マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.04.03
XML


 それに引き換え、我が東北楽天の応援歌は概して暗い。語尾が不明瞭だから、何を言ってるのか分からない。球場内のほとんどが楽天ファンのはずなのに、応援がバラバラで烏合の衆状態。個人応援歌のテンポが悪く、フェルナンデスの応援歌は昔の方が良かった。そして怪我をしたのか、松井、岩本、草野、高須など主力選手の姿がないのが淋しい。

 チーム力の差は応援にも現れている。ロッテの整然とした応援は見事の一語。タオルを振り、チャンスには例のジャンプ。楽天がようやく1点をもぎ取ったのは内野ゴロの間のもの。そしてチャンステーマを歌ったのはたった1回だけだった。試合内容を示すかのように暗い空。いよいよ前線の通過だ。

 黒雲が球場の真上を過る。寒気が凄い。多分気温は5度くらいのはずで、とても野球をするような天気ではない。おまけに雨か雪か分からないものがぱらつき、寒さに震える。7回裏、ようやくジェット風船の出番。この時は楽天の球団歌に合わせてえんじ色の風船を飛ばすのだが、その風船がどうしても膨らますことが出来ない。我ながらこれには驚いた。

 不整脈の手術を受け、わずか2か月ほど走らなかっただけで肺活量がすっかり落ちてしまったのだ。ランニングを休めば足の筋肉は衰えるのは知っていたが、まさか心肺機能がここまで低下するとは。悲しいのを通り越して笑うしかなく、風船をリュックに戻した。8回裏、銀次のタイムリーでようやく1点追加。この日のヒットはわずか4本に留まった。

 結局楽天はこの日も2対4で負け、3連敗を喫した。当然試合後の白いジェット風船は飛ばせないまま。東北人は感情を表わすのがなかなか出来ないのだが、楽天ファンの落胆と憤りは大きかったと思う。星野監督の怒った顔が目に浮かぶようだ。それに反して喜び歌う1塁側のロッテファン。敵地での開幕3連勝は55年ぶりの快挙だったとか。

 冷え切った体で家路に着く。今年初めて本拠地で開幕を迎えたと言うのに、最悪の出だし。何と言ってもエースの田中で初戦を落としたのが大きい。大久保打撃コーチの指導で打撃は良くなったのに、キャンプでの練習が足らなかったのか。それともやはり選手層の薄さがもろに出たのか。今後の巻き返しを期待したいが、前途の厳しさを痛感した初観戦だった。

 さてKスタでは、今日から好調のソフトバンクを迎えての3連戦。この時期のデーゲームで、果たしてどれくらいのお客様が入場するのだろう。きっと球場内では閑古鳥が鳴いているのではないか。今日の先発は昨年惜しくも新人賞を逃した塩見。何とか白星を挙げて、弾みをつけて欲しいと願う。頼んだぞ塩見。頑張れ塩見~!!そして、甲子園での決勝はどうなる?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.04.03 12:42:17
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: