マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2007.06.12
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 暫く前のこと、D口夫人からメールで依頼があった。6月にある「エンジョグinみちのく」の時に説明して欲しいと言うのがその内容。第4回目の今年は名取市内を走ることは聞いていたが、自分に説明出来るようなコースなのだろうか。そう思ってその時は聞き流していた。

 さらに暫くしてから再びメールが来た。それにはコースの概要が示されていた。仙台空港を出発し、貞山堀~あんどん松~洞口家住宅を経由してダイヤモンドシティで昼食。そこから雷神山古墳~十三塚公園~中沢家住宅~道祖神社~実方中将の墓~高館山~熊野那智神社を経て極楽湯がゴールのコースだ。

 一見して面白そうなコースだと言うことが分かった。古代(雷神山古墳、実方中将の墓)、中世(熊野那智神社)、近世(貞山堀、洞口家住宅、中沢家住宅)と各時代の史跡や文化遺産をたくさん巡り、十三塚公園や道祖神社なども興味深い箇所だ。知ってるところもあるが、むしろ知らない箇所の方が多い。そんなところを私が説明することが出来るだろうか。何か資料はあるはずだからまずはそれを探して見ようか。

 不思議なことに何点かの資料が直ぐに見つかった。まずは名取市観光協会が作成した「中将実方朝臣の墓」と言うパンフレット。これには実方中将の墓は勿論のこと、今回の巡回ポイントがほとんど載った地図まで掲載されていて、まさに打ってつけの資料だ。2つ目は同協会が作成した「名取熊野三社」と言うパンフレットも見つかる。これには高館地区の歴史遺産が網羅されていた。

 3つ目は「貞山運河・高城川歴史散策ガイド」。これは宮城県土木部河川課の製作によるもの。阿武隈川河口から北上川河口に到る49kmの「貞山運河」に関する説明が載っていた。だが適切な図がない。机の周辺を探すと、何と「貞山運河」に関する新聞記事が出て来た。何かの役に立つだろうと思って切り取っていたようだ。さらに河出書房新社刊「図説宮城県の歴史」で雷神山古墳関係の資料を発見。よ~し、これで何とか説明資料は作れるだろう。

 早速コンビニで資料をコピー。次にそれを切り張りして組み合わせる。先ずは中央部に名取市の観光地図をドカンと。そしてその周囲に「貞山運河の図面」、「熊野堂周辺地形図」、「熊野那智神社の概要」、「実方中将関係年表」、「雷神山古墳の地形図」を張り巡らして見た。ほほう、なかなかの出来だ。さらに理解を助けるため、コース順とその番号などを書き込む。完成した資料を翌日コンビニに持参し、D夫人に聞いた人数分をコピーした。ふう~っ。

 何とか恰好はついた。だがこれを見て直ぐに理解することは困難。やはり説明は必要だろう。それもスタート前に行うことが出来れば、きっとマラニックにも楽しみが増えると思うのだ。最初にD夫人から頼まれた(?)時は戸惑ったが、身近な土地の歴史を知る良いきっかけになると思う。今回作った資料が参加者の関心を呼び覚まし、何らかの役に立つことを願っている。

 そうそう、文中で「不思議なことに・・」と書いたが、何故そう思ったか書き忘れていた。名取市作成のパンフレットも、宮城県土木部作成の資料も、実はかつて働いていた現場で拾ったもの。つまりゴミとして捨てられていたのを偶然見つけて、取って置いたのだ。それだけ私の関心があった証拠だろうか。さて、明日からは引き続き説明編を書いてみたい。玄関脇のクジャクサボテンの花が昨日から咲き出した。鮮やかなショッキングピンクの花だ。





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Last updated  2007.06.12 17:49:24
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