マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.11.03
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カテゴリ: ウルトラマラソン
どれくらい前だったか、エコジャーニークラブから郵便が届いた。中に入っていたのは「佐渡島一周」の完走証や記録集や写真など。私は終わったレースにさほど感傷は感じない方で、せっかくもらったメダルなども捨ててしまうほど拘りはないのだが、今日は記録集を手にとってじっくりと見た。

ゴールタイムだけでなく、途中のASや仮眠所への到達時間がすべて記された記録表。どこのASまでは結構速かったのに、どこからは急にスピードが落ちたとか、自分も含め仲間や併走した何人かのランナーの状況が分かり、当時の記憶が鮮明に蘇える。苦しくもあり楽しくもあった「佐渡島一周」。それが記録集から再現されたのが、とても意外だった。

先日「東山温泉紅葉ランニング」で再会した時に、福島のA井さんが「佐渡の仮眠所で眠った7時間30分がタイムから差し引かれてなかった」と、本気で話していた。「もし記録から差し引かれないのが分かっていたら、あんなに寝るんじゃなかった」とも。A井さんのような超ベテランランナーですら、そんな誤解をしていたのが笑える。

7月のバス旅行で酒田へ行った時、豪商・本間家の出自が佐渡島だったことを初めて知った。「佐渡島一周」のコース傍には何箇所か墓地があり、「本間家」の墓標がかなり目に付いた。江戸時代、佐渡島は北前船が寄港した土地柄。本間氏の分家が日本海有数の港である酒田に進出した経緯が、何となく納得出来た。

エコジャーニークラブの封筒には、来年3月の「八丈島一周」の案内も入っていた。今年出た第1回の完走記に、「八丈島の流刑者の定員は1800人云々」と書いたが、その後の新聞記事で1800人は定員ではなく、流刑者の累計だと知った。あの時はきっと、O川さんの話をうろ覚えに聞いていたのだろう。

クール今でこそ島民1万人の島だが、産業や交通手段が限られていた時代に1800人もの犯罪者に食料を与えることが到底無理なことは、良く考えれば分かることだった。今年のレースは風速30mほどの暴風が吹き荒れる大変な状況で開催されたが、来年は穏やかな天候で景色を楽しむ余裕が生まれることを望みたい。と言っても、来年の3月は八丈島より少し近い「伊豆大島」を走る予定なのだが。

さて、レース後やレース中に出ていた「ものが二重に見える現象」だが、さる方の掲示板を見てヒントが得られた。「眼球を支える筋肉の老化に伴う疲労」がその結論。長時間の厳しいレースで眼球が激しく揺すられた際、筋肉が支え切れずに錯視をもたらすとの仮説だ。暫くして元に戻るのもこれで説明出来ると思うのだが、医学的な根拠となり得るかは分からない。

9月の初めに受けた健康診断の結果が少し前に届いた。血圧が若干高めだが、これは通院して血圧降下剤を服用しているため問題なし。「洞性徐脈」の所見も、永年の運動で心臓が鍛えられたために心拍数が少ないと言うランナー特有の症状だから、心配無用。昨年異常値が出た血糖値は、今回計測方法が変わっため問題がなかった。これで安心して「沖縄本島東海岸単独縦断走」に臨めるのが嬉しい。大笑い





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Last updated  2009.11.03 20:33:18
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