◆ アニメ 百妖譜 第二期 0
◆ アニメ 百姓貴族 2nd Season 0
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佐村の母親が店に乗り込んできた!にこやかで、手土産は入手困難な高級菓子。(お金ないと言っている割には気前がいい。見栄っ張りか)だが丹羽は不愛想に応対。彼女は動ぜず「私も、世間話をしに来たわけじゃないので」「単刀直入に言わせてもらいます。未祐のお給料、もう少し上げていただけませんでしょうか」息子はアパレルの仕事をし、成績優秀で二年で店長になった とも言う。それは・・・佐村、母親に嘘を言っていたのだな。「なぜ、ドッグトレーナーなんかになろうと思ったのか知りませんが」うわぁ・・・これは失礼な発言だわ。丹羽も「あんたの息子は、ここではただのポンコツだ。一生、給料なんて上がんねぇよ」まるでチンピラみたい。「ここに来る前は、飲み屋で働いてたはずだぞ。道で拾った彼女と同棲しながら」あーっ!事実を暴露した!佐村の承諾もなくそんなことを!まずいよ(>_<)優子やサンジュに手を差し伸べ、丹羽と藤原の間に入った佐村について「あの子、誰も見捨てないでなんとかしてあげようとするのよ」律佳は彼のことをよく認識している。佐村は、自宅を訪ねてきた丹羽に「サンジュを裏切った自分に、彼を迎えに行く資格はない」と力なく言う。母は佐村が子どもの頃から、彼が家族のために尽くすのは当たり前 という態度だった。やって当たり前・できて当たり前。「それが悲しくて、しょうがなかった」成長とともに悲しみが嫌悪となり、母から逃れるために実家を出た。「母親にされて一番イヤだったことを、サンジュにしてしまいました」「いつの間にか、できることを当たり前と思うようになってました。褒めることを忘れて、できないことだけを叱ってました」涙声で話す。丹羽は「サンジュがエサも食べずにお前を待っている。迎えに行け」と促す。「やり直したい!」佐村とサンジュは、再び良きパートナーとして歩みだす。今回のことで「こいつダメダメだから、生徒からやり直し」お客さんと一緒にトレーニングを受講する佐村。佐村の母を「嫌いなんだよ!」容赦なく言う丹羽。佐村は一笑に付すが、これもかなり失礼な発言。「マインドコントロールみたいなものなのかな」「産んでもらったんだから当たり前って、ずっと言われてたから」産んでくれって頼んだわけではないのに。でも佐村は、生まれてきたことに感謝しているのだね。母から佐村に、電話がかかってくる。それを`撃退´する丹羽。かなり荒っぽいが、佐村が踏ん切りをつける機会になり「ここからもう一度、僕は僕の人生を始めよう。サンジュと一緒に」一人の青年の成長(再出発)で、締めくくりとなった。優子が絵麻に嫉妬!佐村、面倒くさいことになりそう(笑)藤原との和解はなかったな。生徒「未祐くんって、気軽に相談しやすいし、助かってたんだけどな」「初心者への教え方とっても上手だし!」近寄りがたい丹羽と違い、佐村は明るくて物腰柔らかいからね。生徒たちの声によって、佐村は再びトレーナー見習いに復帰。(彼の能力を業務に生かさないのは、店にとって大きな損失)記念写真・・・なぜが優子が仏頂面。佐村の隣に絵麻がいるからか?ひとまず大団円。ウルソンとリボンちゃんが、一番かわいかったな。(松田 健一郎がこの2匹の他、藤原も演じていたので驚いたわ)丹羽・泉・久宝 学生時代から続く、この三人の関係も良かった。(久宝がリボンに、優しく話しかけるシーンが好き! )丹羽は、思ったことを遠慮なく言いすぎる。社会性がなさすぎる。接客業の意識もないし。開店休業状態だった店を賑やかにした、佐村の接客能力がすばらしい。丹羽は偉そうにしているが、なにかと器用な佐村がいなければ、店は成り立たない。師匠として厳しいのはいいが、働きのいい従業員にちゃんと感謝しろよと思った。(二人の間で、どういう雇用契約が交わされているのか?佐村は最低時給で働いているのか?)声優たちが皆、巧かったな。初回、佐村がワーワー凄く騒がしくて「うるさい!この作品、私に合わないようだ」と思ったが、結局は全話視聴した。原作漫画、読みたいな。犬を飼っているわけではないけれど、続きを知りたい。
2024年03月18日
佐村は、ペットクリニックと店で子犬や初心者向けのコースを担当。サンジュもよく懐き、指示に従うようになった。すこぶる順調なので、見習いを名乗っているが「丹羽さんはそろそろ僕のことを、一人前のドッグトレーナーとして扱ってくれても、いいんじゃないかな?」自信を深め、そう思うように。しかし丹羽は、サンジュの異変に気付き始める。丹羽のように`指パッチン´したら成功し、大はしゃぎの佐村。(喧しい!)調子に乗っている。* * *サンジュが佐村の言うことを聞かなくなる。荒れる。反抗ばかり。無駄吠えは近所迷惑だわ。ついに噛みつかれてしまう!これでは、パートナー犬として一緒に仕事ができない。やむを得ず、サンジュを店に連れていくのをやめる。丹羽にも律佳にも、正直に話せない。母から電話がかかってくる。「サキが車を買うから、半額払って」と無心される。あぁ、お母さんがいわゆる`毒親´。丹羽から「明日はサンジュを連れてこい」と連絡がくる。ため息が出る佐村。* * *案の定、佐村の指示に従わないサンジュ。生徒たちが不審に思うのはまずい・・・焦る佐村。サンジュに噛みつかれてしまう。(もう、ごまかせない)かなり出血!丹羽が手当てするより、病院に行かないとダメだよ!サンジュと良好な関係だったのに「急におかしくなちゃって」「心当たりはないのか?」「本当にないのか?」「ないよ!逆に教えてほしいぐらいだよ。本当に順調だったんだ!」大声を出して、師匠にキレる。「わかった。なら、サンジュは当分 俺が預かる」「わかんねぇか?これ以上 一緒にいても、関係が悪化するだけだ」あるね、そういうこと・・・。お互いに傷つけあって、より関係が悪くなるってことが。「関係修復なら、自分でやります!僕だって、ドッグトレーナーだし」「誰が`見習い’を外していいと言った?」丹羽の許可なく、偉そうにドッグトレーナーを自称するから。「お前の生徒は、俺が面倒見る。パピークラスも、当分 中止にしてくれとノスケに伝えておく」丹羽にも久宝にも、迷惑をかけることになるな。「待って。意味が」「原因がわかるまで、来なくていい」佐村を睨みつける丹羽。目が怖い。(どういうこと?わかんない。わかんないけど、どうやら僕は、仕事もサンジュも失ったらしい。何が悪かった?)反省すべき点がわからない。思い当たらない。仕事と愛犬から離されるほど、悪いことをしたのか?と。* * *佐村宅にサキがやってくる。サキ=妹と思ったら、弟!男子に女子みたいな名前を付ける親・・・今風ね。うわぁ…金遣いの荒い母。弟は黙認。「兄ちゃんから注意して」と言って帰る。「・・・お前が言えよ」内心、ムカッとする。『それくらいできるでしょ?』長男の佐村に、なにかと頼ってきた母の口癖が思い出される。自分もサンジュに同じことを言っていた!ハッとする。母の浪費癖に疲れた父からも、頼りにされた。かわいい弟の世話は苦にならなかったが(できて当たり前・・・その扱われ方が嫌だった)これだね。サンジュも同じ気持ち(不満)をもつようになった。(本当だね、丹羽さん。もっと早く突き放せばよかった)(同じことをしてるって、気づかないような人間になる前に)丹羽が言ったことを、ようやく理解する佐村。母の言いなりになるのは、不健全である。[もう家に入金は無理です]メッセージを送る。佐村の住むマンションが立派なので「とても普通のアルバイトで払える家賃ではない」と思っていたら、まさかの事故物件。半額!* * *幼少期からイヤだと感じてきたことを、知らず知らずのうちに自分もやっていた・・・怖いな。洗脳というか、当たり前の日常として受け入れているからだろう。無意識の怖さである。おかしなことを拒否する・そこから離れる そうしないと、問題に気づけないままズルズルと、望ましくない方向に進んでしまう。・・・自分のことを指摘されているように感じた。反省した佐村はサンジュと関係修復し、謙虚に修行を続けると思うが、どうなるか。
2024年03月10日
仕事に行き詰る漫画家の林。出版社からダメ出しされ、落ち込む日々。林には相棒の犬・茶太郎が、自分に話かけてくれているように見える。まるで、漫画の台詞みたいに。「いいよ、飼っても。どうせ、林さんしか入居者いないんだしさ」大家さんが寛大でよかったね。「上京して、このボロいアパートを借りて」いや、あの~・・・全然ボロくない!外観も中もきれい・広い・日当たりいい・他に入居者いない。貧乏な割に、住環境は良い!茶太郎が原因不明の難聴になり、これまでのように`会話´できなくなる。聞こえない茶太郎との接し方を間違えて、噛まれてしまう。どうすればいいか・・・考える林。〈仕事がうまくいかない俺を、茶太郎だけが支えてくれた。今度は俺が、茶太郎を支えるんだ〉〈それから常に、茶太郎の立場になって行動した〉一番大事なことだね。まず、自分の姿を見せて認識させる。床の振動で気づかせたり、指示のポーズを決めたり。〈テレビで、手話通訳の人を見て思いついた〉〈目を見てもらって、大きな口でゆっくり言葉を話しながら、茶太郎用の手話をする〉茶太郎と意思疎通したい一心で頑張る。〈すぐに覚えてもらえるなんて思わないで。俺だって、いきなり手話なんて覚えられないもんな〉〈気長に根気よく、大きな口で!〉同じことの繰り返しでも、イライラして茶太郎を怒ったりしない。〈絶対 伝わるって信じて!〉そう思える関係を築いてきた という自信。散歩中、フンをする茶太郎を大声で、大げさに褒める。「出った!出った!うんちょ出たー!」それを見ていた子どもたちが「きもーい」「変な人だ」冷たい視線を注ぐが〈誰が見てても気にしない。何を言われても関係ない!〉〈お前にさえ伝われば〉いや、誰が見ても変質者だよ。林の表情や体の動きで、褒められていると理解した茶太郎は、久しぶりに`笑顔´になる。感激する林。努力の甲斐あって〈その日から俺と茶太郎は、また会話ができるようになった〉〈もっと大げさに、感情を漫画にぶつけてみましょうよ〉編集者に言われた言葉を思い出す。〈そっか!漫画も、音のない世界だから…〉ピンときて描いた作品が、採用となる。~ ~ ~「もし、もっと茶太郎と通じ合える方法があれば、教えてもらいたくて」ProudDogにやってきた林。しかし丹羽は、教えることはない と返す。「あんたが茶太郎に教えたのは、ハンドシグナルと呼ばれるトレーニングで、聞こえない犬とのコミュニケーションに最適な手段だ」確立された訓練とは知らず、独自に行って成功させていた。「ただ、食事の前に`待て´をさせるのはあまりよくない。我慢させた反動で早食いになってしまったり、フードへの執着が強くなり、皿に触ると噛みつくようになったり」なるほど…食べることを邪魔されると、人間だって神経に触るものね。~ ~ ~林も佐村も言わなかったが、茶太郎について相談すべきことが一つある。散歩している時、他の犬が現れると不機嫌になって唸り声を出し、自分のリードに嚙みつくという荒っぽい真似をする。出くわした人・犬を怖がらせる問題行動だ。それを見た佐村が林に名刺を渡したのに「あの時の!」とならないのはおかしいな。忘れてしまったのか?いつになったら丹羽や佐村が出てくるのだろう・・・まだなの?今回は出てこないの?と思いながら見た。後半から林の声の声が大きくなる・よく喋るようになるので、騒がしくて不快だった。でも・・・相手の目を見て話す・大きく口を動かして喋る・ハッキリ大きな声を出す・思い切り喜び笑う 犬のために毎日そうしているうちに、出版社の人に対しても以前より顔を上げ、ハキハキ話せるようになったのでは。やはり、口をよく動かし、通る声で喋るようにすると、人は前向きな気持ちになるのか。目線や姿勢も変わるだろうしな。林の顔にある黒い線(クマ)や、小汚い身なりもイヤだった。(役柄だとわかっているが) ボサボサの髪も切れ と思った。バラを育てる大家さんが、優雅で優しい人だった。丹羽は、お客さんを`あんた´と言うのをいい加減にやめないと。失礼だよ。常識なさすぎる。
2024年03月04日
律佳が東山に、トリマーとして駆け出しの頃の話をする。* * *丹羽と律佳、仲いいな。笑丹羽と師匠・藤原との関係も良好だった。【女3代で受け継いできた大事な店を、どうしても潰したくなくて】祖母と母が引っ越し、自分は残って店を続ける決意をする。『律佳をよろしくね!女の子だから!』男に鍵 送ってどうする!(-_-)律佳の母が、娘の幼なじみ・丹羽に合鍵を預ける。笑 信頼が厚いとはいえ…。「でも、一人で店を切り盛りするのは、想像以上に大変だった」「今までは母と二人でこなしてた 一日5頭から10頭の予約を、一人でこなさないといけない」トリミングの他にも仕事がいっぱい。息つく暇もない。「カットが終われば写真を撮り、カルテをつけ、飼い主さんへの報告書作成。要望があれば送迎も」へぇー、きめ細かい対応をしている。【リサラがいるから頑張れる】愛犬を心の支えに、奮闘する日々。しかし、困った客もおり、ストレスが溜まっていく。【このままでは、仕事が嫌いになってしまう】眞一郎は楽しく仕事しているのに、自分は違う。それが「情けなかった」リサラのトリミングすら【やる気が出ない】【休みの日まで、トリミングしたくない】休日は仕事を忘れたいものだ。なんらおかしなことではないが、愛犬のトリミングはしてやらないと・・・。* * *友人に誘われて、学生時代に好きだったバンドのライヴに行く。「あの頃 好きだったバンドを見れば、戻れそうな気がした。トリミングが楽しくてしかたなかった、あの頃の私に」このままではまずい。かつての自分を取り戻したい。夜、老犬のリサラを置いて外出するのが心配だったが、幸い何事もなく済んだ。友人から【休みの日ぐらい犬から離れて、気晴らししなよ】と言われ、心が多少 軽くなる。* * *丹羽が藤原からもらったケーキを持って、律佳の家に行く。留守なので合鍵で入る。(役立った 笑)リサラの毛がボサボサなのが、目に留まる。ライヴから戻った律佳に【リサラ、ボサボサすぎねぇか?どこに行こうと勝手だが、ブラッシングぐらいしてやれよ】【忙しいのよ。しょうがないじゃん】【酒 飲み行く時間あるんだろ。せめて目にかかる毛だけでも】【ウルソンみたいに簡単じゃないの。時間かかんの!大変なの!トリマーでもないくせに、口 挟まないでよ!もう帰って!】つい感情が爆発。丹羽を怒鳴って追い出してしまう。リサラに手入れが必要なのはわかっている。でも、忙しすぎて向き合えない。休日は外出して、仕事を忘れないとやってられない。* * *リサラは病気にかかっていた。丹羽に報告し、泣きながら【14歳だもん。頭ではわかってたよ。一緒にいれる時間はそんなに長くないって。わかってたのにトリミングもしてあげずに、リサラ放って遊びに行ってたのよ、私は!病気が進行したら、もっと毛がなくなっちゃうのに。ライブなんて行かずに、トリミングしてあげればよかった。もう、ショーカットにしてあげられない】わかっていてもリサラを優先しなかったのは、仕事を忘れる時間がほしかった(必要だった)から。まだ若いから、遊びたいしね。リサラを美しくトリミングしてやる…それが愛情であり、トリマーとしての誇りでもあった。【まだ治療も始まってねえのに、なに弱音 吐いてんだよ!お前にできることはなんだ?!しっかりしてくれよ。姉ちゃんだろ!】丹羽が律佳を叱る。【そうだ。大事な妹がこれから病気と闘うのに、私が折れてる場合じゃない。眞一郎だって、ずっと一緒にいたんだ。かわいがってくれてたんだ】嘆くばかりではダメだと気づかされる。そして、丹羽もショックなのだと察した。恋人同士みたいに顔が近い!丹羽がリサラに、ロンパースを買ってきた。ああ見えて、優しいところがある。* * *「おかしな話だけど、リサラの病気が発覚して、通院や闘病のお世話で前よりずっと忙しくなったのに、私は仕事にストレスを感じなくなったんだ」悟りと寛大。以前より詳しく犬の健康状態を聞き取り、かわいくて体調に合ったスタイルを提案するようになった。「私がやりたかったのは、犬の体に寄り添ったこんなトリミングスタイルだったんだって、リサラが気づかせてくれたの」リサラのおかげで、トリマーとしての方針が固まった。「`いつか´があると思うからこそ`今´が、`生いのち´が前よりずっと大切に思えた」身に染みてわかった、愛犬の命の尊さ。口コミで客数は増えたが、リサラとの時間を確保するようにした。どんどんと衰え、ほとんど寝て過ごすようになったリサラ。【それでもいい。生きていてくれればいい。ありがとう、生まれてきてくれて。ずっと一緒にいてくれて。あなたたちの存在が唯一無二で 限りあることを身をもって教えてくれて、ありがとう】ジーンときて、目頭が熱くなったわ。犬の飼育経験ないけれど。若くて元気いっぱい・大会で賞をとっていた全盛期と、年老いて弱っていく今・・・その対比が切ない。【やれることは全部やった】後悔はない。それは幸いなこと。【でも、私もう犬 飼えないな。リサラ以外の妹なんて、考えられないもん】唯一無二の存在だった。すると、ウルソンが近寄ってくる。【クゥーン】かわいい。【でもまだ、弟がいるぞ】【お前が必要だから。ウルソンも、俺も】【だから、泣きたい時は泣け】律佳の肩を抱く丹羽…かっこいい。* * *「思い出すと泣いちゃう。もう3年も経つのにな」えっ?!10年くらい前の話かと思いきや、たいして前のことではなかった!(・o・)丹羽と律佳、まだ20代ってこと?!もっと上だと思っていたが。東山は、律佳の`新しい妹´が見たい!と言うが「でも、今は考えられないな」「ウルソンがもう、シニアなの。これから先、どんどん大変になる。私は、それを全力で支えたいんだ」新しい犬を迎えるより、老いていくウルソンの世話ができるようにしておく・・・賢明だね。(眞一郎が、何ひとつ後悔しないように)いずれ彼にも「やれるだけやった」と思ってほしい。「ウルソンは、私とリサラの弟だから」ドア越しに聞いていた丹羽が、涙を流す。* * *リサラもウルソンもかわいい!丹羽と律佳の、犬を介した友情も良い。幼なじみ故に、恋人にはならない(なれない)間柄か。今更、照れくさいってのも大きい。犬を飼うって、本当に大変だわ。7,8年経てば高齢犬となり、世話に手間暇かかるようになる。お金もかかる。最後まで責任をもてるか・・・そう思うと、小鳥一羽も飼えません。(グッと堪えている)今回はジーンときた。あっ、佐村が一度も出てこなかったのは初めてだ。
2024年02月27日
律佳の店に、年末の学生アルバイト 東山(とうやま)がやってくる。最近、サンジュの表情が柔らかい。常にしかめっ面だったのに、変わってきたぞ。佐村がサンジュを連れて「フォンテーヌ」に行くと、若くてかわいい、キラキラした東山が現れたので(知らない女子!)(・o・) サンジュもびっくり。顔!(笑)「店、間違ってないよ」(笑)律佳、いいね!「私がサンジュ君のシャンプー担当させてもらって、大丈夫ですか?」「よ、よろしくお願いします」照れる。サンジュも顔が赤い(笑)<ぷぷぷ(^.^) 清純女子に免疫ないのか。元カノ、アレだしな>アレね・・・アレだものね。(笑)東山から相談があると言われ、律佳が彼女の部屋に行ってみると「ウッ あっ!」ボロボロになった物が散乱。東山はジャックラッセルテリア(リュウタ)を飼い始めたが、過度に活動的で、部屋にあるあらゆる物を荒らされる・壊される・・・で、悩んでいる。日用品・家電製品 どれもこれもリュウタにダメにされる。途方に暮れている東山だが「悪いのは、うまく躾ができない私なんです!」「だったら私より、プロに聞いたほうがいいよ」丹羽を紹介する。「あんた いい子だから、トレーニング代、私 出してあげるよ」<眞一郎のツケから払ってやろう>ほくそ笑む律佳…ブラック(笑)「ダッ、ダメです、そんな・・・」厚意に甘えず、アルバイトを延長して代金を返したい と申し出る東山。しっかりしているなぁ。律佳と共に、Proud Dogにやってきた東山とリュウタ。「犬の破壊行動には、様々な理由がある」1 興味・好奇心人が手で触るように、犬は何でも口で確かめる。噛む・引き裂くは、犬の本能による行動。2 生え変わり前の歯が痒い3 運動不足 溜まったストレスを、破壊行動で解消する。4 飼い主とのコミュニケーション不足犬に対しておざなりな態度で接している・片手間で犬の相手をする。なるほど・・・色々な理由が考えられるのだなぁ。『ジャックラッセルテリアは、体は小さいがパワーは大型犬。想像を超える運動量が必要だ。散歩は最低でも、1日1時間から1時間半を2回。10キロ超えても問題ない』イヤだなぁ。厄介。知らないで飼ったら、大変じゃん!東山は学生で忙しいのに、そんなに散歩させる時間を確保できるわけがない。毎日となると、体力的にも難しい。↑ 現実的に考えると。丹羽の助言に従い、リュウタの運動量を増やす東山。運動不足が解消され、破壊行動はなくなると思いきや、期待どおりにいかない。さらに、丹羽の指示に従ってハウスに入れて寝かせたら、なんとハウスを破壊。パワーが凄い。「なら、クレートでハウストレーニングしよう。ハウスのタイプを聞かなかった俺の落ち度だ。クレートは、うちのを貸す」「まっ、待ってください!お話は、とてもありがたいです。でも、ここのトレーニング代も、律佳さんに立て替えてもらってますし、これ以上、甘えるわけには・・・。今、私ができる範囲でトレーニングできませんか!?」しっかりしているなぁ。なかなかここまで言えないと思う。「できれば、室内フリーでいたずらさせない方法があれば」律佳から、東山は犬に壊されたものを買い替えてお金がない と聞いていた丹羽は、彼女の経済事情を考慮し「だったら、部屋をハウスの中と同じ状態にするしかないな」部屋にできるだけ物を置かない・壊されそうな物は、犬が届かない場所に置く この策を徹底する。「一番シンプルで、確実な方法だ」「幸いあんたは1人暮らしの学生で、見たところ、部屋に大して物がない」条件が合う!うまくいきそうだね。<届く場所に物を置かない> そうだよ。なんで思いつかなかったんだろう。確かに・・・こんな単純なこと。部屋を整えた東山は、食べかけのスルメイカを引き出しにしまった。リュウタには届かないはず・・・だったが早朝、リュウタが苦しんでいる!嘔吐物にスルメが混じっている。(ウソ!開けたの!?届いたの!?どうやって…ベッドから登った?)靴ひものないスニーカーが転がっている。「なんで?!」早朝で、動物病院が閉まっている。頼れるのは丹羽と律佳しかいない!久宝が緊急手術に応じる。看護師も駆けつけてくれた。(彼の奥さんではないのだな)三人で、ペットカメラで何があったか確認する。「前足で、引き出し開けやがった」開けやがった(笑)「なるほど・・・スルメを食ったら胸焼けがして、それを吐くために胃を刺激するものを探して、スニーカーを持ってきたんだ」あらら・・・スルメでとんだ事態になってしまったよ。スルメを食べなければ・食べ残しをキッチンに持っていけば・ベッドを撤去していれば・靴を出せないようにしていれば「私のせいだ」自分に落ち度があったと号泣する東山。(うるさい。音量0にした)「俺は、犬の問題のほとんどが飼い主のせいだと思ってる」「だが、今回は例外だ」丹羽は、自分の助言を聞き入れ、努力した東山は悪くないと断言。「落ち度があるとしたら、ここまで想定しなかったトレーナーの俺の方だ」「だから、そんなに自分を責めなくていい」優しい。たまには、丹羽ほどのプロでも読みきれない犬の行動・・・今回のことは、ベテラントレーナーの彼にとっても教訓になった。早朝の緊急手術+三日間の入院 かなりの額のはずだが、幸い親が援助してくれることに。実家に、理解とお金があってよかったね。クレートとは?と思い調べたら、犬を持ち運べる頑丈なケースらしい。`フォンテーヌ´は、フランス語の`泉´。なるほど!スルメ騒動、大変だった。恐るべし、イカ。なんだか食べたくなってきたわ。
2024年02月23日
初老の男性 小山田は、定年退職と同時に離婚宣言され、妻の去った家で愛犬リボン(オールドイングリッシュシープドッグ かなり大きい)と暮らす。律佳の店に行き、トリミングを受ける。スッキリしたリボンを見て感激。「父さんは、ショートカットの女性の方が好みなんだ」この台詞は、正直言って気持ち悪い気がする。「これ、どうします?持って帰ります?」律佳が、リボンがつけていた赤いりぼんを見せる。(母さんの手作りの・・・)「いや…もう捨てといてください」えっ、かわいいのに…もったいない。でも彼は、妻にまつわる物を見ると気持ちが沈むのだろう。離婚されたからね・・・傷心。「泉さん泉さん!あのモフモフの子、なんて犬種!?超カワイイ!」佐村が興奮して、手足バタバタさせる(笑)犬種の勉強、していないのか?!リボンをドッグランに連れていく小山田。走るよう促しても、動かない。何度も呼んで、ようやくゆっくり歩み寄ってきた。これは・・・老犬だから活発に・早く動けないということでは?リボンを夜の散歩に連れ出そうとしたが、ぐっすり眠っている。<それにしても、よく寝るなぁ><ほとんど走ってなかったが、散髪もしたし、疲れたのかな?>散髪・・・とも言えるか(笑)年とっているいるから疲れやすいってことではないの?「お前、10歳だったよな?」やはり老犬!元気に走り回れる年齢ではないだろう。そういうことが頭にないようだな。・朝になっても深く眠っている・以前はできた「お座り」がなかなかできない気になって、ProudDogに相談に行く小山田。「うわ〜っ!このあいだの子だぁ〜!かわいい〜♡もふもふ!」また佐村がはしゃぐ(笑)小山田がリボンに何度も「お座り」と指示を出すが、反応しない。後ろ足が震えている。丹羽が腰や大腿部を触ってなにやら確認する。そして「リボンが指示を聞かないのは、老化が原因だと思います」小山田の背景が真っ黒になる。この作品でこんな画は初めて(笑)衝撃を受けた表情も怖い!「犬も年をとると目や耳と同時に、関節や体の動きも衰えてくる。大型犬は小型犬より老化が進むのが早いといわれ、体が大きく重いこともあり、ちょっとした動きも鈍くなってくる。なので、できてたことができなくなっていくのは自然で、それはしつけ教室ではどうにも・・・」やはり高齢による衰え。小型犬より大型犬の方が衰えが早いというのは、知らなかったわ。さらに「リボンは、本当に10歳ですか?」骨の感触が10歳より上に思える と言われ、血統書を確認する小山田。「12歳・・・」妻がリボン10歳を祝うケーキを作った・・・それは覚えているものの<あれが2年前の記憶?そんなに家族を放っておいたのか、俺は…><腰骨は、こんなにゴツゴツしてなかった。毛があるから、細くなったとも思わなかった>リボンの体の変化…老化に気づけなかった。オールドイングリッシュシープドッグの寿命を調べると『10歳から12歳』ショックを受ける小山田。<待ってくれよ。それじゃあ近いうちに・・・リボンまで>リボンは平均寿命に達している・・・その現実を突きつけられる。「ダメだダメだ!信じないぞ!」<老化だからと諦めたらそこでお終いだ。100歳超えても、元気な人間もいるじゃないか>そ、それは・・・極端だ。でも、辛い現実の中に少しでも希望を持ちたいのだよね。「お前までいなくなったら、困るんだよ・・・」リボンを抱きしめる小山田・・・切ない。離婚で気落ちしている彼にとって、リボンの存在は救いなのだ。<頑張ろう、リボン>彼女を連れ出し、駆け足する小山田。「散歩ついでに、小山田さんの様子 見てくる」「老化と聞いて、ショックを受けてたようだから」「犬以外にも優しくできるなんて」確かに(笑)丹羽がいつもより穏やかな感じ。小山田の家を探していると、リボンが倒れて狼狽する彼を見つける!のすけペットクリニックに運ばれたリボン。(待合室の犬の時計がかわいい)診察の結果「リボンちゃんは、拡張型心筋症という心臓の病気です」治らないと聞き、肩を落とす小山田。「だけど、今の進行具合では、散歩してて倒れるレベルではないんだけどなあ。なんでこんなことになっちゃったの?」「老化で、足腰が弱ってきてるから、筋肉をつけようと…。散歩の距離を延ばして走ってみたり…。坂道で、負荷を…かけたりしたんです」「まさか、心臓が悪いなんて思わなくて…」元妻が毎年 健康診断を受けさせており、昨年も何の問題もなかったのに・・・と愕然。良かれと思ってやったことが、思いがけず害だった。そもそも、12歳の犬に激しい運動をさせるのは無茶だと、思わないのがおかしい!「生物学的な裏付けがあるわけではないが、俗に大型犬の1年は、人間にとって7年にあたるなどという。いずれにしても、去年なんともなかったからといって、今年も安心していいわけじゃない」<7年…そんなこと、何も知らなかった>私も初耳。1年が7年に相当・・・なるほど、10年生きれば70歳。「俺の犬は8歳だがな、俺はこいつがいなくなった時に、まともでいられる自信など、砂一粒ほどもない。だから、あなたがリボンの老いを認めたくない気持ちはわかる」ウルソン 56歳・・・決して若くはないね。これから下り坂。「少し無理させても元気に動く姿を見て、安心したい気持ちもわかる。だが、そうしたところで加齢は止まらない。むしろ、あなたが安心したくて無理させた分、リボンの寿命は確実に縮まるぞ」ハッキリ指摘する。飼い主の心情は理解できるが、不適切なことをすると必ず犬に弊害がある。「この子が、いなくなったら、ウッ…私は・・・ウッ」リボンを抱きしめ、肩を震わせる。私もジーンときたわ・・・切ない。ペットクリニックの看護師・・・帽子はコック帽/洋服はメイド服みたいで違和感。彼女は久宝の奥さん?!「大切なのは、事実と向き合うこと。老いを認め、病気を認め、 ~ いちばん無理なく現状を維持していける生き方を、作っていってあげることです。そしたら、病気の子でもシニアの子でも、予想よりず〜っと長く生きる可能性も出てくるの。僕が前に勤めてた動物病院には、持病がありながら18歳まで生きた、オールドイングリッシュシープドッグがいたよ。嘘でしょう!? 18歳!?リボンちゃんの目標にしようよ(^_^)」優しいけど、とんでもないこと言っている(笑)元妻に電話する小山田。リボンのことを伝え、さらに「・・・今まで、長い間ありがとう」リボンとの正しい向き合い方を知り、新しい生活が安定してきたところで、去っていった妻のことを思う余裕が生まれた。* * *丹羽がリボンに、愛犬ウルソンの将来…近い将来を重ねていたように思う。だから優しかった。出て行った奥さんもリボンをかわいがっていたと思われる。離れて寂しくないのか・元夫ひとりに任せて心配ではないのか と思った。今回は、愛犬の老いという辛い現実がテーマだった。小山田が初老というのにも、哀感があり・・・。年齢に合った飼い方が必要。毛で覆われて見えない部分を触って、変化を知る。犬の1年は人の7年・・・年1回の健康診断では足りないように思う。特に老犬は。小山田のように、愛情も時間もお金もないと、リボンのような犬はちゃんと世話できない。リボンがめちゃくちゃかわいかった!🎀オールドイングリッシュシープドッグの実物を見てみたい。
2024年02月16日
Proud Dogに中年男性・加藤が相談に来る。息子が事故で亡くなってから、犬が仏壇から離れず動こうとしないんです。もう1年近くその状態で、最近は仏壇の前に座ったままお漏らしを始めましてねぇ…。11歳のシニア犬なので、このままでは健康に問題が出るのではと、心配になりました。1年も!歩かないのは、本当に良くない。お漏らしする=既にかなり深刻な状態だと思う。死別の悲しみから立ち直らせて、動けるようにしてやれないかと。飼い主が、そこまで思って相談に来たのが救いだ。<でも、丹羽さんにはこの話 きついんじゃ…>丹羽は子どもの頃、父と愛犬を事故で失った。この相談内容は、そんな辛い過去に通じる と心配になる佐村。しかし丹羽は、依頼を即承諾。* * *加藤の自宅に行くと話のとおり、仏壇の前に犬(ロッキー)がいる。大事な人が突然いなくなったら、悲しいよね。同情する佐村。丹羽はロッキーを観察。尿漏れで、畳が変色してる。思ったより頻繁ですね。四肢の足先が赤茶色に変色。だいぶ長い期間、舐め続けてるな。←それはストレスによる行動でしょう?そして、肘にタコのような床ずれ。既に健康を害している。体を動かさず、何の刺激もない日々を送っていると、認知症のリスクもある。そうなる前に、早く元の健康的な生活に戻しましょう。認知症なんて、困る。息子とロッキーはドッグスポーツの大会で、賞を取っていた。息子さんが色々な経験を積ませてるので、ロッキーは普通の犬より指示を出されることに慣れています。立て直しはうまくいく と言う丹羽。<でも、それでロッキーの悲しみは癒やされるの?>犬の心を気にかける佐村。丹羽が指示を出すと、ロッキーは素直に立ち上がるが、後ろ足が崩れてしまう。ああ…やっぱり動きたくないんですかねぇ、ここから。感情の問題じゃない。筋肉が落ちて、動きづらいだけだ。私もそう思った。明らかに足の力が抜けて`倒れた´。動きたくないという感じではなかった。加藤の妻が帰宅。(年のわりにゴージャスな髪形!)ロッキーに肉を与えて上機嫌。今日も岳広のそばにいてくれてありがとう。これは・・・丹羽がドッグトレーナーだと知ると、顔を曇らせ必要ない。ロッキーは、岳広がいなくなって誰よりも悲しんでるの。だから岳広のそばにいるの。帰ってください。これは・・・妻が自身の悲しみを犬に背負わせているというか、妻の悲しみが犬に投影されているってことだろう。彼女がロッキーを縛りつけている。素人でも察しがつくのだが、佐村はまだ感じ取れない。* * *断られてよかったのかも。僕も、ロッキーの悲しみが癒えるのを待った方がいいんじゃないかって。丹羽が辛くなる という心配もある。しかし彼は何を言ってる。俺が契約したのは父親の方だ。父親は、トレーニングを断るとは言ってない。あら、意外としっかりとしたビジネス感覚がある。「飼い主が死んで悲しい」と犬が言ったのか?息子が犬を置いて実家を出るのと、死んで帰ってこないことの違いを、犬がどうやって理解するんだ?犬に死の概念はない と言う丹羽。確かにそのとおり。至極簡単なことだ。犬は過去を引きずらない。引きずってるのは、人間だ。加藤夫妻・・・というか、妻が特にね。しかし、佐村は<丹羽さんの言ってることは正論だ。でも、だったらどうして、ロッキーはあの場所に座り続けてるの?>まだ情を絡めて考える。* * *妻の留守中に出張トレーニングする。ロッキーに`優しすぎる´夫にあなたたち夫婦は、犬に気を遣いすぎだ。それでは指示は伝わらない。はっきり堂々と犬に「こうしなさい」と伝える練習をしましょう。なるほど・・・指示を出す時は、毅然とした態度であらねばならない。そして、ロッキーは言われなくても立ち上がるように。そこに思いがけず妻が登場。「トレーニングは必要ないっていったでしょう!」怒る。すると、ロッキーが布団に戻ってしまった。丹羽はトレーニングを続けようとするがいいかげんにして!この子はここにいたいの!無理させないで!無理させてるのは、あんただろ。あんたはロッキーがその場所にいると喜んで、褒めて褒美を与える。逆にロッキーが動こうとすると、機嫌を損ね不安定になる。そういうあんたの態度を、ロッキーは「コマンド」と捉えてるんだよ。事の真相を簡潔に述べているが・・・妻を`あんた´と言って批判するのは感心しない。<そっか…教えるつもりじゃなくても ~ 同じ行動を繰り返して褒められれば、犬はそれをコマンドと捉えるんだ>これまで店に来た犬にも、同じようなことが当てはまったね。ロッキーは、主人の死を悲しんでるわけじゃない。ただ忠実に、あんたの命令を聞いているだけだ。違う…私はそんなことさせてない!絶叫する妻の様子から、こう推察する丹羽。あんたは岳広さんの死を、きちんと悲しめてないんじゃないか?あっ…ここで丹羽の思いやりを感じるが、トーンダウンはしない。そして、自分の悲しみをすべてロッキーに投影した。人間は、都合のいい物語に犬を当てはめたがる。あんたは抱えきれない悲しみをロッキーに押しつけて、心の安定を保ってるんじゃないのか?ロッキーから、全ての自由を奪ってな。このまま永遠に縛りつけるつもりか?わかってんのか!?立派な虐待だ!私もそう思った。それでもまだ続けるか!?どこまでやれば満足だ!?丹羽の興奮を抑えようとする佐村。しかしそれとも、このまま死んでほしいか!?そして「ロッキーは悲しすぎて息子の後あとを追っていった」と、また新しい物語をこじつけたいのか あんたは!言う言う・・・これでもかと。理不尽なことに怒りを露にする丹羽。丹羽さん!そこまで言わなくていい。お母さんだって、本当に辛いだ。佐村がついていて本当によかったよ。俺は、犬と人の死を感傷的に結びつけたりはしない。目に見えたことだけが真実だ。ロッキーがここにいるのは、岳広さんのためじゃない。それが、ロッキーの真実だ。丹羽の言ったことは全て図星。`荒療治´が奏功し、妻はやっとロッキーを解放した。これ以上ないほど真実を指摘され、ぐうの音も出ない・・・そんな感じ。彼女自身も`解放´されたのではないか。* * *律佳 犬の記憶は2種類あるの。短期記憶と長期記憶があり、飼い主と良い関係を築けていれば、飼い主をずっと覚えている。だが丹羽は、加藤の妻にあえて厳しいことを言った。「ロッキーは息子さんのことを覚えている」と言えば彼女は感激して、ロッキーを仏壇の前に置こうとするからだ と佐村に説明する律佳。怖い顔していたのは「気を緩めると泣いちゃうから、踏ん張ってたんだわ」全ては「不幸な犬を減らすため」・・・それが丹羽というドッグトレーナーだと。愛犬だったクマの墓参り・`ウルソン´は、フランス語で子熊。なんだよ、カッコつけてさ…未練タラタラじゃん!丹羽に向かって泣きながら言う佐村。本来はそういう人なのだ と感極まったのだね。なんで泉さんとこばっか行きたがるんだよー!笑 先週からか、常にブスっとしていたサンジュの表情が柔らかくなってきた。* * *ふと思ったのは、忠犬ハチ公・・・動物に人の心理を当てはめてしまうこと…やりがちだ。つい人と同化させてしまうというか。間違った解釈をしてしまうと、今回のようなことになる。勘のいい佐村なのに、今回は気づくのが遅かったな。彼は本当に優しい青年。
2024年02月10日
優子「サンジュとティアラのカット代が同じっておかしくない!?」律佳(りつか)「B5の紙に絵 描くのと米粒に描くのと、どっちが難しいと?!😠」例えが!おもしろいわ。米粒!取っ組み合いしていると(二人ともうるさい!)初老の女性・敷島がやってきた。「あの…トリミングをお願いしたくて」<この臭い・・・>一方の優子は、悪臭に顔をゆがめる。相当臭いってことだ。優子と律佳、犬猿の仲。二人とも目が三角よ(笑)人懐っこい敷島の愛犬・しずちゃん。「でも、トリミングやブラッシングをすると…」<あぁ、そのパターンか>即、察する。犬を施術テーブルの上に載せた途端、様子が一変。激しく吠える・暴れる。全く治まらない。「これでは、カットは無理かも」`かも´ではなく、絶対に無理。そこで律佳は、敷島とその愛犬をProud Dogに連れていく。* * *いつものように聞き取りから。しずは保護犬だった。そして「最初のトリミングで「噛みます」と戻されてきて、どこに頼んでも「無理でした」と追い返されて。散歩後の足拭きやブラッシングでも唸るので、怖くてできなくなってしまい・・・もう半年近く、トリミングできていないんです」とても困った状況。だから臭いってことか。丹羽「トリミングを嫌がる犬には、いくつかパターンがある」触られたくなくて威嚇する場合もあるので「日常的にスキンシップして、体のどこを触っても犬が平気でいられる状態まで、トレーニングしておくのが大切だ」トリミングだけでなく、診察や治療を受けることもあるわけだから、大事なことだ。しずは敷島に引き取られる前、トリミングで嫌な思いをしたのではないかな。保護犬だから、なにかしら事情がある気もするわ。しずの様子や敷島の話から、理論的に原因を探る丹羽。「トリミングは、ただ犬の毛をカットするだけの技術じゃないんですよ」安全に・速やかに・犬の体に負担をかけない・どうすれば犬の動きを抑えられるか「そういったハンドリングも、トリマーの技術です」なるほど。言われて納得。「犬の触り方が下手なトリマーもいるんですよ」レベルが低いと言わざるを得ない。しずを抱いてかわいがる佐村を前にし<汚れてベタベタで臭いも酷いのに、なんのためらいもなくしずを触ってくれる>涙ぐむ敷島。<信じてみよう。この人たちを>あちこちで断られてきたが、ようやく一筋の光が差し込む。* * *早速トレーニングに移る。人はトリミングテーブルが何のための物か、勿論知っている。「美容院の椅子と同じだ。誰も怪しまない」なるほど、そうだね。「でも、犬にとっては狭くて、高くて、知らない人間に拘束される場所」不安な気持ちになる。さらに刃物も加わるのだから、怖いはずだ と。なるほど、こう言われてみれば、犬が抵抗するのも納得。丹羽は実に、犬の気持ちに立って考えられる人だ。犬は、怖くてやめてほしい一心で牙を向く。それで解放されれば、次も牙を向くようになる。「だから、`やめてくれないけど怖くない´と新しく学習してもらうしかない」なるほどね。丹羽の巧みな訓練により、たった15分でトリミングテーブルに慣れたしずちゃん。(素直な性格も反映されたようだ)佐村の台詞にあった「知育トイ」という言葉…初耳。躾の時に使う・躾に役立つ道具のことか。* * *翌日。敷島に「あなたは何もしないでください」と言う丹羽に驚く佐村。「丹羽さん、いつも`トレーニングするのは犬じゃなくて飼い主だ´って!」「バカめ。トリミングは、飼い主以外がやるものだ」トリミングできるようになったら、敷島に犬が嫌がらない触り方を教える と。<飼い主のトレーニングが犬の後ってことも、あるんだなぁ>とても勉強になったね。「やはり肛門のうか」「しずちゃんの鼻を刺すような独特の臭い・・・あれは体の汚れの臭いじゃなくて、肛門のうの分泌物の臭いよ」律佳は、しずが「肛門のう炎」という病気の可能性があると指摘。「でも、今のままではお尻の毛玉が酷くて、よく確認できないのよ。ブラッシングは毛並みを整えるだけじゃなくて触られて痛むところはないか・隠れてる腫瘍はないかとか、健康の確認にも役立つの。病院で無理にバリカンして、病院まで嫌いになったら後々大変だからね」トリマーも犬の健康管理を担っている。トリマーだから、気づく異変がある。「知らなかった。犬を飼うのはしずで二頭目なのに、犬のことな〜んにも知らずに飼ってたんだね…」思いもよらない話になり、ショックを受ける敷島。まさかそんな病気にかかっているとは、思わないよね・・・。「しずちゃんのために何軒もトリミングサロン回って、お金かかるのにトレーニングも即決した…お母さんはダメなお母さんじゃないよ。犬のことは、ここから勉強すればいい。手伝うから、ね!」敷島を励ます、優しい律佳。「いつまで感動ドラマやってる!」わざわざそんな言い方しなくてもいいのに。* * *次は、律佳も加わり`道具に慣らす練習´。しずの様子に合わせて、無理強いせず、徐々に進める。<しずちゃんソワソワしたら、マッサージを組み込みながら心を落ち着かせる><しずちゃんが道具に慣れるまで、30分もかからなかった>二人の技術力の高さ。すばらしい協同。「簡単にやってるように見えるでしょう?でも凄いんですよ、あの人たち。噛むかもしれない犬の前で、平常心なんて普通無理ですよ。あの人たちは、僕の憧れです」プロ中のプロふたりから日々学ぶ佐村・・・恵まれているね。無事にトリミングを済ませたしず。見違えるほどきれいになった姿に感激、心から礼を言う敷島。* * *そして、のすけペットクリニックへ。肛門のう炎の治療を受ける。(看護士の服装がメイドっぽいし、帽子は料理人みたい!)「先生、しずは…治りますか?」あっ、そうだ・・・これで完治ではない。「この病気、地味に厄介でね。治るまでは分泌物で家じゅう臭うし、このレベルまで悪化してると、朝晩 毎日洗浄に来てもらわないとだし、再発しやすいから定期健診も続けなきゃいけない。大変だけど、それでもきちんと続けられますか?」これは大変だな。家じゅう臭くなる=住人も、その持ち物も、家具なども、家の中にあるもの全てに臭いがついてしまうのでは。これは困る。クリニックに通うのに電車やバスに乗る必要があると、それまた手間だし交通費もかかる。タクシーだと、もっと出費額が大きい。自家用車でサッと行ければいいが。(アニメなのにあれこれ考えてしまった)こうなると、労力もお金も必要になる。愛情だけではペットを救えない。動物だから、思わぬ病気や怪我も十分ありうる…そういう状況になった際、あらゆる面で適切なことをしてやれるか?自分の体力や時間、経済力で対処できるか、信頼できる協力者がいるか・・・安易にペットを飼うことはできないなぁと、改めて思ったわ。「しずのためなら!」幸い敷島は愛情だけでなく、時間もお金も体力もあるってことだ。(ここまでで、かなり出費したはず)「GOO JOB(^_^)」拳を合わせる三人。丹羽が照れている(笑)<獣医師と、トリマーと、トレーナーの連携で、しずちゃんの治療にこぎ着けた。僕はまた、ドッグトレーニングの奥深さを知った。そして改めて、この3人をカッコいいと思った>優しくて、知識技術のある一流どころ三人が、カッコよかった。敷島が律佳を訪ねなかったら、どうなっていたやら・・・。本当に幸運だった。
2024年02月01日
偶然再会した佐村と元彼女・優子。優子はファッション感覚で犬を扱い、犬に害のあることばかりしている。そんな彼女を怒鳴りつけないよう、必死に我慢する佐村。<飼い主 怒って帰っちゃったら、救える犬も救えない!>なるほど、そういう訳があって耐えている。<それに、僕は試してみたい!自分がどれくらい教えられるのか。どれくらい成長したのか>自分に期待できる・・・若いっていいわ~。* * *「お散歩いらないって、ペットショップに言われたから」「それは違うよ、優子!どんなに小さい犬でも、散歩は必要なんだ」ペットショップがいい加減!* * *半ば強引に、優子の家に連れていかれた佐村。部屋は足の踏み場もなく、犬のハウスはゴミ置き場と化している。<まずはハウスだけでも、清潔に使える状態に!>慌てて中の物を取り出し始める佐村。<同棲中、家事は全て僕がやっていたけど、僕がいないとこんなに酷いことになるの!?>佐村は何でも器用にこなすね。おまけにルックスいい・愛想いい。すばらしい人材だわ。優子は、インスタグラムに犬の写真を投稿することに燃えている。「撮影用のカップに犬を入れてもジッとしない!だから思うような写真が撮れない!」とイライラ。「成長したんだよ。子犬なんだからどんどん大きくなるよ」「困るよ!これ以上 大きくなったら、またフォロワー減っちゃう!」「プリンスの時だって、でっかいでっかいって陰で笑われて。未祐に渡した子、すっごいでかかったでしょ!あれだって必死に食事制限したんだよ!でも、あんな大きくなっちゃって」言うことやること、全てがメチャクチャな優子。犬は成長するということが、頭にない。この人・・・優子を再び公園に誘い出す佐村。場所を変えて話す・・・いいね。適切だと思う。彼はサンジュを連れてきた。「プリンスだよ。今はサンジュって名前だけどね」「アハハハハ!飼うんならもっと小さくてかわいいの紹介したのに〜。誰か飼い主 探してくれると思ったのよ。だってまさか飼うなんて思わないじゃん、こんなでかいの」酷い。命を何だと思っているのか。犬を押し付けられた佐村の負担もお構いなしだし。この人・・・「限界だ。君は犬を何だと思ってんの?子犬が大きくなるのは、喜ぶことで困ることじゃないんだよ!」さすがに怒り爆発。「物じゃない、生きてんだよ!犬は優子のおもちゃじゃない!」犬が生き物だという意識が非常に希薄…というか、皆無。「君が勉強する気になってティアラの生活が改善するんなら、手助けしようと思ったよ。でもやっぱ無理だ。耐えらんない」背中を向け立ち去ろうとした佐村だが、思い直し「3日後、また家に行くよ。それまでに香水やめて、部屋ん中 きれいに片づけといて!君のためじゃないからな!ティアラのためだからな!」ティアラがこのまま飼われることに、目をつぶることはできない。「人が親を選べないように、犬も飼い主を選べないんだ。迎えた限り、ちゃんと幸せにしてあげなきゃダメなんだ」飼い主には責任がある。* * *「もうちょっとで、本気で見捨てるとこだった〜!」そりゃ、優子のあんな発言を聞いたらね・・・バカにするのもいい加減にしろ と思って当然。佐村と優子のなれそめ・・・てっきり二人は、同じバーで働いていたのかと思っていたわ。泣いている見知らぬ女性を「かわいそうだから、連れて帰った」それで同棲した、と!「えっ、おかしい?」おかしい!* * *優子宅を再訪する佐村。部屋はきれいになっている。(掃除・片付けしたといっても、ゴミや物をベランダに移動させただけ。でも言及しない)優子は香水もやめた。多少改心したか?* * *ペットショップで買い物する佐村と優子を、覗き見する律佳。丹羽も一緒だが「おい、昼メシ食うっていうから出てきたんだぞ」「メシは後よ!あんた、弟子のこと心配じゃ…」「めんどくせえ」興味ない(笑)佐村を見つめ、実に楽し気な優子。「ほら!やっぱ距離感おかしいじゃん。あの女、完全にメスの目になってるわ」表現が露骨…!「あの女は、ティアラを幸せにするつもりなんてないのよ。未祐くんに好かれたいからやってんの。」「キィー!クーッ!カーッ!」😠(笑)優子を嫌悪する律佳。佐村が誘惑されるに違いない!と警戒。* * *「ダメよ未祐、あの女は。お母さんは許しません!」お母さん!(笑)まあ、律佳が40くらいなら、そういう気持ちになってもおかしくない。「(優子について)SNSでは、他人にチヤホヤされるため。今は、未祐君に好かれるために犬を利用してんの。ティアラは、他に飼い主を探したほうがいい!」そうだね・・・言われてみれば。佐村は意外にも、こう返す。「僕に好かれたいのがきっかけなら、それでもいいと思います。僕もそうでした。最初はしょうがなく飼い始めて、手に余ってイライラしっぱなしだったけど、~」今は心からサンジュがかわいいし、犬を愛おしく思う。「きっかけは何であれ、優子とティアラにも、その時が訪れるかもしれない」「それでもダメなら、僕がティアラの新しい飼い主を探します」大変だよ、それは。でも、優子に指導すると決めたからには、その責任がある。* * *獣医・久宝の依頼で、パピークラスを担当することになった佐村。優子とティアラも参加する。犬も飼い主も、色々と学ぶことがあるのだなぁ。* * *優子は親に愛されず、17歳で家を出た・・・そんな事情を知っている佐村は「教わってないから、愛し方とかわかんなくて…だから、サンジュやティアラのことも悪気なくて…」「悪気なく虐待する輩が、一番タチが悪いんだがな」ズバリ言うね。私もそう思った。「依存の対象を、男から犬に変えるだけじゃないかなぁ」律佳もはっきり言うね。丹羽同様、まだ優子に反感を抱いている。「だから、そうならないように責任を持って僕が優子をトレーニングします。ティアラのために変わるって約束したから」本心ならいいね。アイドルみたいなルックスと、この優しさ・・・佐村はモテるはずだな。* * *「お勉強 頑張るからさ、また未祐の彼女にしてくれる?」やはり、下心を持っている優子。<きたっ!そういうつもりだったんだ!未祐君、うっかり「うん」って言っちゃいそう!>律佳が凄い顔!(笑)しかし、それは杞憂。「ないない。最初に言ったろ?僕はティアラのために手助けしてるんだよ?サンジュを捨てて、バカにした君を好きになるわけないじゃな〜い」キラキラ笑顔(笑)自身もサンジュも侮辱されたからね。易々と忘れて、復縁なんてしない。「絶対 振り向かせてやるんだから!」あ~、優子がしつこく佐村に迫らないことを祈るわ。面倒くさいことにならないように。* * *佐村が丹羽のようにただただ怒鳴って説教したら、彼女は反発し姿を消しただろう。彼の寛大さ・根気強さが優子を変え、ティアラを救ったということだな。まだまだ修行中とはいえ、立派。犬というものを愛する気持ちが伝わった。佐村が優子に惑わされることを心配する、律佳が優しいな。(おもしろくもあった)
2024年01月20日
愛犬`はな´が餌を食べ散らかすのをやめさせたい浅沼に、丹羽はトレーニングしないことを提案。佐村<丹羽さんがトレーニングしない選択なんて、ありえないんだけど!>「どうしちゃったの丹羽さん?!頭でも打っ…」丹羽「俺はまともだ」いたって冷静。その後の佐村の反応が、大げさでうるさい!はなの様子から、トレーニングするとかえって良くないことになる と説明する丹羽。「食べないことは 健康を害すること。ひいては命に直結する。食べること・水を飲むこと・排便/排尿 生理現象のトレーニングは、下手をすると 犬が自信を失ってしまい、取り返しがつかなくなることもあるんだ」なにやら深刻な表情。そこに、元気のないウルソンがやってくる。どうしたの?「見せたい物がある」ペットシーツにウルソンが排尿した跡が。全く床にはみ出したりしておらず、問題ないのだが…ウルソンはうなだれ、尻尾を下げ、悲し気な表情。「俺のせいだ。俺がウルソンの自信を奪ってしまった」ウルソンは子犬の頃から大変賢く『トイレトレーニングも一発!』(^o^)しかし大型犬ゆえ、体が大きくなると「気づけば、ワイドサイズのペットシーツ2枚では、はみ出してしまうようになった」シーツの枚数を4枚にし、トイレの面積を広くしたが<あと1歩 前に出れば、ちゃんとシーツに入るのにな…>子犬の時と同じく、シーツの端でおしっこしてしまう。《はっ水シートからも漏れて床に染み込む。掃除が大変なんだよ》「トイレの失敗は黙って片づけるのが鉄則なので、口には出さなかったが、俺はだいぶ苛立ち始めていた」《自分の犬のトイレトレーニングもできないトレーナーなんて、ダメすぎだ》そりゃ、そう思うよね。シートを増やせば解決すると期待するも「前足が1枚目のシーツを踏んだら`トイレに入っている´と思ってしまうらしく、いくら広げても無駄だった」あれこれ対策を講じてみたが、ことごとく失敗。「何より俺は、トレーナーとして、自分の犬のトイレトレーニングを成功させたかった」そりゃそうだよね。焦るのも無理もない。平静を装っていたつもりの丹羽だが、焦燥感が募りついイライラ・・・敏感なウルソンはストレスを溜め、ついに血尿を出してしまった!(その前に 前足を上げる・前足を舐める といった不安緊張の仕草をしていた)『俺がウルソンを、病気にさせてしまった』藤原『生理現象を感情で叱ると、犬が怖がってその行為自体をしなくなってしまうことがある。お前は叱らず、淡々と処理してたんだろうけど、いつもお前を見ているウルソンには、動きや表情や体から発する臭いで、お前が不機嫌なことはわかるんだ』態度のみならず臭いでも!人は気分によって、色々なにおいを放っているのか・・・犬にはわかるのだな。凄い。『おしっこしたら、兄ちゃんが不機嫌になる と思っちゃったんだろうなぁ』兄ちゃん(^_^)『犬ってのは、本当に何でも人間の言うことを聞いてくれる。おすわり・お手・待て・伏せ。犬にとったら、意味のわからない命令だよ。なのに「飼い主が喜ぶから」ってだけで、嬉しそうにあれもこれも聞いてくれんだ』確かに。犬にとっては単なる動き・・・アクションといっていいか。面倒だろう。ウルソンは、とても賢く飼い主に忠実。『でもよ、そのウルソンがたった一つ苦手だったことが、トイレシーツの真ん中に、おしっこ命中させることだったわけだよ』『たった一つだよ。許容してやってもいいんじゃねぇか?』丹羽を諭す藤原。(こういうシーンでは、見識あるいい師匠に見えるが…)<言葉が出なかった。丹羽さんとウルソン先輩は、無敵だと思ってたから>完璧な犬 ウルソンの過去のつまずき/丹羽が秘める後悔・・・最高のコンビネーションの意外な真実。「その後は、ウルソンが失敗しても褒めるようにした。「排尿すること自体が褒められる行為だ」と改めて教えるために」「だがあの時、俺に許す器がなかったから、ウルソンは今でも排尿するたび、浮かない顔で俺に伺いに来る。なくした自信を八年経っても、取り戻してやることができないんだ」トラウマ。うまくできるようになっても「これでいいのかな…」と思ってしまうのか。「生理現象のトレーニングは、特別なんだ。こうなる前に、許容できることは許容してやってほしい」なるほど・・・非常にセンシティブな問題だと。浅沼に頭を下げる丹羽‥‥こんな彼の姿は初めてだ!「はながこれから先も、楽しく健康に食事できるようにしてやってほしい」食べなくなったら元も子もない・・・という危機感。彼の話を理解する浅沼。はなに「元気で長生きしてほしいから」生理現象の訓練は、特に慎重を要するとわかった。生きることに直結するから。場合によっては未熟なことを大目に見る・受け入れる寛大さが必要だと。そりゃ、一つや二つ出来ないこと・身につかないこともあるでしょう、犬だって。はなは、食事の仕方を覚えるべき時を逃してしまった。これも人と同じで、適切な時に適切なことをしておかないと、後からは難しい という話でもあったか。* * *排尿したウルソンを大袈裟に褒める佐村。うるさい!騒がしい佐村に丹羽が激怒すると思い、ドキドキして見ていたが・・・ウルソンが喜ぶ!「トイレの前で嬉しそうにする姿は、一生見られないと思ってた」思いがけないことに感泣する丹羽。律佳と佐村のおかげだね。ウルソンが、優しくてかわいい!* * *佐村の元恋人・優子が、飛び込みの客としてやってくる!香水のきつい優子に激怒する丹羽。彼女は軽々しくサンジュを買い、気ままに`捨てた´。「犬の鼻って凄いんだよ。人間の鼻の千から1億倍 利くって言われてるんだ」犬の嗅覚について説明する佐村。だが、全く意に介さない優子。さらに「お出かけの時は、ティアラのお洋服にも少し振ってあげてるんだからね〜」<拷問だ>と思っても <ここで優子とケンカしても、何も変わらない>怒りを抑える佐村。自分のみならず、犬にも香水とは・・・虐待と言っていい。「きみのその靴。犬といる時にハイヒールは危ないよ」特に小型犬を連れる際には良くない と冷静に説くが、優子はまたも猛反発。「丹羽さんが怒った三つ目の理由。犬をバッグに入れて持ち運んでること」ファッション感覚で犬を飼う・・・厄介な飼い主を更生させることはできるのか。彼女はまた飽きて、別の犬に心変わりする人だ。
2024年01月14日
冒頭、ウルソンが落ち込んでいる・・・どうしたの?(悲し気な顔も声も、凄くかわいい)床に白いシートらしきものを置く丹羽・・・ウルソンが粗相した?* * *店に新たな相談者がやってくる。ヨークシャーテリアと幼い子を二人連れた女性・浅沼。「ごはんを、部屋のあちこちに隠しちゃうんです」相変わらず、お客さんの前で足を組む・肘をつく丹羽。ダメだって!「おたくの場合は、子供たちがはなのきょうだい犬の立場なので」確かに、素人が見ても`子供たちと犬は同等の立場´だとわかる。丹羽の助言(簡潔でわかりやすい)を聞いた浅沼の表情は硬い…が、愛想笑いし「やってみますね」<浅沼さんからは、音沙汰がなくなった>* * *毎日 家事・子どもたちの世話・仕事に追われる浅沼。<ごはんの回数を増やすか、別の部屋かサークルを用意…絶対無理。こんな狭いし忙しいのに>丹羽の助言に納得していなかった。浅沼が家を出ると、脚を舐め始めるはな。これは・・・不安だから ではなかったかな。いつだったか、丹羽がそんなことを言っていたような…。 「分刻みで巡る生活で」つい苛立ってはなを怒鳴ってしまう。そしてはなは、餌を与えられても逃げ、食べなくなってしまう。(明らかに浅沼を怖がっているが、彼女はそれに気づかない)いつも騒がしい子供たち・食べてくれない犬 思うようにいかず、さらにイライラする浅沼。彼女に怒鳴られ、悲しそうな目をするはな。* * *彼女は、食べなくなったはなを心配し`のすけペットクリニック´に行く。検査しても異常はないが「なんでもないはずないです!もう4日も何も食べてないんです!」食い下がる。そこに偶然やってきた丹羽と佐村。浅沼から事情を聴く。彼女は、騒がしい子供たちを怒鳴りつける。すると、はなが怯える。「うるさいのはあんただ。犬を見てみろ。怖いんだよ、あんたの大声が」ハッとする浅沼。* * *丹羽は原因を探るため、はなを店で預かる。「知識で凝り固まった俺たちより、あいつの方が柔軟だ」はなの相手を、佐村にやらせてみる。で`自分もドッグフードを食べる´という奇抜なことをしてはなの気を引き、食べさせた!* * *店で、丹羽と浅沼が面談。落ち着いて話ができるよう佐村が気を利かせ、子どもたちの相手をする。ウルソンも手伝う。(双子に耳を触られて、イヤではないのかな?)はなを観察した丹羽は`フードをばら撒いてから食べる癖がついている´と指摘。心当たりのある浅沼。子どもたちが生まれて忙しくなった浅沼は、気が立つことが多くなった。はなが食べなくなった原因は「イライラに任せて放つ、大声が原因です」先日、浅沼が子どもたちを怒鳴った時のはなは「耳を引いて、尻尾を下げ、体を震わせて目を伏せていた。全て、犬のストレスサインです」「あなたのあの行動が怖いと、はなは全身で語っていました」自覚のなかった浅沼はハッとする。* * *佐村が`犬のストレスサイン´を本で調べる。「あくびをする・体を掻く・体をブルブル振る・目を逸らす・体の一部を舐める・上目遣いで白目が見える・耳を後ろに倒す・前足を上げて止まる・鼻を舐める」へぇー、意外な動作が多い。知らなければ、犬がストレスを感じているとは思わない。犬を飼う人は、色々と勉強して知識を持たないといけない。* * *「食べようとしたら怖い目に遭う。はなはそう思い込んでしまった。だからフードから逃げ、食べなくなったんです」「はなに申し訳ないです。イライラの捌け口みたいに叱ってしまってて」はなが嫌い・邪魔・憎くてそうなったわけではない。原因がハッキリし、反省もできてよかったが「私、どう叱ればいいですか?もっと優しい口調で?」そうだ・・・この先どうすればいいか。「いや…それはどうしても許容できないものだろうか」ん・・・?どういう意味?「子どもに手がかかるのも、環境を変えられる状況じゃないのもわかった。だったら、一日の中のほんの数分、ほんの少しの時間を、犬のために割り振ってやることはできないか?」毎日多忙な浅沼が、最小限できることで状況の改善を狙う。<しつけをしない提案・・・どういうこと?>具体的な話を聞きたいね。お客さんの問題が週を跨ぐのは、これが初めてだ。ウルソンがかわいい!よくできた犬。コミュ力の高さが、飼い主と大違い。
2024年01月05日
丹羽の店に佐村と顧客(小塚と江口)が犬を連れてきて「`お座り´と`伏せ´のコマンド練習の成果を、丹羽さんに見てもらう日です」サンジュは相変わらず。常に攻撃的な様子で、不機嫌な顔・・・いい加減、疲れないのか。顧客二人の犬はコマンドに従うが、サンジュときたら、佐村の言うことを全く聞かず反抗的。恥ずかしい状況。<自分の犬にすら何も教えられなくて、トレーナーなんて絶対なれないじゃん…>そうだね。顧客・角田の犬たちも習ったことをすぐ体得し、順調。「できてないの、うちだけじゃん!」ますます焦るね。「犬が暴れるのも、言うことを聞こうとしないのも、ちゃんと理由がある」「サンジュは僕の犬だから、僕が自分で考えてトレーニングしてみたい!」佐村の熱意と、勘の良さを知っている丹羽は「マニュアルどおりを、たまには疑え。壁に当たれば、別の道を模索しろ。正解は、犬の数だけあることを忘れるな」助言だけする。佐村にやらせてみようと思ったのだね。<ドッグトレーナーになるという夢が、サンジュの暴走と一緒に遠ざかっていくような気がして、焦っていた>自信をなくすよね…というか、こんな酷い状況では焦りと不安だけが大きくなる。<ちくしょーう!なんて頑固なんだ この野郎>そうなるね。苛立ちも増す。帰宅途中、サンジュが佐村から逃げ出し、車の行き交う横断歩道に走っていく。「止まれ!」佐村の命令どおり、サンジュは止まって事故にならなかった。で「僕のコマンドが、初めてサンジュに届いたんです」「愛のこもった心からの言葉なら、必ず犬に通じるんです」「バカめ。どこのお花畑の話だ、それは。犬に言葉の概念はない!心を込めようと込めまいと言葉の意味は犬にはわからん。犬は犬だ。人間じゃない。何度言わせる気だ」犬を人のように思うのは間違っている・混同するな が丹羽の基本理念だ。「声を発するタイミングが、たまたま合っただけだ」フッ、なるほどね。偶然だったと。「別の方法もあるぞ。知りたいか?」<頼ってばっかしじゃ、一人前に…>「ヒントだけ」一人でどうにかして解決したい。優れたドッグトレーナーになるための試練だと思って。「お前には、犬を観察する素質がある。落ち着いてサンジュを見てみろ。そこに必ず答えがある」一週間後。丹羽と顧客の前で、サンジュの変化を `お披露目´する佐村。<どうせろくなことじゃない>期待ゼロの師匠・丹羽。(冷たい)だがサンジュは佐村のコマンド ‹付いて・お座り・伏せ・バン(横になって回転)›に従う。見事な様子に驚き、感心する顧客たち。「僕は、ちゃんとサンジュを見れてなかったんです」「どうしたらコマンドと行動をひも付けしてあげられるか考えて・・・逆にサンジュが自然にとる行動へ、僕の方からコマンドを合わせてみました」犬の自由な動きをよく見て、コマンドと結びつける・・・これは手間暇かかるなぁ。観察し続けないとならない。「あのヒントでよく気付いたな。合格」「コマンドの教え方は二つある」顧客たちは基本の方法でうまくいったが、サンジュにはそれが合わず、もう一つの方法が適合。「こいつは、犬に対する観察眼だけは人並み以上だ」佐村の才能を、改めて評価する。音を上げると思っていたのだろう。「皆さんは見事な凡人なので、途中でやめたら全部台なしです。根気よく、永遠に続けてください」お客さんに「凡人」と言い放つ!相変わらずの丹羽節だな。`永遠に´ 言葉の選択、それでいいのか。顧客たち「ハーイ」(^_^)<言い方!しかも皆、気にしてないし>丹羽の言動に慣れた顧客たち(笑)言い方はきついが、優秀なドッグトレーナーだという信頼感があるからだね。丹羽に褒められて嬉しい佐村。<僕とサンジュも…僕が憧れた丹羽さんとウルソン先輩のようになるんだ。絶対!>具体的な目標があるのは、いいことだ。しかし数日後。「サンジュが全然コマンド聞かなくなっちゃったぁー!」「必要もないのに一日中、言うこと聞かされてたら嫌になるに決まってるだろう」調子にのってコマンドを出し過ぎたため、サンジュがうんざり。すっかり嫌気が差し、言うことを聞かなくなってしまった。こういう失敗も、勉強になる。先日、大きなプードルを見かけた。(スタンダードプードルと言うことを知った)見慣れないので「お、大きくて怖いな」と思った。
2023年12月24日
PDに相談にやってきた角田(かどた)婦人と佐村は、雑談が弾む。丹羽は苛立ち、ドアをバタン!と開け「相談がないのなら、戻って寝る!」 いやいや、少しくらいお客さんと雑談したっていいじゃん!それでお互い、相手との相性を感じとったりできる。初対面なら、なおさら。緊張をほぐす作用もあるし・・・ほんの2,3分、お喋りしたって構わないでしょう!丹羽、いい加減 接客業の意識を持たないと。佐村は若いのに、そつなくやってくれている。さらに丹羽は相変わらず、お客さんの前で脚を組む・仏頂面!最悪。こんな態度をとられたら、普通は怒って帰るよ。角田は、飼い犬(久美)がインターフォンや車の音に吠えまくり、訪問者に飛びかかるので困っている と話す。佐村「多分、散歩量が足りないと思います。ダルメシアンは、昔は馬車の伴走犬・猟犬・番犬軍用犬・牧羊犬などを務めた犬種なので、激しい運動に特化した、体力と持久力を持ち合わせてるはずです」とっても活動的な犬種。(横浜のキャラクター犬ブルーダルを思い出す。かわいいから、ダルメシアンを飼うのが夢だったわ)角田「時間と体力だけは有り余ってんのよ、私!じゃ、早速、走って帰ります(^_^)」で、あっさり立ち去る。唖然とする丹羽と佐村だったが・・・一週間後、角田が再訪する。今度はグッタリ、様子がおかしい。「散歩を増やしたら、余計うるさくなった?」角田が寝不足になるほど、盛んに吠えるようになったという。(甚だしく近所迷惑!)「先に住んでいたのは、5歳のチワワなんですよ」角田の言った言葉を思い出した丹羽は、佐村と共に角田の家に行く。そこには角田が言ったとおり、ダルメシアンとチワワが。「ダルメシアンもチワワも、神経質で警戒心が強い犬種だ。チワワはさらに、縄張り意識も強い」「はぁー、知らなかった。チワワってそうなんだ!」「ちったあ飼う前に勉強したらどうなんだ」「丹羽さん!言い方!」言葉が過ぎるよね。お客さんにズケズケ言うから驚く。でも、犬種についてよく勉強せず、イメージで決めて飼う人がほとんどだろう。「あはは!いいの いいの」心が広い角田。丹羽が動画を撮りながら検証することに。佐村に「外 出て、合図 送ったらインターフォン鳴らしてくれ」「鳴らしてくれ」「ラジャ!」←声が大きい「うるせぇよ!」笑った!この二人、おもしろい。(^_^)「問題は、ジーニー(チワワ)にある」ん?!どういうこと?「ジーニーが、久美に指令を出してる?」「この2頭の関係性は、先住だったジーニーが上だ。久美は子犬の頃から、ジーニーに教育されて育った。特にメスは母性愛が強い。それもあってか、久美はジーニーに全面的に従うスタンスのようだ。`吠えろ!・追い払え!´」「指令ですね」久美の問題行動は、ジーニーに起因するってことか。久美の勝手で吠えるのではないと。「全然 気付かなかったわよ〜!」「しかたない。ジーニーは、わざと気付かれないようにやってます」頭がいいな (・o・)!ジーニーは、角田婦人だけが好き。だから、来客があると角田を取られた気になり不快に。で、激しく吠えて追い出していた。久美が角田家に来て、久美に嫉妬→追い出せないなら`手下´にする→やたらと吠えるように仕向ける→角田が久美を怒る→「ジーニーはおとなしくてお利口なのにね」角田の愛情が自分に向いて嬉しいそこまでは思いどおりだったが久美の散歩時間が長くなる→自分は留守番の時間が長くなる→置いてけぼり・寂しい・しゃくに障る→「もっと久美が叱られるようにけしかけてやる。だから、散歩を増やしたらよけい悪化した!」なるほど。素人にはわかるはずもないことだ。賢い・・・ずる賢い犬。腹黒い。「頭のいい犬は、人の行動パターンを読んで計算します」怖ろしいというか・・・飼い主は気が抜けないというか、抜いてはならない か。「もしかしたらあんたは、ひとりっ子の方が幸せだったのかな」「まっ、そうだろうな。どう見てもそいつは、多頭飼いには・・・」「わーわーわー!なんでわざわざ傷口に塩を塗る!?」慌てて丹羽の口を塞ぐ!「それをなんとかしてあげるのが、あんたの仕事でしょう!?全ての犬を救うんでしょう?!」反論する時は、師匠を「あんた」と言う!(前回も)「ウッ…多頭飼いに向いてなくても、できないとは限らない・・・一緒に、なんとかしましょう」「全ての犬を救う」この言葉を無視するわけにはいかない。それは丹羽の信念だから。「全体のバランスを整えるには、ジーニーの視野をもう少し広げてやる・・・つまり、社会化のやり直しです」「本当は、犬の社会化トレーニングは、子犬の時にやるべきなんだが」なるほど・・・具体的には「犬は生後3週から12週を`社会化期´といい、この時期に外の世界の様々なことに慣れさせる…社会化トレーニングをすることが大切だ。まず、いろんな音や臭いに慣れさせること。いろんなタイプの`人´に慣れさせること。人間には、色々いることを学ばせる。いろんな環境に慣れさせること。公園 踏切 階段 商店街 車の中 プール どんな場所でもいいぞ。いつも見て、見慣れてくれば気にしなくなる。他の犬に慣れさせること。犬にも大きいの・小さいの、優しいのもしつこいのもいることを学ばせる」犬も大変ね。ボーッとしていられない。飼い主は、こういうことを意識しなければいけないってこと。犬の成長に適した、その時やるべきトレーニング・教育があるのだ。これは・・・人の教育にも通ずるだろう。「嫌がることは避け、怖がることはせず、大事に大事に育ててしまいました。それが、この子の視野を狭くしてしまったんですね」`箱入り´にしてしまったと反省する角田。良かれと思ってやってきたことが、良くなかった とようやく気づいた。歪み・・・いつか必ず表れて、問題になるのだ。「人間の感覚で大事にしすぎても、犬は幸せにならない。なぜなら「犬は犬」だからです」「習性を理解し、人間とは違う生き物として、犬として扱ってやることが、本当の幸せにつながるんです」飼い犬は飼い犬として、人とうまく共生できることが幸せなのだ。そのためには、飼い主が正しい知識を得て、正しい訓練をし続ける必要がある。プロの手も借りながら、努力してこそだ。〈ジーニーは`大切な動くぬいぐるみ´から、本来の犬の姿に戻っていけるんじゃないかなあ〉成犬が、犬としての基礎を学ぶ・・・子犬と違ってどうしても時間がかかるが、角田の愛情と明るさ・丹羽の訓練で少しずつ健全になりそうだ。ウルソン、かわいい。優しいね。〈飼い主が諦めたら、犬の成長はそこで止まる。でも、飼い主が諦めなければ、犬の成長は生きてる限り続くのです〉これが、この作品の伝えたいことの一つだろう。困難にぶつかっても、根気強く犬につきあう。前向きであれと。(現実には、どうしようもない問題もあるはずだが)
2023年12月13日
過去・・・藤原が、丹羽に噛みついた犬を殴打した。それは当然、丹羽を救うため。だが「犬は悪くない。問題は、常に人間側にある。体罰はダメだ、絶対に」という藤原の主義を信奉する丹羽は激怒。「お前の腕がなくなってた」「飼い主が、自分の犬がトレーナーの片腕を食いちぎった と聞かされたらどうだ?お前の腕を守らなきゃ、マロ(犬)も守れなかった」至極真っ当なことを言っていると思う。が「今までの俺の訓練方針はきれい事だ。もう忘れろ」衝撃的な言葉が追加される。納得できない丹羽。だが、マロは噛み癖が治り、元気に飼い主に返された。見違えった愛犬に、飼い主は泣いて喜び、藤原に心から感謝した。泉「眞一郎はますます複雑な気持ちになった。何が正しいのか 何が本当なのか…」そりゃ、わけがわからなくなるよね。これまでと違う師匠といい、体罰ありで成果が得られたことといい・・・。丹羽が藤原の言動に反発しても、彼は飼い主の望む結果を出し、感謝される。その事実をどう受け止めればいいのか。「体罰はダメだ。表面的にうまくいっても、殴られた恐怖や痛みは一生、犬の心に残る」と抗議した丹羽に、藤原は「殺されるよりはいいだろう」対立する二人。どちらの考えも間違っていないだろうが…「お前もきれい事ばっか言ってないで・・・」「給料 上げてやっからよ」藤原からさらに思いがけない言葉を向けられ、丹羽は激高。しかし「金がなけりゃ、犬も助けられねぇんだよ。ここの維持費光熱費・水・ガソリン・お前の人件費。誰が払ってると思ってんだ。やっぱお前、この仕事 向いてねぇわ。犬で金儲けすんのが汚いと思うなら、そこらの公園でお友達集めて訓練ごっこでもしてろ」これは・・・確かにお金は必要。それは正論。藤原は経営者だから、甘いことを言っていられない。だが言い方に棘がある。明らかに丹羽を挑発している。* * *丹羽の過去について聞いた佐村は「それで?それで丹羽さん、泉さんちに甘えてお店 借りて家賃ツケにしてグダグダしてたの?」佐村の反応に驚く泉と久宝。「そりゃ辛かったろうと思うよ。でも、ドッグトレーナーとしての理想があるんでしょ?今後は丹羽さんが、その理想に向かわなきゃ でしょう?なのに中途半端に引きずって、傷に触れられたらまた逃げて・・・。そんな丹羽さんは、僕が憧れた丹羽さんじゃない。僕の人生、変えたんだよ!かっこいい丹羽さんでいてくれないと困るんだよ、僕が!」なるほど・・・「甘えて、グダグダ。引きずって逃げて」いつまでも立ち直ろうとしないのはダメだ!と。弟子の佐村の方がよっぽど`大人´だし、心が強いということ。丹羽に対する思いが、ここまで熱いとは思わなかったわ。「あなたについていきます!」である。* * *佐村は、藤原の訓練所に向かう。「弟子の心 踏みにじった挙句、犬に体罰するなんて、ただの人でなしじゃん!」慌てて後を追ってやってきた丹羽に佐村は「丹羽さんがいつまでも師匠のこと引きずって仕事が捗らないから、文句 言いに来たんだよ!」「あんたが不安定だと、僕も困るんだよ!」強い(笑)憧れの人だから前向きになってほしい という思いだけではない。指導者がいつまでも陰うつでやる気がないと、自分は一人前のドッグトレーナーになれない!という危機感。* * *荒れる犬を藤原が叩く。それを見た丹羽は、怒り狂って藤原を殴り倒す。しかし、預けた犬が穏やかになり、藤原のおかげだと深く感謝する飼い主も。その様子を目の当たりにし、佐村は〈なんだ、これ…。あの人は犬を殴る。金のためだって言った。でも、あそこには幸せしか見当たらない〉ただの人でなし と思っていた藤原が、見事な成果をあげることに戸惑う。〈当てはめる方程式は真逆だ。でも、この2人は同じ答えを出してるんじゃないのか?どちらも本気で、犬を救おうとしてるんじゃないのか?〉確かに双方、犬も飼い主も救っている。* * *「それでも、今のあんたは間違ってる。あの時、俺は未熟だった。俺が止められれば、あんたは信念を曲げずに済んだんだ。俺は、体罰を使わず教えるトレーナーになる。そして、あんたを廃業に追い込んでやるよ」涙を流す丹羽。自分のせいで、藤原はやむを得ず犬に暴力を…という自責の念があった。〈もしかして、自立させるため?自分の理想は丹羽さんに任せて、本当の崖っぷちにある命をなりふりかまわず救おうと…〉藤原は以前、丹羽がいつまでもここにいて独立しない とボヤいていたしね。「眞をよろしく。廃業させられる日を、楽しみにしてるよ」やはり、藤原には丹羽への`親心´があるような気がする。〈丹羽さんはお父さんを失い、愛犬を失い、家族を捨て、今また師匠も失った。だけどまだ・・・仲間がいる〉迎えに来た泉と久宝…優しい。この二人がついている丹羽は、恵まれているよ。ウルソン、いつもかわいいな!常にしかめっ面のサンジュが(だからかわいくない)珍しく柔和に!「わかんないよ、もう!何が正しいんだよ~!」〈助けるのは善。殴るのは悪。あの人は、本当に鬼畜トレーナー?〉藤原の真意はハッキリしないね。手に負えない荒っぽい犬を、時に暴力で訓練し従順に変える。それで殺処分を免れる。このことを、どう捉えるか。藤原に決別宣言をして、ようやく吹っ切れた丹羽。佐村を初めて「未祐」と呼んだ。〈僕は、丹羽さんの新しい仲間になれたのかもしれない〉丹羽は佐村のおかげで仕事をやる気になった と言えるでしょう。店だって、佐村がうまく回している。接客といい、事務処理といい。立派な仲間だわ。
2023年12月10日
顧客になった小塚を、優しく見送る佐村。その横で、店主の丹羽は門に寄りかかり、ポケットに手を突っ込んで知らん顔!態度悪い(-_-)! お客さんの前でそれはないでしょう。失礼だよ!佐村がいなければ、誰も寄りつかないわ、こんな店に。「ここの教室を紹介されまして」とやってきた女性。紹介状には「藤原愛犬訓練所 藤原 誠二」と書かれている。丹羽は顔色を変え、紹介状を握り潰し、無言で自宅に帰ってしまった。(また・・・お客さんの前なのに、あり得ない!)泉から、事情を聴く佐村。泉・丹羽・久宝は、動物専門学校の同期。彼女と丹羽は、近所の幼なじみ。「母も祖母もトリマーの私は、本当はわざわざ学校に行く必要はなかった。でも 高校を出たら自立するつもりだった眞一郎のことが心配だった。うちの家族も賛成してくれた」ん…?! 丹羽のために進学することにしたってことか…泉家の意向もあった?「おかんみたいな気持ちよ」「眞一郎は人を寄せつけないし、友達もできないだろうから、せめて休み時間だけでも、関わる人間が必要だと思った」確かに、保護者と同じ気持ちね。そこまで心配してくれる人がいるのは、恵まれている。「`人と関わりたくないから犬の仕事をする´って眞一郎は言ったけど、結局 人と関わらないと仕事はできないから」全くもって、そのとおり。「そしてもう一人、いつも一人でいる奴が…」久宝!だが彼は丹羽と違い `ニコニコしている´変わり者だった(笑)●回想シーン丹羽に噛みつこうとした犬を、藤原が指を鳴らすだけで見事制止。これ、今の丹羽が同じことをしている。以来、丹羽は藤原を尊敬し慕い、彼の下で働く。丹羽がドッグトレーナーを目指した理由も明かされる。子どもの頃、捨て犬を飼う~父と二人でかわいがる~父が急死~犬が無駄吠えするようになり、近所迷惑~それが関係して犬が事故死「しつけができなかった俺が悪い。俺が殺したって…それから眞一郎は、人に心を開かなくなった。`人間のせいで不幸になる犬を減らしたい。犬を助けられるドッグトレーナーになる´って」泉は、丹羽が藤原と出会って明るくなったことに喜んでいた。丹羽は、藤原に亡き父を重ねていた。久宝「あの頃は 眞一郎が未祐くんみたいだったね」「そうそう。だから、眞一郎が未祐くん拾ってきたのも、納得だったよね」丹羽にそんな時代が・・・。`拾ってきた´!〈それが、なんで・・・〉「眞一郎が、藤原先生に師事して7年が経った頃…」丹羽が犬に襲われる!だが彼は「犬は悪くない。問題は常に人間側にある」という藤原の信念が染みついており、犬に抵抗しない。駆けつけた藤原が、鬼の形相で犬の首根っこを掴んで引き離す。それを目の当たりにした丹羽は・・・幼なじみとして、泉が丹羽を心配する・放っておけないという気持ち・・・尊いな。丹羽の真実を知っているからこそ、である。本当はいい奴だけど、なにせ不器用で…と思っている。
2023年12月03日
顧客二人を得て活気が出てきたプラウドドッグに、新たな相談者が。小塚 この子が、お留守番できなくて困っているんです。「分離不安」という状態かもしれなくて…。久宝 飼い主と離れると不安になり、様々な問題行動を引き起こす状態のことで、犬の心と体に多大なストレスをもたらすんだよ。過剰に吠える・破壊行動・排泄の失敗・自傷行動 体調不良になることも。とても放置できない。小塚は離婚したばかり。引っ越しし働きに出ることになったが、愛犬がおとなしく留守番できない。かわいそうなので、仕事を辞めた。小塚が家を出ると吠えまくる犬・・・うるさい!苦情殺到するはず。そんな彼女に丹羽は「ペットカメラを貸すので、留守番中のココの様子を撮ってきてほしい。そのために外出してください」と言うが「かわいそう」と暗に拒否されてしまう。で「だったら帰ってくれ。私情が入った飼い主の話だけでは、的確な指示は出せない。あんたの犬が留守番できなくても、俺は困らない。他をあたってくれ」そのとおりだが、客商売していると思えない台詞 (>_<)「そんな言いか…」小塚がムッとしたと同時に、佐村が丹羽に強く抗議。「そんな言い方ないんじゃない!?丹羽さん!」「そんなんしてるから、泉さんに借金 返せないんだよ?」せっかくの仕事のチャンス!逃すわけにはいかない。で、愛想よく小塚に「手伝いに行く」と申し出る。優秀な営業マンの役割だな。若くてかわいい見た目と、優しい振る舞いが役立っている。頭の回転もいい。買い物の途中に、佐村を置いて帰っちゃった小塚!犬が心配でならないってことか。完全に「分離不安」です。トレーニングするのは、あなただ。分離不安なのはココだけじゃなくて、飼い主のあなたです。・過保護過干渉に育てられ、5歳になって初めて留守番を経験。・飼い主の離婚により家族が減り、家庭環境が変わった。・家が変わった「不安になるな」と言うほうが無理な話だ。人間的には納得済みでの引っ越しでも、犬にとっては突然、知らない家に連れてこられた状態だ。確かに・・・犬の気持ちになれば、そうだね。最大の問題は、飼い主の行動が犬の不安をさらに煽っているということだ。「行ってきます」の儀式・・・外出の際に「置いていってごめんね・連れていけなくてごめんね」と謝る飼い主の態度が、犬の不安を増幅させる。心配になって何度も帰る・・・犬は「吠えれば飼い主が戻ってくる」と勘違いする。すぐに戻ってくることを期待して、落ち着けない。小塚の行動パターンが、最悪だった。犬なりに試行錯誤して不安とのつきあい方を覚え、状況を理解し、学習していく。本来、その過程を見守るべき飼い主のあなたが、次々にココの学習を邪魔した。どちらも人に通じる気がする。犬から離れる練習をするよう勧める丹羽。あなたが克服しなければ、ココも克服できない。飼い主次第!ハウス設置や、外出前の散歩も効果的だ と指示。さすがプロ。「行ってきます」と「ただいま」を大げさにしないこと。外出・帰宅 さらっと静かに接する方がいい場面ということだな。丹羽の指示で佐村は毎日 小塚宅に行き、練習につきあうことに。小塚も快諾。丹羽は佐村の`正しい使い方´がわかってきたようだ。(笑)佐村と`デート´して長時間 家を空ける小塚。彼女を励ます佐村・・・優しい。三人の努力の甲斐あって、問題解決。顧客が一人増えた。`アナグマ犬´ 正直言って、私はあまり好きではない。
2023年11月26日
ご婦人が、Proud Dogに相談しに来た。三宅 散歩中に車や自転車バイクが通ると、とっさに追いかけようとして、その場でグルグル回り始めるんです。回るだけ、じゃないな。もう一度、今度は家族でカウンセリングに来てください。話はそれからだ。丹羽は、彼女の様子からも何か感じ取った。でも、あの…うちの家族、なかなか時間が合わなくて…。合わなければ、合わせて来てください。`家族で´が、ポイントのようだ。助っとを行かせましょう。佐村。お前 一緒に行って、ここの家族 説得してこい。佐村に小声で「帰り道、犬が回ったら動画 撮ってこい 」とささやく。なるほどね。トレーナーとして、問題行為を見る必要がある。* * *自宅に到着した三宅は、犬の脚を拭かずに部屋に放つ。汚いなぁ!佐村 トレーナーに言われてきました。ご家族全員で教室に来てもらえませんか?犬にねだられ、たい焼きを与える夫。それを怒る三宅。人間の食べ物はあげないでって言ってるでしょう!しつけ教室なんて必要ないよ。犬なんて、ちょっとやんちゃな方がかわいいんだ。犬の好きなようにさせている。娘 夜は一緒に寝てるし、ちゃんとリコのこと、かわいがってるよ。夫や娘が犬嫌い・虐めている というわけではないようだ。(でも、一緒に寝るのはダメでしょう)だったらあの、せめてお散歩…。それは、お母さんの係だから。それを聞いてムッとした表情になる三宅。佐村は、彼女が餌の入った皿を`投げて´犬に与えたのを見て、驚く。ねえねえ、佐村さんってカッコいいよね!何歳?下の名前は?彼女とかいるの?連絡先、教えてくんない?エッ、この娘、露骨というか・・・しかも親の前で!かわいいけど…エッ!家族が協力的でなくても、使えるもの全部 使って、説得してこいよ。丹羽から言われたことを思い出す佐村。`使えるものは全部使え´とは…なかなか強烈な言葉。教えてもいいよ、連絡先。その代わり、ひとつお願いがあるんだ。任務のため!師匠に言われたとおりにする佐村。* * *娘に頼んだことは、三宅家の日常生活をビデオ撮影してもらうこと。後日、彼女とカフェで待ち合わせしカメラを受け取ると「ありがとね、じゃあ」え〜!?もう行っちゃうの?そりゃ、一緒にお茶したいよね。それが目的だもの。仕事中なんだ。塩対応(笑)言われたとおり撮影してくれたのだから、大人としてお茶ぐらいごちそうしてやればいいと思うが・・・面倒くさいことになるからダメか。リコシェ、幸せな方がいいんだよね?当たり前じゃん。家族だよ。犬を大切に思う気持ちは、確かにある。それよりまた、お茶してくれる?うわっ!よほど佐村が気に入ったのだな。お母さんとしつけ教室、来てくれたらね。佐村もしっかりしているな。〈ちゃんと家族だと思ってる〉ならば、リコシェがいい子になれる可能性はある!と。* * *リコシェがクルクル回る動画を見て完全に、ストレス行動だ。三宅は怒る。夫は甘い。娘は慰める。家族の指示がバラバラで、犬は常に不安で混乱している状態だ。加えて散歩が足りず、運動不足。牧羊犬は他の犬種より膨大な運動量が必要で、動くものを追う傾向も強い。車やバイクに吠えたり回ったりするのは、牧羊犬によく見られるストレス行動だ。なるほどね。犬種としてどういう背景・性質があるか、知ることが大事だな。それともう一つ。母親は犬に怯えててる。僕もそれ思ったんです!家に入れる時、犬の足を拭かなかったり、フードボウルを投げ置いたりして。早く手を打たないと、さらに悪い状況に…。危機的な一家。* * *娘から佐村に緊急電話。「リコシェがお母さんに噛みついた!?」すぐに丹羽と佐村が三宅家に出向くと、かなり手を出血した三宅と、唸りながら威嚇するリコシェが!外にタクシー待たせてあります。(病院に)行きましょう。手回しがいい!動物に噛まれたのなら、すぐに診てもらわないと!救急車を呼んでいい出血量だよ(>_<)今までも何度かリコシェにやられてますね?三宅さん。それを夫も娘も、全く知らなかった。飼い犬に噛まれてるなんて、恥ずかしくて言えなかったの!お父さんも奏音(かのん)も都合よくかわいがるだけで、世話やしつけには協力してくれなかったじゃない!だから本を読み漁って、そこに書いてあるしつけ法を、次々 試してきたの!そしたらある日・・・噛まれてしまった。必死でやってるのに、悪くなるなんて…。泣き出す三宅…問題を一人で抱え込んで、ずっと辛かった。頑張っても、どんどん状況が悪化するのは耐え難いものだ。同じことをしても無視されたり、物を投げられたり、他の家族には褒められたりでは、犬は何が正しいのか理解できず、混乱するのみだ。リコシェの問題行動は、その混乱からのストレスが原因だ。どうしていいか、わかんなくなったんだね。家族が犬に対して統一性のある接し方をしないと、何が良くて何が悪いのかわからない。その上、運動不足だ。リコシェは牧羊犬で、ストレスを発散させるには膨大な運動量がいる。そういうことをわかった上で、飼うと決めるべきだね。犬種によって特性がある。健全に育てるには、工夫が必要なんだ。・・・人にも言えることだろうな。でも、ボーダーコリーは訓練性能が高い犬だと本に書いてありました。しつけも、他の犬より楽なはずじゃ…。優秀な犬というのは、教えなくても何でもできるという意味じゃない。訓練には特化しているが、きちんと教えられない場合、逆に手に負えない暴れん坊に育つパターンが非常に多い。そして、頭がいいからこそ、一度こじれた人間との関係をリセットできず、手放すことになる例も少なくない。的確な訓練をしてこそ`利口´ なのだ。それなしでは、逆に悲劇的なことになる。知り合いに牧場を経営してる奴がいる。現状のこの家にいるよりも、リコシェは確実に幸せになれるが…どうする?犬を手放すことを提案する丹羽。そこまで状況は悪いということ。犬と飼い主、お互いのための提案。絶対イヤ。リコは私の妹だもん。もう、お母さんにばかり押しつけないから。散歩もしつけもちゃんとする!娘、改心。今まで、母さんにばかり押しつけて、悪かったよ。夫が妻の手を取って謝る!先生、リコは手放しません。どうか、ご指導をよろしくお願いします。夫も改心。夫婦で頭を下げる。* * *そして、三宅一家は全員でトレーニングを始めた。(娘のスカート、短すぎる)出張トレーニングを終え帰ろうとする丹羽を、佐村が引き止める。帰るなら、お母さんをちゃんと褒めてからにして!なんだそりゃ。意に介さない丹羽。人間だって犬と一緒だよ!褒めてもらえないのにずっと頑張れないよ!丹羽さんは、犬の幸せのためにもっと飼い主さんも褒めるべきです!人の心理というものは、佐村の方が遥かにわかっているな。不愛想な丹羽にできない接客を、佐村が補っていて良い。商売だから、佐村のそういう気持ち・行為も大事だ。* * *謎の男性登場。丹羽も泉も知っている、かつ`会いたくない人物´のようだ。彼のしている白い手袋が、三人の過去に関係するのか?不穏な空気…。* * *犬を飼うには、家族一丸となることが必要。手間もお金もかかるってこと。共に楽しく過ごすために、相応のことをせねば。ボーダーコリー 見るからに活発そうだし、よく吠えそう・・・飼うのは大変だと思うわ。
2023年11月17日
今回は、去勢手術に関すること。丹羽が「サンジュがトレーニングに集中できないのは、未去勢だからだろう」と指摘。「未去勢のオスは本能が強い。発情中のメスのニオイを6km先でも嗅ぎつける。その範囲内に発情したメスがいたら、それだけで落ち着かない」6km!犬の嗅覚が凄すぎる。去勢すれば「絶対にとは言えないが、今の状態よりは(トレーニングに)集中できる可能性はある」なるほど。こういう知識もないと、犬の専門家とは言えないね。「危険回避本能と捕食本能は、トレーニングとすり替えることで、人間と暮らす上で問題が起きないようにできる。だが、繁殖本能だけは別だ」「遊びやスポーツにすり替えられず、本能欲求が満たせない。人や他の犬との調和が保てない」訓練でうまく制御するのは無理ということか。「丹羽さんは犬の幸せのために`人間側´を変えようとしてるよね。でも、去勢手術は人間に不都合だから強制的に犬から本能を奪い取るってことで、それは人間側のエゴじゃないのかな」犬を思いやって考え方や行動を変えるのはいいが、手術で本能を取り除くことは話が別だ という思いか。「手術は一瞬の痛みだが、それで本能欲求が薄らいで、日々穏やかに過ごせるなら、オレは犬のために手術を選ぶ。たとえエゴだとしても」犬のため だよね・・・犬にどう暮らしてほしいか考えれば、やむを得ない。「お前の犬だ。強要はしない」あくまでも佐村の犬・・・他人が決められることではない。獣医の久宝(くぼう)、登場。彼も総合的な判断で手術を勧めるが、それにはリスクを伴うと話す。手術だから、そりゃそうだ。「僕の判断ひとつで、サンジュが命を落とすかもしれない」「人に合わせた暮らしを強制するのは、人間のエゴだ。だけど現代の飼い犬たちは、人間と共存すること以外に生きる道はない。だったらどうする?どうするのが正しい・・・」エゴなんて言ってられないのでは。人と暮らすのだから、犬も飼い主も他人も困らないようにしないと。そのための手術なのだから、必須だと思う。だから、心苦しくても前向きに捉えた方がいいのでは。サンジュは常に反抗的なのに、佐村は意外と愛情を抱いているのだな と思った。「犬を飼うってこういうことなんだ。命の行き先さえも、僕が握ってる」`飼い主´としての責任がある。佐村に寄り添うウルソンがかわいい。無事に手術を終えたサンジュを抱いて、涙をこぼす佐村。「初めて、サンジュの飼い主になれた気がした」佐村は優しい青年だ。「手術したからって、中身が入れ替わるわけじゃあないからな。トレーニングがしやすい土台が出来上がっただけだ。個体差もある。ここから先は、飼い主のトレーニングの腕次第。精進しろよ、佐村」去勢手術すれば、全てがうまくいくのではない。まだまだ共生のためのトレーニングを積まねば。犬を飼うことがどういうことか、描かれていたと思う。犬に対する責任・社会に対する責任。正しい知識を得ることも、良い獣医に出会うことも大事。久宝が変わり者(>_<) でも、頼もしい。丹羽、電話応対が不愛想すぎる。さらに驚いたのは、お客さんの面前で足を組むこと。非常識!
2023年11月11日
ダメ犬に手を焼く青年・佐村は、凄腕ドッグトレーナー・丹羽の下で働くことになった。しかし、丹羽の店は開店休業の状態・・・。丹羽について、大家・トリマーの女性・泉は「根は優しいんだけどね、色々あったからさ…」彼の過去をよく知っているようだ。* * *丹羽とその愛犬を、公園に引き出した佐村。「何かやってみてください。カッコいいやつ!」で、丹羽が動きの大きな訓練をする。女性たちがそばで見ており、感心する。彼女たちは、佐村の配ったチラシを見て来た。「愛犬デモンストレーション」と書かれたチラシを見て、腹を立てる丹羽だが「お客さんは、部屋でダラダラしてても集まらないんですよ!」「家賃 払えないんでしょ!?僕だって、給料もらえないと困るの!」佐村にハッキリ指摘される。本当に、正論だよね。丹羽は優れたドッグトレーナーだから、その凄い能力を活かさない手はない ということ。お金のことだけでなく、凄腕の丹羽が活躍しないのはもったいない!という思いも。攻撃的な愛犬に困っているというご婦人に、丹羽があれこれ助言。アイコンタクトのきっかけとタイミング・褒め方・抱き上げる=勘違いの元「犬には、飼い主のメンタルが強く影響する」愛犬が、他の犬に吠えまくることを恐れる→「この人はビビッて頼りにならない」犬が思う→だから犬自身が虚勢を張って「むやみに周りを威嚇する癖がついたんだ」「犬を正したければ、まずは飼い主が変わることだ」なるほどね、と思う。* * *「お試しトレーニング 予約確保!」たった二人だけど、デモンストレーションと悩み相談に乗った甲斐があり!犬のことはプロフェッショナルだが、商売下手で努力もしない丹羽。逆に、犬の素人だが稼ぐ気満々で行動力のある佐村。いいコンビネーションのようだ。* * *「毎日ちゃんと、開店時間にシャッター開けて、掃除する!」仕事する気のない丹羽の尻を叩く。店内のトレーニングルームには「なんにもないじゃん!やる気なさすぎ!」そうではなく「トレーニングルームは、何もないのが普通だ。犬が歩いたり走ったりするのに、物があると邪魔だろう」なるほど。犬の気が散らないためでもあるかな。「でもせめて、飼い主さんが座るとこくらいは」そうよね!「立ってりゃいいだろう」〈ダメだこの人は…犬のことは考えるのに、人のことは全然考えてない〉そのとおりだね😩 ダメだこりゃ・・・接客業に全く向いていない。というか、人としてどうかと思う。〈ならば僕が人のことを考えるまで!全ては集客のため!〉家具譲渡サイトを見てテキパキと電話し、必要なものを格安で調達する佐村。慣れている感じ。「お金払ってくれるのは、犬じゃなくて人なんだから、人が入りたくなる空間にしておかなきゃ、集客は望めないよ、丹羽さん!」そのとおり!佐村はわかっている。さらに掃除・片付け・料理 どれもうまい。意外としっかりしている子だな。* * *だが佐村の犬、相変わらず吠えまくってうるさい!「このままなら、近所迷惑だから出ていってもらう!」と大家が忠告していたのに。うるさすぎて、複数人から怒鳴りこまれるレベルだよ。* * *「犬を叱る時に、名前を呼んではいけない」「犬に名前の概念はない」「呼びながら叱り続ければ、その名前は犬にとって`嫌な単語´でしかなくなる」なるほど。「名前を呼ぶ時の注意事項」があり、名前=叱られる この思考を植え付けてはならない。「名前は、犬にとって`いいこと´と紐づけて呼んであげよう」おやつを与える時や褒める際に、名前を呼ぶようにする。「ちなみに名前を呼びすぎるのもいけない。犬が面倒になって、無視し始める」なるほどねぇ。叱る時は「統一すれば何でもいい。短い言葉を、低い声で」わかりやすさと、飼い主が怒っていることを伝えるためね。「現行犯で叱ってやらないと、犬には理解できない」そりゃそうだ。「いたずらをやめてほしいのは、あくまで`人間の都合´だ。犬にとってそれは、悪いことでもなんでもない」なるほどねぇ。確かにそうだ。* * *丹羽の提案で佐村の犬は`サンジュ´と名付けられたが…それはフランス語で`雄猿´という意味!〈でも ぴったりだ。ピッタリすぎだ〉荒っぽい猿みたいな犬だから、と納得し、意外と気に入る。* * *丹羽の話に「なるほど、ナルホド」だったわ。犬をしつける・扱いやすくするには、正しい知識・細やかな心遣い・手間暇がかかる。これは人・・・子どもに限らず大人にも通ずるところがあるのでは と。責任もってやり遂げねばならないのだ。失敗すれば、お互い不幸・・・これも一緒だ。あれだけ広い店舗を借りるには相応の家賃がかかるし、自分の部屋の家賃や犬の飼育費も必要…仕事しない丹羽は、どこから生活費を得ているのか?!資産家?
2023年11月03日
犬を飼っているわけでも、犬が大好きなわけでもないが(昔は犬好きだったが、色々あって今はそうでもない。怖い)ひとまず視聴。主人公…佐村 未祐(みゆ)女みたいな名前だな!今風ねぇ。彼女の字、小学生か!元恋人に犬を押し付けるなんて、無責任だ。ぬいぐるみではないってのに。散歩中の犬に引っ張られた飼い主が腹を立てて、犬を`首吊り´にする・・・全く同じシーンを見たことあるわ。犬が暴走し、手に負えないから。 走る犬を、指を鳴らして急停止させる…そんなこと、できるわけないだろう!丹羽 眞一郎の髪型!犬と同じ体験をさせるため、佐村に首輪をつけて歩かせる丹羽!荒っぽいが犬の感覚を実感でき、扱い方を理解しやすい。佐村「リードは、首を締めつけて言うことを聞かせる道具ではない。 ~ 周囲への迷惑を防ぐためのものだ」それ!それをわかっていない飼い主がほとんど!正しい犬への近づき方・・・犬の目を見ない・正面を避ける・しゃがむ・騒がしくしない なるほどなぁと思った。どんな動物に対しても通用するだろう。…人間にも。「犬をコントロールできない人間がダメなんだ」犬をちゃんと躾しないから。「犬をコントロールできるように、飼い主をトレーニングする」その必要、絶対にあるね。他人に迷惑をかけないために。正直言って画が好きではない。が、どうにか耐えられる。その100倍イヤだと思ったのが、佐村の`ノリ´。大袈裟/声が大きくて喧しい!だから正直って、次回も見るかどうか迷う。犬を飼っている人は、見た方がいい。
2023年10月23日
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