マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.01.20
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カテゴリ: 健康
 遠い道 

昨年9月「秋田内陸」の45km地点でリタイアした時、「100kmレースはこれが最後かも」と覚悟した。事実翌月の「伊南川ウルトラ遠足」は体調不良で、スタートラインに立つことすら出来なかった。それでも参加出来た場合の作戦だけは考えていた。何とかゆっくり前半の50kmを走り、後はそこから路線バスに乗って帰ることだった。

今回は42.195kmの遠さを感じていた。足の痛みは取り敢えず治まったものの、不整脈による息苦しさがさらに増したからだ。この体調でフルを完走するのは無理だが、何とか「勝田」に参加する方法を考えていた。結論は30kmで止めること。そこに収容バスが待機していることが分かったからだ。そこからバスでゴールまで帰れば、一緒に行く仲間にさほど迷惑をかけずに済むかも知れない。

その2週間後の「いわきサンシャイン」は、「勝田」後の体調をみて出場を決め、もし大丈夫なら25km地点まで走る積りだった。そこに荷物が届いているからだ。東日本大震災の被害と、どれだけ復興したかを自分の目で確かめるため、何としてでも行きたかった「いわき」。交通手段は高速バス。ビジネスホテルはほとんどネット予約が不可能な状態だったが、ツーリストを通じれば何とかなると考えていた。

入院と手術の期日が決まったため、2つのレースへの参加は最終的に諦めた。寒い時期のレースで、体力的にも自信がなかったため、不参加で良かったのだと思う。「勝田」まで同乗させてもらう予定だったM仙人には、断りの電話を入れた。仙人の話によれば、走友会からの参加者は他にいない由。震災後、常磐線が寸断されているのも大きな理由だと思う。

入院を前に、病院から渡された書類を確認し準備を始めている。資料によれば、心房細動(不整脈)による影響としては、1)動悸 2)胸の違和感 3)胸痛 4)咳 5)呼吸困難 6)疲労感などが出るようだが、人によっては無症状のこともあるようだ。私も当初は自覚症状がなく、練習でも80kmほど走れたのだが、今では睡眠時に息苦しいことがあるほど悪化している。

また手術に伴う併発の可能性については、1)出血、皮下血腫 2)血管損傷 3)感染症 4)重症不整脈の誘発 5)血栓塞栓症 6)気胸、血胸 7)心穿孔 8)心筋梗塞 など16もの重篤な症状が列記されており、手術を受けるのが怖くなるほどだ。手術後に片方の視力が無くなった人が近所にいるが、私の担当のO先生が執刀したのでは無いようだ。

手術を始めとする医療行為に関しては、全面的に信じ委ねるしかないのが患者の立場。そして入院の日までより良い体調を保つのが、患者の使命だと思う。体力の減退や記憶力の後退は、老化には付き物の現象だし、歳を取ればいつも良好な体調ばかりではいられなくなる。47年ぶりの今回の入院は自分の「老い」を認識すると共に、老後の健康を考える良い機会なのかも知れない。





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Last updated  2012.01.20 17:42:41
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