マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.10.15
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カテゴリ: ランニング全般
一昨日の夜「日本アルプス大縦断」という番組を観た。8月に行われたTJAR(トランスジャパン・アルプスレース)の総集編だった。富山県の早月川河口から静岡県の大浜海岸まで走る415kmのレースだが、普通の道路ではなく日本アルプスを縦断すると言う物凄いコース。これを1週間で走破する。



 天候が急変し、北アルプスで早くも4人の選手が脱落する。だがトップの望月選手(34歳、静岡県、消防士)は24時間で、既に槍ヶ岳付近まで到達。ほとんど眠っていないのだ。私は山に疎いので知らないが、剣岳から槍ヶ岳まで行くにも、2500mから3000mクラスの山を10座は登るだろう。彼が先を急ぐのは5日以内に走破して新記録を作るためとか。

 2位グループは3人。このうち阪田選手は32歳の無職で三重県出身。3人一緒だと、コースを間違う心配は少ない。寝ないで先を急ぐ望月選手に対し、阪田選手達は要所で睡眠を取り、最後に逆転をねらう作戦だ。6位になった北野選手(45歳、長野県、地方公務員)は甲状腺がんで入院していた人。それを不屈の精神で跳ねのけ、困難なレースへ挑戦したのだ。

 中央アルプスは駒ケ岳(2956m)から空木岳(2864m)までの縦走。ここは長野マラソンのコースである千曲川の堤防上からも良く見える。空木岳から駒ケ根に下り、仙丈ケ岳(3033m)から茶臼岳(2600m)までの南アルプスを経て駿河湾に至る。望月選手の新記録は達成出来なかったものの最小限の睡眠時間で、最後までトップは譲らなかった。

 阪田選手は健闘して2位となり、がんを克服した北野選手は2人の小さなお子さんと一緒に6位でゴールした。28人中ゴールまで来れた選手は18人。それでも凄いと思う。岩崎選手(45歳 京都府 会社員)は最後のチェックポイントを通過したものの途中で時間切れ。それでもゴールへ向かう。登山の経験やトレイルランの経験が求められる過酷なレースの実態を知って驚いた。

 「トランスヨーロッパ」(4176km)は昨日が第57ステージ。目下走ってるコースはスペインアンダルシア地方の山中で、アップダウンが厳しいようだ。この日まで残った日本人選手は10名。Sパパは2週間前から膝痛で苦しんでいるようだが、時速7kmで走れていると雲峰さん宛ての葉書に書いてあった。だが、公式HPによればタイムが徐々に落ちているようで心配。

 毎日最後尾でゴールする旅がらすさんのブログによれば、コースの周囲はオリーブ畑が続いている由。ゴールまで残り7日。今日からはかなり距離が短くなる日が多いとのこと。脱落した8人の日本人選手も元気で、ステージランナー(正式ではなくその日ごとの)として全員走っている由。スペイン最南端、地中海のゴールまでもう少し。最後まで頑張って欲しいものだ。

 私は昨日23kmを走った。山の上では足がヘロヘロ状態。先日の18km走では比較的楽に走れたと感じたのだが、半年間満足に走れなかったことで失った筋力を取り戻すのは容易ではない。この日も吹きつける秋風が気持ち良かった。3時間ちょっとかかって帰宅すると、体重が2kgほど減っている。それだけエネルギーを使い、それだけ汗をかいているのだ。

 手術した心臓の調子は悪くない。スピードが出ないため、さほど負担をかけていないはず。それよりも心配なのが足。整形外科のドクターにはランニングを止めて、自転車に変えるよう勧告されている。長年のランニングで偏平足がさらに変形し、筋膜炎や腱鞘炎を引き起こすのだ。それを防ぐために、ランニングシューズに医療用インソールを装着し、痛みが出ないか注意している。

 今は筋力回復を目指すと同時に、老化と戦っている感じが強い。1年以上レースから遠ざかり、走友会の仲間や、ウルトラマラソン仲間の活躍ぶりをネットで確認する現状だが、焦りはない。友は友。自分は自分。この状況を克服するのが自分に課せられた課題で、これをクリヤーしない限り前進はない。相変わらずのノロノロランでも、走れるだけで嬉しい。今日も朝焼けがきれい。健康に感謝だ。





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Last updated  2012.10.15 13:05:08
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