マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.05.03
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テーマ: 離婚(243)
カテゴリ: 人生論
<前妻の疑惑>



 初
めに断っておくが、このシリーズは書きたくて書いてる訳ではない。自分としては止むにやまれぬ気持ちで書いているだけ。それにこれは前妻の悪口を書く場ではない。ただ自分の身に起きたことを、自分の認識に従って綴っている。また、このシリーズはブログ友に見せるためでもなく、意見を求めるものでもない。読むだけでコメントしたくないこともあるだろう。読者の同情を買うためでもないのは当然だ。

 本当は子供には読んで欲しい気持ちが強い。何故なら私は前妻との離婚に関して、子供には本心を伝えていないからだ。だが、50年近い結婚生活でも理解し合えなかった夫婦の問題が、簡単に子供が理解出来るようにも思えない。それに夫には夫の言い分があるように、妻には妻の言い分があるだろう。そんなことで、このシリーズはまだ暫く続きそうだ。




 私の31年間で11か所に亘る転勤生活はかなり厳しく、家族の生活にも大きく影響したと思う。各地の文化や暮らし方、人情、言葉、教育的環境などは様々であり、子供たちの成長とも相まって、最後まで一緒に暮らすことは無理だった。最後は学校の問題や就職の問題が関係したためだ。


 41年間の前職のうち21年間は、創設関係の仕事だった。それも異なる県の3か所でだ。そんな経験をした者はほとんどいない。自分の非力なこともあって、その苦しみは想像以上だった。また家族には相当迷惑をかけたと思う。子供たちの成長期、そして反抗期に遭遇した前妻の苦労は並大抵ではなかったと思うし、そのことに関しては今も感謝している。




 さて、話を前に戻そう。最初の調停後、前妻の行動に大きな変化があった。ある時、食器戸棚にあると聞いた封筒を捜したのだが、見つからなかった。封筒にはお金が入っており、それで新聞代を支払って欲しいと私は聞いていた。だが、どこにもないのだ。帰宅した彼女にそのことを伝えると、意外な言葉が彼女の口から飛び出した。「お父さんが盗ったんでしょ!!」。




 そんな訳はない。第一その中に幾らお金が入っていたのかも知らないのだ。だが、彼女の疑いは晴れなかった。私は管轄の警察署の番号を調べ、彼女にこう言った。「疑うんだったら警察に調べてもらったら」。その話はそれで打ち切りになると思ったのだが、彼女はその「事件」を友人に教えたようだ。後日その友人に確認したら、旅行中の車内で往復ともずっとその話をしていたそうだ。




 今回の調停中も彼女が私に尋ねて来た。「お父さん、私の通帳知らない?」。もちろん知る由もない。疑い深い彼女は通帳の在処を時折変更して、その場所を忘れてしまうのだろう。もちろん私はお金を盗ったこともないし、彼女が幾ら蓄えているのかも知らない。

 あれは14年前のこと。四国の長女を訪ねた時、彼女にこう言われた。「お父さんは沖縄に好きな人がいるんだって?お母さんは2千万円渡して別れ、お父さんは沖縄の女に騙されて帰って来るけど、絶対許してやらないとお母さんが言ってたよ」。




 もちろんそんな事実はない。実は、私が管理職として赴任した最初の土地が沖縄だった。そこで上司に散々虐められ、橋から飛び降りて死のうとしたことがあった。だが職場の「走ろう会」の存在が私を救い、命を繋ぐことが出来た。だから私は今でも沖縄が大好き。ところで沖縄の女性と言えば、いつも饅頭を1個おまけしてくれる市場のオバーがいるが、私よりもかなり年上の人だ。大笑い




 前妻の被害妄想は性格から来るのだろう。それが加齢と共に酷くなった感がある。まだ自分の心の中に留まっているうちは良いが、それが「事実」として人に伝わると誤解が生じる。それに、生活を一緒にしていないと嘘か本当かを確かめるのは不可能だ。私はこんな風に「疑惑の人」に仕立て上げられて行ったように思う。<続く>

 (チュウ) 心無いコメントは即刻削除することがありますので、ごチュウいを!!





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Last updated  2017.05.03 04:30:04
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