ふるさと福井

三国祭りと古代の伝説

北陸三大祭りの一つ、三国祭りと周辺の古代伝説 ー写真8枚で紹介しています
伝統の三国祭り

北陸(福井、石川、富山の3県)三大祭りの一つ、三国祭り(坂井市三国町)は今年(2007年)も三国神社で盛大に行われました。5月20日の中日には呼び物の武者人形山車巡幸が行われ、昼過ぎに同神社前に6基の山車が集結。その後、「エーイー、ヤー」の囃子と笛、太鼓を響かせながら人混みであふれる狭い通りを山車が順次練り歩き、,同祭りはクライマックスに。例年、県内外から多くの見物人が訪れる三国祭りですが、今年は三国神社の祭神、継体天皇の即位1500年を記念する年とあって、継体天皇の山車も登場、祭りはいっそう盛り上がっていたような気がします。

継体天皇にまつわる古代の伝説

ところで、今から1500年以上前には、男大迹王(おおとのおう、おほどおう=後の継体天皇)が、そのころ大きな湖沼であった越前の平地の水が日本海に流れ出るように、九頭竜川の三国付近に川口を開いたと伝えられています。三国神社の近くにはその九頭竜川が流れていますが、そこを散策しながら太古のロマンにひたるのも楽しいと思います。

また、ちょっと足を伸ばして、周辺の継体天皇に関係する伝説地を訪ねてはいかがでしょうか。

永平寺町松岡から坂井市丸岡町にかけての山々には、そのころ越の国を治めていたといわれる歴代大首長の大古墳群があり、その麓には継体天皇の母・振姫のふるさとされている「高向神社」(坂井市氏丸岡町)、男大迹王(後の継体天皇)が天皇就任要請を受けたところとされている「てんのう堂」(同)などがあります。さらに坂井市春江町の石塚神社には、継体天皇に関係したといわれる大きな岩が古くから拝石として保存されていますし、坂井市春江町姫王の春日神社は、継体天皇の母・振姫の終焉地とされ、その近くには石碑が建てられています( 継体天皇あれこれ参照
北陸三大祭りの一つ、三国祭り 北陸三大祭りの一つ、三国祭り
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北陸三大祭りの一つ、三国祭り
北陸三大祭りの一つ、三国祭り
北陸三大祭りの一つ、三国祭り 三国神社近くの九頭竜川


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