◆ アニメ 百妖譜 第二期 0
◆ アニメ 百姓貴族 2nd Season 0
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内容に触れています。重体のペットをどうするか…`避けたい・避ける´獣医と決断できない飼い主。ペットを巡る暗部だと思った。SNSで噂される…昨今の社会を描写。実習生ながら、ホリくん活躍。飼い主からの言葉が励みになる。私も嬉しくなったわ。こうして、一人前の獣医になっていくのだな。大地がしっかりしていて感動。子どもながら、父のことも母のことも理解しているし、その上で明るいし。本当にいい子。トキワは幸せ者だ。心配してくれる友人や、仕事仲間のいるコオ先生。それだけの人だから、思ってくれる人が何人もいる。
2024年09月03日
貝から虎まで`かなり´ふわっと愛らしく描かれている。本物を見たくなる。「へぇ~」「えっ、そんな〇〇がいるの?!」と印象に残るものや、必殺技が衝撃的な動物も。絵と簡単な解説が、見開き半分ずつ。児童向けなので、気軽に読める。明るくカラフルな本。「とにかくかわいいいきもの図鑑」の続編だそうだ。前作も読みたいと思ったが、図書館には続編しかない。えっ・・・第一弾を購入~ 第二弾も購入という流れではないの?と思った。
2024年08月07日
表紙とタイトルが目を引いた。(別にマンゴー好きではないのだが)出版社のサイトには「女性作家 六人によるアジア・アンソロジー」とあるが、正直言って想像(期待)していた物語とは違うなぁ と。それっぽくて理解しやすかった(読みやすかった)のは「チャーチャンテン」。「停止~」は重すぎるし、テーマに合わない。「猫は~」は、特に難解だった。アジア と言っても、日本以外に出てくるのは香港・台湾のみ。読書サイトで「表紙が一番アジアっぽい」という感想を目にしたが、本当にそうだな。 表紙とタイトルが「うまい」と思う。売る術を感じる。橡…つるばみ 漢字も読みも、頭に入らず。漢和辞典で見つけるのか?!台湾に行ってみたいなぁ とずっと思っている。早く行けばよかった。
2024年07月13日
40年前からテスラの名は知っていたが、ここ数年とても興味を持つように。これは絵本なので、実にさらっと書かれている。絵も端正・温かみのあるタッチで好感がもてる。(万人受け)衝撃だったのは、敵手エジソンが`ひでぇ奴!´だったこと。最悪である。真面目で不器用なテスラに、切なくなる。不遇・孤独・鳩を溺愛した天才科学者に、ますます興味をそそられる。あとがきもわかりやすく、親切。
2024年07月10日
多少、具体的な内容に触れています。和装から洋装へと変化し始めた時代、ある地方都市の架空のデパートが舞台。そこはモダンでロマンティック・・・心ときめく場所。文化/娯楽施設のような存在だった。色鮮やかで楽しい。小説ではなく、イラスト+漫画+随筆 という構成なので、気楽に読める。百貨店が「特別な場所」だった時代(大正~昭和初期)を描いているが、イラストには著者の自由なセンスがふんだんに盛り込まれている。訪れた乙女たちが、化粧品や洋服にときめく様子がかわいい。エレベーターがすてき。あとがきが良い。
2024年06月27日
スーパーで買い物するたびに「エッ、そんなに高いの?!」とぎょっとする。間違いがあるのでは…とレシートを確認することも。魚も果物も、高くてなかなか買えない。バナナとキウイが「やっと」だよ。書籍も高い!数年前は650円くらいだった雑誌が、今は1000円だ。もはや雑誌とは言えないだろう!と思う。買いたいけど…かなり悩む。泣く泣く諦めることが多い。単行本もかなり値上げされ「エッ…!そんなに高いのか」と思う。数年前なら1300円くらいだったろうと思うものが、今は1800円…そんな感じだ。2000円を超すか越さないかというラインが基本というか。高 い。1300円だって、私にとっては「どうしようか…」と悩む価格だというのに。文庫本も高い!数年前なら900円弱と思われるものが、今や1300円!そりゃ少し厚みがあるが、そこまで分厚くないだろう!と思う。紙・輸送・印刷などの価格が上がっているからだと言われても・・・随分と高い!高すぎる とため息が出る。不満・嘆きは、言い出したら止まらないわ。暮 ら し に く い!
2024年06月15日
著者 ファン ボルム(韓国・女性)「2024年本屋大賞」 翻訳小説部門 第一位少し内容に触れます。あー、これはドラマ化したらいいんじゃない?と思った。(出演者を考えるのが、少し楽しいよ)色々あって疲弊している女性が書店を始めて・・・という内容だが、そこまで精神ボロボロの人が書店開業の為に動けるのか?!相当大変なことなのに と身も蓋もないことを思ってしまった。大人になって、色々あって(苦しいこと・辛いこと・思うようにいかないことを経験し)右往左往しながら心がうずき・・・ついに限界まで来たところで自分なりに考え、別の道を選び取り、歩んでいく。方向転換する。それが一所懸命に生きてきた証拠なのだと思う。多少のロマンスも含まれていて、女性読者は多少ときめくのではないか。あら、すてきねって。まだ社会を知らない、男子高校生がかわいい。登場人物を大人のみにしなかったのが、とても成功していると思う。現代人に響くファンタジー。書き留めた言葉がいっぱい。
2024年06月12日
ナキウサギに関心が高いというほどではないが、なんとなく手に取ってみた。で、あっという間に引き込まれた。エゾナキウサギがかわいいから といより、大雪山の自然美と小さなエゾ~の姿 その組み合わせが絶妙なのだ。当たり前だが、どこを開いてもエゾ~。しかし飽きない。それは、著者…プロの写真家の腕前によるものだと思う。きっと誰もが、鳴き声を聞いてみたくなる。「こんな小さな動物も、頑張って生きている!」と胸が熱くなる。文章が少ないので、テンポよく読める。巻末に簡単なQ&Aがあり「へぇ~」。子どもも大人も楽しめる一冊だと思う。実に美しい写真に「印刷技術が凄いな」と感心もした。
2024年04月07日
絵がきれい。文章は思っていたよりわかりにくい・字が小さい。国境=壁・検問所 硬いイメージしかなかったが、こんなに簡単・開放的なものもあるのか!と驚き。恥ずかしながら、シェンゲン協定を知らなかった。警戒/融和…当たり前だが、国境に歴史あり。一つの地球だが、様々な人間が住んでいるから、線引き必要。著者は韓国人。誰しもそれに、意味深さを感じるだろう。
2024年01月25日
内容に少し触れています。お嬢様・天音は`外部の人´の価値観に触れてカルチャーショックを受け・・・。類は相手を思いやれるようになり、将来の夢も芽生える。健斗は母に・・・。冷静に自己分析するのも感心。大同先生は、見た目マッチョを気にしていたが・・・。各人に進歩があって良い。絹ちゃんがかわいい♡最後のページの画に、心が和む。本当にすてき!
2023年12月30日
角川まんが学習シリーズ まんが人物伝多少、内容に触れています。女性は結婚し、主婦に徹するのが当たり前だった時代…そんな常識に立ち向かい、差別や偏見に負けず医大に入り、生涯を医療に捧げた女性。異例な彼女は当然、男子学生たちに歓迎されず…嫌がらせシーンは僅かだったが、実際は色々な酷い虐めを受けたに違いない。周囲の人たちから受け入れられない・拒絶される辛さを思うと、よくぞ挫折しなかったと思う。先進的だった父親の影響が大きく、やはりどういう親の元で育つかが大きいなと。女性のため・貧しい人のため ひたすら、他人の益のために動くのがすばらしい。才能や努力だけでは望みは叶わない・・・大人が読むと、資金集めできる社交性も必要だとわかる。ナイチンゲールが出てくるので、そこも興味深い。
2023年10月14日
著者 高瀬 隼子(たかせ じゅんこ 88年生まれ 立命館大学 卒 22年 芥川賞 受賞)まず、表紙の絵が印象的。目を引く。題名にも興味を持った。【歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつも私だけ?】内容紹介のこの一文を読んで「読みたい」と思った。共感 共感 共感だから。以下、少し内容に触れています。表題作誰にだって`表と裏がある´とはいえ、半分読んだ辺りで明らかに気が滅入る・気分が悪くなる。なんというか、主人公が心の中で自身をどす黒くしていく様が重く、頑な。彼女の奇妙な、異様な興味・執着心が不気味。おもしろがってやっているが、全然おもしろくない。でも、読者として多少 引き込まれてしまう。「お供え」だから働くこと・職場という所はストレスが溜まるよね と。人の腹の中はわからないもの。「末永い幸せ」主人公の固い信条と、確かな友情のちぐはぐさが印象に残る。「短い話の方が読みやすいから」と「末長い~」→「お供え」→表題作 の順に読んだ。単にページの分量で判断したが、それで正解だったと思う!
2023年09月25日
既刊があると知らずに手にした第二集。90歳から新聞ちぎり絵を始めた著者。腕前がすばらしい。まさに才能開花。物の光沢まで表現しており、趣味の域を超えている。ビール缶や食品パッケージにある言葉は、全て同じに写していないが、全体の雰囲気で十分それだと納得するし、魅了される。ちょっと文字が含まれた作品もあり、かえって味わいがありおもしろい。どの作品からも手仕事の温かみと、著者の生気が感じられる。 「新聞に、こんなに色があるか?!」と思ったが「なかなか見つからない色もある」と記述があり、そうだろうな と。作品に添えられた短い日記(添え文)は奈良弁で、ややわかりにくいところも。でも、人柄が伝わってくる。第一集にも目を通したい。
2023年09月03日
副題「もっと仲良くなるヒント、教えます」著者・若宮 正子は御年88歳。「世界最高齢のアプリ開発者」と言われ、80を過ぎてから世に出た。ITに堪能な高齢者として政府からお呼びがかかったり、講演会や著述活動を行っている。内容は書名のとおり、デジタル機器に苦手意識のあるシニアに向けて、優しく明るく語りかけている。デジタル生活は楽しい・役に立つ・身を救う とわかりやすく伝える。100%前向きでカラッとした著者に手を引かれ「きっと自身のためになる」という気にさせる。こういう高齢者なら、若者から好かれるはず。会社員時代について「オフィスワークというのは、江戸時代とあまり変わらなかった」と述べていて衝撃的。笑 「昭和30年頃が江戸時代かー」と。しかし高度成長期と共に機械化が進む。手作業が苦手だった彼女にとって、それは好都合!で、男社会の中で管理職にまでなった。昭和から平成にかけて、女ひとりで生きていくのは、今よりもっと風当たりが強かったはず。戦争体験と共に、そんな半生が彼女を強くしたに違いない。(その辺りの話は僅か)で、定年前にパソコンを購入し、試行錯誤しながら知識・技術を身につけていく。デジタル機器との相性の良さ これで彼女は、広い世界へと出ていくことに。スマートフォンすら持っていない私は、本当に頭が下がります・・・情けなくてごめんなさい と思う。こんな頭のいい、しっかりしたおばあちゃんになれれば勝ち組よ。
2023年09月01日
日米開戦で、強制収容所へ送られた日系人たち。三人の写真家(ドロシア ラング、宮武 東洋、アンセル アダムス)が彼らを撮影。以下、少し内容に触れています。まず、巻頭の宮武 東洋による婚礼写真に目を奪われた。とても端正で美しい。素人ながら、彼は非常に腕のある写真家だったに違いないと思う。選択を迫られた宮武親子の苦悩。本心より「家族が一緒にいられるように」という思考で決断せねばならない・・・そういう時代を生きた/生きねばならなかった戦時下の日本人に思いを馳せる。砂漠同様の土地に連れてこられ、有刺鉄線に囲われた生活・・・その戸惑い・屈辱感・辛さは、経験した者でないとわからないと思う。武装した警備員の目を盗んで`釣りに出かける´という、大胆行為に驚いた。(・o・)!点呼されないとも限らないだろうに。人々は、同じ境遇の宮武にだけは素顔を見せたという。そりゃそうだろうと思う。書名が意味深長。出版社のサイトには「対象年齢 児童書 小学校 高学年」とあるが、巻末の長いあとがきを読むと「これを児童書と言っていいのか?!」と疑問符。いまどきの子は、これくらい読みこなせるのか。
2023年08月28日
昭和ど根性 男一代記。田舎の極貧少年が~という前半の引き込み・テンポの良さ。がむしゃらで機敏なこの若者が、どう成功していくのか と先を知りたくなる。とにかく、著者の気力体力と度胸が凄まじい。ろくに寝ない・休まないでこんなに動けるのか?!と、非常に驚いた。猛烈すぎる。鼻っ柱の強さにも時代を感じる。恩師・村上氏の人を見る眼と判断力も凄い。氷彫刻の名人や、タイプの違うシェフの話も興味深かった。父母の、中卒で社会に出る息子に向けた言葉が胸に響く。荒波に揉まれるとわかっている親だからこそ…切なさと慈しみ。
2023年08月07日
哲代おばあちゃんの 心も体もさびない生き方石井 哲代/中国新聞社百歳のおばあさんを新聞記者が取材~連載が始まる~大反響~102歳までをまとめて本にした。当然、本人が執筆したものではなく、記者が取材し、あれこれ上手にまとめていると思われる。写真やレシピも複数載せて、楽しい雰囲気に仕上がっている。「かわいいおばあちゃん」とアイドル視するだけでは済まない。自律の念や心がけが、さすがである。寂しさや不安も確かにある。でも、人と接する時は優しく朗らか。気遣いの人だ。できることは`身体のため´と思ってサボらずやる。そこにある緊張感は、高齢の一人暮らしならではだろう。やはり`人が好き・人に好かれる´ということが大事だと思った。そうでないと、年とってから孤立してしまう と。暮らしが成り立たなくなるだろう。`いりこ´が健康の源らしい。いりこを使ったレシピも載っているので、作ってみたいな。
2023年07月20日
「あちこちガタが来てるけど 心は元気!80代で見つけた 生きる幸せ」 著者 G3sewing(じーさんソーイング)80過ぎの男性が、娘のミシンを修理したことで裁縫に目覚め、家族でバッグ作り~販売に至る という実話。読みやすかった。以下、やや内容に触れています。世渡りがヘタで経済的に苦労してきた上、病続きのじいさん・・・妻や子どもたちともうまくいっていなかった。が、ミシンとの出会いで状況は好転していく。やはり、稼ぐ・稼げるということが大事!しっかりした家族がいて、助けてもらえることも。SNSに長けている若者(孫)の力も欠かせない。老父のバッグ作りを手伝う三女の語り文体。高齢者との生活についても述べており、少し参考になる部分も。始めからトントン拍子で、というわけではなく、軌道に乗るまで試行錯誤の日々…「なんでも、すぐにうまくいくわけではないのだな」と。でもこれは私にとっては、夢物語。すばらしいことに間違いないが、ただ絶賛するわけにはいかないという感想。じいさんの職人としての経歴・技術力だけでなく、ある程度の経済力や知力を有する家族(子どもや孫)あっての幸せ・成功だ。羨ましい。
2023年06月26日
待望の第4弾。まだかまだかと待っていた。山怪といえば狐・狸・蛇の話が定番中の定番なのだが、今作ではこれまでにないぶっ飛び談が! エッ?はぁ?としか言いようのない、笑っちゃうような目撃談も。 時空の異変とか不可解な失踪とか、やはりとても不思議だし怖い。「布切れ一枚」で得体の知れないものと向き合わねばならない…テントも怖いわ。「山に入る人は減り続けるが、山怪が完全になくなることはないと信じる」という著者の言葉も印象に残った。四巻目が朱(あか)・・・ということは、次は蒼か碧にするのか。
2023年05月18日
注意 少し内容に触れています。うみ子とsoraの距離感が、意外と悪くなくてホッ。ずっとイヤな奴のままかと思っていた。どんどんカッコ良くなるうみ子。同世代の`普通の主婦´との差。カイを見送るつもりが、思いがけず一歩踏み出してしまった・・・その「一歩」は何だったのだろう?「情けないあなたは魅力的だし 映画的」あぁ・・・情けない姿も絵になってしまうということか。情けない姿を十分受け止められるほど、相手がかわいいのだと思う。現場で学び、考えるカイ。成長していて良い。入学する前の自身を振り返り、その在り方を考える。そして、若者たちに馴染んで映画作りに取り組む日々は、充実しているが多忙。65歳の身体から赤信号が!
2023年05月02日
=内容に少し触れています=うみ子と海(かい)の年末年始がいい。ほのぼのしてからの、決意表明。課題・進級・インフルエンサーsoraの入学・撮影アルバイト・・・関わる人の数・経験が増えるのに比例して多忙に。充実してきたが、65歳の身体には厳しいものがある。新たな世界に進む海・・・さて、どうなるか。若者に囲まれる環境で、うみ子に目をかける教授は貴重な大人。
2023年03月29日
~具体的な内容に触れています~うみ子(65歳)の美大・映像科での日々 。グループでの制作や飲み会で、若い学生らに`揉まれる´。うみ子を「おばあちゃん」としか認識しない女子の同級生・グチの世話を焼き、距離を縮めたあたり、さすが年の功である。セクシャリティがどうこうって話は、つまらない。彼女の海(カイ)に対する気持ちが`恋´かもしれないと匂わせているが・・・そんな深みのない物語なのか?!違うだろう、きっと。(そう思いたい)ぶしつけなインフルエンサーsoraが、うみ子たちをどう引っ掻き回すのか。
2023年03月16日
穏やかなだけが島さんではない…そこが好きだ。以下、少し内容に触れます今回は、上の人を戒めた。それは、島さんらしい心の叫びだった。`同業´ホシさんとのコンビネーションがよかった。滅多に会わなくても、心のつながりがある…すてきだな。ベテラン爺さんを侮っちゃいかん。
2023年03月05日
安壇 美緒 あだん みお 86年生まれ。早稲田大学 第二文学部 卒業。17年デビュー。第6回 未来屋小説大賞 第1位第25回 大藪 春彦賞 受賞23年 本屋大賞ノミネート安壇という苗字はペンネームか。今まで見聞きしたことがない珍しさ。チェロ教室に潜入調査・・・という内容だと知り、手に取った。表紙の絵に惹かれて読む人も多いだろう。そして誰もが「あっ、JASRAC対ヤマハ」と思う。講師・浅葉の言葉に「なるほどな」と思ったり、生徒・橘の言動に「ん?」と違和感をもったりした。講師と生徒の関係について「うーん・・・そういう人達もいるだろうが、皆が皆、そんなに美しく温かい結びつきには至らない」と思った。自身の経験から。ネタバレ 注意まず、講師・浅葉のくだけた言葉遣いに「えっ」と思った。大手教室の雇われの身で、こんな話し方する人がいるの?!と。私が浅葉なら、目の前であんな啖呵を切った橘を絶対に許せない。「無理でしょう、普通」と思う。が、そこは人と人との相性ってことか・・・という結末。橘の偽り・裏切りを、やむを得なかったものと納得する梶山の言葉が、最も心に沁みた。意外と逞しいかすみに好感。かわいいなと思う。(実写化するなら、有村 架純のイメージ)橘が美男であるという設定も、印象に残る。数人の仲間のうち、いけ好かない奴が一人いる というのが、リアルである。 バッハの無伴奏チェロ組曲が聴きたくなる。弾きたくなる。←ど下手だけど また挑戦したくなった。あぁ・・・弓を持ちたい。作中に出てくる小野瀬 晃の曲を聴きたいな、とも思った。
2023年01月27日
三年生の町井と原田が`大人´だわ。チェロ高橋とヴァイオリン立花…どちらも横柄・威圧的でムカつく。キーキーうるさい。私が最も嫌い・軽蔑するタイプの人たちよ。山田君は良い。高感度が高い。好きだ。衝撃のあまり、相手を傷つける言葉が出てしまう青野…わかるな。「悪い」「言ってはいけない」と思いつつ、勢いで口走ってしまう。そんな自分が`子ども´であることが情けない。驚きの展開に「そういう話にしなくていいのに…」と思う。なんというか…生々しい。あぁ、弾きたい・・・弓を持ちたい。
2023年01月18日
作者 おざわ ゆき 2016年 初版発行少し内容に触れています。80歳にして、家を出たまり子。行動力が凄いのは、現役キャリアウーマンだからだと思う。向こう見ずな行動が、どんどん「暴走」。救急車を呼ぶべきことが起きても、あっという間に復調!年齢からして普通なら、とっくにばてている。画のタッチに丸みがありかわいらしい系統なので、内容は厳しくても、全体的にほんわか感がある。猫を登場させて、読者の心をがっちり掴む・・・巧いと思う。
2023年01月08日
他の漫画を検索していたら「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」と載っていた。ふと「タイトルがおもしろいな」と思い、辿ってみると・・・明るく気が良さそうな白髪男性の表紙と「ベテランのコンビニ深夜アルバイト・島さん。ちょっと頼りないけどちょっと頼りになる、ちょっとわけありのおじいさん。そんな島さんと、いろんな人たちとのふれあいを描く、読むと元気になるコンビニヒューマンドラマ。道を踏み外して転んでも、何度だって立ち上がれる」とあった。途端に興味を持ち、読みたいと思った。深夜のコンビニでアルバイトする島さんは、シニア男性。誰にでも優しく穏やかで、常に前向き。だが、実は訳あり。少年時代も織り交ぜてあり、彼の過去が知りたくなる。店でのあれこれは、コンビニ店員でもある著者の経験なのだろう。「色々あった」はずの彼の物腰の柔らかさは、一体どこからくるのか。島さんに癒され、応援したくなる。こんな人と働けたなぁ…と、つい妄想も。すぐに第二巻を買いに行った。
2022年12月04日
出口 保行(でぐち やすゆき) 22年 SB新書 非行少年・犯罪者の心理分析をしてきた著者が、子育てで気をつけるべきことを説く。事例を挙げ、わかりやすい言葉で書かれており、理解しやすい。親の都合や「良かれと思って」の怖さ。子が親の言動にじわじわと追い込まれ、問題を起こしてしまうのは、実に残念で悲しいことだ。しかし、同じような環境でもタガが外れず、犯罪をするに至らない子も多いはず とも思った。最後に記された著者の家庭の様子は、多少の自慢かと思えなくもない。「呪う言葉」は「狙いすぎ」の感あり。「傷つける・苦しめる」が妥当だと思うが、それではありふれていて人目を引きつけないか。
2022年11月23日
~内容に少し触れています~評判がいいので期待が大きかったが、正直言って「それほどいい作品かな…」と思った。まず、絵が私の好みではない。(表紙には、特に何も思わなかったが)こんな老朽したぼろい家なんて絶対にイヤ・早く正社員にならないとダメだ・授業をサボったら進級~卒業できなくなる そんなことが頭をよぎる私が、このまま読み進めていいのか…。のほほんとした主人公だが、あることで断固とした態度をとる。「あっ…彼は、ただののんびり屋ではないな」と思った読者は、私だけではないだろう。密かに夢を抱く女子大生は、都会生活に馴染んで変わっていくのか・・・フリーターの主人公が、定職あり・既婚の友人に「凄いな」という場面が、印象に残った。現状に満足し、全く焦りのないように見える彼だが、自身が「異端」であるという自覚は多少あるのだと。
2022年09月06日
注意 少し内容に触れています。今風の絵・今風の言葉遣いに馴染めないのを承知で、読むことにした。ヴァイオリン一筋だった中学生・男子がやる気を失い、グダグダと暗い気分で過ごしている。しかし、少女との出会いで進学や音楽に前向きになっていく。高校で、様々な人物たちと出会うことになる。まず・・・スカートが短すぎる!生徒が教師にタメ口・それを当たり前のように受け入れる教師に驚いた。ヒロインの性格も見た目も、魅力的ではない。(わがまま・図々しい・髪型がヘン)オーケストラや佐伯の演奏シーンの描写が、力強すぎる。そんなに硬くて攻撃的なの?と。軍隊かよ。1学年18クラス!それほどのマンモス校、今でも存在するのか?!なんだかんだ思いつつ、次の巻も読みたい。
2022年08月31日
主人公は、ブサかわいい犬。多少、変わり者・優しい・思慮深い・意地悪・無謀。姉ちゃんの心の闇が深そうだ。正気とは思えない妄想するし。
2022年08月20日
作者 鶴谷 香央理 つるたに かおり2019年 宝島社「このマンガがすごい!」オンナ編1位を受賞。同年の第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞。まず「メタモルフォーゼとは?」と思い検索すると・・・変化・変身という意味で、ドイツ語らしい。何も知らず「きれい」に突き動かされた、ばあちゃんの感性がいいなと思う。心根は優しいが、愛嬌なくモサッとした感じの女子高生が、ばあちゃんと友だちになってどうなっていくのか。今後の二人の関わりが楽しみ。
2022年05月30日
新聞の書評欄に載っており「これは読みたい」と思った。月刊誌で連載されており、今年8月に単行本化。出版社のサイトには「65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだと……。 心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!」この紹介文と印象的な表紙から想像したほど、物語は「熱く」展開されていない。うみ子が、たいして悩む様子もなく大きな決断をしたので「えっ・・・そんなにあっさりと決められるのか」と思った。カイのキャラクターが「今風」。それと、顔が怖くて馴染めない。若者と接して生じるモヤモヤ感、なんとなくわかるな。中高年が主人公 今後こういう漫画が増えるかもしれない。若者の中に飛び込んで、やりたいことをやる・・・そんな姿に興味を持つ人は、少なくないと思う。これからうみ子がどうなっていくのか・どういう映画を作るのか・カイとの関わりがどうなるか 知りたい。著者の名前が「たらちねジョン」 「ジョン」だから男性と思ったが、いや、昨今のペンネームはそう単純ではないものもある。もしや女性?検索してもわからない。
2021年11月26日
本の内容に少し触れています。 手芸と文房具に対する熱い思いがおもしろくて「言われてみれば、わかるー!」と思わずニヤニヤしながら読んだ。 でも、思っていたより面倒くさい人。「なんだかんだ言って仕事・友人・健康に恵まれ、やりたいこと(留学)もできるのだから、グチャグチャ言うなよ」と思った。凄く羨ましい。 神経質な著者が「許せない」ことでも、相方の大久保は「一回は受け入れる」話と、男性タレントに対して大久保が終始冷然としていた話が、とても印象に残った。
2021年11月20日
漫画レビュー 注意 少し内容に触れています。 表紙と題名が目に留まり買ってみたが、中身の漫画絵は好みではなかった。新入生に威圧的な先輩男子にも嫌悪感。先輩女子の軽装も引っかかる。短パン・タンクトップで山に入る?!岩登りする?! 世界最初のアルピニストはコンラート・ゲスナ―(スイスの博物学者)という人で、当時としては珍しい考えの持ち主だったという話がおもしろかった。 絵もキャラクターも好きではないが、新入生3人がどう成長していくのかは、知りたい。特に、内気で体力のない女子。少しずつ、自信をもてるようになるのかな。 山岳部で、これほど本格的なことするの?!と驚いた。命懸けじゃん。
2021年11月10日
少しだけ内容に触れています。 前の巻同様「ん…?!」と言動や展開に違和感を覚えつつ、没頭して読んだ。鷹野さんが自然体で子どもの心を掴むシーンがおもしろく、なんとなく感動してしまった。鷹野さん、好き。ゲストキャラクターが落合 陽一に似ている。パソコンのスペックについての説明、わかりやすい。
2021年10月09日
一部内容に触れています書店で見かけて、興味を持った作品。アニメ化され、今月から放送開始されるという。 ふわっとした感じの作品。主役の少女は料理の天才でもなければ、出世意欲があるわけでもない。直向きで、己の務めをきちっと果たしているが、力みやがむしゃら感はない。それがこの作品の肝なのか。 「カレーを作ってはならない」話にナルホドと思った。花街の特性をよく表している。 寒い時季に素足に短パン・・・でも湯たんぽ! 青森の郷土料理「みそ貝焼き」(みそかやき)おいしそう!食べてみたい。 置屋の女将さん=中高年 と思っていたが、ここでは違うので驚いた。何か事情があってのことか。 主人公の幼馴染の成長も楽しみ。
2021年10月01日
第一巻と比べて少しトーンダウンした感はあるが、某施設でのやりとりや( ワールド 違いに笑った)、鷹野さんがSEに放った率直な感想がおもしろかった。 他の人に倣い、ふいにパソコンの角度を変える鷹野さんがかわいい。 漫画にTwitterやYouTubeが出てくる・・・時代だなぁ。 ベテラン非正規たちの本音に頷いたわ。バカ真面目だと、とことん搾取され自滅するってこと。
2021年09月17日
はんざき 朝未 著 Kissコミックス 20年4月 新聞に載っていた書評を読み、とても興味をもった。 スッとした才媛に見えるが、実は驚くほど無能。しかし、いつも堂々としている女性。片や、有能だがあがり症。商談で、押しが利かずに悩んでいる男性。そんな二人がコンビを組むと・・・という物語。 著者は、ITコンサルティング業界に精通していると思われる。ややこしい・難しいセリフが多い。 商談相手の心理や、彼らが女性に感服する心の動きが、正直言ってよく理解できず、戸惑ってしまった。 女性がどこまでも無能という設定だが、とてもそうとは思えぬシーンもあり「・・・ん?!ひょっとして、何か真実が隠されているのかも」という気もするが・・・わからない! 題名が秀逸なため期待が大き過ぎた感は否めないが、次号も楽しみ。
2021年09月12日
「婦人公論」連載の書籍化。清水ミチコが、様々な分野で活躍する二人を招いての鼎談。(ていだん 三人で会談すること)テーマを設けず、フランクにお喋り。 まず、清水ミチコの交友の広さに驚く。 あとがきに「3という数字は絶妙で、強いバランス感覚がある」「50%で見つめ合う対談よりも、鼎談という33.3%のあいまいな目線の方が、気持ちの張り具合がうまく調和できる」とあるが、読み終えて「確かにそうだろうな」と納得。どの語り合いも楽しそうで、テンポよく話が進む。 若かりし頃のタモリの逸話がおもしろい。「俺は、なりすましだ」という彼の言葉に、清水ミチコが同意し「私は、誰かになって表現したい」と。それが彼女の芸の神髄であり、おもしろさなのだ。 全体的に、彼女の感性の豊かさ・細やかさが伝わってきた。
2021年07月12日
大団円。全てうまくいく・丸く収まる。皆がHAPPY!仕事も私生活もHAPPY! 12巻から絹恵が「田淵!田淵♡」と熱烈恋愛モードになり、違和感が強くなった。そして、13巻の裏表紙に「ワーキング ロマン」と書いてあるのを見て「はぁ?!そういうつもりだったとは…」と力が抜けた。 上司との恋愛なんて、求めていなかったから。 最後の最後まで裸が出てくるし・・・興ざめ。感動なし。 まあ、田淵と絹恵はお似合いだよ。私はステキなカップルだと思わないけど。 なにがReal Clothesだよ という最終章だった。
2021年07月09日
注意 作品の内容に触れています。 えっ!?ニコが「まさかの」恋愛と退職。大胆というか、大胆不敵だわ。「大人のこと」として、自然体で割り切っている。彼には「一番大事なことのために生きる」というぶれない軸があるから、遠慮も苦悩もない。 ニコのような人が、一番「生きやすい」と思う。頭が良く器用で、誰からも好かれる。そして、自分都合でサッと動ける。 美姫があろうことか、競合他社に転職!えげつない。凄い挑戦心。でも現実に、彼女のような50代半ばの人がファストファッション企業の指揮官に抜擢されるか?とふと思った。キャリアは立派でも、客層の母親世代だ。 対照的な二人の部下をもち、また色々と学ぶ絹恵。人材活用できなければ、仕事の成功はない。
2021年06月19日
注意 内容に触れています。絹恵は、改革本部長に大抜擢された稲村さんを、どう指導すればいいか悩む。絹恵だってまだ30歳にもなっていないのだから、無理もないことだ。出世すると、こうして管理職としての経験を積んでいくのだな。ハイブランド相手に、咄嗟にNOを突きつける・・・はったりと機転が凄いわ。「いいものは、キチンとした場所に置かないとダメだよ」貴子様の言葉に溜飲が下がる。
2021年06月16日
枻出版社が今年2月に倒産していたことを知り、驚いている。「出版不況とコロナ禍が追い打ち・広告出稿が減少」だと。事業が譲渡されたというが、雑誌「湘南スタイル」はどうなるのか。廃刊か?パラパラと見て、読むのが好きだったのにな・・・。
2021年06月09日
注意 作品内容を含んでいます。契約社員・小西の登場で、俄然おもしろくなってきた。 優秀でそつのない小西に釈然としない絹恵。「契約社員」である部下の胸中を知り、雇用形態の違いを突き付けられる。 が、正社員だってリストラされるかも=契約社員と同じ境遇 と考えたり、「いい子の振り・リスク取らない・決定的な発言をしない」と小西をなじる。 絹恵の言動が、とんちんかんではないか?本当に小西の立場を理解していないように見える。 小西「契約社員は、25を過ぎると先が見えないことに気づく。給料は上がらない・ポストは上がらない」 「25歳を過ぎると」この言葉が、とても現実を語っていると思った。 デパート合併・・・この作品が連載されている頃、相次いでいたな。 この巻では裸がなかった。よかった。
2021年05月22日
市立図書館に行き、本を借りた。その際、カウンターの職員が「予約(取り置き)の本は、ありませんね。セルフ式貸出機を使ってください」ボソッと、不機嫌な様子で言ってきた。 あー、まただ。 そう言われるのは二度目。数年前も、同じことを言われた。ぶっきらぼうに。 セルフ式だと手間だから、いつも職員に処理してもらうのだ。(いちいちカード番号を入力せねばならないし、バーコード読み取り機が使いにくく反応悪い)それに、セルフ式は隅に置いてあり、カウンターの方が書棚から近い。 カウンターに行列ができているのならともかく、他に誰もいないってのに。 「面倒くさいから自分でやって」と言われているようで不快。ぶすっとした態度から、それが伝わるんだよ。 利用者が職員に遠慮し、手間のかかるセルフ式を使えってか。 そんなに貸し出し業務がイヤなら「書棚にある本のみ借りる人は、セルフ式を使うこと」と規定すればいい。もっと性能のいい機器を、出入り口にでも置いてさ。(年配者は、うまくできない人が多いだろう)
2021年05月20日
主人公・絹恵はデパートの寝具売り場から、精鋭揃いの婦人服売り場に異動。先輩から辛辣な言葉の洗礼を受け、さらにカリスマバイヤーからは、見た目を侮辱される。(今なら問題発言として取り沙汰されると思う)それでも、興味のなかった洋服への意識が芽生え始める。 見た目と名前で、契約販売員の凌は中国人かと思った。冷淡なキャラクターかと思いきや、ただ辛口な人ではないらしい。プロ意識と技術がお見事。パンツの裾を「前上がり斜め」に直す提案なんて、されたことない。 統括部長・神保 美姫の登場シーンでのファッションが、カッコいいと思えない。15年前、50代半ばのキャラクターに「美姫」と名付ける作者がいたとは! カリスマバイヤー・田淵のルックスがいいと思えない。品がない。 絹恵は「あまりスタイルが良くなく、野暮ったい」という設定なのだが、そういう感じがあまりしない。体の線も顔も、十分きれいだ。 「会社で理不尽なことを言われたら?」絹恵からの問いに恋人が「一週間、忍の一字で耐える。飲んで愚痴らない。自分のやり方をもう一度検証する」。 偉いね と思った。
2021年05月09日
注意 具体的な内容の記述あり 不登校・発達障害の激増 つきまとう虐め問題 デジタル機器の使用 私が生徒だった頃よりも学校は遥かに複雑化し、「皆一緒」「波風立たず」というわけにはいかなくなった。私が10代の頃は、不登校という言葉がなかった。登校拒否という言葉すら、ほとんど見聞きしなかった。 昨年TVで著者のことを知り、興味を持った。公立中学校で校則がない にわかには信じがたいことだ。校長である著者の革新性が注目されるのもわかる。 制服なし・何時に登校してもいい・校長室への出入り自由・廊下に机と椅子が置いてあり、そこで勉強してもよい・授業中に眠ってもいい・スマートフォンの持ち込み可などなど・・・ 傍から見れば「自由すぎる」と思われることの数々。しかし、荒れていた学校は今や「進歩的」「寛容な対応」で人気校に。難関高校へ進む者も増えた。 若手の教師には、転職を視野に入れながら仕事をすることを勧めている。もっと成長できることをせよ・転職できるほどの強みを身につけなさい と。民間企業に勤める人と同じ という現代的な考えだ。 なるほどなと思ったり腑に落ちることもあれば、そうでないことも。一番思ったのは、ここまで先生から気を遣われる生徒は、恵まれている。自分の特質に合った教育と居場所が、私もほしかった。部活のようで部活ではない「カルチャークラブ」の存在がおもしろい。人には「居場所」が必要だ。 インクルーシブ教育・非認知能力といったことを知れた。教育に携わる人も、そうでない人も読むといいと思う。
2021年04月22日
高嶋 ちさ子を嫌いでない人ならば、楽しめると思う。おもしろかった。 親・兄弟・夫婦・子ども 家族との相性が良いこととお金があることが、人生を謳歌する=幸せに不可欠なのだとわかる。著者は加えて美人という恵みも得ており、羨ましい限りである。 著者が、気性の激しい母親と合わなかったら・・・悲劇だわ。二人の性格・感性がピタッと合ったから敬愛があり、今の著者があるのだ。 ご主人との相性も抜群。出会いに恵まれることこそ、最高の幸運なのだ。著者と正反対の穏やかな性格だが、妻を見る目は冷静。ヘヴィメタル大好き!でバンドでギターを弾いている・会社が許すのなら長髪にしたいという夫のキャラクターがおもしろい!いい雰囲気である。 留学したことで居場所を見つけ、伸び伸びと活動できたという話も印象的だった。人それぞれ、空気が合う・合わないがあるのだ。 家族・音楽・仕事 テンポよくまとまっていて、飽きずに読めた。不妊治療の記述は痛々しく、医者との出会いの大切さが強く伝わってきた。 昼寝するなんて怠けている! 床に就く時「今日は~出来なくて残念!」と思う そういう価値観で突き進む、著者の活力が凄い。拍手。
2021年03月27日
ネタバレ注意 お笑いコンビ「たんぽぽ」川村 エミコのエッセイ集。幼い時、大人のなにげない会話に深く傷ついた話が切ない。共感を覚えた。「えっ、そんなふうに思っていたの?!」という衝撃よ・・・胸をえぐられる。優しく頼もしい少年たちとのエピソードが、特に良い。「お母さんの皿うどん」の話もおもしろい。著者は根暗で気が弱い風だが、いやいや、子ども時分から驚くほど強く出たり積極的だ。「いつも負け戦」でも、高校の剣道部で頑張ったというのもすばらしい。本当に根暗で小心だったら、とてもそういう部活動は続けられない。恋愛話より、コンビについて語ってほしかった。仕事の記述がないのが予想外で、残念だった。
2021年03月19日
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