マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.01.14
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 鉄人達の新年会 


強風に負けないよう思いっきりペダルを踏んだ途端に痙攣が。これはいけない。レース中にも起きなかった痙攣がこんなところで起きたら帰れなくなる。でも私が進むべき道は、この堤防しかないのだ。実は前回も全く同じ状況になり、慌てて堤防から降りて別の道を探しながら帰ったのだが、何度か道に迷って帰宅が遅れたことがあった。今は風に耐えてペダルを踏むのがトレーニングの一環。心にそう言い聞かせる。

レースは4時間35分余りだったが、完走出来て安心した。もし途中で足に痛みが出たり、走るのが苦しくなるようではとてもウルトラへの参加は無理。例えこんなペースでも最後まで行ければ、多分100kmを14時間以内では走れるはず。これで3月の「八丈島一周」が楽しみになった。距離は62km。果たして南の島にどんな風景が待っているか。

15kmほどの距離を1時間20分ほどかかって帰宅。家の近所まで来ると全然風が無い。ようやく風が治まったのか、それともこの辺ではさほど強い風が吹かなかったのか。急いで着替えを済ませ、荷物を片付ける。夕方6時までJunさんが泊まっている施設へ行くためだ。そしてO川さんも交え、今夜は3人で新年会の予定。

待ち合わせ場所にはずいぶん早く着いたため、テレビで大相撲観戦。話題沸騰中の朝青龍が逆転勝利して、初日を白星で飾った。6時前3人が揃い、O川さん推薦の居酒屋へ。JunさんにO川さんを紹介して早速ビールで乾杯。Junさんに会ったのは6月の「いわて銀河」以来のこと。4月の終わりから5月の初めに彼は522kmの「川の道」を完走している。私はそのお祝いも込めて乾杯をした。

3人の鉄人の話題はどうしてもウルトラマラソンが中心になる。三国峠で熊と遭遇した「川の道」の話。第2回の「いわて銀河」でも20km付近で熊がコースを横切った話。私が初めてJunさんと出会った「佐渡島一周」の話。その佐渡で夜中に走ってる途中、Junさんが女性の幽霊に会った話。「あれは単にタクシーがないから歩いていただけじゃないの」と私。彼の直ぐ後から歩いていた私も、実はその「幽霊」に遭遇しているのだ。

日頃から疑問に思っていたことを単刀直入にJunさんに訊ねた。彼の返答は私の予想した通りだった。出来れば彼の住む町にある「大湯ストーンサークル」を見たいと言うと、家の直ぐ近くでいつも走ってるところなのだとか。そうだったのか。だがそんな取り止めの無い話の後に、驚くべき言葉が彼の口から飛び出した。

何とJunさんは、今年の夏中国に赴任することが決定しているのだとか。そのため今年も何とか「川の道」に挑戦したいと彼は言う。次に私が彼に会えるのは「いわて銀河」。そしてそれがお別れだ。赴任期間は5年ぐらいの由。私はもう70歳になっている。息子ほどの年齢の彼とは、後どれくらいウルトラレースを共に出来るかなどと考えていたが、その目論見はあっさりと破れたようだ。

「中国に行ってもブログは続けますよ」。Junさんは温和な顔でそう話した。そうか。それなら互いの消息はネットで確かめられるはず。彼と知り合った「佐渡島一周」では、彼が苦しみながらレースを続ける光景を2回とも目の当たりにしている。本当に不思議な縁だった。

ぺろり居酒屋を出て、O川さん推薦のラーメン屋へ向かう。ここで私は塩ラーメンの大盛りを注文した。日中のレースで塩分を失った体に、美味なラーメンが染み渡る。最後は3人で握手をしてお別れ。Junさん、わざわざ遠くからレースと新年会に来てくれて有難う そしてO川さん、いつも変わらぬ友情を有難う

帰宅後直ぐ、ブログにこの日の簡単な報告を書いた。そしてそのまま、こたつで一寝入りしたようだ。きっとマラソンの疲れもあって、かなり酔っ払っていたのだと思う。翌日確かめるといつもとは様子が異なる文章。それもまた良し。こうして今年の初レースは無事に終了したのだった。ウィンク  <完





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Last updated  2009.01.14 17:11:53
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