立ち寄りミネラルウォーターを購入し一休みする事に。自然と腰をかばうように左手を腰に当てて一気飲みっ!・・・ん?待てよ、コレって体育会系人間の由緒正しき牛乳の摂取体勢ではないかぁ~っ!とふと頭に浮かんだものですから、再度セブンイレブンに突入して牛乳買って見ました(笑)。日本も含めて牛乳をコンビニで購入するのは初めてですね~。 さぁ牛乳を右手でグッと握り締めてぇ~っ、左手は腰に当ててっと・・・コレで良しっ!「それ、一気、いっき、イッキッ!」・・・ってぐわぁっ、何じゃこれぇ~??なんだかバンコクの牛乳は激マズでした。後で、タイ人の友人に尋ねるとタイでは牛乳をあまり飲まないらしく、多くの製品が脱脂粉乳を水に溶かしたもの?、この辺互いのボキャブラリー能力の問題であまり正確ではない翻訳になってるかもしれませんが、とにかく牛乳ではなかったようです。 はっきり言って、激マズです!えーと、無理に例えるならばクリープを中途半端な量ぬるま湯に溶かしてから冷ましたような味とでも申しましょうか(笑)。個人的な見解を述べさせていただけるならば「タイ人が牛乳をあまり好まないのではなく、この乳製品?の味が嫌いなんだと思いますっ!」
2008/01/19
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随分と遅くなりましたが(笑)、皆様明けましておめでとうございます。久々のゆったりとした休養も終わり、いよいよ2008年「さかなおやじのひとりごと」も始動開始です!昨年中は多くの皆さんに御来訪いただきまして、50万HITと言う大台にも到達する事が出来ました。ただ、第3者的に振り返ってみると、記事の内容がベタに偏りすぎていた感がありますね~(苦笑)。今年は、もう少し満遍なくブログを展開して行きたいと思っております。トップのロングフィンアカヒレの画像は一度使った事のあるものなんですが、おめでたい時に使うのにもってこいなので(笑)、正月用と言う事で再登場願いました。 ・・・ところで、早くも来ましたよぉ~ッ!今年最初の海外出張が1月10日に決まりました。昨年は海外出張が1年間で15回と言う猛烈な回数でしたが、今年もそれを上回るペースになりそうです。しかも、予定よりも10日ほど出張が早まりました。コレじゃ、おちおちと御屠蘇気分で浮かれてなんていられませんね~。 でも、実の所内心少しホッとしています。だって、海外の仕事ばっかりで国内にいる時は結構暇そうにしているらしくて、子供からプー太郎扱いされてますから(笑)。本当は逸品堂の方でかなり忙しいんですけど、温室に行って作業してますから家族にはわかってないんでしょう。まぁ、スーツ着て馬鹿でかいスーツケース持って家から出て行けば、近所の人だって「ああ、やっとさかなおやじさんは仕事が見つかったんだね~っ!」て思ってくれるでしょうしね!今回の出張はシカゴなんですけど、ちゃあんと帰りにはバンコクに立ち寄ってきます!逸品堂の方では初荷って事になりますけど、御期待ください!!
2008/01/05
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年の瀬も押し迫って来た事だし、一年に1回くらいは部屋の整理をって思いたって作業を始めたのはいいのですが、なかなかはかどりません。その最大の原因が、山のように保有している蔵書!最近小説は文庫本で購入し、読み終えたらゴミ箱直行(笑)にするようにしてからまだ少しはペースが落ちましたが、それでもハードカバーの書籍はいい加減にしろって言うレベルです。以前家を新築した際に、書斎スペースの床下補強を業者に頼んだ所「そんな必要ありませんよ!お客さんも心配性ですね~」とか言いながら私の元に来て蔵書の量を見た瞬間に絶句・・・その後黙々と重量計算とかしてましたっけ(笑)。そんな個人で所有するには多すぎる蔵書の中から、いくつか生物関連書籍を紹介しようと思い立ちました。 トップバッターはコレっ!ドイツのメルグス社という所が出しているAQUARIEN ATRASです。我が国ではドイツアトラスという名前で一部マニアの支持を集めている観賞魚図鑑です。私が現在所有しているのは第1~5巻で、各巻1000ページ弱と言うとてつもないボリューム!基本的には見開きの左ページが飼育管理情報や種の解説右ページがカラー写真となっていて、見開きで2種を解説しています。全巻で一体何種類の観賞魚を紹介しているのかよく知りませんが、単純に900ページ×5巻÷2頁×2種(笑)とすると4500種って事に・・・。まぁ、いずれにしても種類数では同じドイツのアクアログと並び世界最高レベルの本である事は確実でしょう。 我が国のゴリゴリマニアの中にはこの本をバイブルのように扱う人もいたりするドイツアトラスですが、個人的な評価としては???ってとこです。 何故かと言うと、魚種名と該当する写真が明らかに異なるケースが結構多いのです。つまり、初めてみた魚の名前をこの図鑑で調べようとすると全然違う魚種名が付けられていたりするって事です。確かに、コレだけの種類数を扱って写真と記事をきちんと管理するのは大変な作業だとは思いますが、一応その道のプロなんでしょうからもう少し頑張って欲しいものです。もっとも、編集者は書籍の編集に関してはプロでも魚に対する知識があるとは限りませんからね~。 更にこの問題を深刻にしているのが、この書籍が洋書(当たり前だっ!)と言う点にあります。しかも、1、2巻は英語バージョンがあるようですが残りはドイツ語表記です。一体我が国のアクアリストにドイツ語読める方は何人くらいいらっしゃるのでしょう?普通に考えれば、写真を見て魚種名を探し、ドイツ語の解説の中から水質や水温などドイツ語読めなくてもわかる情報を拾い読みって事になるんじゃないでしょうか。しかし、その肝心の写真と魚種名が間違えていたら??(苦笑) そんな訳で、私個人としてはあまり信用をおいていないドイツアトラスですが自他共に認める魚オタクのあなたなら是非とも一家に一式!(笑)。私も仕事でドイツ行く時によく知り合いのショップのオーナー辺りからドイツで買ってきてって頼まれます。確かに日本で購入するとかなりの高額ですから。でも、滅茶苦茶重いんですよね~。はっきり言って、持ち歩くレベルを超越しております。
2007/12/26
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うーん、暇です(笑)。今年1年間海外でばかり仕事をしていたせいで、国内では「おさかな逸品堂」以外に仕事がありません!まぁ、こうしている間にも契約先のイギリスの企業は着々と来週の準備をしているから、別にのんびりしててもいいんですけどね~。あんまりペローンってしてると、御近所の目が気になって・・・。家族からは「パパはプー太郎なの?」とか「引きこもりになったのかしら」とか言われる始末で(苦笑)。 そうかと言って、来春からまた地獄のような海外出張が始まるのが決まっているだけに、うっかり国内で仕事取れないし・・・って事で、仕方がないから?このブログ頑張る事にしましたぁ~♪「最近記事がベタ関連ばかりでケシカランッ!」と言うお叱りも多数頂戴している事ですし、ちょうど良いかなって思いまして。 せっかくなんで、何か目標をと思いまして、来春までに楽天ブログのペット部門の不動の3位になるっ!って事に決めました(笑)。なんで1位を目指さずに3位かって?・・・そりゃ上位2つのブログが別格だからです。方向性も私のブログとは違うみたいだしね。 ってな訳で、今日からいきなり心を入れ替えた「さかなおやじのひとりごと」は以下のようなスケジュールで記事を更新して行きます!・・・正確には前向きに検討しますって言うか善処しますって言うか(笑)。 月曜日は独断と偏見の生物学と題して、生齧りの中途半端な生物学の知識を皆さんに自慢げにひけらかそうって言う悪趣味のカテゴリーです。あらかじめ申し上げておきますが、あくまでも個人的な見解が満載ですから、その道のスペシャリストが目くじら立てちゃあいけませんからね。そういう意味では、本人が信じきっているフィクションとでも申しましょうか(笑) 火曜日と金曜日は私的熱帯魚図鑑と題して,以前頓挫したままになって放置してあったコーナーを復活させます。まぁ、簡単に言うと自分の好きな魚だけを好き勝手に紹介するというこれまた無責任なコーナーです。ちなみに、このコーナーはどこかの出版者の目に止まって1冊の本として世に送り出される事を主たる目的としてます(爆笑)から、以前すでに紹介した魚に関してもそんなこと無視してはじめからやり直します。目指せ直木賞っ!! 水曜日と土曜日はさかなおやじの言いたい放題と題して、息抜きって言うかさかなおやじの身の回りにあった出来事や世間一般の問題など、別に魚にこだわらずに取り上げて好き放題放言させていただくという、まったく役に立たないばかりがヘタすると害を及ぼしかねないコンテンツなので、この日はブログに訪問していただかない方が良いかも?(笑) そして木曜日は観賞魚用品をぶった切る!と称して、これまた以前一度スタートしながら尻すぼみに終わった企画の復活です。まぁ、以前はまだ国内の観賞魚メーカーさんとお仕事していた関係上言いたくても言えないことが多々ありまして・・・。でも、今なら切捨て御免状態です!別に悪口ばかり書くつもりはありませんが、万が一該当メーカーの社員の方がご覧になって「この野郎っ、嘘ばっかり書きやがって!営業妨害で訴えるぞっ!!」って言う場合は、このブログ上など公の場でのみ討論させていただきますので、心してかかってきやがれっ(笑) ま、1日くらいは休みがないと・・・ということで日曜日はお休みとさせていただきます。それと、逸品堂通信とベタ今日の逸品は、紹介したい事がある場合に不定期で更新と言う事であしからず。まぁ、大概のコンテンツが企画倒れになる私のことですからいつまで続く事やら・・・って思っているそこのあなたっ!!スゴク失礼だぞっ!!(笑)。日本人の美徳として、心からそう思っていても態度に出しちゃイカン。例え、それが真実であってもだ!
2007/12/22
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