PR
キーワードサーチ
さて、本日は、CCCとCICCの具体的な手順について、お話いたします。
<1つめのC=法廷証言は正しい>
・前提として、弾劾したい事項について、「本当ですか?」「間違いないですか?」「本当は違うのではないですか?」と何度か念押しをして、「間違いありません」と何度も言わせる。
※CICCの場合は、ここで、欠落している部分について、それがいかに重要な事実であるかを語る必要があります。これについて、後日といたします。
<2つめのC=調書を作った時も正しい>
・あなたは、事件から○日後の(記憶が新鮮であることを暗に示します。)、○年○月○日、××警察署(検察庁)で、警察官(検察官)から事情を聞かれましたね。
(ここで「取り調べ」というと反発を買うので注意されたいということでした。)
・あなたは、△△(弾劾したい事項)について聞かれましたね。
・あなたは、その日も△△について覚えていましたね。
・あなたは、記憶のとおりに答えましたね。
(ここで、「あなたは△△について、今日と同じように答えましたね」と聞くのはNGです。「いや、どうだったか分かりません」とか言われてしまうからです。)
・あなたの話を聞いて警察官(検察官)は、あなたの話したとおり、調書にまとめてくれましたね。
・警察官(検察官)は、調書を読んでくれましたね。
・あなたも、調書を手にとって確認しましたね。
・警察官(検察官)は、「あなたが話したとおりでないところがあったら、訂正を申し立てて下さい」と言われましたね。
(ここで「内容に間違いがあったら」……という形にすると、「いや、そんなことは言われていない」とか、「内容は正しいか分かりません」など流れを阻害する発言を許容してしまうので注意してください。)
・あなたは、訂正を申し立てませんでしたね。
・あなたは、話した内容が書かれていることを確認して、名前を書きましたね。
・ハンコも捺しましたね。
<3つめのC=自己矛盾供述とご対面>
・(同一性確認のため)平成○年○月○日付証人の調書末尾署名押印部分を示します。
・末尾の名前は、あなたが書いたものですね。
・ハンコも、あなたのものですね。
(ハンコの尋問後、CCCの場合)
・では、同じ書面の○ページ○行目(△△に関わるところ)を証人に示します。
ここから、私が読み上げますので、書かれているとおりに読み上げたか、確認してください(「正しく読んだか」などと聞くと、言い訳を招くので注意してください)。
・「~△△~」書かれているとおりに読みましたね。
(読み上げは尋問者がやるべきです。証人が素直に読んでくれるとは限らないからです。)
・引き上げます。
(ハンコの尋問後、CICCの場合)
・では、この書面を渡しますので、「△△」という記載があるかどうか確認して下さい。
・「……」ありませんね。
(ここで、証人が言い訳をしても放っておいてください。遮る必要はありません。)
応援していただける方は、下記のバナーをクリックしてください。
刑事弁護に有用な本のご紹介 2013年07月30日
【裁判員裁判研修】ビデオクリティーク 2013年07月29日
【裁判員裁判研修】最終弁論5-その他の… 2013年07月28日