マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2007.06.27
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 朝は雨が降っていたが昼から晴れた。この日の天気予報では変わりやすい天気とか。夜は雨だろうと覚悟していたがそうでもなさそうな感じで、気温はどんどん高くなる。これは良いぞと急いでフルキャストスタジアムへ向かった。対巨人戦が大人気で、空席を見つけるためには少しでも早目に球場に着いた方が良いからだ。

 まず自転車を停めた場所を頭に入れておく。ウロ覚えだと帰りが混んで大変なのだ。次に「東北楽天ファンクラブ会員証」と当日の入場券を持って、ピンバッチを受け取る。今年になってからもらったバッチは13個にはなったろう。それをポケットにねじ込んで外野の入場口に急ぐ。まずリュックを開けて手荷物検査。次に入場券を示し、左手にスタンプが押される。これは再入場する時の確認用だ。蛍光剤が塗られているのか、専用の機械で照射されると光を放つようだ。

 ようやくレフト自由席のあるスタンドへ。さすがは巨人戦、ほとんどの席は人が座るか物が置かれている。ようやく最上部辺りに1つだけ見つかる。左隣は爺さんで右隣は妙齢のご婦人。席に落ち着いて田中マー君のレプリカユニフォームに着替え、楽天の野球帽を被る。次にリュックの底から飲み物を取り出そうとして唖然。弁当とおつまみの入った袋がない。あんまり慌てて家に忘れて来たみたいだ。

 仕方なくアウトレットのパン屋で買った2個のパンを食べ、ウーロン茶を飲む。実は殆どの球場ではペットボトルの持ち込みは禁止されている。興奮してグランドへ投げ込まないための対策だ。それにここフルスタでは食べ物も持ち込めない。だが球場内のテナントで買うと相当に高上がりになる。生ビールが1杯650円で焼きソバが500円。寿司は千円以上するだろう。だから私はいつもリュックの底に弁当と飲み物を上手に隠して通り抜けるのだが。

 先発ピッチャーは巨人が木佐貫で楽天は田中だった。やはり読みは当たった。これはついてるぞ。今滅法強い巨人を相手に早速3点を先取。周囲のファンと応援用の小さなバットを打ち合って喜びを分かつ。だが高橋由伸には2ランホームランを打たれて、たちまち1点差になった。それでもこの日の楽天は強い。巨人のミスにつけ込んでどんどん点を取る。

 5回が終了した時点でスタジアムマリッジ。バックネット裏4階のテラスで新郎新婦が抱擁し、熱いキスを交わす。それが大型のスクリーンに映し出されるのだが、今夜のキスの長いこと。「この~、大衆の面前で好い加減にしろ~!」と怒号。おっと、それは私の叫びだった。

 レフト側外野自由席は楽天の攻撃中、立ったまま応援するのが普通。ここは観覧席ではなく応援席なのだ。私の背中からはトランペットの物真似まで飛び出す。楽器が禁止されているため物真似なのだが、それが堂に入っている。聞くともなしに会話を聞いているとわざわざ関東まで応援に行く熱心なグループのようだ。お蔭で曖昧だった選手の応援歌のメロディーを殆ど覚えることが出来た。

 ついに腹が減って焼きソバとお握りを買って来た。確かに高い割に味はイマイチ。398円のいつものカツ丼の方が安くて美味しくて、しかも楽天が勝利する確率が高い。だが、焼きソバでも少しは効果があったのか、鉄平が今月10日以来のホームランで止めを刺す。たちまち場内に鳴り響く「鉄平コール」。

 だが抑えの福盛が本調子じゃない。9回表2アウトの時に勝ったと勘違いして一旦は白いジェット風船が飛ばされたが、ファールだった。その後巨人のランナーが次々と出塁し2点を献上。すっきりしなかった最後だが勝つのは勝った。対巨人戦は今季初の1勝だった。そして田中はチーム最多の5勝目。高卒ルーキーで6月までに5勝した投手はこれまで数人とか。そのいずれもが球界に名を残した大投手のようだ。

 田中、嶋とルーキーコンビが揃ってのお立ち台は初めて。インタビュー終了後、外野では選手とファンが揃っての万歳三唱となった。これがファンにとっては至福のひと時だ。今夜も燃えたフルスタ。勝利の歌が夜空に響き渡った。私が観た6月の試合はこれで4戦全勝。今季通算でも10勝5敗の好成績だ。確かに田中の入団で、何かが変わって来たように感じる。





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Last updated  2007.06.27 16:01:37
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