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Save Me どらごんnorさん
- acha0619さん
2010年02月18日
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 条治(加藤)よ、悔しさがだんだんこみ上げてくる銅メダルではなかったか。


 僕も同じ色のメダルを持っている。長野五輪の男子1000メートル。500メートル金メダルの勢いで取らせてもらった。正直、まぐれの要素もあり、うれしいメダルだった。


 一般的に「銀メダルは悔しいメダル、銅メダルはほっとするメダル」と言われる。つまり、銀メダルには金に届かなかった悔いが残り、銅メダルは表彰台に上がれたという財産が残るという意味合いだ。


 条治、君は違っただろう。金メダルが狙えたレースだった。結果として、銅メダル。さらに、銀メダルは同じチームの長島圭一郎に逆転を許し、さらわれた。レース直後の苦しそうな表情は、滑り終えた後の疲れだけではなかったはずだ。


 頂点に立てなかった原因ははっきりしている。2回目の滑りだ。第1コーナーの出口でバランスをくずし、最後の直線はスタミナ切れから失速した。1回目と同じレースを2回目でもしていれば、表彰台の頂点を十分狙えたのだ。これは、たまたま起こったことではない。1回滑るだけなら、君は本当に強い。しかし、2回そろえることが普段からの課題だった。


 僕は君に言われたことがある。「清水さん、あんなにつらいトレーニングをやらなきゃいけないなら、僕スケートやめます。楽して金メダル取りたいですね」。僕の練習のドキュメンタリーを見ての感想だった。僕は心肺機能を高めるために失神寸前まで自分を追い込むトレーニングをしてきた。それに対しての反応だった。腹もたたなかった。失礼だとも思わなかった。ある意味で、君は天才だから。コーナリングは僕が教えを請うほどの能力を持っていた。


 今回、ズバリ何が足りなかったのか。1000メートルの練習だ。君は500メートルに特化し、1000メートルを捨てた。しかし、500メートルを1日2回滑る今の五輪では1000メートルの練習が不可欠なのだ。


 銅メダルで満足していないはずの君だから、言う。4年後金メダルを手にするには練習方法の変更が必要だ。栄光のメダリストに対して、あえて厳しく書いたことを許してほしい。










ふと、こんなコラムを見つけました。
筆者は長野五輪金メダリスト・清水宏保


常々、オリンピックの季節が来るたびに、銀メダルや銅メダルを取ったのに、表彰台であまり嬉しくなさそうなメダリストを見ると、何だか悲しい気持ちになります。


それは、確かにオリンピックという大舞台で、自分の100%を出し切れなかったという悔しさはあると思います。



でも、でもですよ。

あんな、世界からその競技のトッププレーヤーが集まる大会で勝ち抜いて、表彰台にまで上がるなんて、それはメチャ名誉なこと。

第一、参加するだけでも大変なんですから。

得るものもたくさんあると思うし、もっと、自分を褒めてあげてもいいんじゃないかって、感じるのです。







ただ、このコラム。

昨日から何度も何度も読み返しています。
世界の頂点の戦いでしのぎを削った経験がある清水氏の言葉だからか。

銀の長島選手でなく、あえて銅の加藤選手に送っている言葉だからか。


これが、頂点を目指して闘う者たちが棲む究極の世界なのかと、その一端を覗いてしまったような、そんな気持ちにさせられました。




加藤条冶





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最終更新日  2010年02月18日 13時33分29秒
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