マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2014.10.20
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カテゴリ: ランニング全般
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 「山の遭難保険の期限が切れるが、更新しないことにした」。昨日読んだブログにそう書かれていた。こよなく山を愛する岩手のニッパさんは、私より数歳年上のはず。そう書かざるを得なかった彼の気持ちが、私には痛いほど良く分かる。歳を取り、なかなか治らない怪我。そして幾つかの病気で時々入院する日々。思うように動かない体に、つい弱音が出るのだと思う。


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 それは私も全く同様だ。来年はレースはとても無理で、せいぜい家の近辺を練習で走るくらいではないか。悲しいが、それが私の現実だ。かつて私は「NAHAマラソン」の最高年齢完走記録を破ろうと、本気になって考えていた。67歳の私はまだフルマラソンを4時間15分で走る力があった。当時の記録は76歳、そして同マラソンの制限は6時間15分。だから10年間で2時間遅れるほどの体力を維持さえすれば、簡単に実現すると思ったのだ。


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 だが、東日本大震災が未曽有の災害を引き起こしたあの年、私の体に異常が起きた。思いもよらかなった不整脈だ。薬による治療は激しい副作用で断念。翌年は専門の病院に入院して手術を受けた。だが、2度の手術でも治らず、先月は3度目の入院で心臓へ電気ショックを与えた。それでも新型のものが姿を変えて再び現れ出た不整脈。そのことも含めて、通院しているM内科へ先日報告に行った。


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 ドクターは大変驚いていた。心電図を観た彼の表情が暗い。早速新しい薬を試すことになった。血栓予防のため、「血液サラサラ」の薬も飲む必要があるとのこと。それにしても手術や処置を受ける度に、新型の不整脈が現れると言う厳しい現実。新しい薬の作用は強く、「だるさ」や「胃のもたれ」もある由。無理やり薬で発症を抑え込むのだから、何らかの副作用が出るのは当然とドクター。取りあえず1週間はこのまま様子を見ることになった。


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 M内科へ行ったのはK病院での入院治療記録を届けるためだが、数日後に迫った久米島マラソンへの備えでもあった。26度の気温の中での42.195kmは、今の私にとっては地獄のような厳しさ。そしてそれが私の最後のレースになるはずだ。もちろん数ヶ月前のエントリー時には、完走出来る自信があるから申し込む。だがレース当日の体調が確約出来ないのが私の現実だ。


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 私は今回以下の目標を立てた。1.まずレース当日まで生きていること。2.当日はレースのある地(沖縄県久米島)にいること。3.当日スタートラインに立つこと。4.レース当日はコースを走れるか、また歩けるかの体調にあること。5.時間内完走が無理だと判断したら、途中リタイア出来る心の余裕があること。6.しかし、最後までゴールを目指す強い精神力も同時に備えていること。


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 冗談だと思うかも知れないが、私は真剣そのもの。当日スタートラインに立つまでには色んな障害がある。例えば自分の体調であり、家族の反対であり、台風などの気象条件であり、思わぬ突発事故などだ。それに今回はまだドクターから最終的なゴーサインが出ていない。だが走るのが無理なら途中まで歩けば良いし、それすら無理な場合は観光に切り替えれば済む話。今回は私の古稀記念レースでありお祝いの旅。リスクを背負う覚悟も出来ている積りだ。


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 幸いにして台風の襲来はなさそう。残るのは自分の体調だけ。だが、それが一番の問題だろう。久米島の大会本部からゼッケンナンバー通知も届いたし、ツーリストからはチケットも届いた。多分スタートラインには何とか立てると思うが、心配な点もある。今私を苦しめているのは、強い薬の副作用。血液サラサラの薬は飲んでいない。今日は歯科で歯周ポケットから歯石を取る処置を受ける。その際血が止まらないと困るためだ。


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 それにしても良くここまで来れたものだ。先月の大阪への家族旅行前。あの時は到底旅行するのは無理と思うほど体調は最悪だった。K病院で受けた治療のお陰で、その後も妻と長野、群馬、埼玉、東京へ旅行出来たし、今回久米島へも行けそう。だが、来年は選択の幅がグッと狭まるのは確実。それだけ老化による体力低下が著しく、体調も良くないからだ。そんな自分に出来ることは何だろう。


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 レースへの参加は言うに及ばず、所属する走友会とウルトラマラソン仲間との行事参加も厳しくなるはず。それでも何とか走り続けたいし、ランニングとの関係は保ちたい。それを見つけるのが来年の課題になるのではないか。面白きかな人生。愉快なり人生。35年間走ったことで、私の人生は実に充実したものだった。そしてヨレヨレになりながらも、自分の足で少しでも前進したいと願っている。


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 走友のT田氏が、先日写真を送ってくれた。「えちごくびき野」100kmレース参加時のものだ。もうウルトラマラソンが無理な私にとっては何の役にも立たないが、チャレンジする走友達の姿に感動することだけは出来る。引退間際の老ランナーが今後出来ることは何だろう。それが最後の宿題。

 ありがとう走友達。ありがとう私の家族。そして35年も走り続けられたことに、心から感謝したい私だ。





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Last updated  2014.10.20 08:50:07
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