マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.12.06
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カテゴリ: ランニング全般
「つくばマラソン」を走り終えて、私はつくばエクスプレスのつくば駅へ向かった。3ヶ月ぶりのレースで体がくたくただった私は、一刻も早く家に帰りたかったのだ。マラソンバスは研究学園駅行きか常磐線の土浦駅行きしかない。構内を歩いているうちに路線バスかタクシーを拾えるだろう。そう考え、ゆっくり歩を進めていた。

だが幾ら経っても車は通らない。それもそのはず。筑波大学の構内ではまだランナーが走っている。車は通行禁止だったのだ。追越学生宿舎の前でバスを待っていた学生に、「今日はマラソンだからバスは来ないよ」と教える。しかし何故バス停に、マラソンによる臨時運休のことを張り紙しないのだろう。

筑波大学病院まで歩けばきっとタクシーが待っているだろう。そう思い直してさらに歩く。スポーツバッグの重さが肩に食い込む。これも我慢。リハビリと思うしかない。かつて勤めた医学図書館の裏口から病院へ向かう。図書館の裏口には巨大なパラポラアンテナ。衛星放送を受信するためのようだ。私がここの創設をした頃とはずいぶん変わったものだ。日曜開館をしてるらしく、建物内に明かりが点っている。

大学病院前にタクシーは1台もいなかった。あてが外れた私は、つくば駅を目指してさらに歩くしかなかった。今は筑波大学に統合された旧単科大学前を通る。かつてここに君臨した女帝のお陰で、私は石川の山の中へ飛ばされた。現役時代最後の頃の話だ。彼女は専門職である私達の人事案を「本社」へ示す実力者だったようだ。

その女帝に私は一度も挨拶に行かないばかりか、さる会議でも彼女の誘いに乗らず演壇の上に上がらなかった。後刻国会で賞賛されたさる大学図書館の創設を担当したのだが、専門職として当然の仕事と思った私は無視したのだ。私が登壇しなかったため、後任の部課長も誰一人登壇しなかった。それを彼女は大勢の人の中で恥をかかされたと感じ、人事で私に報復したのだろう。彼女が人事案件の黒幕と知ったのは私が辞職後のことだ。出世出来なかったのは悔しいが、あの時魂を売らなくて本当に良かったと今でも思う。

女帝の下には私のかつての部下もいた。前身の短大出身の彼が、仕事を辞めて勉強をやり直したいと相談して来た時に、頑張れと励ましたことを思い出す。彼は学士編入して大学を卒業し、さらにはその後開設された大学院に進んで研究者となった。だが筑波大学と統合するに際し、博士号がない彼の処遇が問題になったと聞いた。その彼が今はそのキャンパスで教授になったと聞いたのは、先週の麻雀大会の時だ。彼はさらに精進して博士号を取得したのだ。かつての部下が自分の努力で現在の地位を勝ち取ったのが何とも嬉しい。

色んな思い出のある春日地区を歩いている後ろから何台ものバスが追い越して行った。どれも研究学園駅行きのマラソンバス。もっとも近いつくば駅へは路線バスと競合すると言う理由で立ち寄らないのだろうか。何と不便極まりない運用なのだろう。苦労の末に乗り込んだつくばエキスプレスの守谷駅で誰かが倒れ、治療のため2分間停車するハプニングが生じた。レースで疲労困憊したランナーだろうか。

ようやく座席に座ることが出来たのは、都内の北千住駅だった。そしてお握りを食べることが出来たのは東北新幹線の車中だった。仙台に着くまでにお茶を1本半飲んだ。よほど体内の水分が失われていたのだろう。その夜、両脚が疼いて何度か目が覚めた。久しぶりのレースは、練習不足の脚にはかなり過酷だったはず。

レースの翌朝、水が溜まっていた右足の肉刺(まめ)は、針で刺して水を出した。そして筋肉痛に耐えながらの勤務。それでもレース中の対処が良かったのか、痛みは急速に引いて行った。火曜日は早番と遅番の兼務。水曜日は宮城UMCの忘年会。レースの疲れにそれらの疲労も重なって体はとても辛かったが、再び帰宅ランを開始した。

やはり新しいインソールは指の部分が当たって痛い。それに右の方は土踏まず部分が強く擦れるようだ。このままではウルトラマラソンはとても無理。やはり修整するしかないだろう。義肢製作所は30kmほど離れた郊外の町にある。車のない私だがどうやって連絡を取るか。今日はこれから妻と雪山の上にあるホテルに泊まる予定。温泉に浸かりながらゆっくり疲れを癒し、善後策を考えてみようと思う。





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Last updated  2008.12.06 10:53:33
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