マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.05.29
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 リュックの底に「カツ丼弁当」などを隠し、2時半過ぎに家を出た。向かったのはKスタ。天気が悪くてあまり気が進まないのだけれど、ようやく手に入れた対阪神戦のチケットを無駄にするのも気が引けた。楽天が強ければ楽しいのだが、今は絶不調の時期。それにいつ雨が降ってもおかしくない空模様なので、晴々としない気分ではある。



 塀の基礎部分に腰を下ろして読書し、開場までの時間を過ごす。列が動き出したのは3時50分。でもそれは列を詰めるだけで入場開始ではなかった。4時かっきりに開場すると、並んだ人波がようやく動き出す。こうなると案外早く、4時半頃には荷物のチェックを受けて入場出来た。ここからが勝負で、レフト自由席へと猛ダッシュ。座れるかどうかで今夜の疲労度が違うのだ。

 幸いジャンボスタンドの壁際前列が空いていた。そこに荷物を置いて、先ずトイレへ。そして再び読書。試合開始まで1時間半ほどあるし、フィールドでは阪神タイガースの打撃練習中。そのうち読書にも飽いて、ペットボトルの焼酎を飲み始める。つまみも幾つか隠していた。本来は球場内で購入するのがルールだが、真面目に守っていたらお金が幾らあっても足らなくなってしまう。幾つかのセレモニーの後で、ソプラノ歌手による国歌斉唱。

 試合は塩見の立ち上がりを捉えて阪神が先行。それに反して楽天は5回までヒット2本の貧打。なかなか攻略出来なかった能見を楽天が捕えたのは6回裏。フォアボールで出たランナー2人を、内村が鮮やかなセンター前ヒットでホームに迎え入れた。これで2対1の逆転に成功。だが、その喜びも束の間で、7回表にはブラゼルのホームランでたちまち同点に。

 雨は弱かったものの、試合開始後からずっと降り続いていた。頭から楽天カラーのポンチョは被っていたが、足と腰はびしょ濡れだった。その後は両チームとも攻め手を欠いて無得点、ついに延長戦に突入した。10回表阪神は0点のまま。これに対して楽天はヒットのランナーをバントで2塁に進め、横川のレフトオーバーでついに決着を付けた。3対2のサヨナラ勝ち。雨に濡れながら応援した甲斐があったと言うもの。

 応援の見事さでは阪神に負けた楽天だが、最後の最後にその阪神を突き放した。雨天に響く楽天球団歌。そして選手とファンが一体となった万歳三唱。久しぶりの勝利に酔った瞬間だった。帰路、雨に濡れながらもペダルを漕ぐ足取りは軽かった。そして今日もまた阪神との雨中戦。残念ながら金本の逆転2ランで今日は敗戦を喫した楽天。これで再び借金5。なかなか調子が上がらないのが悔しい。

 さて、凶暴な台風2号は温帯性低気圧へと変身した。だが、梅雨前線の働きは活発で、東北も近く梅雨入りになるだろう。ジメジメして鬱陶しい季節だが、エース岩隈やラズナーの復帰、打棒の復活でスカッとした勝ち方が出来る日の到来を、ファンは楽しみに待っている。頑張れ東北!!頑張れ楽天イーグルス!!





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Last updated  2011.05.29 17:26:24
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