マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.09.12
XML
カテゴリ: 人生論



   目立たぬように はしゃがぬように

   似合わぬことは無理をせず

   人の心を見つめつづける

   時代おくれの男になりたい

 私の場合は別に「なりたい」わけじゃないのに、結果的に時代に取り残されているようだ。フェイスブック、スマートフォン、携帯電話、デジカメ、プリンター、車の免許。今時はフツーに持っているそれらを一切持っていない。唯一持っていた「原付」の免許も、今年返上した。もう15年以上乗っておらず、特に不便を感じなかったのだ。

 私のブログも同様で、1枚の写真すら載っていない淋しいもの。ただし、文章だけはやけに長い。これは私がメカに弱いのが原因。そのうち覚えたいと思ってはいるが、それよりも文章を書くのが好きなので、自分では不便とも思わない。いわゆる「アナログ人間」の典型なのだろう。ブログのテーマだってアクセス数が増えるよう、「ジャンルクチコミテーマ」などを選べば良いのだろうが、その使い方も知らないままだ。

 大方の「ポイント」にも無関係。仕事柄、良く飛行機を利用していた頃は「マイル」を貯めず、その後折角貯めたマイルも使い方が分からず無効になった。チェーン薬局、リカーショップ、コンビニなどのカードもあるが、金額が少ないのでポイントが生かされたことはない。役立っているポイントカードは、映画館と床屋くらい。それらは回転が早いために結構ポイントが溜まり、時々「タダ」になるのが嬉しい。

 ある走友に、「携帯があると便利だよ」と言われたが、経費がかかるため妻が持たせてくれない。まだ仕事をしている妻は簡単な機能のものを持っているが、私はパソコンのみ。それも極端にメカに弱いため、プリンターはない。まさに「時代遅れ」そのものだが、私自身は特に困っていない。車の代わりには愛用のマウンテンバイクがあるし、旅行したければ安いバスツアーでも十分。

 最後の職場を辞める時に、OBが加入する「後援会」へは入らなかった。その職場で冷遇されたのが理由だ。「業界」のニュースはテレビや新聞で十分。いや、最近ではそれすらさほど活用せず、パソコンでニュースをチェックすることが多くなった。いずれは自分の葬式を出すことになるが、妻には「家族葬」で良いと伝えてある。いくら金をかけても本人は分からないしね。

 私は転勤族だったため地元の知り合いは少なく、親せき付き合いも兄夫婦に任せたままだった。長年のそんな習慣が、気楽で良くなったのだ。幸いにして私には、ランニング、読書、日本史研究、家庭菜園、自転車、映画、プロ野球の応援、美術鑑賞などの趣味がある。そしてたまには妻と一緒に旅行する。これで老後は十分。他に何を望むことがあるだろう。

 欲を言えば切りがない。次から次へと欲しいものが増えるだけ。だが、私は健康な体と判断力さえあれば、後は何とかなると思っている。世の中、期待し過ぎると裏切られた時のショックが大きい。だからほどほどの期待で良いのだ。自分へも、他人へも。さて、今日も一日が始まる。愛犬と散歩にでも出かけようか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.09.12 09:14:52
コメント(8) | コメントを書く
[人生論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: