マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.04.06
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カテゴリ: ランニング全般


 彼が陣取った丸墓山古墳は、直径が105m、高さが18.9mもある日本一巨大な円墳。さらにその傍には115文字の金象嵌鉄剣(国宝指定)が出土した稲荷山古墳(前方後円墳)がある。埼玉(さきたま)古墳群は今でも大小10以上残る日本有数の古墳群なのだ。コースはその古墳群を見ながら走れる考古学ファン垂涎の地。レースに申し込まない手はない。

 出場を決めたのは良いが、私には不安があった。昨年2度不整脈の手術を受け、ランニングの練習開始は8月。それもトボトボと歩くような走りしか出来なかった。だが、近年のマラソンブームもあって、申し込み者がかなり殺到する。だからレースまで体力と走力が回復するかどうか不明のまま、エントリーすることになるのだ。

 1月の「寅さん詣で」(東京)は制限が7時間と長く、何とかゆっくり44kmを走れた。2月のフルマラソン「いわきサンシャイン」(福島、6時間)は無理せず30km地点でリタイヤしたが、どちらもレース後に強い疲労感が残った。距離が短いハーフは一見楽そうだが、制限時間が短いため却ってきつい。スタート時のロスタイムを考慮すると、2時間30分ならキロ7分ペースで走っても遅いくらい。ところが私の練習速度はキロ8分ペース。

 昨年12月に滋賀県であった悪友達との麻雀大会の時に、埼玉に住む後輩K君にレースのことを話した。「自分の家に泊ったら」とあっさり言ってくれた彼。本当はホテルの方が気楽なのだが、たまには人のお世話になるのも良いかも知れない。それに古墳見学には彼の愛車が好都合。そんなことで、すっかり楽しみにしていた今回のレースだった。

 だが、ニュースでは「不要な外出は控えてください」との注意。それで昨日の朝、行田市の担当部局に電話してみた。返事は「開催に向けて目下準備中」。K君にも電話でそのことを連絡した。それが夕方になって行田市から中止の電話。やはり開催は危険と判断したのだろう。風速30kmの暴風雨の中でのレースも経験しているが、帰りの電車が動くかどうか分からない様では困るのだ。止むなく「今回は見合わす」とK君に断りをした私だった。

 これまでも電車に乗って会場に行ったら、レースは既に前週終わっていたことがある。開催日が前年より1週間早かったことに全く気づかなかったのだ。34年も走っていれば、中にはそんな「幻のレース」もある。拘りがないため完走メダルなどはほとんど捨てる私だが、残っている記念品を幾つか紹介しよう。なお、参加賞のTシャツは35枚以上タンスの中で出番を待っている。


完走メダル NAHAと伊豆大島.jpg


 上の4個は「NAHAマラソン」(フル、沖縄)で、琉球ガラス製。下のメダルは「伊豆大島ウルトラ」(100km、東京)で、新島産のガラス製。これらはきれいなので記念品として残している。


和歌山城ー高野山往復.jpg


 「和歌山城ー高野山往復ウルトラ」(110km、和歌山)でもらった根来塗の漆器のお盆。


立山(1).jpg


 「立山登山マラニック」(65km高低差3003m、富山)でもらった帽子とバンダナ



立山手ぬぐい.jpg


       同じく「立山」の日本手拭(デザインが実に秀逸ですね)


仙台ハーフ.jpg


 「仙台国際ハーフ」のナップザック。手術直後の体調不良で出走出来ず、参加賞のみいただく。まだ実際に走ってないこの大会も、私にとっては幻のレースで、今年の5月に再挑戦する予定。


四万十川、佐渡島、八丈島の小石.jpg


 レース中に拾った小石。左の2個は「八丈島一周」(66km、東京)の火山性軽石。中央は「佐渡島一周」(206km、新潟)の名産赤石。右の2個は「四万十川ウルトラ」(100km、高知)での記念品。





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Last updated  2013.04.06 08:49:23
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