マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2019.04.11
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カテゴリ: 写真
~お宝鑑定団は行く~



 2月に旅した秋田の冬のお祭り。最後に残ったのが今回の写真だ。大仙市大曲の造り酒屋。その蔵の中にあったものを紹介したい。



 最初に目に飛び込んで来たのがこの兜(かぶと)。ひょっとしてここのご先祖様は武士だったのか。



 それとも単なる道楽で集めた骨とう品なのか。それにしても堂々たる甲冑(かっちゅう)だ。



    一応太刀も一振りだけはあったのだがこれだけで判断は出来ない。





     立派な仏画も三幅壁にかかってあった。きっと信心深いご先祖だったのだろう。







 実に見事な簪(かんざし)と笄(こうがい)だった。いずれも嫁入りした際のものの由。



     ご祝儀用の酒樽(左)など。



           かつての当家の婚礼の様子



      持ち運ぶための道具類。



       古い絵皿。



      蒔絵(まきえ)を施された漆器。
 後ろの壁にご注目。もし賊が蔵の土塀を破っても、人が中に入れないよう柱の間隔を狭くしてある由。それだけ価値のあるものがこの蔵に収蔵されていたと言うことだろう。



 これらはすべて書道用の水差し。硯(すずり)で墨(すみ)を擦る際に用いた。(以下同様)



    ご先祖様はかなりの書道好きで、道具にも凝っていたようだ。



 どんな雪深い田舎にも、美術品を愛した名家があったのだ。日本文化の深さを思い知る。

 「秋田・雪の国へ」(16回)、「旅と美」(2回)、「いろんなもの いろんなかたち」(2回)、「盛岡の酒蔵」(1回)そして今回と合わせて22回に亘った<秋田の雪祭り>の紹介を終わります。いずれ「秋田の歴史と人物」について記したいと考えています。長期間のご愛読を心から感謝いたします。





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Last updated  2019.04.11 00:00:30
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