マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.02.16
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カテゴリ: 健康
 ああ不整脈 

昨年の5月末にK内科で指摘された私の不整脈だが、その端緒は4年前の健康診断時ではなかったかと思う。その年、私は7月半ばから10月半ばまでかなり激しい肉体労働をやった。ビルの解体作業に先立ち、機密文書を全て裁断する仕事だった。1個30kgもある段ボール箱を大型の裁断機まで持ち上げ、中の資料を裁断するのがその内容。

クリップ、輪ゴム、ファイル、プラスチックや金属部分などの不用品を、丹念に資料から取り除きながらの面倒な作業。汗が流れっ放しの猛暑、物凄い重量、粉じん、騒音、時々室内に紛れ込む排気ガス。そんな室内での長時間残業。補助者が良くさぼる人だったため、パートの私に大きな負担がかかった。私の責任感がそうさせたのだろうけど。

ビルを解体する日が迫っているため、残業に次ぐ残業。あの重労働が私を疲労困憊状態に陥れた。そんな中で8月初旬に参加した「薬莱山とお足マラニック」では、ランの途中に体調に異変が生じ、ゴール後の温泉では深刻な痙攣に襲われた。8月末の「立山登山マラニック」も同じような体調で臨み、難関の八郎坂で20回ほどふらつき、うち8回は山道に倒れた。今考えれば自分への過信があったと言わざるを得ない。

あの無理が心臓を傷めるきっかけになったと思う。その年の健康診断で心電図を撮ったが、明確な異常は出なかった。ただ、医師が「どうもおかしいな」と首をひねっていたのを覚えている。問題は昨年の大震災後だ。妻の異常な不安が私の精神状態にも影響した。正確に言えばかなり強いストレスが私の心臓に衝撃を与えた。

さて不整脈にも色々あるようで、ほとんど症状が出ない軽いものから、不整脈が持続し常に心臓がバクバク状態のものまで「ピンキリ」だ。私の場合は薬では不整脈を抑えることが出来ず、却って強い副作用が出た。このためドイツで最新の技術を習得した医師がいる専門病院での手術を勧められた訳だ。

正常な脈拍時とは異なる「異常な信号」が不整脈の原因で、この信号の回数が多いほど心臓に負担をかける。私の場合は就寝中も動悸が激しいことがあった。こうなると心臓は休めないために、強い疲労感を残す。これを解決するためには「異常な信号」を発信する個所を突きとめ、高電圧で焼き切る「高周波カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)」を行うのが今回の手術だ。

ただ手術が1度で終わるとは限らない。異常な信号が2か所から出ていれば2度の手術、3か所あれば3回の手術を要する。20~40%の人が、複数回の手術を受けるのが実態のようだ。また「手術に伴う合併症」が出る危険性もあり、患者は医師から事前に説明を受け、同意書に署名する「決まり」になっている。

私には医療事故に伴う裁判に備えての「抜け道」のようにも感じた。可能性のある合併症として心筋梗塞など重篤な疾病が15種ほど示されているが、患者は全面的に医師に身を委ねるしかない弱い立場。ここまで来て署名を拒むのは困難だ。手術室に向かうため薬を2錠飲み、ストレッチャー(寝台車)に身を横たえる。きっと今夜は長い夜になるのだろう。<続く>





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Last updated  2012.02.16 15:58:57
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