マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.01.06
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カテゴリ: ウルトラマラソン
9連休の年末年始ではずいぶん睡眠時間が取れた。このうち走れたのはたった2日間だったが、暴飲暴食をしなかったせいか体重も体脂肪率もほとんど変わらずに済んだ。これもひとえに、ウルトラランナーとして耐乏生活に慣れているせいだと思う。

「A HAPPY NEW YEAR 今年で58歳。勤めていれば定年前で第二の人生に思いを馳せる頃だ。しかし皮肉なことに、私は生死のかかった戦争の真っ只中だ。ふと少し休みたいと思う時がある。最近、少し韓国の歴史ドラマにはまっている。政権交代のたまものか、国家権力のタブーも、個々人の深い葛藤も赤裸々に描いている。学ぶこと多し!」

これは徳島勤務時代の知人であるSさんから届いた年賀状。さる書店勤めを辞し、自分で古書店を開いてからかれこれ15年になるだろうか。古本屋さんCD屋さんなどが全国チェーンで展開する中で、きっと彼の店は苦戦を強いられているのだと思う。それでも心は自由そのもの。不安と戦う中での彼の精神構造が読み取れるような気がしている。

沖縄の走友Hさんからは、NAHAマラソンを24回連続で完走した旨の年賀状が届いた。今年は25回の記念大会だから是非来いと言うが、私はその代わり11月に沖縄本島の東海岸縦断に挑戦したいと思っている。同じく沖縄のTさんはドクターストップで目下ランニングを中止している由。NAHAでの連続完走記録も23回で途切れたようで、無念さが伝わる年賀状だった。

神戸の走友Nさんは「広島長崎ピースラン」と「スパルタスロン」を昨年も走った由。そのスパルタスロンにはポーランドの双子のランナーが参加したそうだが、何と彼らは手製のリアカーを引いて、ポーランドからギリシャまで走って来たようで、年賀状にはその写真と、「二人が引いたリヤカーを見ていたら、どんな完走記を読むよりも想像が膨らみました。凄い奴らです。世界は広い。本当に広いです。」との感想が書き込まれていた。

先だってのニューギニア島の地震による津波を心配する問い合わせが気象庁に集中したと聞いた。日本へは50cmほどの波が押し寄せた程度だったが、関心の対象は「アースマラソン」中の間寛平が操縦するヨットへの影響だったようだ。それだけ多くの人が寛平の一大事業に関心を寄せ、彼のことを心配していた証だろう。

ギリシャまで走って来たポーランドの双子のランナー。そして目下海の上をヨットで揺られている寛平。彼らは胸に過ぎる不安とどう戦い、それをどう乗り越えたのだろう。いや、寛平の場合はまだ戦いの緒に就いたばかり。これからも色んな不安と戦い続けなければならない立場だ。何とか不安に打ち克って希望へとつなげ、夢を実現して欲しい。ウルトラランナーの端くれとして、切にそう願っている。





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Last updated  2009.01.06 15:39:32
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