マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.11.21
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カテゴリ: ランニング全般
 北風が冷たい季節になると、走るのが辛くなる。パートの肉体労働をして時の「帰宅ラン」はまだ良かった。距離が短く、風をまともに受ける方向ではなかったからだ。雪は少ない仙台だが、冬の季節の風は相当強いものがある。着込めば良いのだろうが、汗かきの私は厚着だと大変。暑過ぎて長い距離が走れなくなってしまうからだ。

 先日来6回ほど名取川に架かる太白大橋を通るコースを走った。鮭の遡上を観るためだったが、鮭の姿を確認出来たのはそのうち4回だけ。それも2匹、4匹、2匹、2匹と、いつもの年より大幅に減っていた。今年は海水温が高く、鮭が故郷の川へ戻って来れないのだ。そのうちに繁殖の機会を失ってしまうのだろう。北海道はともかく、東北での鮭の水揚げがとても少ないようだ。

 先週の木曜日、私は西の方へ向かって走った。最初は12km先の温泉まで走り、共同浴場に入ってバスで帰ることを考えていた。だが、たかだか12km走ってバスで帰るのは勿体ない。そう思い直して、往復とも走ることにした。もちろんそれだと温泉には入れないのだが、練習のためなので諦めるしかない。

 この日も風の強い日だった。半袖シャツとハーフタイツで走り出したものの、腕が冷たく感じる。手袋をしていたのでまだ救われたが、これで最後まで走り通せるか不安になった。比較的平坦な国道に出ず、山道を走る。太白山裏の林道だ。ここを走るのも久しぶり。きっと2年以上は走ってないはず。死んだ愛犬マックスとザル川の上流を探検したことを思い出しながら、山道を登る。

 結構な勾配だ。それも時々砂利道になる。人も車もほとんど通らない淋しい道を、息を弾ませて登って行く。登山道との分岐点から梨野へ出、そこから茂庭台の団地に入る。ここを走ったのは多分9年ほど前。すっかり記憶が薄れているが、相当広い団地で戸惑った。ここも居住者の高齢化が進み、過疎になりつつあるらしい。それでもコンビニやスーパーを見つけて、ホッとした。

 団地内を走ったことで結構遠回りをしたようだ。国道を真っすぐ往復すれば24kmだが、これだと30kmは越えるだろう。果たしてどこまで走れるか。寒いなりに汗はかくが、水を飲むほどではない。ようやく団地から県道へ出、国道まで下る。ここは途中から歩道がなくなる。車の通行量が多くて危険なため小さな集落を通る道を迂回。初めて通る道だ。

 茂庭の中心地には入らず、国道沿いに西に向かう。相変わらず風は強いが走っているうちは寒さに耐えられる。国道286号と別れ、秋保温泉への県道を進む。ここも歩道がない割に車の多い個所。そのため目立つように、黄色いシャツを着ていた。それに手袋が赤だから運転手からも良く分かるはず。時々道路から離れて茂みに入る。寒いためにオシッコが何度も出るのだ。

 温泉へは向かわずに直進。最奥部の元湯から吊橋を渡って温泉街へ。左へ曲がるとここからが帰路。湯神社と幾つかの老舗旅館を過ぎて、とあるスーパーへ入る。ここは美味しい「おはぎ」を売ってるので有名。評判を聞きつけた温泉客が、30人ほど店内にいた。買い物籠の中にはたくさんのおはぎ。アンコ、ゴマ、ずんだの3種。「ずんだ」は枝豆を潰した仙台周辺の名物だ。

 私はアンコのおはぎ2個入りのパックを買った。値段は210円。これが入った袋を持って近くのビジターセンターまで走る。暖かい室内で食べようとしたのだが、平日のためか休憩室が開いてない。仕方なく風に吹かれながら、外の椅子に座って2個のおはぎを食べた。目の前の峡谷は紅葉の盛り。でもちょっと寒過ぎなのが難点。

 ほど良い甘さのおはぎを食べて元気を回復し、再び走り出す。帰りは風が逆向きなので助かる。茂庭の集落を通過し、途中から国道286号の旧道に入る。寒さに耐えた4時間27分の旅。最後はヨレヨレのランだった。ジョギングシュミレーターで測ったら、距離は31km。まあ練習にはなったと思う。そのうちランニング後に温泉に入りたいと思うのだが、果たしていつになるか。≪結局この日は、2個のおはぎが昼食でした。





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Last updated  2012.11.21 05:23:02
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